JP3206654U - トイレットペーパー用ホルダー - Google Patents

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Abstract

【課題】切断後のペーパー先端部が自動的に押し出され、さらに切断後のペーパー先端部が山形状となり、掴み易くなるトイレットペーパー用ホルダーを提供する。【解決手段】ホルダー1にペーパー11を保持する軸3を設け、ホルダーの上部左右に上蓋用軸2を設け、軸2に開閉可能な上蓋4を装着し、更に、上蓋の一方の端部に、切り蓋7と、切り蓋を上下にスイングさせるコイルスプリング6と、歯形形状ローラー8とを同軸で支持する軸5を設ける。また切り蓋7の先端部には凸状山形状の切断刃9を設け、更に切断刃とは反対側に板状スプリング10を設け、板状スプリングをローラーの歯部に接触させてローラーを回動させることにより、ロール状トイレットペーパーを回動させる。【選択図】図1

Description

この考案は、ロール状トイレットペーパー用ホルダーにおける上蓋の改良に関する。
ロール状トイレットペーパー用のホルダー(以下単にホルダーという)における上蓋は、従来は金属、合成樹脂等によって板状に形成され、これが自重によって先端部の下側の縁がトイレットペーパー(以下単にペーパーという)の外面に接していて、一方の手で前記上蓋の先端部に沿って当該ペーパーを切り離すようになっていた。
特開2008−167891 特開平07−284460 特開平07−184804 実開平07−039691 実開平05−028292 実登3042574
上記公知技術のものにおいては、ペーパーを自動的に送り出す機能とか、ロール状トイレットペーパーの本体と切断後のペーパー先端部をロール状トイレットペーパー及び先端刃から離す機能を有するものもあるが、多くは、機構が複雑なものが多い。
また、現在一般的に使用されているホルダーは、簡単な構造ではあるが、ホルダーに装着してあるペーパーの先端部を掴み、引き出し、切断する場合、上蓋を手指で押さえ、該上蓋の縁に沿って切り取る構造であるため、ペーパーを切断した先端部がペーパー本体のロール部分と密着し、その上、切断した先端部が、上蓋の縁と同じか又は上蓋の内側に入って隠れてしまう為非常に判りにくい。その為、指先とか目の不自由な人においては使いにくい状態であった。このような状況から次に使用する人の為に予めペーパーの先端部を手で三角織にして掴み易くしてから使用する場合も見受けられる。
上記課題を解決するため、ホルダー1の上部に上蓋用軸に軸支されている上蓋4の前端部に切り蓋用軸5により軸支される切り蓋7の先端に切断刃9が設けられ、該切り蓋7の後端側に向けて板状スプリング10が設けられ、前記切り蓋7用軸5には歯形形状ローラー8が固着されていて、前記切り蓋7を下方上方に付勢する手段であるコイルスプリング6が設けられてなることを特徴とするトイレットペーパー用ホルダー。
前記切り蓋7は、該切り蓋7の先端側に凸状の山形状9であることを特徴とするトイレットペーパー用ホルダー。
本考案は、ロール状トイレットペーパーの回動を自動化する事により、ペーパー本体を手で回動する事無く、切断後のペーパー先端部が自動的に押し出され、従来切り蓋の切断刃下に隠れていたペーパーの先端部が一目で判るようになり掴み易くなった、さらに切断後のペーパー先端部を山形状とした事により、より掴み易くなった。
本考案の全体構成を示す図である。 全体構成図の断面図及び歯車型ローラー付上蓋と、切り蓋の作動図である。 ローラーと板状スプリングとペーパーの位置関係及び拡大図である。 部品図である。
以下、添付図面を参照して本考案の趣旨を説明する。
図1は、上記の本考案に係るホルダー1の上面から見た構成図であり、ホルダー1の形体はコの字状であり、ペーパー11を保持する軸3を設け、ホルダー1の上部左右に上蓋用軸支2を設け、該軸2とした開閉可能な上蓋4を装着し、更に、上蓋4の一方の端部に、同一軸5とする切り蓋7と、該切り蓋7を上下にスイングさせるコイルスプリング6と、ローラー8とを形成とする軸5を設け、また切り蓋7の先端部には凸状山形状の切断刃9を設け、更に切断刃9とは反対側に歯形形状ローラー8を回動させる板状スプリング10を設け、該板状スプリング10をローラー8の歯部に接触させてローラー8を回動させる、該ローラー8の回動によりロール状トイレットペーパー11を回動させる機能とした図を示す。
