JP3199477B2 - 筺体構造 - Google Patents

筺体構造

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JP3199477B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筺体構造に関するもの
であり、更に詳しくは、組立が容易で且つ発振回路系が
内蔵された場合でもビビリ音の発生を回避し得る筺体構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音響機器製品に於いて、特に発振
回路系製品を使用する場合に、当該製品の保護、或いは
放熱を目的として、適宜の筺体構造内に収納して使用す
ることが多く、係る筺体構造1としては、図2に示され
る様に、例えばアルミニウムダイカスト製ケース本体部
2と板金製カバー体部3とを組合せたものが主に使用さ
れており、該ダイカスト製ケース本体部2と該板金製カ
バー体部3とは、該板金製カバー体部3内部に形成され
た真鍮製のボス組み込み部4を介してネジ5を挿入し
て、当該ダイカスト製ケース本体部2に設けられたタッ
プ部6に螺着されるもので有った。
【0003】然しながら、図2に示される様な筺体構造
1に有っては、該ダイカスト製ケース本体部2と該板金
製カバー体部3とを上下方向にのみネジで固定している
ので、当該板金製カバー体部3の側面は、該ダイカスト
製ケース本体部2とは固定されていないので、横方向に
対してフリー状態となる。その為、当該筺体構造1に内
部の回路から発生する振動が加わった場合には、当該板
金製カバー体部3が共振を起こし、所謂ビビリ音が発生
する。
【0004】係るビビリ音は多くの場合、比較的に高周
波振動であり、人体に不快感を与えるものである。係る
ビビリ音の発生を防止する為、図3に示す様に、当該ダ
イカスト製ケース本体部2の側面部9の一部にネジ止め
孔7を設けると同時に、該板金製カバー体部3の側面部
10の当該ねじ止め孔7に対向する位置にもネジ挿入孔
8を設け、ダイカスト製ケース本体部2と該板金製カバ
ー体部3とを嵌合固定した後、該ねじ止め孔7と該ネジ
挿入孔8を利用して、両者を固定する様にする方法或い
は、当該ダイカスト製ケース本体部2の側面部9の一部
に凹陥部39を設けると同時に、該板金製カバー体部3
の側面部10の当該凹陥部39に対向する位置に凸状突
起、ポッチ部40を設け、該凹陥部39と該凸状突起、
ポッチ部40とを嵌合固定する方法も知られている。
【0005】尚、この様にダイカスト製ケース本体部2
と板金製カバー体部3とを嵌合させると、電気的な接続
が確実になり、外来ノイズに対するシールド機能を向上
させる事が出来る。然しながら、係る構成に於いては、
当該ダイカスト製ケース本体部2の側面部9にネジ孔を
設ける為、上下抜き金型の他に、横方向に抜く別の金型
を用意する必要があり、その為、製造工程が増える事、
又金型を余計に制作する必要がある事から、製造コスト
が上昇すると言う問題が発生している。
【0006】つまり、係る従来の方法では、筺体構造自
体の性能としては、改善されてはいるが、金型を余計に
製作する必要がある事と工程がその分だけ増加すると言
う問題から経済的な方法とは言えなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、簡単な構成で、ダイカス
ト製ケース本体部と板金製カバー体部とを確実に密着固
定させる事により、ビビリ音の発生を防止すると同時
に、上下抜き金型のみを使用して、製造工程の簡略化と
製造コストの低減化を実現しえる筺体構造を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、ダイカスト製ケース本体部と該
ケース本体部に嵌合する板金製カバー体部とからなり、
該ダイカスト製ケース本体部の側面部と該板金製カバー
体部の側面部とが重なるように合わせられて構成された
筺体構造で有って、当該ダイカスト製ケース本体部の側
部に、該側面部の途中から延び当該ダイカスト製ケー
ス本体部の底部に連通した縦向きの第1の溝部が設けら
れており、且つ該板金製カバー体部の当該ダイカスト製
ケース本体部の側面部側の内側に突出し、当該第1の溝
部と嵌合し得る突起部が設けられており、前記第1の溝
部の端部に前記突起が引っ掛かって該ダイカスト製ケー
ス本体部と該板金製カバー体部とが係合する筺体構造で
ある。
【0009】
