JP3205525B2 - 基板の取出装置,搬入装置及び取出搬入装置 - Google Patents

基板の取出装置,搬入装置及び取出搬入装置

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JP3205525B2
JP3205525B2 JP13939897A JP13939897A JP3205525B2 JP 3205525 B2 JP3205525 B2 JP 3205525B2 JP 13939897 A JP13939897 A JP 13939897A JP 13939897 A JP13939897 A JP 13939897A JP 3205525 B2 JP3205525 B2 JP 3205525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,例えば半導体ウェ
ハやLCD用ガラス板等の被処理体用の基板を,容器か
ら取り出して処理部に受け渡すと共に,処理が施され処
理部から戻された基板を容器に搬入する取出搬入装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば,半導体デバイスの製造工程にお
いては,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という)を洗
浄処理部において洗浄液に浸漬させて洗浄を行い,ウェ
ハに付着したパーティクル等を除去する洗浄システムが
使用されている。この洗浄システムを用いた洗浄工程で
は,ウェハを収納した容器が洗浄システムに運び込まれ
て,容器と洗浄処理部との間でウェハのやり取りが行わ
れる。このため洗浄システムには,洗浄処理部に対応し
て,容器からウェハを取り出し,再び容器にウェハを搬
入する取出搬入装置等が備えられている。
【0003】洗浄処理部では,ウェハを垂直姿勢で収納
し各種の薬液を用いてバッチ式に洗浄する。このバッチ
式の洗浄は,所定の間隔をもって垂直姿勢に並べられた
ウェハ同士の間に洗浄液の上昇流を形成させ,ウェハ表
面にまんべんなく洗浄液を供給することによって,洗浄
効率の向上が図られている。
【0004】洗浄システムにおいて取出搬入装置の前方
には容器が載置され,容器に収納されているウェハは取
出搬入装置を介して容器と洗浄処理部の間を行き来す
る。従来の容器は,垂直姿勢でウェハを収納して洗浄を
行う洗浄処理部に対応して,垂直姿勢でウェハを収納す
るように構成されている。従って,従来の取出搬入装置
は,垂直姿勢で容器に収納されているウェハを容器から
取り出し,洗浄処理部に垂直姿勢のまま受け渡す共に,
洗浄処理が終了して洗浄処理部から戻されたウェハを垂
直姿勢のまま再び容器に搬入するように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで,半導体集積
回路の更なる生産性向上を可能にするために,8インチ
ウェハから300ミリウェハへのウェハの大口径化が図
られている。しかし,300ミリウェハは,重量や口径
の増大に対して厚さは8インチウェハの時と変わらない
ため8インチウェハよりも強度が弱くなっている。その
ため,従来通りに垂直姿勢でウェハを容器に収納して搬
送すると,自重と搬送時の振動などによりウェハの下端
部に傷,欠け,撓みが生じてしまう。そこで,垂直姿勢
に比べ搬送時の影響が抑えられるように,水平姿勢でウ
ェハを収納する容器の規格化が進められている。しかし
ながら,従来の取出搬入装置では,容器から垂直姿勢で
ウェハを取り出し,また,垂直姿勢のまま容器にウェハ
を搬入するように構成されているので,水平姿勢でウェ
ハを収納するように規格化された容器に対応することが
できない。
【0006】従って本発明の目的は,ウェハなどの基板
を水平姿勢で収納する容器に対応できる,取出搬入装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に,本発明によれば,基板を水平姿勢で収納する容器か
ら基板を取り出す装置であって,容器から基板を取り出
し,その基板を水平姿勢を維持しながら第1の位置まで
搬送する取出手段と,取出手段により第1の位置まで搬
送された基板を把持し,基板の姿勢を垂直姿勢に変更す
ると共に,第2の位置まで搬送する姿勢変更手段と,姿
勢変更手段により第2の位置まで搬送された基板を受け
取って垂直姿勢で基板を保持する保持手段を備え,前記
容器が,複数枚の基板を水平姿勢で並列に並べた状態で
収納し,前記保持手段が,複数枚の基板を垂直姿勢で並
列に並べた状態で保持するように構成されていることを
特徴とする基板の取出装置が提供される。また本発明に
よれば,基板を水平姿勢で収納する容器から基板を取り
出す装置であって,容器から基板を取り出し,その基板
を水平姿勢を維持しながら第1の位置まで搬送する取出
手段と,取出手段により第1の位置まで搬送された基板
を把持し,基板の姿勢を垂直姿勢に変更すると共に,第
2の位置まで搬送する姿勢変更手段と,姿勢変更手段に
より第2の位置まで搬送された基板を受け取って垂直姿
勢で基板を保持する保持手段を備え,前記取出手段と前
記姿勢変更手段との間の基板の受け渡しが,基板の方向
合わせを行うために第1の位置に配置されたガイド手段
を介して行われることを特徴と基板の取出装置が提供さ
れる。この取出装置においても,前記容器が,複数枚の
基板を水平姿勢で並列に並べた状態で収納し,前記保持
手段が,複数枚の基板を垂直姿勢で並列に並べた状態で
保持するように構成されていても良い。
【0008】本発明の取出装置にあっては,先ず取出手
段によって,容器から基板を取り出し,その基板を水平
姿勢を維持しながら第1の位置まで搬送する。次に姿勢
変更手段によってその基板を把持し,基板の姿勢を垂直
姿勢に変更すると共に,第2の位置まで搬送する。次に
保持手段によってその基板を受け取り,垂直姿勢で基板
を保持する。
【0009】本発明の取出装置において,前記第1の位
置に,基板の方向合わせを行うためのガイド手段を配置
し,前記取出手段と前記姿勢変更手段との間の基板の受
け渡しが,そのガイド手段を介して行われるように構成
すれば,取出装置において基板の姿勢を水平姿勢から垂
直姿勢に変更すると同時に,基板の方向合わせもできる
ようになる。
【0010】そして,この取出装置における各手段の具
体的な構成は次のようにすることができる。即ち,前記
ガイド手段は,水平姿勢で基板を回転させるガイド回転
機構と,前記取出手段から基板を受け取る高さと基板の
方向合わせを行う高さと前記姿勢変更手段に基板を受け
渡す高さとに基板を昇降させるガイド昇降機構を備えた
構成とすることができる。また,取出手段は,基板を水
平姿勢で載置させる取出アームと,取出アームを容器内
と第1の位置との間で移動させる取出移動機構を備えた
構成とすることができる。また,姿勢変更手段は,基板
を把持する姿勢変更把持機構と,基板を回転させて水平
姿勢から垂直姿勢に変更する姿勢変更回転機構と,姿勢
変更把持機構を第1の位置と第2の位置との間で移動さ
せる姿勢変更移動機構を備えた構成とすることができ
る。また,前記保持手段は,第2の位置において垂直姿
勢で基板を保持し,第3の位置まで基板を搬送すること
ができ,また,垂直姿勢で基板を保持する保持部と,保
持部を第2の位置と第3の位置との間で移動させる保持
移動機構を備えた構成とすることができる。
【0011】次に本発明によれば,基板を水平姿勢で収
納する容器に基板を搬入する装置であって,垂直姿勢で
基板を保持する保持手段と,第2の位置において保持手
段により垂直姿勢で保持された基板を把持し,基板の姿
勢を水平姿勢に変更すると共に,第1の位置まで搬送す
る姿勢変更手段と,姿勢変更手段により第1の位置まで
搬送された基板を受け取り,その基板を水平姿勢を維持
しながら容器内に搬入させる搬入手段を備え,前記容器
が,複数枚の基板を水平姿勢で並列に並べた状態で収納
し,前記保持手段が,複数枚の基板を垂直姿勢で並列に
並べた状態で保持するように構成されていることを特徴
とする基板の搬入装置が提供される。また本発明によれ
ば,基板を水平姿勢で収納する容器に基板を搬入する装
置であって,垂直姿勢で基板を保持する保持手段と,第
2の位置において保持手段により垂直姿勢で保持された
基板を把持し,基板の姿勢を水平姿勢に変更すると共
に,第1の位置まで搬送する姿勢変更手段と,姿勢変更
手段により第1の位置まで搬送された基板を受け取り,
その基板を水平姿勢を維持しながら容器内に搬入させる
搬入手段を備え,前記搬入手段と前記姿勢変更手段との
間の基板の受け渡しが,基板の方向合わせを行うために
第1の位置に配置されたガイド手段を介して行われるこ
とを特徴とする基板の搬入装置が提供される。この搬入
装置においても,前記容器が,複数枚の基板を水平姿勢
で並列に並べた状態で収納し,前記保持手段が,複数枚
の基板を垂直姿勢で並列に並べた状態で保持するように
構成されていても良い。
【0012】本発明の搬入装置にあっては,先ず保持手
