JP3198512U - 美容作業用手袋 - Google Patents

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忠成 野口
忠成 野口
武信 寺島
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Abstract

【課題】作業用手袋において、皮膚表面のサラサラ感と蒸れ感の防止軽減といった使用感を維持しつつ保湿機能や抗菌機能を発揮させる機能を簡易な方法で実現させる。【解決手段】手袋生産工程中、板状タルクが90%、及び球状シリカが10%の割合で構成される粉体組成物を手に接する面に塗布することにより、手袋を着用する際のスムージング機能に基づく皮膚表面保護作用、使用時のシーバムクリア機能に基づくかぶれ・炎症予防作用をもつばかりではなく、優れた保湿力と抗菌力をも発揮する作業用手袋を得る。【選択図】図1

Description

本考案は、産業用・家庭用を問わず、使い捨て作業用手袋、特に塩化ビニル製、天然ゴム製及びニトリルゴム製、最も好ましくは塩化ビニル製の手袋のスムージング剤に関し、優れた滑性を確保しながらも、皮膚表面のサラサラ感と蒸れ感の防止軽減といった優れた使用感に加え、優れた保湿機能を発揮する特定の粉体からなる薬剤に関する。
従来より、作業用手袋は、例えば、天然ゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムの一部などのいわゆるゴム(熱硬化性エラストマー)系素材、塩化ビニル、ポリエチレンなどの高分子樹脂系(熱可塑性エラストマー)などが汎用されているが、それぞれの素材の特徴、例えば、柔軟性、耐薬品(油)性、耐候性とその用途に応じて選択されている。
塩化ビニル製手袋の製造法として、手型を塩化ビニル樹脂ゾル液に浸漬し、加熱によってゲル化させて成膜したのち、澱粉などを水に均一に分散した溶液に再度浸漬し、水を蒸発させたのち、手型より反転脱型する方法が一般的に広く行われている。
天然ゴム及びニトリルゴム製手袋は、手型をゴム凝固液に浸漬後引き上げて乾燥する工程の後、加硫剤を有する天然ゴムまたはニトリルゴムラテックスに浸漬後、乾燥してゴム皮膜を形成する工程の後、澱粉などを一般的に水に均一に分散した溶液に再度浸漬し、熱をもって水を蒸発させた後、手型より反転脱型する方法が広く行われている。
上記の方法で得られる塩化ビニル製、天然ゴム製、ニトリルゴム製手袋は、手への着脱が容易でなく、また粉体が手に付着して脱落するという問題点を有している。
このような問題を解消する手袋の製造方法として、例えば塩化ビニル製手袋の場合、手型に塩化ビニル樹脂層を形成したのち、微粒子シリカを均一に分散した合成樹脂エマルジョンで浸漬処理する方法(特許文献1)、塩化ビニル、アクリル樹脂、塩化ゴムを含有する表面処理剤やウレタン樹脂を含有する表面処理剤にて浸漬処理する方法(特許文献2、特許文献3)、有機充填剤を配合した合成樹脂エマルジョンで浸漬処理する方法(特許文献4)、あるいはアクリル樹脂、水溶性メチルセルロースエーテル、マイカ微粉末を配合した表面処理剤で浸漬処理する方法(特許文献5)などが提案されている。
一方で、当該粉体そのものについては、表面に特定の生物分解性粉末を付着させたもの(特許文献6)、特定の部位に中空ナノシリカ粒子を付着させたもの(特許文献7)、乾燥滑性と湿潤滑性に優れたコーティング粉体(特許文献8)、有機系粉体を使用できない用途にアルカリ土類金属粒子を選択する方法(特許文献9)などが提案されている。
他方で、作業用手袋の使用にあたって、例えば、発汗によるべとつきなどの不快感、使用した場合に生じる異臭、手荒れなど皮膚に及ぼす悪影響といった問題も存在する。
このような問題を解消する方法として、病原性微生物を脱活性化する活性を有する薬剤をコーティングする方法(特許文献10)、熱安定性を有する非水性の治療的スキンケア組成物でプレコートする方法(特許文献11)が提案されている。
しかしながら、これらは、スムージングという観点から手袋の脱着に必要な滑性機能の確保を命題とし、その為に粉体を使用するという解決方法を見出したもの、または、抗菌・手荒れ防止という観点から機能性薬剤を導入したものに過ぎない。
特開昭60−119204号公報 特開昭63−235508号公報 特開平1−221501号公報 特開平4−119102号公報 特開平7−145293号公報 特開昭53−58186号公報 特開2010−174416号公報 特表平8−509134号公報 特開2005−528534号公報 特表2012−529577号公報 特表2009−544353号公報
本考案は、作業用手袋において、皮膚表面のサラサラ感と蒸れ感の防止軽減といった使用感を維持しつつ保湿機能や抗菌機能を発揮させる機能を簡易な方法で実現させることを目的とする。
簡易に製造できるスムージング機能を維持しつつ、極めて優れた保湿機能及び抗菌機能を兼ね備えた粉体薬剤、並びに当該薬剤を使用した作業用手袋を提供する。但し、本考案において「粉体」及び「粉末」とは、粒径1.0mm以下の粒子からなり、常温、常圧下で各粒子が自由に流動するものをいう。
本考案を実施した作業用手袋の概要図
本考案品の製造過程
一般的な作業用手袋において、本質的に板状タルクと球状シリカのみからなる粉体であって、かつ板状タルクが85〜95、球状シリカが5〜15の範囲の割合で含有する粉体を着用する手の皮膚と接触する側の手袋表面に特定量含有させる。
本考案に使用することのできる板状タルクは、原料鉱物を通常の方法で好ましくは湿式解砕して製造したもの、あるいは市販品をそのまま使用してもよい。市販品の例として、タルクリヤーLHシリーズ(日本タルク社製)、シルキータルクシリーズ(山口雲母社製)、及びフィットパウダーシリーズ(山口雲母社製)などを挙げることができる。また、本発明の板状タルクは、その効果を損なわない範囲で、通常の化粧品用粉末に施される表面処理、例えば、シリコーン、金属セッケン、レシチン、アミノ酸、コラーゲン、フッ素化合物等での表面処理を施しても差支えない。
本考案に使用することのできる球状シリカは、その形状が球状であれば、その表面が多孔質あるいは無孔質のいずれであってもよく、無孔質シリカの場合は粉末の周囲に膜をつくるように水性成分をとりこみ、多孔質シリカの場合は水性成分を吸着する点で相違するものの、粒径1〜10μmの多孔質球状シリカが好ましい。市販品の例としては、東海ミネラル社、共立マテリアル社が販売している標準品を挙げることができる。
本考案に使用することのできるPVCは、いわゆる塩化ビニル素材として慣用されているもので差支えなく、市販品としては、R815A(東ソー製)、PSM−30(カネカ製)が挙げられる。
いわゆるゴムと称される素材は、天然ゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムなどがあるが、本考案に使用するにあたっては、ニトリルゴムまたは天然ゴムが好ましい。
本考案に使用することのできるニトリルゴムは、いわゆるラテックスゴム素材として慣用されているもので差支えなく、市販品としては、NipolLX550L(日本ゼオン製)、KNL830(KUMHO PETROCHEMICAL社)が挙げられる。
本考案に使用することのできる天然ゴムは、ゴムノキの樹液からなるものであって、市販品としては、その用途に応じて精製され、または、酸化防止剤、安定剤などの微量添加剤を加えて市販されている。
その他、本考案の実施を妨げない限りにおいて、さらに機能を付加させることを目的とした成分を本考案にかかわる薬剤に配合したり、作業用手袋に塗布または混練させることができ、例としては、スクワラン類、ヒアルロン酸類、セラミド類などの有機系成分については、前者が望ましいが、火山灰、マイカ、プラチナ等の貴金属類などの無機系成分については、前者が望ましいが後者も採用することができる。
本考案にかかわる作業用手袋の素材と製造方法については、慣用されている素材・方法で差支えないが、特に浸漬法(ディッピング)が望ましく、以下はベストモードである塩化ビニル製手袋の例をもって説明する。
本考案品の塩化ビニル製手袋の製造工程は、以下のステップからなる。
<粉体A製造>
1)総量100に対し、板状タルク粉体90と球状シリカ粉体10の割合で混合する。
2)水との混濁液を作成する。
<手袋B製造>
3)手の形をしたセラミック製の型を塩化ビニル樹脂溶液に浸漬する。
4)型をゆっくりと引き上げ、型の表面に塩化ビニル樹脂溶液を付着させる。
5)型ごと加熱し、塩化ビニルをゲル化、溶融させ被膜を形成させる。
<完成>
6)手袋Bの被膜冷却後、粉体A混濁液に型を浸漬する。
7)型に浸漬した混濁液をほぼ乾燥した後、型から被膜を剥がし、完成品とする。
用途によって異なる以下の規格に合致するものとする。
家庭用手袋 :家庭用ビニル手袋(日本グローブ工業会自主規格JRV-015)
作業用手袋 :作業用手袋の機械的性能試験方法(JRV-017)
医療用手袋 :使い捨て歯科用ビニル手袋(JIS-T9114)、使い捨て検査・検診用ビニル手袋(JIS-T9116)
化学防護手袋:化学防護手袋(JIS-T8116)
その他使い捨て手袋:用途に伴う機能的要件に沿って上述の各規格に準じて規格設定する。
板状タルク90%に球状シリカ10%の構成の粉体を使用した。手袋1枚当たり、0.01gを均等に塗布するように粉体混濁液の濃度と噴霧量を調製した。
板状タルク85%に球状シリカ15%の構成の粉体を使用した。手袋1枚当たり、0.01gを均等に塗布するように粉体混濁液の濃度と噴霧量を調製した。
本考案実施品と比較品の使用前後の皮膚水分量を計測した。
実施品の方が皮膚表面の水分量が著しく低下しており、サラサラ感に秀でている。
本考案実施品と比較品の使用前後の経表皮水分蒸散量を計測した。
実施品の方が水分蒸散量が著しく少ないことから、蒸れにくい。
モニターアンケートを実施した。
実施品の方が着け心地が秀でており、特に反復使用の場合に顕著に差異が生じている。
作業用手袋を使用するにあたって望ましい使用感を安価に提供することができる。

Claims (3)

  1. 板状タルクが90%、及び球状シリカが10%の割合で構成される粉体組成物を手に接する面に付着せしめた作業用手袋
  2. その材質が塩化ビニル、天然ゴム及びニトリルゴムである前請求項のいずれかに記載の作業用手袋
  3. 粉体組成物が、さらにその他の化粧料成分を含有する前請求項のいずれかに記載の作業用手袋
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