JP3200676U - 浄水装置 - Google Patents

浄水装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3200676U
JP3200676U JP2015004175U JP2015004175U JP3200676U JP 3200676 U JP3200676 U JP 3200676U JP 2015004175 U JP2015004175 U JP 2015004175U JP 2015004175 U JP2015004175 U JP 2015004175U JP 3200676 U JP3200676 U JP 3200676U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
raw water
intake
raw
manual
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015004175U
Other languages
English (en)
Inventor
健一 兼田
健一 兼田
幸蔵 山崎
幸蔵 山崎
Original Assignee
株式会社Emax
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社Emax filed Critical 株式会社Emax
Priority to JP2015004175U priority Critical patent/JP3200676U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3200676U publication Critical patent/JP3200676U/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

【課題】使用環境として、水道水使用可能及び電源使用可能の場合、水道水使用不可で電源使用可能の場合、水道水及び電源とも使用不可の場合のいずれも場合にも使用することができ、安全安心な飲料水に変えることができる浄水装置を提供する。【解決手段】原水40を取水する取水部2と、原水40を浄水する浄水部3を備えた浄水装置1であって、取水部2は、第一の取水部形態として、圧力スイッチ10又は手動スイッチ11ONにより駆動し原水40を浄水部3へ送水するポンプ12とを備える自動取水部2a、又は、第二の取水部形態として、原水を加圧する手動式シリンダーを備える手動取水部から構成され、浄水部3は、セディメントフィルター4と、逆浸透膜浄水器5と、ポストカーボンフィルター6と、逆浸透膜浄水器5の下流側であって濃縮水の流路に設けた流量調整弁7とを備えた。【選択図】図2

Description

本考案は、水道水、井戸水、風呂水、河川等の原水を逆浸透膜で水成分のみの透過水を透過させて殺菌や臭気を除去した飲料水にする浄水装置に関するものである。
浄水装置としては、特許文献1に、貯水槽へ受けた原水を加圧手段により逆浸透膜分離器へ送液して、逆浸透膜の非透過濃縮側の濃縮液と該逆浸透膜を透過した透過水とに分離する浄水器において、原水の貯留槽と、該貯留槽内に加圧手段として手動式ポンプと、分離手段として逆浸透膜分離器と、濃縮水を前記貯留槽に戻す吐出口とを具備する手動式逆浸透膜浄水器の技術が開示されている。
また、特許文献2に、取水した海水をろ過するろ過手段と、前記ろ過手段でろ過した海水を加圧送水する加圧手段と、前記加圧手段で加圧された海水を逆浸透膜法により処理する逆浸透膜処理手段と、を有する海水淡水化装置であって、前記加圧手段として、ポンプ用モータとして磁束ベクトル制御可能なインバーターを使用し回転速度を20分の1から1.5倍までモータの基本トルクを保持しながら圧力送水が可能な一つのプランジャポンプが用いられる海水淡水化装置が開示されている。
特開平8−243357号公報 特開2009−226407号公報
しかし、特許文献1に記載の技術は、原水をフィルター等により濾過させずに逆浸透膜に直接に流入させているので、逆浸透膜が詰まりやすいという問題があった。
また、水道水からカルキ臭のない飲料水を得たい場合や水道水は得られないが電源が確保できる場合には、手動操作のみであり自動運転ができないため、通常時にも災害時にもどんな事態においても使用可能でなく、使用形態が手動操作しかないので不便であるという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術は、加圧手段にモータを使用しているため、電源を確保できない場所では使用できないという問題があった。したがって、通常は電源設備があるが災害等で電源設備が破壊され使用不可になったときや、上水道設備がない地域であって電源設備がない地域においては、安全安心な飲料水を必要としているのに浄水装置を作動させることができないという問題があった。
