JP3195572U - イヤホン - Google Patents

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Abstract

【課題】音声信号に対する追従性を改善し、音圧、周波数特性に優れたイヤホンを提供する。【解決手段】両面が互いに他の磁極となる円形のマグネット11と、このマグネット11の一方の面に密着したポールピース12とを、カップ状のヨークフレーム16の内側に磁気ギャップ13をもって収納し、この磁気ギャップ13に、振動板15を取り付けたボイスコイル14を遊嵌してなるイヤホンにおいて、ポールピース12に対峙し、振動板15に接しない隙間をもって、ポールピース12の漏洩磁束22に反発する漏洩磁束23を発生するマグネット21を配置する。【選択図】図1

Description

本考案は、音声信号に対する追従性を改善し、音圧、周波数特性に優れたイヤホンに関するものである。
従来より、図2に示すようなイヤホンが一般的に知られている(例えば、特許文献1)。一端を開口した底の浅いカップ状のヨークフレーム16の中に、ドーナッツ状のマグネット11とポールピース12を収納し、ベース板17とともにボビン10で固定したもので、前記ポールピース12の外周とヨークフレーム16の内周との間に磁気ギャップ13を形成する。この磁気ギャップ13に円筒状のボイスコイル14を遊嵌し、このボイスコイル14には、振動板15が取り付けられる。前記マグネット11は、図中、上面がS極で、下面がN極の例とする。
特開平6−269089号公報
特許文献1に示したイヤホンは、マグネット11からポールピース12と磁気ギャップ13とヨークフレーム16を経てマグネット11に戻る磁気回路において、磁気ギャップ13を通りボイスコイル14に作用する漏洩磁束22は、そのほとんどが図2に示すように、ボイスコイル14に作用せずに大きく迂回するため、振動板15を駆動する効率が低下し、音声信号に対する追従性が損なわれるという問題があった。ボイスコイル14に作用する漏洩磁束22を大きくするには、マグネット11を大きくしなければならず、イヤホンの小型化に支障をきたしていた。
本考案は、音声信号に対する追従性を改善し、音圧、周波数特性に優れたイヤホンを提供することを目的とするものである。
本考案によるイヤホンは、
両面が互いに他の磁極となる円形のマグネット11と、このマグネット11の一方の面に密着したポールピース12とを、カップ状のヨークフレーム16の内側に磁気ギャップ13をもって収納し、この磁気ギャップ13に、振動板15を取り付けたボイスコイル14を遊嵌してなるイヤホンにおいて、
前記ポールピース12に対峙し、前記振動板15に接しない隙間をもって、前記ポールピース12の漏洩磁束22に反発する漏洩磁束23を発生するマグネット21を配置したことを特徴とする。
マグネット11に磁化されたポールピース12と、このポールピース12に対峙したマグネット21は、略同一径のドーナツ状で、相対する面が互いに反発する同一磁極としたことを特徴とする。
より具体的には、本考案のイヤホンは、両面が互いに他の磁極となるドーナツ状のマグネット11と、このマグネット11の一方の面に密着したポールピース12とを中心のボビン10で積層し、これらをカップ状のヨークフレーム16の内側中心に収納固着し、前記ポールピース12の外周部と前記ヨークフレーム16の内周部の間に円形の磁気ギャップ13を設け、この磁気ギャップ13に振動板15を取り付けたボイスコイル14を遊嵌し、前記振動板15の外周縁を前記ヨークフレーム16の外周縁部に固着してなるイヤホンにおいて、
前記ポールピース12に対峙し、かつ、前記振動板15を中間に介在してマグネット21を設け、このマグネット21は、前記ポールピース12と相対する面が前記ポールピース12の漏洩磁束22に反発する漏洩磁束23を発生するものからなることを特徴とする。
請求項1記載の考案によれば、
両面が互いに他の磁極となる円形のマグネットと、このマグネットの一方の面に密着したポールピースとを、カップ状のヨークフレームの内側に磁気ギャップをもって収納し、この磁気ギャップに、振動板を取り付けたボイスコイルを遊嵌してなるイヤホンにおいて、
前記ポールピースに対峙し、前記振動板に接しない隙間をもって、前記ポールピースの漏洩磁束に反発する漏洩磁束を発生するマグネットを配置したので、ポールピースのN極からヨークフレームに至る漏洩磁束は、マグネットのN極からS極に至る漏洩磁束と反発し、ポールピースの漏洩磁束は、磁気ギャップに押し込められる。すると、磁気ギャップの有効磁束の密度が大きく増加する。磁気ギャップのボイスコイルに作用する磁束密度が増加するということは、大きなマグネットを搭載したことと同等の作用が得られる。
磁束が増加すれば、ボイスコイルを駆動する効率が上がるので、音声信号に対する追従性が大きく改善され、音圧が上昇し、周波数特性が広がるという作用効果を有する。
請求項2記載の考案によれば、
マグネットに磁化されたポールピースと、このポールピースに対峙したマグネットは、略同一径のドーナツ状で、相対する面が互いに反発する同一磁極としたので、外形がほとんど変わらずに再生音の優れたイヤホンが得られる。
請求項3記載の考案によれば、
両面が互いに他の磁極となるドーナツ状のマグネットと、このマグネットの一方の面に密着したポールピースとを中心のボビンで積層し、これらをカップ状のヨークフレームの内側中心に収納固着し、前記ポールピースの外周部と前記ヨークフレームの内周部の間に円形の磁気ギャップを設け、この磁気ギャップに振動板を取り付けたボイスコイルを遊嵌し、前記振動板の外周縁を前記ヨークフレームの外周縁部に固着してなるイヤホンにおいて、
前記ポールピースに対峙し、かつ、前記振動板を中間に介在してマグネットを設け、このマグネットは、前記ポールピースと相対する面が前記ポールピースの漏洩磁束に反発する漏洩磁束を発生するものからなるので、従来とほとんど変わらないサイズで、平均感度が上昇し、音質面でも過渡応答特性に優れた歯切れのよい音質が得られる。周波数特性についても、フラットタイプ、中域を落としたいわゆるドンシャリタイプまで種々の調整ができる。また、音質面でも表現幅が広がったことにより、ソフトからハードな音作りまで、周波数特性と同様に種々の調整ができる。
