JP3201383B2 - 共振型電源用トランス - Google Patents
共振型電源用トランスInfo
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Description
線とを疎結合して成る共振型電源用トランスに関する。
の巻幅全体に巻くか、巻幅の一部に巻くことにより、比
較的簡単に必要な特性を得ることができる。しかし、共
振型電源用トランスにおいては共振回路にトランスの漏
れインダクタンスを利用することが多く、その漏れイン
ダクタンスを形成するため、1次巻線と2次巻線とを疎
結合にする。そのため、過電圧の制御用などに用いるべ
く、2次巻線に比例した電圧を1次側で得ようとしても
簡単には得ることができない。
構造例を示した断面図である。鍔部11により1次側巻
線領域と2次側巻線領域とが区画されたコイルボビン1
の1次側巻線領域に1次巻線P1が巻回され、2次側巻
線領域に2次巻線S1、S2が巻回されている。更に、
1次巻線P1の上に補助巻線P2が巻回されている。こ
のような巻線構造を採った場合の結線図は図9に示した
ようになる。
振型電源用トランスの巻線構造では、補助巻線P2に誘
起される電圧は、2次巻線S1、S2に誘起される2次
電圧に比例した電圧とならないという問題があり、この
ような電圧を過電圧制御に用いると、制御の精度が悪く
なる等の問題が生じる。
の巻線構造例を示した断面図である。本例は、2次巻線
S1、S2の上に補助巻線P2が巻回されている。これ
により、補助巻線P2に誘起される電圧は、2次巻線S
1、S2に誘起される2次電圧に比例した電圧とするこ
とができるが、この場合、補助巻線P2と2次巻線S
1、S2とが近接するため、両巻線間に良好な電気的絶
縁が得られなくなるという問題がある。
縁電線を使用するという方法があるが、規格によっては
使用できないものがあり、又、電線の価格も高くなると
いう問題がある。
るためになされたもので、その目的は、良好な電気的絶
縁を損なうことが無いように、1次側に巻回した補助巻
線から2次巻線の出力電圧に比例した電圧を得ることが
できる共振型電源用トランスを提供することである。
に、請求項1の発明の特徴は、コイルボビンの1次側巻
線領域に1次巻線を巻回し、2次側巻線領域に2次巻線
を巻回した共振型電源用トランスにおいて、前記1次巻
線の上側又は下側に2分割して巻回された補助巻線を具
備し、一方の補助巻線は前記2次側巻線領域に近接し、
他方の補助巻線は前記2次側巻線領域から離して配置す
ることにある。
巻線と前記他方の補助巻線の巻回方向は互いに反対であ
り、各補助巻線に誘起される電圧の極性が反対方向にな
るように両補助巻線を直列結線したことにある。
巻線と前記他方の補助巻線の巻回方向は同方向であり、
各補助巻線に誘起される電圧の極性が反対方向になるよ
うに両補助巻線を直列結線したことにある。
1次側巻線領域に1次巻線を巻回し、2次側巻線領域に
2次巻線を巻回した共振型電源用トランスにおいて、前
記1次巻線の上側又は下側に巻回された一連の補助巻線
を具備し、前記補助巻線の一方の部分は前記2次側巻線
領域に近接して配置し、他方の部分は前記2次側巻線領
域から離して配置し、且つ前記補助巻線の一方の部分と
他方の部分を互いに反対方向に巻回したことにある。
ンの前記1次側巻線領域と前記2次側巻線領域を鍔部に
て区画したことにある。
に基づいて説明する。図1は、本発明の共振型電源用ト
ランスの第1の実施の形態を示した断面図である。但
し、従来例と同一部分には同一符号を付して説明し、適
宜その説明を省略する。コイルボビン1は鍔部11によ
り、1次巻線領域と2次巻線領域に区画され、1次巻線
領域には、1次巻線P1が巻回され、2次巻線領域に
は、2次巻線S1、S2が巻回されている。更に、1次
巻線P1の上に、補助巻線P2a、P2bが2分割して
巻回されている。
線図である。補助巻線P2a、P2bは互いに逆極性と
なるように途中で巻回方向を逆にして巻回され、且つ、
補助巻線P2a、p2bに誘起される電圧が互いに逆極
性になるように直列に結線されている。
更に詳述する。上記した補助巻線P2a、p2bは、一
方の巻線P2aが2次巻線に近接して巻回され、他方の
巻線P2bがその反対に2次巻線から遠ざかるように巻
回されている。しかも、巻線P2aと巻線P2bとは極
性が逆になるように互いに反対方向に巻回されている。
このような配置の補助巻線P2a、p2bには2次巻
線S1、S2の誘起電圧に比例した電圧が誘起される
が、以下このことについて述べる。
圧を一定にした時に、2次巻線S1、S2から負荷側に
流れる電流を変化させた時の補助巻線P2a、補助巻線
P2bに誘起される電圧を示した特性図である。又、図
4は前記特性図を得る際の共振型電源トランスの1次側
のカップリング図である。
使用した時の補助巻線電圧Vp2aを示し、Bは補助巻
線P2bのみを使用した時の補助巻線電圧Vp2bを示
し、Cは補助巻線P2aと補助巻線P2bを使用した時
の補助巻線電圧(Vp2a+Vp2b)を示している。
圧Vp2a(又はVp2b)を補助巻線電圧Vp2b
(又はVp2a)で補正したものである。これにより、
Cの補助巻線電圧(Vp2a+Vp2b)は2次負荷電
流が増加しても、その電圧はさほど上昇せず、2次巻線
側の出力電圧にほぼ比例した電圧になっていることが分
る。
適当に選ぶことによって、必要な電圧特性を得ることが
できる。例えば今回の共振型電源用トランスの1次補助
