JP3199405B2 - 肝細胞球状集塊化剤及び球状集塊化肝細胞の製造方法 - Google Patents
肝細胞球状集塊化剤及び球状集塊化肝細胞の製造方法Info
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Description
機能する肝実質細胞の集塊の形成に関与する、脂質が共
有結合したグリコサミノグリカンよりなる肝細胞球状集
塊化剤、及び該集塊化剤を培養基質とする容器で肝細胞
を培養する球状集塊化肝細胞の培養法に関する。
あり、その機能は肝臓の約70%を示す肝実質細胞が担
っている。また、その機能は肝実質細胞のみで発揮され
るのではなく、非実質細胞や細胞外マトリックスとの相
互作用と、それらに基づく組織の構築によって発揮され
る。つまり、生体では肝実質細胞が互いに接着し合った
凝集集塊が形成されることによって生物活性を有する。
た肝実質細胞の集塊化培養法について研究し、高度な肝
機能を維持し得る肝実質細胞の組織形態の再形成に係る
物質を明らかにし、更に該物質の存在下に肝実質細胞を
培養することにより長期間に亘り高度な機能を発現維持
し得る細胞集塊を形成し、ある程度の組織構築を再現す
ることを可能にした。
ーゼ門脈還流法により取得した分離肝実質細胞を、培養
皿上に肝レチクリン線維由来のプロテオグリカンを塗布
固相化した培養皿に接種し、EGF(上皮細胞増殖因
子)、インシュリン等のホルモン添加無血清培地(HD
M)で静置培養すると、図1に示すように、接種された
肝細胞は初め単層として基質に接着しているが、以後時
間の経過するに従い、互いに重なりあった多層島状とな
り、さらに収縮して球状の細胞集塊を形成し、培養皿表
面から離れ、培養液中に浮遊する球状集塊となることを
見い出した[CellStruct. Funct., 13, 179 (1988); Bi
ochem. Biophys. Res. Commun., 161, 385 (1989)]。
は、グリカン部分の構成がデルマタン硫酸、ヘパラン硫
酸及び未知の糖からなることが判明したが、コンドロイ
チン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、あるいはラ
ット肝臓から抽出したコラーゲンやフィブロネクチンの
ような接着性基質又は糖蛋白を固相化した基質では、肝
細胞は培養皿に接着伸展し、単層のままであり、集塊化
は起らなかった。
スチレン製ディシュの培養皿で肝細胞を培養すると、プ
ロテオグリカンを塗布した培養皿で培養した場合と同様
に浮遊した集塊となる。これはプラスチック皿上に接種
された細胞がプロテオグリカンを分泌し、これが皿に吸
着されるためと考えられている。[Exp. cell Res. 18
6, 227 (1990)] [特開平1−277486号公報]。
成された肝細胞は肝細胞が球状に集塊化したものであ
り、浮遊しており、比較的長期間培養してもその形態が
保持されている。また、肝細胞の単層培養物と比べてア
ルブミンの産生分泌能が高く、長期間一定のレベルを維
持していることから、肝細胞集塊化物は高度な肝特異的
分化機能を維持しており、また細胞集塊化物は、H3 −
チミジンの取り込み及び核ラベリングインデックスで測
定する限り、細胞増殖活性は殆んどない特性を示すこと
から、生体に極めて近い組織構築の可能性を示した[J.
Clin. ElectronMicroseopy 21, 5 (1988) ]。
チクリン線維由来のプロテオグリカンの収量は多くな
く、調製も容易ではない。そこでプロテオグリカンに代
り、肝細胞の球状集塊化物を効率的に形成し、肝細胞の
分化機能の発現維持に効力を示す培養基質の開発が求め
られている。また、生体外で生体内と同様な機能を保持
したまま肝細胞を長期間培養することは、生物学的人工
肝機能補助装置の開発のためにも必要である。
合したグリコサミノグリカンを含有する肝細胞球状集塊
化剤を提供するものである。本発明の該集塊化剤は、レ
チクリン線維由来のプロテオグリカンをはるかに超越す
る球状集塊形成効果と肝細胞の分化機能の発現維持を示
す。
ミノグリカン(以下、「GAG」と略すこともある)と
脂質が共有結合によって結合した脂質結合GAGを含有
するものであればよい。特に脂質結合GAGは、GAG
のカルボキシル基(ラクトンを含む)、ホルミル基、水
酸基または1級アミノ基と、脂質の1級アミノ基、カル
ボキシル基またはホルミル基との間で形成されるCON
H結合、エステル結合またはCH2 NH結合によって共
有結合したものが好ましい。とりわけ、以下の〜の
結合によって結合したものが好ましい。
リカンのカルボキシル(ラクトンを含む)基と、脂質の
1級アミノ基とから形成されたCONH結合、 グリ
コサミノグリカンのウロン酸部分のカルボキシル基と、
脂質の1級アミノ基とから形成されたCONH結合、ま
たは 還元末端が開裂されたグリコサミノグリカンの
ホルミル基と、脂質の1級アミノ基とから形成されたC
H2 NH結合。
キシル基、ホルミル基、水酸基は、GAGまたは脂質に
元来存在するもの、これらに化学的処理を施すことによ
って形成されたもの、あるいは上記官能基を末端に具備
するスペーサー化合物をあらかじめこれらと反応させる
ことによって導入されたもののいずれであってもよい。
を模式的に示すと以下のとおりである。
カンは、その塩であることができ、好ましくはナトリウ
ム、カリウムのようなアルカリ金属塩;カルシウム、マ
グネシウムのようなアルカリ土類金属塩;トリアルキル
アミンのようなアミン塩;ピリジンのような有機塩基と
の塩であることができる。
カンは、次のものを包含する。
質を示し、GAGはグリコサミノグリカン残基であっ
て、
チン、コンドロイチン硫酸A、CもしくはE、デルマタ
ン硫酸、ヘパリン又はヘパラン硫酸から還元性末端のグ
ルクロン酸部分を除いたグリコサミノグリカン残基のと
き、或いはデルマタン硫酸から還元性末端のイズロン酸
