JP3204370U - 微粉漏防止用包装袋 - Google Patents

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欣也 赤司
欣也 赤司
典子 中村
典子 中村
建二 古賀
建二 古賀
祐馬 長尾
祐馬 長尾
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Abstract

【課題】粉粒体の漏れを防止しながら、なおかつ粉粒体の注入時のハンドリングの良好な粉粒体用紙製の微粉漏防止用包装袋を提供する。【解決手段】粉粒体用円筒状包装袋の粉粒体を注入する開口の口封部と粉粒体を取出し開口の開封部を両端に持って、前記筒形状の開口部位に斜め折れ線部を設けて三角形状の折り込み部4、5を形成し、粉粒体の注入する口封側、及び粉粒体の取出し開封側に、折れ線を持つ袋本体折筋を有した袋基材において、口封側の袋本体折筋部8,9上に貼るバルブインナーパッチと前記バルブインナーパッチを折り返した上に貼るホットメルト付き補強紙とからなっている口封部材と、開封側の折筋部の折れ線上に貼る剥離糊付きインナーパッチ17と前記インナーパッチ17を折り返した上に貼るカットテープ7付き補強紙6とからなっている開封部材とを備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、粉粒体を包装するときに使用される粉粒体用紙製包装袋に関するものである。小麦粉、そば粉、米粉、カーボンブラック、セメント、医療用コーンスターチ、塩化ビニル樹脂等の粉粒体を注入するためのバルブを備えた紙製の微粉漏防止用包装袋に関する。
小麦粉などの粉粒体を包装する包装袋は、その開口部に、粉粒体の漏れなどを防止するさまざまな機構が設けられている(特許文献1参照)。
特許文献1の発明では、包装袋の開口部に塞鎖紙片を貼り付けたバルブ及びインナーパッチなどを重ねて貼り付けて、開口部を閉じてもバルブから粉粒体を充填でき、また、バルブの封を閉じることにより包装袋からの粉粒体漏れを防止することができるとされている。しかし、このような包装袋は、インナーパッチや、塞鎖紙片を必要としているので、製袋工程に手間を要し、また、材料費などの生産コストも割高となる問題があった。
従来、小麦粉、そば粉、米粉、カーボンブラック、セメント、医療用コーンスターチ、塩化ビニル樹脂等の粉粒体を包装する包装袋として、再利用の見地からクラフト紙を利用した粉粒体用包装袋が多く使用されている。かかる粉粒体用包装袋は、紙筒を平坦に折りつぶした包装袋本体の吹込口端部を折り込み、この折り込み部に粉粒体を包装袋本体内に注入するためのバルブを介在させて前記折り込み部を接着して吹込口底部を形成したものがある。
かかる吹込口底部を有する粉粒体用包装袋は、前記折り込み部からの粉粒体の漏れを防止するため、また吹込口底部の強度の向上を図るために、折り込み部の端縁近辺に塞鎖紙片を貼り付け、該塞鎖紙片の上にバルブを重ねて貼り付け、更に前記バルブの上にインナーパッチを貼り付けるようにした粉粒体用包装袋が提案されている。
また粉粒体の漏れを防止しながら、なおかつ粉粒体の注入時のハンドリングの良好な粉粒体用包装袋を下記のように提供されている。
平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の開口部に斜め折れ線部を設けて三角形状の折り込み部を形成し、前記筒形状の開口端と平行して設けられた折れ線部を有した袋基材と、平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の内面に設けられ、その内面を接着可能な接着層と、前記の折れ線部と前記斜め折れ線部との交点よりも外側に突き出る突出部とを備え、前記の折れ線部との間の前記折り込み部に接着される帯状接着層を有するバルブ基材と、前記袋基材の開口部の外側に設けられ、前記袋基材を折り曲げられることにより閉じられる前記袋基材の開口部に貼り合される化粧紙基材を備える粉粒体用包装袋が提案されている(特許文献2参照)。
紙筒を平坦に折りつぶした包装袋本体の吹込口端部の片面を、両隅に三角形状の折り込み部を形成しながら、前記吹込口端部の端線と平行な第1折線に沿って谷折りすることにより矩形状の吹込口部を形成し、前記三角形状の折り込み部の端縁近辺に、紙製のバルブやインナーパッチ等を重ねて貼り付け、前記第1折線を挟んで該第1折線と平行に2本形成された第2折線、第3折線に沿って前記吹込口端部の両面をそれぞれ山折りして折り返し、折り返し部を順に貼り付けて吹込口底部を形成した粉粒体用包装袋であって、前記バルブやインナーパッチの坪量が、前記包装袋本体原紙の坪量の55%〜95%である粉粒体用包装袋が提案されている(特許文献3参照)。
