JP3205916B2 - 紫外線照射装置 - Google Patents
紫外線照射装置Info
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- JP3205916B2 JP3205916B2 JP05168492A JP5168492A JP3205916B2 JP 3205916 B2 JP3205916 B2 JP 3205916B2 JP 05168492 A JP05168492 A JP 05168492A JP 5168492 A JP5168492 A JP 5168492A JP 3205916 B2 JP3205916 B2 JP 3205916B2
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- ultraviolet
- processing
- water pipe
- pipe
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紫外線殺菌装置、ある
いは有機物分解装置等に使用される紫外線照射装置に関
するものである。
いは有機物分解装置等に使用される紫外線照射装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】紫外線透過性の材料からなる通水管の外
側から紫外線を照射する、いわゆる外照式の紫外線照射
装置が実施されている。このような外照式の装置は、紫
外線ランプの交換や、修理、点検、保守に便利であると
共に、特に通水管の内面に流体が淀んで汚染等の発生し
易い場合にその内面に強く紫外線が照射されて汚染の防
止が図られるなどの優れた特徴を有している。
側から紫外線を照射する、いわゆる外照式の紫外線照射
装置が実施されている。このような外照式の装置は、紫
外線ランプの交換や、修理、点検、保守に便利であると
共に、特に通水管の内面に流体が淀んで汚染等の発生し
易い場合にその内面に強く紫外線が照射されて汚染の防
止が図られるなどの優れた特徴を有している。
【0003】ところがこのような外照式の紫外線照射装
置において、牛乳や砂糖水などのように処理流体の紫外
線透過性が悪いと、通水管の中央部分での紫外線の到達
量が低下し、殺菌等の処理効果が低減する。そこで従来
は、この通水管の中央部分で充分な処理効果が得られる
ように、全体の処理流体の流速を遅くするなど、効率を
犠牲にした処理が行われていた。
置において、牛乳や砂糖水などのように処理流体の紫外
線透過性が悪いと、通水管の中央部分での紫外線の到達
量が低下し、殺菌等の処理効果が低減する。そこで従来
は、この通水管の中央部分で充分な処理効果が得られる
ように、全体の処理流体の流速を遅くするなど、効率を
犠牲にした処理が行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、外照式の紫外線照射装置において処理流体の紫外
線透過性が悪いと、全体の処理流体の流速を遅くするな
ど効率を犠牲にした処理を行わなくてはならないという
ものである。
点は、外照式の紫外線照射装置において処理流体の紫外
線透過性が悪いと、全体の処理流体の流速を遅くするな
ど効率を犠牲にした処理を行わなくてはならないという
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、紫外線透過性
の材料からなる通水管6の外側から紫外線を照射する紫
外線照射装置において、上記通水管の内側に封止された
内筒管8を設けた構造とし、上記通水管と内筒管との間
の処理流体の層厚を一定に保持するようにしたことを特
徴とする紫外線照射装置である。
の材料からなる通水管6の外側から紫外線を照射する紫
外線照射装置において、上記通水管の内側に封止された
内筒管8を設けた構造とし、上記通水管と内筒管との間
の処理流体の層厚を一定に保持するようにしたことを特
徴とする紫外線照射装置である。
【0006】
【作用】これによれば、処理流体の層厚を一定に保持す
るので全体に一定の処理効果が得られ、効率のよい処理
を行うことができる。
るので全体に一定の処理効果が得られ、効率のよい処理
を行うことができる。
【0007】
【実施例】図1において、1はケーシング、2はランプ
ホルダー、3はランプソケット、4は紫外線(殺菌)ラ
ンプを示す。また5は処理流体の入口または出口となる
内外管取付管、6は紫外線透過性の材料からなる通水管
(チューブ)、7は通水管6の固定バンドを示し、これ
らは全体として外照式の紫外線照射装置を構成してい
る。なお通水管6の他端側にも同様の内外管取付管5′
が設けられるが、図示は省略する。
ホルダー、3はランプソケット、4は紫外線(殺菌)ラ
ンプを示す。また5は処理流体の入口または出口となる
内外管取付管、6は紫外線透過性の材料からなる通水管
(チューブ)、7は通水管6の固定バンドを示し、これ
らは全体として外照式の紫外線照射装置を構成してい
る。なお通水管6の他端側にも同様の内外管取付管5′
が設けられるが、図示は省略する。
【0008】また8は内筒管を示し、この内筒管8は一
端が封止されて通水管6の他端部に設けられた先端支持
具9に取り付けられると共に、他端は内外管取付管5の
通水管6に連続する位置に設けられたフランジ部の相フ
ランジ10に設けられるシールグランドに取り付けられ
る。すなわちこの内筒管8の他端にはシールナット11
が設けられ、この内筒管8及びシールナット11がシー
ルパッキン(Oリング)12を介して相フランジ10に
取り付けられる。なお13はフランジパッキンである。
端が封止されて通水管6の他端部に設けられた先端支持
具9に取り付けられると共に、他端は内外管取付管5の
通水管6に連続する位置に設けられたフランジ部の相フ
ランジ10に設けられるシールグランドに取り付けられ
る。すなわちこの内筒管8の他端にはシールナット11
が設けられ、この内筒管8及びシールナット11がシー
ルパッキン(Oリング)12を介して相フランジ10に
取り付けられる。なお13はフランジパッキンである。
【0009】この装置において、例えば矢印aで示す断
面は図2のAに示すようになっている。また矢印bで示
す断面は同図のBに示すようになっており、ここで通水
管6の内径をD、内筒管8の外径をdとすると、通水管
6と内筒管8との間にt=(D−d)/2の隔りが形成
される。そしてこの間隔は全周及び内筒管8の略全長に
亘って一定であり、これによって流される処理流体の層
厚が薄く、且つ一定(t)に保持される。
面は図2のAに示すようになっている。また矢印bで示
す断面は同図のBに示すようになっており、ここで通水
管6の内径をD、内筒管8の外径をdとすると、通水管
6と内筒管8との間にt=(D−d)/2の隔りが形成
される。そしてこの間隔は全周及び内筒管8の略全長に
亘って一定であり、これによって流される処理流体の層
厚が薄く、且つ一定(t)に保持される。
【0010】従ってこの装置において、処理流体の層厚
が薄くなるので、紫外線の透過距離が短くなり、処理流
体の紫外線透過性が悪い場合でも充分な処理を行うこと