段によって垂直姿勢で基板を保持する。次に第2の位置
において姿勢変更手段によってその基板を把持し,基板
の姿勢を水平姿勢に変更すると共に,第1の位置まで搬
送する。次に搬入手段によってその基板を受け取り,水
平姿勢を維持しながら容器内に搬入する。このように
発明の搬入装置によれば,保持手段によって垂直姿勢で
保持されていた基板を,容器内に水平姿勢で搬入するこ
とができるようになる。
【0013】本発明の搬入装置において,前記保持手段
は,第3の位置において垂直姿勢で基板を保持し,第2
の位置まで搬送することができ,また,垂直姿勢で基板
を保持する保持部と,保持部を第3の位置と第2の位置
との間で移動させる保持移動機構を備えた構成とするこ
とができる。また,前記姿勢変更手段は,基板を把持す
る姿勢変更把持機構と,基板を回転させて垂直姿勢から
水平姿勢に変更する姿勢変更回転機構と,姿勢変更把持
機構を第2の位置と第1の位置との間で移動させる姿勢
変更移動機構を備えた構成とすることができる。
【0014】また,本発明の搬入装置において,前記第
1の位置に,基板の方向合わせを行うためのガイド手段
を配置し,前記搬入手段と前記姿勢変更手段との間の基
板の受け渡しが,そのガイド手段を介して行われるよう
に構成すれば,搬入において基板の姿勢を垂直姿勢から
水平姿勢に変更すると同時に,基板の方向合わせをもで
きるようになる。この場合,ガイド手段は,水平姿勢で
基板を回転させるガイド回転機構と,姿勢変更手段から
基板を受け取る高さと基板の方向合わせを行う高さと搬
入手段に基板を受け渡す高さとに基板を昇降させるガイ
ド昇降機構を備えた構成とすることができる。
【0015】更に,前記搬入手段は,基板を水平姿勢で
載置させる取出アームと,取出アームを第1の位置と容
器内との間で移動させる搬入移動機構を備えた構成とす
ることができる。
【0016】次に本発明によれば,基板を水平姿勢で収
納している容器から基板を取り出し,容器に基板を搬入
する装置であって,容器から基板を取り出し,その基板
を水平姿勢を維持しながら第1の位置まで搬送する操作
と,姿勢変更手段により第1の位置まで搬送された基板
を受け取り,その基板を水平姿勢を維持しながら容器内
に搬入させる操作を行う取出搬入手段と,取出搬入手段
により第1の位置まで搬送された基板を把持し,基板の
姿勢を垂直姿勢に変更すると共に,第2の位置まで搬送
する操作と,第2の位置において保持手段により垂直姿
勢で保持された基板を把持し基板の姿勢を水平姿勢に変
更すると共に,第1の位置まで搬送する操作を行う姿勢
変更手段と,姿勢変更手段により第2の位置まで搬送さ
れた基板を受け取って垂直姿勢で基板を保持する操作
と,垂直姿勢で基板を保持し,第2の位置において姿勢
変更手段に基板を受け渡す操作を行う保持手段を備え
前記容器が,複数枚の基板を水平姿勢で並列に並べた状
態で収納し,前記保持手段が,複数枚の基板を垂直姿勢
で並列に並べた状態で保持するように構成されているこ
とを特徴とする基板の取出搬入装置が提供される。また
本発明によれば,基板を水平姿勢で収納している容器か
ら基板を取り出し,容器に基板を搬入する装置であっ
て,容器から基板を取り出し,その基板を水平姿勢を維
持しながら第1の位置まで搬送する操作と,姿勢変更手
段により第1の位置まで搬送された基板を受け取り,そ
の基板を水平姿勢を維持しながら容器内に搬入させる操
作を行う取出搬入手段と,取出搬入手段により第1の位
置まで搬送された基板を把持し,基板の姿勢を垂直姿勢
に変更すると共に,第2の位置まで搬送する操作と,第
2の位置において保持手段により垂直姿勢で保持された
基板を把持し基板の姿勢を水平姿勢に変更すると共に,
第1の位置まで搬送する操作を行う姿勢変更手段と,姿
勢変更手段により第2の位置まで搬送された基板を受け
取って垂直姿勢で基板を保持する操作と,垂直姿勢で基
板を保持し,第2の位置において姿勢変更手段に基板を
受け渡す操作を行う保持手段を備え,前記取出手段と前
記姿勢変更手段との間の基板の受け渡しが,基板の方向
合わせを行うために第1の位置に配置されたガイド手段
を介して行われることを特徴とする基板の取出搬入装置
が提供される。この取出搬入装置においても,容器が,
複数 枚の基板を水平姿勢で並列に並べた状態で収納し,
前記保持手段が,複数枚の基板を垂直姿勢で並列に並べ
た状態で保持するように構成されていても良い。
【0017】本発明の取出搬入装置にあっては,基板を
容器から取り出す場合は,先ず取出搬入手段によって,
容器から基板を取り出し,その基板を水平姿勢を維持し
ながら第1の位置まで搬送する。次に姿勢変更手段によ
ってその基板を把持し,基板の姿勢を垂直姿勢に変更す
ると共に,第2の位置まで搬送する。次に保持手段によ
ってその基板を受け取り,垂直姿勢で基板を保持する。
また,基板を容器内に搬入する場合は,先ず保持手段に
よって垂直姿勢で基板を保持する。次に第2の位置にお
いて姿勢変更手段によってその基板を把持し,基板の姿
勢を水平姿勢に変更すると共に,第1の位置まで搬送す
る。次に取出搬入手段によってその基板を受け取り,水
平姿勢を維持しながら容器内に搬入する。このように
発明の取出搬入装置によれば,容器内において水平姿勢
で収納されていた基板を,第2の位置に搬送して垂直姿
勢で保持することができ,またその逆に,第2の位置に
おいて保持手段によって垂直姿勢で保持されていた基板
を,容器内に水平姿勢で搬入することができるようにな
る。
【0018】本発明の取出搬入装置において,前記第1
の位置に,基板の方向合わせを行うためのガイド手段を
配置し,前記取出搬入手段と前記姿勢変更手段との間の
基板の受け渡しが,そのガイド手段を介して行われるよ
うに構成すれば,取出搬入装置において基板の姿勢を水
平姿勢から垂直姿勢に変更すると同時に,基板の方向合
わせをもできるようになる。
【0019】そして,この取出搬入装置における各手段
の具体的な構成は次のようにすることができる。即ち,
前記ガイド手段は,水平姿勢で基板を回転させるガイド
回転機構と,前記取出搬入手段から基板を受け取る高さ
と基板の方向合わせを行う高さと前記姿勢変更手段に基
板を受け渡す高さとに基板を昇降させるガイド昇降機構
を備えた構成とすることができる。また,前記取出搬入
手段は,基板を水平姿勢で載置させる取出アームと,取
出アームを容器内と第1の位置との間で移動させる取出
搬入移動機構を備えた構成とすることができる。また,
前記姿勢変更手段は,基板を把持する姿勢変更把持機構
と,基板を回転させて水平姿勢から垂直姿勢に変更する
姿勢変更回転機構と,姿勢変更把持機構を第1の位置と
第2の位置との間で移動させる姿勢変更移動機構を備え
た構成とすることができる。また,前記保持手段が,第
2の位置において垂直姿勢で基板を保持し,第3の位置
まで基板を搬送する操作と,第3の位置において垂直姿
勢で基板を保持し,第2の位置まで搬送する操作を行う
ことができ,また,垂直姿勢で基板を保持する保持部
と,保持部を第2の位置と第3の位置との間で移動させ
る保持移動機構を備えた構成とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態につい
て説明する。本実施形態は,容器単位でのウェハの搬
入,洗浄,乾燥,容器単位での搬出までを一貫して行う
ように構成された洗浄システムにおいて,この洗浄シス
テムの構成要素として備えれられている取出搬入装置の
構成に関するものである。図1は,本発明の好ましい実
施の形態にかかる取出搬入装置が備えられている洗浄シ
ステム1の斜視図である。
【0021】この洗浄システム1は,洗浄前のウェハW
を水平姿勢で収納している容器2を搬入して,洗浄後の
ウェハWを再び容器2に収納して搬出する搬入出部3
と,複数枚数の(例えば,容器2が2つ分の50枚の)
ウェハWを一括してバッチ式に洗浄,乾燥する洗浄処理
部4の二つの箇所に大別することができる。
【0022】搬入出部3には,図2に示すようにウェハ
Wを例えば25枚収納した容器2を所定の位置に位置決
めをして載置させる載置部5と,この載置部5に載置さ
れた容器2に水平姿勢で収納されているウェハWを,容
器2から取り出し洗浄処理部4に差し出す共に,洗浄処
理が終了して洗浄処理部4から戻されたウェハWを載置
部5に載置されている容器2に水平姿勢で再び搬入する
取出搬入装置6が設けられている。
【0023】洗浄処理部4には,その前面側(図1にお
ける手前側)に,搬送装置10が配列されており,この
搬送装置10は,洗浄システム1の長手方向に沿ってス
ライド自在である。搬送装置10には,ウェハチャック
11が装備されており,この搬送装置10のウェハチャ
ック11によって,容器2の2つ分の(例えば50枚
の)ウェハWを一括して保持して移動することで,取出
搬入装置6から洗浄処理部4へウェハWを一括して搬送
することが可能である。また,洗浄処理部4で所定の洗
浄処理が終了した後,洗浄処理部4から取出搬入装置6
にウェハWを再び戻すことも可能である。
【0024】図示の洗浄処理部4において,左側から順