本考案はこうした問題に鑑み創案されたもので、使用環境として、水道水使用可能及び電源使用可能の場合、水道水使用不可で電源使用可能の場合、水道水及び電源とも使用不可の場合のいずれも場合にも使用することができ、安全安心な飲料水を得ることができる浄水装置を提供することを課題とする。
請求項1に記載の本考案の浄水装置1は、水道水、井戸水、風呂水、河川水などの原水40を取水する取水部2と、前記原水40を浄水する浄水部3を備えた浄水装置1であって、前記取水部2は、第一の取水部形態として、原水取水口13と、電源接続部22と、前記電源接続部22及び前記原水取水口13の下流側に配設した、前記原水40の流動により生ずる圧力を検知してON−OFF制御する圧力スイッチ10と、前記圧力スイッチ10と並列回路で配設した、手動操作によりON−OFF制御する手動スイッチ11と、前記圧力スイッチ10又は手動スイッチ11のONにより駆動し原水を浄水部3へ送水するポンプ12とを備える自動取水部2a、又は、第二の取水部形態として、原水取水口13と、前記原水取水口か13らの原水を加圧する手動式シリンダー14と、前記手動式シリンダー14の上流側直前に配設され前記手動式シリンダー14側からの逆流を阻止する第一逆止弁15と、前記手動式シリンダー14の下流側直後に配設され前記手動式シリンダー14側からの加圧水を通過させる第二逆止弁16と備える手動取水部2bから構成され、前記浄水部3は、前記取水部2からの加圧された原水を前記浄水部3に注入する給水口9、前記給水口9の下流側に配設されたセディメントフィルター4と、前記セディメントフィルター4の下流側に配設され原水を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜浄水器5と、前記逆浸透膜浄水器5の下流側であって逆浸透膜を透過した前記透過水をろ過するポストカーボンフィルター6と、前記逆浸透膜浄水器5の下流側であって前記濃縮水の流路に設けた流量調整弁7とを備え、前記逆浸透膜浄水器5内を流動する濃縮水に対する圧力を調整するための流量を前記流量調整弁7で調整することにより、前記逆浸透膜からの透過水量を調整可能とし、第一の使用形態として、水道水及び電源20とも使用可能の場合には、前記自動取水部2aの原水取水口13を水道の蛇口21に接続し原水40として水道水を使用可能にでき、第二の使用形態として、水道水使用不可で電源20使用可能の場合には、前記自動取水部2aの原水取水口13にストレーナ17を取り付けて前記ストレーナ17を原水40に浸漬してストレーナ17でろ過した原水40を使用可能にでき、又は、第三の使用形態として、水道水及び電源20とも使用不可の場合には、前記手動取水部2bの原水取水口13にストレーナ17を取り付けて前記ストレーナ17を原水40に浸漬してストレーナ17でろ過した原水40を使用可能にできることを特徴とする。
請求項2に記載の浄水装置1は、請求項1において、前記セディメントフィルター4の下流側と前記逆浸透膜浄水器5との間にプリカーボンフィルター8を介設させたことを特徴とする。
請求項1に記載の浄水装置1の考案は、水道水を殺菌させておいしい飲料水を得たい場合には自動取水部2aの原水取水口13を水道の蛇口21に接続することにより可能になり、災害発生で電源20確保はできるが水道水確保ができないが安全な飲料水を得たい場合には自動取水部2aの原水取水口13にストレーナ17を取り付けて前記ストレーナ17を井戸水や風呂水などに浸漬させることにより可能になり、災害発生で電源20及び水道水確保ができないが安全な飲料水を得たい場合には手動取水部2bの原水取水口13にストレーナ17を取り付けて前記ストレーナ17を井戸水、風呂水又は河川水などに浸漬させることにより可能になる。このように、1台の浄水装置1で、水道水及び電源20が確保できる通常時であっても、水道水は確保できないが電源20が確保できる災害時であっても、水道水及び電源20が確保できない災害時であっても、電源20が確保できない地域であっても、水道水が確保できない地域であっても、安全なおいしい飲料水を得ることができる。
逆浸透膜浄水器5内の上流側から排出される濃縮水の流路に流量調整弁7を設けたので、前記逆浸透膜浄水器5内の逆浸透膜の上流側の原水に対する圧力を調整することができ、例えば前記流量調整弁7を絞れば逆浸透膜浄水器5内の逆浸透膜の上流側の原水に対する圧力を高くすることができ、前記逆浸透膜に原水中の水分子を透過させて透過水を得ることができる。原水を逆浸透膜に透過させるには高い圧力が必要になるので、ポンプ12による圧力又は手動式シリンダー14の圧力に加えて、流量調整弁7を絞ることによる圧力増加によって、原水中の水分子を、前記逆浸透膜浄水器5内の逆浸透膜に透過させてより多くの水量の透過水を得ることができる。
