JP3206131U - 折り鶴用の折り紙 - Google Patents

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【課題】折り位置を示す折り線が予め印刷された折り紙であって、より簡単にかつ正確に折ることができるように改良された折り鶴用折り紙を提供する。【解決手段】折り位置を示す折り線が印刷された正方形の折り鶴用の折り紙11であって、第1の折り線12は片方の対角線に沿って直線状に形成され、第2の折り線13は四隅から各対角線と4つの辺11aとがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成されており、また4つの辺11aの中間位置に上下の目印が印刷されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本考案は折り鶴用の折り紙に関するものであり、詳しくは、折り方を示す折り線が予め印刷され、解説書などを参照せずに簡単に折り鶴ができる折り紙に関するものである。
折り紙によって折り鶴を折ることは日本文化の一つであるが、古くから折られている折り鶴は男性や子供にはおり方が難しかった。そこで、昨今、折り紙の普及のため、種々の折り鶴用折り紙が提案されている。
以下のその例を列記する。
1)実開昭52−17697号公報(特許文献1参照)
所要平面積を有する紙面に所望物体を折る折り線をプレスしてなる折り線を施したおり紙。
2)実開昭55−75398号公報(特許文献2参照)
折り紙を早くきれいに折り易くするために、折ろうとする対象物の折り筋をつけておき、以上のように構成された筋付き折り紙。
3)実開昭61−10797号公報(特許文献3参照)
折り紙の表面取り面に、この折り紙にて折ろうとする折り紙細工の谷折り時の合せ用のマークを、折り線部に対して対称同一位置に、その谷折り順番を判別可能にして予め印刷したことを特徴とする折り紙。
4)実開平4−18596号公報(特許文献4参照)
動植物や物の形象を完成させる場合に基本となる形を折るための筋が予め形成されてなる折紙。
5)実開平7−27698号公報(特許文献5参照)
正方形の紙を、背中、翼の表・首または尾・翼の裏・くちばしまたは足の5種類に分けて着色することを特徴とする。
6)実用新案登録第3009670号公報(特許文献6参照)
折り紙本体の縦・横中央線上個所、対角線上個所およびその他の線上個所に表裏に貫通する多数個の短い切線を点線状配置で設け、切線同士間の切断されていない個所の長さを当該切線の長さより長くしたもの。
7)実用新案登録第3085035号公報(特許文献7参照)
折り紙の紙上に、折り位置および折り目の種類を表わす折り線と、折り線の近傍に位置し、折り畳み操作の順序を示す折り順とからなる折り案内を時間の経過とともに消色するインキにより印刷し、この折り案内の指示にしたがって折り畳み操作を進めていくことにより所望の形状が具象化されるものとする。
8)特開2014−108336号公報(特許文献8参照)
折り紙は細かい線などが視にくくなるお年寄りや年少の子供たちには、その出来栄えにも大きく影響を与える最初の一折り目から慎重さと正確さが求められ、より簡単に折れる様、立体の折り筋を有した折り紙を特徴とする。
実開昭52−17697号公報 実開昭55−75398号公報 実開昭61−10797号公報 実開平4−18596号公報 実開平7−27698号公報 実用新案登録第3009670号公報 実用新案登録第3085035号公報 特開2014−108336号公報
ところで、本考案の折り鶴用の折り紙は、折り位置を示す折り線が印刷された正方形の折り鶴用の折り紙であって、片方の対角線に沿って直線状に形成された折り線と、四隅から各対角線と4つの辺とがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成された折り線とを備えている点で実開昭55−75398号公報(特許文献2参照)の筋付き折り紙(第2図)とほぼ軌を一にするものである。
もちろん、前記V字状に形成された折り線に沿って折り込んだ際には、折り難い部分のみを折ることができ、折紙の折り工程の面倒な部分を省略することが可能となる。
