JP3199221B2 - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JP3199221B2
JP3199221B2 JP4012596A JP4012596A JP3199221B2 JP 3199221 B2 JP3199221 B2 JP 3199221B2 JP 4012596 A JP4012596 A JP 4012596A JP 4012596 A JP4012596 A JP 4012596A JP 3199221 B2 JP3199221 B2 JP 3199221B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(以下、TFTという)などのスイッチング素子を備
え、表示媒体として液晶等を用いた表示装置に関し、特
にアクティブマトリクス基板の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス等の絶縁基板の上にTFTをマト
リクス状に形成し、これをスイッチング素子として用い
るアクティブマトリクス型の液晶表示装置は、高画質の
フラットパネルディスプレイを実現するものとして期待
されている。従来のアクティブマトリクス型液晶表示装
置において広視野角化を実現する有効な手段として、液
晶に対して基板にほぼ平行な方向に電界を印可する方式
が提案されている(例えば、特開平7−36058号公
報)。
【0003】図11(a)、(b)及び図12は、この
ような従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置40
0の構成を示している。図11(a)及び(b)は、ア
クティブマトリクス基板401における1画素に対応す
る部分を示し、図12は、図11(a)に示される線A
−A’に沿ったアクティブマトリクス型液晶表示装置4
00の断面を示している。
【0004】図12に示されるように、アクティブマト
リクス型液晶表示装置400は、アクティブマトリクス
基板401、対向基板402、及び両基板間に挟持され
た液晶層17を備えている。アクティブマトリクス基板
401は、ガラス基板100と、ガラス基板100上に
形成されたゲート信号線102、共通配線123、ゲー
ト絶縁膜103、ソース信号線108、半導体層10
4、絵素電極111、及び駆動電極113を有してい
る。ゲート絶縁膜103は、ゲート信号配線102及び
共通配線123を覆うように形成され、その上に、半導
体層104、ソース信号配線108、絵素電極111、
及び駆動電極113が形成される。
【0005】図11(a)及び(b)に示されるよう
に、ソース信号線108は、ソース信号線108がゲー
ト信号線102と交差する部分に分岐108’を有して
おり、ゲート信号線102をゲート電極105、分岐部
108’をソース電極、絵素電極111をドレイン電極
として、スイッチング素子(TFT)403が構成され
る。また、駆動電極113は、絵素電極111と同一の
材料から形成される。駆動電極13は、スルーホール2
00を介して共通配線123に接続されている。
【0006】ソース信号線108、絵素電極111、駆
動電極113、及びスイッチング素子403を覆うよう
にして保護絶縁膜124が形成され、その上に配向膜1
16が形成される。共通配線23と絵素電極11とはゲ
ート絶縁膜3を介して交差しており、この交差部に付加
容量が形成される。
【0007】対向基板402は、基板114と、基板1
14のアクティブマトリクス基板401側に形成された
配向膜116と、外側に形成された偏向板112とを備
えている。
【0008】このようなアクティブマトリクス型液晶表
示装置400においては、基板面にほぼ平行な方向に形
成される電界によって液晶層117が駆動される(横電
界駆動方式)。図11(a)に示すように、電圧が印可
されない状態において、液晶分子25は、絵素電極11
1及び駆動電極113の長手方向に対して若干の角度
(0度以上15度未満)を持つように配向される。絵素
電極111及び駆動電極113間に電圧が印可される
と、図11(b)に示すように、液晶分子25は絵素電
極111から駆動電極113に向かう電界Eに沿って配
向する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のような横電界駆
動方式のの液晶表示装置400においては、共通配線1
23及びその駆動電極113がTFT基板側に配置され
ているため、共通配線(駆動電極)が対向基板側に配置
された従来の縦電界駆動方式の液晶表示装置に比較し
て、アクティブマトリクス基板側の電極の配線構造が複
雑になる。そのため、各配線間での寄生容量によるクロ
ストークが生じやすいという問題点があった。更に、透
過型他液晶表示装置の場合、共通配線及び駆動電極の存
在によってバックライト光の透過する開口部の面積が狭
くなるため、十分な輝度が得られなかった。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、(1)バックライ
ト光の透過する開口部を面積を広くすることにより、高
輝度の表示あるいは低消費電力を実現できる液晶表示装
置を提供し、また(2)絵素電極に対するソース信号線
の影響を抑制することにより、クロストークが低減した
高品位の表示を実現する液晶表示装置を提供することに
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による液晶表示装
置は、基板と、該基板上に設けられたゲート信号配線お
よびゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に設けられたソ
ース信号配線と、該ゲート信号配線と該ソース信号配線
との各交差部に形成された薄膜トランジスタと、該薄膜
トランジスタに接続されたドレイン電極と、該ドレイン