ができる。また流される処理流体の層厚が一定になるの
で、処理流体の全体に一定の処理効果が得られ、効率の
よい処理を行うことができる。すなわち処理流体の層厚
が一定であるので、この層厚(t)を考慮して紫外線ラ
ンプ4の照射出力、処理流体の流速等を定めることによ
り、安定な処理性能を得ることができる。
が薄くなるので、紫外線の透過距離が短くなり、処理流
体の紫外線透過性が悪い場合でも充分な処理を行うこと
ができる。また流される処理流体の層厚が一定になるの
で、処理流体の全体に一定の処理効果が得られ、効率の
よい処理を行うことができる。すなわち処理流体の層厚
が一定であるので、この層厚(t)を考慮して紫外線ラ
ンプ4の照射出力、処理流体の流速等を定めることによ
り、安定な処理性能を得ることができる。
【0011】なお処理流体の紫外線透過性に応じて内筒
管8の外径(d)を変え、より適した層厚(t)を得る
ようにしてもよい。また内筒管8の材質を紫外線透過性
の材料とし、この内筒管8の内側にも紫外線ランプを設
けることによって、処理流体の内外両面から紫外線照射
を行うようにすることもできる。
管8の外径(d)を変え、より適した層厚(t)を得る
ようにしてもよい。また内筒管8の材質を紫外線透過性
の材料とし、この内筒管8の内側にも紫外線ランプを設
けることによって、処理流体の内外両面から紫外線照射
を行うようにすることもできる。
【0012】こうして上述の装置によれば、処理流体の
層厚(t)を一定に保持するので全体に一定の処理効果
が得られ、効率のよい処理を行うことができるものであ
る。
層厚(t)を一定に保持するので全体に一定の処理効果
が得られ、効率のよい処理を行うことができるものであ
る。
【0013】さらに上述の装置において、内筒管8の構
造を筒状でなく図3に示すような螺旋30状とすること
によって、処理流体の攪拌効果を高めることができる。
造を筒状でなく図3に示すような螺旋30状とすること
によって、処理流体の攪拌効果を高めることができる。
【0014】また図4に示すように内筒管8の構造にブ
ラシ40を設けることによって、内筒管8を出し入れに
応じて通水管6の内壁面に付着した汚れ等を除くことが
できる。なお内筒管8をシールグランドに固定する構造
を用いることによって、内筒管8の移動を可能にするこ
とができる。
ラシ40を設けることによって、内筒管8を出し入れに
応じて通水管6の内壁面に付着した汚れ等を除くことが
できる。なお内筒管8をシールグランドに固定する構造
を用いることによって、内筒管8の移動を可能にするこ
とができる。
【0015】さらに内筒管8の表面を紫外線反射率の高
い素材にすれば、性能を向上させることができる。また
内筒管8の材質を光反応性金属半導体(二酸化チタン
等)にすれば、性能をさらに向上させることができる。
い素材にすれば、性能を向上させることができる。また
内筒管8の材質を光反応性金属半導体(二酸化チタン
等)にすれば、性能をさらに向上させることができる。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、処理流体の層厚を一
定に保持するので全体に一定の処理効果が得られ、効率
のよい処理を行うことができるようになった。
定に保持するので全体に一定の処理効果が得られ、効率
のよい処理を行うことができるようになった。
【図1】本発明による紫外線照射装置の一例の構成図で
ある。
ある。
【図2】その説明のための図である。
【図3】応用例の構成図である。
【図4】応用例の構成図である。
1 ケーシング 2 ランプホルダー 3 ランプソケット 4 紫外線(殺菌)ランプ 5 処理流体の入口または出口となる内外管取付管 6 紫外線透過性の材料からなる通水管(チューブ) 7 固定バンド 8 内筒管 9 先端支持具 10 相フランジ 11 シールナット 12 シールパッキン(Oリング) 13 フランジパッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/30 - 1/32
Claims (2)
- 【請求項1】 紫外線透過性の材料からなる通水管の外
側から紫外線を照射する紫外線照射装置において、上記
通水管の内側に封止された内筒管を設けた構造とし、上
記通水管と内筒管との間の処理流体の層厚を一定に保持
するようにしたことを特徴とする紫外線照射装置。 - 【請求項2】 上記通水管の一端にフランジを設け、相
フランジに上記内筒管を取り付けるシールグランドを設
けた構造としたことを特徴とする請求項1に記載の紫外
線照射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05168492A JP3205916B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 紫外線照射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05168492A JP3205916B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 紫外線照射装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05253565A JPH05253565A (ja) | 1993-10-05 |
JP3205916B2 true JP3205916B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=12893721
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05168492A Expired - Fee Related JP3205916B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 紫外線照射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3205916B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6244080B2 (ja) * | 2012-02-06 | 2017-12-06 | 千代田工販株式会社 | 紫外線照射装置 |
US9499415B2 (en) | 2014-08-14 | 2016-11-22 | Chiyoda Kohan Co., Ltd | Ultraviolet irradiation apparatus |
-
1992
- 1992-03-10 JP JP05168492A patent/JP3205916B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05253565A (ja) | 1993-10-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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