しかしながら、四隅から各対角線と4つの辺とがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成された折り難い部分の折り線で折り込んだとしても、どの向きが折り鶴の上下を示すのかが分かりにくく、男性や子供には折り方が難しいという問題はあまり解決されていなかった。
本考案は、上記の実情に鑑みなされたものであり、その目的は折り方を示す折り線が予め印刷された折り紙であって、より簡単にかつ手際よく折ることができるように改良された折り鶴用折り紙を提供することにある。
上記の課題を解決するため本考案の折り鶴用の折り紙は、折り位置を示す折り線が印刷された正方形の折り鶴用の折り紙であって、第1の折り線は片方の対角線に沿って直線状に形成され、第2の折り線は四隅から各対角線と4つの辺とがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成されており、また前記4つの辺の中間位置に上下の目印が印刷されていることを特徴とするものである。
本考案の折り鶴用の折り紙において、前記折り位置を示す折り線は、印刷のみならず折り易さを向上させる型押し線をも形成されていることをも特徴とするものである。
本考案の折り鶴用の折り紙において、前記4つの辺の中間位置に印刷された上下の目印は、左右対称かつ上下非対称のハート形その他のシンボルマークや図形、文字から選ばれてなることをも特徴とするものである。
本考案の折り鶴用折り紙によれば、折り難い部位を示す折り線とともに、前記4つの辺の中間位置に上下の目印が印刷されているため、男性や子供でもより簡単に手順よく折り鶴を折ることができる。
しかも、前記折り位置を示す折り線は、印刷のみならず折り易さを向上させる型押し線をも形成されているため、より一層綺麗に折り上げることができる。
また、前記4つの辺の中間位置に印刷された上下の目印は、左右対称かつ上下非対称のハート形その他のシンボルマークや図形、文字から選ばれており、男性や子供でも間違えることもなく手順よく折り鶴を折ることができる。
本考案に係る折り鶴用折り紙の実施の形態を示し、折り紙の裏面の折り難い部分に折り線を印刷した状態の展開図である。 折り紙の表面に上下の目印を印刷した状態の展開図である。 対角線位置で三角形に折り込んだ状態の斜視図である。 その中間位置でさらに折り込んで三角形とした状態の斜視図である。 一方の三角形を先端から拡げて四角形に折り込んだ状態の斜視図である。 他方の三角形も先端から拡げて四角形に折り込んだ状態の斜視図である。 四角形の一方の開放端を拡げ、V字状に形成された折り線に沿って内向きに折り込む途中の斜視図である。 前記V字状に形成された折り線に沿って内向きに折り込んだ状態の斜視図である。 四角形の他方の開放端を拡げ、V字状に形成された折り線に沿って内向きに折り込んだ状態の斜視図である。 本考案に係る折り鶴用折り紙の別の実施の形態を示し、V字状に形成された4つの折り線の対向する頂点間を結んで交差する折り目を形成した状態の展開図である。 折り紙の表面に上下の目印を印刷した状態の展開図である。 対角線位置で折り込んだ状態の斜視図である。 四隅から各対角線と4つの辺とがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成された折り線に沿って内向きに折り込もうとする段階の展開図である。 前記V字状に形成された折り線に沿って内向きに折り込む途中の段階の展開図である。 四隅から各対角線と4つの辺とがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成された折り線に沿って内向きに折り込もうとする段階の斜視図である。 前記V字状に形成された折り線に沿って内向きに折り込む途中の段階の斜視図である。 前記V字状に形成された折り線に沿ってさらに内向きに折り込む途中の段階の斜視図である。 前記頂点を上向きに折り返した状態の斜視図である。 前記折り位置を示す折り線としてミシン目を採用した場合の要部拡大斜視図である。 前記折り位置を示す折り線として型押し線を採用した場合の要部拡大断面図である。 本考案に係る折り鶴用折り紙の別の実施の形態を示し、上下の目印として並べたときに横書きの二字熟語となる文字を印刷した状態の展開図である。 その反対側の面の展開図である。 