に,搬送装置10のウェハチャック11を洗浄,乾燥す
るためのチャック洗浄・乾燥槽12,各洗浄液を用いて
ウェハWを洗浄し,更に純水を用いてリンス洗浄する洗
浄槽13〜15,そして各洗浄槽13〜15で不純物が
除去されたウェハWを,例えばイソプロピルアルコール
(IPA)蒸気を用いて乾燥させるための乾燥槽16が
各々配列されている。
【0025】なお以上の配列や洗浄槽の組合わせは,ウ
ェハWに対する処理,洗浄の種類によって任意に組み合
わせることができる。例えば,ある洗浄槽を減じたり,
逆にさらに他の洗浄槽を付加してもよい。
【0026】次に,本発明の実施の形態にかかる洗浄シ
ステム1の取出搬入装置6の構成について説明する。
【0027】まず,図2に示すように,載置部5に載置
される容器2の内面には,ウェハWを水平姿勢で支持す
るために段になって形成されたスロット19が設けられ
ており,容器2の前面には開口部20が設けられてい
る。この開口部20を介して,後述する取出搬入装置6
に備えられている取出搬入手段40が,容器2内からウ
ェハWを水平姿勢のまま取り出し,容器2にウェハWを
水平姿勢で再び搬入するように構成されている。
【0028】載置部5の上面の三箇所には,図3で示す
ように凸部21が配置され,容器2の底面には該凸部2
1に対応した三つの凹部(図示せず)が配置されてい
る。そして,載置部5の上面に配置された凸部21に対
して容器2の底面に配置された凹部を上から嵌め合わせ
ることにより,容器2を載置部5の所定の位置に載置さ
せるようになっている。こうして,容器2が載置部5の
所定の位置に載置された場合には,開口部20が取出搬
入装置6に備えられている取出搬入搬送40に対して正
面位置になるように構成されている。
【0029】図4で示すように,載置部5の上面の両側
には,一方に(図4における左側に)支柱22aと支柱
23a,他方に(図4における右側に)支柱22bと支
柱23bが固定されている。支柱22aと支柱23aの
上端には,発光素子等から構成されている発光部24a
と発光部25aがそれぞれ設置されており,同様に支柱
22bと支柱23bの上端には,受光素子等から構成さ
れている受光部24bと受光部25bがそれぞれ設置さ
れている。そして,発光部24aと受光部24b及び発
光部25aと受光部25bが,載置部5に載置された容
器2の位置決めを検出するセンサ組になるように構成さ
れている。そして,容器2が上述の凸部21によって載
置部5の所定の位置に位置決めされて載置された場合に
は,発光部24aから射出された光は容器2の側面27
によって遮られ受光部24bによって検出されない。こ
の受光部24bの検出が行われないことにより,容器2
が載置部5に載置されたと認識されることになる。一
方,容器2の左右両側面27には,窓26がそれぞれ設
けられており,容器2が上述の凸部21によって載置部
5の所定の位置に位置決めされて載置された場合には,
発光部25aから射出された光は窓26を通過して受光
部25bによって検出される。この受光部25bによる
検出が行われることにより,容器2が所定の位置にある
と認識される。こうして,二つのセンサ組の検出の有無
により,容器2は載置部6の所定の位置に載置されたと
認識されるようになっている。
【0030】また,図4に示すように載置部5の上面に
は,容器2の開口部20を真ん中に挟んで,センサブロ
ック28a,センサブロック28bが配置されている。
センサブロック28aの内面には,発光素子等から構成
されている発光部29aと発光部30aが設けられてお
り,一方,センサブロック28bの内面には,受光素子
等から構成されている受光部29bと受光部30bが設
けられている。これら発光部29aと受光部29b及び
発光部30aと受光部30bがそれぞれセンサ組を構成
している。そして,発光部29aと受光部29bは,図
2に示すように容器2のスロット19に収納されている
ウェハWの前端をセンシングするようになっている。容
器2にウェハWが収納されている場合には,発光部29
aから射出された光が,ウェハWによって遮られ,受光
部29bは光を検出できなくなる。これにより,スロッ
ト19にウェハWが収納されていることが検出されるよ
うに構成されている。また,発光部30aと受光部30
bは,容器2のスロット19に収納されたウェハWの前
端より僅かに離れた箇所をセンシングするようになって
いる。ウェハWがスロット19から飛び出している場合
には,発光部30aから射出された光が,飛び出したウ
ェハWによって遮られ,受光部30bは光を検出できな
くなる。これにより,スロット19からのウェハWの飛
び出しを検出するように構成されている。
【0031】これらセンサブロック28aとセンサブロ
ック28bは,図2に示すように,載置部5下方に垂設
された支柱31に沿って移動する昇降部材32によって
支持されている。この昇降部材32はステッピングモー
タ等によって昇降駆動されるリフタ33に連結されてお
り,リフタ33の昇降移動に伴い,昇降部材32上端に
支持されたセンサブロック28aとセンサブロック28
bは同時に昇降移動をする。図2において実線で示した
センサブロック28aとセンサブロック28bは,リフ
タ33の下降に伴って一番低い位置に移動させられた状
態を示している。一方,図2において一点鎖線で示した
センサブロック28’とセンサブロック28b’はリフ
タ33の上昇に伴って一番高い位置に移動させられた状
態を示している。これらの間を移動することにより,セ
ンサブロック28aとセンサブロック28bは互いに同
じ高さを保ちながら,リフタ33の昇降移動によって容
器2の下から上までを往復移動するようになっている。
この移動に伴い,センサブロック28aとセンサブロッ
ク28bは,容器2の一番下のスロット19から一番上
のスロット19までに収納されているすべてのウェハW
に対して走査を行い,容器2に収納されたウェハWの枚
数と,容器2からのウェハWの飛び出しの有無を検出す
るようになっている。
【0032】次に,図3で示すように,本実施の形態に
かかる取出搬送装置6は,取出搬入手段40,ガイド手
段41,姿勢変更手段42,保持手段43から構成され
ている。
【0033】取出搬入手段40は,容器2からウェハW
を取り出し,そのウェハWを水平姿勢を維持しながら第
1の位置イまで搬送する操作を行うと共に,後述する姿
勢変更手段42により第1の位置イまで搬送されたウェ
ハWをガイド手段41を介して水平姿勢で受け取り,そ
のウェハWを水平姿勢で維持したまま容器2に搬入させ
る操作を行うように構成されている。
【0034】図5で示すように,取出搬送手段40は,
モータ50,モータ51を内蔵したケーシング52と,
このケーシング52上部に配設され,矢印53の方向に
回転自在な回転盤54と,この回転盤54の上面に設置
されたアーム本体55を備えている。
【0035】ケーシング52の下方には,図6で示すよ
うにブラケット56が装着されており,このブラケット
56は,モータ57の動力によって回転するネジ軸58
に螺合されている。このモータ57の回転駆動によっ
て,ネジ軸58に螺合されたブラケット56は昇降移動
するようになっている。こうして,モータ57の回転駆
動に伴い,ケーシング52とケーシング52上面に設置
されたアーム本体55全体が昇降移動するように構成さ
れている。図6において実線で示したアーム本体55
は,モータ57の回転駆動によって最も低い位置に移動
された状態を示している。一方,図6において二点鎖線
で示したアーム本体55’は,モータ57の回転駆動に
より,最も高い位置に移動された状態を示している。こ
れらの間を移動することにより,アームの本体55は,
容器2の各スロット19に対応する所定の高さと,後述
するガイド手段41との間でウェハWを授受する高さと
に移動することができるようになっている。
【0036】図5に示すように,このアーム本体55
は,回転基板54の上面に設置された第1のアーム60
と,この第1のアーム60の先端に連結された第2のア
ーム61と,この第2のアーム61の先端に連結され
た,水平姿勢でウェハWを載置させる取出アーム62と
から構成されている。取出アーム62の上面には,ウェ
ハWを水平姿勢で取出アーム62の上面に載せる際に,
ウェハWの裏面がなるべく滑らないようにPEEK材等
から構成される保持パッド63が設けられている。ま
た,取出アーム62をセラミック等の材料で構成する
と,搬送を繰り返しても,取出アーム62自体の撓みが
少なく,パーティクルの発生を防止することができる。
【0037】これら第1のアーム60,第2のアーム6
1,取出アーム62は伸縮自在な水平関節形ロボットと
して構成されている。第1のアーム60の基端部には,
モータ50の動力によって正逆回転する回転軸64が接
続されており,モータ50のの回転駆動の切換によっ
て,アーム本体55は伸縮し,取出アーム62が進退移
動するようになっている。
【0038】また,モータ51の回転軸65は回転盤5
