JP3198596U - 輸液ボトル用加温器 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯・可搬性を有し、救急車やドクターヘリなどのバッテリー電源を利用可能とし、輸液ボトル全体に加温・保温制御可能とし、外気温度の影響を受けずに、所望の温度に加温・維持可能とする輸液ボトル用加湿器を提供する。【解決手段】輸液ボトルBの周壁を包囲可能な筒状壁2とし、同筒状壁2上端適所に吊環52を設け、筒状壁2下端中央に輸液ボトルBゴム栓部B0を露出可能なネック孔54を開口すると共に、同筒状壁2下端ネック孔54の周囲に、ショルダー保持部53,55を設け、同筒状壁2適所に輸液確認窓6を設けたカバー型本体10を有し、カバー型本体10の上下端間周壁に電熱ヒーターHおよび温度センサーSを設け、それらハーネスDをカバー型本体10外に延伸した上、外部電源接続型制御ボックスCを接続してなる。【選択図】図1

Description

この考案は、輸液や輸血、経管・経腸栄養などの医療用薬液類などを点滴する技術に関連するものであり、特に、低温保管されていた輸液類を適温まで加温し、低体温症などの悪影響の発生を防止可能とする輸液ボトル用加温器を製造、提供する分野は勿論のこと、その輸送、保管、組み立ておよび設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば、木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
輸血用製剤は、救急救命や手術などに際し、急速且つ大量に血管内に注入する必要が生じる場合があり、通常2〜6℃を保管条件とされる濃厚赤血球液などを、そのまま使用すると血管痛や低体温症を招く虞があり、こうした悪影響を防止するため、輸液に加温しながら点滴可能とする、例えば、下記の特許文献1(1)に提案されている、液体温度調整装置に代表される据置型の加温装置類が既に開発済みとなり、病院内の手術室などに広く導入されている。
こうした、点滴技術の発展に伴い、近年では、救急車やドクターヘリ(救急医療用ヘリコプター)などに医師や看護師が搭乗し、逸早く救命治療を施す救急医療が広く行われるようになり、このような医師や看護師の搭乗に伴って様々な医療機器類が必要且つ搭載されるようになってきたことから、救急搬送中に大量且つ急速の輸液を必要とする場合にあっても、やはり手術室と同様に輸液を加温するのが望ましく、救急車やドクターヘリに簡単に持ち込むことができる程度に、充分に小型化された輸液用加温装置の必要性が高まっている。
(従来の技術)
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案も、これまでに散見されない訳ではない。
例えば、特許文献1(2)に見られるような、輸液ボトルの周囲に巻き付け装着可能な軟質帯状とし、その内側面に加温剤層を一体化し、電源を必要とせず、救急車内や災害地で利用可能とした携帯輸液加温・保温カバーや、特許文献1(3)のように、トリガーを含む反応チャンバー、該反応チャンバーにバリアを介して接続し、反応性液体を含む二次チャンバー、および、該反応チャンバー内を通じて延在し、輸液または輸血が通過・移動可能とする通路管を設け、該バリアを破壊または取り外すなどして反応チャンバーおよび二次チャンバーを単一チャンバーとし、発熱反応を開始すると共に、反応チャンバー内の通路管に輸液や輸血を通過させる過程中に加温するようにした携帯型流体加温器などが散見される。
前者特許文献1(1)および(2)に示されているもののように、硝酸カルシウム四水和物などの反応性液体やトリガーなどの化学反応による発熱を利用するものにあっては、発熱量の制御が困難なために、例えば厳冬期の低気温下にあっては充分な加温ができず、不快感や血管痛、低体温症を招く虞があり、盛夏期には輸血を42°以上に過熱してしまい、赤血球を破壊してしまう虞がある外、反応物質の分布状態などによって加温ムラを生じ易く、しかも一度発熱反応を終えた後は、繰り返し利用することができず、使い捨てすることとなって、点滴を行う度毎にゴミが発生してしまい、経済的でないという致命的な欠点があった。
(1)特開2009-254795号公報 (2)特開平9-248339号公報 (3)特開2013-540536号公報
(問題意識)
上述したとおり、従前までに提案のある各種携帯輸液加温・保温カバーや携帯型流体加温器などは、何れも化学反応による発熱作用を利用したものとなっていたことから、温度を一定に制御するのが困難な上、外気温の影響を受け易く、安定した加温・保温が難しいという課題を残すものであり、救急医療技術の発展に対応し、より高度な輸液や輸血技術を実現化するには、冷蔵保管されている輸液や血液を、1ボトルずつ使用するときに、体温と同温(36〜37℃)に迅速且つ正確に加温制御し、急速且つ大量の輸液や輸血を支障無く安全に行えるようにするための構成につき、更なる改善の可能性を痛感するに至ったものである。