部分を除いたグリコサミノグリカン残基のとき、GAG
は4位に、R3 は3位に置換し、R2 はCOOH基を示
し、R3 はOH基を示す。
コンドロイチンポリ硫酸から還元性末端のグルクロン酸
部分を除いたグリコサミノグリカン残基のとき、GAG
は4位に、R3 は3位に置換し、R2 はCOOH基を示
し、R3 はOSO3 H基を示す。
端のガラクトース部分を除いたグリコサミノグリカン残
基のとき、GAGは3位に、R3 は4位に置換し、R2
はCH2 OH基を示し、R3 はOH基を示す。
性末端のガラクトース部分を除いたグリコサミノグリカ
ン残基のとき、GAGは3位に、R3 は4位に置換し、
R2はCH2 OSO3 H基を示し、R3 はOH基を示
す。
質を示し、GAGはグリコサミノグリカン残基であっ
て、
チンから還元性末端のヘキサソミン部分を除いたグリコ
サミノグリカン残基のとき、R1 はNHCOCH3 基を
示し、R3 はOH基を示す。
くはK、コンドロイチンポリ硫酸又はデルマタン硫酸か
ら還元性末端のヘキソサミン酸部分を除いたグリコサミ
ノグリカン残基のとき、R1 はNHCOCH3 基を示
し、R3 はOH基を示す。
ポリ硫酸から還元性末端のガラクトース部分を除いたグ
リコサミノグリカン残基のとき、R1 及びR3 はOH基
を示す。
質を示し、GAGはケラタン硫酸又はケラタンポリ硫酸
から還元性末端のガラクトース部分を除いたグリコサミ
ノグリカン残基を示す。
質を示し、GAGはグリコサミノグリカン残基であっ
て、
チン、コンドロイチン硫酸A、CもしくはE、デルマタ
ン硫酸、ヘパリン、又はヘパラン硫酸から還元性末端の
グルクロン酸部分を除いたグリコサミノグリカン残基の
とき、或いはデルマタン硫酸から還元性末端のイズロン
酸部分を除いたグリコサミノグリカン残基のとき、GA
Gは4位に、R3 は3位に置換し、R1 はOH基を示
し、R2 はCOOH基を示し、R3 はOH基を示す。
還元性末端のグルクロン酸部分を除いたグリコサミノグ
リカン残基のとき、或いはヘパリン又はヘパラン硫酸か
ら還元性末端のイズロン酸部分を除いたグリコサミノグ
リカン残基のとき、GAGは4位に、R3 は3位に置換
し、R1 はOSO3 H基を示し、R2 はCOOH基を示
し、R3 はOH基を示す。
還元性末端のグルクロン酸部分を除いたグリコサミノグ
リカン残基のとき、GAGは4位に、R3 は3位に置換
し、R1 はOH基を示し、R2 はCOOH基を示し、R
3 はOSO3 H基を示す。
ら還元性末端のグルクロン酸部分を除いたグリコサミノ
グリカン残基のとき、GAGは4位に、R3 は3位に置
換し、R1 およびR3 の少なくとも一つはOSO3 H基
を示し、他はOH基を示し、R2 はCOOH基を示す。
端のガラクトース部分を除いたグリコサミノグリカン残
基のとき、GAGは3位に、R3 は4位に置換し、R1
及びR3 はOH基を示し、R2 はCH2 OH基を示す。
性末端のガラクトース部分を除いたグリコサミノグリカ
ン残基のとき、GAGは3位に、R3 は4位に置換し、
R1及びR3 はOH基を示し、R2 はCH2 OSO3 H
基を示す。
イチンから還元性末端のヘキソサミン部分を除いたグリ
コサミノグリカン残基のとき、GAGは3位に、R3 は
4位に置換し、R1 はNHCOCH3 基を示し、R2 は
CH2 OH基を示し、R3 はOH基を示す。
くはK又はデルマタン硫酸から還元性末端のヘキソサミ
ン部分を除いたグリコサミノグリカン残基のとき、GA
Gは3位に、R3 は4位に置換し、R1 はNHCOCH
3 基を示し、R2 はCH2 OH基を示し、R3 はOSO
3 H基を示す。
Dから還元性末端のヘキソサミン部分を除いたグリコサ
ミノグリカン残基のとき、GAGは3位に、R3 は4位
に置換し、R1 はNHCOCH3 基を示し、R2 はCH
2 OSO3 H基を示し、R3はOH基を示す。
ら還元性末端のヘキソサミン部分を除いたグリコサミノ
グリカン残基のとき、GAGは3位に、R3 は4位に置
換し、R1 はNHCOCH3 基を示し、R2 はCH2 O
SO3 H基を示し、R3 はOSO3 H基を示す。
から還元性末端のヘキソサミン部分を除いたグリコサミ
ノグリカン残基のとき、GAGは3位に、R3 は4位に
置換し、R1 はNHCOCH3 基を示し、R2 はCH2
OH基でR3 はOSO3 H基を示すか、又はR2 はCH
2 OSO3 H基でR3 はOH基もしくはOSO3 H基を
示す。
のヘキソサミン部分を除いたグリコサミノグリカン残基
のとき、GAGは4位に、R3 は3位に置換し、R1 は
NHSO3 H基を示し、R2 はCH2 OSO3 H基を示
し、R3 はOH基を示す。
末端のヘキソサミン部分を除いたグリコサミノグリカン
残基のとき、GAGは4位に、R3 は3位に置換し、R
1 はNHCOCH3 基又はNHSO3 H基を示し、R2
はCH2 OH基でR3 はOSO3 H基を示すか、又はR
2 はCH2 OSO3 H基でR3 はOH基もしくはOSO
3 H基を示す。
ンポリ硫酸から還元性末端のヘキソサミン部分を除いた
グリコサミノグリカン残基のとき、GAGは4位に、R
3 は3位に置換し、R1 は、NHCOCH3 基を示し、
R2 はCH2 OSO3 H基を示し、R3 はOH基を示
す。
2 及びR3 は式(I)に記載と同じである。mは1〜8
を示し、kは1〜10を示す。
I)に記載と同じであり、m、k及びP2 は式(V)に
記載と同じである。
式(IV)に記載と同じであり、m、k及びP2 は式
(V)に記載と同じである。
ただし、上記式(VIII)は、グリコサミノグリカンの構
成二糖中、ウロン酸に脂質が結合していることを模式的
に示したものである。
質を示し、nはグリコサミノグリカンに存在するカルボ
キシ基の数以下の整数を示し(必ずしも構成二糖単位の
連続する全てのウロン酸に脂質が結合していることを示
すものではない。)、AはGAGの種類によって特定さ
