JP3200185B2 - 立体図の出図装置 - Google Patents

立体図の出図装置

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JP3200185B2
JP3200185B2 JP24143992A JP24143992A JP3200185B2 JP 3200185 B2 JP3200185 B2 JP 3200185B2 JP 24143992 A JP24143992 A JP 24143992A JP 24143992 A JP24143992 A JP 24143992A JP 3200185 B2 JP3200185 B2 JP 3200185B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家屋や集合住宅あるい
はビルなどの建造物内のガス管、水道管、配電線もしく
は電話線などの設備の設置位置を各階ごとにマッピング
技術を用いて書込んだ平面図から立体的な設備図を立体
図にて出図する出図装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家屋や集合住宅あるいはビルなどの建造
物内には各階ごとにガス、水道、電気を供給するための
管やケーブルもしくは電話線などの設備が設置されてお
り、これらの設備の設置位置等の設備情報を図面で管理
して、たとえばガス管の場合には導管流量の圧損計算に
利用している。これらの設備情報は1階建ての建造物の
場合は平面図で充分表せるが、複数階の建造物の場合
は、各階ごとの平面図だけでは上下の階または全階にわ
たる設備どうしの位置や接続関係がわかりにくい。そこ
で建造物内のガス管、水道管、配電線もしくは電話線な
どの設備の設置状況や設置位置を、すでに入力されてい
る複数階分の平面図からコンピュータにより三次元の設
備情報として組立てて、必要なときに必要な設備を出図
することが考えられており、これにより設備の立体的な
つながりがわかり易くなり、設備の管理や建造物の増
築、改変計画に利用することができる。
【0003】ところで、従来のマッピング技術により建
造物の各階の設備の平面図から複数階の設備の立体関係
を等測図で出図した場合、ある階のたとえばガス管とそ
の上下の階のガス管とが重なって出図されることがあ
り、そこに複数のガス管が設置されていることが一見し
てわからないことがあり、こうなると設備の管理に支障
をきたし、ほとんど使いものにならない。
【0004】一般に等測図では平面図上で直交する直線
はX軸に対して30度傾斜させて描かれるので、上述し
たように上下の階の設備情報が重なる場合は、X軸に対
する傾斜角をたとえば29度や31度にして等測図では
なく二等測図で出図して、設備が重ならないようにする
工夫が考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ある場所の設
備の重なりはこのような二等測図の出図で解決できたと
しても、今度は二等測図で出図した部分どうしが別の場
所で重なってしまうことがある。従って、この方法は完
全なものではないし、出図全体が等測図でなくなるた
め、z軸方向の縮尺が、x軸方向やy軸方向の縮尺と違
ってしまい見にくくなるという問題がある。
【0006】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、建造物の各階ごとの設備情報が入力された平面図
から上下階の設備情報を立体的に出図する際に、異なる
階の設備どうしが重なる部分を認識し易く出図すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、高さの異なる複数の平面の設備情報が二
次元座標で表された複数の設備図と上下の設備図におけ
る設備情報どうしの立体的な接続関係とが三次元の設備
情報として蓄積された設備情報記憶手段と、この三次元
の設備情報から立体図用の二次元座標を求める座標変換
手段と、立体図用の二次元座標において座標位置が近傍
である設備情報どうしを選択抽出する選択抽出手段と、
選択抽出手段によって選択抽出された設備情報の所定の
視点に対する前後関係を判定する前後判定手段と、前後
判定手段によって後方に位置すると判定された設備情報
に関しては出図せず、前方に位置すると判定された設備
情報に関しては選択抽出手段によって選択抽出されなか
った設備情報と区別可能に出図する出図手段とから立体
図の出図装置を構成した。
【0008】
【作用】本発明は以上の構成によって、設備情報記憶手
段に蓄積された高さの異なる複数の平面の設備情報が二
次元座標で表された複数の設備図と上下の設備図におけ
る設備情報どうしの立体的な接続関係とから成る三次元
の設備情報から、座標変換手段によって立体図用の二次
元座標を求め、選択抽出手段によって立体図用の二次元
座標において座標位置が近傍である設備情報どうしを選
択抽出し、選択抽出手段によって選択抽出された設備情
報の所定の視点に対する前後関係の判定を前後判定手段
によって行い、前後判定手段によって後方に位置すると
判定された設備情報に関しては出図せず、前方に位置す
ると判定された設備情報に関しては選択抽出処理手段に
よって選択抽出されなかった設備情報と区別可能なよう
に出図手段によって出図する。
【0009】
【実施例】以下に、本発明を図面に基づいて説明する。
【0010】まず建造物内で設備が軸平行(三次元座標
のx、y、z軸に平行)に付設されている第1の実施例
について説明する。
【0011】図1は、本発明による出図装置の第1の実
施例の概略構成を示す。
【0012】10はホストコンピュータであり、このホ
ストコンピュータ10には、建造物内のガス管、水道
管、配電線もしくは電話線などの設備の設置状況や設置
位置を、各階ごとに平面図から入力した二次元の設備情
報と、建造物の各階ごとの高さと、上下階の設備どうし
の接続関係とを設備情報のデータベースとして格納した
外部記憶装置13と、平面図の座標で格納されている設
備情報を等測図の座標へ変換する処理や、設備が重なっ
て出図されてしまう場合に行う処理等のプログラムを格
納するためのプログラム領域と、処理の途中で発生する
中間ファイルなどを保管するためのワーク領域とを確保
した外部記憶装置14とが接続されている。11はホス
トコンピュータ10に対して設備情報の出図を指示する
ための端末装置、12はホストコンピュータ10から送
られてくる上記処理を終了した設備情報に基づいて記録
紙に等測図を出図するプロッタ装置である。
【0013】本発明は建造物の各階ごとの平面図の座標
値として保存されている二次元の設備情報と、各階ごと
の高さと、上下階の設備どうしの接続関係とを格納した
三次元の設備情報のデータベースを用いて、上下階の設
備を立体的に等測図で出図する際に、上下階の設備どう
しが重なってしまう部分で設備が重なっていることが容
易に識別できるように出図するようにしたものである。
【0014】すなわち、設備の一例としてガス管を例に
とって説明すると、いま図30(a)に示すように、建
造物の1階に実線で示すようにガス管が付設され、同建
造物の2階に図30(b)に実線で示すようにガス管が
付設されているものとする。図30(a)において点a
はガス管が2階に立ち上がっている点であることを示
し、図30(b)において点bはガス管が1階から伸び
てきている点であることを示す。このような2枚の平面
図から本発明によらずに等測図で立体図を出図すると図
31で示すようになり、一点鎖線で囲んだ部分で1階と
2階のガス管が重なっていることがわからない。しか
し、本発明によって立体図を出図すると図32のように
なり、ガス管の重なった部分が太線で出図されるため重
なりが認識できる。
【0015】図2に本発明の第1の実施例の処理のフロ
ーチャートを示す。
【0016】まず、端末装置11からホストコンピュー
タ10に対して設備情報を等測図での出図を指示する
と、ホストコンピュータ10は外部記憶装置13から各
階ごとの平面図の座標値として保存されている二次元の
設備情報と、建造物の各階ごとの高さと、上下階の設備
どうしの接続関係とを格納した三次元の設備情報のデー
タベースを読み込み(S−1)、ホストコンピュータ1
0のメモリ上に三次元の設備情報として展開する(S−
2)。
【0017】ここで、ホストコンピュータ10のメモリ
上に展開された三次元の設備情報のデータフォーマット
の1例を図3に示し、三次元の設備情報の座標(x,
y,z)を、等測図を出図するための二次元座標(X,
Y)に変換するためのワークファイルのデータフォーマ
ットの1例を図4に示す。なお、図4の項目の1つであ
る「重なりフラグ」には初期値として0をセットしてお
く。
【0018】三次元の設備情報は一連のつながった線分
の集合から成り、その始点から終点までの全体が1レコ
ードとして各設備情報ごとに図3に示すようなフォーマ
ットとして表される。図3において、31はヘッダであ
り、そのレコードが表す設備の材質や口径等が設定され
ている。32はデータ領域であり、線分の始点、終点お
よび途中の折点を示す座標と、ある座標と次の座標とを
結ぶ線の種類や色等を指定する線種タグから構成されて
いる。図3に示した三次元設備情報では一つの設備情報
としての線分の始点である第1点の座標は(x1 ,y
1 ,z1 )、その線分の終点である第2点の座標は(x
2 ,y2 ,z2 )であり、第1点と第2点とを結ぶ線の
種類を「線種タグ(1,2)」で指定しており、以下同
様に、設備情報の終点である第n点の座標は(xn ,y
n ,zn )である。
【0019】図4では各設備情報の1線分ごとに1レコ
ードとしている。つまり、図3における第1点と第2点
とを結ぶ線分について1レコード、第2点と第3点とを
結ぶ線分について別の1レコードというようにしてい
る。
【0020】図2のステップ(S−3)の処理は、図3
において、つながった線分の三次元座標すべてを1レコ
ードで持っているものを分解し、図4のフォーマットに
三次元座標の展開を行うものである。次にステップ(S
−4)では、図4に示すワークファイルにおいて三次元
座標から等測図用の二次元座標への変換を行う。
