JP3202134U - 電子機器保持具 - Google Patents

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健太郎 政岡
健太郎 政岡
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Abstract

【課題】収納する対象を自在に変更することができ、汎用性に富み、かつ収納性に優れた電子機器保持具を提供すること。【解決手段】電子機器保持具1は、板状部2a,2b、及び、板状部2a,2bのそれぞれの辺縁部の少なくとも一部同士を接続する接続部2c、を有し、接続部2cにおいて板状部2a,2bが向かい合わせに二つ折り可能とされるカバー本体2と、棒状部3a、及び、棒状部3aの両端部に配置されて棒状部3aに対して同側に先端部を有する一対の鉤状部3b,3c、を有する掛止部材3と、を有し、板状部2a,2bのうち一方は、二つ折りされた際の内側に電子機器を保持する保持部6を有する。鉤状部3b,3c間の長さである第1長さL1が、接続部2cにおける二つ折りの折り目方向に沿った長さである第2長さL2以上とされて、接続部2cに掛止部材3が折り目方向に沿って掛止可能とされている。【選択図】図1

Description

本考案は、電子機器保持具に関し、特に、スマートフォンやタブレット端末等の情報端末を保持する電子機器保持具に関する。
従来、スマートフォンを収納し、保護するためのカバーやケースについて、多数の提案がなされている。例えば、二つ折り形状の手帳型カバーなどが知られている。
このような二つ折り形状のカバーの内側に、名刺や名札、ICカードなどを収納できるカード収納部を備えたカバー等が知られている(例えば、実用新案登録文献1)。
実用新案登録第3189112号公報
実用新案登録文献1に記載のものでは、収納部に収納するカード類の枚数には制限がある。仮に、多数のカード類を収納できるよう改良したとしても、カバーの厚さが増し、携帯性に劣ることになる。収納する対象を変更することも難しい。カード収納タイプのカバーにおいては、カード類を収納できるが、他の対象(例えば、メモ帳など)を収納することが難しい。収納するカードを変更する場合にも、カードをいちいち収納部から取り出して、新たなカードを収納部に収納するという手間が必要である。
また、従来のカバーにおいては、硬貨や鍵などの小物を収納することも難しい。そのため、スマートフォンケースとは別に、カードケースや小銭入れ、キーケース等を別個に携帯する必要がある。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、収納する対象を自在に変更することができ、汎用性に富み、かつ収納性に優れた電子機器保持具を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本考案は以下の構成を有する。
(1)一対の板状部、及び、前記一対の板状部のそれぞれの辺縁部の一部同士を接続する接続部、を有し、前記接続部において前記一対の板状部が向かい合わせに二つ折り可能とされるカバー本体と、棒状部、及び、前記棒状部の両端部に配置されて前記棒状部に対して同側に先端部を有する一対の鉤状部、を有する掛止部材と、を有し、前記一対の板状部のうち一方の板状部は、二つ折りされた際の内側に電子機器を保持する保持部を有し、前記一対の鉤状部間の長さである第1長さが、前記接続部における二つ折りの折り目方向に沿った長さである第2長さ以上とされて、前記接続部に前記掛止部材が前記折り目方向に沿って掛止可能とされている、電子機器保持具。
本考案の電子機器保持具では、保持部に電子機器を保持することが可能であり、接続部に掛止部材が掛止可能である。その掛止部材が棒状部を有するので、棒状部に種々のオプション品(付属部材)を着脱することが可能である。例えば、電子機器保持具内に小物を収納したい場合、カードを収納したい場合、メモ用紙を収納した場合等に、各々の収納を希望する対象に応じたオプション品を掛止部材に自在に着脱可能とすることができる。