電極に接続された接続電極と、該接続電極の一部と該ゲ
ート絶縁膜を介して保持容量を形成するための共通配線
と、該ゲート絶縁膜上に形成された層間絶縁膜と、該層
間絶縁膜上に設けられた液晶駆動用表示電極および対向
電極と、を有するアクティブマトリクス基板と、該アク
ティブマトリクス基板に対向する対向基板と、該アクテ
ィブマトリクス基板と該対向基板に狭持された液晶層
と、を備えた液晶表示装置であって、該表示電極が表示
領域内の第1の方向に伸びており、該対向電極および該
ソース信号配線が該表示領域内の該第1の方向に伸び
かつ、複数の該表示領域にまたがっており、そのことに
より上記目的が達成される。
【0012】ある実施の形態では、少なくとも前記表示
電極または前記対向電極のいずれか一方が、前記ソース
信号配線と重畳するように形成される。
【0013】他の実施の形態では、少なくとも前記表示
電極または前記対向電極のいずれか一方が、前記ゲート
信号配線と重畳するように形成される。
【0014】本発明の液晶表示装置は、基板と、該基板
上に設けられたゲート信号配線およびゲート絶縁膜と、
該ゲート絶縁膜上に設けられたソース信号配線と、該ゲ
ート信号配線と該ソース信号配線との各交差部に形成さ
れた薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに接続さ
れたドレイン電極と、該ドレイン電極に接続された接続
電極と、該接続電極の一部と該ゲート絶縁膜を介して保
持容量を形成するための共通配線と、該ゲート絶縁膜上
に形成された層間絶縁膜と、該層間絶縁膜上に設けられ
た液晶駆動用表示電極および対向電極と、を有するアク
ティブマトリクス基板と、該アクティブマトリクス基板
に対向する対向基板と、該アクティブマトリクス基板と
該対向基板に狭持された液晶層と、を備えた液晶表示装
置であって、該対向電極が、該共通配線と該層間絶縁層
に設けられたコンタクトホールを介して直接接続されて
おり、そのことにより上記目的が達成される。
【0015】本発明の液晶表示装置は、基板と、該基板
上に設けられたゲート信号配線およびゲート絶縁膜と、
該ゲート絶縁膜上に設けられたソース信号配線と、該ゲ
ート信号配線と該ソース信号配線との各交差部に形成さ
れた薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに接続さ
れたドレイン電極と、該ドレイン電極に接続された接続
電極と、該接続電極の一部と該ゲート絶縁膜を介して保
持容量を形成するための共通配線と、該ゲート絶縁膜上
に形成された層間絶縁膜と、該層間絶縁膜上に設けられ
た液晶駆動用表示電極と、を有するアクティブマトリク
ス基板と、該アクティブマトリクス基板に対向し、液晶
駆動用対向電極を表示領域のほぼ中央部に有する対向基
板と、該アクティブマトリクス基板と該対向基板に狭持
された液晶層と、を備えており、そのことにより上記目
的が達成される。
【0016】ある実施の形態では、前記表示電極が前記
ソース信号配線または前記ゲート信号配線と重畳するよ
うに形成される。
【0017】他の実施の形態では、前記表示電極の長手
方向に対して、前記対向電極の長手方向が一定の角度を
もっている。
【0018】更に、他の実施の形態では、前記層間絶縁
層の厚さが1.0〜10.0μmである。
【0019】更に、他の実施の形態では、前記層間絶縁
層の誘電率の値が1.5〜3.5である。更に、他の実
施の形態では、前記層間絶縁膜の材質が有機系の樹脂で
ある。
【0020】更に、他の実施の形態では、表示領域の液
晶層分子が基板面に対してほぼ水平な方向に回転駆動す
ることによって、画像表示を行う。
【0021】本発明による液晶表示装置を製造する方法
は、基板上にゲート電極を形成するとともに、接続電極
とゲート絶縁層を介して保持容量を形成するための共通
配線を形成する工程と、該基板上に、該ゲート電極およ
び該共通配線を覆うようにゲート絶縁層を形成する工程
と、該ゲート絶縁層上に、ソース信号配線および接続電
極をパターン形成する工程と、該ゲート信号配線と該ソ
ース信号配線との交差部に薄膜トランジスタを形成する
工程と、該ゲート絶縁層上に、該薄膜トランジスタ、該
接続電極、該ソース信号配線、該ゲート信号配線を覆う
ように層間絶縁膜を形成する工程と、該層間絶縁膜上に
液晶駆動用表示電極および対向電極を形成する工程と、
該層間絶縁膜の一部を貫通するコンタクトホールによっ
て該接続電極を介して、該薄膜トランジスタに接続され
るドレイン電極と該表示電極とを接続する工程と、を包
含しており、そのことにより上記目的が達成される。
【0022】本発明による液晶表示装置を製造する方法
は、基板上にゲート電極を形成するとともに、接続電極
とゲート絶縁層を介して保持容量を形成するための共通
配線を形成する工程と、該基板上に、該ゲート電極およ
び該共通配線を覆うようにゲート絶縁層を形成する工程
と、該ゲート絶縁層上に、ソース信号配線および接続電
極をパターン形成する工程と、該ゲート信号配線と該ソ
ース信号配線との交差部に薄膜トランジスタを形成する
工程と、該ゲート絶縁層上に、該薄膜トランジスタ、該
接続電極、該ソース信号配線、該ゲート信号配線を覆う
ように層間絶縁膜を形成する工程と、該層間絶縁膜上に
液晶駆動用表示電極を形成する工程と、該層間絶縁膜の
一部を貫通するコンタクトホールによって該接続電極を
介して、該薄膜トランジスタに接続されるドレイン電極
と該表示電極とを接続する工程と、液晶層を介して該表
示電極に対向する対向電極を表示領域のほぼ中央部に
成する工程と、を包含しており、そのことにより上記目
的が達成される。
【0023】本発明によれば、上記構成によって、以下
のような作用を得ることができる。
【0024】1.表示電極2が層間絶縁膜9を介して隣
接するソース信号配線4上に重畳するように形成される
ことにより、配線による透過光の遮光を防止する。