前記頂点を上向きに折り返した状態の斜視図である。 前記頂点の位置する山形の部位をもう一方の側から見た状態を示す斜視図である。 本考案に係る折り鶴用折り紙の別の実施の形態を示し、上下の目印として並べたときに縦書きの二字熟語となる文字を印刷した状態の展開図である。 その反対側の面の展開図である。 前記頂点を上向きに折り返した状態の斜視図である。 前記頂点の位置する山形の部位をもう一方の側から見た状態を示す斜視図である。 従来技術に係る折り紙において、(a)は折り込む前の折り紙、(b)は縦横に折り込んだ状態の折り紙、(c)は対角線方向に折り込んだ状態の折り紙、(d)は折り目が入った状態を展開した折紙である。 従来技術に係る折り紙において、(a)は展開状態から対角線部分を二つ折りに折り込もうとした折り紙、(b)は対角線部分を二つ折りに折り込んで四角の状態とした折り紙、(c)は対角線部分から両翼部分を縦の中央線に沿って内側に折り目を入れた状態の折り紙、(d)は折り目が入った状態を展開した折紙である。 従来技術に係る折り紙において、(a)は対角線部分で折り目を入れ、かつ両側の折り目部分の先端を結ぶ線で折返した状態の折り紙、(b)は展開状態の折り紙、(c)は四角の状態から両翼部分を縦の中央線に沿って内側に入れた折り目に沿って片方の側を引き伸ばした状態の折り紙、(d)はもう片方の側を引き伸ばした状態の折り紙である。
本考案に係る折り鶴用折り紙の一実施形態を図面に基いて説明する。
先ず、本考案の折り鶴用折り紙と対比するために従来技術に係る折り紙の折り方を、図29ないし図31に基いて説明する。
図29に示す従来技術に係る折り紙において、(a)は折り込む前の折り紙、(b)は折り紙を4分割するように縦横に折り込んだ状態の折り紙、(c)は一対の対向する角の間を結んで対角線方向に折り込んだ状態の折り紙、(d)は縦横および対角線方向に折り目が入った状態を展開した折紙である。
次に、図30に示す従来技術に係る折り紙において、(a)は展開状態から対角線部分を二つ折りに折り込もうとした折り紙、(b)は対角線部分を二つ折りに折り込んで四角の状態とした折り紙、(c)は対角線部分から両翼部分を縦の中央線に沿って内側に折り目を入れた状態の折り紙、(d)は折り目が入った状態を展開した折紙である。このように、予め折り目を入れておくことで折り易さが向上する。
その上で図31に示す従来技術に係る折り紙において、(a)は対角線部分で折り目を入れ、かつ両側の折り目部分の先端を結ぶ線で折返した状態の折り紙、(b)は展開状態の折り紙、(c)は四角の状態から両翼部分を縦の中央線に沿って内側に入れた折り目に沿って片方の側を引き伸ばした状態の折り紙、(d)はもう片方の側を引き伸ばした状態の折り紙である。
この段階まで到達すれば、あとの折り方は男性や子供でも容易となるので、以下は省略する。
ひるがえって本考案の折り鶴用折り紙は、図1ないし図9に示す構成および折り順で折り上げることができる。
すなわち本実施例の折り鶴用折り紙は、図1に示すように折り紙の裏面に折り位置を示す折り線12,13が印刷された正方形の折り鶴用の折り紙11であって、第1の折り線12は片方の対角線に沿って直線状に形成されており、また第2の折り線13は四隅から各対角線と4つの辺11aとがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成されている。このように折り位置を示すよう印刷された折り線12,13は非常に簡略化されたものである。
ちなみに本実施例の特徴とするところは、折り位置を示す折り線12,13が印刷された折り鶴用の折り紙11であるというにとどまらず、図2に示すように折り紙11の表面において前記4つの辺11a上の中間位置に左右対称かつ上下非対称の上下の目印14が印刷されているという点にある。
そのような、前記4つの辺の中間位置に印刷された上下の目印14としては、図示したハート形のみならず、スペードやクローバ、その他のシンボルマークや図形、文字から適宜選ぶことができる。この場合、文字としては「祈願」、「健康」、「平和」等の熟語が考えられ、一文字づつを前記4つの辺11a上の適宜位置に印刷することができる。
図では前記4つの辺の中間位置に印刷された上下の目印14は、前記対角線に沿って印刷された第1の折り線12の上下において、対角線の両端に向かう方向を上向きとして印刷された、半割りのハート形14aからなるものである。
