JP3200000U - 搬送用感染拡大低減装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】膨大な保管スペースを必要とせず、また、使用後は構成部位を分離させ、焼却処分することが可能である搬送用感染拡大低減装置を提供する。【解決手段】HEPAフィルタ付のシート状カバー部3、内骨組み部、送風機付きユニット2から構成され、患者搬送時、ダンボール枠と塩ビパイプから構成された内骨組み部を、患者の頭部上に設けられる位置にて、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部内に組み込み、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部における排気口に送風機付きユニットを取り付けて排気処理を行い、各構成部位の接続、分離が可能であることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、感染症の疑いのある患者を病院に搬送する際に、周囲の健常者へのウイルス感染のリスクを抑制するための搬送用感染拡大低減装置に関するものである。
歩行が困難な患者を搬送する際、ストレッチャー等を用いることが一般的であるが、搬送する患者に感染症の疑いがある場合、周囲の健常者への空気感染を予防するために、患者を搬送用隔離器具に搭載して搬送する必要がある。
特許文献1では、患者を載せるベッド部と、患者を収容するカプセル部と、該ベッド部と該カプセルを搭載する支持部とから構成された患者搬送装置について提案されている。特許文献2では、ストレッチャー部に患者搬送用カプセルを搭載し、送風機の入れ替えによってカプセル内を陰圧、及び陽圧に保持することが可能なクリーン隔離搬送カプセルが提案されている。特許文献3では、シート状の搬送用バッグに送風機を取り付け、搬送スタッフが掴む把持部を備えた感染症患者搬送バッグについて提案されている。
特許文献1・・・特開2002―17784
特許文献2・・・特開2005―28058
特許文献3・・・特開2005―27841
感染症の疑いのある患者を搬送する器具に関して、従来の技術では往々にして特許文献1や、特許文献2のように器具自体が大型となってしまい、保管時のスペースが十分に確保することが難しいという問題があった。また、特許文献3のように、コストや器具の保管スペースの面を考慮し、シート状の搬送用バッグを用いる手法があるが、使用時の該器具内は陰圧に保つ必要があるため、該搬送用バッグは常に萎んだ状態となり、患者に対するストレス要因となる恐れがある。
本発明では、感染症の疑いのある患者を病院に搬送する際に、周囲の健常者へのウイルス感染のリスクを抑制するための搬送用器具に関して、患者への搬送時におけるストレス要因を取り除きつつ、保管時、使用時、廃棄時に想定されうる問題点を考慮した感染拡大低減装置を提案する。
本発明における感染拡大低減装置は、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3、内骨組み部、送付機ユニット部1から構成されることとなる。感染症の疑いのある患者を搬送する際は、該シートカバー部に設けられたファスナー部6を開口し、該シート状カバー部内へ収容することとなる。
該内骨組み部は、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3における窓部5と患者の顔面部が接触しないように、患者の顔面部周辺を囲むようにアーチ形状をなす。患者の容態に応じて2箇所以上、アーチ形状の内骨組み部を該シート状カバー部内に設けてもよい。内骨組み部4の構成材質に関しては、焼却可能であれば合成樹脂、段ボールなど特に限定されるものではない。また、該シート状カバー部には、患者の容態を確認するために、透明状の窓部5が設けられている。
該シート状カバー部には排気口が設けられており、該排気口にはHEPAフィルタユニットが固定された状態で接着されている。該HEPAフィルタユニットは、プリーツ状にジグザグに折り畳まれたエアフィルタろ材を、合成樹脂枠、木枠、あるいは紙枠など焼却可能なフィルタ枠に収めたものである。さらに、該シート状カバー部面には、内部へのグローブ状アクセス口9が一箇所以上設けられている。また、患者の収容をより効率的に実施するために、患者収容時、予め該シート状カバー部内に内骨組み部を設置しておく。
該シート状カバー部内からHEPAフィルタを通して排気処理を行うために、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3における排気口には、送風機付きユニット部4が取り付けられる。送付機付きユニット部4は、該シートカバー部に取り付けられたHEPAフィルタユニットへスライド状に取り付け可能なカセット形式となっており、該送風機付きユニット部4の稼働によって、該シート状カバー部内は陰圧状態となる。また、必要に応じて、送風機付きユニット部を切り替えるだけで該シート状カバー部6内を陽圧に切り替えることも可能である。HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3は、柔軟性、可燃性を持ち、該カバー部内を陰圧に保つことができる材質であれば、構成部材は特に限定されるものではない。
本発明における搬送用感染拡大低減装置は、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3、内骨組み部、送付機付きユニット部4、としてそれぞれ着脱可能であり、また、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3、及び内骨組み部は、折りたたんで保管することが可能である。そのため、本発明における搬送用感染拡大低減装置は膨大な保管スペースを必要とせず、また、使用後は構成部位を分離させ、焼却処分することが可能である。
搬送用感染拡大低減装置の概略図 搬送用感染拡大低減装置の側面図
以下、本発明における感染拡大低減装置の構成について説明する。HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3は塩化ビニル樹脂から形成されており、保管時は他の構成部材とは別に、折り畳まれた状態で保管される。該感染拡大低減装置を使用する際は、まず、樹脂製の棒状外枠に外骨組み部吊り穴7をとおし、該シート状カバー部を広げる。そして、該シート状カバー部に設けられたファスナー部6を開口し、該シート状カバー部内に内骨組み部を組み込んだ後、該感染拡大低減装置内に患者を収容する。該内骨組み部は、2枚のダンボール枠と塩ビパイプから構成される。3本の塩ビパイプをアーチ状に形成された各ダンボール枠へ差し込み、各ダンボール枠を連結させる。該内骨組み部は、該シート状カバー部内の患者の頭部上に設け、患者と該シート状カバー部の接触を防ぐ役割を果たす。
患者を該感染拡大低減装置内に収容後、固定ベルト8を用いて患者を固定し、ファスナー部6を閉口後、カセット式の送風機付きユニット部4を、該シート状カバー部の排気口に接着されているHEPAフィルタユニットへ取り付ける。送風機付きユニット部4は、ポータブル型の電源によって稼働するものとし、該シート状カバー部内が陰圧となるように事前に処理風量を設定しておく。該感染拡大低減装置において、吸気ノズル10から外気を吸気し、送風機付きユニット部4によって、該感染拡大低減装置内に取り入れる外気量以上に、排気口から排気処理が行われる。
送風機付きユニット部4稼働後、該シート状カバー部の凹みによって、該シート状カバー部内が陰圧であることが確認できたなら、連結ベルト等を用いて該感染拡大低減装置とストレッチャーを固定し、患者を医療機関へ搬送する。
該シート状カバー部の頭部側に設けられる排気用の送風機付きユニット部4は、患者を搬送後に該感染拡大低減装置から切り離され、それ以外の該装置を構成する部材は分解後、焼却処分されることとなる。
本発明における搬送用感染拡大低減装置は、折りたたんで保管することができ、使用時はストレッチャーなどに取り付けるだけで患者の搬送が可能である。そのため、空港など多くの人が行き来する場所において非常時用器具を多数保管したとしても、膨大な保管スペースを必要とせず、非常時の患者搬送用器具として大いに活用できる。
1・・・搬送用感染拡大低減装置 2・・・送風機付きユニット部
3・・・HEPAフィルタ付きのシート状カバー部 4・・・送風機付きユニット部
5・・・窓部 6・・・ファスナー部
7・・・外骨組み部吊り穴 8・・・固定ベルト
9・・・グローブ状アクセス口 10・・・吸気ノズル























本発明における感染拡大低減装置は、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3、内骨組み部、送付きユニット部から構成されることとなる。感染症の疑いのある患者を搬送する際は、該シート状カバー部に設けられたファスナー部6を開口し、該シート状カバー部内へ収容することとなる。

該内骨組み部は、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3における窓部5と患者の顔面部が接触しないように、患者の顔面部周辺を囲むようにアーチ形状をなす。患者の容態に応じて2箇所以上、アーチ形状の内骨組み部を該シート状カバー部内に設けてもよい。内骨組み部の構成材質に関しては、焼却可能であれば合成樹脂、段ボールなど特に限定されるものではない。また、該シート状カバー部には、患者の容態を確認するために、透明状の窓部5が設けられている。

該シート状カバー部内からHEPAフィルタを通して排気処理を行うために、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3における排気口には、送風機付きユニット部4が取り付けられる。送機付きユニット部4は、該シートカバー部に取り付けられたHEPAフィルタユニットへスライド状に取り付け可能なカセット形式となっており、該送風機付きユニット部4の稼働によって、該シート状カバー部内は陰圧状態となる。また、必要に応じて、送風機付きユニット部を切り替えるだけで該シート状カバー部3内を陽圧に切り替えることも可能である。HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3は、柔軟性、可燃性を持ち、該カバー部内を陰圧に保つことができる材質であれば、構成部材は特に限定されるものではない。

本発明における搬送用感染拡大低減装置は、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3、内骨組み部、送機付きユニット部4、としてそれぞれ着脱可能であり、また、HEPAフィルタ付きのシート状カバー部3、及び内骨組み部は、折りたたんで保管することが可能である。そのため、本発明における搬送用感染拡大低減装置は膨大な保管スペースを必要とせず、また、使用後は構成部位を分離させ、焼却処分することが可能である。

Claims (1)

  1. HEPAフィルタ付のシート状カバー部、内骨組み部、送付機ユニットから構成され、各部位の接続、分離が可能であることを特徴とした搬送用感染拡大低減装置。































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