【0025】2.比誘電率が小さく、しかも厚膜の層間
絶縁膜9によって、下層のゲート信号配線3、およびソ
ース信号配線4、共通配線25とが絶縁されるため、浮
遊容量の発生を抑制する。
【0026】3.表示電極2、及び対向配線1を同一材
で同一マスクで形成することにより、2つの電極間の距
離を正確に形成する。
【0027】4.対向配線1をストライプ状に対向基板
27側に配置することにより、対向配線1と周辺の配線
間に生じる寄生容量の発生防止する。
【0028】5.対向配線1をストライプ状に対向基板
27側に配置し、且つ表示電極2の長手方向に対して、
対向配線1の長手方向を一定の角度をもたせて、表示電
極2と対向配線1間に生じる電界強度を一つの表示領域
2a内の位置に依存して異ならせる。
【0029】6.対向配線1を共通配線25に直接接続
することにより、TFTに接続された接続配線6をなく
す。
【0030】7.対向配線1を、対向配線1を挟む2つ
の表示電極2の中間位置に配置することにより、対向配
線1と表示電極2の間の寄生容量の発生を防止する。
【0031】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1は、本発明の実施形態1の透過型液
晶表示装置におけるアクティブマトリクス基板の1画素
部分の構成を示す平面図である。また、図2と図3はそ
れぞれ、図1に示される線B−B’とA−A’の断面図
である。
【0032】図1に示すように、アクティブマトリクス
基板100には、表示電極2、及び対向配線1に挟まれ
た複数の表示領域2aがマトリクス状に設けられてい
る。また、これら表示領域2aの周囲を通って互いに直
交差するように、走査配線としてのゲート信号配線3と
信号配線としてのソース信号配線4が設けられている。
なお、これらの信号配線のうち、ゲート信号配線3の一
部が上記の対向配線1の一部とオーバーラップしてい
る。また、ゲート信号配線3とソース信号配線4の交差
部には、スイッチング素子として機能する薄膜トランジ
スタ(以下、TFT22という)が設けられ、TFT2
2のドレイン電極12は接続電極6aを介して、最終的
に表示電極2に接続されている。TFT22のゲート電
極5には、ゲート信号配線3が接続されており、ゲート
電極5に入力される信号によってTFT22が駆動制御
される。TFT22のソース電極11には、ソース信号
配線4が接続されており、これによりTFT22のソー
ス電極11にデータ信号が入力される。ここで、TFT
22のドレイン電極12は、コンタクトホール7によっ
て接続電極6aを介して表示電極2と接続される。さら
に、図3に示すように、接続配線6aと共通配線25a
のそれぞれを、電極としてゲート絶縁膜15で挟むこと
により付加容量が形成されている。
【0033】以下、図2および図3を参照しながら、本
実施形態1に示された液晶表示装置の構成を更に詳しく
説明する。
【0034】まず、図2のTFT22については、下側
透明絶縁性基板20上に、図1のゲート信号配線3に接
続されたゲート電極5と、ゲート電極5を覆ってゲート
絶縁膜15が設けられている。ゲート絶縁膜上には、ゲ
ート電極5と重畳するように半導体層14が形成され、
半導体層14の中央部にチャネル保護層13が設けられ
ている。チャネル保護層13の両端部および半導体層1
4の一部を覆い、チャネル保護層13上で分断された状
態で、ソース電極11およびドレイン電極12となるn
+−a−Si層が設けられている。なお、ゲート信号配
線3および共通配線25は、導電性の材質であれは良
く、例えば、ITO、Ti、Cr、Mo、Ta,Alお
よびSnO2、導電性樹脂等が用いられる。また、単層
構造のみでなく、多層構造であってもよく、例えば、T
a/Al、Ta/TaNおよびTa25/Ta/Al等
が用いられる。なお、Ta/Alという表記方法は、A
lの上にTaを形成する積層構造の膜を示す。
【0035】次に、一方のn+−a−Si層であるソー
ス電極11の端部上には、透明導電膜10aと金属層8
bとが設けられて2層構造のソース信号配線4となって
いる。また、他方のn+−a−Si層であるドレイン電
極12の端部上には、透明導電膜10a’と金属層8
b’とが設けられている。この透明導電膜10a’は延
長されて、ドレイン電極12と表示電極2とを接続する
役割を果たすと共に、付加容量の一方の電極6aに接続
される接続電極6と一体化している。さらに、TFT2
2、ゲート信号配線3およびソース信号配線4、接続電
極6の上部を覆って層間絶縁膜9が設けられている。な
お、金属層8b’とドレイン電極12とは、図2におい
ては接触していないように図示しているが、直接接触し
ていても特性上問題はない。また、金属膜8b、8b’
とは同時に形成され、これらは、導電性の材料であれば
良く、ITO、Ti、Cr、Mo、Ta、Al、SnO
2の他、導電性樹脂、Ta/TaN、Ta/ITO、T
a/TaN/ITO等の積層構造で形成しても良い。
【0036】図3に示すように、この層間絶縁膜9上に
は、画素を形成するための表示電極2が相対するように
設けられている。この表示電極2は、層間絶縁膜9を貫
くコンタクトホール7によって、接続電極6と一体化し
ている透明導電膜10a’を介してTFT22のドレイ
ン電極12と接続されている。ここで、表示電極2は、
ソース信号配線4上に層間絶縁膜9上を介して重畳する
ように、表示領域2aの周縁部に配置される。なお、接
続配線6および透明導電膜10a、10a’は、IT
O、SnO2で作られている。
【0037】また、上記の層間絶縁膜9上には、対向配
線1がストライプ状に形成されている。対向配線1と表
示電極2は、互いに長手方向に平行になるように配置さ
れる。対向配線1は、表示領域2aの周縁部であり、且
つ隣接するソース信号配線4と重畳しない位置に配置さ
れている。更に、該対向配線1は、その長手方向に向か
