JP3200347U - 乾舷計測装置 - Google Patents

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【課題】浮き桟橋等の浮体の乾舷を簡便、且つ正確に計測できる乾舷計測装置を提供する。【解決手段】浮体1の側面に沿って上下に向けて固定され、下端が水中に挿入される計測用筒体4と、計測用筒体4内に上下動自在に挿入された反射用浮部材5と、計測用筒体4の上端部に浮体1上面と同じ高さで固定されたレーザー式距離計6とを備え、計測用筒体4内で水面に浮いた反射用浮部材5との距離Dをレーザー式距離計6で計測し、乾舷Hを計測するようにした乾舷計測装置3である。【選択図】図2

Description

本考案は、浮き桟橋等に使用される浮体の乾舷を計測するための乾舷計測装置に関する。
浮き桟橋等のように水上に浮かべた浮体では、当該浮体間又は浮体と岸辺との間に渡橋を架け渡す際のレベル合わせ等のように、その浮体の乾舷、即ち、水上に浮き出た部分の高さを管理する必要が生じる場合がある。
その場合、従来では、浮き桟橋等の浮体の側面に沿ってスタッフやコンベックス等の目盛付きの計測具を宛がい、その目盛を浮体に横づけした船舶等から作業員が目視によって読み取ることにより乾舷又は喫水を計測していた(例えば、特許文献1を参照)。
また、船舶や浮体の高さ管理においては、喫水に基づいて管理することも多く、喫水を計測する装置が多種開発されており、乾舷についても喫水に基づいて算出する場合があった。
実開昭62−132418号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、作業員が浮体側面に宛がった目盛を目視で読み取る場合、水面が常時変動するため、正確な値を読み取ることが困難であり、また、逐次変化する値を正確に記録することも困難であるという問題があった。
また、上述の如き喫水を計測する装置を使用する場合には、乾舷に比べ喫水が浅いと、その計測値に誤差が生じ易く、高精度の装置を使用する必要性が生じ、費用が嵩むという問題があった。
そこで、本考案は、このような従来の問題に鑑み、浮き桟橋等の浮体の乾舷を簡便、且つ正確に計測できる乾舷計測装置の提供を目的としてなされたものである。
本考案に係る請求項1に記載の考案の特徴は、水上に浮かべた浮体の乾舷を計測する乾舷計測装置において、前記浮体の側面に沿って上下に向けて固定され、下端が水中に挿入される計測用筒体と、該計測用筒体内に上下動自在に挿入された反射用浮部材と、前記計測用筒体の上端部に固定されたレーザー式距離計とを備え、前記計測用筒体内で水面に浮いた前記反射用浮部材との距離を前記レーザー式距離計で計測するようにした乾舷計測装置にある。
請求項2に記載の考案の特徴は、請求項1の構成に加え、前記レーザー式距離計から出力された計測データを逐次記録する記録手段を備えたことにある。
請求項3に記載の考案の特徴は、請求項1又は2の構成に加え、前記浮体は、その幅方向に比べ長手方向が十分に長い形状であることにある。
本考案に係る乾舷計測装置においては、水上に浮かべた浮体の乾舷を計測する乾舷計測装置において、前記浮体の側面に沿って上下に向けて固定され、下端が水中に挿入される計測用筒体と、該計測用筒体内に上下動自在に挿入された反射用浮部材と、前記計測用筒体の上端部に固定されたレーザー式距離計とを備え、前記計測用筒体内で水面に浮いた前記反射用浮部材との距離を前記レーザー式距離計で計測するようにしたことにより、水面の変動の影響を受け難く、レーザー式距離計によって機械的に計測されるので、浮き桟橋等の浮体の乾舷を簡便、且つ正確に計測することができる。
また、本考案において、前記レーザー式距離計から出力された計測データを逐次記録する記録手段を備えたことにより、蓄積された複数の計測データの平均値を基に正確な乾舷を得ることができる。
更に、本考案において、前記浮体は、その幅方向に比べ長手方向が十分に長い形状であることにより、浮体の傾きによる影響が生じ難く、正確な乾舷を計測することができる。
本考案に係る乾舷計測装置の使用態様を示す概略側面図である。 図1中の乾舷計測装置を示す断面図である。
次に、本考案に係る乾舷計測装置の実施形態を図1、図2に示した実施例に基づいて説明する。尚、図中符号1は浮き桟橋等の浮体、符号2は水面、符号3は浮体1の乾舷Hを計測する乾舷計測装置である。
本実施例では、浮き桟橋を浮体1とする例について説明し、浮き桟橋を構成する浮体1は、幅方向に比べて長手方向が十分に長い形状であって、喫水に比べ乾舷Hが大きくなっており、その側面部に長手方向に間隔を置いて複数の乾舷計測装置3,3が設置されている。
尚、乾舷とは、喫水線から浮体1の上面までの舷側及びその高さをいい、本実施例においては、水面2から浮体1の上面までの浮体1の水上に浮き出た部分の高さHをいう。
乾舷計測装置3は、図2に示すように、浮体1の側面に沿って上下に向けて固定された計測用筒体4と、計測用筒体4内に上下動自在に挿入された反射用浮部材5と、計測用筒体4の上端部に固定されたレーザー式距離計6とを備えている。
計測用筒体4は、浮体1の高さとほぼ同じ長さの上下端が開口した管状に形成され、その上端部が取付用部材7を介して浮体1の上面部に取付けられ、浮体1の側面に沿って上下に向けて固定されるとともに、その下端が水中に挿入されている。
この計測用筒体4は、複数の塩化ビニル管からなる短管部材8,8...によって構成され、各短管部材8,8...が継手8aを介して連結されている。
また、最下端に接続される短管部材8には、特に図示しないが、例えば、下端開口部に内向きに張り出した抜け出し防止用フランジ等からなる抜け出し防止手段を備え、計測用筒体4の内部に挿入された反射用浮部材5が下端開口より抜け出ないようにしておくことが好ましい。
また、最上端に配置される短管部材8には、上端部に外向きに張り出したフランジ状の支持用張り出し部8cが一体に形成されている。
取付用部材7は、鋼板等をもって矩形平板状に形成され、その長手方向の一端側が浮体1の側面から外向きに突出するように他端側が浮体1の上面部に固定されている。尚、取付用部材7の浮体1に対する固定手段は、特に限定されないが、溶接、ボルト締め等によって強固に固定されている。
また、この取付用部材7には、その長手方向の浮体1の側面より突出する側の端部に計測用筒体4の上端部が嵌合される挿通孔7aが板厚方向に貫通し、最上端に配置される短管部材8をこの挿通孔7aに嵌合させるとともに、支持用張り出し部8cの下面を挿通孔7aの縁部に支持させることにより、上下に向けた計測用筒体4が浮体1の側面に沿って固定されるようになっている。
反射用浮部材5は、上端に平坦な反射面5aを有する円柱状に形成され、その外径が計測用筒体4の内径よりもやや小さく、計測用筒体4内側面に案内されつつ計測用筒体4内を自在に上下動できるようになっている。尚、反射面5aは、レーザー光の反射に適した素材により構成されている。
この反射用浮部材5は、例えば、内部に空気が充填された中空状に形成され、水面2より一定の高さh1分だけ突出した状態で水面2に浮くようになっている。
尚、この反射用浮部材5の水面2より突出する部分の高さh1、即ち、水面2から反射面5aまでの高さh1は、実際に反射用浮部材5を水上に浮かべ、予め測定し、レーザー式距離計6又は後述するコンピュータ機器に入力しておく。
レーザー式距離計6は、レーザー光9aを発信するレーザダイオード等からなる発信部と、発信部と同軸状に配置されたフォトダイオード等からなる受信部とを備え、レーザー光9aの発射に伴う発射信号と、受信部による反射光9bを受信した際の受信信号との時間間隔を計測し、その時間間隔に基づきレーザー式距離計6と反射用浮き部材5との距離Dを算出できるようになっている。
また、このレーザー式距離計6は、計測したデータを有線又は無線によって、コンピュータ機器10等に所定の間隔で逐次送信でき、送信されたデータは、コンピュータ機器10等に内蔵された記録手段に逐次記録されるようになっている。
このレーザー式距離計6は、取付治具11を介して計測用筒体4の上端に発信部のレーザー照射方向を計測用筒体4の中心軸に合わせて固定され、計測用筒体4内で水上に浮かぶ反射用浮部材5の反射面5aに反射した反射光9bを受信できるようになっている。
取付治具11は、計測用筒体4の上端面上に固定される固定用板12と、固定用板12の中央部に一体に突設させた固定用板12を底面とする箱状のホルダ部13とを備え、レーザー式距離計6をホルダ部13に発信部を下向きにした状態に嵌め込むことにより保持するようになっている。
ホルダ部13には、底面を成す固定用板12の中央部に開口部を備え、この開口部を通して発信部からレーザー光9aを発信できるとともに、反射光9bを受信部で受信できるようになっている。
尚、レーザー式距離計6の計測基準位置と浮体1の上面とは、同一面上に位置することが好ましいが、本実施例のように、固定用板12が浮体1の上面に対し高さ方向に距離h2を置いて設置される場合には、その距離h2を予め計測し、レーザー式距離計6又はコンピュータ機器10に入力しておく。
このように構成された乾舷計測装置3では、レーザー式距離計6によって計測用筒体4内で水上に浮いた反射用浮部材5の反射面5aまでの距離Dを計測することにより、当該距離Dに基づいて浮体1の乾舷Hを自動的に計測することができる。
その際、反射用浮部材5は、浮体1の側面部に固定された計測用筒体4に囲まれているので、波や潮流の影響を受け難く、また、指向性を有するレーザー式距離計6と反射用浮部材5とを結ぶ軸にずれが生じ難いことから、簡素な構造で正確な乾舷Hを計測することができる。
尚、本実施例では、浮体1がその幅方向に比べ長手方向が十分に長い形状であるので、浮体1の傾斜による影響が生じ難く、正確な乾舷Hを計測することができる。
また、この乾舷計測装置3では、レーザー式距離計6から出力された計測データを逐次記録する記録手段をコンピュータ機器10等に備えているので、一定時間毎に複数の測定データを蓄積することができ、その平均値を算出することによって、その平均値を基により正確な乾舷Hを求めることができる。
尚、本実施例では、浮き桟橋を例について説明したが、浮体1はこれに限定されず、例えば、台船、船舶等の水上を移動するものやフロート等であってもよい。
尚、上述の実施例では、反射用浮部材5を中空状に形成した例について説明したが、材質等によって水面2に浮かぶようにしてもよい。
更に、上述の実施例では、計測用筒体4を複数の短管部材8,8...をもって構成した例について説明したが、計測用筒体4は、1本の管材をもって構成してもよい。
更にまた、上述の実施例では、計測用筒体4(短管部材8,8...)を塩化ビニル管によって構成した例について説明したが、計測用筒体4の材質は、これに限定されず、例えば、金属製の管材や透明なアクリル管を用いてもよい。
また、計測用筒体4を浮体1に固定する手段は、上述の取付用部材7を用いて計測用筒体4の上端部を浮体1上面に固定する態様に限定されず、計測用筒体4を浮体1の側面に固定部材を介して固定するようにしてもよい。
また、本考案に係る乾舷計測装置3は、浮体1に対し着脱できるようにしてもよく、それによって、異なる浮体間の載せ換えや目的に応じた装置の着脱を簡便に行うことができる。
H 乾舷
D 距離
1 浮体
2 水面
3 乾舷計測装置
4 計測用筒体
5 反射用浮部材
6 レーザー式距離計
7 取付用部材
8 短管部材
9a レーザー光
9b 反射光
10 コンピュータ機器
11 取付治具
12 固定用板
13 ホルダ部

Claims (3)

  1. 水上に浮かべた浮体の乾舷を計測する乾舷計測装置において、
    前記浮体の側面に沿って上下に向けて固定され、下端が水中に挿入される計測用筒体と、該計測用筒体内に上下動自在に挿入された反射用浮部材と、前記計測用筒体の上端部に固定されたレーザー式距離計とを備え、
    前記計測用筒体内で水面に浮いた前記反射用浮部材との距離を前記レーザー式距離計で計測するようにしたことを特徴とする乾舷計測装置。
  2. 前記レーザー式距離計から出力された計測データを逐次記録する記録手段を備えた請求項1に記載の乾舷計測装置。
  3. 前記浮体は、その幅方向に比べ長手方向が十分に長い形状である請求項1又は2に記載の乾舷計測装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7431431B2 (ja) 2019-09-05 2024-02-15 株式会社Ask 災害予知装置、及び災害予知装置を利用した災害予知システム

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