JP3202619B2 - 恒温槽装置 - Google Patents

恒温槽装置

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JP3202619B2 JP29291496A JP29291496A JP3202619B2 JP 3202619 B2 JP3202619 B2 JP 3202619B2 JP 29291496 A JP29291496 A JP 29291496A JP 29291496 A JP29291496 A JP 29291496A JP 3202619 B2 JP3202619 B2 JP 3202619B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温度勾配を有する恒
温槽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温度勾配を有するこの種の恒温槽
装置1′には、(1)図6に示すように、1側面が開閉
自在であって、周囲側面2に熱絶縁性材を用いて密封さ
れた槽3を形成し、槽3内の下方、又は槽3内の上方、
側方等の適宜の個所にファン4と、温度制御手段7′を
有する冷却器8とを設け、槽3内部の両側に通風路31を
設けて槽3内を断熱プレート32で横断的に仕切り、他の
側面にも熱絶縁性材を用いて熱絶縁された複数のチャン
バー9′が形成されるようにして、各チャンバー9′の
両側面に通風路31に連通する入口開口33及び出口開口34
を設けるとともに、入口開口部に図示しない第2温度制
御手段を有する加熱器35であるヒータと、給気ファン36
とを設け、温度制御手段7′によって温度制御された冷
却器8と、それに付設されたファン4とによって各チャ
ンバー9′内にそれぞれに設定された温度のなかから最
低設定温度以下に冷却した冷風を強制的に循環させると
ともに各チャンバー9′は図示しない第2温度制御手段
によって加熱器35が作動されて所望の温度が保障される
ように加熱され、給気ファン36によって通風しながらそ
れぞれのチャンバー9′が独立的にそれぞれの設定温度
になるようにしたものが用いられている。なお入口開口
部に給気ファン36を設ける代わりに出口開口部に排気フ
ァンを設けたもの、又は入口開口部に給気ファン36と出
口開口部に排気ファンとを設けたものもある。
【0003】また、(2)図7に示すように、断熱材40
で各チャンバー9″を通風路31′を形成して包囲して密
封して、そのようなものを槽3内部に複数個装着し、そ
れぞれ熱絶縁された複数のチャンバー9″のそれぞれの
上部又はチャンバー9″の近傍にあって任意の個所に冷
却器8と、下方又はチャンバー9″の近傍にあって任意
の個所に加熱器35とを設け、冷却器8によって冷却され
た空気をチャンバー9″の開口部に設けられた送風機3
6′によってチャンバー9″内に流入させて循環させる
とともに、各チャンバー9″に設けられた温度検出手段
30′の検出出力に基づいて、温度制御手段7″によって
加熱器35を作動させて冷却された空気を加熱して各チャ
ンバー9″内の温度を独立的に所望のものにするものも
用いられている。なお8aは冷凍機、8bは冷媒導管、
21は扉である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の(1)のよ
うな恒温槽装置は、各チャンバーに発熱器を設けていて
一旦過冷却された空気を加熱して所望の温度にするの
で、各チャンバーには強い循環風が交流して、被試験物
である植物、小動物、昆虫、微生物及び培養液を除湿し
て損傷させ、さらに被試験物が循環風によって植物、動
物、微生物、及び匂い等の相互汚染を生じて試験に悪影
響を与え、また、(2)のような恒温槽装置は各チャン
バーの周囲に断熱材が設けられており、また、冷却器、
加熱器、送風機、及び温度検出手段が個々のチャンバー
に設けられていて、省スペースとコスト低減とをはかる
ことができないとともに、加熱器によって一旦過冷却さ
れた空気を加熱して所望の温度にするので、省エネルギ
と、ランニングコスト低減とをはかることができず、さ
らに各チャンバー内が除湿されるとともに、チャンバー