って隣接する複数の表示領域2aにまたがって、延伸さ
れたストライプ形状となっている。対向配線1と表示電
極2は同じ工程でつくられ、これらの材質は、導電性の
材料であれば良く、ITO、Ti、Cr、Mo、Ta、
AlおよびSnO2の他導電性樹脂でも良い。また、T
a/TaN等の積層構造でも良い。
【0038】なお、層間絶縁膜9としては、比誘電率が
充分低く、厚膜形成の可能な無色透明の材料であれば、
いかなる絶縁材料でも良い。本実施形態1では、層間絶
縁膜9を感光性アクリル樹脂を用いて形成したが、アク
リル系以外の感光性樹脂でも良い。更には、ポリイミド
樹脂やエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を用いても良
い。但し、感光性樹脂を用いると、生産性が高く、アク
リル系樹脂は無色透明で、比誘電率が低いので好ましい
と言える。
【0039】次に、以上のような本実施形態のアクティ
ブマトリクス基板は、以下のようにして製造することが
できる。
【0040】まず、ガラス基板などの下側透明絶縁性基
板20上に、ゲート電極5、ゲート絶縁膜15、半導体
層14、チャネル保護層13、ソース電極11およびド
レイン電極12となるn+−a−Si層を順次形成す
る。ここで、半導体材料は、a−Si(アモルファスシ
リコン)に限るものではなく、p−Si(ポリシリコ
ン)、又は微結晶シリコンであってもよく、導電性高分
子材料でもよい。半導体層14は、真性半導体層で形成
され、ドレイン電極およびソース電極は、n+半導体層
で形成される。また、チャネル保護膜13およびゲート
絶縁膜15は、膣化シリコン(Sixy)、SiO2
よび絶縁性樹脂等で形成される。
【0041】ここまでの作成プロセスは、従来のアクテ
ィブマトリクス基板の製造方法と同様にして行うことが
できる。
【0042】次に、ソース信号配線4および接続電極6
を構成する透明導電膜10a、10a’および金属層8
b、8b’、スパッタ法により順次成膜して所定形状に
パターニングする。
【0043】さらに、その上に、層間絶縁膜9としての
感光性アクリル系樹脂をスピン塗布法により例えば5μ
mの膜厚で形成する。
【0044】次に、この樹脂を所望のパターンに従って
露光し、アルカリ性の溶液によって現像処理する。これ
により露光された部分のみがアルカリ性の溶液によって
エッチングされ、層間絶縁膜9を貫通するコンタクトホ
ール7が形成されることになる。
【0045】その後、表示領域2aを構成する表示電極
2、及び対向配線1を形成するため、金属膜をスパッタ
法により形成し、エッチングにより同時にパターニング
する。これにより、表示領域2aを構成する一方の電極
である表示電極2は、層間絶縁膜9を貫くコンタクトホ
ール7を介して、TFT22のドレイン電極12と接続
されている透明導電膜10a’と接続されることにな
る。また、対向配線1はストライプ状の形状にパターニ
ングされる。なお、表示電極2、及び対向電極1は同一
の工程、同一の材料で形成する。材料は、上述のよう
に、導電性の光透過性の無いTa金属膜で構成したがT
i,Al,Cr,Mo又は、光透過性のあるITO膜等
の透明導電性膜で形成してもよい。なお、ここでは、ウ
エットエッチング技術を用いた例に説明したが、ドライ
エッチング技術を用いても良い。
【0046】次に、以上より成る単位画素(表示領域2
a)をマトリックス状に配置したアクティブマトリック
ス基板の表面にポリイミドよりなる配向膜16を形成
し、表面にラビング処理を施した。同じく、ラビング処
理を施した配向膜17を表面に形成した対向基板27
と、アクティブマトリックス基板の間に棒状の液晶分子
23を液晶組成物を封入し、二枚の基板の外表面に偏光
板18、19を配置した。液晶分子23は無電界時(図
1(a))にはストライプ状の表示電極2、及び対向配
線1の長手方向に対して若干の角度、即ち液晶分子の長
軸(光学軸)と電界の方向(表示電極2と対向配線1の
長手方向に垂直)のなす角度にして45゜以上90゜未
満を持つように配向されている。尚、上下基板との界面
での液晶分子の配向は互いに平行とした。また、液晶分
子の誘電異方性は正である。ここで、TFTのゲート電
極5に電圧を印加してTFTをオンとすると表示電極2
に電圧が印加し、表示電極2対向配線1との間に電界
Eを誘起させると、図1(b)に示すように電界方向に
液晶分子が向きを変える。上下基板の表面に配置した2
枚の偏光板18、19の偏光透過軸を所定角度(例え
ば、互いの偏光透過軸が直行するクロスニコル)に配置
することで電界印加によって光の透過率を変化させるこ
とが可能になる。このように、本発明の表示方式では従
来は対向基板27に必要であった透明電極がなくてもコ
ントラストを与える表示が可能となる。このため、透明
電極の形成に関わる工程を全て省略できるので製造コス
ト削減が可能となる。さらに、従来の対向基板に透明電
極を用いる表示方式では、電圧印加により液晶分子の長
軸を基板界面から立ち上がらせ複屈折位相差を0とする
ことで暗状態を得ているが、複屈折位相差が0となる視
角方向は正面、即ち基板界面に垂直な方向のみであり、
僅かでも傾くと複屈折位相差が現れ、ノーマリーホワイ
ト型の表示では光が漏れコントラストの低下や階調レベ
ルの反転を引き起こす。ところが、本実施例の表示方式
では液晶分子の長軸は基板とほぼ平行であり電圧を印加
しても立ち上がることが無い。従って視角方向を変えた
ときの明るさの変化が小さく視角特性が大幅に改善され
る。
【0047】また、このようにして得られたアクティブ
マトリクス基板は、ゲート信号配線3、ソース信号配線
4およびTFT22と、液晶表示用表示電極2及び対向
配線1との間に層間絶縁膜9が形成されているので、各
配線3、4およびTFT22に対して表示電極2、及び
対向配線1をオーバーラップして形成することができる
とともにその表面を平坦化させることができる。