4の底面中央に連結されている。これにより,回転盤5
4はモータ51の回転駆動によって,回転させられるよ
うになっている。こうして,この回転基板54の上面に
設置されたアーム本体55は,取出アーム62を容器2
側に向けた姿勢と,取出アーム62を第1の位置イに向
けた姿勢に,180゜旋回するように構成されている。
【0039】図7において,実線で示したアーム本体5
5は,モータ51の回転駆動によって取出アーム62が
容器2側に向かい,且つ,モータ50の回転駆動によっ
てアーム本体55が最も収縮した状態を示している。一
方,図7中の二点鎖線で示したアーム本体55’は,モ
ータ50の回転駆動よって,アーム本体55が伸長し,
取出アーム62が容器2内に進入した状態を示してい
る。このように,取出アーム62を容器2に向けた姿勢
でアーム本体55が伸長した場合には,取出アーム62
が容器2の内部まで進入し,容器2の各スロット19と
取出アーム62との間で,水平姿勢のままウェハWの受
け渡しができる状態となる。そして,モータ50の回転
駆動の切換によってアーム本体55が伸縮することによ
り,ウェハWを容器2から取り出す操作と,ウェハWを
容器2に搬入する操作とを行うようになっている。
【0040】また,図7において二点鎖線で示したアー
ム本体55”は,モータ51の回転駆動によって180
゜旋回し,取出アーム62が第1の位置イに向けられ,
更にモータ50の回転駆動によって,アーム本体55が
第1の位置イに伸長した状態を示している。このよう
に,取出アーム62を第1の位置イに向けた姿勢でアー
ム本体55が伸長した場合には,取出アーム62が後述
するガイド手段41の上方空間に水平方向に進入し,取
出アーム62とガイド手段41のと間で,水平姿勢のま
まウェハWの受け渡しができる状態となる。こうして,
モータ51の回転駆動によってアーム本体55が適宜1
80゜回転して,更にモータ50の回転駆動によってア
ーム本体55が伸縮することにより,取出アーム62に
載置させたウェハWを,容器2内と第1の位置イとの間
でに水平方向に搬送させることができるようになってい
る。
【0041】次に,ガイド手段41は,図3に示した第
1の位置イにおいて,ウェハWに設けられているノッチ
を利用してウェハWの方向合わを行うように構成されて
いる。
【0042】図8に示すように,ガイド手段41は,ウ
ェハWを載置させるガイド部80とガイド駆動部81を
備えており,先に説明した取出搬入手段40と後述する
姿勢変更手段42との間のウェハWの受け渡しがガイド
部80を介して行われるようになっている。
【0043】図9に示すように,このガイド部80の上
面には,ウェハW裏面の周縁を支持する支持台82と,
この支持台82に支持されるウェハWの周縁を案内して
位置決めをするピン83と,ウェハWの方向を検出する
センサ84が設けられている。なお,支持台82とピン
83とが一体型として作られても良い。また,図8で示
すように,ガイド部80は,ガイド駆動部81内に設け
られた昇降部材85の上端によって支持されており,こ
の昇降部材85にはブラケット86が装着されている。
このブラケット86は,モータ87の回転駆動によって
回転されるネジ軸88に螺合されており,モータ87の
回転駆動に伴い,昇降部材85に支持されたガイド部8
0は昇降移動するようになっている。
【0044】図8において実線で示したガイド部80
は,モータ87の回転駆動によって,最も低い位置に移
動させられた状態を示している。一方,図8において二
点鎖線で示したガイド部80’は,モータ87の回転駆
動によって,最も高い位置に移動させられた状態を示し
ている。そして,ガイド部80がこれらの間を昇降移動
することにより,先に説明した取出搬送手段40の取出
アーム62との間でウェハWの授受ができるようになっ
ている。ガイド部80が取出アーム62からウェハWを
受け取る場合には,モータ87の回転駆動によって,ガ
イド部80が上昇し,上昇の途中において ウェハW裏
面をガイド部80上面の支持台82で押し上げ,ガイド
部80は図8中の二点鎖線で示したガイド部80’の位
置までそのまま上昇する。これにより,ガイド部80が
取出アーム62からウェハWを受け取った状態となる。
一方,ガイド部80から取出アーム62へウェハWを受
け渡す場合には,最初はガイド部80は,図8中の二点
鎖線で示したガイド部80’の位置にあり,モータ87
の回転駆動によって,ガイド部80は下降を開始する。
そして,下降の途中において ウェハW裏面が取出アー
ム62上面に載置され,ガイド部80は図8中の実線で
示したガイド部80の位置までそのまま下降する。これ
により,ガイド部80から取出アーム62上面へウェハ
Wが受け渡された状態となる。図9で示すようにガイド
部80は全体としてU字形状をなし,その中央には形成
された隙間88は,取出アーム62を通過させるのに充
分な大きさを有するように構成されている。これより,
ガイド部80と取出アーム62との間でウェハWの授受
を行う際に,お互いを衝突させること無く,速やかにガ
イド部80の昇降移動を行えるようになっている。な
お,ウェハWはガイド部80の上面に設置された支持台
82上に載置されており,ウェハWとガイド部80の上
面との間には所定の空間が形成されているので,その空
間に取出アーム62を進入させてウェハWを持ち上げて
も良い。その場合には,前述のような隙間88を省略で
きる。
【0045】ガイド駆動部81の上面にはモータ90が
設けられており,モータ90の動力によって回転する回
転軸91は,回転盤92の底面中央を支持している。こ
の回転盤92上面は,図8に示すように,モータ87の
回転駆動で最も低い位置に下降させられたガイド部80
の支持台82上面よりも所定の距離だけ高い位置になる
ように配置されている。これにより,ウェハWを載置し
ているガイド部80が図8中の実線で示した位置まで下
降した場合には,ウェハW裏面は支持台82から突き上
げられ,回転盤92上面に載置された状態となる。そし
て,このように回転盤92上面にウェハWを載置した状
態で,図10で示すようにモータ90を回転させること
により,ウェハWを回転させるようになっている。この
回転に伴い,ウェハWのノッチWaをセンサ84によっ
て検出することにより,ウェハWの方向合わせが行われ
るようになっている。
【0046】次に,姿勢変更手段42は,図3で示した
第1の位置イにおいて,先に説明したガイド手段41に
より方向合わせが行われたウェハWを把持し,そのウェ
ハWの姿勢を水平姿勢から垂直姿勢に変更しながら第2
の位置ロまで搬送する操作を行うと共に,後述する保持
手段43により第2の位置ロに搬送されたウェハWを把
持し,そのウェハWの姿勢を垂直姿勢から水平姿勢に変
更しながら第1の位置イまで搬送する操作を行うように
構成されている。
【0047】図11で示すように,姿勢変更手段42
は,左右一対の把持部101a,101bを備えてお
り,この把持部101a,101bに設けられた支持フ
レーム102a,102bは,支持台103の上面に移
動自在に支持されている。この支持台103の上面に
は,ボールネジ駆動部104が設置されており,ボール
ネジ駆動部104の左右に伸びるボールネジ105a,
105bは支持フレーム102a,102bにそれぞれ
螺合されている。そして,このボールネジ駆動部104
の稼働によって,把持部101a,101bは同時に左
右対称に移動して互いに接近と離隔することができるよ
うになっている。なお,このようなボールネジ駆動部1
04の稼働に代えて,シリンダーの稼働によって把持部
101a,101bを互いに接近と離隔させるように構
成にしても良い。
【0048】図11に示すように,支持フレーム102
a,102bの先端には,ウェハWを把持するための左
右対称に形成されたチャック106a,106bが設け
られている。このチャック106a,106bにはウェ
ハWの周縁部を嵌入させる把持溝107a,107b
が,チャック106a,106bの長手方向に形成され
ている。そして,図12で示すように,ボールネジ駆動
部104の稼働よって,把持部101a,101bを左
右から同時に接近させることにより,チャック106
a,106bは,図12中の二点鎖線で示したチャック
106a’,106b’の位置にまで移動し,ウェハW
の周縁部をチャック106a,106bの把持溝107
a,107bにそれぞれ嵌入させた状態となる。この動
作によって,姿勢変更手段42はウェハWを把持するよ
うになっている。一方,このように,ウェハWを把持し
た状態から,ボールネジ駆動部104の逆方向の稼働に
よって,把持部101a,101bを左右から同時に離
隔させた場合には,チャック106a,106bは,図
12中の実線で示したチャック106a,106bの位
置に移動し,ウェハWを放すようになっている。
【0049】ここで,図8に示すように,先に説明した
ガイド手段41は,前記ガイド部80と姿勢変更手段4
2との間でウェハWの授受ができるまでの高さに移動さ
せることができるようになっている。即ち,ガイド部8