手動式シリンダー14の前後に逆流防止の逆止弁15、16を設けたので、該手動式シリンダー14で汲水した原水40の量をすべて下流側に送水させるという効果を奏する。
逆浸透膜浄水器5及びプリカーボンフィルター8により、水道水、井戸水、風呂水や河川水に含まれている、塩素、カルキ臭、一般細菌、クリプト原虫、ヒ素、硝酸性窒素、トリハロメタン、農薬、インフルエンザウイルス、大腸菌、銀、鉛、水銀、環境ホルモン、放射性物質を除去することができる。
手動式シリンダー14のボア径を一定とした場合の一般的に取り付けるホース又は配管の内径の大きさよりもさらに大きい内径を有するホース又は配管を取り付けることにより、手動式シリンダー14のハンドル18を押し下げるのに必要な力を3kg/cm以下にすることができる。これにより、ハンドル18操作を軽くでき長時間の使用にも腕が疲れにくいという効果を奏する。
請求項2に記載の浄水装置は、セディメントフィルタ4ーの下流側と前記逆浸透膜浄水器5との間にプリカーボンフィルター8を介設させ、セディメントフィルター4として孔径3〜10μmのフィルターを具備し、さらに前記セディメントフィルター4の孔径よりも小さい孔径0.5〜2μmのフィルターを具備する前記プリカーボンフィルター8を配設するという、2段階でフィルターの孔径を小さくしたので、フィルターが目詰まりしにくくなり、かつ原水中に浮遊する極小の物質を除去することができる。
本考案の水道水を使用する形態の浄水装置の構成を示す説明図である。 本考案の水道水以外の井戸水や風呂水等の原水を使用する形態の浄水装置の構成を示す説明図である。 本考案の手動ピストン使用時の形態の浄水装置の構成を示す説明図である。 本考案のプリカーボンフィルターを使用する形態の浄水装置の構成を示す説明図である。 浄水部の構成要素を示す説明図であり、(a)がプリカーボンフィルターを具備しない形態の説明図で、(b)がプリカーボンフィルターを具備した形態の説明図である。 取水部の構成要素を示す説明図であり、(a)が自動取水部の形態の説明図で、(b)が手動取水部の形態の説明図である。 自動取水部のスイッチのON状態の説明図であり、(a)が圧力スイッチのON状態を示す説明図で、(b)は手動スイッチのON状態を示す説明図である。
本考案に係る浄水装置1は、図1乃至図4に示すように、水道水、井戸水、風呂水、河川水などの原水40を取水する取水部2と、前記原水40を浄水する浄水部3を備えた浄水装置1であって、前記取水部2は、第一の取水部形態として、原水取水口13と、電源接続部22と、前記電源接続部22及び前記原水取水口13の下流側に配設した、前記原水40の流動により生ずる圧力を検知してON−OFF制御する圧力スイッチ10と、前記圧力スイッチ10と並列回路で配設した、手動操作によりON−OFF制御する手動スイッチ11と、前記圧力スイッチ10又は手動スイッチ11のONにより駆動し原水40を浄水部3へ送水するポンプ12とを備える自動取水部2a、又は、第二の取水部形態として、原水取水口13と、前記原水取水口か13らの原水40を加圧する手動式シリンダー14と、前記手動式シリンダー14の上流側直前に配設され前記手動式シリンダー14側からの逆流を阻止する第一逆止弁15と、前記手動式シリンダー14の下流側直後に配設され前記手動式シリンダー14側からの加圧水を通過させる第二逆止弁16と備える手動取水部2bから構成され、前記浄水部3は、前記取水部2からの加圧された原水40を前記浄水部3に注入する給水口9、前記給水口9の下流側に配設されたセディメントフィルター4と、前記セディメントフィルター4の下流側に配設され原水40を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜浄水器5と、前記逆浸透膜浄水器5の下流側であって逆浸透膜を透過した前記透過水をろ過するポストカーボンフィルター6と、前記逆浸透膜浄水器5の下流側であって前記濃縮水の流路に設けた流量調整弁7とを備え、前記逆浸透膜浄水器5内を流動する濃縮水に対する圧力を調整するための流量を前記流量調整弁7で調整することにより、前記逆浸透膜からの透過水量を調整可能とし、第一の使用形態として、水道水及び電源20とも使用可能の場合には、前記自動取水部2aの原水取水口13を水道の蛇口21に接続し原水として水道水を使用可能にでき、第二の使用形態として、水道水使用不可で電源20使用可能の場合には、前記自動取水部2aの原水取水口13にストレーナ17を取り付けて前記ストレーナ17を原水に浸漬してストレーナ17でろ過した原水を使用可能にでき、又は、第三の使用形態として、水道水及び電源20とも使用不可の場合には、前記手動取水部2bの原水取水口13にストレーナ17を取り付けて前記ストレーナ17を原水に浸漬してストレーナ17でろ過した原水を使用可能にできる。
