JP3202222U - 機内持ち込み可能なベビーカー - Google Patents

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Abstract

【課題】航空機の機内手荷物として持ち込みが認められる折り畳み式の機内持ち込み可能なベビーカーを提供する。【解決手段】前輪11を支持する前脚13と後輪12を支持する後脚14と左右のアーム16を繋ぐグリップ17を有するハンドルと前脚と後脚とアームを格納状態または展開状態に維持する継手18,19とを備えたシャーシ10と、少なくとも1面に扉を備えた長方体をなし小物を収納して容易に出し入れすることができ上面にベビーシート50の座面を固定することができるボックス30と、ボックスの上に載置され閉じると折り畳んだベビーシート50を囲うスペースを形成し開くとベビーカー100の後側に垂れて小物を載せる棚を形成するカバー40と、安全ベルトを装備しボックスの上に固定されて折り畳むとカバーが形成するスペースに収納することができるベビーシート50とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、折りたたみ式のベビーカーに係り、特に航空機の機内手荷物として持ち込みが許されるベビーカーに関する。
飛行機には通常、機内持ち込み手荷物に寸法と重量の制限が設けられており、幼児を乗せる乳母車は機内に持ち込むことができないことがある。このような場合は、カウンターで乳母車を預託手荷物として預けた後、機内の座席に収まるまでは、乳児を抱いたりして移動しなければならない。トランクなどの手荷物を押しながら移動する時、また特に、さらに別の子供の手を繋いで歩かないといけない場合などには、手が足りなくなって極めて不自由である。
特に、ひとりで幼児と子供を連れて飛行機で移動をする場合などには、子供は手を繋いでいないと危ないし、幼児は寝てしまったりすることも多く、僅かな移動にも座らせるベビーカーが欲しい。また、幼児を着座させるときは、ちょっとしたことで転落したりしないように、しっかりと保護できることが好ましい。さらに、ベビーカーを畳んだときにも、換えおむつ、着替え、哺乳用具、おもちゃなどの小物を格納するスペースがあって、かつ機中でも必要なときには簡単に出し入れができることが好ましい。
通常の折り畳み式ベビーカーも、小さく折り畳んで容易に収納または運搬ができるようになっている。しかし、たとえば日本航空の大型旅客機における機内持ち込み制限は、幅55cm高さ40cm奥行き25cm合計で115cm以下、重量10kg未満となっており、普通のベビーカーは折り畳んでも機内持ち込みが認められるほどにはならない。
さらに、折り畳めば機内持ち込みが可能になるようなベビーカーも市販されている。たとえば、特許文献1には、未使用時にフレームおよび車輪を折り畳み、座席の座と背もたれも折り畳んで折り畳んだフレームと合わせることにより機内持ち可能なサイズまで小さくすることができる乳母車が開示されている。
しかし、引用文献1に開示された乳母車は、座と背もたれを畳むと間に物を挟む余地はなく、安全ベルトなども装備されていない。また、乳母車を畳んだときには小物を収納する箱が存在する余地がない。
特表2014−509578
本考案が解決しようとする課題は、航空機の機内手荷物として持ち込みが認められる折り畳み式のベビーカーを提供することであり、特に幼児が着座したときに保持するための安全ベルトを装備し、かつ若干の手荷物を出し入れ容易に収納するボックスを備えた折り畳み式ベビーカーを提供することである。
上記課題を解決するため、本考案の機内持ち込み可能なベビーカーは、左右2つの前輪と左右2つの後輪と、それぞれの前輪を支持する左右の前脚とそれぞれの後輪を支持する左右の後脚と、左右のアームとアームの一端同士を繋ぐグリップを有するハンドルと、前脚と後脚とアームを格納状態または展開状態に維持する継手とを備えたシャーシと、少なくとも1面に扉を備えた長方体をなし、小物を収納して容易に出し入れすることができ、上面にベビーシートの座面を固定することにより幼児が着座することができるボックスと、
ボックスの上に開閉可能に載置され、閉じると折り畳んだベビーシートを囲うスペースを形成し、開くとベビーカーの後側に垂れて小物を載せる棚を形成するカバーと、折り畳み自在の素材で形成したもので安全ベルトを装備し、ボックスの上に固定されて、折り畳むとボックスの上面とカバーで形成するスペースに収納することができるベビーシートとを備えることを特徴とする。