第1長さが第2長さ以上であるので、掛止部材を確実に接続部に折り目方向に沿って掛止可能とすることができる。接続部に掛止部材を掛止した場合に、接続部が撓んだり、しわが入ってしまったりすることがない。
なお、板状部の辺縁部とは、板状部の周縁全体又は周縁のうちの一部の縁を意味する。板状部が長方形等の多角形状である場合には、周縁は辺である。したがって、周縁部の一部は、複数の辺のうちの一辺である場合もその一辺の一部である場合も含む。
(2)前記一対の板状部が所定厚さで形成されており、前記接続部が前記所定厚さよりも厚さが薄く形成されており、かつ、前記接続部における二つ折りの折り目方向の両端部に切り欠きが形成されることにより前記接続部近傍における前記板状部の前記折り目方向に沿った第3長さが前記第2長さよりも長くされており、前記第1長さが前記第3長さ以下とされていてもよい。
接続部の厚さが所定厚さよりも薄いので、接続部における二つ折りが容易となる。特段事前に折り目を形成しなくても、自然と接続部で二つ折りされることとなる。第1長さが第3長さ以下であるので、掛止部材が接続部からずれてしまって板状部の方へと移動してしまうことが防止される。掛止部材の位置を確実に接続部に維持することができる。
(3)前記一対の板状部と前記接続部とが、同一の可撓性材料によって一体的に形成されていてもよい。
同一材料によって一体的に形成することで、カバー本体の製造が容易かつ低コストとなる。一枚の平面状素材から打ち抜き加工することで、一対の板状部と接続部とを少ない工程で形成することができる。また、それを可撓性材料によって形成することで、保持具としての柔軟性が増大する。例えば、掛止部材を掛止又は取り外す際にも、接続部が撓んで変形すれば作業が容易となる。板状部が変形可能であれば、オプション品のサイズ変更に対して板状部を柔軟に対応させることができる。
(4)収納ケース、カードケース、又は、メモ用紙を保持するメモ用紙ホルダー、のうち少なくともいずれか1つである付属部材、及び、当該付属部材の一部から延出して前記棒状部に着脱可能とされる着脱部、を有する着脱部材、を更に有してもよい。
電子機器保持具にオプション品としての種々の付属部材を着脱することができる。付属部材は、着脱部によって簡単に棒状部に対して着脱可能であるので、小物を収納したい場合、カード類を収納したい場合、メモ用紙を収納したい場合等の、ユーザの収納希望に対応してオプション品を電子機器保持具に取り付けることができる。着脱部により付属部材を確実に棒状部に取り付けることができるので、付属部材の着脱が容易である上に、意図しない付属部材の脱落を防止することができる。
(5)前記接続部には、当該接続部における前記折り目方向の両端部のうちいずれか一方の端部から前記第2長さの1/3以上2/3以下の長さの範囲に貫通孔が形成されていてもよい。
貫通孔に、例えばリング状に構成されたストラップを係止することにより、このストラップを用いて、電子機器保持具を二つ折りの状態で綴じる(閉鎖状態に維持する)ことができる。すなわち、貫通孔から板状部の外側に引き出したリング状のストラップをカバー本体全体に巻きかけることにより、電子機器を内部に収納したカバー本体を二つ折り状態に維持することができる。カバー本体が不用意に開くのを防止することができ、携帯性が向上する。また、使用者の指や手、腕をストラップに通しておくことにより、電子機器保持具や電子機器の落下を防止することができる。
(6)前記一方の板状部には、前記保持部に保持される電子機器のカメラレンズに対応する位置にレンズ孔が形成されていてもよい。
電子機器がカメラ機能を備える場合に、そのカメラレンズに対応する位置にレンズ孔が形成されていることにより、電子機器をカバー本体に保持したままの状態で、カメラ機能を使用して画像撮影することができる。
本考案の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本考案によれば、収納する対象を自在に変更することができ、汎用性に富み、かつ収納性に優れた電子機器保持具を提供することができる。