そして、図4や図5(b)に示すように、前記セディメントフィルター4の下流側と前記逆浸透膜浄水器5との間にプリカーボンフィルター8を介設させる形態もある。
浄水装置1の構成要素について以下に説明する。
取水部2について説明する。取水する原水40としては、水道水、風呂水、井戸水、河川水などの水を対象とする。そして、使用環境として、水道水使用可能及び電源20使用可能の場合、水道水使用不可で電源20使用可能の場合、水道水及び電源20とも使用不可の場合のいずれも場合にも、本考案の1台の浄水装置1で対応することができる。電源20としては交流電源を対象とする。
第一の取水部2の形態は、図1、図2及び図6(a)に示すように、電源が使用できる自動取水部2aである。自動取水部2aは、原水取水口13と、電源接続部22と、原水40を浄水部3へ送水するポンプ12とを備えている。前記電源接続部22及び前記原水取水口13の下流側に配設した、前記原水40の流動により生ずる圧力を検知してON−OFF制御する圧力スイッチ10と、スイッチをONできる原水40の流動がない場合に手動操作によりON−OFF制御する手動スイッチ11とを並列回路で配設している。前記圧力スイッチ10のON信号又は手動スイッチ11のON信号によりポンプ12は駆動し原水40を浄水部3に送水する。原水40として水道水を使用する場合は圧力スイッチ10で、原水40として井戸水や風呂水を使用する場合は手動スイッチ11でポンプ12を駆動させるON信号を送る。自動取水部2aは、図1、図2及び図6(a)に示すように筐体50内に収容できる。
水道水使用可能及び電源20使用可能の場合は、電源接続部22を交流電源20に接続し、原水取水口13を水道蛇口21に接続させて水道水を流動させると、該水道水の流動により圧力スイッチ10がONになり、これによりポンプ12が駆動し原水40である水道水を浄水部3に加圧送水する。
また、水道水使用不可で電源20使用可能の場合は、電源接続部22を交流電源20に接続し、原水取水口13の上流側にストレーナ17を接続し、該ストレーナ17を井戸水や風呂水に浸漬させる。浸漬させただけでは井戸水や風呂水が流動しないので、圧力スイッチ10がONにならない。このため、手動スイッチ11をONさせてポンプ12を駆動させて井戸水や風呂水を汲水する形態で井戸水や風呂水などの原水40を取水し浄水部3に加圧送水する。
次に、第二の取水部2の形態は、図3、図4及び図6(b)に示すように、電源20が使用できない場合に有効な手動取水部2bである。手動取水部2bは、原水取水口13と、前記原水取水口13からの原水40を加圧する手動式シリンダー14と、前記手動式シリンダー14の上流側直前に配設され前記手動式シリンダー14側からの逆流を阻止する第一逆止弁15と、前記手動式シリンダー14の下流側直後に配設され前記手動式シリンダー14側からの加圧水を通過させて逆流させない第二逆止弁16と備えている。手動取水部2bは、図3、図4及び図6(b)に示すように筐体50内にはハンドル18などを具備するため筐体50内に収容できない。
水道水及び電源20とも使用不可の場合であることから、原水取水口13にホースや配管を接続させて、該ホースや配管の先端開口部を井戸水、風呂水や河川水の水中に浸漬する。そして、手動式シリンダー14のハンドル18を上下動させて原水40を汲み上げ、浄水部3に加圧送水する。
ストレーナ17について説明する。該ストレーナ17は、図2、図3及び図4に示すように、浄水装置1の原水40を汲水するホース又は配管の先端にある開口部に設けられ、該ストレーナ17によって粗ゴミの侵入を排除する。該ストレーナ17の孔径は0.01〜1mmとし、該ストレーナ17の材質は金属、ステンレス等の非金属、合成樹脂などからなる。
次に、逆止弁15、16について説明する。逆止15、16弁は図3、図4及び図6(b)に示すように、手動式シリンダー14の上流側及び下流側にそれぞれ配設され、手動式シリンダー14の上流側に配設された第一逆止弁15は汲水した原水40を逆流させないようにし、手動式シリンダー14の下流側に配設された第二逆止弁16は手動式シリンダー14から加圧送水された原水40を逆流させないようにする作用を有する。
次に、手動式シリンダー14について説明する。構成要素として往復作動するピストンや該ピストンを往復動させるハンドル18を有し、該手動式シリンダー14の大きさは1往復当りの原水40の送出量やピストンのシフト量等から決め、例えば、手動式シリンダー14のピストンの1往復による1回当りの水量を60ccとし、ピストンのボア径を32mmと設定する。