【作用】本発明に係る筺体構造は、上記した様な基本的
技術構成を用いているので、当該ダイカスト製ケース本
体部に設けられた溝部と該板金製カバー体部に設けられ
た突起部とが、容易に且つ簡単な操作で嵌合し、両者を
確実に密着固定するので、両者をネジ止めする事と相ま
って、多少の振動が、当該筺体構造内部の製品から発生
されたとしても、該筺体構造自体が振動を発生する事が
ない。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係る筺体構造1の具体例を
図面を参照しながら詳細に説明する。即ち、図1は、本
発明に係る筺体構造1の一具体例の構造を示す図であ
り、図中、ダイカスト製ケース本体部2と該ケース本体
部2に嵌合する板金製カバー体部3とから構成された筺
体構造1で有って、当該ダイカスト製ケース本体部2の
側面部9の一部に、当該ダイカスト製ケース本体部2の
下端部14に連通22を通じて連通する縦向きの第1
の溝部11が設けられており、且つ該板金製カバー体部
3の当該ダイカスト製ケース本体部2の内側に、当該第
1の溝部11と嵌合し得る突起部16が設けられている
筺体構造である。
【0011】本発明に於ける該ダイカスト製ケース本体
部は、例えばアルミ、黄銅板等の材料からダイカスト方
法により適宜の形状に形成されたものである。又、本発
明に使用される板金製カバー体部3の材質は特に限定さ
れるものではなく、所定の形状に板金加工が出来る材料
を使用するものである。即ち、本発明に係る筺体構造1
に於いては、ダイカスト製ケース本体部2に設けられた
第1の溝部11と該板金製カバー体部3に設けられたポ
ッチ部と称される、突起部16とを互いに嵌合させるも
のであり、具体的には、両者をはめ合わせて、当該い板
金製カバー体部3を下方に押し込むと、該突起部16
が、当該溝部11内に嵌合して、固定される。
【0012】尚、該ダイカスト製ケース本体部2に於け
る溝部11は、当該ダイカスト製ケース本体部2と板金
製カバー体部3との位置合わせの機能も有している。本
発明に於いては、上記の様に、該板金製カバー体部3
が、その側面部10の変形応力を利用して、上記のはめ
合わせを実現させるものであるが、該板金製カバー体部
3の側面部10に所定の応力を発生させる為に、図1に
示す様に、該板金製カバー体部3の4隅部は、例えばス
ポット溶接等により接合固定しておく事が望ましい。
【0013】更に、本発明に係る筺体構造1に於いて
は、ダイカスト製ケース本体部2の一側面9に設けられ
た当該溝部11は、その端部、即ち図1に示す様に、当
該側面部9の下端部14と接する部分は、該下端部14
を介して空間に連通する連通部22が設けられているも
のである。又、該下端部14にも切欠部15が設けられ
ており、該切欠部15は、当該溝部11の下端部14
連通部22と連通している。
【0014】本発明に於いて該溝部11が係る構成を取
るのは、前記した様に、上下抜き金型を使用する事に基
づくものである。本発明に係る当該溝部11の形状は特
に限定されるものではなく、該板金製カバー体部3に設
けられる突起部16の大きさにより適宜決定するもので
ある。本発明に係る筺体構造1は、ダイカスト製ケース
本体部2と板金製カバー体部3とを上下方向のみを規制
して固定すると同時にその側面(四面)の横方向の自由
度を規制する為に、上記した様な特別な構成を採用した
ものである。
【0015】又、本発明に係る他の具体例としては、図
1にも示されている通り、当該ダイカスト製ケース本体
部2の当該第1の溝部11が設けられている側面部9に
於いて、該側面部9の上縁端部13から、当該第1の溝
部11に向かって、当該側面部9の上縁端部13に連通
21を通じて連通し、且つその中心軸が当該第1の溝
部11の中心軸と一致する様に当該第1の溝部11に向
かって形成された第2の溝部12が設けられている筺体
構造である。
【0016】つまり、本発明に係る第2の具体例として
は、当該ダイカスト製ケース本体部2の側面9に設けら
れて該第1の溝部11の延長方向に第2の溝部12を設
けるもので有り、当該第2の溝部12は、第1の溝部1
1と同様に、上下抜き金型を使用するものであるので、
当該第2の溝部12の、該側面9の上縁端部13に連
通した連通部21が形成されている。
【0017】又、当該第2の溝部12は、当該ダイカス
ト製ケース本体部2の側面9に於ける上縁端部13か
ら、当該第1の溝部11に向かって、その溝幅が次第に
小さくなる様に構成されている事が望ましく、又、その