このような本願考案の折り鶴用折り紙の特徴について、その折り方とともに説明する。
1)まず、図1および図2のような、折り位置を示す第1の折り線12,第2の折り線13、および左右対称かつ上下非対称の上下の目印14が印刷された折り鶴用の折り紙11を準備する。
2)その上で図3に示すように、片方の対角線に沿って直線状に形成された第1の折り線12に沿って内向きに折り返す。
3)次いで、図4に示すようにその中間位置でさらに折り込んで三角形に折り込む。そして図5に示すように一方の三角形を先端から拡げて四角形に折り込み、図6に示すように他方の三角形も先端から拡げて四角形に折り込む。図7は四角形の一方の開放端を拡げ、V字状に形成された折り線13に沿って内向きに折り込もうとする段階を示すものである。
4)その後、図8に示すように、V字状に形成された前記第2の折り線13で菱形となるように順次折り畳むと、図9に示すような完全な菱形の形状が現れる。
その際、前記4つの辺の中間位置に印刷された上下の目印14は、前記第2の折り線13で挟まれた山形の部位15どうしが突き合わされ、それぞれに形成された半割りのハート形14aは結合して完全なハート形が完成する。それと同時にハート形は左右対称かつ上下非対称であるため、図9に示すような完全な菱形の形状における上下の向きが確実に判断できることになる。
したがって、菱形の形状が完成した後の手順は、男性や子供でも無理なく進めることができるのである。
本考案の折り鶴用折り紙11によれば、折り難い部位を示す折り線12,13とともに、前記4つの辺の中間位置に上下の目印14が印刷されているため、男性や子供でもより簡単に手順よく折り鶴を折ることができる。
以上のように、難しい部分のみを経験的にその形状を認識させることにより、すなわち何回か図1ないし図9の手順を繰り返すだけで、男性や子供でも無理なく折り鶴を折ることができるのである。
他方、折り鶴の全ての手順を示すガイドを付けることは、余計につくり手を混乱させることとなることが認められている。
図10ないし図18は本考案の折り鶴用折り紙の別の実施の形態であり、そこに示す構成および折り順で折り上げることができる。
すなわち本実施例の折り鶴用折り紙も基本的には前記実施例と同様であり、図10に示すように折り紙の裏面に折り位置を示す折り線12,13が印刷された正方形の折り鶴用の折り紙11であって、第1の折り線12は片方の対角線に沿って直線状に形成されており、また第2の折り線13は四隅から各対角線と4つの辺11aとがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成されている。また、V字状に形成された4つの折り線13の対向する頂点13a間を結んで交差するX状の線上およびX状の両端を連結する線上に折り目16(2つの三角が頂点で突き合わされるように)を形成しておく。この折り目16は印刷不要であり、予め折り目を形成したり、型押しによって形成しておけばよい。
このように折り位置を示すよう印刷された折り線12,13および折り目16は非常に簡略化されたものである。
ちなみに本実施例の特徴とするところは、折り位置を示す折り線12,13が印刷され、折り目16が形成された折り鶴用の折り紙11であるというにとどまらず、図11に示すように折り紙11の表面において前記4つの辺11a上の中間位置に左右対称かつ上下非対称の上下の目印14が印刷されているという点にある。
そのような、前記4つの辺の中間位置に印刷された上下の目印14としては、図示したハート形のみならず、スペードやクローバ、その他のシンボルマークや図形、文字から適宜選ぶことができる。この場合、文字としては「祈願」、「健康」、「平和」等の熟語が考えられ、一文字づつを前記4つの辺11a上の適宜位置に印刷することができる。
図では前記4つの辺の中間位置に印刷された上下の目印14は、前記対角線に沿って印刷された第1の折り線12の上下において、対角線の両端に向かう方向を上向きとして印刷された、半割りのハート形14aからなるものである。
このような本願考案の折り鶴用折り紙の特徴について、その折り方とともに説明する。