れるヘキソサミンまたはその硫酸エステルを示し、
チン、コンドロイチン硫酸A、CもしくはE、又はデル
マタン硫酸のグリコサミノグリカン鎖のとき、R1 及び
R3はOH基を示す。
リコサミノグリカン鎖のとき、R1はOSO3 H基を示
し、R3 はOH基を示す。
リコサミノグリカン鎖のとき、R1はOH基を示し、R3
はOSO3 H基を示す。
グリコサミノグリカン鎖のとき、R1 及びR3 の少なく
とも一つはOSO3 H基を示し、他はOH基を示す。
のグリコサミノグリカン鎖のとき、R1 はOH基又はO
SO3 H基を示し、R3 はOH基を示す。
ン酸、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸A、コンド
ロイチン硫酸C、コンドロイチン硫酸D、コンドロイチ
ン硫酸E、コンドロイチン硫酸K、コンドロイチンポリ
硫酸、デルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)、ヘパ
リン、ヘパラン硫酸、ケラタン硫酸、ケラタンポリ硫酸
が例示される。
は1,000〜100万のものが用いられる。
れる脂質結合GAGを製造する際に原料として使用する
1級アミノ基を導入したGAGは、後述の方法によって
GAGの還元末端を開裂させて得られるラクトン化GA
Gまたはアルデヒド化GAGとNH2 −(CH2 )m −
NH2 で表わされるアルキレンジアミンを反応させるこ
とによって製造することができる。このような1級アミ
ノ基を導入したGAGは、上記アルキレンジアミンの代
りにリジンなどの2個のアミノ基を有するアミノ酸を反
応させることによっても得ることができる。また、アル
キレンジアミン、アミノ酸はGAGのウロン酸部分のカ
ルボキシル基と反応させることもできる。
び(VIII) のP1 で示される脂質残基の原料である1級
アミノ基を有する脂質としては、下式(IX)で表わされ
るホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセ
リン、ホスファチジルトレオニン、プラスマローゲンな
どの燐脂質が例示される。
CH=CHR6 又は−COR7(R6及びR7 はC6 〜24
のアルキル基)であり(ただし、R4 とR5 が同時に水
素である場合を除く)、Yは−CH2 CH2 NH2 又は
にR4 及びR5 がともにパルミトイル(ヘキサデカノイ
ル)又はステアロイル(オクタデカノイル)のような−
COR7 であるか、R4 が−CH=CHR6 でR5 が−
COR7 であるものが好ましい。
P2 で示される脂質残基の原料である脂質としては、
ルキル基、−CH=CHR6 又は−COR7(R6 及びR
7 は前記と同じ)であり(ただし、同時に水素である場
合を除く)、R10はアルキル基、−CH=CHR6 又は
−COR7 (R6 及びR7 は前記と同じ)であり、Wは
−CH2 CH2 N+(CH3)3 又はイノシトール残基であ
る)
びR9 がともにパルミトイル(ヘキサデカノイル)又は
ステアロイル(オクタデカノイル)のような−COR7
であるか、R8 が水素で、R9 が−COR7 である式
(X)又は(XI)の脂質、或いはR10が−COR7 であ
る式(XII)又は(XIII)の燐脂質が好ましい。
れる脂質結合GAGを製造する際に原料として使用する
カルボキシル基を導入した脂質(HOOC−(CH2 )
k −CO−P2 )は、後述の水酸基を有する脂質とジカ
ルボン酸(HOOC−(CH2 )k −COOH)または
その反応性誘導体を反応させることによって製造するこ
とができる。
例えばグリセルアルデヒドの水酸基をアシル化またはエ
ーテル化することによって製造することができる。
コサミノグリカンの製造法について詳しく説明する。
ン酸部分もしくはガラクトース部分又はヘキソサミン部
分を還元及び部分酸化することにより開裂させてアルデ
ヒド(ホルミル基)を形成させ、このアルデヒドと脂質
の1級アミノ基との間の還元的アルキル化反応により、
脂質結合グリコサミノグリカンを製造する方法である。
この方法を反応式で示せば次のとおりである。
ズロン酸に反応する場合
を有する脂質を示す)
ルクロン酸又はL−イズロン酸である式(1)のヒアル
ロン酸、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸A、コン
ドロイチン硫酸C、コンドロイトン硫酸E、コンドロイ
チン硫酸K、コンドロイチンポリ硫酸、デルマタン硫
酸、ヘパリン又はヘパラン硫酸を原料として使用したと
き、上記反応式に従い、式(I)−aの脂質結合グリコ
サミノグリカンが製造できる。
ラクトサミンに反応する場合
ミノ基を有する脂質を示す)
するグルコサミン又はガラクトサミンである式(4)の
ヒアルロン酸、コンドロイチン、コンドロイチン硫酸
A、コンドロイチン硫酸K、コンドロイチンポリ硫酸又
はデルマタン硫酸を原料として使用したとき、上記反応
式に従い、式(II)−aの脂質結合グリコサミノグリカ
ンが製造できる。
する場合
を示す)
(7)のケラタン硫酸又はケラタンポリ硫酸を原料とし
て使用したとき、上記反応式に従い、式(I)−b、
(II)−b及び(III)の脂質結合グリコサミノグリカン
が製造できる。
いては、先ず、上記式(1)、(4)又は(7)で示さ
れるグルコサミノグリカンを還元して還元性末端糖部分
を開裂させて式(2)、(5)又は(8)の化合物とす
る。
素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム
などの水素化ホウ素アルカリ塩等を用いることができ
る。
は0.05M ホウ酸塩緩衝液(pH8.3)等を用いるこ
とができる。
好ましくは15〜25℃で行うことができる。
異なるが、一般には式(1)、(4)又は(7)の化合
物1モルに対して5〜50当量、好ましくは25〜30
当量の範囲である。
合物を次いで部分的に酸化すると、式(3)、(6)、