底面の上下幅よりも広い幅を有し、展開面における左右の三角形状の折込部、それぞれに貼着できる程度の左右方向の長さを有し、袋本体の内側に連通する孔であって、孔の幅が、底面の上下幅よりも長い孔が形成された内補強紙が、一方の底面の展開面に貼着された状態で、一方の底面の展開面における袋本体折筋を折曲線として内方に折り曲げることによって、内補強紙における内補強紙側折筋を折曲線として内方に折り曲げるとともに、内補強紙の左右端部のうち一方のノズル吹込み口側の端部から孔に連通する通路および前記孔を除く部分が貼り合わされて一方の底面が形成される方法が提案されている(特許文献4参照)。
包装袋本体の吹込口形成側端部の片面を、両隅に折り込み部を形成しながら、吹込口形成端部の端縁と平行な第1折線に沿って谷折りして吹込口を形成し、前記第1折線を挟んで両側に存在する開き面及び折り込み部に、第1折線と平行な第2折線,第3折線を予定し、2つ折りした補助バルブを、長片側の端部がノズル口形成側となる折り込み部の端縁から吹込口にはみ出すようにして、短片側を前記折り込み部に接着し、前記補助バルブの上に、バルブ本体を重ねて接着し、その上から吹込口にインナーパッチを重ねて接着し、前記開き面及び両隅の折り込み部をインナーパッチ、バルブ本体とともに、第2折線、第3折線で山折りして接着したものが提案されている(特許文献5参照)。
包装袋本体の開封口形成側端部の片面を、両隅に折り込み部を形成しながら、前記開封口形成側端部の端縁と平行な第1折線に沿って谷折りして開封口を形成し、第1折線の両側に存在する開き面及び折り込み部に、第1折線と平行な第2折線,第3折線を予定し、前記開封口にインナーパッチを重ね、開き面の第2折線の外側の部分とインナーパッチとを固着し、折り込み部とインナーパ13とを第2折線,第3折線を跨ぐ範囲で剥離可能に疑似接着し、開き面及び両隅の折り込み部をインナーパッチとともに、第2折線,第3折線で山折りし、開き面及び折り込み部の折り返し部を開き面の折り返し部の背面に剥離可能に疑似接着したものが提案されている(特許文献6参照)。
特開2003−026190号公報 特開2007−326631号公報 特許3769211号公報 特開2015−193414号公報 特開2003−261151号公報 特開2003−261153号公報
本考案の課題は、粉粒体を容易に充填することができ、充填後の粉粒体の漏れを防止することができる粉粒体用包装袋を簡易な構造で安価に提供することである。
前記の粉末注入口底部構造を有する粉粒体用包装袋では、粉粒体の漏れが無くなり、或いは少なくなるものの、充填口底部が多層化・複雑化し、しかも塞鎖紙片、バルブ、インナーパッチは、いずれも包装袋本体原紙と同じ坪量の紙が用いられているため、吹込口底部の全体の紙厚が厚くなり、加えてこれらが糊など接着剤で接着されているため固くなってしまい、粉粒体の注入時のハンドリングが悪化してしまうといった問題があった。
本考案の目的は、粉粒体の漏れを防止しながら、なおかつ粉粒体の注入時のハンドリングの良好な粉粒体用包装袋を提供することにある。今回製粉粒体の粉漏れ対策に関するものであって、考案した箇所は、口封部(充填側)と開封部(カットテープ側)であって、口封部は、粉粒体充填後に充填包装袋の充填口を加熱シールによって口封する部分、開封部は、内容物が充填された製粉粒体が末端で使用される時に開封される部分であるが、その時、カットテープを引いて開封するものである。
口封部は、従来の弁(内容物の吹込み口が当たる部分)の長さを延長することで、バルブ自体がインナーパッチの役割をも兼ね備え、その効果によって充填側の2〜4箇所の角からの粉漏れを防ぐ事が出来る。また弁の長さは、弁側から反対の三角形に重なるようにしている。開封部は、従来の両底貼り袋底加工に加えて、インナーパッチを貼り付けるというものであり、この方法のデメリットとしては、カットテープを引いても、インナーパッチが中を遮断しているので、内容物を取り出すことはできず、さらにインナーパッチを破くか、最初からカッターやハサミを使って本体を破るという手間がかかると共に、紙粉等の異物が混入する危険性がある。これらの問題点を課題としている。
