JP3199896B2 - 吊り具 - Google Patents

吊り具

Info

Publication number
JP3199896B2
JP3199896B2 JP07306593A JP7306593A JP3199896B2 JP 3199896 B2 JP3199896 B2 JP 3199896B2 JP 07306593 A JP07306593 A JP 07306593A JP 7306593 A JP7306593 A JP 7306593A JP 3199896 B2 JP3199896 B2 JP 3199896B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
operation lever
tip
hanging
support portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07306593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06255981A (ja
Inventor
剛 正兼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui House Ltd filed Critical Sekisui House Ltd
Priority to JP07306593A priority Critical patent/JP3199896B2/ja
Publication of JPH06255981A publication Critical patent/JPH06255981A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3199896B2 publication Critical patent/JP3199896B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築部材等をクレー
ンで吊上げるため、その建築部材へ掛止するための吊り
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クレーン等のロープ先端へ取り付けられ
て建築部材などの掛止穴へ挿入して取り付けるようにし
た吊り具としては、従来、図4で示すように、先端を湾
曲状にしたフック(30)が用いられている。この場合、
吊りフック(30)は、図4のように、その先端が相手方
の掛止穴(31)と略垂直となるように傾けておいて挿入
するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
吊りフックは、その先端を相手方の掛止穴と垂直にして
差し込む必要があるが、図のように相手方が溝形鋼一枚
のみであるような場合には、そのように吊りフックを傾
けることが出来るが、図4の2点鎖線で示すように上方
に多数積み重ねられているような場合には、上方部分が
干渉して傾けることができないという不都合がある。
【0004】そこで、このような湾曲状の吊りフックに
換えて、ストレート状のピンを用いて水平に挿入するこ
とが考えられるが、そのようなものではピンが抜け落ち
る虞があると言う問題がある。
【0005】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、建築部材などの掛止穴へ側面からストレートに挿
入出来ると共に、吊上げた際に抜け落ちる恐れのない吊
り具を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、クレーンロープなどの先端に取り付
けられる吊り具本体と、その吊り具本体へ水平方向の軸
を介して枢着された回動支持部と、その回動支持部の先
端より突出されて被吊り上げ部材の掛止穴へ挿入される
ピンと、同じく回動支持部へ水平方向の軸を介して枢着
された操作レバーと、その操作レバーの回動時に操作レ
バー先端が摺動するとともに、その摺動に伴って前記ピ
ン先端が上向きとなる方向にこの操作レバーを介して回
動支持部を回転させるカム面と、その回動支持部の回転
状態において前記ピンに作用する下向きの荷重が操作レ
バーの少なくとも元の方向への回動を阻止する方向に働
く位置でその操作レバーを保持するストッパー部とから
なることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、ピンを被吊り上げ部材の
掛止穴への側方からそのまま真っ直ぐ差し込むだけで良
いから、従来の湾曲状のフックと異なって傾ける必要が
なく、上方に障害物があった場合でも容易に挿入するこ
とが出来る。
【0008】そして、そのように挿入した後操作レバー
を回動させると、それに伴ってピン先端が上向きに回動
するから、吊り上げ時に容易に抜け落ちる恐れはない。
しかも、吊上げたときのピンに作用する被吊り上げ部材
の荷重が、前記操作レバーを元の方向へ回動させないよ
うに作用するので、より安全に吊上げることが出来る。
また、この荷重は、被吊り上げ部材自身をピンの根元へ
移動させて、その根元部分で荷重を支えることになり、
ピンに対する曲げモーメントを減少させ、ピンの折れ曲
がりを防止出来る。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を示す図1〜図2におい
て、(1)は、この発明の吊り具本体で、この吊り具本
体(1)は、互いに平行な2枚の垂直プレート(2)
と、その垂直プレート(2)の上端間に取り付けられて
上方に突出すると共に、その上端にクレーンロープを連
結する連結穴(3)を備えた連結プレート(4)と、同
じく垂直プレート(2)の背面部間を連結する水平方向
の連結棒(5)とからなる。さらに、これら垂直プレー
ト(2)間には、その垂直プレート(2)の背面に沿っ
てカムプレート(7)が取り付けられている。このカム
プレート(7)の上端は、垂直プレート(2)の前面側
に向かって斜め湾曲状に折曲されている。また、カムプ
レート(7)上端の直下には、同じく垂直プレート
(2)間に跨ってストッパーピン(8)が取り付けられ
ている。
【0010】回動部材(10)は、ブロック状の軸支部
(11)とその軸支部(11)の上面から垂直に立ちあげた
アーム部(12)とからなり、軸支部(11)において、垂
直プレート(2)の下端間に取り付けた水平方向の枢支