(9)、(10)又は(11)のアルデヒド化合物が生
成する。
は、過ヨウ素酸ナトリウム、過ヨウ素酸カリウムなどの
過ヨウ素酸アルカリ塩等を用いることができる。
(8)の化合物1モルに対して1〜10当量、好ましく
は3〜6当量の範囲である。
0〜4℃の範囲で行うことができる。
0)又は(11)のアルデヒド化合物は、それ自体既知
の還元的アルキル化法に従い、脂質の1級アミノ基と反
応させることができ、これによって本発明の球状集塊化
剤として有効な一般式(I)、(II)又は(III)で示さ
れる脂質結合グリコサミノグリカンを得ることができ
る。
は、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジル
セリン、ホスファチジルトレオニン、エタノールアミン
プラスマロゲン、セリンプラスマロゲン等を挙げること
ができる。
5M リン酸緩衝液(pH7.0)又はジメチルホルムアミ
ドのような溶媒中において、式(3)、(6)、
(9)、(10)又は(11)のアルデヒド化合物とク
ロロホルム等に溶解した脂質とを混合して均一な溶液に
し、通常15〜60℃の温度で反応させ、それと同時に
又はその後に、例えばシアノ水素化ホウ素ナトリウム等
の還元剤を用いて還元することにより一般式(I)、
(II)又は(III)の化合物を製造することができる。
酸部分もしくはガラクトース部分又はヘキソサミン部分
を酸化することにより該末端糖部分を開裂させ、更にラ
クトンを形成させて、このラクトンと脂質の1級アミノ
基との反応により脂質結合グリコサミノグリカンを製造
する方法である。この方法を反応式で示せば次のとおり
である。
じ、P1 は1級アミノ基を有する脂質を示す)
れるグリコサミノグリカンを酸化して還元性末端部分を
開裂させ、式(13)のカルボキシ化合物とする。
ン、コンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、コ
ンドロイチン硫酸D、コンドロイチン硫酸E、コンドロ
イチン硫酸K、コンドロイチンポリ硫酸、デルマタン硫
酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ケラタン硫酸又はケラタ
ンポリ硫酸を原料として使用することができる。
ウ素、臭素等を用いることができる。
モルに対して2〜20当量、好ましくは5〜15当量の
範囲である。
M リン酸緩衝液(pH7.0)等を用いることができる。
15〜20℃で行うことができる。
で処理することにより式(14)のラクトン化合物にす
ることができる。
酸性陽イオン交換樹脂、例えばダウエックス50(商品
名;ダウ・ケミカル社製)、アンバーライトIR120
(商品名;オルガノ(株)製)等を挙げることができ
る。
次いで1級アミノ基を有する脂質と反応させることによ
り、前記一般式(IV)の脂質結合グリコサミノグリカン
を製造することができる。
は、前記還元末端限定酸化法において例示したものを用
いることができる。
応は、水、0.05M リン酸緩衝液(pH7.0)又はジ
メチルホルムアミド等に溶解した式(14)のラクトン
化合物と、クロロホルム等に溶解した脂質とを混合して
均一な溶液にし、5〜80℃、好ましくは30〜60℃
の温度で反応させることにより一般式(IV)の化合物を
製造することができる。
(10)のアルデヒド化合物又は(14)のラクトン化
合物にアルキレンジアミンを反応させ、末端に1級アミ
ノ基が導入されたグリコサミノグリカン誘導体とし、次
にこの1級アミノ基をもつグリコサミノグリカン誘導体
とカルボキシル基が導入された脂質誘導体とを反応さ
せ、アミノ基とカルボキシル基との結合により、脂質結
合グリコサミノグリカンを製造する方法である。
る。
じ、P2 は脂質を示す)
は(16)は、式(3)、(6)、(9)又は(10)
の化合物とアルキレンジアミンとを前記還元末端限定酸
化法と同様に還元剤の存在下、還元的アルキル化法によ
って反応させることによって得られる。また、グリコサ
ミノグリカン誘導体式(17)は、式(14)の化合物
とアルキレンジアミンとを前記還元末端ラクトン化法に
おける脂質との反応と同様に反応させることによって得
られる。
としては一般式
リウム等を用いることができる。
ルコサミノグリカンのモル数の10〜100倍モル量で
ある。
液等を用いることができる。
25℃で行う。
は、グリセロール骨格に水酸基をもつ脂質とジカルボン
酸又はその反応性誘導体(酸無水物、ハロゲン化物な
ど)とを反応させて得られる。
アシルグリセロール、ジアシルグリセロール、リゾホス
ファチジルコリン又はリゾホスファチジルイノシトー
ル、水酸基を有するエテール脂質もしくは燐脂質等を用
いることができる。
は、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、フマル酸、マ
レイン酸、テレフタル酸又はその酸無水物、ハロゲン化
物(塩化物など)を用いることができる。
(ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド等を用いることができる。
アニリド、ジメチルホルムアミド等を用いることができ
る。
酸を使用するときは0〜60℃を、また無水ジカルボン
酸を使用するときは20〜80℃で行うことができる。
ノグリカン誘導体とカルボキシル基をもつ脂質誘導体と
を反応させる方法は、先ず該脂質誘導体をペプチド化学
の分野でよく知られている方法に従って該脂質誘導体の
カルボキシル基を活性化し、次いで該グリコサミノグリ
カン誘導体と反応させる方法で行うことができる(「ペ
プチド合成の基礎と実験」、泉屋信夫、脇道典ら著、昭
和60年、丸善(株)発行)。
する方法としては、上記脂質誘導体とN−ヒドロキシス
クシンイミド、p−ニトロフェノール、N−ヒドロキシ
ベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシピペリジン、2,