粉粒体用包装袋に粉粒体を注入する開口の口封部と粉粒体を取出し開口の開封部を両端に持って、両口を平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の開口部位に斜め折れ線部を設けて三角形状の折り込み部を形成し、前記筒形状の開口端に平行して設けられている、粉粒体の注入する口封側、及び粉粒体の取出し開封側に、それぞれに折れ線を持つ袋本体折筋を有した袋基材において、口封側の袋本体折筋部上に貼るバルブインナーパッチと前記バルブインナーパッチを折り返した上に貼るホットメルト付き補強紙とからなっている口封部材と、開封側の折筋部の折れ線上に貼る剥離糊付きインナーパッチと前記インナーパッチを折り返した上に貼るカットテープ付き補強紙とからなっている開封部材とを、筒形状の開口端の一方、又は両方に備えている微粉漏防止用包装袋である。
円筒状袋の粉粒体を注入する口封側は、平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の内面に設けられた三角形状の折り込み部に、5〜30mmの幅のコの字状に糊の接着層を付けたバルブインナーパッチを貼って、前記のパッチを貼った三角形状の折り込み部の両折れ線部と前記斜め折れ線の突出部で前記貼付けたパッチ部分をも含めて折り曲げて、その上面に糊と端部に部分的にホットメルトを塗った補強紙基材を接着させるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の微粉漏防止用包装袋。
円筒状袋の粉粒体を注入する口封側は、内容物の吹込み口が当たるバルブの長さを延長することで、バルブインナーパッチはバルブ自体とインナーパッチの役割をも兼ね備え、充填側の2〜4箇所の角からの粉漏れを防ぎ、長さをバルブ側から反対の三角形に重ね、かつ、その三角形からバルブの角がはみ出ないようにして、平坦に折り潰された筒形状に形成されている。
円筒状袋の粉粒体の取出し口の開封側は、前記袋基材の開口部位の外側に設けられ、前記袋基材を前記両折れ線部で折り曲げられることにより閉じられる前記袋基材の開口部位に貼り合される剥離糊付きインナーパッチと、裏面に全面に糊の接着剤を塗り、表面に開封カットテープバンド付き補強紙基材を貼り合わせ、前記カットテープバンドの引きはがしでの開封で完全に開封口状態になっている開封部材を備える。
口封側に使用するバルブインナーパッチは、長さにおいて袋基材の折り畳み状態の長さで62〜91%で、又横幅において袋基材で三角形状の折り込み部の幅で53〜87%の幅であって、片面に5〜20mmの幅で、注入口を開けたコの字状に糊を取り付けた接着層を付けた長方形の紙製である。
開封側に使用するインナーパッチは、長さにおいて袋基材の折り畳み状態の長さで58〜82%の長さで、又横幅において袋基材で三角形状の折り込み部の幅で53〜87%の幅であって、片面に5〜20mmの幅で、ロの字状に糊を取り付けた剥離糊接着層を付けた長方形の紙製である。
以上説明したように、本考案によれば、以下のような効果がある。
粉粒体用包装袋は、袋基材口封側の両折れ線部との間の折り込み部に、帯状接着層により、突出部及び接着層を有したバルブ基材が接着されているので、折り潰されたバルブ基材の開口部を容易に開いて粉粒体用包装袋に粉粒体を充填することがでる。
また、バルブにインナーパッチ機能を持たせたバルブインナーパッチを採用することで、充填した粉粒体の漏れを防止した粉粒体用包装袋を簡易に形成することができ、製袋も簡単になり、粉粒体の注入時のハンドリングの良好な粉粒体用包装袋を提供することができた。
袋基材の開封側の両折れ線部との間の折り込み部に、帯状接着層により、突出部及び接着層を有したインナーパッチ基材が接着されているので、充填した粉粒体の漏れを防止できる。また、接着を剥離糊で行うことで、開封時、カッターなどを使用せず、従来通り、カットテープだけで、開封することができるため、道具を使用する手間が無く、異物混入の危険性も無くすことができる。
つまり、従来と同じ使い勝手で、粉漏れを防止する効果を得ることができる。
袋基材の口封側は、折れ線部上に貼るバルブインナーパッチと、ホットメルト付き外補強紙を、開封部は、折れ線部上に貼るインナーパッチと、折り返した上にカットテープ付き外補強紙を備えていることによって、折り返し部を順に貼り付けた口封側部材と開封側部材を形成した粉粒体用包装袋であって突出部で、折り込み部と接着層により接着されて、バルブ基材から粉粒体用包装袋に粉粒体が充填され、後の工程で口封されたときに、突出部が折れ曲がるので、その折り目によりバルブ基材からの粉粒体漏れを防ぐことができた。
