JP3203504U - 枕保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベッドに被装させて用いる枕保持具であって、枕保持具本体、枕収納部、小物収納部を備え、枕収納部、及び、小物収納部を枕保持具本体に縫合して袋状に形成したことで、ベッドを背上げさせても、枕や小物が、所定位置からずれたり、ベッドからずれ落ちることを確実に防止することができる枕保持具を提供することを目的とする。【解決手段】リクライニング式ベッドに被装されるとともに、枕を保持する枕保持具であって、矩形状に形成された枕保持具本体と、該枕保持具の下部側に矩形状に形成された枕収納部と、前記枕保持具本体の四隅端部に、それぞれ一端部が縫合された複数の連結紐と、を備え、前記枕収納部は、左右端縁部及び下端縁部が、前記枕保持具本体に縫合され、上端縁部に開口部を有する袋状に形成されていることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本考案は、リクライニング式ベッドに被装されるとともに、枕を保持して、背上げ時の枕のベッドからの位置ずれ、ずれ落ち等を防止することができる枕保持具に関するものである。
従来、病院、介護施設、あるいは個人宅等において、病気、怪我、高齢等の理由で身体を自由に動かすことが困難な入院患者、施設入居者、自宅療養者等のために、リクライニング式ベッド(「背上げベッド」ともいう。)が広く利用されている。リクライニング式ベッドの基本的な構造・機能は周知であり、基体となるフレームの上に床板が設けられ、利用者の上半身部(背部)に対応する床板の一部分が、所定の角度に背上げ可能に構成されているものが一般的である。また、利用者の上半身部(背部)の背上げに加え、下半身部(脚部)対応する床板の部分が、膝上げ可能に構成されているものもある。床板の上には、マットレスが設けられ、マットレスはシーツで被装され、その上に、毛布・布団等が敷かれている。床板、あるいは、マットレスの上に敷布団を敷く場合もある。近年では、個人宅用に、フレームや床板をなくして、マットレスの内部に背上げ機構を設けたものもある。なお、本考案では、リクライニング式ベッドの利用者であって、上述したような理由で身体を自由に動かすことが困難な入院患者・施設入居者・自宅療養者等を総称して、「利用者」という。
リクライニング式ベッドは、利用者が仰臥しているときは、一般的な非リクライニング式のベッドと同様に、床板は平坦な状態に制御されているが、利用者が、投薬、食事、あるいは、リクライニング式ベッドからの移動等のために、上半身を起き上がらせる必要があるときは、利用者の上半身に対応するリクライニング式ベッドの床板の一部分を、利用者自信、あるいは、看護師や介助・介護者等がリモコンを操作して背上げさせることで、あるいは、看護師や介助・介護者等が手動で背上げさせることで、利用者の上半身も起き上がることができるようになっている。
なお、以下、特に断らないかぎりは、「ベッド」という用語は、「リクライニング式ベッド」を意味するものとする。
ここで、利用者は、通常、ベッドに寝ているときは、枕を使用し、また、ベッド上の枕元には、ベッドやテレビ等のリモコン、ポケットティッシュ、眼鏡、書籍等のいわゆる「小物」を、保持させることなく、単に載置していることが多い。ところが、上半身を起き上がらせようとして、ベッドを背上げさせると、床板に連動してマットレスが上方に傾動するので、載置されていた枕や小物は、ベッドの所定位置から下方にずれたり、ベッドからずれ落ちてしまうことがある。本考案における利用者は、前述したように、第一に身体を自由に動かすことが困難な者を想定しているので、この利用者は、枕や小物がベッドの所定位置からずれると、元の位置に戻すことが困難であり、まして、枕や小物がベッドからずれ落ちてしまうと、自力で拾い上げることは無理である。看護師、介助・介護者が、ベッドを背上げさせる前に、枕や小物を別の場所に移動させておけばよいが、そうすると看護師や介助・介護者の負担が増えるし、また、看護師や介助・介護者が、常に利用者のそばに居るということも難しい。