ハンドルは、左右のアームとアームの一端同士を繋ぐグリップを備える。グリップは、人が握ってベビーカーを押し引きできるようにすると共に、左右のアームをベビーカーの車幅に対応する幅に維持する機能を有する。
シャーシは、さらに、前脚に対して後脚およびアームが回動するように軸支する継手を左右の側面に備える。左右の前脚と左右の後脚は、それぞれ水平のロッドで繋がれて左右間の距離をベビーカーの車幅に対応する幅に保つようにされることが好ましい。
前脚と後脚は、継手を介して交差し、収納する時には前脚と後脚同士が折り畳まれ、使用のため展開する時には展帳して前脚と後脚が所定の角度で固定されるようになっている。前脚と後脚は、中央にピボットを有して折れ曲がり伸ばしたときに固定できるブリッジでそれぞれの中間位置の間を繋いで、開いたときの車輪を固定するようにしてもよい。
ハンドルのアームは、ベビーカーを使用するため展開するときには前脚の延長方向に固定され、収納するときには折り曲げてハンドル部分と後輪と前輪が近接して前後の幅が小さくなる姿勢で固定されるようになっている。
ボックスは小物を収納することができ、少なくとも1面に開け閉め可能な扉を備えて小物を出し入れすることができ、上面にベビーシートの座面を固定することにより幼児が着座することができる。ボックスは、左右の前脚と左右の後脚をそれぞれ繋ぐロッドで支持し、ベビーカーを使用するときに上面がほぼ水平になって、幼児が着座できるようにする。ボックスを支持するロッドは、左右の車輪間を車幅に支持するロッドと兼用してもよい。また、ボックスの前面に扉を設けた場合は、扉を前に倒したときに水平に維持できるようにすると、座ったときの足置きに使うことができる。
カバーは、前面と上面と後面を有し、後面の端縁がボックスの後面またはその延長面の端縁に回動可能に支持されて、ベビーカーの展開使用時にはカバーを開くとベビーカーの後側に垂れて小物を載せる棚を形成し、ベビーカーを折り畳むときにはカバーを閉じて前面の端縁をボックスの上面の前端に固定すると、折り畳んだベビーシートを囲うスペースを形成する。
ベビーシートは、折り畳み自在の素材で形成し、安全ベルトを備えて幼児の脱落を防止することができる。ベビーカーの展開時にはベビーシートを展開して背面をハンドルの左右のアーム間に渡したバンドで後ろに反らないように支持することにより幼児を安全に着座させることができ、ベビーカーの収納時には折り畳んで、ボックスの上面とカバーで形成するスペースの収納することができる。
なお、ベビーシートは折り畳み可能な構造になっているため、座の部分をボックスの座面より長くしておいて、展開したときに多少硬度のある座の前端がボックス上面からはみ出るよう設置して、より安定した着座を可能にすることができる。
ベビーカーを収納するときには、ベビーシートを折り畳み、背もたれを支持するバンドを外して、カバーを前方に回して畳んだベビーシートを囲い込んでカバー前面の先端をボックスの前端部に固定し、ボックスの扉を閉め、後輪を前輪と重なるように合わせ、さらにハンドルのアームを折り畳むと、前輪とグリップの間に後輪が挟まれるようにコンパクトに纏まる。前脚と後脚とグリップのアームの寸法を、ベビーカーを畳んだときに、前輪と後輪のいずれか一方が他方の車輪とグリップより突出するように選択すると、ベビーカーを畳んだときに、前輪または後輪の一方のみが床について回転するようになるので、搬送が容易になる。また、畳んだときのシャーシの前後方向の幅は、重なった状態の前輪と後輪の幅とこれに添わせるアームの余裕を加えても20cm以下に収まる。
ベビーカーの収納時には、幅は使用時と変わらないが、高さが前輪先端から継手あるいは閉めた後のカバーの上面までの寸法に、また奥行きがボックスの奥行きの寸法に収まる。したがって、収納状態のベビーカーの寸法を機内持ち込みが認められる、たとえば、55cm×40cm×25cm以下、幅、高さ、奥行きの合計で115cm以下の条件に収めることが十分可能である。
また、前脚、後脚、アームなどをアルミニウム、ジュラルミンあるいは鋼などの金属パイプで形成し、ボックスやカバーを針金やプラスチック成形で形成するなど、材料や形状を工夫することで、大幅な軽量化を図ることができる。
本願考案に係る機内持ち込み可能なベビーカーは、展開するとベビーシート付きのベビーカーとなって、幼児を着座させて安全ベルトで固定させて搬送することができ、折り畳むと縦横奥行きの寸法が航空会社の規定する機内持ち可能な寸法に収まるため、搭乗する機体の入口まで幼児を搬送した後に、畳んで機内持ち込みし、客室の収容部分に格納することができる。また、幼児のケアに必要な小物を収納して簡単に出し入れできるボックスを備えるので、余分な手荷物を携行する必要がない。
本考案の1実施例に係るベビーカーの収納時の状態を示す斜視図である。 本実施例のベビーカーの展開した状態を示す斜視図である。 本実施例におけるシャーシを折り畳んだときの継手部分を例示する斜視図である。 本実施例におけるシャーシを展開したときの継手部分を例示する斜視図である。 本実施例において展開したときのボックスとカバーを例示する斜視図である。
以下、本考案に係るベビーカーについて、実施例に基づき、図面を参照して詳しく説明する。
図1は本考案第1実施例のベビーカーの畳んだ状態を示す斜視図、図2は展開した状態を示す斜視図である。
本実施例の機内持ち込み可能なベビーカー100は、図1に示すように、シャーシ10とボックス30とカバー40とベビーシート50を備える。
シャーシ10は、左右2つの前輪11と左右2つの後輪12を備え、それぞれの前輪を支持する左右の前脚13とそれぞれの後輪を支持する左右の後脚14とハンドル15を備える。なお、図示しないが、前輪11と後輪12のいずれかにストッパを設けて、ベビーカーを止めた状態に維持できるようにすることが好ましい。
ハンドル15は、左右のアーム16とアームの一端同士を繋ぐグリップ17を備えて、U字型に形成されている。グリップ17は、人が握ってベビーカーを押し引きできるようにすると共に、左右のアーム16をベビーカー100の車幅に対応する幅に維持する機能を有する。
シャーシ10は、さらに、前脚13に対して後脚14が回動する車輪用継手18および前脚13に対してアーム16が回動するように軸支するアーム用継手19を左右の側面に備える。車輪用継手18とアーム用継手19は一体に形成してもよい。左右の前脚13と左右の後脚14は、それぞれの間を左右に繋ぐ車輪間固定用ロッド20,21で繋がれて左右間の距離をベビーカー100の車幅に対応する幅に保つようにされている。
前脚13と後脚14は、車輪用継手18の部分で交差し、収納する時には前脚13と後脚14が前後方向に折り畳まれ、使用のため展開する時には展帳して前脚13と後脚14が所定の角度で固定されるようになっている。前脚13と後脚14は、中央にピボット22を有して折れ曲がり伸ばしたときに固定できるブリッジ23でそれぞれの中間位置の間が繋がれており、開いたときの前輪11を後輪12の位置を固定する。ブリッジ23に代えて折れ曲がらない突っ張り棒を前脚13と後脚14の間に渡すようにしてもよい。なお、車輪用継手18において、図示しないラチェットやフックなどで後脚14を折り畳み位置と展開位置のいずれかに固定できるようにしてもよい。
ハンドル15のアーム16は、アーム用継手19を介して前脚13と開閉自在に接合し、ベビーカー100を展開するときには前脚13の延長方向に固定され、収納するときには折り曲げてグリップ17が前輪11と近接して収まるようになっている。このとき、ハンドル15と前脚13に後輪12が挟まってベビーカー100の前後幅は小さく固定される。なお、アーム16の中間に、ベビーカー100の展開時に左右のアーム16を結んでベビーシート50の背を支持するバンド26が設けられている。
図3と図4は、実施例において例示する継手部分の斜視図である。図3はシャーシを折り畳んだ状態を示し、図4はシャーシを展開した状態を示す。
本実施例の継手は、車輪用継手18とアーム用継手19を複合して、ハウジング27とフック28で構成されたものである。ハウジング27は、前脚13に固定され、後脚14の軸とアーム16の軸が設けられている。フック28は、アーム16に回転できるように設けられる。シャーシ10を展開するときには、アーム16を前脚13の延長方向に回してフック28をハウジング27に被せることにより、ハンドル16が固定され、人はグリップ17をつかんでベビーカー100を押し引きすることができる。
なお、シャーシ10を展開したり折り畳んだりするための継手18,19は、図示したものに限らず、別の公知の構造も利用できることはいうまでもない。
図5は、本実施例に使用するボックスとカバーの例について展開したとき状態を示す斜視図である。
ボックス30は、奥行きDを制限値のたとえば25cm以下に抑え、シャーシ10を展開したときにボックス支持用ロッド24,25で支えられて地面から底面34が浮くだけの高さHを持ち、幅Wがシャーシ10の左右両脚の間に収まるようなほぼ長方体に形成される。ボックス30は、小物を収納する空間を備えるとともに、上面31にベビーシート50の座面を固定することにより幼児が着座することができるようになっている。また、すくなくとも1面に小物が容易に出し入れできる扉32を配置してある。
扉31をボックス30の前面に配置した場合は、扉32の下縁に回転軸を有し前に引き倒したときにほぼ水平に維持できるようにすると、扉32を開けたときに足置きを兼ねさせることができる。なお、扉32の端縁に垂直方向に折り曲がった鍔33を設けてもよい。鍔33は扉32を閉めた後の係合を確保するため、また足置きに使うときの安定化に役立つ。また、扉32を後面に配置した場合は、幼児が着座したままでも物を容易に出し入れできるようになる。
ボックス30は、左右の前脚13と左右の後脚14のそれぞれの間を左右に繋ぐボックス支持用ロッド24、25で支持し、ベビーカー100を使用するときにボックス30の上面がほぼ水平あるいは後ろ側がやや低く傾くようになって、幼児が安定して着座できるようにする。なお、ボックス支持用ロッド24,25を通す位置はシャーシ10の開閉により変化するので、ボックス30に設けるロッドを支持する部分は前後方向に移動できるだけの余裕を持たせてある。ボックス支持用ロッド24、25は、左右の車輪間を車幅に対応するように支持する機能を兼用させることにより、車輪間固定用ロッド20,21を省略することもできる。
カバー40は、ベビーカー100を収納状態に折り畳んだときに、折り畳まれたベビーシート50を収納したベビーカー100全体の寸法を所定の値に収めるようにするものである。カバー40は、前面覆い41と上面覆い42と背面覆い43を有し、背面覆い43がボックス30の後面と面をほぼ同じくするように固定され、上面覆い42と前面覆い41が上面覆い42と背面覆い43の交線を軸にして回動するようになっている。
ボックス30とカバー40は、ワイヤケージやワイヤネットで形成してより軽量化を図ることができる。
ベビーカー100の展開使用時にはカバー40を開くとベビーカー100の後側に垂れて小物を載せる棚を形成し、ベビーカー100を折り畳むときにはカバー40を閉じて前面覆い41の端縁をボックス30の上面の前端に固定すると、折り畳んだベビーシート50を囲うスペースを形成する。なお、前面覆い41の端縁に垂直方向に折り曲がった鍔45を設けてもよい。鍔45はカバー40を閉めた後の係合を確保するため、また小物を載せる台として使うときの落下防止に役立つ。
なお、折り畳んだベビーシート50を横にはみ出させないため、カバー40の側面に仕切り壁を備えてもよいが、車輪用継手18やアーム用継手19などで代用してもよい。また、ボックス30の上面31に幼児を座らせるベビーシート50の座51を固定する代わりに、上面31に代えて、あるいはその上に重ねて、カバー40の座面44を設けて、そこに座51を固定してもよい。
なお、ボックス30やカバー40に鍔33,45を設けた場合は、ボックス30の上面31とカバー40の座面44の間に設けたギャップに鍔33,45を押しこむことで扉32やカバー40を閉じることができる。
ベビーシート50は、クッション性がよいテクスチャーなどの素材で折り畳み自在に形成した座51と背52を持つ。ベビーカー100の展開時にはベビーシート50を展開して背52をハンドル15の左右のアーム16間に渡したバンド26で後ろに反らないように支持することにより幼児を着座させることができる。バンド26は、連結具が設けられていて結束と切り離しが自由にできるようになっており、カバー40を開けるときには結合を解除することにより、カバー40を後ろに回わして垂下させることができる。
ベビーシート50には、座ったときに前にずれ落ちないように腹を支える前カバー53を備えてもよい。また、腰部を支える安全ベルト54や肩を固定する肩掛ベルト55を備えて、着座した幼児の脱落を防止することができる。
なお、ベビーシート50は折り畳み可能な構造になっているため、展開したときに多少硬度のある座面をボックス上面の前方に広げることによって、より安定した着座を可能にすることができる。
ベビーシート50は、ベビーカー100の収納時には折り畳んで、ボックス30の上にカバー40が形成するスペースに収納することができる。
折り畳んだベビーカー100は、カバー40が掛けられた状態でベビーシート50がはみ出ていなければ、外形が規定の寸法に収まるので機内持ち込みが認められる。
ボックス30とカバー40を収納状態に重ねたとき、左右方向Wtはシャーシ10の内側空間に収まる寸法であって、奥行きDtは機内持ち込み小荷物の制限幅とされるたとえば25cm以下になっており、高さHtは折り畳んだシャーシ10に組み合わせたときに全体の高さが制限高さとされるたとえば55cm以下になるようにする。