(考案の目的)
そこで、この考案は、携帯・可搬性を有し、救急車やドクターヘリなどのバッテリー電源を利用可能とし、輸液ボトル全体に加温・保温制御可能とし、外気温度の影響を受けずに、所望の温度に加温・維持可能とする新たなモバイル型輸液加温器技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の輸液ボトル用加温器を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(考案の構成)
図面に示すこの考案を代表する実施例からも明確に理解されるように、この考案の輸液ボトル用加温器は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、点滴姿勢とした輸液ボトルの周壁を包囲可能な断熱・保温・軟質素材製の筒状壁とし、同筒状壁上端適所にフック吊下用の少なくとも1個の吊環を設け、該筒状壁下端中央に輸液ボトルのゴム栓部を露出可能なネック孔を開口すると共に、同筒状壁下端ネック孔の周囲にショルダー保持部を設け、同筒状壁適所の少なくとも一箇所に、上下に長い輸液確認窓を設けたカバー型本体を有し、該カバー型本体の上下端間周壁に少なくとも1個の電熱ヒーター、および少なくとも1個の温度センサーを設け、それらハーネスを該カバー型本体外に延伸した上、外部電源接続型制御ボックスを接続してなるものとした構成を要旨とする輸液ボトル用加温器である。
この基本的な構成からなる輸液ボトル用加温器は、その表現を変えて示すならば、点滴姿勢とした輸液ボトルの周壁を包囲可能な帯状の断熱・保温・軟質素材製であって、該帯形状の周回り中央に縦線状の折目線を設け、両翼開閉自在な2つ折りバッグ型の筒状壁とし、同筒状壁両翼の各中央上端にフック吊下用の吊環を設け、該折目線下端から、同筒状壁両翼の各下端中央付近に蛇腹折り畳み可能な鰭片を設け、同筒状壁両翼の各下端中央所定範囲を挟み、該鰭片と対峙する同筒状壁両翼の各下端縁より、当該折目線とは反対がわとなる各両翼対峙端縁、および各両翼上端縁を通じ、当該折目線上端付近に至る周縁に沿いファスナー機構を設け、該鰭片とファスナー機構下端とがショルダー保持部となり、それらショルダー保持部間である同筒状壁両翼の各下端中央所定範囲に、輸液ボトルのゴム栓部を露出可能なネック孔を開口し、同筒状壁適所の少なくとも一箇所に、上下に長い輸液確認窓を設けたカバー型本体を有し、該カバー型本体の上下端間周壁肉厚中に少なくとも1枚のシート型電熱ヒーター、および少なくとも1個の温度センサーを埋設し、それらハーネスを該カバー型本体外に延伸した上1本に纏め、外部電源接続型制御ボックスを接続してなるものとした構成からなる輸液ボトル用加温器となる。
以上のとおり、この考案の輸液ボトル用加温器によれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、小型・軽量・薄形化を達成して病院内での利用は勿論のこと救急車やドクターヘリなどに持ち込み、建物内の電源および車両やへり搭載のバッテリー電源を利用可能にしたから、繰り返し使用することが可能となり、従前までの化学反応による発熱を利用した使い捨てタイプのものに比較して自然環境に優しく経済性に秀れたものとすることができる上、輸液ボトル全体を包み込み、加温・保温制御可能なものとしたから、外気温度の影響を受けずに、所望の温度に正確に加温・維持可能とすることができ、救急救命、手術および臨床の輸液、輸血および経管・経腸栄養剤などの先進の投与技術をあらゆる場面に幅広く安全且つ有効に利用可能にするものとなるという秀れた特徴が得られるものである。
加えて、カバー型本体を、ファスナー機構を有する両翼開閉自在な2つ折りバッグ型としたものは、より一段と小型化・薄形化することができるから、医師や看護師、救急救命士が救急救命などに際し、負担無く携帯することができ、しかもファスナー機構を瞬時に開閉して輸液ボトルを迅速に装着および取り出しできて輸液確認窓から輸液の状態や残量を容易に確認することができる上、外部電源接続型制御ボックスが、各温度センサーの検出値に基づき、各電熱ヒーターを正確にフィードバック制御するから、輸液ボトル内輸液の残量変化や外気温度変化などの影響を受けず、安定した加温・保温管理を実現化し、患者に悪影響を及ぼすことなく、より安全な輸液を可能なものにするという大きな効果を奏することになる。
さらに、カバー型本体が、縦線状の折目線を境とした両翼開閉自在な2つ折りバッグ型の筒状壁を有し、鰭片とファスナー機構下端とがショルダー保持部をなすものでは、輸液ボトルがソフトバッグの場合にも、それらショルダー保持部が、輸液ボトル(ソフトバッグ)のゴム栓部周囲のショルダー部をより確実に保持するものとなり、しかも使用を終えて輸液ボトル(ソフトバッグ)を取り出した後には、鰭片を蛇腹状に折り畳み、両翼閉鎖状2つ折りにして薄く折畳む事ができることとなって、格段にモバイル性を高めたものとすることができる。
温度センサーを筒状壁の上位、中位、下位の少なくとも3箇所に埋設してなるものは、収容した輸液ボトルの上位、中位、下位の温度を個別に検知できるから、輸液投与の進行に伴い漸減する輸液の温度管理を、より木目細かく制御可能なものとなり、点滴中に輸液が減少し、空になった上位範囲を保温状態に維持し、無駄な加温を防ぎ、下位に残っている輸液を集中的に加温するよう制御し、より正確な温度制御および省電力化を達成可能にするものとなる。
制御ボックスが、定格電圧を直流12ボルトとし、交流100ボルトに対応可能なAC−DCコンバーターを内蔵、または、交流100ボルト電源との間に別体のAC−DCコンバーターを介在するよう組合せ接続可能としたもの、および、定格電圧を交流100ボルトとし、直流12ボルトに対応可能なDC―ACコンバーターを内蔵、または、直流12ボルト電源との間に別体のDC―ACコンバーターを介在するよう組合せ接続可能としてなるものは、何れも救急車、ドクターヘリなどのバッテリー電源、および、手術室、病室などの建築施設内の電源を利用することができ、場面を問わず緊急輸液に臨むことができるという利点が得られる。
筒状壁が、要所にPET製の補強板を貼着・積層した2枚のアルミニウムコーティング発泡樹脂フィルム間適所に各電熱ヒーターおよび各温度センサーを挟み込み、固定した裏面壁、およびアルミニウムコーティング発泡樹脂フィルムに補強用外装布を積層被着した表面壁を積層一体化し、必要に応じて表面壁に防水・断熱用透明樹脂シートを貼着するようにしたものは、最小限度に留めた積層構造によって、重量の増加や外郭寸法の増大を回避し、一段と携帯性能を高め、医師や看護師、救急救命士の器材運搬に伴う負担を大幅に削減し、より迅速且つ効率的な加温・保温性能を達成することができるという秀れた効果を奏するものである。
筒状壁が、外周表面の適宜範囲に、外周縁適所に脱着機構を有する透明樹脂製軟質シート製帯、および透明樹脂製軟質シート製ポケットの少なくとも何れか一方を着脱自在に設けるか、または透明樹脂製軟質シート製帯、および透明樹脂製軟質シート製ポケットの少なくとも何れか一方を着脱不能に一体化したメモカバーを設けてなるものは、輸液の薬品名や患者の氏名や血液型など様々な情報を記載したメモ紙やラベル類などを差し込み、明確に表示することが可能となり、より安全且つ正確な治療を実現化できるという大きな特徴を発揮するものとなる。
上記したとおりの構成からなるこの考案の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
カバー型本体は、点滴姿勢とした輸液ボトルの周囲を、同輸液ボトルゴム栓部が露出した状態とするよう覆い、外気から断熱・保温可能とすると共に、電熱ヒーターを内蔵可能とする機能を担っており、点滴姿勢とした輸液ボトルの周壁を包囲可能な断熱・保温・軟質素材製の筒状壁とし、同筒状壁上端適所にフック吊下用の少なくとも1個の吊環を設け、該筒状壁下端中央に輸液ボトルのゴム栓部を露出可能なネック孔を開口すると共に、同筒状壁下端ネック孔の周囲に、ショルダー保持部を設けたものとしなければならず、後述する実施例にも示してあるように、点滴姿勢とした輸液ボトルの周壁を包囲可能な帯状の断熱・保温・軟質素材製であって、該帯形状の周回り中央に縦線状の折目線を設け、両翼開閉自在な2つ折りバッグ型の筒状壁とし、同筒状壁両翼の各中央上端にフック吊下用の吊環を設け、該折目線下端から、同筒状壁両翼の各下端中央付近に、蛇腹折り畳み可能な鰭片を設け、同筒状壁両翼の各下端中央所定範囲を挟み、該鰭片と対峙する同筒状壁両翼の各下端縁より、当該折目線とは反対がわとなる各両翼対峙端縁、および各両翼上端縁を通じ、当該折目線上端付近に至る周縁に沿いファスナー機構を設け、該鰭片とファスナー機構下端とがショルダー保持部となり、それらショルダー保持部間である同筒状壁両翼の各下端中央所定範囲に、輸液ボトルのゴム栓部を露出可能なネック孔を開口したものとすることができる。
カバー型本体の筒状壁は、輸液ボトルの周囲を、断熱・保温可能に包囲する機能を担い、柔軟性を有する筒状や、筒状となる帯状のものなどとすることが可能であり、柔軟性シート素材を複数枚積層してなるものとするのが望ましく、後述する実施例に示すように、要所にPET製の補強板を貼着・積層した2枚のアルミニウムコーティング発泡樹脂フィルム間適所に、各電熱ヒーターおよび各温度センサーを挟み込み固定した裏面壁、およびアルミニウムコーティング発泡樹脂フィルムに補強用外装布を積層被着した表面壁を積層一体化し、必要に応じて表面壁に防水・断熱用透明樹脂シートを貼着してなるものとすることが可能であり、周壁適所の少なくとも一箇所に、上下に長い輸液確認窓を設けてなるものとすることができ、さらに、外周表面の適宜範囲に、外周縁適所に脱着機構を有する透明樹脂製軟質シート製帯、および透明樹脂製軟質シート製ポケットの少なくとも何れか一方を着脱自在に設けるか、または透明樹脂製軟質シート製帯、および透明樹脂製軟質シート製ポケットの少なくとも何れか一方を着脱不能に一体化したメモカバーを設けてなるものとすることが可能である。
カバー型本体筒状壁の折目線は、輸液ボトルが、軟質合成樹脂製の輸液ソフトバッグなどの場合にも、バッグ形状に沿って密着可能とするよう手帳型に折畳むことを可能とし、薄形化して携帯性をより高める機能を担うもので、筒状壁の一部に折癖を付けたものや、ヒンジ機構を設けたり、線状薄肉部としたりすることが可能であり、後述する実施例においても採用しているとおり、シート型電熱ヒーターや温度センサーなどのハーネスを芯状の補強部材とするよう、該折目線に沿って縦設し、本の背表紙状に補強したものとすることができる。
吊環は、点滴姿勢の輸液ボトルを収容したカバー型本体を、その縦姿勢のまま、点滴用フックなどに吊り下げ可能とする機能を担うもので、カバー型本体筒状壁の上端適所に少なくとも1個設けたものとしなければならず、筒状壁の上端適所に貫通する鳩目孔とすることが可能である外、手提げハンドル状のもの、リング型や鈎型フック形状のもの、結び紐状のもの、さらにそれら複数設けたものなどとすることができ、脱着可能なものとすることが可能である。
ネック孔およびショルダー保持部は、カバー型本体筒状壁内に点滴姿勢として収容した輸液ボトルの下向きゴム栓部を露出状とし、同輸液ボトルの下向きとなったショルダー部分を受け止め、保持可能とする機能を担い、ネック孔は、筒状壁下端中央に輸液ボトルのゴム栓部を露出可能な形状・寸法のものとするよう開口すると共に、ショルダー保持部は、筒状壁下端ネック孔の周囲に輸液ボトルのショルダー部分を受け止め、保持し得る寸法・形状のものとしなければならず、ショルダー保持部は、後述する実施例に示すように、鰭片、およびネック孔を挟み対峙するファスナー機構の下端範囲を閉じた部分からなるものとすることができる。
鰭片は、カバー型本体筒状壁内に点滴姿勢として収容した輸液ボトルのショルダー部分を受け止め、保持可能とし、カバー型本体を折畳む場合には、蛇腹状や扇子状などに折り畳み可能となる機能を担っており、例えば、軟質布製、軟質合成樹脂フィルム製のものやネット状のものなどとすることができる。
ファスナー機構は、カバー型本体筒状壁を2つ折りバッグ型に開閉自在とする機能を担い、点滴姿勢とした輸液ボトルを収容したカバー型本体を筒状に閉鎖、および、両翼開放状に開口可能とする機能を担うものであり、金属製や樹脂製のファスナー、面ファスナー、両翼端縁に沿って複数の鳩目金具を配列し靴紐状に紐を通したものや、ボタン、ホック類などに置き換えることが可能であり、輸液ボトルの収容および取り出し操作性を考慮すると、後述する実施例にも示してあるとおり、筒状壁縦線状折目線を境とする両翼の各下端中央所定範囲(ネック孔)を挟み、鰭片と対峙する同筒状壁両翼の各下端縁より、当該折目線とは反対がわとなる各両翼対峙端縁、および各両翼上端縁を通じ、当該折目線上端付近に至る周縁に沿って配設したものとするのが望ましい。
輸液確認窓は、カバー型本体筒状壁内に収容した輸液ボトルの輸液品質や輸液残量などを目視確認可能とする機能を担い、筒状壁に透明な窓を設けたものとしなければならず、保温性を確保するよう貫通せず、透明樹脂シート、透明合成樹脂製板、ガラス板など透光性を有するシートや板材を有するものとすべきであって、透明樹脂製真空ブロックや透明ガス封入の密閉透明樹脂袋などを嵌め込んで視認性を確保し、より高い断熱性を達成したものとすることが可能であり、点滴姿勢としてカバー型本体筒状壁内に収容した輸液ボトルの略全量を目視確認可能な上下長を有する形状とするのが望ましく、少なくとも収容輸液ボトルの上下端間中央付近からショルダー付近まで連続するか、複数個点在するものとするのが良い。
電熱ヒーターは、制御ボックスの制御および外部電力の供給を受け、カバー型本体筒状壁の周壁から、同筒状壁内に収容した輸液ボトルを加温可能とする機能を担い、カバー型本体の上下端間周壁適所の少なくとも1個に設けたものとしなければならず、線状または帯状、面シート状、軟質平板状などの各種形状のジュール熱を発生可能なものとすべきであり、線状または帯状のものは、筒状壁肉厚中に蛇行状や渦巻き状など面状加温を可能とするよう配設したものとするのが望ましく、より具体的には、金属線、金属帯、金属箔、フィルムヒーター、サーモスタッド一体型の自己温度制御面状発熱体、軟質樹脂被膜を有するフレキシブルヒーター、その他のヒーターとすることができ、後述する実施例においても採用しているとおり、シート型電熱ヒーターを筒状壁両翼の一方に、上中下位の合計3箇所に万遍なく埋設・配置したものとするのが良い。
温度センサーは、カバー型本体筒状壁の温度を測定し、制御ボックスに出力する機能を担っており、サーミスター、熱電対、測温抵抗体、赤外線温度センサーなど、接触および非接触少なくとも何れか一方の、何れかの1種またはそれらの組合せとすることができ、より正確な温度制御を考慮すると、後述する実施例にも示すように、筒状壁両翼の一方の上位、中位、下位の少なくとも3箇所に埋設してなるものとするのが良い。
制御ボックスは、外部電力の供給を受け、当該カバー型本体各温度センサーからの出力信号を受け、各電熱ヒーターへの供給電力量を自動的にフィードバック制御し、該カバー型本体内を輸液ボトルの点滴適正温度に加温可能とする機能を担うもので、病院、救急車、ドクターヘリなど様々な場面において確保可能な電力を利用可能とするよう、各種接続プラグ、AC−DCコンバーター、DC―ACコンバーター、変圧器、増幅器などを適宜有するものとすべきであり、電源スイッチ機構を有するものとするのが望ましく、より具体的には、定格電圧を直流12ボルトとし、交流100ボルトに対応可能なAC−DCコンバーターを内蔵、または交流100ボルト電源との間に別体のAC−DCコンバーターを介在するよう組合せ接続可能なものとしたり、定格電圧を交流100ボルトとし、直流12ボルトに対応可能なDC―ACコンバーターを内蔵、または、直流12ボルト電源との間に別体のDC―ACコンバーターを介在するよう組合せ接続可能なものとしたりすることが可能である。
制御ボックスは、カバー型本体内を36℃ないし45℃、望ましくは36ないし37℃または41℃の何れか一方まで短時間の中に加温するよう制御可能なものとすべきであり、望ましくは加温開始から1ないし2分の中に、36ないし37℃または41℃まで正確に加温可能なものとするのが良く、加温温度が36℃未満では、患者に不快感や血管痛を招き、さらに低温のままの場合には低体温症を招く虞があり、41℃を超えると輸血に溶血・蛋白変性などの血液変性を起こす虞がある。また、制御ボックスは、さらに小型・軽量・薄形化することが可能な場合には、同等の機能を発揮する部品として、カバー型本体の適所に一体化したものとすることが可能である。
ハーネスは、各電熱ヒーター、温度センサーと制御ボックスとを電気的・機械的に接続可能とする機能を担っており、絶縁・安全性を有する被膜を設けたものとしなければならず、例えば、カバー型本体筒状壁肉厚内に配する範囲に、フレキシブル基板や帯状ハーネスなどを配したものとすることができ、後述する実施例においても取り入れてあるように、両翼開閉自在な2つ折りバッグ型帯形状の周回り中央に設けた縦線状折目線に沿うよう配線し、カバー型本体折目線部分を背表紙状に補強するようにしたものとすることができる外、カバー型本体から制御ボックスに至る間の中途適所にプラグ・レセプタクルを設け、着脱自在に組み合わせたものとするのが望ましい。
メモカバーは、カバー型本体筒状壁の外周表面適宜範囲に、メモやラベルなどのシートやカード、フィルム類などを一時的に装着可能とする機能を担い、各輸液確認窓を視覚的に閉塞しないよう組み合せたものとしなければならず、カバー型本体筒状壁の変形に充分に追従可能な程度の柔軟性を有し、メモやラベルなどの記載内容などを透視できるよう透明樹脂フィルム製とするのが望ましく、ファスナーや面ファスナー、ボタン、紐などによって着脱自在とするか、または、着脱不能に貼着した透明樹脂製ポケットとすることができる外、後述する実施例にも示すとおり、シート状の部材の少なくとも両端をホックにて着脱自在に装着したものとするのが良い。
輸液ボトルは、輸液や輸血を衛生的に密閉し、保管・運搬・利用可能としたものであり、一般的に、ガラス瓶、硬質合成樹脂ボトル、軟質合成樹脂ボトル、軟質合成樹脂ソプトバッグなどであるということができる。
以下では、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図面は、この考案の輸液ボトル用加温器の技術的思想を具現化した代表的な一実施例を示すものである。
輸液ボトル用加温器を示す正面図である。 カバー型本体裏面壁の積層構造を示す正面図である。 カバー型本体裏面壁の積層構造を示す正面図である。 カバー型本体裏面壁の積層構造を示す正面図である。 カバー型本体表面壁の積層構造を示す正面図である。 メモカバーを示す正面図である。
図1ないし図6に示す事例は、輸液ボトルBの周壁を包囲可能な筒状壁2とし、同筒状壁2上端適所に吊環52を設け、該筒状壁2下端中央に輸液ボトルBゴム栓部B0を露出可能なネック孔54を開口すると共に、同筒状壁2下端ネック孔54の周囲に、ショルダー保持部53,55を設け、同筒状壁2適所に輸液確認窓6を設けたカバー型本体10を有し、該カバー型本体10の上下端間周壁に電熱ヒーターHおよび温度センサーSを配設し、それらハーネスDを該カバー型本体10外に延伸した上、外部電源接続型制御ボックスCを接続してなるものとした、この考案の輸液ボトル用加温器における代表的な一実施例を示すものである。
それら各図からも明確に把握できるとおり、この考案の輸液ボトルB用加温器1は、カバー型本体10が、ゴム栓部B0を下向きとする点滴姿勢とした輸液ボトルBの周壁を包囲可能な帯状の断熱・保温・軟質素材製であって、該帯形状の周回り中央に縦線状の折目線5を設け、両翼50,51を開閉自在とする2つ折りバッグ型の筒状壁2からなり、図2ないし図6に示すように、該カバー型本体10筒状壁2は、両翼50,51各外がわ端縁要所である2箇所の略上下端間に渡る縁部夫々にPET製の補強板30,30を貼着・積層した2枚のアルミニウムコーティング発泡樹脂フィルム31,31間であって、一方の翼部51の上下端間に略均等配置となる上中下の3箇所夫々に矩形シート型の電熱ヒーターH,H,H、およびそれら各シート型電熱ヒーターH,H,H間夫々に1個ずつ合計3個の温度センサーS,S,Sを配するよう、強力両面テープSO,SO,SOを介して挟み込み固定した裏面壁3、および、同裏面壁3の外がわ壁に、アルミニウムコーティング発泡樹脂フィルム31に補強用外装布40を積層被着した表面壁4を積層一体化し、両翼50,51の各外端縁上下中央付近から下端付近に掛けて、夫々縦長矩形状の輸液確認窓6,6を開口したものとし、さらに、同表面壁4の外側全面に防水・断熱用透明樹脂シート41を貼着してなるものとしてある。
図4の二点鎖線に示すように、電熱ヒーターH,H,H、および、温度センサーS,S,Sは、他方の翼50に設けたものとすることができる外、両翼50,51に設けたものとすることが可能であり、さらに、両翼50,51の何れか一方に中位の電熱ヒーターHおよび温度センサーSを設け、両翼50,51の何れか他方に上下位の電熱ヒーターH,Hおよび温度センサーS,Sを設けたものなどとすることが可能である。
図1に示すように、当該筒状壁2両翼50,51の各中央上端にフック吊下用のバッグ持ち手状の吊環52,52を設け、該折目線5下端から、同筒状壁2両翼50,51の各下端中央付近に、蛇腹折り畳み可能な軟質合成樹脂シート製の鰭片53を設け、該鰭片53がショルダー保持部の一部を担うものとし、同筒状壁2両翼50,51の各下端中央所定範囲54を挟み、該鰭片53と対峙する同筒状壁2両翼50,51の各下端縁より、当該折目線5とは反対がわとなる各両翼50,51対峙端縁、および、各両翼50,51上端縁を通じ、当該折目線5上端付近に至る周縁に沿い、テープ、エレメント(務歯)、端部留め金具、差込金具、スライダーなどからなるファスナー機構55を設け、該鰭片53に対峙するファスナー機構55下端がショルダー保持部の他部を担い、それらショルダー保持部53,55間である同筒状壁2両翼50,51の各下端中央所定範囲54に、輸液ボトルBのゴム栓部B0を露出可能なネック孔54を開口したものである。
図1および図4に示すように、各シート型電熱ヒーターH,H,H、および各温度センサーS,S,Sから、裏面壁3アルミニウムコーティング発泡樹脂フィルム31,31間を導いたハーネスDは、折目線5に沿うよう1本に束ね、同折目線5上端がわに導出し、その導出ハーネスD先端に、各配線を独立して接続可能なプラグD0を設けたものとし、図1および図5に示すように、カバー型本体10の各シート型電熱ヒーターH,H,Hおよび各温度センサーS,S,Sを挟み込んだ一方の翼51とは反対がわとなる翼50の折目線5上端寄りの裏面壁3に適所に、適宜個数の表示孔56,56を穿設し、該裏面壁3、表面壁4間にLED(Light Emitting Diode)からなるインジケーターランプL,Lの各発光部分を夫々表示孔56,56に臨ませるよう挟み込み固定し、それらハーネスも折目線5に沿うよう1本に束ね、前記プラグD0に接続したものとし、図1に示すように、該プラグD0に着脱自在なレセプタクルD1には、制御ボックスCから1.8m前後の長さに延伸したハーネスD2を接続したものとしてある。
図1に示す制御ボックスCは、外表面適所に電源スイッチ機構C0、およびインジケーターパネルC1を設け、適所に外部電源接続部C2を露出状に設け、その筐体内部Cには、中央処理部、電源用増幅器、電源用変圧器、定格電圧を直流12ボルトとした場合には、交流100ボルトに対応可能なAC−DCコンバーター、定格電圧を交流100ボルトとした場合には、直流12ボルトに対応可能なDC―ACコンバーターなど、様々な使用条件に応じて必要な電子部品・電子機器類を装備したものとしてある。
図6に示すように、カバー型本体10両翼50、51表面壁4の防水・断熱用透明樹脂シート41外表面には、各翼50、51外端寄り上下端間中央付近に、夫々脱着機構としての雄ホック70,70を装着し、透明軟質樹脂製帯形状体の各外端寄り適所夫々に、脱着機構としての雌ホック71,71を設けてなる透明樹脂製軟質シート製帯72を着脱自在に積層状に重ね装着し、メモカバー7としたものである。
(実施例1の作用・効果)
以上のとおりの構成からなるこの考案の輸液ボトル用加温器1は、図1に示すように、救急救命や手術などの際、低温保存されていた輸液や血液などの輸液ボトル(輸液バッグ)Bをカバー型本体10筒状壁2両翼50、51間に、ゴム栓部B0を下向きとした点滴姿勢に収容し、該ゴム栓部B0がネック孔54より露出するよう配し、同輸液ボトルB左右のショルダーB1,B1を、鰭片53およびファスナー機構55下端からなるショルダー保持部53,55に保持するよう配し、折目線5を境に両翼50、51で包み込むようファスナー機構55の下端から上端まで閉じ合わせ、筒状壁2が包み込むようにした上、吊環52,52を図示しない点滴用フックなどに吊り下げたものとし、ハーネスDプラグD0にレセプタクルD1を接続し、制御ボックスC外部電源接続部C2に、外部電源を接続し、同電源スイッチ機構C0をオン・オフ操作して起動・停止操作可能な状態となる。
当該電源スイッチ機構C0をオン操作すると、内蔵する中央処理部が直ちに加温動作を開始し、各温度センサーS,S,Sからの出力信号を受信し、各シート型電熱ヒーターH,H,Hに対するフィードバック制御を実行し、速やかに検知温度を41℃となるまで加温し、それ以降その温度を維持するよう加温制御し、その結果、収容・加温された輸液ボトルB内の輸液が1ないし2分以内に36ないし37℃に加温・保温されるよう制御可能なものとなり、ゴム栓部B0に図示しない瓶針を接続するなどプライミングを行い、迅速に点滴を開始するようにすることができる。
制御ボックスCが、直流12ボルトに対応するから救急車やそれ以外の車両のバッテリー電源を利用することができる上、交流100ボルトにも対応しているから、家庭用電源や、ドクターヘリにも対応することができるものとなり、小型・軽量・薄形に折り畳み可能であるから、医師や看護師が、当該輸液ボトルB用加温器1を携行することにより、救急救命の様々な場面に利用することができる外、通常の手術室で行う輸液や、臨床的に行う経管、経腸栄養剤の投与などにも幅広く利用することができるものである。
図1に示すように、各シート型電熱ヒーターH,H,Hおよび各温度センサーS,S,Sを、カバー型本体10筒状壁2一方の翼51上下間に万遍なく均等に配置したから、より正確な温度制御を実現化したものとなり、ハーネスDを折目線5に沿って埋設したから、折目線5付近を補強し、本の背表紙状に形状維持し、該折目線5とは反対がわとなる両翼50、51各外がわ端縁に配した補強板30,30がファスナー機構55を上下端間に渡って補強するものとなるから、収容したソフトバッグなどの輸液ボトルBを左右両がわからサポートし、より確実に保護可能なものとなり、ハーネスD中途適所に、プラグD0およびレセプタクルD1を設けたから、カバー型本体10と制御ボックスCとを手軽に分離し、一段とコンパクト化して携帯・保管可能なものとすることができ、しかもカバー型本体10表面壁4表示孔56,56に露出したインジケーターランプL,Lや、制御ボックスCのインジケーターパネルC1が、輸液ボトルBへの加温制御状態を視覚的且つ瞬時に確認することができるから、より安全且つ正確な医療活動に役立つものとなる。
(結 び)
叙述の如く、この考案の輸液ボトル用加温器は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの化学反応による発熱作用を利用したものに比較し、電力を利用することによって大幅な小型・軽量化を達成し、繰り返し利用することができるから遥かに経済的なものとすることができる上、自動制御によって加温管理可能としたから、過熱による輸液や輸血の劣化、および加温不足による低体温症などの発生をより確実に防止するものとなり、従前までは、救命救急処置に際し、冷蔵保存されていた輸液や輸血などを、処置に臨む医師や看護師、救急救命士の努力によって加温管理せざるを得ず、殆どの場合、点滴中に常温下で温度上昇するのを期待するしかないというのが実情であったものの、こうした患者を不快感や低体温症の危険に曝すことを出来るだけ避けたいと希望する救急救命業界は固よりのこと、救急現場の現状を改善したいと新技術を模索する医療機器業界や、より高度な医療技術の提供を希望する医療業界においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになることが期待される。
1 輸液ボトルB用加温器
10 同 カバー型本体
2 筒状壁
20 同 上端
21 同 下端
3 裏面壁
30 同 PET製の補強板
31 同 アルミニウムコーティング発泡樹脂フィルム
4 表面壁(外周表面)
40 同 補強用外装布
41 同 防水・断熱用透明樹脂シート
5 折目線
50 同 翼
51 同 翼
52 同 吊環
53 同 鰭片(ショルダー保持部)
54 同 ネック孔(筒状壁両翼下端中央所定範囲)
55 同 ファスナー機構(ショルダー保持部)
56 同 表示孔
6 輸液確認窓
7 メモカバー
70 同 雄ホック(脱着機構)
71 同 雌ホック(脱着機構)
72 同 透明樹脂製軟質シート製帯
73 同 メモ紙
H シート型電熱ヒーター
S 温度センサー
S0 同 強力両面テープ
L インジケーターランプ
D ハーネス
D0 同 プラグ
D1 同 レセプタクル
B 輸液ボトル
B0 同 ゴム栓部
B1 同 ショルダー
































Claims (7)

  1. 点滴姿勢とした輸液ボトルの周壁を包囲可能な断熱・保温・軟質素材製の筒状壁とし、同筒状壁上端適所にフック吊下用の少なくとも1個の吊環を設け、該筒状壁下端中央に輸液ボトルのゴム栓部を露出可能なネック孔を開口すると共に、同筒状壁下端ネック孔の周囲にショルダー保持部を設け、同筒状壁適所の少なくとも一箇所に、上下に長い輸液確認窓を設けたカバー型本体を有し、該カバー型本体の上下端間周壁に少なくとも1個の電熱ヒーター、および少なくとも1個の温度センサーを設け、それらハーネスを該カバー型本体外に延伸した上、外部電源接続型制御ボックスを接続してなるものとしたことを特徴とする輸液ボトル用加温器。
  2. 点滴姿勢とした輸液ボトルの周壁を包囲可能な帯状の断熱・保温・軟質素材製であって、該帯形状の周回り中央に縦線状の折目線を設け、両翼開閉自在な2つ折りバッグ型の筒状壁とし、同筒状壁両翼の各中央上端にフック吊下用の吊環を設け、該折目線下端から、同筒状壁両翼の各下端中央付近に蛇腹折り畳み可能な鰭片を設け、同筒状壁両翼の各下端中央所定範囲を挟み、該鰭片と対峙する同筒状壁両翼の各下端縁より、当該折目線とは反対がわとなる各両翼対峙端縁、および各両翼上端縁を通じ、当該折目線上端付近に至る周縁に沿いファスナー機構を設け、該鰭片とファスナー機構下端とがショルダー保持部となり、それらショルダー保持部間である同筒状壁両翼の各下端中央所定範囲に、輸液ボトルのゴム栓部を露出可能なネック孔を開口し、同筒状壁適所の少なくとも一箇所に、上下に長い輸液確認窓を設けたカバー型本体を有し、該カバー型本体の上下端間周壁肉厚中に少なくとも1枚のシート型電熱ヒーター、および少なくとも1個の温度センサーを埋設し、それらハーネスを該カバー型本体外に延伸した上1本にまとめ、外部電源接続型制御ボックスを接続してなるものとしたことを特徴とする輸液ボトル用加温器。
  3. 温度センサーを筒状壁の上位、中位、下位の少なくとも3箇所に埋設してなるものとした、請求項1または2何れか一方記載の輸液ボトル用加温器。
  4. 制御ボックスが、定格電圧を直流12ボルトとし、交流100ボルトに対応可能なAC−DCコンバーターを内蔵、または交流100ボルト電源との間に別体のAC−DCコンバーターを介在するよう組合せ接続可能なものとしてなる、請求項1ないし3何れか一項記載の輸液ボトル用加温器。
  5. 制御ボックスが、定格電圧を交流100ボルトとし、直流12ボルトに対応可能なDC―ACコンバーターを内蔵、または直流12ボルト電源との間に別体のDC―ACコンバーターを介在するよう組合せ接続可能なものとしてなる、請求項1ないし3何れか一項記載の輸液ボトル用加温器。
  6. 筒状壁が、要所にPET製の補強板を貼着・積層した2枚のアルミニウムコーティング発泡樹脂フィルム間適所に、各電熱ヒーター、および各温度センサーを挟み込み固定した裏面壁、および、アルミニウムコーティング発泡樹脂フィルムに補強用外装布を積層被着した表面壁を積層一体化し、必要に応じて表面壁に防水・断熱用透明樹脂シートを貼着してなるものとした、請求項1ないし5何れか一項記載の輸液ボトル用加温器。
  7. 筒状壁が、外周表面の適宜範囲に、外周縁適所に脱着機構を有する透明樹脂製軟質シート製帯、および透明樹脂製軟質シート製ポケットの少なくとも何れか一方を着脱自在に設けるか、または、透明樹脂製軟質シート製帯、および透明樹脂製軟質シート製ポケットの少なくとも何れか一方を着脱不能に一体化したメモカバーを設けてなるものとした、請求項1ないし6何れか一項記載の輸液ボトル用加温器。














































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* Cited by examiner, † Cited by third party
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