本考案による微粉漏防止用包装袋を示す図である。 本考案による包装袋の開封側、及び口封側の基材部品の詳細を示す図である。 本発明による包装袋にする開封部材の取り付け手順を示す図である。A:開封部とインナーパッチの展開図 B:インナーパッチを糊付けしている図 C:開封側底糊を付けた図 D:開封側外補強紙を糊付けしている図 本発明による包装袋にする口封部材の取り付け手順を示す図である。A:口封部とバルブインナーパッチの展開図 B:バルブインナーパッチを糊付けしている図 C:口封側底糊を付けた図 D:口封側外補強紙を糊付けしている図
本考案は、粉粒体を容易に充填することができ、充填後の粉粒体の漏れを防止することができる粉粒体用包装袋を簡易な構造で安価に提供するという目的を、折れ線部と斜め折れ線部との交点に突き出る突出部を有し、内周面に接着層を有したバルブ基材を、バルブインナーパッチと、ホットメルト付き外補強紙を貼って、袋基材の折り込み部に帯状接着層で接着させることにより実現する。
以下、図面等を参照して、本考案の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。図1は、本考案による実施例の粉粒体用包装袋を示す図である。また、図2は、バルブ基材周辺の詳細を示す模式図である。包装袋は、袋基材、バルブ基材及び化粧紙基材を備えている小麦粉などの粉粒体を包装する袋である。袋基材は、平坦に折り潰された筒形状に形成された粉粒体包装用の通気性のある紙であり、その先端に、折り込み部が斜め折れ線部により形成され、また、開口部の端面に平行して折れ線部を備え、開口部の端部と折れ線部との間に開口部を閉じるための開口部接着層を備えた。
実施例1は、横幅495mm、底幅92mmの大きさで、内側にバルブを装着した袋について記載する。
円筒状袋の粉粒体を注入する口封部は、平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の内面に設けられた三角形状の折り込み部の内面に、片面の端周囲付近に5〜10mmの幅のコの字状に糊の接着層を付けたバルブインナーパッチを貼って、前記のパッチを貼った三角形状の折り込み部の両折れ線部と前記斜め折れ線の突出部を前記パッチ部分と含めて折り曲げて、その上に裏面に糊とホットメルトを塗った外補強紙基材を接着させるようになっている、前記両折れ線部との間の前記折り込み部に接着される帯状接着できる口封部材を備えた。
口封部に使用するバルブインナーパッチは、長さにおいて袋基材の折り畳み状態で長さが310mmで、横幅が200mmにおいて袋基材で三角形状の折り込み部の幅が60mmある、片面に端40mm、周囲付近に20mmの幅で、コの字状に糊を取り付けた接着層を付けた長方形の紙製にした。
開封部に使用するインナーパッチは、長さにおいて袋基材の折り畳み状態の長さが290mmで、横幅が200mmある袋基材で三角形状の折り込み部の幅が60mmの幅であり、片面に端5mm、周囲付近に20mmの幅で、ロの字状に糊を取り付けた接着層を付けた長方形の紙製にした。
以下、図面等を参照して、本考案の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。図1は、本考案による実施例の粉粒体用包装袋を示す図である。また、図2は、バルブ基材周辺の詳細を示す模式図である。包装袋は、袋基材、バルブ基材及び化粧紙基材を備えている小麦粉などの粉粒体を包装する袋である。袋基材は、平坦に折り潰された筒形状に形成された粉粒体包装用の通気性のある紙であり、その先端に、折り込み部が斜め折れ線部により形成され、また、開口部の端面に平行して折れ線部を備え、開口部の端部と折れ線部との間に開口部を閉じるための開口部接着層を備えた。
実施例2は、横幅495mm、底幅92mmの大きさで、外側にバルブを装着した袋について記載する。
円筒状袋の粉粒体を注入する口封部は、平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の内面に設けられた三角形状の折り込み部の内面に、片面の端周囲付近に5〜10mmの幅のコの字状に糊の接着層を付けたバルブインナーパッチを貼って、前記のパッチを貼った三角形状の折り込み部の両折れ線部と前記斜め折れ線の突出部を前記パッチ部分と含めて折り曲げて、その上に裏面に糊とホットメルトを塗った化粧紙基材を接着させるようになっている、前記両折れ線部との間の前記折り込み部に接着される帯状接着できる口封部材を備えた。
口封部に使用するバルブインナーパッチは、長さにおいて袋基材の折り畳み状態で長さが448mm、横幅は122mmある袋基材で、三角形状の折り込み部の幅が15mmあり、片面に端2mm、周囲付近に5mmの幅で、コの字状に糊を取り付けた接着層を付けた長方形の紙製にした。