溝深さが次第に浅くなる様に構成されている事が望まし
い。係る構成を取る事によって、該第2の溝部12は、
該突起部16の案内溝として機能する事が可能となり、
該ダイカスト製ケース本体部2に該板金製カバー体部3
を嵌合して、下方に押し込むに従って、該突起部16の
位置が正確に決まり、最後には、該第1と第2の溝部1
1と12の間に設けられた平坦部23を当該突起部16
が乗り越えて該第1の溝部11に嵌合する事によって、
ダイカスト製ケース本体部2と板金製カバー体部3が確
実に接合固定される。
【0018】尚、係る嵌合操作が完了した後或いは嵌合
操作途中に於いて、図1に示される様に該板金製カバー
体部3に設けられたネジ孔17を介してネジ18を、該
ダイカスト製ケース本体部2のタップ部20にネジ止め
するものである。本発明に於いて、該ダイカスト製ケー
ス本体部2の1つの側面9に設けられる溝部11は少な
くとも1つであり、2個若しくはそれ以上設けても良い
が、余り多く設ける事はコストの点から望ましくない。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る筺体構造は、上記した様な
技術構成を取っているので、当該ダイカスト製ケース本
体部に設けられた溝部と該板金製カバー体部に設けられ
た突起部とが、容易に且つ簡単な操作で嵌合し、両者を
確実に密着固定するので、両者をネジ止めする事と相ま
って、多少の振動が、当該筺体構造内部の製品から発生
されたとしても、該筺体構造自体が振動してビビリ音を
発生する事がない筺体構造を安価に得られると言う効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る筺体構造の一具体例の構
成を示す図である。
【図2】図2は、従来に於ける筺体構造の組立方法の一
例を示す図である。
【図3】図3は、従来に於ける筺体構造の組立方法の他
の例を示す図である。
【符号の説明】
1…筺体構造 2…ダイカスト製ケース本体部 3…板金製カバー体部 4…ボスの組み込み部 5、18…ネジ 6、20…タップ部 7、8、17…ネジ孔 9…ダイカスト製ケース本体部の側面部 10…板金製カバー体部の側面部 11…第1の溝部 12…第2の溝部 13…ダイカスト製ケース本体部の側面部上縁部 14…ダイカスト製ケース本体部の側面下端部 15…切欠部 16…突起部 19…スポット溶接部 21、22…溝部の連通部 23…平坦部 39…凹陥部 40…凸状部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイカスト製ケース本体部と該ケース本
    体部に嵌合する板金製カバー体部とからなり、該ダイカ
    スト製ケース本体部の側面部と該板金製カバー体部の側
    面部とが重なるように合わせられて構成された筺体構造
    で有って、 当該ダイカスト製ケース本体部の側面部に、該側面部の
    途中から延び当該ダイカスト製ケース本体部の底部に連
    通した縦向きの第1の溝部が設けられており、且つ該板
    金製カバー体部の当該ダイカスト製ケース本体部の側面
    部側の内側に突出し、当該第1の溝部と嵌合し得る突起
    部が設けられており、前記第1の溝部の端部に前記突起
    が引っ掛かって該ダイカスト製ケース本体部と該板金製
    カバー体部とが係合する事を特徴とする筺体構造。
  2. 【請求項2】 当該ダイカスト製ケース本体部の当該第
    1の溝部が設けられている側面部に於いて、該側面部の
    上縁端部から、当該第1の溝部に向かって、該第1の溝
    部とは連結しないように延び、且つ該側面部の上縁端部
    に連通すると共に、且つその中心軸が当該第1の溝部の
    中心軸と一致する様に形成された第2の溝部が設けられ
    ている事を特徴とする請求項1記載の筺体構造。
  3. 【請求項3】 当該第2の溝部は、当該ダイカスト製ケ
    ース本体部の側面に於ける上縁端部から、当該第1の溝
    部に向かって、溝幅が小さくなる様に構成されている事
    を特徴とする請求項2記載の筺体構造。
  4. 【請求項4】 当該第2の溝部は、当該ダイカスト製ケ
    ース本体部の側面に於ける上縁端部から、当該第1の溝
    部に向かって、溝深さが浅くなる様に構成されている事
    を特徴とする請求項2または3記載の筺体構造。
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