そこで、ベッドを利用して、ベッドを背上げさせたときに、枕や小物等が、ベッドの所定位置からずれたり、ベッドからずれ落ちすることを防ぐために、ベッドに着脱可能で、枕や小物を保持することができる枕保持用の手段が提案されている。
例えば、下記特許文献1には、「リクライニング式のベッドで使用者の上半身を起こしたときに枕がずれ下がるのを防止するための枕保持具において、ベッドの頭側端部に配置される屈曲自在の屈曲部と、この屈曲部の一端側に形成した枕を収容するための枕収容部と、前記屈曲部の他端側に形成した錘となる重量物を装着するための錘装着部とを有し、前記枕収容部は、可撓性を有する一枚のシートの一端を折返すとともに折返片の先端部をシートに縫合して筒状に形成し、一方、前記錘装着部は、前記シートの他端を折返すとともに折返片の両側端部をシートに縫合してポケット状に形成したことを特徴とする枕保持具」(「請求項1」参照。)が記載されている。
また、下記特許文献2には、「枕を支持できる敷布団カバーであって、リクライニングベッドの、少なくとも背もたれ部分上のベッドマット及び敷布団を、又は少なくとも前記背もたれ部分上の前記敷布団を包むように取り付けられ、前記枕が出し入れ可能であって収納された場合には前記背もたれ部分が起きた状態でもずり落ちないように前記枕を支持できるような枕収納部を形成する形成部材を固定手段により取り付け取り外し可能とすると共に前記形成部材に使用者の頭部を冷却するための冷却枕を収納して支持できる冷却枕支持用収納部を形成したことを特徴とする枕を支持できる敷布団カバー」(「請求項1」参照。)が記載されている。
特許第4778933号 特許第5717812号
しかしながら、特許文献1に記載の「枕保持具」は、具体的な構成(段落「0017」〜「0032」、図1〜図3参照。)において、「枕収容部4」が、「枕3」を「ベッド20」の左右側のいずれかから挿入して収容する構成、あるいは、「内部に枕3・・・を固定的に収容」する構成であるため、前者の場合は、「ベッド20」を背上げした際に「枕収容部1」の左右の開口部から「枕3」が離脱する虞があり、後者の場合は、「枕3」の取り替えが容易でないという問題がある。また、「ベッド20」を背上げした際には、「錘装着部6」に錘として入れておく「書籍や洗面用具」等の「小物」が、「屈曲部2」の下方、つまり、利用者にとって非常に取りづらい「ベッド20」の裏側の位置にある、という問題がある。
また、特許文献2に記載の「敷布団カバー本体1」は、「物入れ用ポケットP」が「枕収納部」の隣接位置にあるので、前述の特許文献1の「小物」が利用者に取りづらい位置にあるという問題点は解消されているものの、「枕11」の「枕収納部」への収納・取り出しは、「リクライニングベッドRB」の左右側から行う構成であるため、上記特許文献1と同様に、「リクライニングベッドRB」を背上げした際に「枕収納部」の左右の開口部から枕が離脱する虞があるという問題がある。なお、特許文献1に記載の「枕収容部1」、及び、特許文献2に記載の「敷布団カバー本体1」は、左右に開口部を有しているので、そもそも、背上げ時でなくても、左右側からの何らかの接触で枕が離脱し易い構造である。
また、特許文献2に記載の「敷布団カバー本体1」には、12個所に「固定紐12〜15,5A,5B,6A,6B,7A,7B,8A,8B」が取り付けられており、「敷布団カバー本体1」を「敷布団3」に着脱する際に、対応する6対の「固定紐」を結んだり、解いたりする必要があり、この作業を行う看護師や介助・介護者にとっては、負担が大きいという問題がある。
そこで、本考案は、ベッドに被装させて用いる枕保持具であって、枕保持具本体、枕収納部、小物収納部を備え、枕収納部、及び、小物収納部を枕保持具本体に縫合して袋状に形成したことで、ベッドを背上げさせても、枕や小物が、所定位置からずれたり、ベッドからずれ落ちることを確実に防止することができる枕保持具を提供することを目的とする。
