JP3198554U - 回転式洗浄ガンの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性の高い回転式洗浄ガンの構造を提供する。【解決手段】回転式洗浄ガンの構造は、グリップ1の一方の側部に入気口11が設けられ、入気口は上方に弁座12を有する。レバー13によって入気口から導入される外部の高圧空気が制御される。弁座12の一方の側部には、給気管14が接続され、給気管の一方の側部には、対接部141によって噴射管2及び回転装置3の送気管31が装着される。送気管の他方の側部の連接部312は、噴射管2の収容空間20内まで延伸する。連接部312部分には、軸受け32が装着され、軸受けの回転リング322外部には、連結カバー33が嵌設されて、回転体34が装着される。回転体は、噴射管2の一方の側部の管口201部分に位置する。高圧空気は、回転体34内部の集気室に送られ、傾斜噴射孔342から外部に噴射される。【選択図】図2

Description

本考案は、回転式洗浄ガンの構造に関し、特に、給気管が接続されるグリップと、給気管の一方の側部に装着される噴射管と、噴射管内に位置する回転装置と、を含み、グリップから外部の高圧空気が導入され、回転装置が噴射管内で回転し、外部に向かって回転方式で気体を噴射する回転式洗浄ガンの構造に関する。
科学技術の進歩により、人々は、衣食住、移動及び娯楽に対して更に高い品質を求めている。移動に関しては、各種自動車、バイクなどが人々の移動手段となっており、その数量も日々増加している。各種自動車、バイクなどの洗浄作業は、電動洗車機を使用して自動で行うこともできるが、電動洗車機は、回転するブラシが車体外部を洗浄するのみであるため、車体の辺縁及び凹凸部分を十分に洗浄することができない。そのため、多くの人が手作業で車体の洗浄を行っている。しかし、車体を洗浄した後、乾いた雑巾などで車体に残留した水を拭き取る必要があるため、作業に時間及び労力が非常に掛かっていた。
一般に、洗浄作業を行う際、ブラシ、雑巾などを使用し、散水しながら物体外部を洗浄する。車両、ビルなどの洗浄作業を行う場合、強力な水圧が必要とされるため、散水ホースの先端を指で押圧することによって高い水圧で水が噴射され、汚れを水で洗い流した後、ブラシ、雑巾などで洗浄作業が行われる。このため、洗浄作業に時間及び労力が掛かる上、大量の水が浪費されていた。この問題を解決するために、洗浄ガンに高圧空気を供給することによって水を強力に噴出させて汚れを洗い流すことができ、水を使用する時間を制御して水の浪費を防止することができる構造が案出された。図8を参照する。図8は、従来の洗浄ガンの構造を示す断面図である。洗浄ガンAは、グリップA1、T字管A2、液体タンクA3、噴射管部材Bなどの部材から構成される。噴射管部材Bは、噴射管B1を含む。噴射管B1の一方の端部には、螺着台B11が設けられ、洗浄ガンAの圧力空気出口端A4に螺着される。噴射管B1の外端は、開放状を呈する。洗浄ガンAの圧力空気出口端A4の中央のネジ山には、回転管Cの一方の端部のコネクタC1が螺着固定される。回転管Cの外部の適当な位置には、加重管C2が設けられる。回転管C内には、汲み上げ管C3が設けられる。汲み上げ管C3は、T字管A2まで延伸して液体タンクA3内に到達する。汲み上げ管C3の側部の回転管C内で宙に浮いている部分には、噴射口C31が設けられる。洗浄ガンAは、グリップA1部分から外部の高圧空気を取り入れ、T字管A2から圧力空気出口端A4まで送り、最後に回転管Cに進入させる。高圧空気は、回転管C及び汲み上げ管C3の噴射口C31部分においてベンチュリ効果により、汲み上げ管C3から液体タンクA3内の水を汲み上げる。また、汲み上げられた水は、噴射口C31において高圧空気と混合された後、汲み上げ管C3の噴射口C31から外部に回転しながら噴出され、洗浄作業が行われる。