4,5−トリクロロフェニルノール等とを縮合剤の存在
下で反応させ、該カルボキシ基を活性エステルに変える
方法で行うことができる。
ニトリル、ジメチルホルムアミド又は該溶媒の混合液を
用いることができる。
チルアミノプロピル)カルボジイミド、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド等を用いることができる。
が活性化された上記脂質誘導体と、1級アミノ基をもつ
グリコサミノグリカン誘導体(15)(16)又は(1
7)とを反応させれば、脂質結合グリコサミノグリカン
(V)、(VI)又は(VII)を得ることができる。
セトニトリル、ジメチルホルムアミド又は該溶媒の混合
液を用いることができる。
グリカンはD−グルクロン酸又はL−イズロン酸を含有
し、これらのウロン酸はC−5にカルボキシル基を有す
る。
脂質の1級アミノ基とを縮合剤の存在下で反応させ、脂
質結合グリコサミノグリカンを製造する方法である。
る。なお、下記反応式はグリコサミノグリカン中のウロ
ン酸部分における反応のみに着目し、模式的に示したも
のであり、また必ずしも構成二糖単位の連続する全ての
ウロン酸に脂質が結合することを示すものではない。
同じ)
リコサミノグリカン(18)は、ヒアルロン酸、コンド
ロイチン、コンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫酸
C、コンドロイチン硫酸D、コンドロイチン硫酸E、コ
ンドロイチン硫酸K、コンドロイチンポリ硫酸、デルマ
タン硫酸、ヘパリン又はヘパラン硫酸である。
おいて例示したものを用いることができる。
ド、ジイソプロピルカルボジイミド、メチルプロピルカ
ルボジイミド、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ヘキ
サメチレンカルボジイミド、ヘプタメチレンカルボジイ
ミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド、1−シクロヘキシル−3−(2−
モルホリノエチル)カルボジイミド・メソ−p−トルエ
ンスルホネート、1−t−ブチル−3−(3−ジメチル
アミノプロピル)カルボジイミド、ジフェニルカルボジ
イミド、4,4′−ジニトロジフェニルカルボジイミ
ド、ジ−p−トリルカルボジイミド又はビス(トリメチ
ルシリル)カルボジイミド等を挙げることができる。
0〜100倍モル量を用いることができる。
ロロホルム又は該溶媒の混合液等を用いることができ
る。
〜25℃で行う。
ルボキシル基を、脂質の1級アミノ基と結合させること
により、脂質結合グリコサミノグリカン(VIII)を製造
する方法であって、反応に際してカルボキシル基を活性
化する方法である。
ノグリカン及び脂質としては、上記縮合剤使用法と同様
のものを用いることができる。
ペプチド化学の分野でよく知られている方法に従って、
グリコサミノグリカンのウロン酸部分のカルボキシ基を
活性化することができる(「ペプチド合成の基礎と実
験」前記)。
ミノグリカンにN−ヒドロキシスクシンイミド、p−ニ
トロフェノール、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、
N−ヒドロキシピペリジン、2,4,5−トリクロロフ
ェノール等を縮合剤の存在下で反応させて、該カルボキ
シル基を活性エステルに変えることができる。
ン、有機塩基、アルカリ金属等との塩として反応させる
こともできる。
ン、トリエチルアミン等を、有機塩基としてはピリジン
等を、アルカリ金属としてはナトリウム、カリウム等を
挙げることができる。
ド、ピリジン、ジメチルスルホキシド等を用いることが
できる。
チルアミノプロピル)カルボジイミド、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド等を用いることができる。
20℃で行う。
基が活性化されたグリコサミノグリカンを脂質と反応さ
せれば、一般式(VIII)の脂質結合グリコサミノグリカ
ンを得ることができる。
ロホルム又は該溶媒の混合液の溶液において、上記活性
化グリコサミノグリカンと脂質とを0〜90℃、好まし
くは25〜60℃で反応させる。
示される脂質結合グリコサミノグリカンの脂質の含有量
は、0.005〜50%,好ましくは2〜10%の範囲
である。
結合グリコサミノグリカンの分離、精製方法としては、
反応液に酢酸ナトリウム飽和エタノールを加えて生じた
沈澱物をろ取することで未反応の脂質を除き、さらに該
沈澱物を疎水クロマトに負荷し、酢酸アンモニウム、塩
化アンモニウム、塩化ナトリウム等の塩の水溶液で洗浄
することで未反応のグリコサミノグリカンを除去する。
この後、該疎水クロマトに吸着した脂質結合グリコサミ
ノグリカンを10〜50%メタノール水溶液で溶出する
方法で行うことができる。
の製造例は、特願平2−193816号明細書もまた参
照される。
れる脂質結合グリコサミノグリカンの内、式(IV)で表
わされる燐脂質結合グリコサミノグリカンが好適に用い
られる。内でもホスファチジルエタノールアミンと還元
末端が開裂されたコンドロイチン硫酸Cとが共有結合し
たものが最も好適に用いられる。
胞を培養するには、脂質結合グリコサミノグリカンを培
養基質として、肝実質細胞を公知の方法で培養すること
により、球状集塊化肝細胞が得られる。すなわち、具体
的には培養容器の細胞との接触面に上記球状集塊化剤を
塗布して培養する方法が採用できる。
陽性荷電プラスチックディシュ、例えばポリスチレン製
ディシュであるプライマリア3801または3802
(商標名、ベクトン・デッキンソン社)が用いられる
(特開平1−296982号公報参照)。該容器の表面
に脂質が結合したグリコサミノグリカンの溶液(10μ
g/ml 〜10mg/ml 程度)を培養基質として塗布し、コ
ートした後、単離肝細胞を播種し(1×104 〜1×1