また、本考案は、枕収納部の深さよりも浅く、小物の収納・取り出しに安全な深さを有する小物収納部を備えた枕保持具を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の考案は、リクライニング式ベッドに被装されるとともに、枕を保持する枕保持具であって、矩形状に形成された枕保持具本体と、該枕保持具の下部側に矩形状に形成された枕収納部と、前記枕保持具本体の四隅端部に、それぞれ一端部が縫合された複数の連結紐と、を備え、前記枕収納部は、左右端縁部及び下端縁部が、前記枕保持具本体に縫合され、上端縁部に開口部を有する袋状に形成されていることを特徴とする。
また、請求項2記載の考案は、請求項1に記載の枕保持具であって、前記枕収納部の両側に複数の小物収納部を備え、該小物収納部は、左右端縁部及び下端縁部が、前記枕保持具本体に縫合され、上端縁部に開口部を有する袋状に形成されていることを特徴とする。
ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の枕保持具であって、前記複数の小物収納部の深さは、前記枕収納部の深さよりも浅く形成されていることを特徴とする。
ことを特徴とする。
また、請求項4に記載に記載の考案は、請求項2又は請求項3に記載の枕保持具であって、前記複数の小物収納部のうち、少なくとも一つの小物収納部の深さが、他の小物収納部の深さと異なる深さに形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の考案は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の枕保持具であって、前記枕保持具本体は、該枕保持具本体の略中央部を境界にして、下側に前記枕収納部が縫合されたベース部と、上側に折り返し部とを有して形成され、前記枕保持具が前記リクライニング式ベッドに被装された状態において、前記ベース部は、前記リクライニング式ベッド上部の表面に被装され、前記折り返し部は、前記リクライニング式ベッド上部の裏面に被装され、前記複数の連結紐の対応する連結紐同士が結合されて前記リクライニング式ベッドに固定されていることを特徴とする。
本考案の枕保持具によれば、枕や小物を利用者の頭側から着脱できるように、枕収納部と小物収納部とを枕保持具本体に袋状に縫合して形成した枕保持具をリクライニング式ベッドに用いることで、リクライニング式ベッドを背上げさせても、枕や小物が、ベッドの所定位置からずれたり、ベッドからずれ落ちることを確実に防止することができ、特に身体を自由に動かすことが困難な利用者にとって、非常に役に立つという効果を奏する。また、看護師、介助・介護者の負担も軽減されるという効果を奏する。
また、本考案の枕保持具によれば、枕収納部の深さは、枕のサイズに適合するように形成し、小物収納部の深さは、小物のサイズに適合するように枕収納部の深さよりも浅く形成することで、利用者が小物の収納・取り出しのために収納部に挿入した手が抜けなくなるような危険を防止するという効果を奏する。
また、本考案の枕保持具によれば、枕収納部と枕保持具本体とを縫合し、かつ、小物収納部と枕保持具本体とを縫合して、枕保持具を形成することで、例えば、面ファスナーのように利用者の意図に反して枕収納部、小物収納部が枕保持具本体から外れるというような危険性を防止するという効果を奏する。
本考案の実施形態における枕保持具の平面図である。 本考案の実施形態における枕保持具を枕等の挿入方向からみた斜視図である。 本考案の実施形態における枕保持具をベッドに装着する様子を示す図である。 本考案の実施形態における枕保持具を装着したベッドを背上げさせた状態を示す図である。 枕収納部と枕保持具本体との縫合の状態を示す図1の要部拡大図である。 枕収納部及び小物収納部と、枕保持具本体との縫合の状態を示す図1の要部拡大図である。