0がモータ87の回転駆動によって図8中の二点鎖線ガ
イド部80’の位置まで移動した場合に,ガイド部80
に載置されたウェハWをチャック106a,106bが
把持する操作を行うと共に,チャック106a,106
bに把持されたウェハWをガイド部80が受け取る操作
を行うようになっている。
【0050】また,図11に示すように,把持部101
a,101bの基端部には,それぞれカバー108a,
108bが設けられており,これらのカバー108a,
108bにはモータ109の回転軸110が通されてい
る。図13で示すように,これらの内部に形成された回
転伝達部111にモータ109の動力が伝達されて,チ
ャック106a,106bが同時に回転するようになっ
ている。ここで,把持部101aの内部に形成された回
転伝達部111と,101bの内部に形成された回転伝
達部111とは同様な構成を備えているので,代表して
把持部101aの回転伝達部111について説明する。
【0051】図13に示すように,把持部101aの内
部には,プーリ112,113,114が設けられてお
り,プーリ112とプーリ113には無端ベルト115
が巻回され,プーリ113とプーリ114には無端ベル
ト116が巻回されている。そして,プーリ112には
先に説明したモータ109の回転軸110の回転動力が
伝達されており,モータ109の動力が,プーリ11
2,無端ベルト115,プーリ113,無端ベルト11
6,プーリ114を介して,チャック106aに伝達さ
れ,チャック106aが回転するように構成されてい
る。なお,把持部101bの内部に形成された回転伝達
部111も同様な構成をしているので,モータ109の
回転駆動によってチャック106a,106bは同時に
回転するようになっている。
【0052】図13において実線示したチャック106
a(106b)は,水平姿勢でウェハWを把持している
状態を示している。一方,図13において二点鎖線で示
したチャック106a’(106b’)は,垂直姿勢で
ウェハWを把持している状態を示している。そして,モ
ータ109の回転駆動によって,チャック106a,1
06bが,これらの間を回転することによって,ウェハ
Wの姿勢を水平姿勢と垂直姿勢とに変換できるようにな
っている。なお,ウェハWの垂直姿勢を確認するため
に,図12に示すように支持フレーム102aの先端に
発光部117が設置され,同様に,支持フレーム102
bの先端に受光部118が設置されている。姿勢変更部
42に把持されたウェハWが垂直姿勢にされた場合に
は,発光部117から射出された光が,ウェハWによっ
て遮られ,受光部118が光を検出できなくなる。これ
により,ウェハWが垂直姿勢となったことを検出するよ
うに構成されている。
【0053】図11に示すように,支持台103の側面
には,モータ120のボールネジ軸121が螺合られて
いる。このモータ120の回転駆動によって,支持台1
03全体が仕切壁122に沿って左右方向に移動し,こ
れにより,姿勢変更手段42に把持されたウェハWを図
3に示した第1の位置イと第2の位置ロとの間で搬送さ
せることができるようになっている。
【0054】ここで,図14において,実線で示したウ
ェハWは,第1の位置イにおいて姿勢変更部手段42の
チャック106a,106bによって水平姿勢で把持さ
れた状態を示している。この状態から,モータ120の
回転駆動によって姿勢変更手段42を第2の位置ロへ移
動させると共に,モータ109の回転駆動によってチャ
ック106a,106bを水平姿勢から垂直姿勢に回転
させることができるようになっている。図14中の二点
鎖線で示したウェハW’は,第2の位置ロに移動させら
れる途中のウェハWの状態を示している。この搬送の途
中においては,図14中の実線で示したチャック106
a,106bが図14中の二点鎖線で示したチャック1
06a’,106b’の位置まで回転し,これに伴い,
ウェハWの姿勢が図14中の二点鎖線で示したウェハ
W’のように斜めに傾いた状態となる。その後,姿勢変
更手段42が第2の位置ロへ到着し,チャック106
a,106bの回転が終了することになる。この時点で
はウェハWは,図14中の二点鎖線で示したウェハW”
のように姿勢変更手段42のチャック106a,106
bによって垂直姿勢で把持され,第2の位置ロに搬送さ
れた状態となる。こうして第1の位置イから第2の位置
ロへウェハWが垂直姿勢で搬送された場合には,姿勢変
更手段42と後述する保持部43との間でウェハWの授
受ができる状態となる。一方,姿勢変更手段42は,図
14中の二点鎖線で示したウェハW”の状態から,モー
タ120の逆方向の回転駆動によって第1の位置イへ移
動すると共に,モータ109の逆回転駆動によってチャ
ック106a,106bを垂直姿勢から水平姿勢に回転
させることもできるようになっている。そして,第2の
位置ロから第1の位置イへウェハWが水平姿勢で搬送さ
れた場合には,姿勢変更手段43と先に説明したガイド
手段41との間でウェハWの授受ができる状態となる。
なお,ウェハWを搬送させながらウェハWの姿勢を変更
する場合について説明を行ったが,ウェハWの姿勢を変
更してからその後にウェハWを搬送させても良いし,ま
た,ウェハWを搬送させてからその後にウェハWの姿勢
を変更しても良い。
【0055】次に,保持手段43は,図3に示した第2
の位置ロにおいて先に説明した姿勢変更手段42により
搬送されたウェハWを受け取って垂直姿勢でウェハWを
保持し,第3の位置ハまで搬送する操作と行うと共に,
第3の位置ハにおいて垂直姿勢でウェハWを保持し,第
2の位置ロまで搬送する操作を行うように構成されてい
る。
【0056】図15に示すように,保持手段43は,ウ
ェハWを保持する保持部130と,第2の位置ロと第3
の位置ハとの間で保持部130を移動させる移動部13
1を備えている。
【0057】図15で示すように,保持部130には,
ウェハWの周縁部が嵌入される保持溝132が所定数,
例えば50本ほど形成されている保持台133が設けら
れている。この保持台133は,昇降部材134の上端
に支持されており,この昇降部材134は,保持部材1
35に沿って昇降移動する昇降台136によって支持さ
れている。この昇降台136は,モータ137の回転駆
動によって回転するボールネジ軸138に螺合されてお
り,モータ137の回転駆動に伴い,昇降部材134の
上端に支持された保持台133は昇降移動するようにな
っている。また,保持台133は図示しない回転機構に
接続されており,保持台133に保持されたウェハW
は,回転機構の回転駆動によって,180゜向きを変え
られるようになっている。
【0058】また,移動部131には,ガイド壁140
と,ガイド壁140に取り付けられたモータ141と,
モータ141の回転駆動によって回転するボールネジ軸
142を備えている。このボールネジ軸142には,保
持部材135の裏面に取り付けられた図示しないブラケ
ットが螺合されており,モータ141の回転駆動に伴
い,保持部130全体が,第2の位置ロと第3の位置ハ
との間を移動するようになっている。
【0059】図16において,実線で示した保持台13
3は,第2の位置ロにおいて,モータ137の稼働に伴
い,最も低い位置に移動させられた状態を示している。
一方図16中の二点鎖線で示した保持台133’は,第
2の位置ロにおいて,モータ137の稼働に伴い,最も
高い位置に移動させられた状態を示している。そして,
保持台133がこれらの間を昇降移動することにより,
先に説明した姿勢変更手段42と保持手段43との間
で,ウェハWの授受ができるようになっている。即ち,
第2の位置ロにおいて,保持手段43が姿勢変更手段4
2からウェハWを受け取る場合には,モータ137の回
転駆動によって,保持台133は図16中の二点鎖線で
示した保持台133’の位置まで上昇し,これにより,
保持台133の所定の保持溝132にウェハW下部の周
縁部が嵌入される。そして,先に説明した姿勢変更手段
42のボールネジ駆動部104の駆動によって,姿勢変
更手段42のチャック106a,106bが,図16中
の二点鎖線で示したチャック106a’,106b’の
位置から図16中の二点鎖線で示したチャック106
a”,106b”の位置に移動させられる。これによ
り,チャック106a,106bはウェハWを放し,保
持手段43が姿勢変更手段42からウェハWを受け取っ
た状態となる。その後,保持台133は図16中の実線
で示された保持台133の位置に下降する。一方,第2
の位置ロにおいて,保持手段43から姿勢変更手段42
へウェハWを受け渡す場合には,モータ137の回転駆
動によって,ウェハWを保持した保持台133は図16
中の二点鎖線で示した保持台133’の位置まで上昇す
る。そして,予め第2の位置ロに待機していた姿勢変更
手段42のチャック106a,106bが,ボールネジ
駆動部104の駆動によって,図16中の二点鎖線で示
した二点鎖線チャック106a”,106b”の位置か
ら図16中の二点鎖線で示したチャック106a’,1