巻線電圧は、入力直流電圧が400V、出力直流電圧が
20V、2次負荷電流が0Aの時、約12Vほど発生さ
せる必要がある。このためには、補正をかけない時、巻
数は3ターンでよいが、補正分を2ターンとすれば、図
5、図6に示す実施例のように巻線P2aは5ターン、
巻線P2bは2ターンとなる。
すれば、巻線P2aは6ターン、巻線P2bは3ターン
となる。巻線P2a、P2bの巻数はトランス形状や必
要な電圧特性により適宜調整される。
例した補助巻線電圧は例えば2次出力電圧の過電圧制御
などに用いられる。
に、補助巻線P2a、P2bの一方を2次巻線S1、S
2側に、他方を2次巻線側から離れた反対側に分割して
配置し、且つその巻回方向を逆方向とし、各巻線P2
a、P2bに誘起される電圧が逆極性となるように結線
することにより、その両端から補助巻線電圧を取り出し
ている。これより、各補助巻線P2a、P2bに誘起し
た互いに逆極性の電圧が加算されて、補助巻線電圧を補
正することにより、2次巻線S1、S2の出力電圧にほ
ぼ比例した補助巻線電圧を得ることができる。
線P1側に巻回されているため、構造が簡単で、しか
も、3重絶縁電線を用いること無く、2次巻線電圧S
1、S2側との絶縁を十分にとることができる。これに
より、特殊な絶縁電線や絶縁材料を使用することなく、
1次補助巻線P2から2次巻線電圧に比例した電圧を得
ることができ、全世界の規格をコストアップなしに満足
させることができる。
巻線構造の別の実施例で、補助巻線P2a、P2bは別
巻線とし、且つ誘起電圧が逆位相になるように、互いに
反対方向になるように巻回し、両巻線の接続部分をトラ
ンスのピンにて結線した構成を有している。本構成で
も、上記実施例と全く同様の効果がある。
して分割するが、その巻回方向は同一方向で、補助巻線
P2a、P2bの誘起電圧が互いに反対方向になるよう
に両巻線を直列に接続しても、上記実施例と全く同様の
効果がある。
巻線構造の更に別の実施例を示したものである。補助巻
線P2a、P2bを分割せず、一連の巻線とし、途中か
ら極性が逆になるように巻方向を変えて巻回しても、上
記実施例と全く同様の効果がある。
の実施の形態として、コイルボビンの1次巻線領域に補
助巻線P2a、P2bを分割して、一方は2次巻線側
に、他方は2次巻線から離して巻回し、その上に1次巻
線P1を重ねて巻回する配置で、上記第1の実施の形態
と同様の効果がある。
に巻回した後、補助巻線P2a、P2bの誘起電圧が逆
極性になるように、両補助巻線P2a、P2bを結線し
ても、同様の効果がある。共振型電源用トランスは実施
例に限定されず、変形が可能である。
振型電源用トランスによれば、3重絶縁電線などを用い
ること無く、良好な電気的絶縁を確保出来、且つ1次側
に巻回した補助巻線から2次巻線の出力電圧に比例した
電圧を得ることができる。それ故、あらゆる規格を満足
させることができる共振型電源用トランスを安価に製造
することができる。
形態を示した断面図である。
ある。
電流を変化させた時の補助巻線に誘起される電圧の特性
図である。
スの1次側の結線図である。
示した断面図である。
ある。
例を示した断面図である。
断面図である。
ある。
示した断面図である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 コイルボビンの1次側巻線領域に1次巻
線を巻回し、2次側巻線領域に2次巻線を巻回した共振
型電源用トランスにおいて、 前記1次巻線の上側又は下側に2分割して巻回された補
助巻線を具備し、 一方の補助巻線は前記2次側巻線領域に近接し、他方の
補助巻線は前記2次側巻線領域から離して配置すること
を特徴とする共振型電源用トランス。 - 【請求項2】 前記一方の補助巻線と前記他方の補助巻
線の巻回方向は互いに反対であり、 各補助巻線に誘起される電圧の極性が反対方向になるよ
うに両補助巻線を直列結線したことを特徴とする請求項
1記載の共振型電源用トランス。 - 【請求項3】 前記一方の補助巻線と前記他方の補助巻
線の巻回方向は同方向であり、 各補助巻線に誘起される電圧の極性が反対方向になるよ
うに両補助巻線を直列結線したことを特徴とする請求項
1記載の共振型電源用トランス。 - 【請求項4】 コイルボビンの1次側巻線領域に1次巻
線を巻回し、2次側巻線領域に2次巻線を巻回した共振
型電源用トランスにおいて、 前記1次巻線の上側又は下側に巻回された一連の補助巻
線を具備し、 前記補助巻線の一方の部分は前記2次側巻線領域に近接
して配置し、他方の部分は前記2次側巻線領域から離し
て配置し、 且つ前記補助巻線の一方の部分と他方の部分を互いに反
対方向に巻回したことを特徴とする共振型電源用トラン
ス。 - 【請求項5】 前記コイルボビンの前記1次側巻線領域
と前記2次側巻線領域を鍔部にて区画したことを特徴と
する請求項1乃至4いずれかに記載の共振型電源用トラ
ンス。
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JP10576599A JP3201383B2 (ja) | 1999-04-13 | 1999-04-13 | 共振型電源用トランス |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1999
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