ちなみに、本考案によるイヤホンは、従来のイヤホンに比較して、音圧は、低音域(20〜300Hz)で従来よりも3〜4dB程度上昇し、かつ、高音域(3000〜20000Hz)で従来よりも1dB程度上昇し、また、高音域で再生する周波数帯域は、約5000Hz広がることが判明した。
請求項4記載の考案によれば、
マグネットは、振動板が振動しても接触しない範囲でポールピースに近づけて配置したので、磁気ギャップの漏洩磁束がより確実にボイスコイルに作用する。
請求項5記載の考案によれば、
ヨークフレームにおける振動板と反対側は、ハウジングで被覆し、ヨークフレームにおける振動板と同一側は、斜め方向に音導孔を開口した音導筒を被せたので、振動板の前面にマグネットを配置しても確実に音声を導き出すことができる。
本考案によるイヤホンの一実施例を示す断面図である。 従来のイヤホンの断面図である。 本考案によるイヤホンと従来のイヤホンの特性の比較図である。
本考案のイヤホンは、
両面が互いに他の磁極となるドーナツ状のマグネット11と、このマグネット11の一方の面に密着したポールピース12とを中心のボビン10で積層し、これらをカップ状のヨークフレーム16の内側中心に収納固着し、前記ポールピース12の外周部と前記ヨークフレーム16の内周部の間に円形の磁気ギャップ13を設け、この磁気ギャップ13に振動板15を取り付けたボイスコイル14を遊嵌し、前記振動板15の外周縁を前記ヨークフレーム16の外周縁部に固着してなるイヤホンにおいて、
前記ポールピース12に対峙し、かつ、前記振動板15を中間に介在してマグネット21を設け、このマグネット21は、前記ポールピース12と相対する面が前記ポールピース12の漏洩磁束22に反発する漏洩磁束23を発生するものからなる。
本考案によるイヤホンの実施例1を図1に基き説明する。
18は、一端部を開口したハウジングで、このハウジング18の内部の開口部に臨ませて、磁性体からなり、一端を開口した底の浅いカップ状のヨークフレーム16が設けられる。このヨークフレーム16の中にドーナツ状のマグネット11を収納し、このマグネット11に磁性体のポールピース12を密着し、前記ヨークフレーム16の他端側のベース板17とともにボビン10にてヨークフレーム16に貫通固定する。前記マグネット11は、1例として、図中、下半分がN極で、上半分がS極からなる。そして、前記ポールピース12の外周とヨークフレーム16の内周との間に磁気ギャップ13を形成する。この磁気ギャップ13に円筒状のボイスコイル14を遊嵌し、このボイスコイル14には、振動板15が取り付けられ、この振動板15の外周縁部は、ヨークフレーム16の外周部に固着される。また、ボイスコイル14には、図示しないリード線が接続される。このように構成することで、マグネット11のN極から、ポールピース12と、ヨークフレーム16とを経てマグネット11のS極に至る磁気回路が形成される。
前記振動板15側には、音導筒19が被せられるが、この音導筒19の内側の、前記ポールピース12に対峙した位置で、前記振動板15の振動時に接触しない範囲でできるだけ近くに、ドーナツ状のマグネット21が設けられる。このマグネット21は、前記ポールピース12と略同一径で、図中上側が前記ポールピース12と反発するN極で、下側がS極であり、このマグネット21の外周縁部が前記磁気ギャップ13に臨ませられる。
前記音導筒19は、音導孔24がマグネット21に邪魔されないように斜め方向に設けられ、この音導孔24の外周にイヤピース20が被せられる。
以上のような構成において、マグネット11のN極からポールピース12と磁気ギャップ13とヨークフレーム16を経てマグネット11のS極に戻る磁気回路において、磁気ギャップ13を通る漏洩磁束22がボイスコイル14に作用するが、ポールピース12のN極からヨークフレーム16に至る漏洩磁束22は、マグネット21のN極からS極に至る漏洩磁束23と反発し、ポールピース12の漏洩磁束22は、磁気ギャップ13に押し込められる。すると、磁気ギャップ13の有効磁束の密度が大きく増加する。磁気ギャップ13のボイスコイル14に作用する磁束密度が増加するということは、大きなマグネット11を搭載したことと同等の作用が得られる。
磁束が増加すれば、ボイスコイル14を駆動する効率が上がるので、音声信号に対する追従性が大きく改善され、音圧が上昇し、周波数特性が広がる。
ちなみに、ボイスコイル14に生じる力Fは、
F=I×B×a×N
で表される。
I:ボイスコイル14に流れる音声電流
B:磁束密度
a:ボイスコイル14の直径
N:ボイスコイル14の巻き数
上記式から分かるように、磁束密度Bが大きくなればボイスコイル14に働く力Fが大きくなる。
このことは、ボイスコイル14を効率的に駆動することができ、音圧を上昇させることが可能となり、更に高い周波数帯域であっても正確にボイスコイル14を駆動でき、低音域も十分に再生することができる。
図3に示す本考案によるイヤホンの特性図(実線B)と従来のイヤホンの特性図(点線A)とを比較すると、本考案によるイヤホンの音圧は、低音域(20〜300Hz)で従来よりも3〜4dB程度上昇し、かつ、高音域(3000〜20000Hz)で従来よりも1dB程度上昇し、また、高音域で再生する周波数帯域は、約5000Hz広がることが判明した。
前記実施例では、マグネット11の図中上側がS極で、下側がN極とし、マグネット21の図中上側がN極で、下側がS極としたが、漏洩磁束22と漏洩磁束23が互いに反発すればよいので、マグネット11の上側がN極で、下側がS極とし、マグネット21の上側がS極で、下側がN極としてもよい。
10…ボビン、11…マグネット、12…ポールピース、13…磁気ギャップ、14…ボイスコイル、15…振動板、16…ヨークフレーム、17…ベース板、18…ハウジング、19…音導筒、20…イヤピース、21…マグネット、22…漏洩磁束、23…漏洩磁束、24…音導孔。

Claims (5)

  1. 両面が互いに他の磁極となる円形のマグネットと、このマグネットの一方の面に密着したポールピースとを、カップ状のヨークフレームの内側に磁気ギャップをもって収納し、この磁気ギャップに、振動板を取り付けたボイスコイルを遊嵌してなるイヤホンにおいて、
    前記ポールピースに対峙し、前記振動板に接しない隙間をもって、前記ポールピースの漏洩磁束に反発する漏洩磁束を発生するマグネットを配置したことを特徴とするイヤホン。
  2. マグネットに磁化されたポールピースと、このポールピースに対峙したマグネットは、略同一径のドーナツ状で、相対する面が互いに反発する同一磁極としたことを特徴とする請求項1記載のイヤホン。
  3. 両面が互いに他の磁極となるドーナツ状のマグネットと、このマグネットの一方の面に密着したポールピースとを中心のボビンで積層し、これらをカップ状のヨークフレームの内側中心に収納固着し、前記ポールピースの外周部と前記ヨークフレームの内周部の間に円形の磁気ギャップを設け、この磁気ギャップに振動板を取り付けたボイスコイルを遊嵌し、前記振動板の外周縁を前記ヨークフレームの外周縁部に固着してなるイヤホンにおいて、
    前記ポールピースに対峙し、かつ、前記振動板を中間に介在してマグネットを設け、このマグネットは、前記ポールピースと相対する面が前記ポールピースの漏洩磁束に反発する漏洩磁束を発生するものからなることを特徴とするイヤホン。
  4. マグネットは、振動板が振動しても接触しない範囲でポールピースに近づけて配置したことを特徴とする請求項1、2又は3記載のイヤホン。
  5. ヨークフレームにおける振動板と反対側は、ハウジングで被覆し、ヨークフレームにおける振動板と同一側は、斜め方向に音導孔を開口した音導筒を被せたことを特徴とする請求項1、2,3又は4記載のイヤホン。
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