06b’の位置に移動させられる。そして,ウェハWの
周縁部をチャック106a,106bの把持溝107
a,107bに嵌入させる。これにより,姿勢変更手段
42はウェハWを把持し,保持台133から姿勢変更手
段42へウェハWを受け渡した状態となる。その後,保
持台133は図16中の実線で示した保持台133の位
置に下降する。
【0060】また,図17において,実線で示した保持
部130は,モータ141の稼働によって第2の位置ロ
に移動させられた状態を示している。一方,図17中の
二点鎖線で示した保持部130’は,モータ141の稼
働によって,保持台130が第3の位置ハに移動させら
れた状態を示している。そして,保持部130がこれら
の間を移動することにより,垂直姿勢姿勢で第2の位置
ロと第3の位置ハにウェハWを移動させることができる
ようになっている。
【0061】さて,以上に構成された本発明の実施の形
態にかかる取出搬入装置6の作用を図1の洗浄システム
1におけるウェハWの洗浄処理に基づいて説明する。
【0062】まず,図示しない搬送ロボットが未だ洗浄
されていないウェハWを例えば25枚ずつ収納した容器
2を搬入出部3の載置部5の所定の位置に載置する。こ
の所定の位置に対する位置決めは,先に図2で説明した
ように載置部5の上面に設けられた三箇所の凸部21に
対応して,容器2の底面に設けられた三つの凹部(図示
せず)を上から嵌め合わせることにより行われる。こう
して,容器2が載置部5の所定の位置に載置されたこと
は,受光部24b,25bによって検出される。位置決
めの確認後,センサブロック28aとセンサブロック2
8bが昇降して,容器2の各スロット19に収納されて
いるウェハWを走査し,容器2に収納されているウェハ
Wの枚数と,容器2からのウェハWの飛び出しの有無が
検出される。
【0063】次に,容器2に姿勢を向けた取出搬入手段
40のアーム本体55の高さが調整される。即ち,取出
アーム62上面の高さが,例えば最も下のスロット19
に収納にされたウェハW裏面の下方の高さににちょうど
位置するようにアーム本体55が上昇移動する。その
後,アーム本体55が伸長し,取出アーム62を容器2
のウェハW裏面の下方に水平方向に進入させる。そし
て,アーム本体55が僅かながら上昇し,この上昇に伴
いウェハW裏面を取出アーム62上面に載置させ,これ
により,取出アーム62が容器2内からウェハWを受け
取る。その後,再びアーム本体55が収縮し,ウェハW
が容器2から水平姿勢で取り出される。そして,アーム
本体55が第1の位置イに向けて姿勢を180゜旋回す
る共にガイド手段41に対してウェハWを受け渡す高さ
にまで上昇する。その後,取出アーム62を第1の位置
イに向けた姿勢でアーム本体55が伸長し,ウェハWを
載置している取出アーム62を第1の位置イに搬送し,
ガイド手段41の上方空間に水平方向に進入させる。
【0064】次に,ガイド手段42のガイド部80が上
昇し,取出アーム62からウェハWを受け取る。その
後,アーム本体55は収縮し,取出アーム62は第1の
位置イから後退する。その後,ガイド部80が下降し,
回転盤92上面にウェハWが載置された状態となる。そ
して,先に図10で説明したように,回転板92が回転
し,センサ84によるウェハWの方向合わせが行われ
る。方向合わせの終了後,再びガイド部80が上昇し
て,回転盤92からウェハWを受け取り,姿勢変更手段
42がウェハWを把持できる高さにまで上昇する。
【0065】次に,予め第1の位置イに待機している姿
勢変更手段42が,先に図12で説明したように,チャ
ック106a,106bを互いに接近させる。そして,
上昇したガイド部80に載置されているウェハWの周縁
部を,チャック106a,106bの把持溝107a,
107bに嵌入させ,水平姿勢でウェハWを姿勢変更手
段42によって把持する。その後,ガイド部80は再び
下降する。そして,先に図14で説明したように,姿勢
変更手段42が第1の位置イから第2の位置ロまで移動
を開始すると共に,チャック106a,106bが水平
姿勢から垂直姿勢へ90゜回転することになる。こうし
て,第1の位置イにおいて姿勢変更手段42に把持され
たウェハWが,垂直姿勢に姿勢を変更されて第2の位置
ロに搬送される。
【0066】次に,こうして第2の位置ロにウェハWを
搬送すると,先に図16で説明したように,第2の位置
ロの所定の位置に移動した保持手段43の保持台133
が上昇する。そして,所定の,例えば最も右側の保持溝
132にウェハWの周縁部を嵌入させる。その後,チャ
ック106a,106bがウェハを放す。そして,保持
台133は下降し,保持手段43にウェハWが保持され
た状態となり,姿勢変更手段42は再び第1の位置イに
戻ることになる。こうして,第2の位置ロにおいて保持
手段43が姿勢変更手段42からウェハWを受け取と
り,保持台133に垂直姿勢でウェハWが保持される。
【0067】次に,容器2の下から2番目のスロット1
9に水平姿勢で収納されているウェハWに対しても同様
に一連の操作がなされ,第2の位置ロにおいて,保持台
133の右から2番目の保持溝132にウェハWが垂直
姿勢で保持されることになる。こうして,次々と容器2
の各スロット19に収納されているウェハWが各保持溝
132に順々に嵌入され,容器2に水平姿勢で収納され
ている全てのウェハWが,保持台133に垂直姿勢で保
持されることになる。すると,空になった1つ目の容器
2が洗浄システムから搬出され,未だ洗浄されていない
ウェハWを25枚収納した2つ目の容器2が新たに洗浄
システム1に搬入される。この2つ目の容器2に収納さ
れている全てのウェハWが,同様に順々に第2の位置ロ
に搬送されて保持溝132に嵌入される。そして,合計
50枚のウェハWが保持台133に保持されると,先に
図17で説明したように,50枚のウェハWを保持した
保持部130が第2の位置ロから第3の位置ハへ移動す
る。こうして,保持手段43に保持された50枚のウェ
ハWが,垂直姿勢で第3の位置ハに搬送される。なお,
保持台133を180゜回転することにより,ウェハW
の向きを,ウェハWの枚数毎又はキャリア単位のウェハ
Wの枚数毎に自由に変えても良い。このように保持手段
43にウェハWを受け渡す際に,ウェハWの表面同士を
向き合わせて処理することもできる。また,保持部13
0が移動することにより,保持台133に保持されるウ
ェハWのピッチを自由に変えることもできる。
【0068】続いて,洗浄処理部4のチャック洗浄・乾
燥槽12において既に洗浄および乾燥処理された搬送装
置10のウェハチャック11が,第3の位置ハにおいて
保持台133に保持されている待機状態のウェハWの上
方に移動し,その保持されたウェハWをウェハチャック
11により50枚単位で一括で把持する。そして,それ
らウェハWを垂直姿勢を維持して洗浄槽13,14,1
5に順次搬送し,ウェハW表面に付着している有機汚染
物,パーティクル等の不純物を除去する洗浄を行う。そ
して,最後にウェハWは乾燥槽16において乾燥され,
搬送装置10のウェハチャック11によって把持されて
搬送されることにより,50枚単位で一括して再び保持
台133に戻される。こうして,洗浄処理部4において
所定の洗浄処理が施されたウェハWが,保持手段43に
再び搬入される。
【0069】次に,先に図17で説明したように,50
枚のウェハWを保持した保持部130が第3の位置ハか
ら第2の位置ロへ移動する。そして,第2の位置ロの所
定の位置に移動した保持手段43が,姿勢変更手段42
にウェハWを受け渡せる高さにまで上昇する。
【0070】次に,予め第2の位置ロに待機している姿
勢変更手段42が,先に図16で説明したように,チャ
ック106a,106bを互いに接近させる。そして,
上昇した保持台133の例えば最も左側の保持溝132
に嵌入されているウェハWの周縁部を,チャック106
a,106bの把持溝107a,107bに嵌入させ,
垂直姿勢でウェハWを姿勢変更手段42によって把持す
る。その後,保持台133は下降する。そして,先に図
14で説明したように,姿勢変更手段42が第2の位置
ロから第1の位置イまで移動を開始すると共に,チャッ
ク106a,106bが垂直姿勢から水平姿勢へ90゜
回転する。こうして,第2の位置ロにおいて姿勢変更手
段42に把持されたウェハWが,水平姿勢に姿勢を変更
されて第1の位置イに搬送される。
【0071】次に,このように第1の位置イにウェハW
を搬送すると,先に図8で説明したように,ガイド手段
41のガイド部80が上昇する。そして,支持台82に
よってウェハW裏面を支持する。その後,チャック10
6a,106bがウェハWを放し,ガイド部80にウェ
ハWが載置された状態となる。そして,ガイド手段41
に対して所定の高さにまで上昇した取出アーム55が,
取出アーム62を第1の位置イに向けた姿勢で伸長し,
上昇したガイド部80の下方に取出アーム62を水平方
向に進入させる。その後,先に図8で説明したように,
ガイド部80が下降し,取出アーム62の上面にウェハ
