JP3196848U - リミッターヒューズ - Google Patents
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Abstract
【課題】耐熱性絶縁板の厚さを増加させ可溶部を収納する収納室の容積を拡大することで定格電圧値のランクアップを図るリミッターヒューズを提供する。【解決手段】両端子に溝幅切欠部1a、1bを有し、中央部両側を変形T形状の脚状の長辺部を対向するように残した突出部1cとこれを塞ぐ一対のエ字形挟定板7と両端子間の中央部の可溶部1dを一体プレス加工により形成した良導体金属薄板とさらに前記両端子の溝幅切欠部1a、1bと同形状の可溶部1dの無い導電補強金属板2、3を重ね、これに第一の耐熱性絶縁板4、耐熱性絶縁透明板5及び第二の耐熱性絶縁板6を順次重ねた後、これをかしめ金具にて固定してなるリミッターヒューズにおいて、可溶部1dを収納する空間となる遮断室の容積を拡大するように前記可溶部1dと接する第二の耐熱性絶縁板6の厚さを増加することで、定格電圧値を少なくとも2倍以上の電圧値にランクアップ可能とすることを特徴とした。【選択図】図2
Description
本考案は、主としてバッテリー等の直流電源回路に用いられる小形の直流低電圧大電流(リミッター)ヒューズの改良に関する。
従来より、リミッターヒューズは良導体金属の薄板を両端子と中央に可溶部を含む一体プレス加工をベースにし、これに耐熱性絶縁材を重ねて固定した図1のような構造のものが公知とされていた。
図1において、(イ)、(ロ)は端子切欠部、(ハ)、(ニ)は対向突出部、エ字形挟定板(ホ)、(ホ)、(ヘ)は可溶部を有する良導体金属薄板の一体プレス加工ベースである。(チ)、(リ)は前記両端子の溝幅切欠部と同形の導電補強金属板である。(ヌ)は第一の耐熱性絶縁板、(ル)は耐熱性絶縁透明板、(オ)は第二の耐熱性絶縁板、(ワ)はかしめ金具である。
図1において、(イ)、(ロ)は端子切欠部、(ハ)、(ニ)は対向突出部、エ字形挟定板(ホ)、(ホ)、(ヘ)は可溶部を有する良導体金属薄板の一体プレス加工ベースである。(チ)、(リ)は前記両端子の溝幅切欠部と同形の導電補強金属板である。(ヌ)は第一の耐熱性絶縁板、(ル)は耐熱性絶縁透明板、(オ)は第二の耐熱性絶縁板、(ワ)はかしめ金具である。
公知のリミッターヒューズは上述の部材の組み合わせにより積層状に重ねられ、複数個のかしめ金具(ワ)により固定されている。
この構造からもわかるようにリミッターヒューズ可溶部の収納される空間の遮断室の容積の増減は(オ)の第二の耐熱性絶縁板の厚さにより決定される。
この構造からもわかるようにリミッターヒューズ可溶部の収納される空間の遮断室の容積の増減は(オ)の第二の耐熱性絶縁板の厚さにより決定される。
この結果、従来品の第二の耐熱性絶縁板の厚さは直流定格電圧値にして最大48ボルト程度までの遮断室の容積しか無く、それ以上の電圧値での裕度が無いという問題があった。
すなわち、Ax Bx C≦48V(dc)
すなわち、Ax Bx C≦48V(dc)
両端子に溝幅切欠部を有し、中央部両側を変形T形状の脚状の長辺部を対向するように残した突出部とこれを塞ぐ一対のエ字形挟定板と両端子間の中央部の可溶部を一体プレス加工により形成した良導体金属薄板とさらに前記両端子の溝幅切欠部と同形状の可溶部の無い導電補強金属板を重ね、これに第一の耐熱性絶縁板、耐熱性絶縁透明板及び第二の耐熱性絶縁板を順次重ねた後、これをかしめ金具にて固定してなるリミッターヒューズにおいて、可溶部を収納する空間となる遮断室の容積を拡大するように前記可溶部と接する第二の耐熱性絶縁板の厚さを増加することで、定格電圧値を少なくとも2倍以上の電圧値にランクアップ可能とすることにより問題を解決している。
上述のように、ヒューズ構成上、第二の耐熱性絶縁板の厚みを増加するだけで済むことから組立てが容易でかつ、生産効率も良好な改良が可能となる。
本考案のリミッターヒューズは従来の構成部材の内、第二の耐熱性絶縁板の厚さを厚くすることで可溶部の遮断室を任意の大きさに拡大できることから工作も容易であり、遮断室の容積率も2倍以上となることで定格電圧値にランクアップできる。
Ax Bx C’>48〜96V(dc)
Ax Bx C’>48〜96V(dc)
以下、図面に従って一実施例を説明すると次のようである。
図2において、1は良導体金属薄板、2、3は導電補強金属板、4は第一の耐熱性絶縁板、5は耐熱性絶縁透明板、6は第二の耐熱性絶縁板、7はエ字形挟定板、8はかしめ金具からなり、これらの各部材の所定の位置には前記8のかしめ金具を挿通させる共通な***Hが予め開けてあり、最終的にはプレス加工によりかしめ固定される。
図2において、1は良導体金属薄板、2、3は導電補強金属板、4は第一の耐熱性絶縁板、5は耐熱性絶縁透明板、6は第二の耐熱性絶縁板、7はエ字形挟定板、8はかしめ金具からなり、これらの各部材の所定の位置には前記8のかしめ金具を挿通させる共通な***Hが予め開けてあり、最終的にはプレス加工によりかしめ固定される。
