JP3195730U - 滅菌袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】開口部において生地がずれることなく内部への収容物の挿入、及び外部への収容物の取り出しを簡単に行うとともに、収容物の滅菌が可能な滅菌袋を提供する。【解決手段】滅菌袋1内部に収容物が収納されるとともに、収容物を収納した状態で滅菌処理が行われる滅菌袋1であって、略長方形状の第1のフィルム部2と、第1のフィルム部2の第1の辺に沿った第1の方向の一方側で第1のフィルム部2と重なる第2のフィルム部3と、第1のフィルムの第1の方向の他方側で第1のフィルム部2と重なる不織布4と、第1のフィルム部2及び第2のフィルム部3の側縁の一部で開放される開口部7と、開口部7の反対側の側縁に設けられて内側に折れ線を有するマチ部5Aと、第2のフィルム部3の側縁部と不織布4の側縁部とが剥離可能にシールされた羽根部と、を備え、マチ部5Aの第2の方向に沿った長さは、羽根部の第1の方向と略直交する第2の方向に沿った長さと異なっている。【選択図】図3

Description

本考案は、物の出し入れが可能な開口を有するシート状の滅菌袋に関する。
手術器具、ガーゼ、手術着などの医療用品は、使用前に完全な滅菌処理を施す必要がある。該滅菌処理には、ホルマリン、エチレンオキサイドガス、高圧蒸気滅菌あるいはガンマ線、電子線等の放射線滅菌が用いられ、それぞれ特有の効果を発揮している。このうち、エチレンオキサイドガス滅菌法や放射線滅菌法は、被処理物を包装状態のまま処理できるため、好ましい滅菌方法として採用されている。
滅菌袋は、医療用品を収納して開口部をシールした包装状態で、高圧蒸気滅菌やガス滅菌等の手段により滅菌処理できるとともに、内容物を取り出す際には容易に開封できることが要求される。
このような滅菌袋として、袋体の表裏一方の一部領域に通気性のある不織布を配して袋体を構成し、該不織布を剥離可能にヒートシールしておいて、前記滅菌処理を可能にするとともに、且つ内容物の取り出しの際には前記不織布を容易に剥離して開封できるように構成した滅菌袋が提案されている(特許文献1参照)。
この提案の滅菌袋は、図9に示すように、ポリエチレン樹脂シート100Sとポリエチレン樹脂製の不織布105とよりなる四角形状の表生地101と、ポリエチレン樹脂シートよりなる四角形状の裏生地102とを重ねて、開口部103となる一辺を除いて周縁部(側縁部106と底部107)を接合して袋体100Aを形成するとともに、前記表生地101の不織布105については、裏面(内面側)にヒートシール接着剤をドットパターン状にコートしておいて、側縁部105aを裏生地102側のポリエチレン樹脂シートに、上縁部105bを開口部103側のポリエチレン樹脂シート100Sの下端部にヒートシールして剥離可能に接合し、底部107側の下縁部105cを裏生地102側のポリエチレン樹脂シートの下端部にヒートシールして接合している。前記不織布105の上縁部105bには、前記ヒートシール部152より外側(端縁側)に非接着の把持部105dが設けられており、該把持部105dを持って剥離開封できるようになっている。
特開平11−192293号公報
しかしながら、上述した滅菌袋では、図10に示すように、例えば畳んだ手術着のように嵩高い中身が入ると、開口部103において表生地101と裏生地102とがずれてしまい、開口部103のヒートシールがうまくできないといった問題があった。
本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであり、開口部において生地がずれることなく内部への収容物の挿入、及び外部への収容物の取り出しを簡単に行うとともに、収容物を収納した状態で滅菌が可能な滅菌袋を提供することを目的とする。
[1]
内部に収容物が収納されるとともに、該収容物を収納した状態で滅菌処理が行われる滅菌袋であって、
略長方形状の第1のフィルム部と、
前記第1のフィルム部の第1の辺に沿った第1の方向の一方側で該第1のフィルム部と重なる第2のフィルム部と、
前記第1のフィルムの前記第1の方向の他方側で該第1のフィルム部と重なる不織布と、
前記第1のフィルム部及び前記第2のフィルム部の側縁の一部で開放される開口部と、
前記開口部の反対側の側縁に設けられて内側に折れ線を有するマチ部と、
前記第2のフィルム部の側縁部と前記不織布の側縁部とが剥離可能にシールされた羽根部と、を備え、
前記マチ部の、前記第1の方向と略直交する第2の方向に沿った長さは、前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さと異なっている、滅菌袋。
[2]
前記収容物は、医療用品である、[1]に記載の滅菌袋。
[3]
前記滅菌処理が、ガス滅菌処理である[1]又は[2」に記載の滅菌袋。
[4]
前記開口部から前記医療用品が収納され、
前記羽根部においてシールされた前記第2のフィルム部の側縁部と前記不織布の側縁部とを剥離することにより開封され、前記医療用品が取り出される、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
[5]
前記第2のフィルム部の側縁部と前記不織布の側縁部とは、端部よりも内側の位置でシールされている、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
[6]
前記第2のフィルム部及び前記不織布は長方形状を有しており、
前記開口部は、前記第1のフィルム部の前記第1の方向の一端で前記第2の方向に延在する端辺と、前記第2のフィルム部の前記第1の方向の一端で前記第2の方向に延在する端辺とによって形成されており、
前記マチ部は、前記第1のフィルム部の前記第1の方向の他端で前記第2の方向に延在する端辺と、前記不織布の前記第1の方向の一端で前記第2の方向に延在する端辺とを接続し、
前記羽根部は、前記第2のフィルム部の前記第1の方向の一端及び前記不織布の前記第1の方向の他端であって、該第2のフィルム部及び不織布の前記第2の方向に延在している、[1]に記載の滅菌袋。
[7]
前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さは、前記マチ部の前記第2の方向に沿った長さよりも狭い、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
[8]
前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さは、前記マチ部の前記第2の方向に沿った長さよりも広い、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
[9]
前記羽根部から前記開口部までの距離は、前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さよりも長い、[1]〜[8]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
[10]
前記第1のフィルム部の前記第1の方向の他端で前記第2の方向に延在する端辺と前記マチ部とはシールによって接続されており、
前記第2のフィルム部の前記第1の方向の他端で前記第2の方向に延在する端辺と前記マチ部とはシールによって接続されている、[1]〜[9]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
本考案によれば、開口部から収容物を挿入するときに、折り曲げられたマチ部及び羽根部に収容物を入り込ませることが可能となるので、内部への収容物の挿入を容易に行うことができる。また、嵩高い収容物であっても開口部においてフィルムがずれることなく、確実にシールすることができる。また、袋の一部が通気性を有する不織布で構成されているので、滅菌性ガスを用いた滅菌処理が可能となる。さらに、第2のフィルム部の側縁部と不織布の側縁部とが剥離可能にシールされているので、第2のフィルム部と不織布とを引きが剥がして開封することができる。これにより本考案では、内部への収容物の挿入及び外部への収容物の取り出しを簡単に行うとともに、収容物を収納した状態で滅菌が可能な滅菌袋を提供することができる。
本考案に係る第1実施形態の滅菌袋を示す斜視図である。 (a)は図1の滅菌袋を示す平面図である。(b)は(a)のB−B線断面図である。 図1の滅菌袋を裏返し開口部を上に向けた状態を示す斜視図である。 本考案の滅菌袋に収容物を収容した状態を示す図であり、(a)(b)はそれぞれ異なる方向から見た斜視図である。 本考案の滅菌袋を開封する様子を示す斜視図である。 本考案に係る第2実施形態の滅菌袋を示す斜視図である。 図6の滅菌袋を裏返し開口部を上に向けた状態を示す斜視図である。 (a)は図1の滅菌袋における各辺の長さを説明する図である。(b)は図6の滅菌袋における各辺の長さを説明する図である。 従来の滅菌袋の一例を示す斜視図である。 従来の滅菌袋に収容物を収容した状態を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本考案に係る滅菌袋の好適な実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る滅菌袋1は、内部に医療用品が収納されるとともに、医療用品を収納した状態でガス滅菌処理が行われる滅菌袋として利用可能である。滅菌袋1は、略長方形状の第1のフィルム部2と、第1のフィルム部2の第1の辺(辺2B)に沿った第1の方向(図1中X方向)の一方側で第1のフィルム部2と重なる第2のフィルム部3と、第1のフィルム部2の第1の方向の他方側で第1のフィルム部2と重なる不織布4と、を備えている。第1のフィルム部2、第2のフィルム部3及び不織布4は長方形状となっており第1のフィルム部2が第2のフィルム部3及び不織布4に対向しているので、滅菌袋1は全体として扁平な形状となっている。
第1のフィルム部2の、前記第1の方向と略直交する第2の方向(図1中Y方向)に沿った長さは、第2のフィルム部3及び不織布4の第2の方向に沿った長さとほぼ同一である。第2のフィルム部3の他方側は内側に折り曲げられ、不織布4の一方側の端部とシールされて、第2のフィルム部3及び不織布4の第2の方向に延在する長方形状の羽根部8を有する。羽根部8の外縁よりもやや内側には接続部6Aが設けられており、接続部6Aは羽根部8を構成する第2のフィルム部3と不織布4とをシールによって接続している。
また、滅菌袋1は、第1のフィルム部2の第1の方向の他端で第2の方向に延在する端辺2Aと、不織布4の第1の方向の他端で第2の方向に延在する端辺4Bとを接続する第3のフィルム部5を備えている。
滅菌袋1を構成する第1のフィルム部2、第2のフィルム部3及び第3のフィルム部5の材料としては、単層のものであってもよいが、複数の層から構成されることが好ましい。フィルムが複数の層から構成される場合、例えば、袋状に加工した際に外層をなす基材層と、内層をなすシーラント層と、基材層とシーラント層とを貼り合わせる接着剤層から構成される。又は、外層をなす基材層と、内層をなすシーラント層と、外層と内層の間の中間層をなす基材層と、外層をなす基材層と中間層をなす基材層を貼り合わせる接着剤層と、中間層をなす基材層と内層をなすシーラント層を貼り合わせる接着剤層から構成される材料を用いることができる。
外層をなす基材層及び中間層をなす基材層は、包装材料が充填されたあとに、予期せぬ破袋等が生じないように一定の強度を保つための層である。この基材層を構成するフィルムとしては、ポリプロピレン(以下、PP)製延伸フィルム、ナイロン6、ナイロン66、MXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)などのポリアミドの二軸延伸フィルム、ポリエチレンテレフタレート(以下、PET)、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系樹脂の二軸延伸フィルム等が好適に用いられる。また、必要に応じて、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリロニトリル(PAN)などのフィルムのほか、アルミニウム箔、或いは、シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着層やPVDCの塗膜層を設けた二軸延伸ナイロンフィルム(ONフィルム)、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPPフィルム)などのガスバリアー性フィルムも用いてもよい。
前記の外層をなす基材層及び中間層をなす基材層との積層には、公知のドライラミネーション法又は押し出しラミネーション法(サンドイッチラミネーション法)を用いることができる。
内層をなすシーラント層は、袋形成のためにシーラント同士が熱接着できるようにするための層である。このシーラント層には、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L・LDPE)のほか、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、ポリプロピレン又はその共重合体などを使用することができる。
シーラント層の積層は、上記の樹脂をフィルム状に製膜し、ドライラミネーション法又は押し出しラミネーション法で積層する方法、或いは、上記の樹脂を押し出しコートして積層する方法などを採ることができる。
また、本考案の滅菌袋1では、内部に収容物を収納した際に底面となる部分を不織布で構成している。滅菌袋1の一部を、通気性を有する不織布4から構成することで、医療用品等の収容物を内部に収容した状態でガス滅菌が可能になる。
不織布4としては、特に限定されるものではないが、例えばポリオレフィン系不織布が挙げられる。
ポリオレフィン系不織布としてはスパンボンド不織布、メルトブロー法による不織布4、フラッシュ紡糸法によるフィブリル化した3次元網状繊維からなる不織布等が知られている。フラッシュ紡糸法による不織布は構成する繊維が極めて微細かつ複雑な断面形状を持つことを特徴とし、白色度、不透明性、軽量性の特徴を利用して各種用途に用いられつつある。
フラッシュ紡糸は、ポリエチレン等のポリマー/低沸点溶剤の高温、高圧均一溶液をポリマー相分離を経て紡口ノズルより吐出し、急激な溶剤のガス化膨張と冷却作用によりポリマーを繊維化して網目状フィラメント束を形成する方法である。
このような不織布4は、比表面積が1m2 /g以上であり、かつ空隙率が40〜75%であることが好ましい。不織布4の目付量は20〜200g/m2 が好ましい。
滅菌袋1において、第3のフィルム部5は、滅菌袋1の内側に折り曲げられるマチ部5Aを構成している。マチ部5Aは、内側に折れ線5Lを有しており、第1のフィルム部2及び不織布4の第2の方向に延在している。マチ部5Aは、第1のフィルム部2側に位置する長方形状の折り曲げ領域5aと、不織布4側に位置する長方形状の折り曲げ領域5bとによって構成されている。
マチ部5Aにおいて、折り曲げ領域5aの形状及び大きさは、折り曲げ領域5bの形状及び大きさとほぼ同一である。また、羽根部8は、不織布4の長方形状の領域4aと、第2のフィルム部3の長方形状の領域3aとによって構成されている。領域4aの形状及び大きさは、領域3aの形状及び大きさとほぼ同一である。
前記羽根部8の接続部6Aにおいて、第2のフィルム部3の側縁部と不織布4の側縁部とは、端部よりも内側の位置でシールされている。これにより滅菌袋1を開封する際に、シールされていない、第2のフィルム部3の端部と不織布4の端部とをつまんで引き剥がすことができる。
マチ部5Aにおける折り曲げ領域5aの外縁には、折り曲げ領域5aと第1のフィルム部2とを接続する接続部6Bが設けられている。接続部6Bは、折り曲げ領域5aと第1のフィルム部2とをシールによって接続している。また、マチ部5Aにおける折り曲げ領域5bの外縁には、折り曲げ領域5bと不織布4とを接続する接続部6Cが設けられている。接続部6Cは、折り曲げ領域5bと不織布4とをシールによって接続している。
第1のフィルム部2における端辺2Aの他端で第1のフィルム部2の第1の方向に延びる辺2Bと、不織布4における端辺4Bの他端で不織布4の第1の方向に延びる辺4Cとは接続部6Dによって接続されている。接続部6Dは、第1のフィルム部2の第1の方向に延びる辺2Bと、不織布4の第1の方向に延びる辺4Cとをシールによって接続する。
第1のフィルム部2の端辺2Aの一端で第1のフィルム部2の第1の方向に延びる辺2Cと、不織布4における端辺4Bの一端で不織布4の第1の方向に延びる辺4Dとは接続部6Eによって接続されている。接続部6Eは、上述した接続部6Dと同様、第1のフィルム部2の第1の方向に延びる辺2Cと不織布4の第1の方向に延びる辺4Dとをシールによって接続する。
このように接続部6D,6Eは、マチ部5Aが内側に折り曲げられた状態において、第1のフィルム部2の第1の方向に延びる2つの辺2B,2Cと、不織布4の第1の方向に延びる2つの辺4C,4Dとを接続する。なお、上述した接続部6A〜6Eによるシールは、超音波によるシール機やヒートシールによる製袋機を用いて、フィルムの向き合った内面同士を溶着することによって行われる。
滅菌袋1は、第1のフィルム部2の第1の方向の一端で第2の方向に延在する端辺2Dと、第2のフィルム部3の第1の方向の一端で第2の方向に延在する端辺3Eとによって形成される開口部7を備えている。開口部7は、第1のフィルム部2及び第2のフィルム部3の側縁の一部で開放されている。この開口部7から滅菌袋1の内部に収容物を挿入することが可能となっている。開口部7は、第1のフィルム部2及び第2のフィルム部3の第2の方向の全長に亘って形成されている。また、開口部7の反対側の側縁にマチ部5Aが設けられている。
また、滅菌袋1において、羽根部8の領域4a,3aの、第2の方向に沿った長さCは、マチ部5Aの折り曲げ領域5a,5bの、第2の方向に沿った長さAよりも狭くなっている。すなわち、第2のフィルム部3における羽根部8の、第2の方向に沿った長さCは、第3のフィルム部5におけるマチ部5Aの、第2の方向に沿った長さAよりも狭くなっている。また、羽根部8から開口部7までの距離Dは、羽根部8の第2の方向に沿った長さCよりも長くなっている。よって、滅菌袋1の内部において、開口部7から羽根部8までの領域Sが十分に確保されるようになっている。
次に、滅菌袋1に収容物を挿入し、滅菌袋1によって収容物を密閉包装する方法について説明する。収容物の挿入は、手術室等の処置室以外の、別室で行われる。まず、図2(b)に示されるように、第1のフィルム部2が上を向くと共に羽根部8を有する第2のフィルム部3が下を向くように滅菌袋1を配置する。そして、図3に示されるように、開口部7を広げると共に、第2のフィルム部3における羽根部8より開口部7側の部分(領域Sを構成する部分)を上方に持ち上げながら羽根部8を滅菌袋1の外側に広げる。これによって、開口部7を上に向けやすくすることが可能となる。
このように開口部7を上に向けた状態で医療用品等の収容物を開口部7から滅菌袋1の内部に挿入する。そして、図4に示されるように領域Sで滅菌袋1のシールを行うことによって滅菌袋1を密封する。こうして滅菌袋1によって収容物を密封することが可能となる。
このとき、本考案の滅菌袋1は、開口部7から収容物を挿入するときに、折り曲げられたマチ部5A及び羽根部8に収容物を入り込ませることが可能となるので、嵩高い収容物を入れても、開口部7において第1のフィルム部2と第2のフィルム部3とがずれることなく、領域Sでのシールを確実に行うことができる。
本考案の滅菌袋1では、その一部が通気性を有する不織布4から構成されているので、滅菌性ガスを用いた滅菌が可能となる。
本実施形態に係る滅菌方法は、ガス滅菌法であり、ガス種を限定するものではない。ガス滅菌法の場合は、エチレンオキサイド滅菌法が一般的であり、ガス透過性の滅菌袋に封入した後、ガス滅菌を行う。
このような滅菌袋1を用いて例えばエチレンオキサイド等の滅菌用ガスによる滅菌を行う場合、まず、収容物(被滅菌物)が密閉収納された滅菌袋1を滅菌器の滅菌室に入れる。続いて、滅菌室内を陰圧にした後、加温下(約50℃)で滅菌用ガスを供給し、所定時間その状態を保持する。このとき、滅菌袋1には不織布4を介して滅菌用ガスが充満する。その後、滅菌室内の気体を排出する(真空工程)。次いで、滅菌室に空気を加圧状態になるまで供給する(愎圧工程)。この愎圧工程により滅菌袋1には不織布4を介して空気が充満する。そして、この真空工程と愎圧工程を繰り返すことにより、滅菌袋1内の滅菌用ガスを完全に排出する。
滅菌処理が行われた後、滅菌袋1に封入された状態で手術室等の処置室に運ばれ、その処置室内で袋が開封され、中の収容物が取り出される。
滅菌袋1の中から収容物を取り出すときには、図5に示されるように、羽根部8の部分において第2のフィルム部3の端部と不織布4の端部とを指でつまんで引き剥がす。このとき、第2のフィルム部3の端部と不織布4の端部とはシールされておらず、端部よりも内側の位置(接続部6A)でシールされている。これにより、滅菌袋1を開封する際に、シールされていない、第2のフィルム部3の端部と不織布4の端部とをつまんで簡単に引き剥がすことができる。
また、袋の上部ではなく側部において第2のフィルム部3と不織布4とを引き剥がして開封することで、内部に収納された医療用具をスムーズに滅菌袋1の外に取り出すことができる。例えば折り畳まれた手術着を、袋の上部、例えば開口部7から取り出そうとすると、形が崩れてしまう可能性があるが、側部から取り出すことで形を崩すことなく取り出すことができる。また、第2のフィルム部3と不織布4とを引き剥がして開封することで、袋の一部を切断して開封する場合のようなフィルム片の発生を防止することができる。
以上、滅菌袋1は、開口部7の反対側の側縁に設けられて内側に折れ線5Lを有するマチ部5Aと、第2のフィルム部3と不織布4とが剥離可能にシールされてなる羽根部8とを備えている。よって、開口部7から収容物を挿入するときに、折り曲げられたマチ部5A,羽根部8に収容物を入り込ませることが可能となるので、内部への収容物の挿入を容易に行うことができる。
また、開口部7は、第1のフィルム部2及び第2のフィルム部3における第1の方向の一端に設けられているので、開口部7の面積を広くすることが可能になると共に開口部7の形状を安定させることができる。従って、開口部7に指が引っ掛かる事態の発生を少なくすることができるので、開口部7から滅菌袋1内部への収容物の挿入を簡単に行うことができる。
また、開口部7側の羽根部8の、第2の方向に沿った長さCは、開口部7の反対側のマチ部5Aの、第2の方向に沿った長さAよりも狭くなっている。よって、開口部7側の羽根部8の、第2の方向に沿った長さCが狭いことによって羽根部8への収容物の引っ掛かりを回避しやすくなるので、滅菌袋1に対する収容物の挿入を簡単に行うことができる。更に、開口部7の反対側に位置するマチ部5Aの、第2の方向に沿った長さAが広くなっているので、滅菌袋1の内部における底側の部分の領域を大きくすることができ、底側の部分における収容物の位置の自由度を高めることができる。
また、羽根部8から開口部7までの距離Dは、羽根部8の第2の方向に沿った長さCよりも長くなっている。このように開口部7から羽根部8までの距離Dを長くすることによって、開口部7をより上方に位置させることができる。従って、収容物の挿入をより簡単に行うことができる。
また、距離Dを、羽根部8の第2の方向に沿った長さCよりも長くすることによって、滅菌袋1に収容された収容物の影響を開口部7が受けにくくなるので、開口部7の形状をより安定させることができる。従って、開口部7から滅菌袋1内部への収容物の挿入をより簡単に行うことができ、更に開口部7のシールや滅菌袋1の開封を簡単に行うことも可能となる。また、距離Dを、羽根部8の第2の方向に沿った長さCよりも長くすることによって領域Sを大きく確保できるので、本実施形態のように滅菌袋1で密閉包装を行う場合には、包装を行うにあたって必要な領域を確保することができる。
また、第1のフィルム部2の第1の方向の他端で、第2の方向に延在する端辺2Aとマチ部5Aとは接続部6Bのシールによって接続されており、不織布4の第1の方向の他端で、第2の方向に延在する端辺4Bとマチ部5Aとは接続部6Cのシールによって接続されている。よって、第1のフィルム部2及び不織布4に対してマチ部5Aがシールによって接続されていることとなるので、マチ部5Aの補強効果を高めることができる。また、接続部6B,6Cのシールによって第1のフィルム部2と不織布4とがより安定して接続することとなり、滅菌袋1の形状を安定させることができる。
(第2実施形態)
図6及び図7に示されるように、第2実施形態に係る滅菌袋21は、羽根部8,マチ部5Aとは第2の方向に沿った長さが異なる羽根部28及びマチ部25Aを備える点が、第1実施形態に係る滅菌袋1と異なっている。すなわち、滅菌袋21では、開口部7側に位置する羽根部28の、第2の方向に沿った長さCが、開口部7の反対側に位置するマチ部25Aの、第2の方向に沿った長さAよりも広くなっている。
この滅菌袋21では、開口部7側の羽根部28の第2の方向に沿った長さCが、マチ部25Aの第2の方向に沿った長さAよりも広くなっているので、収容物は挿入時に羽根部28に入り込みやすくなる。また、羽根部28の第2の方向に沿った長さCが広い第2実施形態では、羽根部28を下にして開口部7を持ち上げたときに羽根部28が開口部7を支持しやすくなるので、第1実施形態よりも開口部7を上に向けやすくすることができる。従って、上から収容物を滅菌袋1の内部に挿入することが可能となるので、滅菌袋1の内部への収容物の挿入を一層容易に行うことができる。
次に、図8を参照しながら、第1実施形態に係る滅菌袋1における各部の好ましい寸法について説明する。以下の第実施例では、図8(a)に示されるように、滅菌袋1におけるマチ部5Aの第2の方向に沿った長さをA1、マチ部5Aから羽根部8までの距離をB1、羽根部8の第2の方向に沿った長さをC1、羽根部8から開口部7までの距離をD1、第1のフィルム部2及び第2のフィルム部3の、第2の方向における開口部7の長さをE1、とする。
(第1実施例)
本実施例において、滅菌袋1の内部に挿入する収容物は、医療用品として、ガーゼ、医療用テープ、はさみ及び注射器である。この第1実施例では、A1=50mm、B1=180mm、C1=30mm、D1=90mm、E1=280mmであることが好ましい。この場合、羽根部8の第2の方向に沿った長さC1に対する、マチ部5Aの第2の方向に沿った長さA1の比率は約1.7となる。
このような滅菌袋1では、開口部7が第1のフィルム部2及び第2のフィルム部3の第1の方向の端部にあり、開口部7を広くして、且つ開口部7側の羽根部8の第2の方向に沿った長さC1がマチ部5Aの第2の方向に沿った長さA1よりも狭くなっている。よって、収容物である医療用品を開口部7から挿入することができる。なお、収容物の挿入は、手術室等の処置室以外の、別室で行われる。また、マチ部5Aの第2の方向に沿った長さA1が、羽根部8の第2の方向に沿った長さC1よりも広いので、滅菌袋1の奥部に広い空間を形成することができ、例えば折り畳んだガーゼ、或いは手術着のように嵩高い中身を入れても、ヒートシール箇所がずれなくて、確実にヒートシールできる。
包装した滅菌袋1に対して、酸化エチレンガスを用いたガス滅菌処理を実施した。このような滅菌袋1では、袋の底部が通気性を有する不織布4から構成されているので、包装されたまま医療用品を滅菌処理することができる。また、袋に包装されたままなので、滅菌処理後に汚染されることなく、医療用品を手術室等の処置室に運ぶことができる。
さらに、この滅菌袋1では、袋側部において第2のフィルム部3と不織布4とを上下に引きはがすことにより開封されるので、内部に収容されている医療用品をスムーズに取り出すことができる。例えば折り畳まれたガーゼ、或いは手術着の場合、形を崩すことなく取り出すことができる。
次に、図8(b)を参照しながら、第2実施形態に係る滅菌袋21における各部の好ましい寸法について第2実施例として説明する。第2実施例では、図8(b)に示されるように、滅菌袋21における、マチ部25Aの第2の方向に沿った長さをA2、マチ部25Aから羽根部28までの距離をB2、羽根部28の第2の方向に沿った長さをC2、羽根部28から開口部7までの距離をD2、第1及び第2のフィルム部2,3の第2の方向における開口部7の長さをE2、とする。
(第2実施例)
第2実施例において、滅菌袋21の内部に挿入する収容物は、医療用品として、折り畳まれた手術着である。この第2実施例では、A2=30mm、B2=170mm、C2=50mm、D2=110mm、E2=360mmであることが好ましい。この場合、羽根部28の第2の方向に沿った長さC2に対する、マチ部25Aの第2の方向に沿った長さA2の比率は約0.6となる。
このような滅菌袋21では、開口部7が第1及び第2のフィルム部2,3の第1の方向の端部にあり開口部7を広くしているので、嵩高い内容物を簡単に出し入れすることができる。
さらに、この滅菌袋21では、袋側部において第2のフィルム部3と不織布4とを上下に引きはがすことにより開封されるので、内部に収容されている医療用品をスムーズに取り出すことができる。例えば折り畳まれた手術着の場合、形を崩すことなく取り出すことができる。
本考案は、上述した実施形態に限定されず、本考案の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。
上記実施形態では、図1に示されるように、接続部6A〜6Eがいずれもシールによる接続を行っていた。しかし、接続部6A〜6Cの少なくともいずれかにおける第1のフィルム部2及び第2のフィルム部3の第2の方向に延びる箇所については、折り込みによる接続とすることも可能である。また、接続部6A〜6Cにおける上記第2の方向に延びる箇所を全て折り込みとした場合には、第2のフィルム部3の端辺3Eから第1のフィルム部2の端辺2Dまでが1枚のフィルムとなる。この場合、滅菌袋1全体が1枚のフィルムで形成されるので、滅菌袋1の製造工程の簡略化が可能になると共に製造等のコストの低減に寄与する。
上記実施形態では、長方形状をなす第1のフィルム部2において、第1の方向(図1中X方向)に延在する第1の辺(辺2B)が、第2の方向(図1中Y方向)に延在する第2の辺(辺2C)よりも長い場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、第2の辺が、第1の辺よりも長い長方形状であってもよい。
また、上記実施形態では、第1のフィルム部2、第2のフィルム部3及び不織布4が長方形状となっている例について説明したが、第1のフィルム部2、第2のフィルム部3及び不織布4の形状と大きさは適宜変更可能である。形状として長方形状以外に四角形状、台形状,平行四辺形状などであってもよい。
上記実施形態では、不織布4は滅菌袋の底面となっている例について説明したが、底面以外にマチ部にあってもよい。
上記実施形態では、滅菌袋が、収容物を内部に収納した状態で滅菌処理を行うことが可能な滅菌袋である例について説明したが、滅菌袋以外の袋に対しても本考案を適用させることができる。また、本考案に係る滅菌袋には、医療用品以外の収容物を収容させることも可能であり、収容物として例えばウェットティッシュといった小物等を収容してもよい。
1 滅菌袋
2 第1のフィルム部
3 第2のフィルム部
4 不織布
5 第3のフィルム部
5A マチ部
7 開口部
8 羽根部
[1]
内部に収容物が収納されるとともに、該収容物を収納した状態で滅菌処理が行われる滅菌袋であって、
略長方形状の第1のフィルム部と、
前記第1のフィルム部の第1の辺に沿った第1の方向の一方側で該第1のフィルム部と重なる第2のフィルム部と、
前記第1のフィルムの前記第1の方向の他方側で該第1のフィルム部と重なる不織布と、
前記第1のフィルム部及び前記第2のフィルム部の側縁の一部で開放される開口部と、
前記開口部の反対側の側縁に設けられて内側に折れ線を有するマチ部と、
前記第2のフィルム部の側縁部と前記不織布の側縁部とが剥離可能にシールされた羽根部と、を備え、
前記マチ部の、前記第1の方向と略直交する第2の方向に沿った長さは、前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さと異なっている、滅菌袋。
[2]
前記収容物は、医療用品である、[1]に記載の滅菌袋。
[3]
前記滅菌処理が、ガス滅菌処理である[1]又は[2」に記載の滅菌袋。
[4]
前記開口部から前記収容物が収納され、
前記羽根部においてシールされた前記第2のフィルム部の側縁部と前記不織布の側縁部とを剥離することにより開封され、前記収容物が取り出される、[1]〜[3]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
[5]
前記第2のフィルム部の側縁部と前記不織布の側縁部とは、端部よりも内側の位置でシールされている、[1]〜[4]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
[6]
前記第2のフィルム部及び前記不織布は長方形状を有しており、
前記開口部は、前記第1のフィルム部の前記第1の方向の一端で前記第2の方向に延在する端辺と、前記第2のフィルム部の前記第1の方向の一端で前記第2の方向に延在する端辺とによって形成されており、
前記マチ部は、前記第1のフィルム部の前記第1の方向の他端で前記第2の方向に延在する端辺と、前記不織布の前記第1の方向の一端で前記第2の方向に延在する端辺とを接続し、
前記羽根部は、前記第2のフィルム部の前記第1の方向の一端及び前記不織布の前記第1の方向の他端であって、該第2のフィルム部及び不織布の前記第2の方向に延在している、[1]に記載の滅菌袋。
[7]
前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さは、前記マチ部の前記第2の方向に沿った長さよりも狭い、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
[8]
前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さは、前記マチ部の前記第2の方向に沿った長さよりも広い、[1]〜[6]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
[9]
前記羽根部から前記開口部までの距離は、前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さよりも長い、[1]〜[8]のいずれか一項に記載の滅菌袋。
[10]
前記第1のフィルム部の前記第1の方向の他端で前記第2の方向に延在する端辺と前記マチ部とはシールによって接続されており、
前記第2のフィルム部の前記第1の方向の他端で前記第2の方向に延在する端辺と前記マチ部とはシールによって接続されている、[1]〜[9]のいずれか一項に記載の滅菌袋。

Claims (10)

  1. 内部に収容物が収納されるとともに、該収容物を収納した状態で滅菌処理が行われる滅菌袋であって、
    略長方形状の第1のフィルム部と、
    前記第1のフィルム部の第1の辺に沿った第1の方向の一方側で該第1のフィルム部と重なる第2のフィルム部と、
    前記第1のフィルムの前記第1の方向の他方側で該第1のフィルム部と重なる不織布と、
    前記第1のフィルム部及び前記第2のフィルム部の、前記第1の方向と略直交する第2の方向に沿った側縁の一部で開放される開口部と、
    前記開口部の反対側の側縁に設けられて内側に折れ線を有するマチ部と、
    前記第2のフィルム部の側縁部と前記不織布の側縁部とが剥離可能にシールされた羽根部と、を備え、
    前記マチ部の前記第2の方向に沿った長さは、前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さと異なっている、滅菌袋。
  2. 前記収容物は、医療用品である、請求項1に記載の滅菌袋。
  3. 前記滅菌処理が、ガス滅菌処理である請求項1又は2に記載の滅菌袋。
  4. 前記開口部から前記医療用品が収納され、
    前記羽根部においてシールされた前記第2のフィルム部の側縁部と前記不織布の側縁部とを剥離することにより開封され、前記医療用品が取り出される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の滅菌袋。
  5. 前記第2のフィルム部の側縁部と前記不織布の側縁部とは、端部よりも内側の位置でシールされている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の滅菌袋。
  6. 前記第2のフィルム部及び前記不織布は長方形状を有しており、
    前記開口部は、前記第1のフィルム部の前記第1の方向の一端で前記第2の方向に延在する端辺と、前記第2のフィルム部の前記第1の方向の一端で前記第2の方向に延在する端辺とによって形成されており、
    前記マチ部は、前記第1のフィルム部の前記第1の方向の他端で前記第2の方向に延在する端辺と、前記不織布の前記第1の方向の一端で前記第2の方向に延在する端辺とを接続し、
    前記羽根部は、前記第2のフィルム部の前記第1の方向の一端及び前記不織布の前記第1の方向の他端であって、該第2のフィルム部及び不織布の前記第2の方向に延在している、請求項1に記載の滅菌袋。
  7. 前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さは、前記マチ部の前記第2の方向に沿った長さよりも狭い、請求項1〜6のいずれか一項に記載の滅菌袋。
  8. 前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さは、前記マチ部の前記第2の方向に沿った長さよりも広い、請求項1〜6のいずれか一項に記載の滅菌袋。
  9. 前記羽根部から前記開口部までの距離は、前記羽根部の前記第2の方向に沿った長さよりも長い、請求項1〜8のいずれか一項に記載の滅菌袋。
  10. 前記第1のフィルム部の前記第1の方向の他端で前記第2の方向に延在する端辺と前記マチ部とはシールによって接続されており、
    前記第2のフィルム部の前記第1の方向の他端で前記第2の方向に延在する端辺と前記マチ部とはシールによって接続されている、請求項1〜9のいずれか一項に記載の滅菌袋。
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