内を循環する風が被試験物である植物、動物、微生物及
び培養液を損傷させるという問題がある。
【0005】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の恒温槽装置がもつ問題を解消し、省スペース、省エ
ネルギ、及びコスト低減をはかることができて、恒温槽
装置の槽内部に設けた各チャンバー内が除湿されず、被
試験物の損傷と相互汚染とを生じることがなくて、試験
に悪影響を与えることがなく、また、各チャンバーを同
じ温度に容易に維持することができる恒温槽装置を提供
するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、周
囲側面に熱絶縁性材を用いて密封された槽を形成し、槽
内の空気を撹拌するファンと、温度検出手段を有する温
度制御手段とが付設された冷却器及び加熱器とを具えた
恒温槽装置において、前側面が熱絶縁性材で構成され、
他側面は高熱伝導性を有する部材で構成されたチャンバ
ーを密閉状態に形成して、前記前側面を開閉又は着脱自
在にして槽の1側面に取付けて、槽内部に複数個装着
し、これらのチャンバー相互間と、槽の他の側面との間
に間隙を形成して槽内にエアジャケットを形成し、前記
温度検出手段が、前記エアジャケットの温度を検出する
エアジャケット温度検出手段からなり、チャンバー内の
温度を検出するチャンバー温度検出手段を設け、このチ
ャンバー温度検出手段の出力と、エアジャケット温度検
出手段との出力とが入力された温度制御手段が、前記入
力の平均温度値を演算し、演算された前記平均温度値に
対応して、冷却器又は加熱器を駆動して、エアジャケッ
トを所定温度に制御し、複数のチャンバー内の温度をエ
アジャケットによって、チャンバーの他側面を介して前
記所定温度にすることを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前側面の熱絶縁性材が透明性を有する
部材又は不透明性を有する部材からなることを特徴とす
るものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、チャンバーが、エアジャケット
と熱交換可能にして開閉自在な連通管を有することを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施形態において、前
記従来と同様な部分については同一の符号を引用して説
明を省略し、主として異なる部分について説明する。図
1〜3に示すこの発明の第1実施形態において、恒温槽
装置1は、周囲側面2に熱絶縁性材を用いて密封された
槽3を形成し、槽3内の上部に空気を撹拌するファン4
と冷却器8とを設け、底部には従来のような小さい容量
の加熱器35に比較して容量の大きい加熱器12を設けてい
る。なお、冷却器8と加熱器12とを設置する位置は槽3
内の上下部にかぎらず、槽3内の適宜の場所であっても
よく、また、ファン4は複数個所に設けてもよい。
【0010】このような槽3の内部には、チャンバー9
を多段または多段多連に配設して複数個装着し、チャン
バー9の前側面10には熱絶縁性部材を用いて扉部として
開閉又は着脱自在に装着されており、チャンバー9の他
側面10′は高熱伝導性を有する望ましくは薄い部材を用
いて密閉状態に構成している。
【0011】槽3の1側面に前側面10を支持する枠体を
取付けて、チャンバー9相互間と槽3の周囲側面2との
間に温度制御された風が流通可能な間隙を有するように
して槽3内にエアジャケット5を形成し、このエアジャ
ケット5の温度を検出するエアジャケット温度検出手段
6を設け、このエアジャケット温度検出手段6の出力を
温度制御手段7に入力するようになっている。
【0012】チャンバー9内の温度を検出するチャンバ
ー温度検出手段30を任意のチャンバー9に設け、このチ
ャンバー温度検出手段30の出力を温度制御手段7に入力
するようになっている。各チャンバー9はエアジャケッ
ト5によって均一な温度になっており、1つのチャンバ
ー9の温度を検出して、それを各チャンバー9の温度の
代表値として用いることができる。
【0013】温度制御手段7の操作部は前面に設けられ
た操作パネル11に設置されていて、外部から操作ノブま