【0048】例えば、図2のように、表示電極2をデー
タ信号を供給するTFTに接続されたソースバスライン
上に層間絶縁膜9を介して重畳させ、一方で対向配線1
を表示領域2aを跨いで対になり、且つ隣接するソース
信号配線4と重畳しないように配置することによって、
バックライト光の透過領域を拡大させることができる。
【0049】このため、アクティブマトリクス基板と対
向基板の間に液晶を介在させた透過型液晶表示装置の構
成とした時に、開口率を向上させることができるととも
に、各配線3、4に起因する電界を表示領域2aを形成
する表示電極2、及び対向配線2によってシールドして
液晶の配向不良を抑制することができ、且つ各配線3、
4およびTFT22に起因する段差による液晶の配向不
良を抑制することができる。
【0050】また、層間絶縁膜9を形成するアクリル系
樹脂は、比誘電率が1.5〜3.5と無機膜(窒化シリ
コンの比誘電率8)に比べて低く、しかもスピン塗布法
により容易に1.0〜10.0μmという厚い膜厚にす
ることができるので、ゲート信号配線3と表示電極2と
の間の容量も小さくすることができる。これにより信号
波形のダレや歪みを少なくすることができる。同様に、
各配線3、4と表示電極2、及び対向配線1との間の容
量を小さくすることができ、これにより信号波形のダレ
や歪みを少なくすることができる。従って、各配線3、
4と表示電極2、及び対向配線1との間の容量成分が表
示に与えるクロストークなどの影響を、より改善するこ
とができ、良好で明るい表示を得ることを可能にする。
また、露光およびアルカリ現像によって、パターニング
を行うことにより、コンタクトホール7のテーパ形状を
良好にすることができので、表示電極2と接続電極6を
形成する透明導電膜10a’との良好な接続を得ること
ができるようになる。しかも、上記パターニングにはフ
ォトレジスト工程も不要なので、生産性向上という観点
からも有利である。ここで、層間絶縁膜9として使用し
たアクリル系樹脂は、塗布前には着色されたものである
が、パターニング後に全面露光処理を施してより透明化
することができる。なお、このような樹脂の透明処理化
は、光学的な処理によりなされるものに限らず、化学的
な処理により行うことも可能である。なお、透明性が高
いという点からも、アクリル系樹脂は好ましい材料であ
る。
【0051】(実施形態2)層間絶縁膜9上に対向電極
1や表示電極2を形成すると、浮遊容量の増加によって
良好な表示特性を得ることが難しいと、考えられてい
た。しかしながら、上述のように本発明の液晶表示装置
に用いられた層間絶縁膜9は誘電率が極めて低く、しか
も、層厚を厚くすることができるという特徴を有するた
めに、対向電極1を層間絶縁膜9を介してソース信号配
線4上と重畳するように配置するという構成を採用して
も、浮遊容量を極めて小さくすることが可能になる。従
って、層間絶縁膜9上を介して対向電極1とソース信号
配線4を重ねあわせることにもたらされる効果によっ
て、液晶表示装置の開口率向上と、コントラストの向上
を図ることができる。同じ作用効果により、表示電極2
を層間絶縁膜9を介してゲート信号配線3上と重畳する
ように配置した場合においても、浮遊容量の発生を最小
限に抑えることができ、これにより、開口率、コントラ
ストを向上させることを可能にする。
【0052】なお、横電界モードで、しかも層間絶縁膜
によって平坦化されており、リバースチルトが発生しな
いので、本発明による液晶表示装置においては、基本的
にブラックマスクは不要である。しかしながら、本実施
形態1および2のように、表示領域2a内で対向配線1
と表示電極2との間隔が異なるような構成の場合には、
両者間の距離の違いによる応答速度の変化に基づく配向
不良という問題の発生が懸念される。従って、配向不良
の発生の懸念される互いに近接する対向配線1と表示電
極2との間に、ブラックマスクを設けても良い。
【0053】(実施形態3)図4は、本発明の実施形態
3の液晶表示装置を示す平面図である。図5と図6はそ
れぞれ、図3に示される線B−B’とA−A’の断面図
である。この実施形態3において、実施形態1および2
と異なる点は、対向配線1の位置を表示領域2aのほぼ
中央部分に配置した点と、対向配線1を対向基板側に配
置した点である。
【0054】即ち、図4〜6から分かるように、アクテ
ィブマトリクス基板上に液晶駆動用表示電極2が設けら
れており、この点は、実施形態1および2と同じ構成を
有する。一方、対向基板側には、対向配線1がストライ
プ状に表示領域2aの中央に配置されており、この点が
本実施形態特有の構成である。
【0055】実施形態3の液晶表示装置の製造方法を、
図4〜6を参照しながら説明する。
【0056】層間絶縁膜9の形成までの各製造工程は、
実施形態1と同様のプロセスなので、それ以降の製造プ
ロセスについて説明する。単位画素(表示領域2a)を
マトリックス状に配置したアクティブマトリックス基板
28の表面にポリイミドよりなる配向膜16を形成し、
表面にラビング処理を施した。
【0057】次に、対向基板27に蒸着法により導電性
膜を成膜し、フォトリソ工程、エッチング工程をへて、
ストライプ状の対向配線1を形成した。ここで、導電性
膜の材料として、Taを用いたが、Ti,Al,Cr,
ITO等を用いてもよい。続いて、対向基板27の表面
にポリイミドよりなる配向膜17を形成し、表面にラビ
ング処理を施した。
【0058】以上のようにして形成した対向基板27
と、アクティブマトリックス基板の間に棒状の液晶分子
23を液晶組成物を封入した。さらに、アクティブマト
リックス基板28と対向基板27の配向膜と反対側の表
面に偏光板18、19を配置した。液晶分子23は無電
界時にはストライプ状の表示電極2、及び対向配線1の
長手方向に対して若千の角度、即ち液晶分子の長軸(光
学軸)と電界の方向(表示電極2と対向配線1の長手方
向に垂直)のなす角度にして45゜以上90゜未満を持