【0021】ここで、図5を用いて、複数枚の平面図に
基づいて作った三次元の座標系(x,y,z)から等測
図を出図するための二次元の座標系(X,Y)への変換
方法について説明する。
【0022】図5に示すように、点Aの三次元における
座標が(xa ,ya ,za )であり、x軸とX軸とのな
す角度がθ、y軸とX軸のマイナス方向とのなす角度が
ψであるとき、点Aの二次元座標におけるX座標値は
(xa cosθ−ya cosψ)となり、Y座標値は
(xa sinθ+ya sinψ+za )となる。ところ
で、等測図ではθとψの値は両方とも30°であるた
め、点AのX座標値は(√3・(xa −ya ))/2と
なり、Y座標値は(xa +ya +2za )/2となる。
この式に基づいて、図2のステップ(S−4)では、図
4のワークファイルの二次元座標の値を算出しワークフ
ァイルにセットする。図2に戻り、次の処理として図4
のワークファイルにおける「勾配」および「X軸切片」
の値を算出し、ワークファイルにセットする(S−
5)。
【0023】ここで、図6を用いて、図4に示したレコ
ード中の項目としての「勾配」および「X軸切片」につ
いて説明する。
【0024】図からわかるように,図6に示す点Bと点
Cに関するレコードの項目としての「勾配」は点Bと点
Cを結ぶ直線の傾きであり、(Xc −Xb )/(Yc
b)となり、「X軸切片」はその直線とX軸との交点
のX座標値であり、Xb −Yb ・(Xc −Xb )/(Y
c −Yb )となる。
【0025】続いて、図2のフローチャートでは、ステ
ップ(S−6)の重なり抽出処理に入る。この処理は設
備情報を等測図で出図したとき設備情報どうしが重なり
合い見にくくなってしまう部分を抽出するものである。
重なり抽出処理に関しては、図7にそのフローチャート
を示す。
【0026】図7の重なり抽出処理では、まず、処理対
象レコード番号iをゼロクリアし(P−1)、iをイン
クリメントする(P−2)。次にiとワークファイルの
全レコード数Nとの比較を行い(P−3)、処理対象レ
コード番号iがワークファイルのレコード数N以上にな
ったら処理を終了する。ところで、ワークファイルのレ
コード数Nは、図3に示すヘッダ21の中の「座標の個
数」に基づいて求めている。つまり、図3に示すヘッダ
21の中の「座標の個数」をnとすると、ワークファイ
ルの全レコード数Nは(n−1)となる。さて、処理対
象レコード番号iがワークファイルのレコード数Nより
小さい場合は比較対象レコード番号jにiの値をセット
し(P−4)、jをインクリメントする(P−5)。
【0027】その後、比較対象レコード番号jとワーク
ファイルのレコード数Nの比較を行い(P−6)、比較
対象レコード番号jがワークファイルのレコード数Nよ
り大きくなったらステップ(P−2)に戻り、さもなけ
ればステップ(P−7)へと進む。
【0028】ステップ(P−7)ではi番目のレコード
の「勾配」A[i]とj番目のレコードの「勾配」A
[j]とを比較し、等しければステップ(P−8)へと
進み、等しくなければステップ(P−5)に戻る。
【0029】次にステップ(P−8)では「X軸切片」
の比較を行うのだが、i番目のレコードとj番目のレコ
ードとで「X軸切片」が一致している場合だけを設備情
報どうしが重なり合い見にくくなってしまう部分と判断
するわけでなく、「X軸切片」が多少ずれている場合
(「X軸切片」が近傍の場合)も設備情報どうしが重な
り合い見にくくなってしまう部分と判断している。これ
は実際に出図して見ると、設備情報どうしの間隔がたと
えば0.5mm未満の場合、特に0.3mm程度のとき
は設備情報どうしが完全に重なり合っている場合よりも
よけい見にくいためである。本実施例では設備情報どう
しが重なり合い見にくくなってしまう部分と判断する
「X軸切片」のずれをΔB(たとえば0.5mm)とし
て、i番目のレコードの「X軸切片」B[i]とj番目
のレコードの「X軸切片」B[j]との差分とΔBとの
比較を行っている(P−8)。
【0030】ところで、処理の対象としている設備情報
が三次元座標のz軸に平行な場合(「勾配」が0の場
合)は設備情報どうしの「X軸切片」の差分は設備情報
どうしの間隔と等しくなるが、三次元座標のx軸やy軸
に平行な場合(「勾配」が0以外の場合)は設備情報ど
うしの「X軸切片」の差分は設備情報どうしの間隔の2
倍になる。このため、「勾配」が0以外の場合には、ス
テップ(P−8)で用いるΔBは2倍した値(たとえば
1.0mm)であることが必要である。
【0031】さて、ステップ(P−8)の比較の結果、
B[i]とB[j]との差分が上述したΔB以上であれ
ばステップ(P−5)に戻り、B[i]とB[j]との
差分が上述したΔBより小さければステップ(P−9)
へと進む。
【0032】ここで、ステップ(P−9)のMAX()
は引数のうち大きい方の値を採用する関数であり、MI
N()は引数のうち小さい方の値を採用する関数であ
る。つまり、ステップ(P−9)ではi番目のレコード
の線分の両端点のY座標値Yi、Yi+1 のうち大きい方