上記部材の材質には良導体金属薄板は銅又は銀、導電補強金属板は銅又は黄銅、エ字形挟定板、第一及び第二の耐熱性絶縁板はガラス繊維入りシリコン基板、耐熱性絶縁透明板はマイカーを用いており、これらは自在かつ、容易に機械加工ができる。
また、良導体金属薄板1には両端子に溝幅切欠部1a、1bを有し、中央部両端を変形T形状の脚状の長辺部を対向するように残した突出部1c及び中央の可溶部1dには狭隘部を設けており、電流の大きさに応じて速断できるようにしてある。
そして前記両端子の溝幅切欠部1a、1bと同形状の可溶部の無い導電補強金属板2、3からなる。
さらに第一の耐熱性絶縁板4の中央部にものぞき穴4aを設けてあり、これによりヒューズ可溶部の溶断状態(溶断の有無)を目視で確認できるので、保守上の利便性を有する。
そして前記両端子の溝幅切欠部1a、1bと同形状の可溶部の無い導電補強金属板2、3からなる。
さらに第一の耐熱性絶縁板4の中央部にものぞき穴4aを設けてあり、これによりヒューズ可溶部の溶断状態(溶断の有無)を目視で確認できるので、保守上の利便性を有する。
図3は、本考案のリミッターヒューズの側面図であるが、第二の耐熱性絶縁板6の厚さを増したことにより組立完成品の積層状態が従来品に比し、C’>Cとなり、遮断室の容積が拡大したことがわかる。
これにより従来の最大48V(dc)の低電圧定格値を超える電圧値までランクアップすることが可能となる。
また、リミッターヒューズの厚みが増すことで、取付け状態に支障を来すような懸念を生じるが、これを取付けるヒューズホルダには間隔寸法に十分な裕度があり何等問題はない。
これにより従来の最大48V(dc)の低電圧定格値を超える電圧値までランクアップすることが可能となる。
また、リミッターヒューズの厚みが増すことで、取付け状態に支障を来すような懸念を生じるが、これを取付けるヒューズホルダには間隔寸法に十分な裕度があり何等問題はない。
1 良導体金属薄板
2 導電補強金属板
3 導電補強金属板
4 第一の耐熱性絶縁板
5 耐熱性絶縁透明板
6 第二の耐熱性絶縁板
7 エ字形挟定板
8 かしめ金具
2 導電補強金属板
3 導電補強金属板
4 第一の耐熱性絶縁板
5 耐熱性絶縁透明板
6 第二の耐熱性絶縁板
7 エ字形挟定板
8 かしめ金具
Claims (1)
- 両端子に溝幅切欠部を有し、中央部両側を変形T形状の脚状の長辺部を対向するように残した突出部とこれを塞ぐ一対のエ字形挟定板と両端子間の中央部の可溶部を一体プレス加工により形成した良導体金属薄板とさらに前記両端子の溝幅切欠部と同形状の可溶部の無い導電補強金属板を重ね、これに第一の耐熱性絶縁板、耐熱性絶縁透明板及び第二の耐熱性絶縁板を順次重ねた後、これをかしめ金具にて固定してなるリミッターヒューズにおいて、可溶部を収納する空間となる遮断室の容積を拡大するように前記可溶部と接する第二の耐熱性絶縁板の厚さを増加することで、定格電圧値を少なくとも2倍以上の電圧値にランクアップ可能とすることを特徴としたリミッターヒューズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015000366U JP3196848U (ja) | 2015-01-13 | 2015-01-13 | リミッターヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015000366U JP3196848U (ja) | 2015-01-13 | 2015-01-13 | リミッターヒューズ |
Publications (1)
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JP3196848U true JP3196848U (ja) | 2015-04-09 |
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JP (1) | JP3196848U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021022431A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-18 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
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2015
- 2015-01-13 JP JP2015000366U patent/JP3196848U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2021022431A (ja) * | 2019-07-24 | 2021-02-18 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
JP7433796B2 (ja) | 2019-07-24 | 2024-02-20 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
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