本考案の実施形態1に係る電子機器保持具の概略斜視図である。 図1に示す電子機器保持具を構成するカバー本体を開いた状態の内側を示す上面図である。 図1に示す電子機器保持具を構成する掛止部材の斜視図である。 図1に示す電子機器保持具に着脱部材を取り付けた状態の概略斜視図である。 本考案の実施形態2に係る電子機器保持具の概略斜視図である。 図5に示す電子機器保持具を構成するカバー本体を開いた状態の内側を示す上面図である。 図5に示す電子機器保持具を構成する掛止部材の斜視図である。 本考案の実施形態3に係る電子機器保持具の概略斜視図である。
[実施形態1]
以下、本考案の実施形態1について図面を用いて説明する。図1は、本考案の実施形態1に係る電子機器保持具1の概略斜視図である。電子機器保持具1はカバー本体2と掛止部材3とを備える。図2は、カバー本体2を開いた状態の内側を示す上面図である。
カバー本体2は、図2に示すように、一対の板状部2a,2b、及び、一対の板状部2a,2bのそれぞれの辺縁部の一部同士を接続する接続部2cを有する。図2は、図1に示す電子機器保持具1を構成するカバー本体2を開いた状態の上面図である。ここで、板状部2a,2bの辺縁部の一部とは、板状部が多角形である場合には、その少なくとも一つの辺、又はその一部を意味する。また、板状部が円や楕円等の角を有さない形状である場合には、その弧(円弧、楕円弧等の円や楕円の一部)を意味する。即ち、一対の板状部2a,2bが接続部2cによって連結された状態で、接続部2cを折り曲げることにより、板状部2aと板状部2bとが向かい合わせとなり、重なり合うように、カバー本体2が接続部2cにおいて二つ折りされることが可能である。
接続部2cは、カバー本体2が折れ曲がる際の折り目の方向(折り目方向)に沿った長さ(第2長さ)L2が、後述する掛止部材3の一対の鉤状部3b,3c間の長さ(第1長さ)L1以下である。即ち、掛止部材3の一対の鉤状部3b,3c間の長さ(第1長さ)L1は、接続部2cの折り目方向に沿った長さ(第2長さ)L2以上である。このように第1長さL1が第2長さL2以上であるので、掛止部材3を接続部2に折り目方向に沿って掛止可能とすることができる。接続部2cに掛止部材3を掛止した場合に、接続部2cが撓んだり、しわが入ってしまったりすることを防止できる。
板状部2a,2bの大きさは、保持するスマートフォンやタブレット端末等の電子機器(不図示)の大きさより大きく、電子機器の表裏両面が保護されていることが好ましい。また、板状部2a,2bの形状は特に制限されないが、携帯性の観点から、保持する電子機器の形状に相似し、僅かに大きいことが好ましい。板状部2aと板状部2bは同サイズ、同形状であることが好ましい。
接続部2cの厚さは、所定厚さで形成されている一対の板状部2a,2bのそれぞれの厚さよりも薄く形成されていることが好ましい。接続部2cの厚さを板状部2a,2bよりも薄くすることにより、カバー本体2が接続部2cにおいてより折れ曲がり易くなる。また、特段接続部2cに折り目をつけなくても、自然と接続部2cで二つ折りされ易くなる。
接続部2cには、折り目方向の両端部に切り欠き2dが形成されていることが好ましい。ここで、接続部2cに切り欠き2dが形成されている場合、前述の接続部2cの折り目方向に沿った長さL2は、この切り欠き2dによって短縮された状態での接続部2cの折り目方向に沿った長さである。したがって、板状部2a,2bの、接続部2c近傍における折り目方向に沿った長さ(第3長さ)L3は、接続部2cの折り目方向に沿った長さ(第2長さ)L2よりも長い。そして、この切り欠き2d部分に、後述する掛止部材の鉤状部を折り目方向に沿って掛止させることができる。切り欠き2dが形成されることにより、掛止部材3が接続部2cの切り欠き2dが形成された部分に維持され、掛止部材3が切り欠き2d以外(例えば、板状部2a,2b)へとずれてしまうことが防止される。切り欠き2dの形状は特に制限されないが、掛止部材3がずれてしまわないよう、接続部2cの中央に向かって深く切り込まれた形状が好ましい。このとき、掛止部材3の鉤状部3b,3c間の長さ(第1長さ)L1は、板状部2a,2bの折り目方向に沿った長さ(第3長さ)L3以下である。第1長さL1が第3長さL3以下であるので、掛止部材が接続部からずれてしまって板状部2a,2bの方へと移動してしまうことが防止される。掛止部材の位置を確実に接続部2cに維持することができる。