06 細胞/ml 程度)、インシュリン、EGF等を含むホ
ルモン添加無血清培地(ウイリアムス#E培地等)中で
約37℃で培養する。培地は適宜新しい培地と交換して
6時間〜数日間培養する。肝細胞は初め単層を形成する
が、次第に多層島状の半集塊を形成し、更に集塊が進む
と球状に凝集して集塊化し、培養皿から離れて培養液中
に浮遊するようになる。このようにして形成した球状集
塊の直径は50〜150μm 、好ましくは70〜120
μm であり、また細胞数は50〜300個、好ましくは
70〜250個により形成される。球状集塊化肝細胞
は、例えば培養液を50×G、1分間の遠心分離を行う
ことによって回収することができる。
は、肝細胞の培養基質との接着が阻害され、集塊化する
ものと考えられ、集塊化の活性は、脂質結合グリコサミ
ノグリカンが、新生ハムスター腎細胞(BHK細胞)等
のフィブロネクチン基質への接着を阻害する接着阻害率
と相関がある。
サミノグリカンほど低濃度で集塊を形成する。好ましく
は細胞接着阻害活性が後記実施例に記載の方法で測定さ
れる50%阻害に必要な濃度(IC50)として400μ
g/ml以下であるものが用いられる。一方グリコサミノグ
リカン自体を用いても集塊化せず、また陽性荷電プラス
チックの培養容器などのみ又は従来のプロテオグリカン
と比べて、脂質結合グリコサミノグリカンを培養基質と
することによって、はるかに短時間で集塊効果を示した
ことは全く意外であり、肝細胞の実用的培養が可能とな
った。
ルブミンの産生分泌能が高く、肝特異的分化機能を維持
していることが確認された。また集塊化物はH3 −チミ
ジンの取り込みがほとんどないことから細胞増殖は抑制
されており、ガンのような増殖と区別された。
長時間安定に集塊化し、浮遊した球状集塊化肝細胞を効
率的に得ることができる。脂質が共有結合したグリコサ
ミノグリカンは、プロテオグリカンと異なり、人工的に
容易に製造できる細胞外マトリックスであるので、人工
肝機能補助装置の開発の助けになるものである。
リカンの製造
の製造 1)還元末端酸化ヒアルロン酸の製造 500mgのヒアルロン酸(鶏冠由来、MW1万:HA
1)を水10mlに溶解し、0.1M ヨウ素のメタノール
溶液5mlを加えて室温で6時間反応させた。その後、反
応液に0.1N 水酸化カリウムを約5ml加えて遊離のヨ
ウ素の色を消失させた。この溶液に酢酸カリウム飽和エ
タノールを加えて生じた沈澱をろ取し、充分にエタノー
ルで洗浄し、減圧乾燥した。
化ヒアルロン酸(カリウム塩)423mgを得た。
無
酸を水10mlに溶解し、強酸性イオン交換樹脂(Dowex
50(H+))50mlに1時間を要して通過させ、還元末
端ラクトンヒアルロン酸390mgを含む水溶液を得た。
無
中和し、凍結乾燥して還元末端ラクトンヒアルロン酸の
トリ−n−ブチルアミン塩(ロット番号500)400
mgを得た。
リカンの製造方法 コンドロイチン(MW1.5万:CH)、コンドロイチ
ン硫酸C(MW1万:CS(S1)、MW3万:CS
(S3)及びMW6万:CS(S6))、デルマタン硫
酸(MW1.5万:DS)、ヘパリン(MW1.5万:
Hep)、及びヘパラン硫酸(MW1.5万:HS)
件で還元末端酸化グリコサミノグリカンを製造した。ひ
きつづき、上記2)に準じて表2の条件で還元末端ラク
トングリコサミノグリカンを製造した。
ールアミン・ジパルミトイル(PPEADP)結合グリ
コサミノグリカンの製造 1)L−(α−ホスファチジル)エタノールアミン・ジ
パルミトイル結合ヒアルロン酸の製造
クトンヒアルロン酸を200mlのジメチルホルムアミド
に溶解し、27.6mgのPPEADPのクロロホルム溶
液を加えて、70℃で2時間反応させ、クロロホルムを
溜去し、過剰の酢酸ナトリウム水溶液を加えてナトリウ
ム塩にしてから、酢酸ナトリウム飽和エタノールを加え
た。生じた沈澱をろ取し、0.3M 酢酸アンモニウム溶
液に溶解し、疎水クロマトカラム(TSKgel フェニル
トヨパール650M (東ソー(株)製)400ml)に吸
着し、充分に0.3M 塩化アンモニウム水溶液で洗浄
し、30%メタノール水溶液で溶出した。素通り及び洗
浄画分に未反応ヒアルロン酸が溶出され、30%メタノ
ール水溶液による溶出画分に目的とする本品が溶出し
た。30%メタノール水溶液溶出画分を減圧下濃縮し、
透析で脱塩後、凍結乾燥して精製し、ロット番号600
の目的物36mgを得た。
エタノールアミン・ジパルミトイル結合グリコサミノグ
リカンの製造 表2に示した還元末端ラクトングリコサミノグリカンと
PPEADPとを表3に示した条件で、上記(1)−
2)の方法に準じて反応させ、表3のPPEADP結合
グリコサミノグリカンを製造した。得られた生成物の分
析値を表4に示した。
グリカンの塗布(コート) 各種濃度(1〜100μg/ml)の下記表5の燐脂質結合
グリコサミノグリカンをハンクス(Hanks')溶液(Pro
c. Soc. Exp. Biol. Med., 71, 196(1949) )に溶解
後、2mlづつポリスチレン製ディシュ(Primaria380
2、ベクトン・ディッキンソン社販売、60mm)に加
え、4℃で1晩かけてコートした。
洗浄した。ホルモン添加無血清培地(HDM)に単離肝
細胞を3×105 細胞/mlの濃度で懸濁し、4mlずつ播
種した。以下、常法にしたがって培養を行い、1日目、
2日目に顕微鏡観察、写真撮影を行った。
養法 成熟ラット肝細胞初代培養は、Seglenらの方法(Method
s in Cell Biology, Vol. XIII, pp.29 〜83(1976), Ac
ademic Press)に従い肝実質細胞を得た。7週齢、Spra
gue-Dawleyラット( 体重150〜200g)の腹腔中にネ
ンブタール(商標名、アボット・ラボラトリーズ社)1
0mg(50mg/ml を200μl)を注射し、麻酔をかけ
た。麻酔が効いたら、開腹し門脈にカテーテルをつない