以下、好適な実施形態を用いて本考案をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施形態は本考案を具現化した例に過ぎず、本考案はこれに限定されるものではない。
本考案の実施形態における枕保持具について、図1〜図6を参照しながら説明する。
本考案の実施形態の枕保持具1は、図1及び図2に示すように、枕保持具本体2と、収納部3と、連結手段4を備えている。本実施形態の枕保持具1を構成する部品は、吸水性と柔軟性を有する木綿等の天然繊維、あるいは、合成繊維を素材とする布生地を加工して所定サイズに形成されており、それぞれの部品は、縫合により接続されている。
枕保持具本体2は、使用するベッドのサイズに合わせて、矩形状に形成され、枕保持具本体2の略中央部の二点鎖線で示す屈曲部2cを境にして、略下側半分にベース部2a、略上半分側に折り返し部2bが設けられている。枕保持具1が、ベッドに被装された際に、ベース部2aは、ベッド上部の表面側に被装され、折り返し部2bは、屈曲部2c近傍を境にして、ベッド上部の裏面側に折り返されて被装されるように構成されている。なお、ベース部2aの領域、折り返し部2bの領域、屈曲部2cの位置は、固定されたものではなく、ベッドの厚みに応じて適宜調節される。
ベース部2aには、枕収納部3aと、小物収納部3b,3cから構成された収納部3が形成されている。小物収納部3b,3cは、枕収納部3aを挟んで、ベース部2aの両側に形成されている。枕収納部3aは、所定サイズに加工された矩形状の布生地の左右端縁部と下端縁部の3つの端縁部が、ベース部2a(枕保持具本体2)と縫合されている。小物収納部3b,3cは、それぞれ、枕収納部3aと異なる所定サイズに加工された矩形状の布生地の左右端縁部と下端縁部の3つの端縁部が、ベース部2aと縫合されている。小物収納部3bの右端縁部は、枕収納部3aの左端縁部に重合されて縫合されている。小物収納部3cの左端縁部は、枕収納部3aの右端縁部に重合されて縫合されている。枕収納部3aの下端縁、小物収納部3b,3cの下端縁は、ベース部2aの下端縁に一致するように構成され、小物収納部3bの左端縁はベース部2aの左端縁に一致し、小物収納部3cの右端縁は、ベース部2aの右端縁に一致するように構成されている。収納部3aの上端縁部と、小物収納部3b,3cの上端縁部は、ベース部2aと縫合されず、開口されている。
このように、枕収納部3aと、小物収納部3b,3cとを、それぞれ、上端縁部のみ開口された袋形状(ポケット形状ともいう。)の構成にすることにより、図2の白抜矢印で示す利用者の頭部方向から、枕を枕収納部3aに挿入して収納することができ、また、利用者の頭部方向から、リモコン、ポケットティッシュ、眼鏡、書籍等の小物を小物収納部3b,3cに挿入して収納することができる。収納された枕、小物等は、十分に保持されているので、ベッドを背上げしても、位置ずれしたり、ベッドからずれ落ちる虞はない。
また、本実施形態においては、図1に示すように、枕収納部3aの深さd1と、小物収納部3b,3cの深さd2,d3とは、それぞれ、収納物の大きさに応じて、異なる深さに形成されている。具体的には、枕収納部3aの深d1さは、収納された枕が十分に保持されて離脱しない程度の深さであり、これに対し、小物収納部3b、3cには、ベッド・テレビ等のリモコン、ポケットティッシュ、眼鏡等、サイズの小さないわゆる小物類が収納されるので、枕収納部3aの深さd1と同様の深さにすると、利用者が、小物を取り出すことが容易ではなく、また、小物を取り出すために利用者の挿入した手が離脱できなくなる虞もあるので、小物収納部3b,3cの深さd2,d3は、利用者が小物を容易に取り出せる深さであり、かつ、ベッドを背上げした際に小物が位置ずれしたり、ベッドからずれ落ちすることを確実に防止するために十分な深さに形成されている。したがって、小物収納部3b,3cの深さd2,d3は、枕収納部3aの深さd1よりも浅く形成されている。なお、小物収納部3bの深さd2と、小物収納部d3の深さd3とを、異なる深さにしてもよい。