カバー本体2は、掛止部材3の両端部を掛止させるができる程度に弾性や可撓性を有する可撓性材料によって形成されていることが好ましい。例えば、皮革、合成皮革、布地、樹脂や、それらのうち二つ以上の組み合わせを用いることができる。更に、板状部2a,2bと接続部2cとが、同一の可撓性材料によって形成されていることが好ましい。特に、板状部2a,2bと接続部2cとが、同一の可撓性材料によって一体的に形成されていることが好ましい。一枚物の材料から抜き加工によってカバー本体2を作成することができる。
図3は、図1に示す電子機器保持具1を構成する掛止部材3の斜視図である。掛止部材3は、図3に示すように、棒状部3a、及び棒状部3aの両端部に配置された一対の鉤状部3b,3cを有する。鉤状部3bは先端部3dを有し、鉤状部3cは先端部3eを有し、先端部3d,3eは、いずれも棒状部3aに対して同側に配置される。本実施形態1では、鉤状部3b,3cは、棒状部3aの両端部において、棒状部3aの延長方向に対して180°折り曲げられた形状を有している。なお,鉤状部3b,3cの折れ曲がり形状は、図3のようなJの字状に湾曲された形状に限定されず、コの字状に矩形状に屈曲された形状やその他の形状であっても良い。要は、鉤状部3b,3cによって、掛止部材3が確実に接続部2cに掛止可能であればよい。
先端部3d,3e、すなわち、棒状部3aに対して180°折り曲げられた部分は、一定長さだけ相互に近づく方向(すなわち、相手方の先端部に向かう方向。)に延びている。
棒状部3aと先端部3d,3eとの距離は、カバー本体2の接続部2cの厚さより僅かに長くなっている。したがって、鉤状部3b,3cにおいて、棒状部3aと先端部3d,3eとの間にカバー本体2の接続部2cが挿入され、掛止部材3が安定してカバー本体2に取り付けられる。
掛止部材3は、棒状部3aがカバー本体2を接続部2cの折り目に沿って二つ折りした場合の内側に折り込まれるように取り付けられる。このように掛止部材3を取り付けることで、電子機器保持具1の内側に着脱部材4(図4参照)を、その着脱部4bによって掛止部材3の棒状部3aに掛止することができる。
掛止部材3の材質は、着脱部材4を掛止し、付属部材4aの意図しない脱落を防止し得ると同時に、着脱部材4を引き抜き、意図的に脱着した場合でも破損しない、一定程度の強度を有するものが好ましい。そのような掛止部材3としては、例えば、金属製のものなどを用いることができる。
図4は、電子機器保持具1に着脱部材4を取り付けた状態の概略斜視図である。着脱部材4は、図4に示すように、付属部材4aと、付属部材4aの一部から延出して、掛止部材3の棒状部3aに着脱可能とされる着脱部4bと、を有する。図4では、着脱部4bは棒状部3aに掛止されている。着脱部4bは、付属部材4aの一部から延出し、棒状部3aを内部に折り込むように二つ折りされて棒状部3aに掛止されている。そして、折れ曲がった着脱部4bの先端部は付属部材4aの一部や着脱部4b自身に着脱可能とされる。なお、図示はされていないが、着脱部4bの先端部を着脱可能とする構成としては、付属部材4aの底面等と着脱部4bの先端部とに、それぞれ対極の磁石を組み込んでおくことにより、その吸着力によって底面等と先端部とを着脱可能とするものが考えられる。あるいは、例えば、付属部材4aの底面等と着脱部4bの先端部とに、それぞれ係合する雄ホック及び雌ホックを配置し、着脱可能とすることも考えられる。このように掛止された着脱部材4は、着脱部材4をカバー本体2から強く引き抜く等の単純動作により、簡単に取り外すことが可能である。
