JP3204316U - カバー付きusbコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が手動で開閉しなくともUSBプラグの挿入に伴って開き、該USBプラグを抜くと自動的に閉鎖されるカバー付きUSBコネクタを提供する。【解決手段】USBプラグ10が挿通可能な矩形の開口部20を有する前面パネル2と、前記前面パネル2の背後に、受口が前記開口部20よりも後退した位置となるように配設されたUSBレセプタクル4と、前記USBレセプタクル4の各長辺に沿って、各先端部が共に前記開口部20に出没可能となるよう揺動自在に配設され、該各先端部が前記開口部20に突入することにより前記開口部20を閉鎖し、該各先端部が前記開口部20から後退することにより前記開口部20を開放する一対のコネクタカバー5,5と、前記各コネクタカバー5,5をそれらの先端部が常に前記開口部20に向かう方向に付勢するコイルスプリング7,7(付勢手段)と、を備えている。【選択図】図2
Description
本考案は、カバー付きUSBコネクタに関する。
従来、USB(Universal Serial Bus)コネクタなどのI/Oコネクタの中には、外部から埃等の異物が侵入することを防ぐためにカバーや蓋などが設けられたものが存在する。
例えば、特許文献1には、少なくとも1つのユニバーサル・シリアル・バス・ソケット開口部が設けてある筐体と、該筐体内に対応して結合した少なくとも1つの回路板と、該筐体下方に結合し、かつ少なくとも1つの該回路板と接続した2つの電極線コネクタと、該筐体のユニバーサル・シリアル・バス・ソケット開口部に対応して結合し、かつ少なくとも1つの回路板と電気的に接続する少なくとも1つのユニバーサル・シリアル・バス・ソケットと、該筐体上に配置され、少なくとも1つの該回路板と電気的に接続し、電源のオンオフ状態を示す電源ランプを含み、該上筐体上の少なくとも1つのユニバーサル・シリアル・バス・ソケット開口部に、保護用の保護カバーがさらに設けてあるスイッチ型充電器構造が記載されている。
また特許文献2には、家具に装着する電源コンセントであって、略長方形状のコンセント本体に、その長手方向の両端から突出する取付片を設け、且つ、前記コンセント本体の上部に少なくとも、プラグ差込口とUSBポートとを設け、且つ、前記USBポートに基盤を連結し、前記プラグ差込口に、これを常時閉じるスライド可能な閉鎖板を備えると共に前記USBポートに、これを開閉するスライド板を備えた家具用電源コンセントが記載されている。
しかしながら上記従来のカバー付きUSBコネクタは、USBプラグを抜差しする度に該カバーを使用者の手で開閉しなくてはならず、取り扱いが煩雑であった。また、USBプラグを抜いた後にカバーを閉め忘れると、そこから埃等の異物が侵入する虞があった。
本考案は上記の課題に鑑みなされたもので、その目的は使用者が手動で開閉しなくともUSBプラグの挿入に伴って開き、該USBプラグを抜くと自動的に閉鎖されるカバー付きUSBコネクタを提供することである。
上記目的を達するために、本考案は次のとおりの構成としている。
本考案のカバー付きUSBコネクタは、USBプラグが挿通可能な開口部を有する前面パネルと、前記前面パネルの背後に、受口が前記開口部よりも後退した位置となるように配設されたUSBレセプタクルと、前記USBレセプタクルの各長辺に沿って各先端部が共に前記開口部に出没可能となるよう揺動自在に配設され、該各先端部が前記開口部に突入することにより前記開口部を閉鎖し、該各先端部が前記開口部から後退することにより前記開口部を開放する一対のコネクタカバーと、前記各コネクタカバーをそれらの先端部が常に前記開口部に向かう方向に付勢する付勢手段と、を備えていることを特徴としている。