軸(14)によって、上下方向に回転自在に枢着されてい
る。この枢支軸(14)の下側において、掛止ピン(13)
が軸支部(11)へ挿入して取り付けられると共に、その
掛止ピン(13)の先端が吊り具本体(1)の背面方向に
突出している。掛止ピン(13)とアーム部(12)とは互
いにほぼ直角となっており、図1のようにアーム部(1
2)が垂直のとき、掛止ピン(13)は略水平となってい
る。
【0011】(15)は操作レバーで、その中間部におい
て、前記アーム部(12)の先端へ前記枢支軸(14)と平
行な水平方向の連結軸(16)によって上下方向に回転自
在に枢着されている。この操作レバー(15)は、図1の
ように、アーム部(12)が垂直のとき先端部(17)が斜
め下向きとなって、前記カムプレート(7)のカム面
(18)にほぼ接触する位置にあり、その反対側の基端部
(19)が斜め上向きに吊り具本体(1)の前方に突出す
るように設定されている。
【0012】次に、上記吊り具の操作方法を説明する
と、まず、図1のように、アーム部(12)を垂直にして
掛止ピン(13)が水平となった状態で、同じく水平方向
に開いている被吊り上げ部材(20)の掛止穴(21)へ側
方から掛止ピン(13)を挿入する。この状態で、操作レ
バー先端(17)がカム面(18)を摺動しながら上方に移
動すると共に、これに伴ってアーム部(12)が図の時計
方向に回動するので、掛止ピン(13)の先端が上方に回
動する。
【0013】そして、図2のように、操作レバー(15)
の先端部がストッパーピン(8)へ当接してそれ以上回
動出来ない位置まで回動させ、この状態で吊り具全体を
吊り上げると、被吊り上げ部材(20)の荷重が掛止ピン
(13)に作用して、アーム部(12)を元の方向へ回動さ
せようとするが、このとき、アーム部(12)の回動中心
と連結軸(16)の中心を結ぶ線Pと、同じく連結軸(1
6)の中心と操作レバー(15)先端とを結ぶ線Qとがな
す角度αは、90度若しくは90度よりも大きいため、
操作レバー(15)をカム面(18)に押し付けるか或いは
ストッパーピン(18)へ押し付けるのみで、その操作レ
バー(15)を元の方向へ回動させる力とはならないか
ら、そのような荷重によって掛止ピン(13)が水平に戻
ることはない。この場合、前記角度αを90度より大き
い角度に設定すれば、その力は戻り方向とは逆方向に作
用するので、確実に掛止ピン(13)を前記のような傾斜
状態に保持することが出来る。
【0014】そして、このように掛止ピン(13)を傾斜
した状態に保持すると、被吊り上げ部材(20)の荷重に
よってその被吊り上げ部材(20)が掛止ピン(13)の根
元へ移動するので、掛止ピン(13)に作用する曲げモー
メントが軽減され、掛止ピン(13)の曲りを防ぐことが
出来る。
【0015】図中(22)は、アーム部の回動範囲を規制
するため、左右の垂直プレート(2)の背面間に水平方
向に取り付けたアームストッパーである。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明では、掛止ピン
を被吊り上げ部材の掛止穴への側方からそのまま真っ直
ぐ差し込むだけで良いから、従来の湾曲状のフックと異
なって傾ける必要がなく、上方に障害物があった場合で
も容易に挿入することが出来るという効果がある。
【0017】そして、そのように挿入した後操作レバー
を回動させると、それに伴ってピン先端が上向きに回動
して、ピンに作用する被吊り上げ部材の荷重が、前記操
作レバーを元の方向へ回動させないように作用するた
め、より安全に吊上げることが出来る。また、この荷重
は、被吊り上げ部材自身を、ピンの根元へ移動させてそ
の根元部分で荷重を支えることになり、ピンに対する曲
げモーメントを減少させ、ピンの折れ曲がりを防止出来
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の吊り具の全体縦断面図である。
【図2】操作レバーを回動させた状態を示す吊り具全体
の縦断面図である。
【図3】この発明の吊り具において一方の垂直プレート
を外して示す斜視図である。
【図4】従来の吊りフックによる掛止方法を示す側面図
である。
【符号の説明】
(1) 吊り具本体 (7) カムプレート (8) ストッパーピン (10) 回動部材 (13) 掛止ピン (14) 枢支軸 (15) 操作レバー (16) 連結軸 (17) 操作レバー先端 (18) カム面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンロープなどの先端に取り付けら
    れる吊り具本体と、その吊り具本体へ水平方向の軸を介
    して枢着された回動支持部と、その回動支持部の先端よ
    り突出されて被吊り上げ部材の掛止穴へ挿入されるピン
    と、同じく回動支持部へ水平方向の軸を介して枢着され
    た操作レバーと、その操作レバーの回動時に操作レバー
    先端が摺動するとともに、その摺動に伴って前記ピン先
    端が上向きとなる方向にこの操作レバーを介して回動支
    持部を回転させるカム面と、その回動支持部の回転状態
    において前記ピンに作用する下向きの荷重が操作レバー
    の少なくとも元の方向への回動を阻止する方向に働く位
    置でその操作レバーを保持するストッパー部とからなる
    ことを特徴とする吊り具。
JP07306593A 1993-03-08 1993-03-08 吊り具 Expired - Fee Related JP3199896B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07306593A JP3199896B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 吊り具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07306593A JP3199896B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 吊り具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06255981A JPH06255981A (ja) 1994-09-13
JP3199896B2 true JP3199896B2 (ja) 2001-08-20