つように配向されている。尚、上下基板との界面での液
晶分子の配向は互いに平行になるようにした。また、液
晶分子の誘電異方性は正である。ここで、TFTのゲー
ト電極5に電圧を印加してTFTをオンとすると表示電
極2に電圧が印加し、表示電極2−対向配線1間に電界
Eを誘起させると、電界方向に液晶分子が向きを変える
(図4(a))。また、図5および図6では、厚み方向
を拡大して図示しているために、電界方向Eが傾斜して
いるように見えるが、実際の液晶表示装置では、表示領
域2a’の幅が40μm〜80μmに比べて、液晶層の
厚みは6μm程度と1桁近く小さいので、液晶層の厚み
方向の電界成分は極めて小さく、電界方向は基板面に対
してはぼ平行と考えて良い。以上の構成において上下基
板の表面に配置した2枚の偏光板18、19の偏光透過
軸を所定角度(例えば、互いの偏光透過軸が直行するク
ロスニコル)に配置することで、電界印加によって光の
透過率を変化させることが可能になる。
【0059】このように、対向配線1を対向基板27の
ほぼ中央に配置することにより、実施形態1と2に比較
して、浮遊容量をより小さくできる。従って、浮遊容量
に起因する信号波形のダレや歪みを、より効果的に改善
することになる。また、寄生容量に起因するオフ電流の
発生も防止できる。更には、実施形態1および2のよう
に、表示領域2a内で対向配線1と表示電極2との間隔
が異なるような構成の場合には、両者間の距離の違いに
よる応答速度の変化に基づく配向不良という問題の発生
が懸念されるが、本実施形態では、そのような問題が発
生することがなく、上記の実施形態1および2におい
て、言及したブラックマスクを設けることも要しない。
【0060】(実施形態4)図7は、本発明の実施形態
4の液晶表示装置を示す平面図である。図8と図9はそ
れぞれ、図7に示される線B−B’とA−A’の断面図
である。この実施形態4において、実施形態3と異なる
点は、長手方向の対向配線1を、表示電極の長手方向に
対して、一定の角度を持って配置されている点である。
【0061】即ち、図7(a)、(b)からわかるよう
に、対向配線1を対向基板27側に配置した構成におい
て、対向配線1の長手方向を表示電極2の長手方向に対
して、一定の角度を持つ方向、望ましくは、ソース信号
配線4およびゲート信号配線3によって形成される四辺
形の表示領域2aの対角線上に沿った方向に、対向配線
1が形成されるように配置されている。
【0062】表示領域2aを複数の微少領域の集合であ
ると考えると、上記構成にすることによって、図8、9
の断面図に示すように、表示電極2と対向配線1との間
の電界強度は、表示領域2a内の微小領域の位置に依存
して、変化することになる。従って、異なった位置にあ
る微小領域においては、液晶分子の旋回角度が変化し、
このことが複屈折位相差の値にも影響を及ぼして、液晶
層を伝搬する円偏光の偏光面の傾きが異なることにな
る。従って、表示領域2aの液晶層中において、位置に
依存して各々違った位相差、又は偏光面を持つ光が伝搬
することになり、このことにより視角特性が大幅に改善
される。
【0063】(実施形態5)図10(a)は、本発明の
実施形態5の液晶表示装置を示す平面図である。
【0064】図10(a)において、共通配線25を、
TFT22に接続されたゲート信号配線3に近隣に配置
している点が、他の実施形態と異なっている。
【0065】このような構成を採用することにより、表
示領域2aの中央部における液晶分子の配向乱れの発生
を抑制できる。即ち、配向乱れ領域は、表示領域2aの
周辺部に限られることから、表示領域全体でみると表示
品位が大幅に向上ことになる。また、周辺部の配向の乱
れている部分のみをブラックマスクで覆うことによって
も、より高品質の表示を得ることもできる。
【0066】(実施形態6)図10(b)は、本発明の
実施形態6の液晶表示装置を示す平面図である。
【0067】図10(b)によると、共通配線25に対
して対向配線lが層間絶縁膜9に設けられたコンタクト
ホール7を介して直接、接続され、また、表示電極2も
同様に層間絶縁膜9に設けられたコンタクトホール7を
介してTFT22に直接、接続されたものである。
【0068】このような構成を採用することにより、層
間絶縁膜9を介してドレイン電極側で保持容量を形成す
る場合にくらべて、表示領域2a内に透明導電性膜から
形成される接続電極6を配置する必要がなくなり、透過
光の透過率が大幅に向上して、コントラストおよび輝度
の向上を図ることができるようになる。また、このよう
な構成によると、接続配線6の配線抵抗によるデータ信
号の遅延という問題も解消することができる。
【0069】(実施形態7)図10(c)は、本発明の
実施形態7の液晶表示装置を示す平面図である。
【0070】図10(c)によると、実施形態7と同様
に対向配線1が直接共通配線25に接続されたおり、対
向配線1が表示領域2aを駆動させる液晶駆動用の各表
示電極2間の中間位置にくるように配設されたものであ
る。
【0071】このような構成を採用することにより、表
示電極2と対向配線1の間に生じる寄生容量の発生を防
止することになるので、信号波形のダレや歪みを抑える
ことができる。また、図10(d)は、実施形態7の特
徴と実施形態5の特徴を組み合わせた構成となってい
る。
【0072】なお、本実施形態では、対向電極1を帯状
の電極であるように図示しているが、この対向電極1お
よび表示電極2は、くし歯形状でも良い。即ち、対向電
極1と表示電極2との電極間距離を一定にして、互いに
かみ合わせた形状でも良い。
【0073】なお、本発明の液晶表示装置の駆動信号
は、TNモードの液晶表示装置と同じ駆動信号でも良
く、印加電圧は、液晶材料、セル構造(例えば、表示電
極1と対向電極2間の距離)によって適切に選択され
る。また、共通配線は、一定電位であっても良い。ま