ベビーカー100を収納するときには、ベビーシート50を折り畳み、背52を支持するバンド26を外して、カバー40を前方に回して畳んだベビーシート50を囲い込んで、カバー40の前面覆い41の先端をカバー40の座面44またはボックス30の前端部に固定し、ボックス30の扉32を閉めて固定し、後輪12を前輪11と重なるように合わせ、さらにハンドル15のアーム16を折り畳むと、前輪11とグリップ17の間に後輪12が挟まれるようにコンパクトに纏まる。
前脚13と後脚14とハンドル15のアーム16の寸法を、ベビーカー100を畳んだときに、前輪11が後輪12やグリップ17より突出するように選択すると、折り畳んだベビーカー100を運ぶときに前輪11だけが床につくようになるので、搬送が容易になる。また、畳んだときのシャーシ10の奥行きは前輪11の直径に後輪11の半径とアーム16の膨らみ幅として若干余裕を加えたものとなり、20cm以下程度に収まるようになる。
したがって、ベビーカー100の収納時には、幅はシャーシ10の幅となるが、高さが収納状態の前輪11先端からアーム用継手19あるいは閉めた後のカバー40の上面までの寸法に、また奥行きがボックス30の奥行きの寸法に収まる。
収納時のベビーカー100の寸法は、機内持ち込みが認められる、たとえば、55cm×40cm×25cm以下、幅、高さ、奥行きの合計で115cm以下という制約条件に収めることができる。
また、シャーシ10の部材をアルミニウム、ジュラルミンあるいは鋼などの金属パイプで形成し、ボックス30やカバー40を針金やプラスチック成形でカゴ状に形成するなど、材料や形状を工夫することで、大幅な軽量化を図ることができ、機内持ち込みの重量制限、たとえば10kg以下の条件をクリヤすることは容易である。考案者等の試作品も重量は3.5kg程度であった。
本実施例に係る機内持ち込み可能なベビーカー100は、展開するとベビーシート付きのベビーカーとなって幼児を着座させて安全ベルトで固定させて搬送することができ、また、折り畳むと縦横奥行きの寸法が航空会社の規定する機内持ち可能な寸法に収まるため、搭乗する飛行機の入口まで幼児を載せて運んだ後に、畳んで機内に持ち込み、客室内の収容部分に格納することができる。また、幼児のケアに必要な小物を収納して簡単に出し入れできるボックス30を備えるので、余分な手荷物を携行する必要がない。
100 ベビーカー
10 シャーシ
30 ボックス
40 カバー
50 ベビーシート
11 前輪
12 後輪
13 前脚
14 後脚
15 ハンドル
16 アーム
17 グリップ
18 車輪用継手
19 アーム用継手
20,21 車輪間固定用ロッド
22 ピボット
23 ブリッジ
24,25 ボックス支持用ロッド
26 バンド
27 ハウジング
28 フック
31 上面
32 扉
33 鍔
34 底面
41 前面覆い
42 上面覆い
43 背面覆い
44 座面
45 鍔
51 座
52 背
53 前カバー
54 安全ベルト
55 安全パッド

Claims (3)

  1. 左右2つの前輪と左右2つの後輪と、それぞれの前輪を支持する左右の前脚とそれぞれの後輪を支持する左右の後脚と、左右のアームとアームの一端同士を繋ぐグリップを有するハンドルと、前脚と後脚とアームを格納状態または展開状態に維持する継手とを備えたシャーシと、
    少なくとも1面に扉を備えた長方体をなし、小物を収納して容易に出し入れすることができ、上面にベビーシートの座面を固定することにより幼児が着座することができるボックスと、
    ボックスの上に開閉可能に載置され、閉じると折り畳んだベビーシートを囲うスペースを形成し、開くとベビーカーの後側に垂れて小物を載せる棚を形成するカバーと、
    折り畳み自在の素材で形成したもので安全ベルトを装備し、ボックスの上に固定されて、折り畳むとボックスの上面とカバーで形成するスペースに収納することができるベビーシートと
    を備えた機内持ち込み可能なベビーカー。
  2. ベビーカーを折り畳んだときに、前輪と後輪と継手の外幅、下端となる車輪先端から継手上端あるいはカバーの上面までの高さ、およびボックスとカバーの奥行きが、機内持ち込み制限値を越えないように構成された請求項1記載の機内持ち込み可能なベビーカー。
  3. ボックスおよびカバーはワイヤネットあるいはワイヤケージで形成することを特徴とする請求項1または2に記載の機内持ち込み可能なベビーカー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113501044A (zh) * 2019-04-26 2021-10-15 康贝株式会社 婴儿车

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