開封部に使用するインナーパッチは、長さにおいて袋基材の折り畳み状態で長さが405mm、横幅は122mmある袋基材で三角形状の折り込み部の幅で15mmの幅であって、片面に端5mm、周囲付近に5mmの幅で、ロの字状に糊を取り付けた接着層を付けた長方形の紙製にした。
折り込み部は、第1及び第2の折れ線部上に、複数の縞状に形成された縞状接着層を備えている。包装袋の開口部を閉じるときに、第1及び第2の折れ線部により折り曲げられた袋基材の折り目に、接着層を設けることにより粉粒体の漏れを防止する効果である。接着層は、例えば、縦寸法が10mm、横寸法が2mmの接着層を10mmピッチで4〜6組連続させることにより形成された。
第1及び第2の折れ線部は、包装袋の開口部を閉じるために、袋基材を折り曲げる準線であった。
以下、図面等を参照して、本考案の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。図1は、本考案による実施例の粉粒体用包装袋を示す図である。また、図2は、バルブ基材周辺の詳細を示す模式図である。包装袋は、袋基材、バルブ基材及び化粧紙基材を備えている小麦粉などの粉粒体を包装する袋である。袋基材は、平坦に折り潰された筒形状に形成された粉粒体包装用の通気性のある紙であり、その先端に、折り込み部が斜め折れ線部により形成され、また、開口部の端面に平行して折れ線部を備え、開口部の端部と折れ線部との間に開口部を閉じるための開口部接着層を備えた。
円筒状袋の粉粒体を注入する口封部は、平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の内面に設けられた三角形状の折り込み部の内面に、片面の端周囲付近に5〜10mmの幅のコの字状に糊の接着層を付けたバルブインナーパッチを貼って、前記のパッチを貼った三角形状の折り込み部の両折れ線部と前記斜め折れ線の突出部を前記パッチ部分と含めて折り曲げて、その上に裏面に糊とホットメルトを塗った化粧紙基材を接着させるようになっている、前記両折れ線部との間の前記折り込み部に接着される帯状接着できる口封部材を備えた。
口封部、開封部に使用するバルブインナーパッチ及び、開封部インナーパッチの糊付けは、袋基材の折り込み部の四隅にL字に接着糊をつけた長方形の紙製にした。
本考案による実施例の粉体用包装袋で、口封部に使用するバルブインナーパッチを示す。また、図2は、バルブ基材周辺の詳細を示す模式図である。包装袋は、袋基材、バルブ基材及び化粧紙基材を備えている小麦粉などの粉体を包装する袋である。袋基材は、平坦に折り潰された筒形状に形成された粉体包装用の通気性のある紙であり、その先端に、折り込み部が斜め折れ線部により形成され、また、開口部の端面に平行して折れ線部を備え、開口部の端部と折れ線部との間に開口部を閉じるための開口部接着層を備えた。実施例4は、横幅495mm、底幅92mmの大きさで、内側にバルブを装着した袋について記載する。
円筒状袋の紛体を注入する口封部は、平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の内面に設けられた三角形状の折り込み部の内面に、片面の端周囲付近に5〜10mmの幅のコの字状に糊の接着層を付けたバルブインナーパッチを貼って、前記のパッチを貼った三角形状の折り込み部の両折れ線部と前記斜め折れ線の突出部を前記パッチ部分と含めて折り曲げて、その上に裏面に糊とホットメルトを塗った外補強紙基材を接着させるようになっている、前記両折れ線部との間の前記折り込み部に接着される帯状接着できる口封部材を備えた。
口封部に使用するバルブインナーパッチは、長さにおいて袋基材の折り畳み状態で長さが310mmで、横幅が200mmにおいて袋基材で三角形状の折り込み部の幅が60mmある、片面に端40mm、周囲付近に20mmの幅で、コの字状に糊を取り付けた接着層を付けた長方形の紙製にした。
円筒状袋の紛体を注入する口封部は、平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の内面に設けられた三角形状の折り込み部の内面に、片面の端周囲付近に5〜10mmの幅のコの字状に糊の接着層を付けたバルブインナーパッチを貼って、前記のパッチを貼った三角形状の折り込み部の両折れ線部と前記斜め折れ線の突出部を前記パッチ部分と含めて折り曲げて、その上に裏面に糊とホットメルトを塗った化粧紙基材を接着させるようになっている、前記両折れ線部との間の前記折り込み部に接着される帯状接着できる口封部材を備えた。
口封部、に使用するバルブインナーパッチは、袋基材の折り込み部の四隅にL字に接着糊をつけた長方形の紙製にした。