だチューブを通し、前灌流液を30ml/minの流速で流
し、下大静脈を縛った後、上大静脈から同様にチューブ
を通し灌流液を循環し、2〜3分間前灌流を行った。灌
流が充分に行われてから、灌流液を37℃に保温した
0.05%コラゲナーゼ灌流液に交換し、7〜10分間
コラゲナーゼ灌流を行った。灌流終了後、肝臓を摘出
し、氷上で冷却しながら、冷細胞洗浄液(ハンクス溶
液)中にて、ナイフでほぐすように細切し、細胞を回収
した。
清を注意深く吸引した後、底に固まっている細胞をウイ
リアムス(Williams)#E培地で同様に2回、50×G
で1分間ずつ遠心を行った。この遠心操作で肝実質細胞
を非実質細胞(類洞内皮細胞、クッパー(Kupffer)細
胞、脂肪摂取細胞(伊東細胞))から分離することがで
きた。
(0.6%トリパンブルーを用いた色素排除試験によ
る)を算定後、小出らの変法(Cell Struct. Funct., 1
3, 179〜188(1988) )にもとづくEnatのHDM培地(1
0μg インシュリン、0.1μM CuSO4 ・5H2
O、3nM H2 SeO3 、50pM ZnSO4 ・7H2
O、50ng/ml EGF(上皮細胞増殖因子、宝酒造
(株));50μg/mlリノール酸、100U/mlペニシリ
ンG、100U/mlストレプトマイシン及び1μg/ml殺菌
剤を含むウイリアムス#E培地)に3×105 cells/ml
の濃度になるように希釈し、PPEADP結合グリコサ
ミノグリカンをコートした60mmポリスチレン製ディシ
ュ(Primaria3802,60mm)に4mlずつ播種し、5
%CO2 、95%空気、37℃、100%湿度下で培養
した。培地は6時間目、1日目、3日目にそれぞれ半量
ずつ新しい培地と交換した。
ット602−2)(以下、「CS−PPEADP」と略
す)をコートしたディシュで集塊化の促進が顕著にみら
れた。1日目には10μg/mlの濃度で多層島状の半集塊
状形態が観察された。2日目になると10μg/mlでは、
ほとんど集塊化し培地中を浮遊していた。一方、集塊化
はCS(S3)やPPEADPのみをそれぞれコートし
た場合ではみられず、また、CS−PPEADPの濃度
を100μg/mlに上げても効果の増加はみられなかっ
た。コントロールの陽性荷電プラスチックディシュ(未
処理)では集塊化に至るまでにさらに2〜3日かかり、
その場合でも完全に浮遊した球状集塊の割合は少なかっ
た。
ンを用いて行った上記試験によって集塊化の度合を観察
した結果を表5に示す。
養皿に表5の化合物を塗布した培養皿を使用し、新生ハ
ムスター腎細胞(BHK21細胞)の上記培養皿への接
着を表5の化合物が阻害する接着阻害効果を調べた。
ンの接着阻害効果を表す濃度曲線は図2のとおりであ
り、CS−PPEADP、DS−PPEADP、HS−
PPEADP、HA−PPEADP、CH−PPEAD
Pの順に阻害活性が高く、これより算出したIC50を表
6に示す。
による肝細胞の球状集塊化能とフィブロネクチン基質に
対する接着阻止能とは相関することが示唆された。
及びコラーゲンを培養基質として形成される球状集塊に
ついて肝特異的機能維持と、増殖に対する影響を検討し
た。
の濃度に調整して細胞懸濁液を得た。
液1mlを35mmポリスチレン製陽性荷電プラスチックデ
ィシュ(Primaria3801;ベクトン・ディッキンソン
社販売)に、また、0.03%のコラーゲン(セルマト
リックスIC、(株)高研製)を含有する0.02N 酢
酸1mlを35mmポリスチレン製ディシュ(Falcon300
1;ベクトン・ディッキンソン社販売)に、それぞれ4
℃で1夜かけてコートし、使用時にウイリアムス培地で
2回洗浄後、細胞を播種した。
た複製DNA合成活性の測定 上記(1)で単離した肝細胞懸濁液を上記(2)で調製
したCS−PPEADP処理ディシュ、陽性荷電プラス
チックディシュ又はコラーゲン処理ディシュに1.5ml
ずつ播種し、実施例1と同様に培養した。培養した細胞
をラベル1日前に新しい培地と交換し、24時間後に1
μCiの3H−チミジンを加え、37℃で24時間培養
を続けた。 3H−チミジン添加24時間後、培地を除去
し、氷冷燐酸緩衝生理食塩水(PBS)で細胞を洗浄
後、1mlの冷10%トリクロル酢酸(TCA)を加え、
細胞を固定した。1時間冷蔵庫に放置後、TCAを吸引
除去し、1mlの1N NaOHを加え、37℃で1時間イ
ンキュベートして肝細胞を完全に溶解した。細胞溶解液
のうち100μl をとりDNA定量用に残し、残りを小
試験管に移し、これに0.3mlの100%TCAを加
え、10分間氷冷後、10,000rpm で20分間遠心
した。上清を除去後、沈澱に0.5mlの10%TCAを
加え、沸騰水浴上で15分間煮沸した。冷却後、10,
000rpm で20分間遠心し、上清0.3mlをシンチレ
ーションバイアルに取り、3mlのシンチレーターを加
え、混合後、トリチウム( 3H)の放射能を液体シンチ
レーションカウンターで測定した。
ン分泌量の測定 アルブミン分泌量の測定は、酵素免疫法(EIA法)に
より、ポリスチレンビーズを用いたサンドイッチ法で測
定した。
el社製)を、0.1M トリス塩酸緩衝液/0.15M N
aCl溶液で10μg/mlに希釈した。これにポリスチレ
ンビーズ(1/4”φ、PIERCE)を4個/mlになるよう
に加え、室温下でゆっくり撹拌しながら脱気操作を2時
間行った。脱気後、4℃で1夜放置した。ビーズをPB
Sで3回洗浄後、50mMリン酸緩衝液(pH7.4)/
0.15M NaCl/0.1%ゼラチン/0.02%ア
ジ化ナトリウム溶液に移し、この抗ラットアルブミン抗
体結合ビーズは4℃で保存した(2〜3ヶ月保存可)。
養した培養上清1.5mlのうち5μl を3点取って、上
記リン酸緩衝液で希釈して用いた)あるいは標準ラット
アルブミン溶液100μl に、500μl の上記リン酸