たはプログラムチャート等によって所望の温度制御パタ
ーンを予め入力しておくことができ、その温度制御範囲
はおおよそ−20℃〜+50℃に設定できるようになってい
る。
【0014】このようなものにあって、温度検出手段30
の出力と、エアジャケット温度検出手段6との出力が入
力された温度制御手段7は、温度検出手段30の出力と、
エアジャケット温度検出手段6の出力との平均温度値を
演算し、演算された前記平均温度値に対応して、冷却器
8、又は加熱器12を駆動させ、エアジャケット5の温度
を予め設定された所定温度に制御して、各チャンバー9
内の温度をエアジャケット5によってチャンバー9の他
側面10′を介して前記所定温度にする。なお、図示しな
いが、温度検出手段30を各チャンバー9または複数のチ
ャンバー9に設けて、これらの出力の平均温度値を温度
制御手段7によって求めて、求められた平均温度値をチ
ャンバー9の温度としてもよい。
【0015】本発明の第2実施形態は、第1実施形態に
おいて、図示しないが、前側面10の熱絶縁性材が透明性
を有する部材または不透明性を有する部材からなるもの
である。このようなものにあって、熱絶縁性材がチャン
バー9内の保温性を保ちながら、透明性を有する部材を
使用したものにあっては内部を観察でき、または不透明
性を有する部材を使用したものにあっては外部からの光
を遮蔽して光源を用いて明暗の環境、すなわち日長時間
の環境調節を自由なものとすることができる。
【0016】本発明の第3実施形態は、第1実施形態に
おいて、図4に示すように、チャンバー9に、熱交換器
14と、開閉自在な開閉弁15とを有する連通管16をそれぞ
れ設けたものである。そして、連通管16の外部気体の取
入口16aとガスボンベ19との中間には圧力調整弁17及び
圧力計18が設けられており、その後に連通管16は、各チ
ャンバー9に分岐され、この分岐されたそれぞれの連通
管16に開閉弁15を設け、開閉弁15の後にはフイルター27
を設けていて、供給するガス体がフイルター27を通過し
て濾過されて各チャンバー9に配送されるようになって
いる。そして、槽3内に配置された連通管16の部分には
熱交換器14を設け、さらに各チャンバー9には開閉自在
な開閉弁25を設けた排出管26をそれぞれ接続し、開閉弁
25の後のそれぞれの排出管26は排気を大気に放出させる
ように開放されている。
【0017】前記のような各実施形態は、それぞれのチ
ャンバー9内の環境、すなわち、湿度(水分)、空気、
酸素、炭酸ガス、または窒素ガスなどを連通管16によっ
て、適宜外部から供給して環境条件を任意に設定するこ
とができ、かつ、これらの水分、ガス体は熱交換器14に
よってエアジャケット5の温度と同一にして供給される
ので、試験研究の継続に支障が生じることがない。ま
た、被試験体にはチャンバー9内で熱の発生を伴うもの
があり、微風を発生させる小型の撹拌ファン13をチャン
バー9内に設けてもよい。
【0018】また各実施形態のチャンバー9内にバケッ
トを取付け、バケットに水を入れて湿度を与えるように
してもよい。このようにして、各チャンバー9内は、前
記所定の恒温環境条件がえられるうえ、各チャンバー9
は相互に完全に隔離されており、チャンバー9内はエア
ジャケット5内の空気の強制交流が行われることがなく
て、各チャンバー9内が除湿されず、被試験体である植
物、小動物、昆虫、微生物や培養液が乾燥して被試験体
等が損傷することがなく、また、被試験体等、匂い、ご
み等の相互汚染を生じることがなく、極めて自然の状態
で、生物の発芽、長時間の培養、小動物または昆虫等の
飼育等を比較評価する研究成果も信頼度が高く、それら
の試験研究を同時に行うことができて比較試験も容易で
あり、試験研究のスピードアップを達成することができ
る。
【0019】また、エアジャケット温度検出手段6をエ
アジャケット5の複数個所に設けて、その出力の平均温
度値を温度制御手段7によって求めて、求められたこの
平均温度値をエアジャケット5の温度としてもよい。ま
た各チャンバー9は、密閉されており、各チャンバー9
から微生物、匂い、ごみ等の汚染物質がエアジャケット
5内に発散して繁殖、蓄積して槽内を汚染することがな
く、これらが各チャンバー9内に逆流することもない。
【0020】さらにエアジャケット5と各チャンバー9
内とを容易に同一温度条件にすることができるので、目
一杯チャンバー9の壁面部に接近させて試料を設置する
ことができて全容積を有効に使用することができ、さら
に各チャンバー9にはそれらを包囲する分厚い断熱材が
ないのでチャンバー9内のスペースをそれだけ広くとれ
てコンパクトにまとめることができて、かつ省スペース
である。
【0021】また冷却器8及び加熱器12を1台設置すれ
ばよくて、各チャンバー9内に加熱器を設置する必要が
なく、各チャンバー9を同時に的確に温度制御すること
ができて、冷却器8がエアジャケット5を過冷却するこ
とがなく、または、加熱器12がエアジャケット5を過加
熱することがなくて省エネルギ化をはかることができ
て、低コストの恒温槽装置1をえることができる。
【0022】第2実施形態は、第1実施形態において、
図示しないが、前側面10の熱絶縁性材が透明性を有する
部材または不透明性を有する部材からなるものである。
このようなものにあって、熱絶縁性材がチャンバー9内
の保温性を保ちながら、透明性を有する部材を使用した
ものにあっては内部を観察でき、または不透明性を有す
る部材を使用したものにあっては外部からの光を遮蔽し
て光源を用いて明暗の環境、すなわち日長時間の環境調
節を自由なものとすることができる。
【0023】第3実施形態は、第1実施形態において、
図4に示すように、チャンバー9に、熱交換器14と、開
閉自在な開閉弁15とを有する連通管16をそれぞれ設けた
ものである。そして、連通管16の外部気体の取入口16a
とガスボンベ19との中間には圧力調整弁17及び圧力計18
が設けられており、その後に連通管16は、各チャンバー
9に分岐され、この分岐されたそれぞれの連通管16に開
閉弁15を設け、開閉弁15の後にはフイルター27を設けて
いて、供給するガス体がフイルター27を通過して濾過さ
れて各チャンバー9に配送されるようになっている。
【0024】そして、槽3内に配置された部分には熱交
換器14を設け、さらに各チャンバー9には開閉自在な開
閉弁25を設けた排出管26をそれぞれ接続し、開閉弁25の
後のそれぞれの排出管26は排気を大気に放出させるよう
に開放されている。このようなものは、それぞれのチャ
ンバー9内の環境、すなわち、湿度(水分)、空気、酸
素、炭酸ガス、または窒素ガスなどを連通管16によっ
て、適宜外部から供給して環境条件を任意に設定するこ
とができ、かつ、これらの水分、ガス体は熱交換器14に
よってエアジャケット5の温度と同一にして供給される
ので、試験研究の継続に支障が生じることがない。
【0025】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1の発明は、周囲側面に熱絶縁性材を用いて密封された
槽を形成し、槽内の空気を撹拌するファンと、温度検出
手段を有する温度制御手段とが付設された冷却器及び加
熱器とを具えた恒温槽装置において、前側面が熱絶縁性
材で構成され、他側面は高熱伝導性を有する部材で構成
されたチャンバーを密閉状態に形成して、前記前側面を
開閉または着脱自在にして槽の1側面に取付けて、槽内
部に複数個装着し、これらのチャンバー相互間と、槽の
他の側面との間に間隙を形成して槽内にエアジャケット
を形成し、前記温度検出手段が、前記エアジャケットの
温度を検出するエアジャケット温度検出手段からなり、
チャンバー内の温度を検出するチャンバー温度検出手段
を設け、このチャンバー温度検出手段の出力と、エアジ
ャケット温度検出手段との出力とが入力された温度制御
手段が、前記入力の平均温度値を演算し、演算された前
記平均温度値に対応して、冷却器または加熱器を駆動し
て、エアジャケットを所定温度に制御し、複数のチャン
バー内の温度をエアジャケットによって、チャンバーの
他側面を介して前記所定温度にするので、省エネルギで
あり、装置をコンパクトにすることができて、省スペー
スをはかることができるうえ、コストを低減することが
でき、チャンバー内の温度を適正に保つことができて、
複数のチャンバー相互に隔離されており、チャンバー内
が除湿されず、また生物相互汚染を生じて試験に悪影響
