JP3197542U7 - - Google Patents

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本考案は、発光により繰り返し効果的な害獣撃退装置に関するものである。
畑などの農地で植生している農作物や草花に対して、猪、猿、ハクビシン、熊、鹿などの害獣が食べ荒らしたり、掘り起こして被害を与えているが、これに対して柵や電線を張り巡らせて浸入を防いだり、音を発生させて追い払うなどしているが、未だ十分な効果を挙げていない。
また、実用新案登録第3177672号の野生害獣威嚇撃退装置では、発電ソーラーパネルを電源として、音声記憶再生装置、音声増幅装置、照明発光装置、音波発生装置、赤外線感知装置、微弱電波発生装置を備えており、それぞれを制御する制御装置をICモジュールにて電子基盤に組み込み、一体化し、低周波によるモスキー波を常時発射する事により野生害獣の侵入を防止し、侵入した野生害獣に有っては本体下部に設けた赤外線感知器により侵入を感知、赤外線感知器にて感知出来ない範囲にあっては本体内部の微弱電力による超短波発生基盤から微弱電波を発射し反射波によるドップラー効果にて二重の感知装置を設け、それぞれの装置を駆動させ侵入した野生害獣を音声と高輝度LED照明により威嚇し野生害獣を傷つける事無く撃退する構成が開示されている。
また、特開2008−245619のデータ収集装置では、害獣を有効に検知してこれを撃退することにより、動作の妨げとなる事態を抑制するデータ収集装置として、屋外の環境情報を収集するデータ収集装置において、屋外に設置される本体ハウジングと、前記本体ハウジング上面における対象物の存在を検出する検出部と、前記対象物に対する威嚇を行う威嚇部と、前記検出部による検出結果に基づいて、前記本体ハウジング上面に対象物の存在を判断した場合に、前記威嚇部を動作させる制御部とを有しており、前記威嚇部は、発光により害獣を威嚇する照明装置によって構成されている。
しかし、この種の照明や発光だけでは、初めのうちは効果的であるが、次第に慣れて効果が長期間続かないという問題点があった。
また、発光にレーザー光を使用すると効果的であるが、連続的に照射しつづける場合には、害獣の反応が遅くなるという問題点があった。
実用新案登録第3177672号公報 特開2008−245619号公報 実用新案登録第3187091号公報
この考案は、上記事情に鑑みて創案したものであって、その解決しようとする課題は、害獣が監視区域内に侵入しようとする場合に、レーザーダイオードの光を閃光とし所定の間隔で点滅することで、害獣を撃退させる装置を改良したことにある。
本考案は、上記課題を解決するために、請求項1の考案では、
監視領域内へ害獣が侵入する予定地点を監視する害獣検出部と、該害獣検出部により検出された予定地点に対応して駆動し、高輝度の閃光を一定間隔で点滅発光する発光装置と、ソーラーパネルの発電を前記発光装置に給電して発光装置を駆動する制御部とからなる害獣撃退装置において、
前記発光装置が背中合わせに配置されており、
前記害獣検出部が害獣を監視区域内で追尾して検知信号に位置情報を含めて制御部に送信する構成からなっており、
前記制御部が、前記位置情報に基づいた方向の発光装置から高輝度の閃光を発光させる構成からなっており、
監視区域内またはその近傍に設置される1の支持部材に発光装置に電気を給電するソーラーパネルを設置し、同一または異なる支持部材に発光装置および制御部を収納した全天候型の収納ボックスを設置してなることを特徴とする。
本考案の害獣撃退装置では、害獣の侵入を監視する害獣検出部で害獣を監視区域内で追尾して検知信号に位置情報を含めて制御部に送信すると、制御部により、侵入した害獣に向かって発光装置から高輝度の閃光を連続して点滅させて威嚇することができるので、簡単な構成で害獣が繰り返し侵入しても威嚇に慣れることが無く、威嚇を効果的に実現することができる。
発光装置を背中合わせに配置した害獣撃退装置の実施例である。 監視領域における害獣検出部と発光装置の配置を示す平面図である。 害獣撃退装置の作動の一例を示すブロック図である。