1 包装袋
2 開封底面
2A 開封底展開図
3 袋本体折れ筋
Figure 0003204370
6 開封側外補強紙
7 カットテープ
8、9 袋本体折筋
Figure 0003204370
17 開封側インナーパッチ
Figure 0003204370
19 インナーパッチ接着糊
20 開封側外補強紙接着糊
21 底折中心筋
22 口封側底面
23 口封側外補強紙
24 ホットメルト
25 ノズル吸込み口
27 バルブインナーパッチ
28 バルブインナーパッチ接着糊
29 口封側外補強紙接着糊
30 バルブインナー(弁)返し線
31 底糊

Claims (6)

  1. 粉粒体用包装袋に粉粒体を注入する開口の口封部と粉粒体を取出し開口の開封部を両端に持って、両口を平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の開口部位に斜め折れ線部を設けて三角形状の折り込み部を形成し、前記筒形状の開口端に平行して設けられている、粉粒体の注入する口封側、及び粉粒体の取出し開封側に、それぞれに折れ線を持つ袋本体折筋を有した袋基材において、口封側の袋本体折筋部上に貼るバルブインナーパッチと前記バルブインナーパッチを折り返した上に貼るホットメルト付き補強紙とからなっている口封部材と、開封側の折筋部の折れ線上に貼る剥離糊付きインナーパッチと前記インナーパッチを折り返した上に貼るカットテープ付き補強紙とからなっている開封部材とを、筒形状の開口端の一方、又は両方に備えていることを特徴とする微粉漏防止用包装袋。
  2. 円筒状袋の粉粒体を注入する口封側は、平坦に折り潰された筒形状に形成され、前記筒形状の内面に設けられた三角形状の折り込み部に、5〜30mmの幅のコの字状に糊の接着層を付けたバルブインナーパッチを貼って、前記のパッチを貼った三角形状の折り込み部の両折れ線部と前記斜め折れ線で前記貼付けたパッチ部分をも含めて折り曲げて、その上面に糊と端部に部分的にホットメルトを塗った補強紙基材を接着させるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の微粉漏防止用包装袋。
  3. 円筒状袋の粉粒体を注入する口封側は、内容物の吹込み口が当たるバルブの長さを延長することで、バルブインナーパッチはバルブ自体とインナーパッチの役割をも兼ね備え、充填側の2〜4箇所の角からの粉漏れを防ぎ、長さをバルブ側から反対の三角形に重ね、平坦に折り潰された筒形状に形成されていることを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の微粉漏防止用包装袋。
  4. 円筒状袋の粉粒体の取出し口の開封側は、前記袋基材の開口部位の外側に設けられ、前記袋基材を前記両折れ線部で折り曲げられることにより閉じられる前記袋基材の開口部位に貼り合される剥離糊付きインナーパッチと、裏面に全面に糊の接着剤を塗り、表面に開封カットテープバンド付き補強紙基材を貼り合わせ、前記カットテープバンドの引きはがしでの開封で完全に開封口状態になっている開封部材を備えることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の微粉漏防止用包装袋。
  5. 口封側に使用するバルブインナーパッチは、長さにおいて袋基材の折り畳み状態の長さに対して60〜95%で、又横幅において袋基材で三角形状の折り込み部の幅で50〜90%の幅であって、片面に5〜30mmの幅で、注入口を開けたコの字状に糊を取り付けた接着層を付けた長方形の紙製であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の微粉漏防止用包装袋。
  6. 開封側に使用するインナーパッチは、長さにおいて袋基材の折り畳み状態の長さで55〜85%の長さで、又横幅において袋基材で三角形状の折り込み部の幅で50〜90%の幅であって、片面に5〜30mmの幅で、ロの字状に糊を取り付けた剥離糊接着層を付けた長方形の紙製であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の微粉漏防止用包装袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023010494A (ja) * 2021-07-08 2023-01-20 石川株式会社 粉粒体用紙袋

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