この構成によれば、USBプラグの先端部を押し入れることで該先端部がコネクタカバーを割り開き、それに伴い、コネクタカバーが付勢手段の付勢力に逆らって揺動することによって開口部が開放されるため、USBプラグを挿す前に一々コネクタカバーを手で開いておかなくても、USBプラグをUSBレセプタクルに挿入することができる。また、USBプラグを引き抜くと、付勢手段の付勢力によりコネクタカバーが自動的に開口部に突入して該開口部が閉鎖されるため、USBプラグを抜いた後に開口部が開いたままになることがなく、コネクタカバーの閉め忘れに起因する埃等の異物の侵入を確実に防止することができる。
また、上記カバー付きUSBコネクタは、前記USBレセプタクルの各短辺の側方にそれぞれ配設されるとともに、前記USBプラグの挿脱方向に沿って延設された枢着溝を有する揺動基部をさらに備え、前記コネクタカバーは、前記枢着溝と揺動自在及び摺動自在に係合される枢着部を備えていてもよい。
この構成によれば、開口部を開放する際、コネクタカバーが揺動するとともにUSBプラグの挿脱方向に向かって摺動することから、該コネクタカバーはより小さい揺動幅で開口部から後退することができるため、該開口部のサイズを小さく抑えることができる。
また、本考案のカバー付きUSBコネクタは、USBプラグが挿通可能な矩形の開口部を有する前面パネルと、前記前面パネルの背後に、受口が前記開口部よりも後退した位置となるように配設されたUSBレセプタクルと、前記開口部の各長辺部に、前記前面パネルの背後から前記開口部に向かって傾斜した姿勢で、且つ、各先端部が共に前記開口部に出没可能となるよう摺動可能に配設され、該各先端部が前記開口部に突入することにより前記開口部を閉鎖し、該各先端部が前記開口部から後退することにより前記開口部を開放する一対のコネクタカバーと、前記各コネクタカバーをそれらの先端部が常に前記開口部に向かう方向に付勢する付勢手段と、を備えていてもよい。
この構成によっても、USBプラグの先端部を押し入れることで該先端部がコネクタカバーを割り開き、それに伴い、コネクタカバーが付勢手段の付勢力に逆らって摺動することによって開口部が開放されるため、USBプラグを挿す前に一々コネクタカバーを手で開いておかなくても、USBプラグをUSBレセプタクルに挿入することができる。また、USBプラグを引き抜くと、付勢手段の付勢力によりコネクタカバーが自動的に開口部に突入して該開口部が閉鎖されるため、USBプラグを抜いた後に開口部が開いたままになることがなく、コネクタカバーの閉め忘れに起因する埃等の異物の侵入を確実に防止することができる。さらに、この構成によれば、より簡易な構造により、容易に当該カバー付きUSBコネクタを製造することができる。
また、上記のいずれかのカバー付きUSBコネクタは、前記コネクタカバーには、その先端面に、挿入される前記USBプラグの先端を受容する凹陥部が形成され、該凹陥部は、その底面が、これらコネクタカバー同士の衝合縁に向かって傾斜する傾斜面とされていてもよい。
この構成によれば、USBプラグをUSBコネクタに挿入する際、よりスムーズにUSBプラグの先端でコネクタカバーを押し開くことができる。
本考案によれば、使用者が手動で開閉しなくともUSBプラグの挿入に伴って開き、該USBプラグを抜くと自動的に閉鎖されるカバー付きUSBコネクタを提供することができる。
以下、本考案に係るカバー付きUSBコネクタの実施形態について、図に基づいて詳しく説明する。
<第1実施形態>
図1は、本考案の第1の実施形態に係るカバー付きUSBコネクタを備えた筐体の斜視図である。図2は、図1におけるII−II線に沿う断面図である。図3は、図1のカバー付きUSBコネクタを備えた筐体の分解斜視図である。図4は、図3のカバー付きUSBコネクタを備えた筐体の分解斜視図の一部分を拡大した図である。図5は、図1におけるV−V線に沿う断面図である。図6は、図1のカバー付きUSBコネクタにUSBプラグを挿入した際の断面図である。
図1は、本考案の第1の実施形態に係るカバー付きUSBコネクタを備えた筐体の斜視図である。図2は、図1におけるII−II線に沿う断面図である。図3は、図1のカバー付きUSBコネクタを備えた筐体の分解斜視図である。図4は、図3のカバー付きUSBコネクタを備えた筐体の分解斜視図の一部分を拡大した図である。図5は、図1におけるV−V線に沿う断面図である。図6は、図1のカバー付きUSBコネクタにUSBプラグを挿入した際の断面図である。