次に、ホース又は配管について説明する。前記ホース又は配管の内径は一般的な内径の大きさよりも大きくする。例えば、通常は1/8インチのホース又は配管を取り付けるところを3/8インチのホース又は配管を取り付けることによって、ホース内又は配管内の管抵抗を大きく低減させることができ、これにより軽く容易にハンドル18を押し下げることができる。
次に、圧力スイッチ10について説明する。圧力スイッチ10は、図7(a)に示すように、原水40が流動してきてその圧力によりスイッチがONになり、このON信号でポンプを駆動させる。そのため、水道水のように使用現場で汲水努力をしなくても原水40が流動してくる場合に圧力スイッチ10を使用する。しかし、井戸水や風呂水のように使用現場で汲水努力をしなかったら原水40が流動してこない場合には圧力スイッチ10は使用できない。
次に、手動スイッチ11について説明する。手動スイッチ11は、図7(b)に示すように、前記圧力スイッチ10と並列回路を構成しており、圧力スイッチ10が使用できない場合の代替え手段である。水道水が使用できない場合には、井戸水や風呂水を使用するが、この場合に手動スイッチ11を使用する。手動スイッチ11をONさせると、このON信号によりポンプ12が駆動し、井戸水や風呂水を汲水し、浄水部3へ加圧送水する。
次に、浄水部3について説明する。浄水部3は、図5(a)及び(b)に示すように、前記取水部2からの加圧された原水40を前記浄水部3に注入する給水口9、前記給水口9の下流側に配設されたセディメントフィルター4と、前記セディメントフィルター4の下流側に配設され原水を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜浄水器5と、前記逆浸透膜浄水器5の下流側であって逆浸透膜を透過した前記透過水をろ過するポストカーボンフィルター6と、前記逆浸透膜浄水器5の下流側であって前記濃縮水の流路に設けた流量調整弁7とを備えている。さらに、図7(b)に示すように、前記セディメントフィルター4の下流側と前記逆浸透膜浄水器5との間にプリカーボンフィルター8を介設させる形態もある。浄水部3は、図1乃至図5に示すように筐体50内に収納でき、更に図1及び図2に示すように自動取水部2aも筐体50内に収容できる。
次に、セディメントフィルター4について説明する。セディメントフィルター4は手動式シリンダー14の下流側に配設され、ストレーナ17で粗ゴミを含有させないようにした原水40中に浮遊する物質を濾過する。セディメントフィルター4は孔径が3〜10μmのフィルターを使用し、例えば5μmのものを使用した場合は、原水40中に含まれる5μm以上の大きさの不純物である、塵や砂等の不純物を取り除く作用を有する。
次に、プリカーボンフィルター8について説明する。プリカーボンフィルター8はセディメントフィルター4の下流側に配設され、前記セディメントフィルター4で第一段階目の濾過をした原水を、さらに細かい孔径を有するプリカーボンフィルター8で二段階目の濾過をするという2段階の濾過構造を構成する。2段階の濾過構造とすることによって、孔径の小さいフィルターの目詰まりを抑制できる。原水40が水道水のように原水40中に浮遊物がほとんどない場合にはプリカーボンフィルター8を設けなくてよい。
プリカーボンフィルター8の孔径は0.5〜2μmのフィルターを使用し、例えばプリカーボンフィルター8が孔径1μmのものを使用した場合は、原水中に含まれる1μm以上の大きさの不純物である、塵や砂等の不純物を取り除く作用を有する。そして、プリカーボンフィルター8は活性炭を使用しており、活性炭の作用を利用して、微細な有機物、無機物、塩素、臭気などを除去する作用を有する。
次に、逆浸透膜浄水器5について説明する。逆浸透膜浄水器5は、セディメントフィルター4の下流側に、又は、プリカーボンフィルター8を備える場合はプリカーボンフィルター8の下流側に配設され、逆浸透膜浄水器5内の逆浸透膜の上流側に充満している原水に対して圧力をかけることにより、原水中の水成分が逆浸透膜を透過して得られる透過水と、原水中の成分で逆浸透膜を透過できない物質を含有する濃縮水とに分離する。逆浸透膜の孔径は1〜2ナノメートルであり、該孔径よりも小さい大きさを有する水の分子のみを透過させた安全安心な透過水と、該孔径よりも大きい大きさを有するために透過できない物質からなる濃縮水とに分離する。前記透過水を安全安心な飲料水にすることができる。
逆浸透膜により透過を阻止された濃縮水は、該濃縮水が排出される下流側であるホース又は配管に設けられた排水の流量調整弁7を通過して外部に排出され容器31に収容される。ここで、濃縮水の排出側の圧力が低いと、逆浸透膜浄水器5内の逆浸透膜の上流側に充満している原水に加えられている圧力が原水の浸透圧より低くなって原水中の水の物質を透過させることができないので、原水から水の物質を透過させるために、原水に対して原水の浸透圧より圧力が高くなるように、前記流量調整弁7を絞る。したがって、前記流量調整弁7の調整によって、逆浸透膜浄水器5内の逆浸透膜の上流側に充満している原水に対する圧力を調整することができる。
