JP3202527B2 - ワイヤソー装置 - Google Patents

ワイヤソー装置

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JP3202527B2
JP3202527B2 JP7629595A JP7629595A JP3202527B2 JP 3202527 B2 JP3202527 B2 JP 3202527B2 JP 7629595 A JP7629595 A JP 7629595A JP 7629595 A JP7629595 A JP 7629595A JP 3202527 B2 JP3202527 B2 JP 3202527B2
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敏晴 安立
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23DPLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23D57/00Sawing machines or sawing devices not covered by one of the preceding groups B23D45/00 - B23D55/00
    • B23D57/003Sawing machines or sawing devices working with saw wires, characterised only by constructional features of particular parts
    • B23D57/0053Sawing machines or sawing devices working with saw wires, characterised only by constructional features of particular parts of drives for saw wires; of wheel mountings; of wheels

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば半導体材料、
磁性材料、セラミック等の脆性材料をワイヤにより切断
するワイヤソー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のワイヤソー装置は、複数の加工
用ローラ間にワイヤが多数回螺旋状に巻掛けられる。そ
して、その加工用ローラの回転によりワイヤが走行さ
れ、その走行中のワイヤとワークとが接触されるととも
に、その接触部に砥粒を含むスラリーが供給されて、ワ
ークがワイヤによりウェハ状にスライスされる。
【0003】この種の装置においては、ワイヤを加工用
ローラ側へ繰り出すリールと、切断を終えたワイヤを巻
き取るためのリールとを備えたリール機構がフレーム上
に装設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のワイ
ヤソー装置においては、加工開始時における繰り出し側
リールのワイヤの貯線量の認知は、作業者の目視によっ
ていた。このため、大型ワークの加工や長時間連続加工
においては、加工の途中において繰り出し側リールのワ
イヤがなくなり、ワイヤの走行方向を反転して加工を継
続せざるを得ない。
【0005】ところで、ワイヤソー装置におけるワーク
の加工条件に影響を与える要因は複雑に絡み合ってい
る。その一つとしてワイヤの繰り出し方向が変わること
があり、ワイヤの繰り出し方向が変わる前と後とではワ
ークの加工精度に大きな差が生じ、例えばウェハの均一
な厚さ加工が不可能になるおそれがあった。
【0006】本発明の目的は、1つのワークの切断加工
の途中におけるワイヤの繰り出し方向の変化を防止でき
るワイヤソー装置を提供することにある。また、別の目
的としては、効率のよい生産を実施するために、繰り出
し側リールの残存ワイヤ量に見合ったワーク長さあるい
はワーク種の選択を行うことができるワイヤソー装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、少なくとも繰り出し側
リールの残存ワイヤ量を、初期入力の繰り出し側リール
の残存ワイヤ量と、ワイヤ繰り出し速度及び走行方向と
加工時間との少なくとも一方をもとにして演算により算
出する算出手段と、算出された繰り出し側リールの残存
ワイヤ量に基づいてワーク切断の可否を判別する判別手
段とを設けたことを特徴とするものである。
【0008】
【0009】請求項2に記載の発明では、算出手段は、
請求項1における演算に代わり、リールの重量に応じ
出力される信号に基づいて前記残存ワイヤ量を算出し、
さらに算出された繰り出し側リールの残存ワイヤ量に基
づいてワーク切断の可否を判別する判別手段とを設けた
ものとしたことである。
【0010】請求項に記載の発明では、請求項にお
いて、リールをその中心軸線が垂直方向に指向するよう
に支持するとともに、前記算出手段が歪ゲージを含み、
その歪ゲージを前記リールの回転軸を支持する軸受の下
端部に配置するように設けたものである。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1〜3
のいずれかにおいて、前記判別手段は、残存ワイヤ量
と、ワークに対する切断開始から切断終了までに要する
時間を設定するための設定手段による設定値とに基づい
てワーク切断の可否を判別するものである。
【0012】請求項に記載の発明では、請求項1〜
のいずれかにおいて、ワイヤ繰り出し速度及び加工時間
を記憶する記憶手段と、前記繰り出し側リールの残存ワ
イヤ量と前記記憶手段内のデータとを比較して、加工可
能なワーク範囲を判断する判断手段とを設けたものであ
る。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、繰り出し側リ
ールの残存ワイヤ量を算出するができて、この算出値と
ワークの加工に必要なワイヤ量とを比較することができ
る。そして、ワイヤの繰り出し速度が一定の場合には、
初期に入力された繰り出し側リールの残存ワイヤ量と加
工時間とに基づく演算によって、その時点における繰り
出し側リールの残存ワイヤ量が算出される。また、ワイ
ヤの繰り出し速度及び走行方向に変化がある場合には、
これらの値も加味した演算によって、その時点における
繰り出し側リールの残存ワイヤ量が演算される。そし
て、この演算により算出された繰り出し側リールの残存
ワイヤ量に基づいて、ワーク切断の可否が判別される。
【0014】
【0015】請求項2に記載の発明によれば、リールの
重量を計測することによって繰り出し側リールの残存ワ
イヤ量算出され、その繰り出し側リールの残存ワイヤ
量に基づいてワーク切断の可否を判別することができ
る。請求項3に記載の発明によれば、前記算出手段に含
まれる歪ゲージの配設が容易にできて、構成が簡単とな
る。そして、各リールの装着によって生じる回転軸のス
ラスト方向への荷重を、前記回転軸に直接触れることな
く、検出することができる。また、歪ゲージが各リール
及び回転軸に直接接触していないため、回転状態に影響
を与えることがないとともに、連続的に各リールの重量
を検出することができる。
【0016】請求項に記載の発明によれば、設定手段
によって設定入力されたワークの切断加工に必要な時間
と、前記算出手段によって算出された繰り出し側リール
の残存ワイヤ量とから、ワークの切断の可否が自動的に
判別される。
【0017】請求項に記載の発明によれば、前記算出
手段によって算出された繰り出し側リールの残存ワイヤ
量と、ワーク種あるいはワーク長さ及びワーク径、ある
いは所要の切断距離に応じたワイヤ繰り出し速度及び加
工時間とが比較されて、加工可能なワークが判別され
る。
【0018】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明のワイヤソー装置の第1
実施例を図1〜図6に基づいて詳細に説明する。
【0019】図4及び図5に示すように切断機構11
は、ベッド12cやコラム12bから構成される装置フ
レーム12上に装設されている。この切断機構11は平
行に延びる駆動溝ローラ13及び従動溝ローラ14を備
え、それらの外周には環状をなす多数の溝13a,14
aが所定ピッチで形成されている。なお、図面において
は理解を容易にするために、溝13a,14aの数を実
際よりも少なく描いている。一本の切断用ワイヤ15は
前記溝ローラ13,14の各溝13a,14aに連続的
に巻回されている。ワイヤ走行用モータ16は装置フレ
ーム12上に配設され、このモータ16により駆動溝ロ
ーラ13が直接、または、図示しないベルト、プーリを
介して回転される。そして、溝ローラ13,14の回転
によって、ワイヤ15が一方向又は部分的逆行を伴って
一方向(のこ運動)に走行される。ワーク支持機構19
は前記切断機構11の上方においてフレーム12に立設
したコラム12bに上下動可能に支持され、その下部に
はワーク20が着脱自在にセットされる。そして、ワイ
ヤ15が切断機構11の溝ローラ13,14間で一方向
に走行されながら、ワーク支持機構19が切断機構11
に向かって下降される。このときワイヤ15上へ砥粒を
含むスラリーが図示しないスラリー供給装置から供給さ
れるとともに、そのワイヤ15に対し、ワーク20が押
し付けられ、砥粒のラッピング作用によってワーク20
がスライス加工される。
【0020】ワイヤ15を供給あるいは巻き取るリール
機構21は前記フレーム12上に装設されている。この
リール機構21は、ワイヤ15を繰り出し、巻き取るた
めの一対のリール22,23を備えている。なお、両リ
ール22,23は巻き取り、繰り出しの両機能を交互に
分担するが、以降の説明においては、説明を簡略化する
ために一例として一方のリール22を繰り出しリール、
他方のリール23を巻き取りリールとする。後述する一
対のリール回転用モータ41,42はフレーム12に配
設され、これらのモータ41,42により繰り出しリー
ル22及び巻き取りリール23を個別に変速回転させ
る。
【0021】トラバース機構25はリール機構21に隣
接してフレーム12のベッド12c上に装設され、繰り
出しリール22からのワイヤ15の繰り出し及び巻き取
りリール23へのワイヤ15の巻き取りを上下にトラバ
ースしながら案内する。そして、前記リール機構21の
両リール22,23の回転及び溝ローラの回転によりワ
イヤ15が繰り出しリール22から切断機構11を経て
巻き取りリール23に巻き取られる。繰り出しリール2
2上のワイヤ15が、切断機構11を経て巻き取りリー
ル23に全て巻き取られる直前に両リール22,23の
回転方向が切り換えられてリール22,23の繰り出し
機能及び巻き取り機能が反転される。
【0022】図4に示すように、ワイヤ張力付与機構2
6は前記リール機構21と切断機構11との間に配設さ
れている。この張力付与機構26は揺動可能に支持され
た一対のダンサアーム28,29を備え、それらの先端
にはガイドローラ30及びウェイト31がそれぞれ取付
けられている。
【0023】ワイヤ張力付与機構26の一対のダンサア
ーム28,29に付設された各ウェイト31の下方向の
重力により、溝ローラ13,14間のワイヤ15に所定
の張力が付与される。
【0024】そして、ワイヤ15は繰り出しリール22
から繰り出されてローラ40、ワイヤ張力付与機構26
の一方のローラ30、一対のガイドローラ38のうちの
一方及びワイヤガイド機構36の一組のガイドローラ3
7を経て切断機構11に至る。そして、その切断機構1
1からワイヤガイド機構36のもう一組のガイドローラ
37、一対のガイドローラ38のうちの他方、ワイヤ張
力付与機構26の他方のローラ30及びローラ40を経
て巻き取りリール23に巻き取られる。
【0025】図1及び図3に示すように回転方向及び回
転速度を変更可能な前記一対のモータ41,42は前記
ベッド12cに立設された筒体12aに装着され、その
下面にはモータ軸41a,42aが突設されている。回
転軸43は各モータ41,42に対応するようにスラス
ト方向及びラジアル方向の荷重を支持する上部軸受44
a、下部軸受44bを介して筒体12a内に回転可能に
支持されている。図2に示すように、筒体12a内に
は、上部軸受44aの外側レースの下端面に当接する荷
重検出手段としての歪ゲージ50が装着され、繰り出し
リール22及び巻き取りリール23の重量によって生じ
る回転軸43のスラスト方向への荷重を検出するように
なっている。回転軸43の上端には大径部43aが一体
形成されている。カップリング45はモータ軸41a,
42aを各回転軸43に連結するように、それらの間に
取り付けられている。前記繰り出しリール22及び巻き
取りリール23はドライブピン46により各回転軸43
の大径部43a上に回り止めされた状態で、ネジ47に
より大径部43aに締付固定されている。
【0026】次に、前記のように構成されたワイヤソー
装置の制御装置について説明する。図5及び図6に示す
ように、算出手段及び判別手段を構成する制御装置63
は前記フレーム12の近傍に配設され、その内部に中央
処理装置(CPU)64及びメモリ65が実装されてい
る。このCPU64は装置全体の動作を統括する。メモ
リ65は装置の動作を制御するためのプログラム、各種
の入力データ、検出データ等を記憶する。制御装置63
の前面には、操作パネル66とCRT67が配設されて
いる。このCRT67には、各種の入力データや検出デ
ータ、装置全体の制御状態が表示される。キーボード6
9は制御装置63の前部に配置され、各種のキー70が
設けられている。
【0027】ここで、この切断装置の運転開始に際し
て、キー70により、ワーク20の種類や大きさあるい
は形状が入力される。そのデータはメモリ65に設定記
憶されるとともに、CPU64において新たなワーク2
0の加工に必要なワイヤ15の量が、ワーク20の種類
や長さ、大きさから導き出されるワークの切削速度と、
ワーク20の形状から導き出されるワークの切削速度関
数、そして、ワーク20の断面形状とから導き出される
切断時間とから演算される。一方で、CPU64は前記
歪ゲージ50からの検出値からリール22あるいは23
の重量を演算してワーク20の加工に使用可能なワイヤ
の残り量を算出する。そして、これらのデータが比較さ
れて、リール22あるいは23上の残存ワイヤ量がワー
ク20を最後まで切断可能な量であれば、ワーク支持機
構19が下降してワイヤ15に接触するとともに、ワイ
ヤ15が走行されて、ワーク20に対する加工が開始さ
れる。しかし、リール22あるいは23のいずれもその
残存ワイヤ量がワーク20を最後まで切断できる量に達
していなければ、ワーク支持機構19が下降することな