1)まず、図10のような、折り位置を示す第1の折り線12,第2の折り線13が印刷され、またV字状に形成された4つの折り線13の対向する頂点13a間を結んで交差するX状の線上およびX状の両端を連結する線上に折り目16(2つの三角が頂点で突き合わされるように)が形成された折り鶴用の折り紙11を準備する。この折り目16は印刷不要であり、予め折り目を形成したり、型押しによって形成しておけばよい。なおその裏面には、図11に示すように左右対称かつ上下非対称の上下の目印14が印刷されている。
2)その上で図12に示すように、片方の対角線に沿って直線状に形成された第1の折り線12と直交するように外向きに折り返し、折り目を付ける。
3)次いで、図13に示すように四隅から各対角線と4つの辺11aとがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成された第2の折り線13に沿って、それぞれ内向きに折り返す。図14は前記V字状に形成された第2の折り線13に沿って内向きに折り込む途中の段階の展開図、図15は四隅から各対角線と4つの辺11aとがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成された第2の折り線13に沿って内向きに折り込もうとする段階の斜視図であり、図16は前記V字状に形成された第2の折り線13に沿って内向きに折り込む途中の段階の斜視図である。
4)その後、図17に示すように、前記第2の折り線13で挟まれた山形の部位15を交互に平板状と二つ折りとをくり返すように折り畳めば、V字状に形成された4つの折り線13の対向する頂点13a間を結んで交差する線上に形成した折り目16によってスムーズに折り畳むことができる。しかもX状の両端を連結する線上に形成した折り目16に沿って前面および後面の平板状の山形の部位15を上向きに折り返すと、図18に示すような完全な菱形の形状が現れる。
その際、前記4つの辺の中間位置に印刷された上下の目印14は、前記第2の折り線13で挟まれた山形の部位15どうしが突き合わされ、それぞれに形成された半割りのハート形14aは結合して完全なハート形が完成する。それと同時にハート形は左右対称かつ上下非対称であるため、図18に示すような完全な菱形の形状における上下の向きが確実に判断できることになる。
したがって、菱形の形状が完成した後の手順は、男性や子供でも無理なく進めることができるのである。
本考案の折り鶴用の折り紙11において、前記折り位置を示す折り線12,13は、印刷のみならず折り易さを向上させる型押し線17をも形成されていることが望ましい。
図19はこのような型押し線17の1例としてのミシン目17aを示す要部拡大斜視図、図20は型押し溝17bを示す要部拡大断面図である。
本考案の折り鶴用折り紙11によれば、折り難い部位を示す折り線12,13とともに、前記4つの辺の中間位置に上下の目印14が印刷されているため、男性や子供でもより簡単に手順よく折り鶴を折ることができる。
しかも、前記折り位置を示す折り線12,13は、印刷のみならず折り易さを向上させる型押し線17をも形成されているため、より一層綺麗に折り上げることができる。
以上のように、難しい部分のみを経験的にその形状を認識させることにより、すなわち何回か図10ないし図18の手順を繰り返すだけで、男性や子供でも無理なく折り鶴を折ることができるのである。
他方、折り鶴の全ての手順を示すガイドを付けることは、余計につくり手を混乱させることとなることが認められている。
図21ないし図24は本考案に係る折り鶴用折り紙の別の実施の形態を示し、図21および図22は上下の目印24として並べたときに横書きの二字熟語となる文字「平和」、「祈願」を構成する文字24aを印刷したものである。
図21において正方形の折り鶴用の折り紙21には折り線22,23が印刷されており、第1の折り線22は片方の対角線に沿って直線状に形成されており、また第2の折り線23は四隅から各対角線と4つの辺21aとがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成されている。
図23は前記頂点を上向きに折り返した状態を、図24は前記頂点の位置する山形の部位25をもう一方の側から見た状態を示すものである。その際、図23に現れる上下の目印24としては横書きの平和の文字24aが、図24に現れる上下の目印24としては横書きの祈願の文字24aが現れる。
さらに図25ないし図28は本考案に係る折り鶴用折り紙のさらに別の実施の形態を示す。
図25において正方形の折り鶴用の折り紙31には折り線32,33が印刷されており、第1の折り線32は片方の対角線に沿って直線状に形成されており、また第2の折り線33は四隅から各対角線と4つの辺31aとがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成されている。
そして図25および図26に示すように、4つの辺31aには上下の目印34として並べたときに縦書きの二字熟語となる文字34aが印刷してある。
図27は前記頂点を上向きに折り返した状態を、図28は前記頂点の位置する山形の部位35をもう一方の側から見た状態を示すものである。その際、図27に現れる上下の目印34としては縦書きの平和の文字34aが、図28に現れる上下の目印34としては縦書きの祈願の文字34aが現れる。
本考案の折り鶴用折り紙においては、折り位置を示す折り線12,13、折り線22,23、折り線32,33が印刷された正方形の折り鶴用の折り紙11,21,31であって、第1の折り線12,22,32は片方の対角線に沿って直線状に形成されており、また第2の折り線13,23,33は四隅から各対角線と4つの辺11a、21a,31aとがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成されている。
しかも、本考案の特徴とするところは折り位置を示す折り線12,13、折り線22,23、折り線32,33が印刷された折り鶴用の折り紙13,23,33であるというにとどまらず、前記4つの辺11a、21a,31a上の中間位置に上下の目印14,24,34が印刷されているという点にある。
このように構成された折り鶴用折り紙においては、例えば100枚を1ロットとする折り紙の束において、例えば5〜20枚程度のみ折り線12,13、折り線22,23、折り線32,33と上下の目印14,24,34とを印刷しておき、その枚数を折り込む間に習熟させることによって後の枚数はその経験を生かして折り込むようにすればよい。
11 折り鶴用折り紙
11a 4つの辺
12 第1の折り線
13 第2の折り線
13a 頂点
14 上下の目印
14a 半割りのハート形
15 山形の部位
16 折り目
17 型押し線
17a ミシン目
17b 型押し溝
21 折り鶴用折り紙
21a 4つの辺
22 第1の折り線
23 第2の折り線
24 上下の目印
24a 横書きの文字
25 山形の部位
31 折り鶴用折り紙
31a 4つの辺
32 第1の折り線
33 第2の折り線
34 上下の目印
34a 縦書きの文字
35 山形の部位

Claims (3)

  1. 折り位置を示す折り線が印刷された正方形の折り鶴用の折り紙であって、第1の折り線は片方の対角線に沿って直線状に形成され、第2の折り線は四隅から各対角線と4つの辺とがなす角度を分割した中間線に沿って伸び、等しい長さの線分位置で結合してV字状に形成されており、また前記4つの辺の中間位置に上下の目印が印刷されていることを特徴とする折り鶴用の折り紙。
  2. 前記折り位置を示す折り線は、印刷のみならず折り易さを向上させる型押し線をも形成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り鶴用の折り紙。
  3. 前記4つの辺の中間位置に印刷された上下の目印は、左右対称かつ上下非対称のハート形その他のシンボルマークや図形、文字から選ばれてなることを特徴とする請求項1または2に記載の折り鶴用の折り紙。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018058081A1 (en) * 2016-09-26 2018-03-29 Lam Hok Ming Craft picture media with integral frame
KR20210022474A (ko) * 2019-08-20 2021-03-03 전찬우 스마트 기기 및 책 거치대

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