Wが載置された状態となる。こうして,ガイド手段41
から取出アーム62へとウェハWが受け渡される。な
お,処理後においても,ウェハWの方向合わせが必要に
応じて行われる場合がある。
【0072】次に,伸長していたアーム本体55が収縮
し,これにより,取出アーム62に載置されたウェハW
が第1の位置イから水平方向に後退させられる。そし
て,アーム本体55が容器2側に向けて姿勢を180゜
旋回する共に,例えば容器2の最も下のスロット19の
上方の高さにウェハWが移動する位置までアーム本体5
5が昇降移動する。その後,アーム本体55が伸長し,
取出アーム62を容器2の最も下のスロット19の上方
に水平方向に進入させる。そして,アーム本体55が僅
かながら下降し,この下降に伴いウェハW裏面をスロッ
ト19上面に載置させ,取出アーム62上面からスロッ
ト19へウェハWを受け渡す。これにより容器2にウェ
ハWが水平姿勢で収納された状態となる。その後,再び
アーム本体55が収縮し,容器2内から退出する。
【0073】次に,保持台133の左から2番目の保持
溝132に垂直姿勢で嵌入されているウェハWに対して
も同様に一連の操作がなされ,容器2の下から2番目の
スロット19にウェハWが水平姿勢で搬入されることに
なる。こうして次々と各保持溝132に嵌入されている
ウェハWが各スロット19に順々に収納され,保持台1
33に保持されている半分のウェハWが,容器2に水平
姿勢で搬入される。すると,洗浄処理が施されたウェハ
Wで一杯になった1つ目の容器2が洗浄システムから搬
出され,空になっている別の容器2が新たに洗浄システ
ム1に搬入される。その後,保持台133に保持されて
いる残りの半分のウェハWが,同様に順々に容器2に搬
入される。そして,洗浄処理が施されたウェハWで一杯
になった2つ目の容器2が洗浄システムから搬出され
る。
【0074】かくして,この実施の形態の洗浄システム
1によれば,容器2に水平姿勢で収納されているウェハ
Wを,取出搬入装置6によって,容器2から取り出し垂
直姿勢に変換して洗浄処理部4へ受け渡すと共に,洗浄
処理が終了して洗浄処理部4から戻されたウェハWを,
水平姿勢に変換して再び容器2に搬入することができる
ようになる。従って,ウェハWの大口径化に伴い水平姿
勢でウェハWを収納するように規格化された容器2に対
応することができる。その結果,大型のウェハWの洗浄
処理が可能となり,半導体デバイスの製造における生産
性を向上することができる。なお,一例としてウェハを
洗浄する洗浄システムについて主たる説明を行ったが,
本発明は,LCD基板の如き他の基板を扱うシステム
や,例えば他の処理等を行う各種の取出搬入装置などに
適応させることも可能である。また,実施の形態の例に
おいて,搬入取出装置を処理部に対して片側に設置した
場合を説明したが,容器から基板を取り出す取出装置
と,容器に基板を搬入する搬入装置を別々に構成し,処
理部を挟んで,片側に取出装置を設置し,反対側に搬出
装置を設置しても,搬送取出装置と同様の効果が得られ
る。
【0075】
【発明の効果】本発明の取出装置によれば,最近におい
て大口径化した基板に対応して基板を水平姿勢で収納す
るように規格化された容器から取り出した基板を,垂直
姿勢にして基板の洗浄処理などの処理を行う処理部へ円
滑に搬入することが可能となる。従って,大口径化した
半導体デバイスなどの製造が可能となる。
【0076】また,本発明の搬入装置によれば,垂直姿
勢で処理を行う処理部から搬出された基板を,水平姿勢
にして最近において大口径化した基板に対応して基板を
水平姿勢で収納するように規格化された容器に円滑に搬
入することが可能となる。
【0077】また,本発明の取出搬入装置によれば,最
近において大口径化した基板に対応して基板を水平姿勢
で収納するように規格化された容器から取り出した基板
を,垂直姿勢にして基板の洗浄処理などの処理を行う処
理部へ円滑に搬入すると共に,垂直姿勢で処理を行う処
理部から搬出された基板を,該容器に水平姿勢にして搬
入することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗浄システムの斜視図である。
【図2】載置部及び容器の側面図である。
【図3】搬入出部の平面図である。
【図4】容器の斜視図である。
【図5】取出搬送手段の斜視図である。
【図6】取出搬送手段の昇降する状態を説明する断面図
である。
【図7】アーム本体が容器と第1の位置との間を伸縮及
び旋回する状態を説明する平面図である。
【図8】ガイド手段の側面図である。
【図9】ガイド部と取出アームとの間で行われるウェハ
の授受の状態を説明する斜視図である。
【図10】方向合わせを行うガイド手段の要部の斜視図
である。
【図11】姿勢変更手段の斜視図である。
【図12】姿勢変更手段の平面図である。
【図13】把持部の断面図である。
【図14】姿勢変更手段によって把持したウェハWを,
第1の位置と第2の位置との間で搬送させると共に,ウ
ェハWの姿勢を変更させる状態を説明する正面図であ
る。
【図15】保持手段の斜視図である。
【図16】姿勢変更手段と保持手段との間で行われるウ
ェハの授受の状態を説明する正面図である。
【図17】保持手段が第2の位置と第3の位置との間を
移動する状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
W ウェハ 2 容器 6 取出搬入装置 40 取出搬入手段 41 ガイド手段 42 姿勢変更手段 43 保持手段 54 取出アーム 130 保持部 イ 第1の位置 ロ 第2の位置 ハ 第3の位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−197265(JP,A) 特開 平7−335716(JP,A) 特開 平7−130638(JP,A) 特開 平7−86373(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 H01L 21/304 648

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を水平姿勢で収納する容器から基板
    を取り出す装置であって, 容器から基板を取り出し,その基板を水平姿勢を維持し
    ながら第1の位置まで搬送する取出手段と, 取出手段により第1の位置まで搬送された基板を把持
    し,基板の姿勢を垂直姿勢に変更すると共に,第2の位
    置まで搬送する姿勢変更手段と, 姿勢変更手段により第2の位置まで搬送された基板を受
    け取って垂直姿勢で基板を保持する保持手段を備え 前記容器が,複数枚の基板を水平姿勢で並列に並べた状
    態で収納し,前記保持手段が,複数枚の基板を垂直姿勢
    で並列に並べた状態で保持するように構成されている
    とを特徴とする基板の取出装置。
  2. 【請求項2】 基板を水平姿勢で収納する容器から基板
    を取り出す装置であって, 容器から基板を取り出し,その基板を水平姿勢を維持し
    ながら第1の位置まで搬送する取出手段と, 取出手段により第1の位置まで搬送された基板を把持
    し,基板の姿勢を垂直姿勢に変更すると共に,第2の位
    置まで搬送する姿勢変更手段と, 姿勢変更手段により第2の位置まで搬送された基板を受
    け取って垂直姿勢で基板を保持する保持手段を備え, 前記取出手段と前記姿勢変更手段との間の基板の受け渡
    しが,基板の方向合わせを行うために第1の位置に配置
    されたガイド手段を介して行われることを特徴と基板の
    取出装置。
  3. 【請求項3】 前記容器が,複数枚の基板を水平姿勢で
    並列に並べた状態で収納し,前記保持手段が,複数枚の
    基板を垂直姿勢で並列に並べた状態で保持するように構
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の基板の
    取出装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド手段が,水平姿勢で基板を回
    転させるガイド回転機構と,前記取出手段から基板を受
    け取る高さと基板の方向合わせを行う高さと前記姿勢変
    更手段に基板を受け渡す高さとに基板を昇降させるガイ
    ド昇降機構を備えていることを特徴とする請求項2又は
    に記載の基板の取出装置。
  5. 【請求項5】 前記取出手段が,基板を水平姿勢で載置
    させる取出アームと,取出アームを容器内と第1の位置
    との間で移動させる取出移動機構を備えていることを特
    徴とする請求項1,2,3又は4の何れかに記載の基板
    の取出装置。
  6. 【請求項6】 前記姿勢変更手段が,基板を把持する姿
    勢変更把持機構と,基板を回転させて水平姿勢から垂直
    姿勢に変更する姿勢変更回転機構と,姿勢変更把持機構
    を第1の位置と第2の位置との間で移動させる姿勢変更