く、ワイヤ15の巻き取りリールあるいは繰り出しリー
ルへの空送りが行われる。そして、一方のリール22ま
たは23にワイヤ15がすべて巻き取られた後に、あら
ためてワーク20の切断加工が開始される。このよう
に、切断加工途中に、繰り出し側リールの残存ワイヤ量
切れによるワイヤ繰り出し方向の逆転がなされることが
なく、ワーク20を安定した切断条件で切断加工でき
る。
【0028】この実施例においては、図1に示すように
リール22,23の中心軸線O1,O2が互いに平行
に、かつ垂直方向に指向するようにリール22,23が
それぞれ回転軸43に支持されている。このことによ
り、両リール22,23を垂直方向に片持ち支持するこ
とができるため、その両リール22,23の重量の計測
にあたっては、上部軸受44aの下端面に当接された歪
ゲージ50を設けるのみでよく、構成を簡単にできる。
【0029】また、重量計測のための部材として歪ゲー
ジ50を採用したことにより、検出値をそのまま電気信
号として、後続の制御装置63に入力することができ
て、便利である。
【0030】さらに、歪ゲージ50は両リール22,2
3及び回転軸43に直接接触しない構成となっている。
このため、両リール22,23及び回転軸43の回転状
態に影響を与えることがないとともに、連続的に両リー
ル22,23の重量を計測することができる。 (第2実施例)次に、本発明の第2実施例について説明
する。
【0031】この第2実施例においては、繰り出し側リ
ールの残存ワイヤ量の検出手段が前記第1実施例と異な
っている。この実施例ではリール重量の検出によること
なく以下のように制御する。
【0032】図6において、リール22、23交換時に
キー70により、リール22、23の残存ワイヤ量の初
期値が入力されて、メモリ65に記憶される。ここで、
各ワーク20の切断加工において、リール回転用モータ
41、42の回転数等の制御データからワイヤ15の繰
り出し速度、繰り出し方向、繰り出し時間(加工時間)
が検出されて、ワイヤ15の繰り出し量が演算される。
そして、CPU64において、前記初期値から各時点に
おけるワイヤ15の繰り出し量が減算あるいは加算され
て、リール22、23上の残存ワイヤ量が演算される。
【0033】また、設定手段としてのメモリ65には、
ワーク20の種類や大きさ等に応じた加工に必要な時
間、すなわち、切断開始から終了に要するまでのデータ
を記憶している。
【0034】そして、CPU64はメモリ65内の前記
データと、リール22、23上の残存ワイヤ量のデータ
とに基づいて、切断開始時において切断実行の可否を判
別する。そして、その判別に基づいて切断機構11やワ
ーク支持機構19等の動作を制御する。
【0035】なお、この発明は前記実施例以外に次のよ
うに具体化することもできる。 (1)前記実施例では上部軸受44aにスラスト及びラ
ジアル方向の荷重を支持するベアリングを使用したが、
これをスラストベアリングとラジアルベアリングとに独
立して設け、そのスラストベアリングの下端面にリール
22,23の重量計測用の歪ゲージ50を当接するこ
と。
【0036】(2)歪ゲージ50に代えて、例えばロー
ドセル、圧電素子、磁気歪管等を採用すること。 (3)一対のリール22,23を横向きに配置し、その
リールを装着した回転軸を支持するラジアルベアリング
の外側レースの下端面に、例えば、歪ゲージ、ロードセ
ル、圧電素子、磁気歪管等のリール重量計測手段を設け
ること。
【0037】(4)前記第2実施例において、ワイヤ1
5の繰り出し速度が常時一定の場合は、繰り出し方向及
び加工時間のみからリール22、23上の残存ワイヤ量
を算出するように構成すること。
【0038】(5)前記第2実施例において、ワイヤ1
5の繰り出し速度が常時一定で、かつ、加工のための繰
り出し方向が一定の場合は、加工時間のみからリール2
2、23上の残存ワイヤ量を算出するように構成するこ
と。
【0039】(6)前記第2実施例において、リール2
2、23上の残存ワイヤ量のデータと、メモリ65内の
ワイヤ繰り出し速度及び加工時間のデータとに基づい
て、切断開始時において、切断加工可能なワークの種類
や大きさを判別して、それをCRT67に表示するよう
に構成すること。
【0040】次に、上記実施例から抽出される技術的思
想を述べる。 (1)請求項のいずれかにおいて、リール22,
23の重量に応じた信号をリール22、23上の残存ワ
イヤ量に演算する演算手段64を設けたワイヤソー装
置。
【0041】この構成によれば、リール22,23上の
残存ワイヤ量を確実かつ正確に把握することができて、
しかも判別手段63へのデータの入力に便利である。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば次
のような優れた効果を奏する。請求項1に記載の発明に
よれば、繰り出し側リールの残存ワイヤ量を算出する
ともにワーク切断の可否を判別して、ワークの加工途中
におけるワイヤの走行方向の反転を防止することができ