−カバー付きUSBコネクタ1の構成−
本実施形態では、一つのUSBレセプタクルを備えた扁平な直方体状の筐体に本考案を適用した場合を示している。このカバー付きUSBコネクタ1は、図1乃至6に示すように、USBプラグ10が挿通可能な開口部20を有する前面パネル2と、前面パネル2の背後に、受口が開口部20よりも後退した位置となるように配設されたUSBレセプタクル4と、USBレセプタクル4の各長辺に沿って各先端部が共に開口部20に出没可能となるよう揺動自在に配設され、該各先端部が開口部20に突入することにより開口部20を閉鎖し、該各先端部が開口部20から後退することにより開口部20を開放する一対のコネクタカバー5,5と、各コネクタカバー5,5をそれらの先端部が常に開口部20に向かう方向に付勢するコイルスプリング7,7(付勢手段)と、を備えている。以下、各部について詳述する。
筐体3は、上面が開口した本体3aと、この本体3aの上面開口を閉塞する蓋体3bとから構成されており、蓋体3bの天面が本考案における前面パネル2に相当する。本体3aの四隅にはそれぞれネジ挿通筒30が設けられる一方、蓋体3bの四隅にはそれらネジ挿通筒30と対応する位置に雌ネジ部21が設けられており、本体3aの底面側からネジ挿通筒30に固定ネジ31を挿通してそれらを雌ネジ部21に螺入することで本体3aと蓋体3bとが一体化されるようになっている。また、本体3aの底面中央部には、一対のUSBレセプタクル嵌装部32,32が立設されるとともに、これらUSBレセプタクル嵌装部32,32を結ぶ線と直交するように一対のカバー取付基盤固定柱33,33が立設されている。USBレセプタクル嵌装部32,32には相互に対峙する面にそれぞれ縦溝32aが設けられており、USBレセプタクル4に取着されたプリント配線基板4aの両側縁部がこれら縦溝32a,32a内に嵌入固定されるようになっている。一方、蓋体3bの天面、すなわち前面パネル2には、前記した開口部20が、USBレセプタクル嵌装部32,32に嵌装されるUSBレセプタクル4と対向するように設けられている。そして、USBレセプタクル嵌装部32,32にUSBレセプタクル4が嵌装された際、開口部20よりも筐体3の内方に所定距離だけ入り込んだ位置にUSBレセプタクル4の先端部が位置するよう、前面パネル2と本体3aの底面との間隔及びUSBレセプタクル嵌装部32,32におけるUSBレセプタクル4の固定高さ位置が考慮されている。また、開口部20は、USBレセプタクル4の先端部における外形状よりも大きく形成されており、開放状態にあるコネクタカバー5,5の先端部の存在下でUSBプラグ10の挿通を許容し得る大きさとされている。
コネクタカバー5,5は、相対峙する一対の部材から構成されたものであり、相互に点対称の形状とされているので、以下、一方の部材について説明する。このコネクタカバー5は、前面パネル2の開口部20を開閉するカバー部50と、これらカバー部50の一端に設けられた第1アーム部52と、カバー部50の他端に設けられた第2アーム部53と、カバー部50の裏面側中央部に設けられたダボ部51とを備えている。第1アーム部52は、カバー部50の一端から第2アーム部53の厚み分だけ側方(カバー部50の長手方向)にオーバーハングさせた状態でカバー部50の内方側に向けて延出されている。一方、第2アーム部53は、カバー部50の他端からカバー部50の内方側に向けてダイレクトに延出されている。第1アーム部52の先端部の内面には枢着凸部52aが突設されている。一方、第2アーム部53の先端部の外面には、第1アーム部52の枢着凸部52aを受ける枢着凹部53bが設けられるとともに、該先端部の内面には枢着凸部53aが突設されている。そして、このようになるコネクタカバー5同士を、お互いの第1アーム部52と第2アーム部53とが向き合うようにして、第1アーム部52の枢着凸部52aをこれと対応する第2アーム部53の枢着凹部53bにそれぞれ嵌め入れることで、相互の第1アーム部52及び第2アーム部53の先端部を中心として開閉可能に連結されることとなる。さらに、コネクタカバー5,5のカバー部50,50には、その先端面に、挿入されるUSBプラグ10の先端部10aを受容する凹陥部56が形成されている。これら凹陥部56は、その底面が、これらカバー部50,50同士の衝合縁に向かって傾斜する傾斜面55,55とされている。このように構成すれば、USBプラグ10を挿入する際、よりスムーズにUSBプラグ10の先端部10aでコネクタカバー5,5,を押し開くことができる。