Family

ID=13507575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07306593A Expired - Fee Related JP3199896B2 (ja) 1993-03-08 1993-03-08 吊り具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3199896B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06255981A (ja) 1994-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3199896B2 (ja) 吊り具
JPH0539188A (ja) 重量物吊上げ用フツク装置
JP2945390B1 (ja) 吊り上げ装置のロック機構
EP0254752B1 (en) Apparatus for operating and transferring manhole cover
US4074884A (en) Pivoted locking wall bracket
JPH11165977A (ja) 重量物クランプ装置
US20230309695A1 (en) Securable Wall Bracket
US20120134773A1 (en) Lifting clamp
JP3434324B2 (ja) パワーショベルの掴み爪装置
JP2732222B2 (ja) プルアウト形水中モータポンプのポンプユニット吊り上げ装置
JP2000141014A (ja) インゴット吊下装置
JP3636630B2 (ja) 吊り下げ装置
JPS6019100Y2 (ja) ビ−ムクランプ
JPS6034713Y2 (ja) 吊り金具
JP4795865B2 (ja) コンクリートブロック用吊上具
JPS6232228Y2 (ja)
JPH11301528A (ja) 車の荷台の後面板および回転式扉の開閉装置
JP3337199B2 (ja) 工事用敷鉄板及びその製造方法並びに吊り上げ用フック
JPS634771Y2 (ja)
JP2945392B1 (ja) 吊り上げ装置
KR100870765B1 (ko) 비정상적인 걸림이 발생되지 않는 통스키의 스핀들 핀
JPH065340Y2 (ja) 自重開閉式吊下げ装置
JP2616891B2 (ja) 建築資材のための荷取機
JPH0752872Y2 (ja) 床下収納庫の蓋体の自立構造
JPS60144289A (ja) 長尺材吊揚げ用クランプ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees