JP3199191B2 - 金属ベース回路基板 - Google Patents
金属ベース回路基板Info
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Description
車等に用いられる金属ベース回路基板に関するものであ
る。
特徴を有し、実装部品の発熱を放熱する事を主目的とし
て使用されている。金属ベース回路基板の金属板の材質
はアルミニウム、銅、鉄、珪素鋼板、等が使用されてい
る。従来、この金属板の絶縁層と反対側の面(以下、裏
面という)および側面は使用材質がそのまま露出してい
た。この金属ベース回路基板はその裏面を放熱フィン、
ラジエータ等に取り付けて使用されていた。
おいては、次のような問題点があった。放熱を効果的に
行う為には金属ベース回路基板の裏面を放熱フィン、ラ
ジエータ等に隙間無く取り付ける必要がある。しかしな
がら、従来は金属ベース回路基板をボルト等で放熱フィ
ンに取り付けていた為に、基板の反り等の影響で密着性
が悪く熱伝導が低下するという問題があった。
するには、従来はエンドミル等で絶縁層を部分的に切削
し除去したのち、超音波ワイヤーボンディングするか、
貫通穴にピンを挿入カシメ固定する等の方法がとられて
いた。しかしこれらの方法は非常に生産性が低く加工コ
ストが高くなる原因となっていた。
続が可能で、放熱フィンの半田付けや、貫通穴部とパタ
ーンの半田接続も可能であるが、銅表面は非常に酸化腐
食しやすく、半田接続の信頼性に問題があった。
のであって、金属ベース回路基板の金属板の裏面及び側
面にニッケルめっきまたは金めっきを施すことにより、
放熱フィンを金属ベース回路基板の金属板に密着して容
易に取り付けるけることができ、また導電回路とのアー
ス接続も容易に半田接続することができ、且つ耐腐食性
に優れた金属ベース回路基板を提供することを目的とす
るものである。
上に絶縁層を介して導電回路を設けてなる金属ベース回
路基板であって、前記金属板がアルミニウムからなり、
前記導電回路が銅箔とアルミニウム箔との接合箔からな
り、前記アルミニウム箔が表面に配置されており、しか
も前記金属板の絶縁層と反対側の表面が、放熱フィンに
隙間なく半田接合可能なように、ニッケルめっきまたは
金めっきされてなることを特徴とする金属ベース回路基
板であり、好ましくは、前記金属板の絶縁層と反対側の
表面、側面、更に前記導体回路の表面が、ニッケルめっ
き及び金めっきされてなることを特徴とする前記の金属
ベース回路基板である。
する。図1は、本発明の金属ベース回路基板の概略図で
あり、金属板1に絶縁層2を介して導電性金属箔を貼着
して得られた導電回路3が形成されている。(a)は概
略平面図、(b)は金属板1の裏面のみにめっき4を施
した概略断面図、(c)は金属板1の裏面と側面にめっ
き4を施した概略断面図である。
板厚は0.1〜5.0mmの範囲のものを用いることが
できる。
ルめっきまたは金めっき4が施されている。ニッケルめ
っきまたは金めっき4は印刷サイズ等の大板の状態で、
効率良く実施することができる。めっきの厚みは特に制
限は無いが通常0.1〜5.0μmの範囲で使用され
る。
めっきが必要な場合には、金属ベース回路基板を個片に
分割後に、ニッケルめっきまたは金めっきを施せば良
い。このようにニッケルめっきまたは金めっきは必要に
応じて選択的に効率よく実施可能である。ニッケルめっ
きの厚さは1〜5μm程度が好ましく、また金めっきの
厚さは0.01〜2.0μm程度が好ましく、ワイヤー
ボンディングするときは0.1μmが好適である。
表面および金属板の裏面がニッケルめっきまたは金めっ
きされてなる金属ベース回路基板は、金属板および導電
回路の表面がともにアルミニウムまたはアルミニウム合
金である時は、一工程で同時にニッケルめっきまたは金
めっきすることができ、効率よく目的とする金属ベース
回路基板を得ることができる。
アルミニウム箔との接合箔が採用される。導電回路の表
面が前記二種の材質で形成されている時は二工程以上の
工程でめっきしなければならない。
あればいずれも採用でき、例えばエポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂等
をガラス布に含浸させたもの、無機フィラーを充填した
もの、樹脂層のみで形成したもの、フィルム状に接着し
たものなどがある。
き説明する。図2に示すように、金属板1として板厚
1.5mmのアルミニウム板に厚さ80μmの絶縁層2
を介して厚さ35μmの箔を接着し、エッチング処理し
て導電回路3を形成した。
は本発明でいうニッケルめっき4が厚さ3.0μmで施
されている
用して半田5を介して放熱フィン6を取り付けることが
できた。
4を施した例を説明する。図3に示すように、金属基板
1として板厚1.5mmのアルミニウム板に厚さ80μ
mの絶縁層2を介して厚さ35μmの銅箔を接着し、エ
ッチング処理して導電回路3を形成した。
4が厚さ3.0μmで施されている。
4を利用して半田5を介して導電回路3と金属板1を電
気的に接続することができた。これとは別に、金属板1
の裏面及び側面のそれぞれの一部に0.1μm の厚さの
金めっきが施されているものを作製した。ニッケルめっ
きを施したものと同様金めっき4を利用して半田5を介
して導電回路3と金属板1を電気的に接続することがで
きた。
びに導電回路3の表面にも効率よくニッケルめっき4を
施したもの、さらにその上に金めっきを施した例を説明
する。
1.5mmのアルミニウム板に厚さ80μm の絶縁層2
を介して、厚さ40μm のアルミニウム箔と厚さ10μ
m の銅箔とを接合した接合箔をアルミニウム箔を上にし
て接着し、エッチング処理して導電回路を大板に複数個
面付け形成した。
た金属ベース回路基板の金属板1の裏面、側面および導
電回路3の表面にニッケルめっき4を3μm施した。さ
らに別に、同様の操作で作製した前記ニッケルめっきを
施した金属ベース回路基板の導電回路の表面、金属板の
側面および裏面のそれぞれの一部表面に金めっきを0.
1μm施したものを作製した。
す表面が同一材質のアルミニウムで構成されているため
に、ニッケルめっき加工を一括して実施可能であり、極
めて効率よく、かつ高品質なニッケルめっきを施すこと
ができた。
金属板の裏面にニッケルめっきまたは金めっきが施され
ているので放熱フィンを隙間なく、容易に半田接合で
き、放熱性の優れた実装部品を得ることが可能となっ
た。これにより、金属ベース回路基板本来の目的である
熱伝導が確実に行われ、搭載された電子素子の発熱によ
る温度の上昇を防止でき、極めて信頼性の高い電子部品
を構成することが可能となった。
っきまたは金めっきを施すことにより、導電回路と金属
板を半田接合で容易に電気的に接続することができる。
これにより、従来行われていた超音波ワイヤーボンディ
ングやピン挿入カシメ等の煩雑な工程を省略することが
でき、作業効率が良く信頼性の高い金属ベース回路基板
が得られた。
回路基板の平面図、(b)は本発明の一例を示す金属板
の裏面にNiめっきを施した金属ベース回路基板の概略
断面図、(C)は本発明の一例を示す、金属板の裏面と
側面にNiめっきを施した金属ベース回路基板の概略断
面図をそれぞれ示す。
板の裏面に半田接合で放熱フィンを取り付けた概略断面
図を示す。
よび裏面に施されたNiめっきに半田接合を介して導電
回路と金属板の側面を電気的に接続した金属ベース回路
基板の概略断面図を示す。
電回路の表面材質が同一材質で構成されたもので、金属
板の裏面および側面、ならびに導電回路の表面にニッケ
ルめっきを施した金属ベース回路基板の概略断面図を示
す。
Claims (2)
- 【請求項1】金属板上に絶縁層を介して導電回路を設け
てなる金属ベース回路基板であって、前記金属板がアル
ミニウムからなり、前記導電回路が銅箔とアルミニウム
箔との接合箔からなり、前記アルミニウム箔が表面に配
置されており、しかも前記金属板の絶縁層と反対側の表
面が、放熱フィンに隙間なく半田接合可能なように、ニ
ッケルめっきまたは金めっきされてなることを特徴とす
る金属ベース回路基板。 - 【請求項2】前記金属板の絶縁層と反対側の表面、側
面、更に前記導体回路の表面が、ニッケルめっき及び金
めっきされてなることを特徴とする請求項1記載の金属
ベース回路基板。
Priority Applications (1)
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JP27319192A JP3199191B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 金属ベース回路基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27319192A JP3199191B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 金属ベース回路基板 |
Publications (2)
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JPH06125155A JPH06125155A (ja) | 1994-05-06 |
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ID=17524373
Family Applications (1)
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JP27319192A Expired - Fee Related JP3199191B2 (ja) | 1992-10-12 | 1992-10-12 | 金属ベース回路基板 |
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-
1992
- 1992-10-12 JP JP27319192A patent/JP3199191B2/ja not_active Expired - Fee Related
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