    移動機構を備えていることを特徴とする請求項1,2,
    3,4又は5の何れかに記載の基板の取出装置。
  7. 【請求項7】 前記保持手段が,第2の位置において垂
    直姿勢で基板を保持し,第3の位置まで基板を搬送する
    ことを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6の何
    れかに記載の基板の取出装置。
  8. 【請求項8】 前記保持手段が,垂直姿勢で基板を保持
    する保持部と,保持部を第2の位置と第3の位置との間
    で移動させる保持移動機構を備えていることを特徴とす
    る請求項に記載の基板の取出装置。
  9. 【請求項9】 基板を水平姿勢で収納する容器に基板を
    搬入する装置であって, 垂直姿勢で基板を保持する保持手段と, 第2の位置において保持手段により垂直姿勢で保持され
    た基板を把持し,基板の姿勢を水平姿勢に変更すると共
    に,第1の位置まで搬送する姿勢変更手段と, 姿勢変更手段により第1の位置まで搬送された基板を受
    け取り,その基板を水平姿勢を維持しながら容器内に搬
    入させる搬入手段を備え 前記容器が,複数枚の基板を水平姿勢で並列に並べた状
    態で収納し,前記保持手段が,複数枚の基板を垂直姿勢
    で並列に並べた状態で保持するように構成されているこ
    とを特徴とする基板の搬入装置。
  10. 【請求項10】 基板を水平姿勢で収納する容器に基板
    を搬入する装置であって, 垂直姿勢で基板を保持する保持手段と, 第2の位置において保持手段により垂直姿勢で保持され
    た基板を把持し,基板の姿勢を水平姿勢に変更すると共
    に,第1の位置まで搬送する姿勢変更手段と, 姿勢変更手段により第1の位置まで搬送された基板を受
    け取り,その基板を水平姿勢を維持しながら容器内に搬
    入させる搬入手段を備え, 前記搬入手段と前記姿勢変更手段との間の基板の受け渡
    しが,基板の方向合わせを行うために第1の位置に配置
    されたガイド手段を介して行われることを特徴とする基
    板の搬入装置。
  11. 【請求項11】 前記容器が,複数枚の基板を水平姿勢
    で並列に並べた状態で収納し,前記保持手段が,複数枚
    の基板を垂直姿勢で並列に並べた状態で保持するように
    構成されていることを特徴とする請求項10に記載の基
    板の搬入装置。
  12. 【請求項12】 前記ガイド手段が,水平姿勢で基板を
    回転させるガイド回転機構と,前記姿勢変更手段から基
    板を受け取る高さと基板の方向合わせを行う高さと前記
    搬入手段に基板を受け渡す高さとに基板を昇降させるガ
    イド昇降機構を備えていることを特徴とする請求項10
    又は11に記載の基板の搬入装置。
  13. 【請求項13】 前記保持手段が,第3の位置において
    垂直姿勢で基板を保持し,第2の位置まで搬送すること
    を特徴とする請求項9,10,11又は12の何れか
    記載の基板の搬入装置。
  14. 【請求項14】 前記保持手段が,垂直姿勢で基板を保
    持する保持部と,保持部を第3の位置と第2の位置との
    間で移動させる保持移動機構を備えていることを特徴と
    する請求項13に記載の基板の搬入装置。
  15. 【請求項15】 前記姿勢変更手段が,基板を把持する
    姿勢変更把持機構と,基板を回転させて垂直姿勢から水
    平姿勢に変更する姿勢変更回転機構と,姿勢変更把持機
    構を第2の位置と第1の位置との間で移動させる姿勢変
    更移動機構を備えていることを特徴とする請求項9,1
    0,11,12,13又は14の何れかに記載の基板の
    搬入装置。
  16. 【請求項16】 前記搬入手段が,基板を水平姿勢で載
    置させる取出アームと,取出アームを第1の位置と容器
    内との間で移動させる搬入移動機構を備えていることを
    特徴とする請求項9,10,11,12,13,14又
    は15の何れかに記載の基板の搬入装置。
  17. 【請求項17】 基板を水平姿勢で収納している容器か
    ら基板を取り出し,容器に基板を搬入する装置であっ
    て, 容器から基板を取り出し,その基板を水平姿勢を維持し
    ながら第1の位置まで搬送する操作と,姿勢変更手段に
    より第1の位置まで搬送された基板を受け取り,その基
    板を水平姿勢を維持しながら容器内に搬入させる操作を
    行う取出搬入手段と, 取出搬入手段により第1の位置まで搬送された基板を把
    持し,基板の姿勢を垂直姿勢に変更すると共に,第2の
    位置まで搬送する操作と,第2の位置において保持手段
    により垂直姿勢で保持された基板を把持し基板の姿勢を
    水平姿勢に変更すると共に,第1の位置まで搬送する操
    作を行う姿勢変更手段と, 姿勢変更手段により第2の位置まで搬送された基板を受
    け取って垂直姿勢で基板を保持する操作と,垂直姿勢で
    基板を保持し,第2の位置において姿勢変更手段に基板
    を受け渡す操作を行う保持手段を備え 前記容器が,複数枚の基板を水平姿勢で並列に並べた状
    態で収納し,前記保持手段が,複数枚の基板を垂直姿勢
    で並列に並べた状態で保持するように構成されているこ
    とを特徴とする基板の取出搬入装置。
  18. 【請求項18】 基板を水平姿勢で収納している容器か
    ら基板を取り出し,容器に基板を搬入する装置であっ
    て, 容器から基板を取り出し,その基板を水平姿勢を維持し
    ながら第1の位置まで搬送する操作と,姿勢変更手段に
    より第1の位置まで搬送された基板を受け取り,その基
    板を水平姿勢を維持しながら容器内に搬入させる操作を
    行う取出搬入手段と, 取出搬入手段により第1の位置まで搬送された基板を把
    持し,基板の姿勢を垂直姿勢に変更すると共に,第2の
    位置まで搬送する操作と,第2の位置において保持手段
    により垂直姿勢で保持された基板を把持し基板の姿勢を
    水平姿勢に変更すると共に,第1の位置まで搬送する操
    作を行う姿勢変更手段と, 姿勢変更手段により第2の位置まで搬送された基板を受
    け取って垂直姿勢で基板を保持する操作と,垂直姿勢で
    基板を保持し,第2の位置において姿勢変更手 段に基板
    を受け渡す操作を行う保持手段を備え, 前記取出手段と前記姿勢変更手段との間の基板の受け渡
    しが,基板の方向合わせを行うために第1の位置に配置
    されたガイド手段を介して行われることを特徴とする基
    板の取出搬入装置。
  19. 【請求項19】 前記容器が,複数枚の基板を水平姿勢
    で並列に並べた状態で収納し,前記保持手段が,複数枚
    の基板を垂直姿勢で並列に並べた状態で保持するように
    構成されていることを特徴とする請求項18に記載の基
    板の取出搬入装置。
  20. 【請求項20】 前記ガイド手段が,水平姿勢で基板を
    回転させるガイド回転機構と,前記取出搬入手段と基板
    を授受する高さと基板の方向合わせを行う高さと前記姿
    勢変更手段と基板を授受する高さとに基板を昇降させる
    ガイド昇降機構を備えていることを特徴とする請求項
    8又は19に記載の基板の取出搬入装置。
  21. 【請求項21】 前記取出搬入手段が,基板を水平姿勢
    で載置させる取出アームと,取出アームを容器内と第1
    の位置との間で移動させる取出搬入移動機構を備えてい
    ることを特徴とする請求項17,18,19又は20
    何れかに記載の基板の取出搬入装置。
  22. 【請求項22】 前記姿勢変更手段が,基板を把持する
    姿勢変更把持機構と,基板を回転させて水平姿勢から垂
    直姿勢に変更し,垂直姿勢から水平姿勢に変更する姿勢
    変更回転機構と,姿勢変更把持機構を第1の位置と第2
    の位置との間で移動させる姿勢変更移動機構を備えてい
    ることを特徴とする請求項17,18,19,20又は
    21の何れかに記載の基板の取出搬入装置。
  23. 【請求項23】 前記保持手段が,第2の位置において
    垂直姿勢で基板を保持し,第3の位置まで基板を搬送す
    る操作と,第3の位置において垂直姿勢で基板を保持
    し,第2の位置まで搬送する操作を行うことを特徴とす
    る請求項17,18,19,20,21又は22の何れ
    かに記載の基板の取出搬入装置。
  24. 【請求項24】 前記保持手段が,垂直姿勢で基板を保
    持する保持部と,保持部を第2の位置と第3の位置との
    間で移動させる保持移動機構を備えていることを特徴と
    する請求項23に記載の基板の取出搬入装置。
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