このように構成されたコネクタカバー5,5は、筐体3の本体3a内にカバー取付基盤6によって次のようにして取り付けられる。
まず、カバー取付基盤6について説明すると、この基盤6は、その中心部にUSBレセプタクル4を挿通する矩形のUSBレセプタクル挿通部60を備えている。また、このUSBレセプタクル挿通部60の各短辺の側方には、外面側に枢着溝62,62を有する揺動基部61,61がそれぞれ配設されている。さらに該USBレセプタクル挿通部60の各長辺の背後には、それぞれダボ部63,63とネジ挿通孔64,64とが列設されている。
このようになるカバー取付基盤6によりコネクタカバー5,5を筐体3の本体3a内に取り付けるには、まず、コネクタカバー5,5を上記したように相互の第1アーム部52及び第2アーム部53の先端部を中心として開閉可能に連結しておいてから、各第2アーム部53の枢着凸部53a,53aを、それぞれカバー取付基盤6の各揺動基部61,61の枢着溝62,62内に嵌め入れる。次に、コネクタカバー5,5の各カバー部50のダボ部51,51と、これらとそれぞれ対応するカバー取付基盤6のダボ部63,63との間にコイルスプリング7,7を介装する。そして最後に、予め本体3aのUSBレセプタクル嵌装部32,32に嵌装しておいたUSBレセプタクル4の上方からカバー取付基盤6を被せるようにしてUSBレセプタクル4の先端部をUSBレセプタクル挿通部60内に挿通させ、上方から固定ネジ34,34をカバー取付基盤6のネジ挿通孔64,64に挿通するとともにそれらの先端部をカバー取付基盤固定柱33,33の雌ネジ孔内に螺入し、これにより取付を完了する。
このあと、蓋体3bを本体3aに被せるとともに、本体3aの底面側からネジ挿通筒30に固定ネジ31を挿通してそれらを雌ネジ部21に螺入することで本体3aと蓋体3bとを一体化させ、これにより本考案に係るカバー付USBコネクタが完成する。
この状態で、コネクタカバー5,5はコイルスプリング7,7の付勢力により各先端部(カバー部50,50)が常に開口部20に突入することとなり、前面パネル2の開口部20がコネクタカバー5,5,で閉鎖されることとなる。
−カバー付きUSBコネクタ1の使用方法−
上記のように構成されるカバー付きUSBコネクタ1にUSBプラグ10を挿入する際には、該USBプラグ10の先端部10aを上記カバー部50,50の凹陥部56に、その傾斜面55,55に沿って押し入れることで該先端部10aがカバー部50,50を割り開く。それに伴い、図6に示すようにカバー部50,50がコイルスプリング7,7の付勢力に逆らって揺動基部61,61を中心に開口部20から筐体3内部に揺動することによって該開口部20が開放されるため、USBプラグ10の先端部10aを筐体3内のUSBレセプタクル4に挿入することができる。
上記のように構成されるカバー付きUSBコネクタ1にUSBプラグ10を挿入する際には、該USBプラグ10の先端部10aを上記カバー部50,50の凹陥部56に、その傾斜面55,55に沿って押し入れることで該先端部10aがカバー部50,50を割り開く。それに伴い、図6に示すようにカバー部50,50がコイルスプリング7,7の付勢力に逆らって揺動基部61,61を中心に開口部20から筐体3内部に揺動することによって該開口部20が開放されるため、USBプラグ10の先端部10aを筐体3内のUSBレセプタクル4に挿入することができる。