付属部材4aは、収納ケース、カードケース、又は、メモ用紙ホルダー、のうち少なくともいずれか1つであることが好ましい。例えば、硬貨等の小物を収納する収納ケース、名刺、ICカード、磁気カード等の各種カード類を収納するカードケース、鍵を掛止するフックを備え、鍵を収納するキーケース、メモ用紙を保持するメモ用紙ホルダー、あるいは、それらを組み合わせたものであってもよい。また、小物のような収納物を収納する場合などでは、付属部材4aの開口部を、線ファスナー等によって開閉可能なものとすることができる。付属部材4aの材質は、特に制限されないが、例えば、カバー本体2と同様の材料を用いることができる。
板状部2a,2bのうち、一方の板状部には、二つ折りされた際の内側に電子機器を保持する保持部6が設けられている。図1では、板状部2aに保持部6が設けられている。この保持部に電子機器を保持させることにより、電子機器がカバー本体2の内側に保持され、保護される。
保持部6としては、例えば、電子機器の背面を板状部2aの内側に保持するシリコン素材で形成された粘着体、電子機器の側面の少なくとも一部を挟持することにより保持するホルダー等を挙げることができる。
[実施形態2]
次に、本考案の実施形態2について説明する。本考案の実施形態2は、上述の実施形態1と以下説明する特徴において異なる。それ以外の特徴は、実施形態1と実施形態2で共通である。なお、本考案の実施形態2について、以下説明する各特徴は、適宜本考案の実施形態1に適用可能であることは言うまでもない。
図5は、本考案の実施形態2に係る電子機器保持具10の概略斜視図である。実施形態2では、図5に示すように、接続部20cの一部に貫通孔20eが形成されている。貫通孔20eは、接続部20cの折り目方向の両端部のうちいずれか一方の端部から接続部20cの折り目方向に沿った長さ(第2長さ)L2の1/3以上2/3以下の長さの範囲に形成されていることが好ましく、接続部20cの折り目方向に沿った長さ(第2長さ)L2の中央部分に形成されていることが更に好ましい。
なお、貫通孔20eの、折り目方向に垂直な方向における位置は、中央部分、即ち、折り目上(あるいは、接続部20cが折り曲げられた場合にその曲率が最も高い部分)が好ましい。図5及び図6では、貫通孔20eは、接続部20cの中央に形成されている。図6は、図5に示す電子機器保持具10を構成するカバー本体20を開いた状態の上面図である。貫通孔20eの大きさは、ストラップ5が2本通り、結び目などによって構成された係止部5aが貫通孔20eに係止される程度の大きさであることが好ましい。
このような貫通孔20eに、例えばリング状に構成されたストラップ5を貫通させ、係止部5aによって係止することができる。このように係止されたストラップ5を用いて、電子機器保持具10を二つ折りの状態で綴じる(閉鎖状態に維持する)ことができる。すなわち、貫通孔20eから板状部20a,20bの外側に引き出したストラップ5のリング状部5bをカバー本体全体に巻きかけることにより、電子機器を内部に収納したカバー本体20を二つ折り状態に維持することができる。そのため、カバー本体20が不用意に開くのを防止することができ、携帯性が向上する。また、使用者の指や手、腕をストラップ5のリング状部5bに通しておくことにより、電子機器保持具10や電子機器の落下を防止することができる。
貫通孔20eの形成位置が、接続部20cの第2長さL2の1/3以上2/3以下の長さの範囲以外であると、カバー本体20を二つ折りにした状態でストラップ5をカバー本体20に巻き掛けたとしても、ストラップ5の巻き掛け位置がカバー本体20の上下方向(図6の上下方向)における中央位置からずれてしまい、カバー本体20を二つ折り状態で維持することが難しい。ストラップ5がカバー本体20から外れてしまったり、ストラップ5を巻き掛けた状態でもカバー本体20の端がめくれ上がってしまう等の状況を誘引する。
図5では、ストラップ5の係止部5aは、結び目を形成することによって、貫通孔20eを通り抜けることなく、カバー本体20の内側に係止されている。なお、係止部5aは結び目形成に限定されない。係止部5aが貫通孔20eを通り抜けない限り、係止部5aをカバー本体20の内側に係止する手段は特に制限されない。
ストラップ5は、伸縮性を有する材料からなるものであることが好ましい。例えば、ストラップ5としては、ゴム紐等を用いることができる。
図7は、実施形態2の電子機器保持具10を構成する掛止部材30の斜視図である。実施形態2においては、図5及び図7に示すように、掛止部材30は、無端状の細い金属製針金(例えば、ピアノ線)によって、棒状部30a及び両端の鉤状部30b,30cが形成されている。これにより、掛止部材30の棒状部30aは、2本の並行する針金によって構成され、その2本の棒状部30aの間に隙間30fが形成されている。そして、ストラップ5の係止部5aが、その隙間30fに配置されるため、ストラップ5の係止部5aと掛止部材30との干渉が防止されている。なお、本実施形態2では、掛止部材30が無端状の細い金属製針金によって形成されているので、隙間30fが棒状部30aから鉤状部30b,30c及び先端部30d,30eの全域に亘って形成されている。しかし、ストラップ5の係止部5aとの干渉を防止するという目的のみを考慮した場合、隙間30fは、棒状部30a部分にのみ形成され、又は棒状部30aのうち貫通孔20eの近傍位置にのみ形成されていてもよい。
実施形態2では、図5及び図6に示すように、板状部20a側にレンズ孔20fが開口形成されている。レンズ孔20fは貫通孔である。電子機器保持具10の保持部60に保持される電子機器がカメラ機能を有している場合に、そのカメラレンズ(不図示)の配置位置に対応する位置にレンズ孔20fが配置されている。なお、レンズ孔20fの位置は、保持する電子機器のレンズ位置に応じて適宜調整することができる。例えば、電子機器の種類や大きさに応じてそれぞれ専用の電子機器保持具10を製造する。そして、各電子機器が有するカメラレンズの位置に対応して、各々対応する専用の電子機器保持具10には、異なる位置にレンズ孔20fを形成することができる。
[実施形態3]
図8は、本考案の実施形態3に係る電子機器保持具10Bの概略構成図である。実施形態3の電子機器保持具10Bについては、実施形態2の電子機器保持具10と異なる構成についてのみ説明する。実施形態3の電子機器保持具10Bについて、実施形態2の電子機器保持具10と同様の構成については、同様の符号を付し、その説明を省略する。
電子機器保持具10Bでは、実施形態2と同様に、カバー本体20が、一対の板状部20a,20b、及び、その両者の辺縁部の一部同士を接続する接続部20cを有する。実施形態3では、板状部20aは、内側素材21aと外側素材22aとを有して構成される。板状部20bは、内側素材21bと外側素材22bとを有して構成される。以下、板状部20aについて説明するが、板状部20bについても同様の構成を有するものとする。なお、接続部20cも板状部20aと同様に内側素材と外側素材とを有してもよいし、接続部20cについては一枚物の素材で構成されていてもよい。
内側素材21aは、例えば所定の厚さの皮革素材で形成され、大略長方形状であって、角が丸くR加工処理されている。外側素材22aも内側素材同様の素材であって、全体外形が内側素材21aと同様に角がR加工された大略長方形状である。内側素材21aと外側素材22aとは、カバー本体20を二つ折りしたときに内側素材21aが内側、外側素材22aが外側となるように、両者の長方形状の面同士が重ね合わされて貼り合わされている。
板状部20aは、内側素材21aと外側素材22aとのみで貼り合わされて構成されてもよいが、実施形態3では、内側素材21aと外側素材22aとの間に補強板(不図示)が挿入されて貼り合わされている。補強板は、例えば一定の厚さを有する薄い樹脂(プラスチック)製又は紙製(例えば、ボール紙等)の板状部材であって外形形状が板状部20aよりも若干小さく形成されたものであってもよい。この補強板を内側素材21aと外側素材22aとの間に挿入されることにより、板状部20aを薄く形成しつつその曲げや折れに対する強度を向上させることができる。