を与えることがなく、さらに各チャンバーの温度を所望
のものに精密に同一条件下に保持することができて発
芽、培養、飼育などの試験研究が同時にできて、研究の
スピードアップをはかることができ、しかも研究成果の
信頼度が高く、特に医療面での細菌、ウイルス、病理試
料の培養、保存、検査に有効であるという効果がある。
【0026】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前側面の熱絶縁性材が透明性を有する
部材又は不透明性を有する部材からなるので、それぞれ
のチャンバー内の保温性を保つことができるとともに、
透明性を有する部材を使用したものにあっては内部を観
察でき、または不透明性を有する部材を使用したものに
あっては明暗の環境を自由に創出することが容易にでき
るという効果がある。
【0027】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、チャンバーが、エアジャケット
と熱交換可能にして開閉自在な連通管を有するので、チ
ャンバー内の環境条件を所望のものに設定することがで
きて、生物相互汚染を生じて試験に悪影響を与えること
がなく、かつ温度条件も常にエアジャケットの温度と同
一に保つことができて、発芽、培養、飼育などの試験研
究が同時にでき、試験研究の継続に支障が生じることが
なくて、研究のスピードアップをはかることができ、し
かも研究成果の信頼度が高いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の斜視図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上のチャンバーの開口斜視図である。
【図4】同上の第3実施形態の縦断面図である。
【図5】同上の第5実施形態の縦断面図である。
【図6】従来の恒温槽装置の縦断面図である。
【図7】同上の他例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 恒温槽装置 2 周囲側面 3 槽 4 ファン 5 エアジャケット 6 エアジャケット温度検出手段 7 温度制御手段 8 冷却器 9 チャンバー 10 前側面 12 加熱器 14 熱交換器 30 チャンバー温度検出手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周囲側面に熱絶縁性材を用いて密封された
    槽を形成し、槽内の空気を撹拌するファンと、温度検出
    手段を有する温度制御手段とが付設された冷却器及び加
    熱器とを具えた恒温槽装置において、前側面が熱絶縁性
    材で構成され、他側面は高熱伝導性を有する部材で構成
    されたチャンバーを密閉状態に形成して、前記前側面を
    開閉又は着脱自在にして槽の1側面に取付けて、槽内部
    に複数個装着し、これらのチャンバー相互間と、槽の他
    の側面との間に間隙を形成して槽内にエアジャケットを
    形成し、前記温度検出手段が、前記エアジャケットの温
    度を検出するエアジャケット温度検出手段からなり、チ
    ャンバー内の温度を検出するチャンバー温度検出手段を
    設け、このチャンバー温度検出手段の出力と、エアジャ
    ケット温度検出手段の出力とが入力された温度制御手段
    が、前記入力の平均温度値を演算し、演算された前記平
    均温度値に対応して、冷却器又は加熱器を駆動して、エ
    アジャケットを所定温度に制御し、複数のチャンバー内
    の温度をエアジャケットによって、チャンバーの他側面
    を介して前記所定温度にすることを特徴とする恒温槽装
    置。
  2. 【請求項2】 前側面の熱絶縁性材が透明性を有する部
    材又は不透明性を有する部材からなることを特徴とする
    請求項1に記載の恒温槽装置。
  3. 【請求項3】 チャンバーが、エアジャケットと熱交換
    可能にして開閉自在な連通管を有することを特徴とする
    請求項1又は2に記載の恒温槽装置。
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