緩衝液を加え、それに抗ラットアルブミン抗体結合ビー
ズを1個加え、室温で4時間撹拌しながらインキュベー
トした。次にビーズを5分間、3回、PBS/0.05
%ツイーン20溶液で洗浄後、0.1%ゼラチンを含む
PBS/0.05%ツイーン20溶液で1×104 倍に
希釈した抗ラットアルブミン抗体IgG−パーオキシダ
ーゼ標識体(Cappel社製)500μl を加え、4℃でゆ
っくり撹拌しながら1夜インキュベートした。ビーズを
5分間、3回、PBS/0.05%ツイーン20溶液で
洗浄後、5分間、1回、PBSで洗浄し、1mlの発色試
薬(50mgのo−フェニレンジアミンと10μl の30
%H2 O2 を100mlの0.1M トリス塩酸緩衝液(pH
7.4)に溶解)を加え、室温下30分間ゆっくり撹拌
しながら、インキュベートした。30分後、1.3N 硫
酸を1ml加え、反応を停止させた。発色を波長492nm
の吸光度によって測定した。
後、エタノールで沈澱させ、この沈澱を100μl の1
N NH4 OH溶液に溶解後、減圧下乾燥した。乾燥試料
に100μl のDABA試薬(0.4g ジアミノ安息香
酸(DABA)・2HCl/1ml蒸留水、暗褐色に着色
しているときは10〜20mgのノーリットA(商標名、
ナカライ・テスク社;活性炭)で脱色後使用)を加え、
よく撹拌後、パラフィルムで密封し、60℃の温浴中で
30分間加熱した。冷却後、2mlの0.6N HClO4
を加え、よく撹拌後、10,000rpm で5分間遠心
し、蛍光光度計を用い励起波長415nm、測定波長51
5nmで上清の吸光度を測定した。
1日目で細胞の凝集が始まり、2日目には大部分が浮遊
した球状集塊を形成した。1日目の凝集は細胞が単にく
っつき合ったような形態で表面に凹凸があったが、2日
目以降には集塊内の組織化が進み、平滑な表面になっ
た。陽性荷電プラスチックディシュでは、集塊形成はC
S−PPEADP処理ディシュの場合よりも半日から1
日遅い程度であった。それでも、多層島状の半集塊から
徐々に浮遊しはじめ、ディシュの大半から浮遊するには
さらに1日近く遅れた。コラーゲンをコートしたディシ
ュでは、培養後6時間ごろから接着し伸展し始め、1日
目にはきれいな単層を形成した。培養を続けて行くと細
胞は増え続け、細胞密度が増加したが、4日目を過ぎる
と細胞層が収縮を初め、5日目にはディシュの辺縁部か
らきれいにはがれてしまい、小さな浮遊した膜のような
ものを形成した。
7に示す。
電プラスチックディシュ(未処理)、コラーゲン処理デ
ィシュの順に増殖が抑えられているのが判る。コラーゲ
ン処理ディシュの5日目では 3H−チミジンの取り込み
が大きく減少しているのは、単層の細胞層が収縮し、三
次元的構造を取り、細胞密度が高くなったためであろ
う。
泌量の測定は、設定した条件下で、20〜1,000ng
/ml の濃度のラットアルブミン量が定量的に測定可能で
あった。この測定法を用いて、各培養条件下のDNA当
り24時間に分泌されるアルブミン量を測定した結果を
図3に示す。CS−PPEADPを基質として用いた場
合、培養早期に球状集塊を形成し、未処理の陽性荷電プ
ラスチックディシュを基質として用いた場合よりも有意
に肝機能維持の亢進の傾向がみられた。表7の3H−チ
ミジンの取り込み、細胞形態の観察の結果を考え合わせ
ると、早期の球状集塊形成が主な原因であると思われ
る。またコラーゲンを基質として用いた場合は、培養早
期に機能維持の低下が進んだ。
いた場合、球状集塊形成によって、良好な肝特異的機能
維持が可能であることが示唆された。
サミノグリカンをコートした培養皿へのBHK−21細
胞の接着率を示すグラフ。
球状集塊化物のアルブミン産生分泌能を示すグラフ。
Claims (10)
- 【請求項1】 脂質が共有結合したグリコサミノグリカ
ンを含有する肝細胞球状集塊化剤であって、該グリコサ
ミノグリカンが、コンドロイチン硫酸またはデルマタン
硫酸である、肝細胞球状集塊化剤。 - 【請求項2】 該脂質がリン脂質である、請求項1記載
の肝細胞球状集塊化剤。 - 【請求項3】 該脂質がホスファチジルエタノールアミ
ンである、請求項2記載の肝細胞球状集塊化剤。 - 【請求項4】 該グリコサミノグリカンが、還元末端が
開裂されたグリコサミノグリカンである、請求項1〜3
いずれか1項記載の肝細胞球状集塊化剤。 - 【請求項5】 脂質が共有結合したグリコサミノグリカ
ンが、還元末端が開裂されたグリコサミノグリカンのカ
ルボキシル基(ラクトンを含む)、ホルミル基もしくは
1級アミノ基、または導入されたスペーサーの前記基で
脂質と結合している、請求項4記載の肝細胞球状集塊化
剤。 - 【請求項6】 脂質が共有結合したグリコサミノグリカ
ンが、脂質の1級アミノ基、カルボキシル基もしくはホ
ルミル基、または導入されたスペーサーの前記基で還元
末端が開裂されたグリコサミノグリカンと結合してい
る、請求項4記載の肝細胞球状集塊化剤。 - 【請求項7】 脂質が共有結合したグリコサミノグリカ
ンの細胞接着阻害活性が、細胞接着を50%阻害する濃
度(IC50)として400μg/ml以下である請求項1〜
6いずれか1項記載の肝細胞球状集塊化剤。 - 【請求項8】 細胞接着を50%阻害する濃度(I
C50)が1.49μg/ml以下であることを特徴とする、
請求項7記載の肝細胞球状集塊化剤。 - 【請求項9】 脂質が共有結合したグリコサミノグリカ
ンが、グリコサミノグリカンを酸化することによって還
元末端を開裂させ、次いで該開裂還元末端部分にラクト
ンを形成させた後、脂質の1級アミノ基と反応させるこ
とによって得ることができる、請求項1〜8いずれか1
項記載の肝細胞球状集塊化剤。 - 【請求項10】 脂質が共有結合したコンドロイチン硫
酸又はデルマタン硫酸を培養基質として肝実質細胞を培
養することを特徴とする、球状集塊化肝細胞の製造法。
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