このとき、コネクタカバー5,5が枢着溝62,62を基点に揺動しつつ、該コネクタカバー5,5の枢着凸部53a,53aが該枢着溝62,62をUSBコネクタ1の挿入方向に摺動することにより、カバー部50,50が少ない揺動幅で該開口部20から筐体3内部へ後退することができるため、該開口部20のサイズを小さく抑えることができる。
上記のようにUSBプラグ10が挿入されたカバー付きUSBコネクタ1から該USBプラグ10を引き抜くと、コイルスプリング7,7の付勢力によりコネクタカバー5,5のカバー部50,50が自動的に筐体3内部から開口部20に突入するため、該開口部20は閉鎖される。
<第2実施形態>
本考案の第2実施形態について、以下、図7乃至図10を参照して説明する。
本考案の第2実施形態について、以下、図7乃至図10を参照して説明する。
図7は、本考案の第2の実施形態に係るカバー付きUSBコネクタを備えた筐体の斜視図である。図8は、図7におけるVIII−VIII線に沿う断面図である。図9は、図7のカバー付きUSBコネクタを備えた筐体の分解斜視図である。図10は、図7のカバー付きUSBコネクタにUSBプラグを挿入した際の断面図である。なお、第1実施形態と同一構成要素には同一符号を付している。
−カバー付きUSBコネクタ1の構成−
本実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、一つのUSBレセプタクルを備えた扁平な直方体状の筐体に本考案を適用した場合を示している。このカバー付きUSBコネクタ1は、図7乃至10に示すように、USBプラグ10が挿通可能な矩形の開口部20を有する前面パネル2と、前面パネル2の背後に、受口が開口部20よりも後退した位置となるように配設されたUSBレセプタクル4と、開口部20の各長辺部に、前面パネル2の背後から開口部20に向かって傾斜した姿勢で、且つ、各先端部が共に開口部20に出没可能となるよう摺動可能に配設され、該各先端部が開口部20に突入することにより開口部20を閉鎖し、該各先端部が開口部20から後退することにより前記開口部20を開放する一対のコネクタカバー5,5と、各コネクタカバー5,5をそれらの先端部が常に開口部20に向かう方向に付勢するコイルスプリング7,7(付勢手段)と、を備えている。以下、各部について詳述する。
本実施形態でも、上記第1実施形態と同様に、一つのUSBレセプタクルを備えた扁平な直方体状の筐体に本考案を適用した場合を示している。このカバー付きUSBコネクタ1は、図7乃至10に示すように、USBプラグ10が挿通可能な矩形の開口部20を有する前面パネル2と、前面パネル2の背後に、受口が開口部20よりも後退した位置となるように配設されたUSBレセプタクル4と、開口部20の各長辺部に、前面パネル2の背後から開口部20に向かって傾斜した姿勢で、且つ、各先端部が共に開口部20に出没可能となるよう摺動可能に配設され、該各先端部が開口部20に突入することにより開口部20を閉鎖し、該各先端部が開口部20から後退することにより前記開口部20を開放する一対のコネクタカバー5,5と、各コネクタカバー5,5をそれらの先端部が常に開口部20に向かう方向に付勢するコイルスプリング7,7(付勢手段)と、を備えている。以下、各部について詳述する。
筐体3は、上面が開口した本体3aと、この本体3aの上面開口を閉塞する蓋体3bとから構成されており、蓋体3bの天面が本考案における前面パネル2に相当する。本体3aの四隅にはそれぞれネジ挿通筒30が設けられる一方、蓋体3bの四隅にはそれらネジ挿通筒30と対応する位置に雌ネジ部21が設けられており、本体3aの底面側からネジ挿通筒30に固定ネジ31を挿通してそれらを雌ネジ部21に螺入することで本体3aと蓋体3bとが一体化されるようになっている。また、本体3aの底面中央部には、一対のUSBレセプタクル嵌装部32,32が立設されるとともに、これらUSBレセプタクル嵌装部32,32を結ぶ線と直交するように一対のスプリング固定柱36,36が立設されている。USBレセプタクル嵌装部32,32には相互に対峙する面にそれぞれ縦溝32aが設けられており、USBレセプタクル4に取着されたプリント配線基板4aの両側縁部がこれら縦溝32a,32a内に嵌入固定されるようになっている。