内側素材21aと外側素材22aとは、貼り合わされた後に周囲の縁に沿ってステッチ加工により互いに縫い合わされてもよい。図8には、板状部20a,20bの周囲縁に沿って形成されたステッチ加工が図示されている。この場合、ステッチ加工の形成位置は、補強板の外側周囲であり、ステッチで補強板を囲むような位置であることが好ましい。もちろん、内側素材21aと外側素材22aとが相互に接着剤によって接着されることで充分な貼合せ強度が確保される場合は、ステッチ加工はしなくてもよい。また、ステッチ加工のみで充分な強度が確保される場合は、内側素材21aと外側素材22aとは接着剤による接着がされなくてもよい。
1,10:電子機器保持具 2,20:カバー本体
2a,2b,20a,20b:板状部 2c,20c:接続部
2d,20d:切り欠き 20e:貫通孔
20f:レンズ孔 21a,21b:内側素材
22a,22b:外側素材 3,30:掛止部材
3a,30a:棒状部 3b,3c,30b,30c:鉤状部
3d,3e,30d,30e:先端部 30f:隙間
4:着脱部材 4a:付属部材
4b:着脱部 5:ストラップ
5a:係止部 5b:リング状部
6,60:保持部

Claims (6)

  1. 一対の板状部、及び、前記一対の板状部のそれぞれの辺縁部の一部同士を接続する接続部、を有し、前記接続部において前記一対の板状部が向かい合わせに二つ折り可能とされるカバー本体と、
    棒状部、及び、前記棒状部の両端部に配置されて前記棒状部に対して同側に先端部を有する一対の鉤状部、を有する掛止部材と、を有し、
    前記一対の板状部のうち一方の板状部は、二つ折りされた際の内側に電子機器を保持する保持部を有し、
    前記一対の鉤状部間の長さである第1長さが、前記接続部における二つ折りの折り目方向に沿った長さである第2長さ以上とされて、前記接続部に前記掛止部材が前記折り目方向に沿って掛止可能とされている、電子機器保持具。
  2. 前記一対の板状部が所定厚さで形成されており、
    前記接続部が前記所定厚さよりも厚さが薄く形成されており、かつ、
    前記接続部における二つ折りの折り目方向の両端部に切り欠きが形成されることにより前記接続部近傍における前記板状部の前記折り目方向に沿った第3長さが前記第2長さよりも長くされており、
    前記第1長さが前記第3長さ以下とされている、請求項1に記載の電子機器保持具。
  3. 前記一対の板状部と前記接続部とが、同一の可撓性材料によって一体的に形成されている、請求項1又は請求項2に記載の電子機器保持具。
  4. 収納ケース、カードケース、又は、メモ用紙を保持するメモ用紙ホルダー、のうち少なくともいずれか1つである付属部材、及び、当該付属部材の一部から延出して前記棒状部に着脱可能とされる着脱部、を有する着脱部材、を更に有する、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の電子機器保持具。
  5. 前記接続部には、
    当該接続部における前記折り目方向の両端部のうちいずれか一方の端部から前記第2長さの1/3以上2/3以下の長さの範囲に貫通孔が形成されている、請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の電子機器保持具。
  6. 前記一方の板状部には、
    前記保持部に保持される電子機器のカメラレンズに対応する位置にレンズ孔が形成されている、請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の電子機器保持具。
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