しかし、実施する際、洗浄ガンA内部の回転管Cが高圧空気によって駆動され、噴射管B1の内部において高速回転するため、回転管C及び加重管C2と噴射管B1との間で摩擦が発生して磨損し、長期間使用すると、回転管CのコネクタC1と圧力空気出口端A4との接続位置が断裂する虞がある。これにより、洗浄ガンAを使用する際、回転管Cが断裂して高圧空気によって噴射管B1の外部に弾き出され、事故が発生する虞がある。このため、従来の洗浄ガンの使用時における欠点及び問題を解決することが求められていた。
従来の高圧洗浄機、及び洗浄ノズルとしては、例えば特許文献1〜3に記載のものが開示されている。
本考案の考案者は、上述の問題及び欠点に鑑み、関連資料を収集し、長年の経験、幾度にも渡る試作及び改善を経て本考案の回転式洗浄ガンの構造を案出した。
特開2005−313008号公報 特開平10−057844号公報 特開2015−067376号公報
本考案の第1の目的は、グリップの一方の側部に入気口が設けられ、グリップに弁座が接続され、弁座のレバーによって入気口から導入される外部の高圧空気が制御され、弁座の一方の側部に給気管が接続され、給気管の他方の側部に対接部の対接ボルトによって噴射管の一方の側部の対接側の対接ネジ孔が装着され、対接部の対接ボルト内の雌ネジ孔部分に回転装置の送気管の一方の側部の接合部の雄ネジロッドが装着され、送気管の他方の側部の連接部が噴射管の収容空間内まで延伸し、連接部部分に軸受けが装着され、軸受けの回転リング外部に連結カバーが嵌設されて、回転体が装着され、回転体が噴射管の一方の側部の管口部分に位置し、グリップから導入された高圧空気が給気管から送気管に送られた後、回転体内部の集気室に進入し、回転体の傾斜噴射孔から外部に噴射される回転式洗浄ガンの構造を提供することにある。
本考案の第2の目的は、回転装置が送気管と、送気管の他方の側部の連接部に装着される軸受けと、連結カバーと、回転体と、を含み、送気管の一方の側部が接合部を有し、接合部部分に雄ネジロッドが設けられてグリップの一方の側部の給気管の対接部の雌ネジ孔部分に螺着され、送気管の他方の側部に連接部が設けられ、連接部が送気管の他方の側部から外部に突出する外径が小さい接合ロッドを有し、接合ロッドの一方の側部が外部に突出する外径の小さな螺着ロッドを有し、接合ロッドに軸受けの軸孔が嵌合され、軸受けの回転リングが連結カバーの係合溝に嵌合され、連結カバーが回転リングと共に回転し、連結カバー外部に外ネジが設けられて回転体の一方の側部の内ネジ孔に螺着され、回転体内部の集気室が送気パイプの送気孔に対向し、回転体に集気室から側壁面の方向に外部に傾斜して貫通する傾斜噴射孔が設けられ、送気管内の送気孔から導入された高圧空気が回転体の集気室内に進入し、回転体及び連結カバーを軸受けの回転リングと共に回転させ、高圧空気が回転体の集気室の一方の側部の傾斜噴射孔から外部に噴射される回転式洗浄ガンの構造を提供することにある。
本考案の第3の目的は、給気管の底部に液体(例えば、水、洗浄剤、石鹸水、ウォーターワックスなど)が貯蔵される貯水タンクが接続され、貯水タンク内の液体が供水管によって汲み取られて連接管部分まで送られ、内部に送水管が設けられた連接管によって供水管から汲み取られた液体が外部に送られ、送水管が連接管部分から、給気管の給気孔、回転装置の送気管の送気孔及び回転体の集気室まで延伸され、回転体の集気室の一方の側部に外端面の方向に貫通孔が設けられて送水管の一方の側部の端部が貫設され、傾斜噴射孔が回転体の貫通孔の側辺に位置し、弁座部分のレバーを操作することによって入気口から高圧空気を導入すると、高圧空気が弁座の送気孔から給気管内に進入し、回転装置の回転体の傾斜噴射孔から外部に噴射され、これと同時に、高圧空気が回転体の貫通孔部分と送水管の一方の側部の端部との間に形成される間隙から外部に噴射され、気体及び霧水を同時に噴射し、これと同時に、貫通孔の側辺に位置する傾斜噴射孔によって霧水に対して高圧空気が噴射され、霧水をさらに細かい霧にする回転式洗浄ガンの構造を提供することにある。
請求項1の考案は、グリップ及び回転装置を備える回転式洗浄ガンの構造であって、グリップの一方の側部には、外部の高圧空気を導入する入気口が設けられ、入気口の上方には、レバーを有する弁座が設けられ、弁座の一方の側部には、給気管が接続され、給気管の内部は、弁座及び入気口まで連通する給気孔を有し、弁座と反対側の給気管の側部には、対接部が凸設され、回転装置は、対接部に装着されて、外部に延伸する送気管と、送気管の側部の連接部に装着される連結カバーと、軸受けと、回転体と、を有し、送気管の内部には、送気管を貫通する送気孔が設けられ、軸受けの外部には、回転体によって駆動されて回転する連結カバーが嵌設され、連結カバーの外部には、傾斜噴射孔を有する回転体が装着され、回転体の内部には、送気管の送気孔に対向する集気室が設けられることを特徴とする回転式洗浄ガンの構造である。
請求項2の考案は、グリップの給気管の一方の側部の対接部には、給気管の一方の側部から外部に突出する対接ボルトが設けられ、対接部の対接ボルト内には、給気孔の一方の側部に位置する雌ネジ孔が設けられ、対接部の対接ボルトの外部には、噴射管の一方の側部の対接側に緊密に当接されるパッキンリングが嵌設され、噴射管の一方の側部の対接側には、対接ボルトに螺着される対接ネジ孔が設けられ、回転装置の送気管の一方の側部の接合部には、雌ネジ孔部分に螺着される雄ネジロッドが設けられ、グリップの対接部には、噴射管が装着され、噴射管の一方の側部には、対接部に装着される対接側が設けられ、噴射管の内部には、対接側から他方の側部に貫通して、回転装置の送気管が進入する収容空間が設けられ、噴射管の対接側と反対側の収容空間には、外部に拡張する管口が設けられ、噴射管は、ラッパ管、直管又は多辺形管の管体であり、給気管の底部には、連接管が設けられ、給気管は、T字管であり、連接管の底部には、液体が貯蔵される貯水タンクが接続され、貯水タンク内には、液体を連接管部分まで汲み上げる供水管が設けられ、連接管内には、供水管が汲み上げた液体を外部に送る送水管が設けられ、送水管は、連接管部分から給気管の給気孔内に延伸し、送水管の一方の側部には、送気管の送気孔外部に貫通する端部が設けられ、回転装置の回転体の集気室の一方の側部には、送水管の一方の側部の端部が貫設される貫通孔が設けられ、貫通孔は、回転体の傾斜噴射孔の側辺に位置し、回転体の内部には、一方の側部が外部に貫通する集気室が凹設され、集気室の他方の側部の壁面の中央位置には、外部に貫通する貫通孔が設けられ、貫通孔の側辺には、外部に傾斜して貫通する傾斜噴射孔が設けられ、貫通孔の直径は、送水管の一方の側部の端部の外径より大きく、送水管の一方の側部の端部外部の貫通孔部分には、気体が通過する間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転式洗浄ガンの構造である。
請求項3の考案は、回転装置の送気管の他方の側部の連接部は、送気管の他方の側部から外部に突出する接合ロッドと、接合ロッドの外側から外部に突出する螺着ロッドと、を有し、接合ロッドには、軸受けの軸孔が嵌合されて位置決めされ、軸受けの外側には、螺着ロッド部分に螺着されて軸受けが接合ロッドから離脱するのを防止するナットが設けられ、連結カバー内部には、回転リングが係合固定される係合溝が設けられ、連結カバーの係合溝外部には、外ネジが設けられ、回転体の集気室の他方の側部には、外ネジ部分に螺着される内ネジ孔が設けられ、接合ロッドの外径は、送気管の外径より小さく、螺着ロッドの外径は、接合ロッドの外径より小さく、ナットの外径は、軸受けの軸孔の孔径より大きく、回転体の内部には、一方の側部が外部に貫通する集気室が凹設され、集気室の内部に貫通する他方の側部には、孔径が縮小された内ネジ孔が設けられ、集気室の一方の側部の壁面には、外部に傾斜して貫通する傾斜噴射孔が設けられることを特徴とする請求項1に記載の回転式洗浄ガンの構造である。
本考案の回転式洗浄ガンは、回転体、軸受け及び連結カバーの組み合わせ構造により、噴射管の収容空間内から部品等が外部に飛び出しにくいため、洗浄ガンを使用する際の安全性を高め、部品が脱落して事故が発生することがなく、危険性を低減することができる。
本考案の回転式洗浄ガンの構造を示す斜視図である。 本考案の回転式洗浄ガンの構造を示す分解斜視図である。 本考案の回転式洗浄ガンの構造の回転装置を示す分解斜視図である。 本考案の回転式洗浄ガンの構造を示す一部断面図である。 図4のA部分を示す拡大図である。 本考案の回転式洗浄ガンの構造に貯水タンクを装着した状態を示す一部断面図である。 図6のB部分を示す拡大図である。 従来の洗浄ガンを示す一部断面図である。
本考案の目的、特徴及び効果を示す実施形態を図面に沿って詳細に説明する。
図1〜図5を参照する。図1は、本考案の回転式洗浄ガンの構造を示す斜視図である。図2は、本考案の回転式洗浄ガンの構造を示す分解斜視図である。図3は、本考案の回転式洗浄ガンの構造の回転装置を示す分解斜視図である。図4は、本考案の回転式洗浄ガンの構造を示す一部断面図である。図5は、図4のA部分を示す拡大図である。図1〜図5から分かるように、本考案の回転式洗浄ガンの構造は、グリップ1、噴射管2及び回転装置3を含む。
グリップ1の底部の一方の側部には、入気口11が設けられる。グリップ1の上方には、レバー13によって操作及び制御される弁座12が設けられ、入気口11から導入される外部の高圧空気が制御される。弁座12の他方の側部には、給気管14が接続される。給気管14内部の給気孔140は、弁座12及び入気口11に連通する。給気管14の弁座12と反対側の一方の側部には、対接部141が設けられる。対接部141には、給気管14の一方の側部から外部に突出する対接ボルト1411が設けられる。給気孔140の一方の側部の対接部141の対接ボルト1411内部には、雌ネジ孔1412が設けられる。
噴射管2の一方の側部には、対接側21が設けられる。対接側21内には、対接ネジ孔211が設けられる。対接側21の対接ネジ孔211から噴射管2内部方向には、噴射管2を貫通する収容空間20が設けられる。収容空間20の一方の側部には、管口201が設けられる。
回転装置3は、送気管31、軸受け32、連結カバー33及び回転体34を含む。送気管31内部は、送気管31を貫通する送気孔310を有する。送気管31外部の一方の側部には、接合部311が設けられる。接合部311には、送気管31の一方の側部から外部に突出する雄ネジロッド3111が設けられる。接合部311と反対側の送気管31の他方の側部には、連接部312が設けられる。連接部312は、送気管31の他方の側部から外部に突出する接合ロッド3121と、接合ロッド3121の他方の側部から外部に突出する螺着ロッド3122と、を含む。接合ロッド3121に軸受け32の軸孔320を嵌設し、ナット321を螺着ロッド3122部分に螺着することにより、軸受け32が接合ロッド3121部分から脱落するのを防止することができる。軸受け32の回転リング322は、連結カバー33の係合溝330に嵌合される。連結カバー33の外部には、外ネジ331が設けられ、回転体34の一方の側部の内ネジ孔341が外ネジ331部分に螺着される。回転体34には、内ネジ孔341から内側に集気室340が凹設され、集気室340から一方の側部方向の壁面には、外部に傾斜して貫通する傾斜噴射孔342が設けられる。
上述の各部材を組み立てる際、グリップ1底部の入気口11から外部に設けられた高圧空気源が接続され、グリップ1の弁座12部分のレバー13を操作することによって入気口11から導入される高圧空気が制御される。次に、グリップ1の給気管14の一方の側部の対接部141の対接ボルト1411部分にパッキンリング1413を嵌設する。また、噴射管2の一方の側部の対接側21の対接ネジ孔211を対接部141の対接ボルト1411部分に螺着する。また、噴射管2の対接側21の外側面をパッキンリング1413に当接して緊密に結合する。これにより、噴射管2を給気管14の対接部141外側に延設することができる。次に、給気管14の対接部141内部の雌ネジ孔1412に回転装置3の送気管31の一方の側部の接合部311の雄ネジロッド3111を螺着する。また、送気管31の他方の側部の連接部312を噴射管2の収容空間20の他方の側部の管口201部分まで延伸し、連接部312外部に回転体34を装着する。これにより、送気管31を収容空間20の一方の側部の管口201部分まで延伸することができる。以上の構造により、グリップ1、噴射管2及び回転装置3から構成される本考案の回転式洗浄ガンの構造が構成される。
上述の回転式洗浄ガンを使用する際、グリップ1底部の入気口11の供気管111を外部の高圧空気源(エアコンプレッサなど)に接続し、グリップ1の弁座12上のレバー13を操作するによって入気口11部分から外部の高圧空気を導入する。高圧空気は、弁座12の一方の側部の送気口121から給気管14の給気孔140内に進入し、対接部141部分から回転装置3の送気管31の送気孔310内に送られ、回転体34の集気室340内に進入する。これにより、高圧空気は、集気室340の一方の側部の傾斜噴射孔342から外部に噴射される。これと同時に、回転体34及び連結カバー33が高圧空気によって駆動され、軸受け32の回転リング322部分において回転し、物体(車体、建築物の外壁、窓ガラスなど)の表面に残留又は付着した水、埃などを傷つけることなく吹き飛ばすことができる。
グリップ1の給気管14の一方の側部には、噴射管2が接続される。噴射管2は、ラッパ管、直管、多辺形管などの管体である。
図2、図3、図6及び図7を参照する。図2は、本考案の回転式洗浄ガンの構造を示す分解斜視図である。図3は、本考案の回転式洗浄ガンの構造の回転装置を示す分解斜視図である。図6は、本考案の回転式洗浄ガンの構造に貯水タンクを装着した状態を示す一部断面図である。図7は、図6のB部分を示す拡大図である。図2、図3、図6及び図7から分かるように、本考案の回転式洗浄ガンは、霧水を噴射するように応用することができる。霧水を噴射させる場合、グリップ1の他方の側部の給気管14の底部に連接管142が垂直に設けられ、給気管14が3方向に分岐したT字管となる。連接管142底部には、貯水タンク1421が接続される。連接管142内部には、供水管1422が設けられ、貯水タンク1421内まで延伸する。連接管142の一方の側部には、送水管1423が接続される。送水管1423は、給気管14の給気孔140及び回転装置3の送気管31の送気孔310まで延伸され、回転体34の集気室340に進入する。送水管1423の一方の側部の端部1424は、回転体34の集気室340の一方の側部の外端面344方向に設けられる貫通孔343中に貫設される。貫通孔343の孔径は、端部1424の外径より大きい。貫通孔343と送水管1423の一方の側部の端部1424との間には、適当な間隙が形成される。これにより、グリップ1底部の入気口11に高圧空気供給管111が接続され、高圧空気供給管111に外部のエアコンプレッサが接続され、グリップ1のレバー13によって弁座12を制御して入気口11から導入される空気を送気口121から送り出すと、高圧空気は、送気口121から給気管14の給気孔140内に進入し、対接部141部分から回転装置3の送気管31の送気孔310を通って回転体34の集気室340内に送られ、傾斜噴射孔342から外部に噴射される。これと同時に、回転体34が軸受け32の回転リング322部分において駆動されて回転し、高圧空気が送気管31の他方の側部の連接部312及び回転体34の貫通孔343に進入し、貫通孔343部分でベンチュリ効果が発生する。これにより、連接管142底部に接続された供水管1422から貯水タンク1421内部の液体が上方に汲み取られる。液体は、供水管1422から連接管142上部の送水管1423部分に導入され、送水管1423の一方の側部の端部1424が回転体34の貫通孔343内に貫通していることにより、端部1424から外部に噴射される(図7参照)。これと同時に、高圧空気が回転体34の集気室340内に進入して傾斜噴射孔342から外部に噴射される以外に、高圧空気は、貫通孔343と端部1424との間に形成される間隙からも外部に噴射され、端部1424から外部に噴射される液体を霧化し、端部1424から噴出される霧水をさらに細かくすることができる。即ち、弁座12部分のレバー13を操作することによって入気口11から導入される高圧空気を制御することにより、高圧空気は、弁座12の送気孔310から給気管14内に進入し、回転装置3の回転体34の傾斜噴射孔342から外部に噴射される以外に、回転体34の貫通孔343部分と送水管1423の一方の側部の端部1424との間に形成される間隙から外部に噴射されることにより、気体及び霧水を噴射することができる。また、貫通孔343側辺の傾斜噴射孔342によって霧化された水にさらに高圧空気が噴射されることにより、霧水を更に細かくすることができる。
上述の洗浄ガンは、グリップ1の他方の側部の給気管14の対接部141の対接ボルト1411部分に回転装置3が装着される。回転装置3の送気管31の雄ネジロッド3111は、対接部141の雌ネジ孔1412に螺着される。送気管31の他方の側部の連接部312部分の接合ロッド3121には、軸受け32が嵌合され、ナット321によって螺着ロッド3122部分に螺着される。ナット321の外径は、軸受け32の軸孔320の内径より大きいため、ナット321によって軸受け32が接合ロッド3121から離脱するのを防止することができる。軸受け32の回転リング322は、連結カバー33の係合溝330に嵌合される。連結カバー33の外ネジ331部分には、回転体34の一方の側部の内ネジ孔341が螺着される。回転装置3の送気管31が噴射管2の収容空間20内まで延伸され、送気管31の他方の側部の回転体34のみが管口201部分で回転することにより、高圧空気は、送気管31の送気孔310内に進入すると、回転体34の集気室340内まで送られ、回転体34の傾斜噴射孔342部分から外部に噴射される。これと同時に、回転体34が駆動されて連結カバー33と共に軸受け32の回転リング322によって回転し、送気孔310から送られた高圧空気は、傾斜噴射孔342から外部に噴射され、回転体34外部の噴射管2の管口201によってガイドされながら外部に噴射される。送気管31は、噴射管2の収容空間20内で回転しないため、回転の遠心力によって送気管31が噴射管2から離脱するのを防止し、噴射管2及び回転装置3の全体構造強度を高めることができる。仮に、回転装置3の回転体34の貫通孔343に送水管1423の一方の側部の端部1424が貫設される場合、送水管1423によって貯水タンク1421内の液体が汲み取られ、送水管1423の端部1424から回転体34の貫通孔343部分に外部に向かって液体が噴射される。また、貫通孔343側辺の傾斜噴射孔342から高圧空気が噴射されるため、強力な噴射作用が提供され、端部1424から噴射される液体を霧化するのが補助され、霧水を更に細かくすることができる。また、回転装置3の送気管31の他方の側部の連接部312の螺着ロッド3122には、ナット321が螺着接合されるため、軸受け32、連結カバー33などは、連接部312から脱落又は分離しにくい。また、連結カバー33の外部の外ネジ331に回転体34の一方の側部の内ネジ孔341が螺着されることにより、回転体34及び連結カバー33が軸受け32の外部において回転する際、回転体34と連結カバー33との螺着方向と、回転体34の回転方向と、が反対なので、遠心力の影響を受けて離脱することがない。これにより、実際に使用する際、回転体34、軸受け32及び連結カバー33の組み合わせ構造は、噴射管2の収容空間20内から外部に飛び出しにくいため、洗浄ガンを使用する際の安全性を高め、部品が脱落して事故が発生することがなく、危険性を低減することができる。
本考案は、回転式洗浄ガンの構造を提供するものであり、グリップの他方の側部の給気管の対接部に噴射管及び回転装置が装着される。回転装置は、噴射管の収容空間内部に位置する。回転装置の送気管の他方の側部の連接部には、軸受け、連結カバー及び回転体が装着される。グリップの弁座部分のレバーを操作することによって入気口から導入される高圧空気を制御することができる。高圧空気は、給気管から回転装置の送気管に送り込まれ、送気管の他方の側部の回転体部分の傾斜噴射孔から外部に回転噴射される。また、給気管の一方の側部に回転装置の送気管が螺着され、送気管の他方の側部に回転体が装着され、送気管は、噴射管の収容空間内において回転しないため、気体の噴射強度を高めることができる。また、給気管底部には、連接管及び貯水タンクを設けることができる。これにより、貯水タンク内の液体を給気管の給気孔から回転装置の送気管の他方の側部の回転体部分に送り、気体及び霧水を同時に噴射させることができ、噴射する霧水を更に細かくすることができる。
以上の説明は、本考案の実施形態を示すものであり、上述の実施形態は、本考案の実用新案登録請求の範囲を限定するものではなく、本考案の主旨を逸脱しない範囲における実質的に同等構成の変更及び修飾は、本考案の実用新案登録請求の範囲に含まれる。
上述の説明から分かるように、本考案の回転式洗浄ガンの構造は、所望の効果及び目的を確実に実現することができ、実用性に優れた考案と言える。
1 グリップ
11 入気口
111 供気管
12 弁座
121 送気口
13 レバー
14 給気管
140 給気孔
141 対接部
1411 対接ボルト
1412 雌ネジ孔
1413 パッキンリング
142 連接管
1421 貯水タンク
1422 供水管
1423 送水管
1424 端部
2 噴射管
20 収容空間
201 管口
21 対接側
211 対接ネジ孔
3 回転装置
31 送気管
310 送気孔
311 接合部
3111 雄ネジロッド
312 連接部
3121 接合ロッド
3122 螺着ロッド
32 軸受け
320 軸孔
321 ナット
322 回転リング
33 連結カバー
330 係合溝
331 外ネジ
34 回転体
340 集気室
341 内ネジ孔
342 傾斜噴射孔
343 貫通孔
344 外端面
A 洗浄ガン
A1 グリップ
A2 T字管
A3 液体タンク
A4 出口端
B 噴射管部材
B1 噴射管
B11 螺着台
C 回転管
C1 コネクタ
C2 加重管
C3 汲み上げ管
C31 噴射口

Claims (3)

  1. グリップ及び回転装置を備える回転式洗浄ガンの構造であって、
    グリップの一方の側部には、外部の高圧空気を導入する入気口が設けられ、前記入気口の上方には、レバーを有する弁座が設けられ、前記弁座の一方の側部には、給気管が接続され、前記給気管の内部は、前記弁座及び前記入気口まで連通する給気孔を有し、前記弁座と反対側の前記給気管の側部には、対接部が凸設され、
    前記回転装置は、前記対接部に装着されて、外部に延伸する送気管と、前記送気管の側部の連接部に装着される連結カバーと、軸受けと、回転体と、を有し、前記送気管の内部には、前記送気管を貫通する送気孔が設けられ、前記軸受けの外部には、前記回転体によって駆動されて回転する連結カバーが嵌設され、前記連結カバーの外部には、傾斜噴射孔を有する回転体が装着され、前記回転体の内部には、前記送気管の送気孔に対向する集気室が設けられることを特徴とする回転式洗浄ガンの構造。
  2. 前記グリップの前記給気管の一方の側部の対接部には、前記給気管の一方の側部から外部に突出する対接ボルトが設けられ、前記対接部の対接ボルト内には、前記給気孔の一方の側部に位置する雌ネジ孔が設けられ、前記対接部の対接ボルトの外部には、前記噴射管の一方の側部の対接側に緊密に当接されるパッキンリングが嵌設され、前記噴射管の一方の側部の対接側には、前記対接ボルトに螺着される対接ネジ孔が設けられ、前記回転装置の送気管の一方の側部の接合部には、前記雌ネジ孔部分に螺着される雄ネジロッドが設けられ、前記グリップの対接部には、前記噴射管が装着され、前記噴射管の一方の側部には、前記対接部に装着される対接側が設けられ、前記噴射管の内部には、前記対接側から他方の側部に貫通して、前記回転装置の送気管が進入する収容空間が設けられ、前記噴射管の前記対接側と反対側の収容空間には、外部に拡張する管口が設けられ、前記噴射管は、ラッパ管、直管又は多辺形管の管体であり、前記給気管の底部には、連接管が設けられ、前記給気管は、T字管であり、前記連接管の底部には、液体が貯蔵される貯水タンクが接続され、前記貯水タンク内には、液体を前記連接管部分まで汲み上げる供水管が設けられ、前記連接管内には、前記供水管が汲み上げた液体を外部に送る送水管が設けられ、前記送水管は、前記連接管部分から前記給気管の給気孔内に延伸し、前記送水管の一方の側部には、前記送気管の送気孔外部に貫通する端部が設けられ、前記回転装置の回転体の集気室の一方の側部には、前記送水管の一方の側部の端部が貫設される貫通孔が設けられ、前記貫通孔は、前記回転体の前記傾斜噴射孔の側辺に位置し、前記回転体の内部には、一方の側部が外部に貫通する集気室が凹設され、前記集気室の他方の側部の壁面の中央位置には、外部に貫通する貫通孔が設けられ、前記貫通孔の側辺には、外部に傾斜して貫通する傾斜噴射孔が設けられ、前記貫通孔の直径は、前記送水管の一方の側部の端部の外径より大きく、前記送水管の一方の側部の端部外部の前記貫通孔部分には、気体が通過する間隙が形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転式洗浄ガンの構造。
  3. 前記回転装置の送気管の他方の側部の連接部は、前記送気管の他方の側部から外部に突出する接合ロッドと、前記接合ロッドの外側から外部に突出する螺着ロッドと、を有し、前記接合ロッドには、前記軸受けの軸孔が嵌合されて位置決めされ、前記軸受けの外側には、前記螺着ロッド部分に螺着されて前記軸受けが前記接合ロッドから離脱するのを防止するナットが設けられ、前記連結カバー内部には、前記回転リングが係合固定される係合溝が設けられ、前記連結カバーの係合溝外部には、外ネジが設けられ、前記回転体の集気室の他方の側部には、前記外ネジ部分に螺着される内ネジ孔が設けられ、前記接合ロッドの外径は、前記送気管の外径より小さく、前記螺着ロッドの外径は、前記接合ロッドの外径より小さく、前記ナットの外径は、前記軸受けの軸孔の孔径より大きく、前記回転体の内部には、一方の側部が外部に貫通する集気室が凹設され、前記集気室の内部に貫通する他方の側部には、孔径が縮小された内ネジ孔が設けられ、前記集気室の一方の側部の壁面には、外部に傾斜して貫通する傾斜噴射孔が設けられることを特徴とする請求項1に記載の回転式洗浄ガンの構造。
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