た、本発明の液晶表示装置では、接続電極6aと共通配
線間25aで付加容量を形成したが、液晶材料によって
電圧を保持できる場合には、共通配線25aはなくても
良い。更に、ゲート信号配線3上に絶縁膜を形成するこ
とによって、付加容量を設けても良い。
【0074】
【発明の効果】以上の実施形態によれば、以下のような
作用・効果を得ることができる。
【0075】1.表示電極2が層間絶縁膜9を介して隣
接するソース信号配線4上に重畳するように形成される
ことにより、配線による透過光の遮光を防止することが
できるため、開口率を向上を図ることができ、高コント
ラスト・高輝度化を達成する。
【0076】2.比誘電率が小さく、しかも厚膜の層間
絶縁膜9によって、下層のゲート信号配線3、およびソ
ース信号配線4、共通配線25とが絶縁されるため、浮
遊容量の発生を抑制する。これにより、液晶の駆動容量
の変動を防止することができるので、ダレや歪みの少な
いデータ信号を正確に液晶層に伝達することができの
で、高コントラスト表示を可能になる。
【0077】3.表示電極2、及び対向配線1を同一材
で同一マスクで形成することにより、2つの電極間の距
離を正確に形成することが可能となり、製造コスト、及
び歩留まりを向上させる。
【0078】4.対向配線1をストライプ状に対向基板
27側に配置することにより、対向配線1と周辺の配線
間に生じる寄生容量の発生防止することにより、対向信
号の遅延に起因する表示品質の低下を防止する。
【0079】5.対配配線1をストライプ状に対向基板
27側に配置し、且つ表示電極2の長手方向に対して、
対向配線1の長手方向を一定の角度をもたせることによ
り、表示電極2と対向電極1間に生じる電界強度を一つ
の表示領域2a内の位置に依存して異ならせることによ
り、広視野角の表示を可能にする。
【0080】6.対向配線1を共通配線25に直接接続
することにより、TFTに接続された接続配線6をなく
すことにより、配線抵抗の影響によるデータ信号の遅延
を防止と透過光の透過率向上を図ることができる。
【0081】7.対向配線1を、対向配線1を挟む2つ
の表示電極2の中間位置に配置することにより、対向配
線1と表示電極2の間の寄生容量の発生を防止すること
により、寄生容量の発生の抑制とオフ電流の発生の防止
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の液晶表示装置の構成を示
す平面図である。
【図2】図1の液晶表示装置のB−B’断面図である。
【図3】図1の液晶表示装置のA−A’断面図である。
【図4】本発明の実施形態2の液晶表示装置を示す平面
図である。
【図5】図4の液晶表示装置のB−B’断面図である。
【図6】図4の液晶表示装置のA−A’断面図である。
【図7】本発明の実施形態5の液晶表示装置の構成を示
す平面図である。
【図8】図7の液晶表示装置のB−B’断面図である。
【図9】図7の液晶表示装置のA−A’断面図である。
【図10】(a)は、本発明の実施形態5の液晶表示装
置の構成を示す平面図である。(b)は、本発明の実施
形態6の液晶表示装置の構成を示す平面図である。
(c)は、本発明の実施形態7の液晶表示装置の構成を
示す平面図である。(d)は、本発明の実施形態7の液
晶表示装置の別の構成を示す平面図である。
【図11】(a)および(b)は、従来の液晶表示装置
の構成を示す平面図である。
【図12】従来の液晶表示装置の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 対向配線 2 表示電極 2a 表示領域 2b 表示電極引き出し部 3 ゲート信号配線 4 ソース信号配線 5 ゲート電極 6 接続電極 7 コンタクトホール 8b’、8b 金属層 9 層間絶縁膜 10a、10a’ 透明導電膜 11 ソース電極 12 ドレイン電極 13 チャネル保護層 14 半導体層 15 ゲート絶縁膜 16 下側配向膜 17 上側配向膜 18、19 偏光板 20 下側透明絶縁性基板 21 上側透明絶縁性基板 22 TFT 23 液晶分子 24 液晶層 25 共通配線 27 対向基板 28 アクティブマトリックス基板

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に設けられたゲート信
    号配線およびゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に設け
    られたソース信号配線と、該ゲート信号配線と該ソース
    信号配線との各交差部に形成された薄膜トランジスタ
    と、該薄膜トランジスタに接続されたドレイン電極と、
    該ドレイン電極に接続された接続電極と、該接続電極の
    一部と該ゲート絶縁膜を介して保持容量を形成するため
    の共通配線と、該ゲート絶縁膜上に形成された層間絶縁
    膜と、該層間絶縁膜上に設けられた液晶駆動用表示電極
    および対向電極と、を有するアクティブマトリクス基板
    と、該アクティブマトリクス基板に対向する対向基板
    と、該アクティブマトリクス基板と該対向基板に狭持さ
    れた液晶層と、を備えた液晶表示装置であって、 該表示電極が表示領域内の第1の方向に伸びており、該
    対向電極および該ソース信号配線が該表示領域内の該第
    1の方向に伸び、かつ、複数の該表示領域にまたがって
    いる液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記表示電極または前記対向
    電極のいずれか一方が、前記ソース信号配線と重畳する
    ように形成される請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記表示電極または前記対向
    電極のいずれか一方が、前記ゲート信号配線と重畳する