監視領域内へ害獣が侵入する際に、侵入開始予定地点を害獣検出部で検出し、害獣が検出されると、自動的に侵入開始予定地点に対応して、レーザーダイオードを発光する発光装置および制御装置を駆動して、レイザーダイオードの閃光を所定の間隔で点滅させて害獣を傷つけずに威嚇し、撃退することを特徴とする。
[害獣撃退装置]
害獣撃退装置1は、監視領域内への害獣の侵入を検知する害獣検出部2と、該害獣検出部2の検知信号によりレーザーダイオードを点滅させて閃光を一定間隔で連続的に発光させる発光装置5とを有している。
[害獣検出部]
害獣検出部2は、監視領域10内へ害獣が侵入する進入路11を特定し、該進入路11から監視区域10に侵入する直前の侵入開始予定地点12を個別に監視するセンサーからなっている。
本実施例の害獣検出部2は、赤外線投光器2aと受光器2bの一対の構造からなっているが、その他、公知のセンサーを使用することができる。
この害獣検出部2は、前記侵入開始予定地点(一定の幅を有する地帯でもよい)12にいる害獣を検出するものでもよいし、検知した害獣を追尾して監視区域内の全域または一部にいる害獣を検出するセンサーとしてもよい。
上記害獣検出部2は、前記進入路11から監視領域10へ侵入する害獣を監視できる個所に設置されていればよい。
例えば、害獣検出部2として、監視用のカメラを用いてもよい。
熊や猿などは、朝夕または白昼に出没するので、カメラのレンズを通して、畑などの監視領域10に侵入した獣の形状または動きを検知する構成でもよい。
また、赤外線カメラを用いれば、夜間であっても検知することができる。
このようにカメラによって検知されると、画像認識による検知信号を発光装置5の制御部6に送信する。
[発光装置]
発光装置5の制御部6は、前記害獣検出部2が害獣を検知すると、その検知信号を受信して発光装置5を制御し、自動的に検知個所に向かって色彩を有するレーザーダイオードを光源として閃光を一定間隔で発光させる。
光源は、レイザーダイオード(セミコンダクターダイオード)に替えて高輝度のLEDを用いて強烈な閃光を発生させるものでもよい。
閃光速度は、数分の一秒から数万分の一秒程度であるが、この考案では閃光速度は光量との関係で害獣に効果的な数値を実験的に選択することができ、特に限定されない。
本実施例では、害獣検出部2は侵入開始予定地点12を監視しているので、発光装置5は侵入開始予定地点12に向けて赤色のレーザーダイオードの閃光を一定間隔(例えば1秒間隔)で発光する。
害獣検出部2が害獣を監視区域10内で追尾する構成の場合には、検知信号に位置情報を含めて制御部6に送信し、制御部6に制御されて発光装置5は位置情報に基づいた方向に向けて赤色のレーザーダイオードの閃光を1秒間隔で発光するようにしてもよい。
前記レイザーダイオードの閃光の間隔は、1秒以内であることが効果的であるが、害獣の種類に応じて適宜、効果的な間隔を選択することができる。
[ソーラーパネル]
前記害獣検出部2と、発光装置5と、制御部6の全部または一部の電源が、ソーラーパネル3を用いた発電で作動できるようになっている。
即ち、前記ソーラーパネル3の発電は、図示しない充電器に充電され、該充電器に接続された制御部6を介して発光装置5に供給される(図3参照)。
全部をソーラーパネル3の電気で賄うことができれば、電気代の維持費を軽減することができる。
[支持装置]
発光装置5及び制御部6は、本実施例の場合、設置場所に支持装置7によって固定される。
本実施例では、全天候製の収納ボックス8内に発光装置5及び制御部6が収納され、該収納ボックス8は、設置場所に固定された支持装置7上に固定される。
支持装置7は、各種スタンドや支柱などが用いられ、本実施例では4脚を用いているが、特に限定されるものではない。
ここで前記発光装置5は、一定間隔でレイザーダイオードの閃光を発生させる装置であり、この閃光だけで害獣を監視区域10から撃退することができることに特徴がある。