る。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、リールの
重量を検出することによって繰り出し側リールの残存ワ
イヤ量を算出するとともにワーク切断の可否を判別し
て、ワークの加工途中におけるワイヤの走行方向の反転
を防止することができる。
【0044】請求項に記載の発明によれば、簡単な構
成でリールの重量を計測できるとともに、各リール及び
回転軸の回転を妨げることなく、連続的に各リールの重
量を検出できる。
【0045】請求項に記載の発明によれば、ワークの
切断の可否が自動的に判別されて、ワークの加工途中に
おけるワイヤの走行方向の反転を防止できる。請求項
に記載の発明によれば、適用可能なワーク範囲に応じた
ワークの選択ができて、効率のよい生産を行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化したワイヤソー装置の要部の
部分断面図。
【図2】 図1の要部の部分拡大図。
【図3】 リール機構及びトラバース機構の側面図。
【図4】 ワイヤソー装置の正面図。
【図5】 ワイヤソー装置の平面図。
【図6】 制御装置のブロック図。
【符号の説明】
11…切断機構、13…加工用ローラとしての駆動溝ロ
ーラ、14…加工用ローラとしての従動溝ローラ、15
…ワイヤとしての切断用ワイヤ、20…ワーク、22,
23…リール、43…回転軸、44a…軸受としての上
部軸受、50…歪ゲージ、63…設定手段、判別手段、
記憶手段、判断手段としての制御装置、O1,O2…リ
ールの中心軸線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−135157(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 27/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰り出し用リールから繰り出された一本
    のワイヤを切断機構を構成する複数の加工用ローラ間に
    螺旋状に巻き付けるとともに、該ワイヤを巻き取り用リ
    ールに巻き取り、その状態で前記加工用ローラの回転に
    よりワイヤを走行させるとともに、ワイヤとワークとの
    間に切削送りを付与してワークに対して切断加工を施す
    ようにしたワイヤソー装置において、 少なくとも繰り出し側リールの残存ワイヤ量を、初期入
    力の繰り出し側リールの残存ワイヤ量と、ワイヤ繰り出
    し速度及び走行方向と加工時間との少なくとも一方をも
    とにして演算により算出する算出手段と、算出された繰
    り出し側リールの残存ワイヤ量に基づいてワーク切断の
    可否を判別する判別手段とを設けたことを特徴とするワ
    イヤソー装置。
  2. 【請求項2】 繰り出し用リールから繰り出された一本
    のワイヤを切断機構を構成する複数の加工用ローラ間に
    螺旋状に巻き付けるとともに、該ワイヤを巻き取り用リ
    ールに巻き取り、その状態で前記加工用ローラの回転に
    よりワイヤを走行させるとともに、ワイヤとワークとの
    間に切削送りを付与してワークに対して切断加工を施す
    ようにしたワイヤソー装置において、 少なくとも繰り出し側リールの残存ワイヤ量を、リール
    の重量に応じて出力される信号に基づいて算出する算出
    手段と、算出された繰り出し側リールの残存ワイヤ量に
    基づいてワーク切断の可否を判別する判別手段とを設け
    ことを特徴とするワイヤソー装置。
  3. 【請求項3】 前記リールをその中心軸線が垂直方向に
    指向するように支持するとともに、前記算出手段が歪ゲ
    ージを含み、その歪ゲージを前記リールの回転軸を支持
    する軸受の下端部に配置するように設けた請求項2に記
    載のワイヤソー装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段は、前記残存ワイヤ量と、
    ワークに対する切断開始から切断終了までに要する時間
    を設定するための設定手段による設定値とに基づいてワ
    ーク切断の可否を判別する請求項1〜3のいずれかに記
    載のワイヤソー装置。
  5. 【請求項5】 ワイヤ繰り出し速度及び加工時間を記憶
    する記憶手段と、前記繰り出し側リールの残存ワイヤ量
    と前記記憶手段内のデータとを比較して、加工可能なワ
    ーク範囲を判断する判断手段とを設けた請求項1〜4の
    いずれかに記 載のワイヤソー装置。
JP7629595A 1994-09-30 1995-03-31 ワイヤソー装置 Expired - Lifetime JP3202527B2 (ja)

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