本実施形態においては、上述したように、矩形状の枕収納部3aの左右端縁部と下端縁部は、枕保持具本体2に縫合されている。また、矩形状の小物収納部3b,3cそれぞれの左右端縁部と下端縁部は、枕保持具本体2に縫合されている。図1〜図4には、枕収納部3a、小物収納部3b、3cと、枕保持具本体2との縫い目を一点鎖線で示している。仮に、枕収納部3a及び小物収納部3b,3cと、枕保持具本体2との接続手段を、「縫合」に代えて、面ファスナーやホックのような着脱が容易にできる手段を使用した場合には、利用者の動き、ベッドの繰り返しの背上げ使用、枕保持具の繰り返しのクリーニング等により、面ファスナーやホックが枕保持具から離脱してしまう虞がある。本実施形態では、枕保持具1の構成部品の接続は、上記の、枕収納部3a、小物収納部3b,3cを含め、全て縫合でなされているので、利用者の動き、ベッドの繰り返しの背上げ使用、枕保持具の繰り返しのクリーニング等によって部品同士が離脱する虞はない。なお、構成部品それぞれの縫合される端縁部は、実際には、縫い代始末がなされており、また、折り返して重ね縫いや返し縫い等、補強のための縫合がなされているが、図1〜図4には、示していない。また、補強のためにベース部2a裏面に当て布をして縫合されてもよい。
図1、及び、図2に示すように、枕保持具本体2の裏面の四隅端部には、連結紐4a,4b,4c,4dから構成された連結手段4が設けられている。連結紐4a,4b,4c,4dは、同一形状(同一幅、同一長)に形成され、それぞれの一端部が、枕保持具本体2の四隅端部に縫合されている。枕保持具本体2の左側に設けられた、連結紐4aと連結4bとが対応し、枕保持具本体2の右側に設けられた、連結紐4cと連結4dとが対応しており、枕保持具1が、ベッドに被装された際に、連結紐4aと連結4bとが結ばれ、連結紐4cと連結4dとが結ばれることで、枕保持具1がベッドに固定される。このように、4個所の連結紐を結ぶだけであるので、看護師や介助・介護者の負担が軽減されるという効果を奏する。
図3、図4は、本実施形態の使用状態を示すものである。図3は、ベッド5に枕保持具1を装着する様子を示し、図4は、枕保持具1を装着したベッド5を背上げさせた状態を示している。図3に示すように、枕保持具本体2のベース部2aが、ベッド5上部の表面、つまり、利用者が枕を使用するのに好適な位置に被装されている。そして、屈曲部2cは、ベッド5の上端部に位置し、この位置で折り返し部2bが折り返され、ベッド5下部の裏面に被装される。そして、折り返し部2bの左側に設けられている連結紐4aと、ベース部2aの左側に設けられている連結紐4bとが、ほぼ対向する位置になり、また、折り返し部2bの右側に設けられている連結紐4cと、ベース部2aの右側に設けられている連結紐4dとが、ほぼ対向する位置になり、その位置で、連結紐4aと連結紐4bとが結ばれ、連結紐4cと連結紐4dとが結ばれる。これにより、枕保持具1とベッド5が固定される。この状態で、枕6が、枕収納部3aに挿入して収納され、ポケットティッシュ7が小物収納部3bに挿入して収納され、眼鏡8が小物収納部3cに挿入して収納されている。収納された枕6、小物(ポケットティッシュ7、眼鏡8)は、十分に保持されている。
図4に示すように、リクライニング式ベッド5は、上述したように周知のものであって、基体となるフレーム5a上に床板5bが設けられ、床板5b上にマットレス5cが設けられ、マットレス5c上に掛布団5dが被装されている。マットレスに5cには、シーツ(不図示)が被装されている。シーツのマットレス幅方向の余剰部分は、折り返されてマットレス5cと床板5bとの間に挿入されている。さらに、マットレス5cの上に敷布団、毛布等が載置された構成であってもよい。ベッド5は、リクライニング式であり、床板5の下面側には、背上げ用の駆動手段(不図示)が設けられており、利用者の上半身(背部)に対応する床板5bの一部分が、所定の角度に背上げ可能に構成されている。利用者の上半身部の背上げに加え、下半身部(脚部)に対応する床板5bの部分が膝上げ可能に構成されていてもよい。