これは、閃光が害獣の目に強烈な刺激を与え、害獣が本能的に危害を感じて逃げ去り、閃光に慣れるということがない特性を利用したものである。
上記特性は、実験場所として、宮城県白石市八宮大網と蔵本鎌先のジャガイモ畑作において、30日間、下記の装置で確かめられた。
(1)監視区域 300坪(照射範囲)
(2)電源(発光装置・害獣検出部)ソーラーパネルにより発電
AT−30A 30W 多結晶AT−MB30A
蓄電池 直流12V 容量20A 前記ソーラーパネルにより充電
(3)発光装置
赤色レーザーセミコンダクター 全出力100mW
(4)閃光間隔 1秒間隔
連続点滅時間は24時間を手動で選択可能
(5)害獣検出部としてのセンサー レーザーポインター
レーザ−光を発信して、その光点で害獣が侵入する動作に反応した光線で発光装置の主電源を切り替える。
(6)支持装置としての全天候性の4脚 2台
取付方法は以下の通りである。
(1)閃光照射の位置、即ち、前記発光装置とソーラーパネルの設置位置を決める。
(2)支持装置としての4脚2台の設置位置を決め、それぞれを固定する。
(3)発光装置とソーラーパネルを支持する支持装置の位置を決める。
(4)支持装置の一方にはソーラーパネルを固定し、他方には全天候性の収納ボックスを固定し、収納ボックス内に発光装置を装着する。
前記設置位置については、監視区域に侵入するための害獣の通り道を調査し、すべての侵入路11を特定する。
その進入路11から監視区域10に侵入する直前の地点を侵入開始予定地点12として特定する。
上記侵入開始予定地点12に特定により、害獣検出部2および発光装置5の設置位置が決まる。
ただし、害獣検出部2および発光装置5の設置位置は、人が通る領域に発光されないように選定する必要がある。
また、設置位置方向として、太陽光に向けた設置は効果が無いので太陽光を背にする方向か横向きになるように設置する必要がある。
図1、図2に示す本実施例では発光装置5を背中合わせに配置した例を示す。
上記条件で実験したところ、レーザー光を昼夜照射しつづけた場合は害獣がレーザー光に驚かなくなる現象が見られたが、閃光を1秒間隔で連続して発光した場合は、害獣が閃光に慣れることなく、素早く反応して逃げる現象が続いており、閃光の方が効果的であることが確認できた。
この考案は上記実施例に限定されるものではなく、要するにこの考案の要旨を変更しない範囲で種々設計変更することができる。
1 害獣撃退装置
2 害獣検出部
2a 赤外線投光器
2b 受光器
3 ソーラーパネル
5 発光装置
6 制御部
7 支持装置
8 収納ボックス
10 監視領域
11 害獣の進入路
12 侵入開始予定地点

Claims (3)

  1. 監視領域内へ害獣が侵入する予定地点を監視する害獣検出部と、該害獣検出部により検出された予定地点に対応して駆動し、高輝度の閃光を一定間隔で点滅発光する発光装置と、ソーラーパネルの発電を前記発光装置に給電して発光装置を駆動する制御部とからなる害獣撃退装置において、
    前記発光装置が背中合わせに配置されており、
    前記害獣検出部が害獣を監視区域内で追尾して検知信号に位置情報を含めて制御部に送信する構成からなっており、
    前記制御部が、前記位置情報に基づいた方向の発光装置から高輝度の閃光を発光させる構成からなっており、
    監視区域内またはその近傍に設置される1の支持部材に発光装置に電気を給電するソーラーパネルを設置し、同一または異なる支持部材に発光装置および制御部を収納した全天候型の収納ボックスを設置してなることを特徴とする害獣撃退装置。
  2. 制御部は、閃光の点滅間隔と、点滅を継続する時間を制御しうることを特徴とする請求項1に記載の害獣撃退装置。
  3. 閃光が、高輝度のレイザーダイオードまたはLEDからなっており、点滅間隔が1秒以下に設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の害獣撃退装置。
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