図2は、図1に示した構成図の断面図で有ると共に、ローラー付上蓋4のローラー8がペーパー11に押し当てられた状態を示す図であり、またローラー付上蓋4と切り蓋7の両用となる軸5の接続形態を示し、更にローラー8の歯形形状及び、ローラー8を回動させる為の板状スプリング10が歯形に当接する状態を示し、また切り蓋7先端に付設した切断刃9の形状、更に切り蓋7を手で押さえる前の切断刃9と押さえた後の切断刃9の可動幅Hを示す図である。またペーパー11の量が減少した時の切断刃9の位置Dを示す図である。
図3は、図2に示した構成図のローラー部拡大断面図である。
図4は、図1に示す部品図である。
本考案は、現在一般的に使用されているホルダー1と同じ使用方法で、ペーパー11のホルダー1に装着から切断まで同じ手順で行う事が出来る。従って、本発明の手順として、ホルダー1にペーパー11を装着し上蓋4を降し、装着されているペーパー11の先端部を掴み、必要な長さまで引き出し、その後、切り蓋7を手で押さえる。これに伴いローラー付上蓋4のローラー8をペーパー11に接するまで押し下げる事により、ペーパー11は回動せず停止する、該ペーパー11を押さえた状態で、引き出したペーパー11を凸状山形切断刃9に当てながら引っ張り上げて切断する。
またペーパー11切断後、切り蓋7の手を離す事によりコイルスプリング6のスイング作用により切り蓋7は上昇し元の位置まで戻る、この上昇するスイング力を利用する為、ローラー8と板状スプリング10は同一軸5で有る事から、切り蓋7の切断刃9が上昇した時板状スプリング10も回転しながらローラー8の歯に当たる、この事からローラー8も回動する、更にローラー8の歯形形状の歯先は、ロール状トイレットペーパー11に押し圧されている為ペーパー11も回動する。この時ローラー8の回転方向はペーパー11を送出方向のみで逆回転防止としてラチェット機構とした板状スプリング10を設けあり、板状スプリング10は歯形形状の刃の上面をスプリング作用で滑る状態で切断刃9と共に下がりローラー8回動の為の準備に入る。またペーパー11の回動に伴って、ペーパー11の先端部Pはロール状ペーパー本体11から離れた状態で押し出され、切断時の切断刃先9より出ることになる、またペーパー11の押し出される長さは、切り蓋7の上昇する高さを調整する事により変更する事が可能である。また、ペーパー11の先端部Pが山形9になっている為見易く掴み易くなっている。以上ペーパー11の切断後においては、切断刃9が元の位置まで自動復帰と同時に、ペーパー11先端部Pが自動的に送出し、次回ペーパー11の切断に備える事が出来る。
以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案は記述の実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的思想に基づいて、各種の変形及び変更が可能である。
本考案は、公共施設、一般施設、店舗、家庭において設置使用可能である。
1 トイレットペーパー用ホルダー
2 上蓋用軸
3 ロール状トイレットペーパー用軸
4 上蓋
5 切り蓋用軸
6 コイルスプリング
7 切り蓋
8 歯形形状ローラー
9 切断刃
10 板状スプリング
11 ロール状トイレットペーパー
12 トイレットペーパー用ホルダーの壁等への取り付け用孔
H 切断刃の刃先の上下可動範囲
D ロール状トイレットペーパーの減少による切断刃の刃先の位置
P トイレットペーパーの先端

Claims (2)

  1. ホルダー1の上部に上蓋用軸に軸支されている上蓋4の前端部に切り蓋用軸5により軸支される切り蓋7の先端に切断刃9が設けられ、該切り蓋7の後端側に向けて板状スプリング10が設けられ、前記切り蓋用軸5には歯形形状ローラー8が固着されていて、前記切り蓋7を下方上方に付勢する手段であるコイルスプリング6が設けられてなることを特徴とするトイレットペーパー用ホルダー。
  2. 前記切り蓋7は、該切り蓋の先端側に凸状の山形状であることを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパー用ホルダー。
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