ベッド5には、枕保持具1が被装されており、枕保持具1の枕収納部3a、小物収納部3b,3cには、それぞれ、枕6、ポケットティッシュ7、眼鏡8等の小物が収納されているが、上述したように、枕保持具1の枕収納部3a、小物収納部3b,3c、それぞれが、左右端縁部及び下端縁部を枕保持具本体2(ベース部2a)に縫合され、上端縁部のみ開口された袋形状の構成にすることにより、利用者の頭部方向から、枕6を枕収納部3aに挿入して収納することができ、かつ、利用者の頭部方向から、リモコン、ポケットティッシュ、眼鏡、書籍等の小物等を小物収納部3b,3cに挿入して収納することができ、収納された枕、小物は十分に保持されているので、ベッドを背上げしても、枕、小物等が、位置ずれしたり、ベッドからずれ落ちすることを確実に防止することができる。なお、本実施形態では、枕収納部及び小物を保持する枕保持具を例にとって説明したが、枕収納部のみを保持するように構成してもよい。
図5、図6は、本実施形態の枕保持具1の要部拡大図を示し、図5は、枕収納部2の左上隅部の縫合の状態を示し、図6は、枕収納部2の左下隅部、及び、小物収納部3bの右下隅部の縫合の状態を示している。図5、図6は、縫合の一例にすぎず、特に図示したような縫合に限定されない。
1 枕保持具
2 枕保持具本体
2a ベース部
2b 折り返し部
2c 屈曲部
3 収納部
3a 枕収納部
3b,3c 小物収納部
4 連結手段
4a,4b,4c,4d 連結紐
5 リクライニング式ベッド(ベッド)
5a フレーム
6 枕
7 ポケットティッシュ
8 眼鏡

Claims (5)

  1. リクライニング式ベッドに被装されるとともに、枕を保持する枕保持具であって、
    矩形状に形成された枕保持具本体と、
    該枕保持具の下部側に矩形状に形成された枕収納部と、
    前記枕保持具本体の四隅端部に、それぞれ一端部が縫合された複数の連結紐と、
    を備え、
    前記枕収納部は、左右端縁部及び下端縁部が、前記枕保持具本体に縫合され、上端縁部に開口部を有する袋状に形成されている
    ことを特徴とする枕保持具。
  2. 前記枕収納部の両側に複数の小物収納部を備え、
    該小物収納部は、左右端縁部及び下端縁部が、前記枕保持具本体に縫合され、上端縁部に開口部を有する袋状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の枕保持具。
  3. 前記複数の小物収納部の深さは、前記枕収納部の深さよりも浅く形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の枕保持具。
  4. 前記複数の小物収納部のうち、少なくとも一つの小物収納部の深さが、他の小物収納部の深さと異なる深さに形成されている
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の枕保持具。
  5. 前記枕保持具本体は、該枕保持具本体の略中央部を境界にして、下側に前記枕収納部が縫合されたベース部と、上側に折り返し部とを有して形成され、
    前記枕保持具が前記リクライニング式ベッドに被装された状態において、
    前記ベース部は、前記リクライニング式ベッド上部の表面に被装され、
    前記折り返し部は、前記リクライニング式ベッド上部の裏面に被装され、
    前記複数の連結紐の対応する連結紐同士が結合されて前記リクライニング式ベッドに固定されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の枕保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2023118630A (ja) * 2022-02-15 2023-08-25 朝美 唐津 寝具ポケット

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