また、スプリング固定柱36,36の各先端面はそれぞれ内方側に下り勾配とされた傾斜面とされるとともに、これら各傾斜面にダボ部35が突設されている。一方、蓋体3bの天面、すなわち前面パネル2には、前記した開口部20が、USBレセプタクル嵌装部32,32に嵌装されるUSBレセプタクル4と対向するように設けられている。そして、USBレセプタクル嵌装部32,32にUSBレセプタクル4が嵌装された際、開口部20よりも筐体3の内方に所定距離だけ入り込んだ位置にUSBレセプタクル4の先端部が位置するよう、前面パネル2と本体3aの底面との間隔及びUSBレセプタクル嵌装部32,32におけるUSBレセプタクル4の固定高さ位置が考慮されている。また、開口部20は、USBレセプタクル4の先端部における外形状よりも大きく形成されており、開放状態にあるコネクタカバー5,5の先端部の存在下でUSBプラグ10の挿通を許容し得る大きさとされている。さらに、開口部20の各短辺部からは、支持板22,22が筐体3内に向かって垂設されており、これら支持板22,22には、上記コネクタカバー5,5を傾斜した姿勢で支える略二等辺三角形状の傾斜支持部23,23がそれぞれに設けられている。
コネクタカバー5,5は、略板状のカバー部50,50と、該カバー部50,50の後端部に設けられたダボ部51,51と、該カバー部50,50の両側部にそれぞれ設けられた摺接部57を備えている。また、カバー部50,50には、その先端面に、挿入されるUSBプラグ10の先端部10aを受容する凹陥部56が形成され、該凹陥部56は、その底面が、これらカバー部50,50同士の衝合縁に向かって傾斜する傾斜面55,55とされている。
このように構成されたコネクタカバー5,5,は、それぞれその両側部の摺接部57,57において傾斜支持部23,23の傾斜面と開口部20の開口縁との間で摺動自在に挟持されるとともに、その後端部のダボ部51,51と、スプリング固定柱36,36の各ダボ部35,35との間に介装されたコイルスプリング7,7により常に開口部20を閉鎖する方向に付勢される。
本実施形態に係るカバー付きUSBコネクタ1は、第1実施形態のカバー付きUSBコネクタ1よりも簡易な構造となっているため、より容易に製造することができる。
−カバー付きUSBコネクタ1の使用方法−
上記のように構成されるカバー付きUSBコネクタ1にUSBプラグ10を挿入する際には、該USBプラグ10の先端部10aを上記カバー部50,50の凹陥部56に、傾斜面55,55に沿って押し入れることで該先端部10aが該カバー部50,50を割り開く。それに伴い、図10に示すように、カバー部50,50が、傾斜支持部22,22の傾斜面と開口部20の開口縁との間に挟持された状態でコイルスプリング7,7の付勢力に逆らって開口部20から筐体3内部に摺動することによって該開口部20が開放されるため、USBプラグ10の先端部10aを筐体3内のUSBレセプタクル4に挿入することができる。
上記のように構成されるカバー付きUSBコネクタ1にUSBプラグ10を挿入する際には、該USBプラグ10の先端部10aを上記カバー部50,50の凹陥部56に、傾斜面55,55に沿って押し入れることで該先端部10aが該カバー部50,50を割り開く。それに伴い、図10に示すように、カバー部50,50が、傾斜支持部22,22の傾斜面と開口部20の開口縁との間に挟持された状態でコイルスプリング7,7の付勢力に逆らって開口部20から筐体3内部に摺動することによって該開口部20が開放されるため、USBプラグ10の先端部10aを筐体3内のUSBレセプタクル4に挿入することができる。
上記のようにUSBプラグ10が挿入されたカバー付きUSBコネクタ1から該USBプラグ10を引き抜くと、圧縮されていたコイルスプリング7,7の付勢力によりコネクタカバー5,5のカバー部50,50が自動的に筐体3内部から開口部20に突入するため、該開口部20は閉鎖される。
‐他の実施形態‐
本考案は、上記実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
本考案は、上記実施形態に限定されず、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
上記実施形態では、カバー付きUSBコネクタ1は内部にUSBレセプタクル4のみを備えた筐体3に適用されているが、これに限らず、例えばパーソナルコンピューターの本体やハードディスクなどの記憶装置など、他の様々な電子機器類に適用してもよい。
上記実施形態では、USBレセプタクル4の端子の短手方向における向きは、該USBレセプタクル4がカバー部50,50に覆われているために筐体3の外見から判別することはできないが、該筐体3の開口部20の周辺部又はカバー部50,50に該USBレセプタクル4の端子の向きを示す表示やマーキングを施してもよい。
1 カバー付きUSBコネクタ
2 前面パネル
4 USBレセプタクル
5 コネクタカバー
7 コイルスプリング(付勢手段)
10 USBプラグ
10a 先端部
20 開口部
52 第1アーム部(枢着部)
53 第2アーム部(枢着部)
55 傾斜面
56 凹陥部
61 揺動基部
62 枢着溝
2 前面パネル
4 USBレセプタクル
5 コネクタカバー
7 コイルスプリング(付勢手段)
10 USBプラグ
10a 先端部
20 開口部
52 第1アーム部(枢着部)
53 第2アーム部(枢着部)
55 傾斜面
56 凹陥部
61 揺動基部
62 枢着溝
Claims (4)
- USBプラグが挿通可能な矩形の開口部を有する前面パネルと、
前記前面パネルの背後に、受口が前記開口部よりも後退した位置となるように配設されたUSBレセプタクルと、
前記USBレセプタクルの各長辺に沿って、各先端部が共に前記開口部に出没可能となるよう揺動自在に配設され、該各先端部が前記開口部に突入することにより前記開口部を閉鎖し、該各先端部が前記開口部から後退することにより前記開口部を開放する一対のコネクタカバーと、
前記各コネクタカバーをそれらの先端部が常に前記開口部に向かう方向に付勢する付勢手段と、
を備えていることを特徴とするカバー付きUSBコネクタ。 - 請求項1に記載のカバー付きUSBコネクタにおいて、
前記USBレセプタクルの各短辺の側方にそれぞれ配設されるとともに、前記USBプラグの挿脱方向に沿って延設された枢着溝を有する揺動基部をさらに備え、
前記コネクタカバーは、前記枢着溝と揺動自在及び摺動自在に係合される枢着部を備えていることを特徴とするカバー付きUSBコネクタ。 - USBプラグが挿通可能な矩形の開口部を有する前面パネルと、
前記前面パネルの背後に、受口が前記開口部よりも後退した位置となるように配設されたUSBレセプタクルと、
前記開口部の各長辺部に、前記前面パネルの背後から前記開口部に向かって傾斜した姿勢で、且つ、各先端部が共に前記開口部に出没可能となるよう摺動可能に配設され、該各先端部が前記開口部に突入することにより前記開口部を閉鎖し、該各先端部が前記開口部から後退することにより前記開口部を開放する一対のコネクタカバーと、
前記各コネクタカバーをそれらの先端部が常に前記開口部に向かう方向に付勢する付勢手段と、
を備えていることを特徴とするカバー付きUSBコネクタ。 - 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のカバー付きUSBコネクタにおいて、
前記コネクタカバーには、その先端面に、挿入される前記USBプラグの先端を受容する凹陥部が形成され、該凹陥部は、その底面が、これらコネクタカバー同士の衝合縁に向かって傾斜する傾斜面とされたことを特徴とするカバー付USBコネクタ。
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JP2021131944A (ja) * | 2020-02-18 | 2021-09-09 | 株式会社ライフエッグ | Usbコネクタ構造、これを備える充電器及び電源タップ |
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