の値をY1に、小さい方の値をY2にセットし、j番目
のレコードの線分の両端点のY座標値Yj 、Yj+1 のう
ち大きい方の値をY3に、小さい方の値をY4にセット
する。
【0033】その後ステップ(P−10)では、Y1が
Y4以下である場合もしくはY3がY2以下である場合
には、i番目のレコードの線分とj番目のレコードの線
分との「勾配」が等しく、「X軸切片」が近傍であるが
設備情報どうしが重なり合い見にくくなってしまう部分
と判断しない。これは、図8に示すi番目のレコードの
線分Dとj番目のレコードの線分Eのように線分どうし
に重なり部分がない場合だからである。また、図8とは
別にY1とY4とが等しい場合もしくはY2とY3とが
等しい場合も設備情報どうしが重なり合い見にくくなっ
てしまう部分と判断しない。これは、実際に出図して見
た結果見にくくなっていないためである。
【0034】さて、ステップ(P−10)で設備情報ど
うしが重なり合い見にくくなってしまう部分でないと判
断した場合にはステップ(P−5)に戻り、そうでない
場合にはステップ(P−11)へと進む。
【0035】次のステップ(P−11)の座標挿入処理
は、i番目のレコードの線分とj番目のレコードの線分
とで線分どうしが完全に重なっている部分を図4に示し
たワークファイルのレコードとして持ち、ワークファイ
ルの項目の1つである重なりフラグのセットを行う処理
である。図9、図10、図11にそのフローチャートを
示す。
【0036】座標挿入処理では先に求めたY1、Y2、
Y3およびY4を用いて、まず、Y1がY3より小さく
且つY2がY4より大きいか否かの判断を行い(F−
1)、該当するならばケース1とし、ステップ(F−
5)へと進む。ここで、ケース1に該当する線分の位置
関係の1例を図12に示す。図12では、Y1=Y
i+1 、Y2=Yi 、Y3=Yj+1 、Y4=Yj であると
する。ところで、図12ではi番目のレコードの線分と
j番目のレコードの線分とを引き離して書いてあるが、
これは説明のため見易さを考えてのことであり、実際に
はi番目のレコードの線分とj番目のレコードの線分の
「X軸切片」どうしは近傍である。ケース1の場合、図
12に示すようにj番目のレコードの線分に、i番目の
レコードの線分の両端点とY座標値が等しい点である点
Fと点Gの座標を追加する。この座標の追加は図4に示
したワークファイルに対してレコードを追加することに
よって行う。図13に、点Fと点Gの座標を追加する前
のワークファイルの内容の一部を示し、図14に、点F
と点Gの座標を追加した後のワークファイルの内容の一
部を示す。図14のj番目のレコードは、図12におけ
る点(Xj ,Yj )と点F(H,Yi )を結ぶ線分に関
するレコードとなり、図14のj+1番目のレコード
は、図12における点F(H,Yi )と点G(K,Y
i+1 )を結ぶ線分に関するレコードとなり、さらに図1
4のj+2番目のレコードは、図12における点G
(K,Yi+1 )と点(Xj+1 ,Yj+1 )を結ぶ線分に関
するレコードとなる。このように、図12における点F
(H,Yi )と点G(K,Yi+1 )を結ぶ線分に関する
レコードと、点G(K,Yi+1 )と点(Xj+1 ,Y
j+1 )を結ぶ線分に関するレコードとを追加したため、
図14に示したワークファイルは(j+3)番目以降の
レコードにおいてレコード番号の付け直しが行われてい
る。ところで、点F,点GのX座標値H、K、x座標値
L、Q、y座標値M、R、z座標値P、Sは数1、数2
に示す関係から求めて、ワークファイルにセットする。
【0037】
【数1】(Yj+1 −Yj ):(Yi −Yj ) =(Xj+1 −Xj ):(H−Xj ) =(xj+1 −xj ):(L−xj ) =(yj+1 −yj ):(M−yj ) =(zj+1 −zj ):(P−zj
【0038】
【数2】(Yj+1 −Yj ):(Yi+1 −Yj ) =(Xj+1 −Xj ):(K−Xj ) =(xj+1 −xj ):(Q−xj ) =(yj+1 −yj ):(R−yj ) =(zj+1 −zj ):(S−zj ) 図9のフローチャートに戻り、以上説明したようなステ
ップ(F−5)の処理が終了したなら、図11に示すス
テップ(F−19)へと進む。ステップ(F−19)で
は、図12に示すi番目のレコードの線分と、点Fと点
Gとを結ぶ線分のようにX軸にそって平行移動したとき
に完全に重なり合う線分それぞれのワークファイルにお
ける「重なりフラグ」に1をセットする。つまり、図1
4のワークファイルにおいてi番目のレコードと(j+
1)番目のレコードの「重なりフラグ」を1にする。ス
テップ(F−19)が終了したなら、リターンして図7
に示す重なり抽出処理へと戻る。
【0039】ところで、図9、図10および図11の座
標挿入処理では、以上説明したケース1の処理のほかに
i番目のレコードの線分とj番目のレコードの線分との
位置関係を、図15に示すようなケース2の処理(F−
2、F−6、F−19)、図16に示すようなケース3
の処理(F−3、F−7、F−19)、図17に示すよ
うなケース4の処理(F−8、F−11、F−19)、
図18に示すようなケース5の処理(F−9、F−1
2、F−19)、図19に示すようなケース6の処理
(F−10、F−13、F−19)、図20に示すよう
なケース7の処理(F−14、F−16、F−19)、
図21に示すようなケース8の処理(F−15、F−1
7、F−19)および図22に示すようなケース9の処
理(F−15、F−18、F−19)を行う。なお、図
15〜図21では追加する座標点を黒丸で示してある。
【0040】本実施例では簡単のために設備情報どうし
をX軸にそって平行移動させたときに設備情報どうしが
完全に重なり合うように座標点を追加して設備情報の分
割を行ったが、設備情報どうしを設備情報に垂直な方向
に平行移動させたときに設備情報どうしが完全に重なり
合うように座標点を追加して設備情報の分割を行うよう
にしてもよい。
【0041】今まで述べてきたケースはすべて、設備情
報をベクトルと考えた場合に設備情報どうしのベクトル
の方向が同じケースであるが、実際にはベクトルの方向
が逆のケースもある。ベクトルの方向が逆であっても、
同様の方法で処理することが可能なので説明は省略す
る。
【0042】さて、図7の重なり抽出処理に戻り説明を
行う。ステップ(P−11)の座標挿入処理からリター
ンしてくるとステップ(P−5)へと戻る。ステップ
(P−5)ではjをインクリメントして先に説明した処
理を繰り返す。重なり抽出処理はステップ(P−3)に
て処理対象レコード番号iとワークファイルのレコード
数Nとの比較を行って、一致したときに処理を終了し呼
び出しもとにリターンする。つまり、図2のフローチャ
ートに戻り、ステップ(S−7)へと進む。
【0043】ステップ(S−7)の重なり前後判定処理
はステップ(S−6)の重なり抽出処理の中でセットし
た重なりフラグが1のレコードに対して前後判定を行っ
ている。つまり、重なり合う線分どうしで立体的に考え
て三次元座標におけるz座標値がどちらの方が小さいか
(線分で表された建造物内の設備でどちらの方が地面に
近いか)をチェックする。この重なり前後判定処理のフ
ローチャートを図23および図24に示す。
【0044】図23の重なり前後判定処理では、まず、
処理対象レコード番号iをゼロクリアし(M−1)、i
をインクリメントする(M−2)。次にiと、重なり抽
出処理でレコードの追加が行われたワークファイルのレ
コード数NNとの比較を行い(M−3)、処理対象レコ
ード番号iがワークファイルのレコード数NN以上にな
ったら処理を終了し、処理対象レコード番号iがワーク
ファイルのレコード数NNより小さい場合はi番目のレ
コードの「重なりフラグ」F[i]が1かどうかを判定
する(M−4)。i番目のレコードの「重なりフラグ」
F[i]が1でない場合は、ステップ(M−2)に戻っ
て処理対象レコード番号iをインクリメントする。i番
目のレコードの「重なりフラグF」[i]が1の場合
は、比較対象レコード番号jにiの値をセットし(M−
5)、jをインクリメントする(M−6)。
【0045】その後、比較対象レコード番号jとワーク
ファイルのレコード数NNの比較を行い(M−7)、比
較対象レコード番号jがワークファイルのレコード数N
Nより大きくなったらステップ(M−2)に戻り、そう
でなければステップ(M−8)へと進む。
【0046】ステップ(M−8)ではj番目のレコード
の「重なりフラグ」F[j]が1かどうかを判定する。
j番目のレコードの「重なりフラグ」F[j]が1でな
い場合は、ステップ(M−6)に戻って比較対象レコー
ド番号jをインクリメントする。j番目のレコードの
「重なりフラグ」F[j]が1の場合は、ステップ(M
−9)へと進む。
【0047】ステップ(M−9)ではi番目のレコード
の線分の「勾配」A[i]とj番目のレコードの線分の
「勾配」A[j]とが等しいかどうかをチェックしてい
る。等しくない場合はステップ(M−6)に戻って比較
対象レコード番号jをインクリメントし、等しい場合は
ステップ(M−10)へと進む。
【0048】続いて、ステップ(M−10)ではi番目
のレコードの線分の「X軸切片」とj番目のレコードの
線分の「X軸切片」との差分(B[i]−B[j])が
ΔBより小さいかどうか(近傍かどうか)をチェックし
ている。近傍でない場合はステップ(M−6)に戻って
比較対象レコード番号jをインクリメントし、近傍の場
合はステップ(M−11)へと進む。
【0049】次に、ステップ(M−11)ではi番目の
レコードの線分の1点目のY座標値Yi (図4に示すと
ころのY1 )とj番目のレコードの線分の1点目のY座
標値Yj とが一致するかどうかをチェックしている。一
致しない場合はステップ(M−6)に戻って比較対象レ
コード番号jをインクリメントし、一致した場合は図2
4のステップ(M−12)へと進む。ステップ(M−1
2)ではi番目のレコードの線分の両端点の三次元座標
におけるz座標値zi 、zi+1 のうち大きい方の値をz
1にセットし、j番目のレコードの線分の両端点の三次
元座標におけるz座標値zj 、zj+1 のうち大きい方の
値をz2にセットする。
【0050】その後ステップ(M−13)では、z1が
z2以上である場合には、i番目のレコードの線分の方
がj番目のレコードの線分よりも前方にあると判断して
j番目のレコードの「重なりフラグ」F[j]に2をセ
ットし(M−14)、z1よりz2の方が大きい場合に
は、j番目のレコードの線分の方がi番目のレコードの
線分よりも前方にあると判断してi番目のレコードの
「重なりフラグ」F[i]に2をセットする(M−1
5)。
【0051】以下、ステップ(M−2)に戻り処理対象
レコード番号iをインクリメントして処理を継続する。
なお、ステップ(M−3)で処理対象レコード番号iが
ワークファイルのレコード数NNと等しくなったら、処
理を終了し図2のフローチャートへ戻る。
【0052】なお、図23、図24に示した重なり前後
判定処理はステップ(M−12)からステップ(M−1
5)までの処理を図9、図10、図11に示した座標挿
入処理のステップ(F−19)の後に行うようにして、
プログラムのダイナミックステップを減らすようにして
実現してもよい。
【0053】さて、図2では最後に出図処理を行う(S
−8)。ここで、出図処理のフローチャートを図25に
示す。
【0054】図25の出図処理では、まず、処理対象レ
コード番号iをゼロクリアし(R−1)、iをインクリ
メントする(R−2)。次にiと、重なり抽出処理でレ
コードの追加が行われたワークファイルのレコード数N
Nとの比較を行い(R−3)、処理対象レコード番号i
がワークファイルのレコード数NN以上になったら処理
を終了し、処理対象レコード番号iがワークファイルの
レコード数NNより小さい場合はi番目のレコードの
「重なりフラグF」[i]が0かどうかを判定する(R
−4)。i番目のレコードの「重なりフラグF」[i]
が0でない場合はステップ(R−5)に進み、1の場合
はi番目のレコードの線分を通常線で出図した後(R−
6)、ステップ(R−2)に戻って処理対象レコード番
号iをインクリメントし処理を継続する。
【0055】ステップ(R−5)ではi番目のレコード
の「重なりフラグ」F[i]が1かどうかを判断し、1
の場合は設備情報を出図したときに線分どうしが重なり
合って見にくくなっている部分の線分の中で前方に位置
する(三次元情報において、建造物の上の階にある)線
分であるので、i番目のレコードの線分を図32に示す
ように太線で出図した後(R−7)、ステップ(R−
2)に戻って処理対象レコード番号iをインクリメント
する。1でない場合は「重なりフラグ」F[i]が2の
場合であり、設備情報を等測図で出図したときに線分ど
うしが重なり合って見にくくなっている部分の線分の中
で後方に位置する(三次元情報において、建造物の下の
階にある)線分であるので、線分の出図は行わずに、ス
テップ(R−2)に戻って処理対象レコード番号iをイ
ンクリメントし処理を継続する。なお、ステップ(R−
3)で処理対象レコード番号iがワークファイルのレコ
ード数NNと等しくなったら、処理を終了し図2のフロ
ーチャートへ戻る。
【0056】図2のフローチャートに戻り、ステップ
(S−8)の出図処理が終了することをもって、第1の
実施例の処理は完了する。
【0057】ところで、以上説明した第1の実施例では
建造物内に設備が直角平行に付設されている場合を想定
したが、建造物のフロアの形状は必ずしも矩形でなく、
台形やその他複雑な形であることもあり、このような場
合その建造物内に敷かれた設備も三次元座標のx、y、
z軸に平行になっていない。そこで、次に第2の実施例
として建造物内に付設された設備が三次元座標のx、
y、z軸に平行になっていない場合の処理を説明する。
【0058】第2の実施例において考慮すべきことは、
設備情報どうしが平行でない場合にあっては「X軸切
片」どうしの差分をもって設備情報どうしの間隔とみな
すことができず、同一線分上でも線分どうしが重なり合
って見にくくなっている区間とそうでない区間とがあ
る。このため、線分どうしが重なり合って見にくくなっ
ている区間を見つけ、その区間の線分を太線で出図する
処理としなければならない。
【0059】そこでまず、線分どうしが接近しているも
のどうしを選択する必要がある。
【0060】ここで、第2の実施例における平面図用の
三次元の座標から等測図用の二次元の座標に変換するた
めのワークファイルのデータフォーマットの1例を図2
6に示す。この図26のワークファイルのデータフォー
マットと図4に示す第1の実施例で用いたワークファイ
ルのデータフォーマットを比較してみると、図4におけ
る項目「勾配」と「X軸切片」が図26にはなく、代わ
りに項目「最大座標」と「最小座標」を設けている。
【0061】図26の項目である「XMAX 」はX1 とX
2 のうち大きい方の値、「YMAX 」はY1 とY2 のうち
大きい方の値、「XMIN 」はX1 とX2 のうち小さい方
の値、「YMIN 」はY1 とY2 のうち小さい方の値をそ
れぞれセットしておく。その上で、たとえば図27に示
す線分Vと線分Wのように、線分それぞれを対角線とす
る矩形どうし(vとw)が重なりを有する場合に、線分
どうしが接近しているものどうしとみなす。このように
座標の最大値および最小値を利用して線分どうしが接近
しているか否かを識別する方法については特願平3−3
01059号に詳述してある。
【0062】次に、選択された接近している線分どうし
の間隔を計算する。図28は、第二の実施例の線分間の
間隔を計算する方法を説明する説明図である。
【0063】図28において、たとえばi番目のレコー
ドの線分とj番目のレコードの線分との間隔を求めるに
は、まずそれぞれの線分がX軸となす角度を求める。i
番目のレコードの線分とX軸とがなす角度θi は数3、
j番目のレコードの線分とX軸とがなす角度θj
【数4】で表される。
【0064】
【数3】 θi =tan-1((Yi+1 −Yi )/(Xi+1 −Xi ))
【0065】
【数4】 θj =tan-1((Yj+1 −Yj )/(Xj+1 −Xj )) 次に、θi とθj との差分Δθを求める。i番目のレコ
ードの線分上の点たとえば(Xt ,Yt )とj番目のレ
コードの線分との間隔δは、このΔθと、i番目のレコ
ードの線分とj番目のレコードの線分との交点(X0
0 )を用いて数5のように求めることができる。
【0066】
【数5】 δ=tanΔθ・√((Xt −X02 +(Yt −Y02 ) 第2の実施例では、たとえば第1の実施例で用いた「X
軸切片」の差分の比較値ΔBよりも線分どうしの間隔δ
が小さい区間を設備情報どうしが重なり合って見にくく
なっている区間とみなし、その区間の線分を太線で出図
する処理としている。
【0067】ところで、第2の実施例において設備情報
どうしが平行な場合、つまり、線分どうしの傾きが等し
い場合には、i番目のレコードの線分とj番目のレコー
ドの線分との交点(X0 ,Y0 )が存在しないため上述
した方法では線分どうしの間隔を求めることができな
い。この場合の線分どうしの間隔の求め方について図2
9を用いて説明する。
【0068】まず、図29に示すようにi番目のレコー
ドの線分のY軸切片βとj番目のレコードの線分のY軸
切片γを用いてΔYを求める。次に、三角形イと三角形
ロとが相似であることを利用して、線分どうしの間隔δ
を求めることができる。
【0069】以上説明したように第2の実施例は実現で
きる。
【0070】ところで、本発明は立体的な出図を等測図
で行う場合にだけ適用できるものではなく、たとえば等
測投影図や二等測図などその他各種の立体的出図方法で
行ってもよい。
【0071】また、本発明で太線で出図した線分は太線
の外周を薄くぼかして出図すると出図結果を見た感触が
よく好ましい。
【0072】さらに、本発明は建造物における異なる階
の設備情報が重なって出図される場合だけでなく、同じ
階の設備情報が重なって出図される場合にも適用でき
る。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各階ごとの平面図の座標値として保存されている二次元
の設備情報と、建造物の各階ごとの高さと、上下階の設
備どうしの接続関係とを格納した三次元の設備情報のデ
ータベースを用いて、上下階の設備の接続関係を立体的
に出図する際に、異なる階の設備どうしが重なってしま
う部分で設備が重なっていることが識別し易く出図でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立体図の出図装置の一実施例の概
略構成図である。
【図2】本発明による第1の実施例の出図の動作を示す
フローチャートである。
【図3】三次元の設備情報のデータフォーマットであ
る。
【図4】等測図の出図用の二次元座標を求めるための第
1の実施例のワークファイルのデータフォーマットであ
る。
【図5】平面図に基づいて作った三次元の設備情報を等
測図の出図用の二次元座標へ変換する方法を示す図であ
る。
【図6】図4の項目である「勾配」と「X軸切片」につ
いて説明する図である。
【図7】本発明における重なり抽出処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】図4の項目である「勾配」が等しく、「X軸切
片」が近傍であっても、線分どうしが重なり合って見に
くくなっていない場合の例を示す図である。
【図9】本発明における座標挿入処理の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明における座標挿入処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】本発明における座標挿入処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明における座標挿入処理のケース1につ
いての説明図である。
【図13】本発明における座標挿入処理で座標の追加を
行う前のワークファイルの内容の一部を示す図である。
【図14】本発明における座標挿入処理で座標の追加を
行った後のワークファイルの内容の一部を示す図であ
る。
【図15】本発明における座標挿入処理のケース2につ
いての説明図である。
【図16】本発明における座標挿入処理のケース3につ
いての説明図である。
【図17】本発明における座標挿入処理のケース4につ
いての説明図である。
【図18】本発明における座標挿入処理のケース5につ
いての説明図である。
【図19】本発明における座標挿入処理のケース6につ
いての説明図である。
【図20】本発明における座標挿入処理のケース7につ
いての説明図である。
【図21】本発明における座標挿入処理のケース8につ
いての説明図である。
【図22】本発明における座標挿入処理のケース9につ
いての説明図である。
【図23】本発明における重なり前後判定処理の動作を
示すフローチャートである。
【図24】本発明における重なり前後判定処理の動作を
示すフローチャートである。
【図25】本発明における出図処理の動作を示すフロー
チャートである。
【図26】等測図の出図用の二次元座標を求めるための
第2の実施例のワークファイルのデータフォーマットで
ある。
【図27】本発明による第2の実施例において線分どう
しが接近しているものどうしを選択する方法を説明する
図である。
【図28】本発明による第2の実施例において線分どう
しの間隔を求める方法を説明する図である。
【図29】本発明による第2の実施例において線分どう
しが平行な場合に線分どうしの間隔を求める方法を説明
する図である。
【図30】本発明で出図する立体図の元となる設備情報
の平面図の一例であり、(a)は建造物の1階の設備情
報の平面図であり、(b)は建造物の2階の設備情報の
平面図である。
【図31】図30(a)、(b)の設備情報の平面図
を、本発明によらずに等測図で出図した図の例である。
【図32】図30(a)、(b)の設備情報の平面図
を、等測図で出図する際に本発明によって設備どうしが
重なる部分を太線で出図した図の例である。
【符号の説明】
10 ホストコンピュータ 11 端末装置 12 プロッタ装置 13 外部記憶装置 14 外部記憶装置

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高さの異なる複数の平面二次元座標で表
    された複数の設備図と上下の設備図における設備情報ど
    うしの立体的な接続関係とが三次元の設備情報として蓄
    積された設備情報記憶手段と、 前記三次元の設備情報から立体図用の二次元座標を求め
    る座標変換手段と、 前記立体図用の二次元座標において座標位置が近傍であ
    る設備情報どうしを選択抽出する選択抽出手段と、 該選択抽出手段によって選択抽出された設備情報の所定
    の視点に対する前後関係を判定する前後判定手段と、 該前後判定手段によって後方に位置すると判定された設
    備情報に関しては出図せず、前方に位置すると判定され
    た設備情報に関しては前記選択抽出手段によって選択抽
    出されなかった設備情報と区別可能に出図する出図手段
    とを備えたことを特徴とする立体図の出図装置。
  2. 【請求項2】 前記立体図用の二次元座標が等測図用の
    二次元座標であることを特徴とする請求項1に記載の立
    体図の出図装置。
  3. 【請求項3】 前記選択抽出手段は、立体図用の二次元
    座標における勾配が一致し且つ各々の座標軸切片が近傍
    である設備情報を選択し、該選択された設備情報の中で
    隣接する設備情報を抽出することを特徴とする請求項1
    もしくは請求項2に記載の立体図の出図装置。
  4. 【請求項4】 前記選択抽出手段は立体図用の二次元座
    標で表された設備情報のうち隣接する設備情報を選択
    し、該隣接する設備情報の中で設備情報どうしの間隔が
    一定値以下である部分を抽出することを特徴とする請求
    項1もしくは請求項2に記載の立体図の出図装置。
  5. 【請求項5】 前記出図手段は前記前方に位置すると判
    定された設備情報を前記選択抽出手段によって選択抽出
    されなかった設備情報と違う所定の色で出図することを
    特徴とする請求項1、請求項2、請求項3もしくは請求
    項4に記載の立体図の出図装置。
  6. 【請求項6】 前記出図手段は前記選択抽出された設備
    情報の中の所定の設備情報を他の選択抽出されない設備
    情報よりも太い線で出図することを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4もしくは請求項5に
    記載の立体図の出図装置。
  7. 【請求項7】 前記出図手段は前記前方に位置すると判
    定された設備情報を出図した際、設備情報の回りを薄く
    ぼかして出図することを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3、請求項4、請求項5もしくは請求項6に
    記載の立体図の出図装置。
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