    ように形成される請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 基板と、該基板上に設けられたゲート信
    号配線およびゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に設け
    られたソース信号配線と、該ゲート信号配線と該ソース
    信号配線との各交差部に形成された薄膜トランジスタ
    と、該薄膜トランジスタに接続されたドレイン電極と、
    該ドレイン電極に接続された接続電極と、該接続電極の
    一部と該ゲート絶縁膜を介して保持容量を形成するため
    の共通配線と、該ゲート絶縁膜上に形成された層間絶縁
    膜と、該層間絶縁膜上に設けられた液晶駆動用表示電極
    および対向電極と、を有するアクティブマトリクス基板
    と、該アクティブマトリクス基板に対向する対向基板
    と、該アクティブマトリクス基板と該対向基板に狭持さ
    れた液晶層と、を備えた液晶表示装置であって、 該対向電極が、該共通配線と該層間絶縁層に設けられた
    コンタクトホールを介して直接接続される液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 基板と、該基板上に設けられたゲート信
    号配線およびゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に設け
    られたソース信号配線と、該ゲート信号配線と該ソース
    信号配線との各交差部に形成された薄膜トランジスタ
    と、該薄膜トランジスタに接続されたドレイン電極と、
    該ドレイン電極に接続された接続電極と、該接続電極の
    一部と該ゲート絶縁膜を介して保持容量を形成するため
    の共通配線と、該ゲート絶縁膜上に形成された層間絶縁
    膜と、該層間絶縁膜上に設けられた液晶駆動用表示電極
    、を有するアクティブマトリクス基板と、該アクティ
    ブマトリクス基板に対向し、液晶駆動用対向電極を表示
    領域のほぼ中央部に有する対向基板と、該アクティブマ
    トリクス基板と該対向基板に狭持された液晶層と、を備
    えた液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示電極が前記ソース信号配線また
    は前記ゲート信号配線と重畳するように形成される請求
    項5に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記表示電極の長手方向に対して、前記
    対向電極の長手方向が一定の角度をもっている請求項5
    または請求項6に記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記層間絶縁層の厚さが1.0〜10.
    0μmである請求項1〜7に記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記層間絶縁層の誘電率の値が1.5〜
    3.5である請求項1〜8に記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 前記層間絶縁膜の材質が有機系の樹脂
    である請求項1〜9に記載の液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 表示領域の液晶層分子が基板面に対し
    てほぼ水平な方向に回転駆動することによって、画像表
    示を行う請求項1〜10に記載の液晶表示装置。
  12. 【請求項12】 液晶表示装置を製造する方法であっ
    て、 基板上にゲート電極を形成するとともに、接続電極とゲ
    ート絶縁層を介して保持容量を形成するための共通配線
    を形成する工程と、 該基板上に、該ゲート電極および該共通配線を覆うよう
    にゲート絶縁層を形成する工程と、 該ゲート絶縁層上に、ソース信号配線および接続電極を
    パターン形成する工程と、 該ゲート信号配線と該ソース信号配線との交差部に薄膜
    トランジスタを形成する工程と、 該ゲート絶縁層上に、該薄膜トランジスタ、該接続電
    極、該ソース信号配線、該ゲート信号配線を覆うように
    層間絶縁膜を形成する工程と、 該層間絶縁膜上に液晶駆動用表示電極および対向電極を
    形成する工程と、 該層間絶縁膜の一部を貫通するコンタクトホールによっ
    て該接続電極を介して、該薄膜トランジスタに接続され
    るドレイン電極と該表示電極とを接続する工程と、を包
    含する方法。
  13. 【請求項13】 液晶表示装置を製造する方法であっ
    て、 基板上にゲート電極を形成するとともに、接続電極とゲ
    ート絶縁層を介して保持容量を形成するための共通配線
    を形成する工程と、 該基板上に、該ゲート電極および該共通配線を覆うよう
    にゲート絶縁層を形成する工程と、 該ゲート絶縁層上に、ソース信号配線および接続電極を
    パターン形成する工程と、 該ゲート信号配線と該ソース信号配線との交差部に薄膜
    トランジスタを形成する工程と、 該ゲート絶縁層上に、該薄膜トランジスタ、該接続電
    極、該ソース信号配線、該ゲート信号配線を覆うように
    層間絶縁膜を形成する工程と、 該層間絶縁膜上に液晶駆動用表示電極を形成する工程
    と、 該層間絶縁膜の一部を貫通するコンタクトホールによっ
    て該接続電極を介して、該薄膜トランジスタに接続され
    るドレイン電極と該表示電極とを接続する工程と、 液晶層を介して該表示電極に対向する対向電極を表示領
    域のほぼ中央部に形成する工程と、を包含する方法。
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