次に、ポストカーボンフィルター6について説明する。ポストカーボンフィルター6は、逆浸透膜浄水器5から送出された透過水の下流側に配設され、活性炭を主成分としており、該活性炭がガス状の匂いの成分を含んだ透過水を美味しい水にする作用を有する。
前記ポストカーボンフィルター6を通過した水を容器30に収容し、安全安心な飲料水として飲むことができる。
本考案の浄水装置1は、図1や図2に示すように、自動取水部2a及び浄水部3を一つの筐体50に収納させることができる。前記筐体50は小型であるので、緊急時に容易に運搬が可能である。
また、自動取水部2a及び浄水部3を一つの筐体50に収納させた場合であっても手動取水部2bを接続させることができる。手動取水部2bは手動式ピストン14を備えるために筐体50内には収納できないが、自動取水部用2aと手動取水部2b用の入口側孔が2口で出口側孔が1口を形成する形態の給水口9を採用すれば、自動取水部2a及び浄水部3を収納した筐体50の前記給水口9に、手動取水部2bのホース又は配管を接続させて使用することができる。
1 浄水装置
2 取水部
2a 自動取水部
2b 手動取水部
3 浄水部
4 セディメントフィルター
5 逆浸透膜浄水器
6 ポストカーボンフィルター
7 流量調整弁
8 プリカーボンフィルター
9 給水口
10 圧力スイッチ
11 手動スイッチ
12 ポンプ
13 原水取水口
14 手動式シリンダー
15 逆止弁
16 逆止弁
17 ストレーナ
18 ハンドル
20 電源
21 蛇口
22 電源接続部
30 容器
31 容器
40 原水
50 筐体

Claims (2)

  1. 水道水、井戸水、風呂水、河川水などの原水を取水する取水部と、前記原水を浄水する浄水部を備えた浄水装置であって、
    前記取水部は、
    第一の取水部形態として、原水取水口と、電源接続部と、前記電源接続部及び前記原水取水口の下流側に配設した、前記原水の流動により生ずる圧力を検知してON−OFF制御する圧力スイッチと、前記圧力スイッチと並列回路で配設した、手動操作によりON−OFF制御する手動スイッチと、前記圧力スイッチ又は手動スイッチのONにより駆動し原水を浄水部へ送水するポンプとを備える自動取水部、又は、
    第二の取水部形態として、原水取水口と、前記原水取水口からの原水を加圧する手動式シリンダーと、前記手動式シリンダーの上流側直前に配設され前記手動式シリンダー側からの逆流を阻止する第一逆止弁と、前記手動式シリンダーの下流側直後に配設され前記手動式シリンダー側からの加圧水を通過させる第二逆止弁と備える手動取水部から構成され、
    前記浄水部は、
    前記取水部からの加圧された原水を前記浄水部に注入する給水口、前記給水口の下流側に配設されたセディメントフィルターと、前記セディメントフィルターの下流側に配設され原水を透過水と濃縮水とに分離する逆浸透膜浄水器と、前記逆浸透膜浄水器の下流側であって逆浸透膜を透過した前記透過水をろ過するポストカーボンフィルターと、前記逆浸透膜浄水器の下流側であって前記濃縮水の流路に設けた流量調整弁とを備え、
    前記逆浸透膜浄水器内を流動する濃縮水に対する圧力を調整するための流量を前記流量調整弁で調整することにより、前記逆浸透膜からの透過水量を調整可能とし、
    第一の使用形態として、水道水及び電源とも使用可能の場合には、前記自動取水部の原水取水口を水道の蛇口に接続し原水として水道水を使用可能にでき、
    第二の使用形態として、水道水使用不可で電源使用可能の場合には、前記自動取水部の原水取水口にストレーナを取り付けて前記ストレーナを原水に浸漬してストレーナでろ過した原水を使用可能にでき、
    又は、第三の使用形態として、水道水及び電源とも使用不可の場合には、前記手動取水部の原水取水口にストレーナを取り付けて前記ストレーナを原水に浸漬してストレーナでろ過した原水を使用可能にできることを特徴とする浄水装置。
  2. 前記セディメントフィルターの下流側と前記逆浸透膜浄水器との間にプリカーボンフィルターを介設させたことを特徴とする請求項1に記載の浄水装置。
JP2015004175U 2015-08-19 2015-08-19 浄水装置 Expired - Fee Related JP3200676U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004175U JP3200676U (ja) 2015-08-19 2015-08-19 浄水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015004175U JP3200676U (ja) 2015-08-19 2015-08-19 浄水装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3200676U true JP3200676U (ja) 2015-10-29

Family

ID=54478426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015004175U Expired - Fee Related JP3200676U (ja) 2015-08-19 2015-08-19 浄水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3200676U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021058123A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 芦森工業株式会社 細霧散布システム、および細霧散布方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021058123A (ja) * 2019-10-04 2021-04-15 芦森工業株式会社 細霧散布システム、および細霧散布方法
JP7339112B2 (ja) 2019-10-04 2023-09-05 芦森工業株式会社 細霧散布システム、および細霧散布方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5549589B2 (ja) 造水システム
JP4903113B2 (ja) 水処理システム及びその運転方法
EP2493818A1 (en) Fluid treatment apparatus and method
AU2009212982A1 (en) Reverse osmosis system
JP2007181822A (ja) 飲料水製造用水処理システム及びその運転方法
JP2008307522A (ja) 脱塩処理方法、脱塩処理装置及び気泡生成装置
JP3957081B1 (ja) 飲料水製造用水処理システム及びその運転方法
US20220220007A1 (en) System and method for removal of recalcitrant organic compounds from water
JP3957080B1 (ja) 飲料水製造用水処理システム及びその運転方法
JP2003200160A (ja) 造水方法および造水装置
JP3200676U (ja) 浄水装置
JP4113568B1 (ja) 飲料水製造用水処理システム及びその運転方法
JP4499835B1 (ja) 淡水生成装置および淡水生成方法
AU2008249183B2 (en) Reverse osmosis system
CA2391835C (en) Double cone for generation of a pressure difference
KR20170033611A (ko) 수처리 시스템 및 수처리 방법
JP2015003288A (ja) 浄水装置
KR102061975B1 (ko) 가정용 역삼투 정수기 및 이를 이용한 정수방법
JP5170971B2 (ja) 粉末活性炭を用いた水処理方法
WO2007072127A1 (en) Apparatus for purification treatment of drinking water and process therefor
JP2018176088A (ja) 浄水装置
JP2009226407A (ja) 海水淡水化装置
JP2022531460A (ja) 原油増進回収のための硬度の低い高塩分濃度の水を得るための海水処理
Jeong et al. Transmembrane Pressures with Respect to Backwashing and Sinusoidal Flux Continuous Operation Modes for the Submerged Hollow Fiber Membrane in the Activated Sludge Solution
JPH08243357A (ja) 手動式逆浸透膜浄水器

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3200676

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees