JP3195234B2 - 動弁機構 - Google Patents
動弁機構Info
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- JP3195234B2 JP3195234B2 JP11143896A JP11143896A JP3195234B2 JP 3195234 B2 JP3195234 B2 JP 3195234B2 JP 11143896 A JP11143896 A JP 11143896A JP 11143896 A JP11143896 A JP 11143896A JP 3195234 B2 JP3195234 B2 JP 3195234B2
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- JP
- Japan
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- valve
- electrode
- cam
- engine
- ignition
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B23/00—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation
- F02B23/08—Other engines characterised by special shape or construction of combustion chambers to improve operation with positive ignition
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L3/00—Lift-valve, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces; Parts or accessories thereof
- F01L3/20—Shapes or constructions of valve members, not provided for in preceding subgroups of this group
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L3/00—Lift-valve, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces; Parts or accessories thereof
- F01L3/24—Safety means or accessories, not provided for in preceding sub- groups of this group
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B19/00—Engines characterised by precombustion chambers
- F02B19/12—Engines characterised by precombustion chambers with positive ignition
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P13/00—Sparking plugs structurally combined with other parts of internal-combustion engines
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Geometry (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Spark Plugs (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパークプラグ機
能を一体化したエンジンバルブ及びスパークプラグ機能
一体型エンジンバルブを備えた動弁機構に関する。
能を一体化したエンジンバルブ及びスパークプラグ機能
一体型エンジンバルブを備えた動弁機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】スパークプラグとエンジンバルブの機能
を兼用させるエンジンバルブに関する従来の技術として
は、図８に示す第１の技術（実開昭６０−１１８３３
１）や、図９に示す第２の技術（米国特許３９８２，５
０６号）がある。第１の技術では、スパークプラグ３１
を円筒中空型のバルブステム３２にねじ込んで一体化を
図る構成であり、同様に、第２の技術においても、スパ
ークプラグ３３を円筒中空型のバルブステム３４にねじ
込んで一体化を図る構成である。
を兼用させるエンジンバルブに関する従来の技術として
は、図８に示す第１の技術（実開昭６０−１１８３３
１）や、図９に示す第２の技術（米国特許３９８２，５
０６号）がある。第１の技術では、スパークプラグ３１
を円筒中空型のバルブステム３２にねじ込んで一体化を
図る構成であり、同様に、第２の技術においても、スパ
ークプラグ３３を円筒中空型のバルブステム３４にねじ
込んで一体化を図る構成である。
【０００３】即ち、いずれの技術も、単独形成したスパ
ークプラグ部品を、別形成されたエンジンバルブの円筒
中空型ステム内にねじ込む構造となっている。
ークプラグ部品を、別形成されたエンジンバルブの円筒
中空型ステム内にねじ込む構造となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来技術は、
以下のような問題があるため一般のガソリンエンジンへ
の実用化は極めて困難である。 （１）バルブの円筒中空型ステム内にプラグを螺着した
構造及びプラグレンチ等のスパークプラグ取り外し工具
の口径を考慮すると、エンジンバルブ本体の外径が大き
くなり、重量もかさみ、動弁させるための負荷が増え
る。
以下のような問題があるため一般のガソリンエンジンへ
の実用化は極めて困難である。 （１）バルブの円筒中空型ステム内にプラグを螺着した
構造及びプラグレンチ等のスパークプラグ取り外し工具
の口径を考慮すると、エンジンバルブ本体の外径が大き
くなり、重量もかさみ、動弁させるための負荷が増え
る。
【０００５】（２）エンジンバルブ本体の口径が大きい
ため、動弁機構におけるバルブ収納スペースが拡大され
て、動弁機構のレイアウトが制限され、かつ熱効率も悪
い。そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を考慮し
なされたものであり、その目的は、一般のガソリンエン
ジンへ実用化できるコンパクトな寸法のスパークプラグ
機能一体型エンジンバルブを提供することである。
ため、動弁機構におけるバルブ収納スペースが拡大され
て、動弁機構のレイアウトが制限され、かつ熱効率も悪
い。そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を考慮し
なされたものであり、その目的は、一般のガソリンエン
ジンへ実用化できるコンパクトな寸法のスパークプラグ
機能一体型エンジンバルブを提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、スパークプラグの主要部材とエンジンバ
ルブ部材を一体形成する手段を採用する。即ち、シリン
ダーに開口する吸排気通路を閉止する傘部をバルブステ
ムと一体に形成したエンジンバルブ本体内に、傘部のシ
リンダー対向面に露出して中心電極を構成する第１の電
極棒を埋設し、前記バルブ本体と一体に形成されて、傘
部のシリンダー対向面からＬ字型に折れ曲がって露出
し、傘部のシリンダー対向面から露出する第２の電極部
を形成することにより、エンジンバルブにスパークプラ
グ機能を一体化し、前記第２の電極部を、前記中心電極
との間に火花ギャップを形成する接地電極を構成するよ
うにする。ここで、エンジンバルブ本体部材は、導電
材、絶縁材のどちらも使用可能である。まず、導電路と
して機能させるために導電材を使用したエンジンバルブ
本体においては、バルブ本体内部に中心電極となる第１
の電極棒をエンジンバルブ本体との間に絶縁材を介装さ
せて埋設し、この中心電極と対向して火花ギャップを形
成する接地電極を構成する第２の電極部を傘部シリンダ
ー対向面にエンジンバルブ本体と一体形成して設ける。
次に、絶縁材を使用したエンジンバルブ本体において
は、中心電極である第１の電極棒をバルブステム内に埋
設することにより形成し、一方、傘部シリンダー対向面
においてこの第１の電極棒と対向して火花ギャップを形
成する接地電極を構成する第２の電極部は、バルブステ
ムヘッド部からバルブ本体傘部へ直下に貫通させてエン
ジンバルブ本体内部に延設した電極棒の一端を傘部シリ
ンダー対向面に露出させて形成する。これらのエンジン
バルブ本体に一体化されたスパークプラグに火花を飛ば
すための給電手段として、バルブステム部の外周に第１
の電極棒と導通させた集電環を周設し、この集電環の外
周面に、イグニションコイルまたはデストリビューター
等の点火用電気エネルギー発生器又はその分配器と接続
し、バネで付勢保持した点火用電気エネルギー供給電極
子の先端を摺接させて、中心電極に点火用電気エネルギ
ーを導通させる手段を採用する。また、本発明に係るス
パークプラグ機能一体型エンジンバルブにより、以下の
ような動弁手段が提供できる。まず、エンジンの駆動に
連係して回転するカムシャフトと、このカムシャフトに
固定一体化され、エンジンバルブステム部上端部に摺接
するカムとを設け、このカムの回転に連係してエンジン
バルブを開閉動作させる動弁機構を基礎とする手段であ
る。即ち、この動弁機構に用いるカムシャフト及びカム
に、一端をイグニションコイルまたはデストリビュータ
ー等の点火用電気エネルギー発生器又はその分配器に接
続するとともに、他端をカムシャフト及びカム内を貫通
してカム表面に露出させ、バルブステム上端部に露出す
る第１の電極棒と接触させる給電路を配設した動弁手段
である。本発明に係る次の動弁手段は、エンジンの駆動
に連係して回転するカムシャフトと、このカムシャフト
に固定一体化されたカムと、一端がカムに摺接し、かつ
他端がエンジンバルブ上端部に当接し、カムの回転に連
係揺動するロッカーアームとを備え、このロッカーアー
ムの揺動に連係してエンジンバルブを開閉動作させる動
弁機構を基礎とするものである。即ち、この動弁機構に
用いるカムシャフトには、一端がイグニションコイルま
たはデストリビューター等の点火用電気エネルギー発生
器又はその分配器に接続されるとともに、他端がカムシ
ャフト及びカム内を貫通してカム表面に露出し、点火用
電気エネルギー供給可動接点を形成する中心電極への第
１の給電路が設ける。同時に、このロッカーアームに
は、ロッカーアーム内を貫通して、一端がカムとの摺接
面に露出して第１の給電路の可動接点と接触し、他端が
バルブステム当接面に露出し、バルブステム上端部に露
出する第１の電極棒と接触する第２の中心電極への給電
路を設けた動弁手段である。この第２の給電路の第１の
電極棒との接点又は／および第１の給電路との接点にお
いて、ロッカーアーム内に配設され、導電バネにより先
端がロッカーアーム表面から突出する方向に付勢保持さ
れた点火用電気エネルギー供給電極子を用いることによ
り、これらの接点における導通をより確実に手段も考え
られる。更に、エンジンの駆動に連係して回転するカム
シャフトと、前記カムシャフトに固定一体化されたカム
と、一端が前記カムに摺接し、かつ他端が請求項１記載
のエンジンバルブ上端部に当接し、カムの回転に連係揺
動するロッカーアームとを備え、このロッカーアームの
揺動に連係してエンジンバルブを開閉動作させる動弁機
構を基礎とする手段である。この機構に用いるロッカー
アームには、一端がロッカーアームの枢軸を介してイグ
ニションコイルまたはデストリビューター等の点火用電
気エネルギー発生器又はその分配器に接続されるととも
に、他端がロッカーアーム内を貫通してバルブステム当
接面に露出し、バルブステム上端部に露出する第１の電
極棒と接触する第２の中心電極への給電路を設ける手段
も提供できる。
に、本発明は、スパークプラグの主要部材とエンジンバ
ルブ部材を一体形成する手段を採用する。即ち、シリン
ダーに開口する吸排気通路を閉止する傘部をバルブステ
ムと一体に形成したエンジンバルブ本体内に、傘部のシ
リンダー対向面に露出して中心電極を構成する第１の電
極棒を埋設し、前記バルブ本体と一体に形成されて、傘
部のシリンダー対向面からＬ字型に折れ曲がって露出
し、傘部のシリンダー対向面から露出する第２の電極部
を形成することにより、エンジンバルブにスパークプラ
グ機能を一体化し、前記第２の電極部を、前記中心電極
との間に火花ギャップを形成する接地電極を構成するよ
うにする。ここで、エンジンバルブ本体部材は、導電
材、絶縁材のどちらも使用可能である。まず、導電路と
して機能させるために導電材を使用したエンジンバルブ
本体においては、バルブ本体内部に中心電極となる第１
の電極棒をエンジンバルブ本体との間に絶縁材を介装さ
せて埋設し、この中心電極と対向して火花ギャップを形
成する接地電極を構成する第２の電極部を傘部シリンダ
ー対向面にエンジンバルブ本体と一体形成して設ける。
次に、絶縁材を使用したエンジンバルブ本体において
は、中心電極である第１の電極棒をバルブステム内に埋
設することにより形成し、一方、傘部シリンダー対向面
においてこの第１の電極棒と対向して火花ギャップを形
成する接地電極を構成する第２の電極部は、バルブステ
ムヘッド部からバルブ本体傘部へ直下に貫通させてエン
ジンバルブ本体内部に延設した電極棒の一端を傘部シリ
ンダー対向面に露出させて形成する。これらのエンジン
バルブ本体に一体化されたスパークプラグに火花を飛ば
すための給電手段として、バルブステム部の外周に第１
の電極棒と導通させた集電環を周設し、この集電環の外
周面に、イグニションコイルまたはデストリビューター
等の点火用電気エネルギー発生器又はその分配器と接続
し、バネで付勢保持した点火用電気エネルギー供給電極
子の先端を摺接させて、中心電極に点火用電気エネルギ
ーを導通させる手段を採用する。また、本発明に係るス
パークプラグ機能一体型エンジンバルブにより、以下の
ような動弁手段が提供できる。まず、エンジンの駆動に
連係して回転するカムシャフトと、このカムシャフトに
固定一体化され、エンジンバルブステム部上端部に摺接
するカムとを設け、このカムの回転に連係してエンジン
バルブを開閉動作させる動弁機構を基礎とする手段であ
る。即ち、この動弁機構に用いるカムシャフト及びカム
に、一端をイグニションコイルまたはデストリビュータ
ー等の点火用電気エネルギー発生器又はその分配器に接
続するとともに、他端をカムシャフト及びカム内を貫通
してカム表面に露出させ、バルブステム上端部に露出す
る第１の電極棒と接触させる給電路を配設した動弁手段
である。本発明に係る次の動弁手段は、エンジンの駆動
に連係して回転するカムシャフトと、このカムシャフト
に固定一体化されたカムと、一端がカムに摺接し、かつ
他端がエンジンバルブ上端部に当接し、カムの回転に連
係揺動するロッカーアームとを備え、このロッカーアー
ムの揺動に連係してエンジンバルブを開閉動作させる動
弁機構を基礎とするものである。即ち、この動弁機構に
用いるカムシャフトには、一端がイグニションコイルま
たはデストリビューター等の点火用電気エネルギー発生
器又はその分配器に接続されるとともに、他端がカムシ
ャフト及びカム内を貫通してカム表面に露出し、点火用
電気エネルギー供給可動接点を形成する中心電極への第
１の給電路が設ける。同時に、このロッカーアームに
は、ロッカーアーム内を貫通して、一端がカムとの摺接
面に露出して第１の給電路の可動接点と接触し、他端が
バルブステム当接面に露出し、バルブステム上端部に露
出する第１の電極棒と接触する第２の中心電極への給電
路を設けた動弁手段である。この第２の給電路の第１の
電極棒との接点又は／および第１の給電路との接点にお
いて、ロッカーアーム内に配設され、導電バネにより先
端がロッカーアーム表面から突出する方向に付勢保持さ
れた点火用電気エネルギー供給電極子を用いることによ
り、これらの接点における導通をより確実に手段も考え
られる。更に、エンジンの駆動に連係して回転するカム
シャフトと、前記カムシャフトに固定一体化されたカム
と、一端が前記カムに摺接し、かつ他端が請求項１記載
のエンジンバルブ上端部に当接し、カムの回転に連係揺
動するロッカーアームとを備え、このロッカーアームの
揺動に連係してエンジンバルブを開閉動作させる動弁機
構を基礎とする手段である。この機構に用いるロッカー
アームには、一端がロッカーアームの枢軸を介してイグ
ニションコイルまたはデストリビューター等の点火用電
気エネルギー発生器又はその分配器に接続されるととも
に、他端がロッカーアーム内を貫通してバルブステム当
接面に露出し、バルブステム上端部に露出する第１の電
極棒と接触する第２の中心電極への給電路を設ける手段
も提供できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて実施例により説明する。図１は、本発明の第
１の実施例を示し、エンジンバルブ本体が鉄などの導電
材からなるスパークプラグ機能一体型エンジンバルブの
要部縦断面図である。エンジンバルブ本体１ａは、ステ
ム部２と傘部３が一体に形成されている。傘部３下方の
シリンダー対向面４には、バルブ本体１ａと同一の導電
材により一体形成されたＬ字型の第２の電極部８ａが設
けられている。バルブ本体１ａの内部には、中心電極を
構成する第１の電極棒７ａが埋設されており、その一端
はシリンダー対向面４の中心に露出して、接地電極を構
成する第２の電極部８ａに対向し火花ギャップ９を形成
している。
に基づいて実施例により説明する。図１は、本発明の第
１の実施例を示し、エンジンバルブ本体が鉄などの導電
材からなるスパークプラグ機能一体型エンジンバルブの
要部縦断面図である。エンジンバルブ本体１ａは、ステ
ム部２と傘部３が一体に形成されている。傘部３下方の
シリンダー対向面４には、バルブ本体１ａと同一の導電
材により一体形成されたＬ字型の第２の電極部８ａが設
けられている。バルブ本体１ａの内部には、中心電極を
構成する第１の電極棒７ａが埋設されており、その一端
はシリンダー対向面４の中心に露出して、接地電極を構
成する第２の電極部８ａに対向し火花ギャップ９を形成
している。
【０００８】また、第１の電極棒７ａは、バルブ本体１
ａとの間に絶縁材５ａを介装してバルブ本体１ａに埋設
され、かつバルブ本体１ａのステム部２との間に絶縁材
５ａが介装され、ステム部２の外周に周設された集電環
６ａと接続している。この集電環６ａには、イグニショ
ンコイルまたはデストリビューター等の点火用電気エネ
ルギー発生器又はその分配器１３と接続する点火用電気
エネルギー供給電極子１０の先端が摺接されている。こ
の点火用電気エネルギー供給電極子１０は、絶縁保持器
１１内に収容された圧縮スプリング１２により突出方向
に付勢保持されてその先端が集電環６ａに摺接し、イグ
ニションコイルまたはデストリビューター等の点火用電
気エネルギー発生器又はその分配器１３からの点火用電
気エネルギーを集電環６ａに導通して中心電極である第
１の電極棒７ａに導き、火花ギャップ９に火花を飛ばす
ための給電路を形成している。
ａとの間に絶縁材５ａを介装してバルブ本体１ａに埋設
され、かつバルブ本体１ａのステム部２との間に絶縁材
５ａが介装され、ステム部２の外周に周設された集電環
６ａと接続している。この集電環６ａには、イグニショ
ンコイルまたはデストリビューター等の点火用電気エネ
ルギー発生器又はその分配器１３と接続する点火用電気
エネルギー供給電極子１０の先端が摺接されている。こ
の点火用電気エネルギー供給電極子１０は、絶縁保持器
１１内に収容された圧縮スプリング１２により突出方向
に付勢保持されてその先端が集電環６ａに摺接し、イグ
ニションコイルまたはデストリビューター等の点火用電
気エネルギー発生器又はその分配器１３からの点火用電
気エネルギーを集電環６ａに導通して中心電極である第
１の電極棒７ａに導き、火花ギャップ９に火花を飛ばす
ための給電路を形成している。
【０００９】図２は、図１に示された導電材からなるス
パークプラグ機能一体型エンジンバルブをシリンダーヘ
ッド１４に組み込んだ断面図である。エンジンバルブ本
体１ａは、シリンダーヘッド１４との間に介装されたバ
ルブスプリング１７により、吸排気通路１８を閉止する
方向に付勢されており、ステムヘッド１６は、コッター
１５により支持されている。
パークプラグ機能一体型エンジンバルブをシリンダーヘ
ッド１４に組み込んだ断面図である。エンジンバルブ本
体１ａは、シリンダーヘッド１４との間に介装されたバ
ルブスプリング１７により、吸排気通路１８を閉止する
方向に付勢されており、ステムヘッド１６は、コッター
１５により支持されている。
【００１０】また、エンジンバルブ本体１ａと車体を通
じてアースされているシリンダーヘッド１４の間には絶
縁材５ｂが介装されている。点火用電気エネルギー供給
電極子１０は、シリンダーヘッド１４の吸排気通路１８
の壁に固設された絶縁保持器１１により保持されて設け
られている。図３は、本発明の第２の実施例を示し、エ
ンジンバルブ本体がセラミックなどの絶縁材からなるス
パークプラグ機能一体型エンジンバルブの要部縦断面図
である。
じてアースされているシリンダーヘッド１４の間には絶
縁材５ｂが介装されている。点火用電気エネルギー供給
電極子１０は、シリンダーヘッド１４の吸排気通路１８
の壁に固設された絶縁保持器１１により保持されて設け
られている。図３は、本発明の第２の実施例を示し、エ
ンジンバルブ本体がセラミックなどの絶縁材からなるス
パークプラグ機能一体型エンジンバルブの要部縦断面図
である。
【００１１】セラミック等の非導電材からなるエンジン
バルブ本体１ｂの傘部３下方のシリンダー対向面４の中
心に露出する第１の電極棒７ｂが中心電極を構成してお
り、エンジンバルブ本体１ｂに埋設されている。また、
第１の電極棒７ｂは、エンジンバルブ本体１ｂのステム
部に周設された集電環６ｂに接続しており、集電環６ｂ
からエンジンバルブ本体１ｂの内部中心へ延設され、そ
の内部中心位置で直角に屈曲して、下方に向けて真っ直
ぐに貫通して、シリンダー対向面４の中心にその一端を
露出している。
バルブ本体１ｂの傘部３下方のシリンダー対向面４の中
心に露出する第１の電極棒７ｂが中心電極を構成してお
り、エンジンバルブ本体１ｂに埋設されている。また、
第１の電極棒７ｂは、エンジンバルブ本体１ｂのステム
部に周設された集電環６ｂに接続しており、集電環６ｂ
からエンジンバルブ本体１ｂの内部中心へ延設され、そ
の内部中心位置で直角に屈曲して、下方に向けて真っ直
ぐに貫通して、シリンダー対向面４の中心にその一端を
露出している。
【００１２】なお、集電環６ｂは、イグニションコイル
又はデストリビューター等の点火用電気エネルギー発生
器又はその分配器１３と接続する点火用電気エネルギー
供給電極子１０と摺接され点火用電気エネルギーを受け
取る構成は、図１、２に示す第１の実施例と同様であ
る。接地電極を構成する第２の電極部８ｂは、バルブス
テム部２の内部に第１の電極棒７ｂと離間して埋設され
た電極棒の一端がシリンダー対向面４に露出しＬ字型に
折れ曲がって形成され、第１の電極棒７ｂと対向し、火
花ギャップ９を形成している。
又はデストリビューター等の点火用電気エネルギー発生
器又はその分配器１３と接続する点火用電気エネルギー
供給電極子１０と摺接され点火用電気エネルギーを受け
取る構成は、図１、２に示す第１の実施例と同様であ
る。接地電極を構成する第２の電極部８ｂは、バルブス
テム部２の内部に第１の電極棒７ｂと離間して埋設され
た電極棒の一端がシリンダー対向面４に露出しＬ字型に
折れ曲がって形成され、第１の電極棒７ｂと対向し、火
花ギャップ９を形成している。
【００１３】図４は、図３に示した絶縁材からなるスパ
ークプラグ機能一体型エンジンバルブをシリンダーヘッ
ド１４に組み込んだ断面図である。絶縁材からなるエン
ジンバルブ本体１ｂが、図２と同様の構成によりアース
されたシリンダーヘッド１４に組み込まれいる。第２の
電極部８ｂは、ステムヘッド１６から下方へ真っ直ぐバ
ルブ本体１ｂ内部を貫通させて延設した電極棒から構成
されている。
ークプラグ機能一体型エンジンバルブをシリンダーヘッ
ド１４に組み込んだ断面図である。絶縁材からなるエン
ジンバルブ本体１ｂが、図２と同様の構成によりアース
されたシリンダーヘッド１４に組み込まれいる。第２の
電極部８ｂは、ステムヘッド１６から下方へ真っ直ぐバ
ルブ本体１ｂ内部を貫通させて延設した電極棒から構成
されている。
【００１４】また、第２の電極部８ｂは、コッター１
５、バルブスプリング１７及びシリンダーヘッド１４を
介してアースされている。図５は、スパークプラグ機能
一体型エンジンバルブを駆動させる動弁機構の第１実施
例の断面図である。イグニションコイル又はデストリビ
ューター等の点火用電気エネルギー発生器又はその分配
器１３と一端が接続する給電路１９ａが、エンジンの駆
動に連係して回転しエンジンバルブを開閉させるカムシ
ャフト２０の内部を、カムシャフト２０と一体固定され
たカム２１ａへ向かって延設され、かつカム２１ａ内部
に形成された点火用電気エネルギー供給電極子２２に接
続している。
５、バルブスプリング１７及びシリンダーヘッド１４を
介してアースされている。図５は、スパークプラグ機能
一体型エンジンバルブを駆動させる動弁機構の第１実施
例の断面図である。イグニションコイル又はデストリビ
ューター等の点火用電気エネルギー発生器又はその分配
器１３と一端が接続する給電路１９ａが、エンジンの駆
動に連係して回転しエンジンバルブを開閉させるカムシ
ャフト２０の内部を、カムシャフト２０と一体固定され
たカム２１ａへ向かって延設され、かつカム２１ａ内部
に形成された点火用電気エネルギー供給電極子２２に接
続している。
【００１５】点火用電気エネルギー供給電極子２２は導
電バネ２３により突出方向に付勢保持され、カム２１ａ
表面にその先端を露出している。この点火用電気エネル
ギー供給電極子２２の先端が、エンジンバルブの本体上
部に取り付けられたバルブリフター２５の天板に露出形
成された点火用電気エネルギー供給固定接点２４に押し
付けられて接触したときに、バルブ本体内部に絶縁材５
ｄを介装して埋設されて中心電極を構成する第１の電極
棒７ｃに点火用電気エネルギーを確実に導通する。これ
により、第１の電極棒７ｃと導電材からなるエンジンバ
ルブ本体１ｃと一体形成されてＬ字型の接地電極を形成
している第２の電極部８ｃとの間の火花ギャップ９に火
花を飛ばす。
電バネ２３により突出方向に付勢保持され、カム２１ａ
表面にその先端を露出している。この点火用電気エネル
ギー供給電極子２２の先端が、エンジンバルブの本体上
部に取り付けられたバルブリフター２５の天板に露出形
成された点火用電気エネルギー供給固定接点２４に押し
付けられて接触したときに、バルブ本体内部に絶縁材５
ｄを介装して埋設されて中心電極を構成する第１の電極
棒７ｃに点火用電気エネルギーを確実に導通する。これ
により、第１の電極棒７ｃと導電材からなるエンジンバ
ルブ本体１ｃと一体形成されてＬ字型の接地電極を形成
している第２の電極部８ｃとの間の火花ギャップ９に火
花を飛ばす。
【００１６】図６は、スパークプラグ機能一体型エンジ
ンバルブを駆動させる動弁機構の第２実施例の断面図で
ある。エンジンの駆動に連係して回転するカムシャフト
（図６では省略）に固定一体化されたカム２１ｂの内部
には、イグニションコイル又はデストリビューター等の
点火用電気エネルギー発生器又はその分配器１３と接続
する第１の給電路１９ｃが設けられ、カム２１ｂの表面
には第１の中心電極への給電路１９ｃが露出して点火用
電気エネルギー供給可動接点２８を形成している。
ンバルブを駆動させる動弁機構の第２実施例の断面図で
ある。エンジンの駆動に連係して回転するカムシャフト
（図６では省略）に固定一体化されたカム２１ｂの内部
には、イグニションコイル又はデストリビューター等の
点火用電気エネルギー発生器又はその分配器１３と接続
する第１の給電路１９ｃが設けられ、カム２１ｂの表面
には第１の中心電極への給電路１９ｃが露出して点火用
電気エネルギー供給可動接点２８を形成している。
【００１７】ロッカーアーム２９ａには、ロッカーアー
ム２９ａの内部を軸方向に貫通して、一端がカム２１ｂ
との摺接面に露出して第１の給電路の可動接点２８と接
触する点火用電気エネルギー供給固定接点２７ａを形成
し、他端がバルブステム当接面に露出し、バルブステム
上端部に露出する第１の電極棒７ｃの点火用電気エネル
ギー供給固定接点２６と接続する点火用電気エネルギー
供給固定接点２７ｂを形成する第２の中心電極への給電
路１９ｂが絶縁材５ｅを介装して設けられている。
ム２９ａの内部を軸方向に貫通して、一端がカム２１ｂ
との摺接面に露出して第１の給電路の可動接点２８と接
触する点火用電気エネルギー供給固定接点２７ａを形成
し、他端がバルブステム当接面に露出し、バルブステム
上端部に露出する第１の電極棒７ｃの点火用電気エネル
ギー供給固定接点２６と接続する点火用電気エネルギー
供給固定接点２７ｂを形成する第２の中心電極への給電
路１９ｂが絶縁材５ｅを介装して設けられている。
【００１８】カム２１ｂ表面の点火用電気エネルギー供
給可動接点２８は、カム２１ｂの回転に連係してロッカ
ーアーム枢軸３０ａを軸に揺動するロッカーアーム２９
ａの一端に設けられた点火用電気エネルギー供給固定接
点２７ａと接触する。これにより、点火用電気エネルギ
ーはロッカーアーム２９ａ内部の給電路１９ｂ、点火用
電気エネルギー供給固定接点２７ｂ、点火用電気エネル
ギー供給固定接点２６を介してエンジンバルブの第１の
電極棒７ｃに導通される。
給可動接点２８は、カム２１ｂの回転に連係してロッカ
ーアーム枢軸３０ａを軸に揺動するロッカーアーム２９
ａの一端に設けられた点火用電気エネルギー供給固定接
点２７ａと接触する。これにより、点火用電気エネルギ
ーはロッカーアーム２９ａ内部の給電路１９ｂ、点火用
電気エネルギー供給固定接点２７ｂ、点火用電気エネル
ギー供給固定接点２６を介してエンジンバルブの第１の
電極棒７ｃに導通される。
【００１９】エンジンバルブの第１の電極棒７ｃは、バ
ルブ本体内部に絶縁材５ｄに介装されて軸方向鉛直に埋
設されて中心電極を構成し、導電材からなるエンジンバ
ルブ本体１ｃと一体に形成されて接地電極を構成する第
２の電極部８ｃとの間に形成された火花ギャップ９を形
成している。なお、図５の第１実施例においては、バル
ブ本体１ｃ、カム２１ａ及びカムシャフト２０を、ま
た、図６の第２実施例においては、バルブ本体１ｃ、カ
ム２１ｂ及びロッカーアーム２１ｂを絶縁材により形成
する構成も可能である。この場合、スパークプラグ機能
を構成する中心電極は図４に示す第１の電極棒７ｂの一
端をバルブステム上端面に露出させ、他端をバルブ本体
内部を直下に貫通させてシリンダー対向面４の中心に露
出させて中心電極を形成し、図４と同様の構成で形成し
たの第２の電極部８ｂと対向させ火花ギャップ９を形成
する。この中心電極７ｂへの点火用電気エネルギーは、
第１実施例のカムシャフト２０内部に埋設した給電路１
９ａまたは第２実施例のロッカーアーム２９ａ内部に埋
設した給電路１９ｂからバルブステム上端面に露出した
中心電極である第１の電極棒７ｂの一端の接点を介して
中心電極に導通させる。
ルブ本体内部に絶縁材５ｄに介装されて軸方向鉛直に埋
設されて中心電極を構成し、導電材からなるエンジンバ
ルブ本体１ｃと一体に形成されて接地電極を構成する第
２の電極部８ｃとの間に形成された火花ギャップ９を形
成している。なお、図５の第１実施例においては、バル
ブ本体１ｃ、カム２１ａ及びカムシャフト２０を、ま
た、図６の第２実施例においては、バルブ本体１ｃ、カ
ム２１ｂ及びロッカーアーム２１ｂを絶縁材により形成
する構成も可能である。この場合、スパークプラグ機能
を構成する中心電極は図４に示す第１の電極棒７ｂの一
端をバルブステム上端面に露出させ、他端をバルブ本体
内部を直下に貫通させてシリンダー対向面４の中心に露
出させて中心電極を形成し、図４と同様の構成で形成し
たの第２の電極部８ｂと対向させ火花ギャップ９を形成
する。この中心電極７ｂへの点火用電気エネルギーは、
第１実施例のカムシャフト２０内部に埋設した給電路１
９ａまたは第２実施例のロッカーアーム２９ａ内部に埋
設した給電路１９ｂからバルブステム上端面に露出した
中心電極である第１の電極棒７ｂの一端の接点を介して
中心電極に導通させる。
【００２０】図７は、スパークプラグ機能一体型エンジ
ンバルブを駆動させる動弁機構の第３実施例の部分断面
図である。イグニションコイルまたはデストリビュータ
ー等の点火用電気エネルギー発生器又はその分配器１３
に一端が接続された中心電極への給電路１９ｄは、エン
ジンの駆動に連係して回転するカムシャフト２０に固定
一体化されたカム２１ｃの回転により揺動するロッカー
アーム２９ｂの枢軸３０ｂを介して、絶縁材からなるロ
ッカーアーム２９ｂの内部に延設されている。
ンバルブを駆動させる動弁機構の第３実施例の部分断面
図である。イグニションコイルまたはデストリビュータ
ー等の点火用電気エネルギー発生器又はその分配器１３
に一端が接続された中心電極への給電路１９ｄは、エン
ジンの駆動に連係して回転するカムシャフト２０に固定
一体化されたカム２１ｃの回転により揺動するロッカー
アーム２９ｂの枢軸３０ｂを介して、絶縁材からなるロ
ッカーアーム２９ｂの内部に延設されている。
【００２１】給電路１９ｄは、ロッカーアーム２９ｂ内
部貫通してバルブステム当接部面に露出して、エンジン
バルブの中心電極に接続する点火用電気エネルギー供給
固定接点２７ｃを形成している。なお、この動弁機構の
第３実施例のロッカーアーム２９ｂに導電材を使用し、
給電路１９ｄを絶縁材を介装してロッカーアーム２９ｂ
内部に延設することも可能である。
部貫通してバルブステム当接部面に露出して、エンジン
バルブの中心電極に接続する点火用電気エネルギー供給
固定接点２７ｃを形成している。なお、この動弁機構の
第３実施例のロッカーアーム２９ｂに導電材を使用し、
給電路１９ｄを絶縁材を介装してロッカーアーム２９ｂ
内部に延設することも可能である。
【００２２】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。 （１）エンジンバルブとスパークプラグをコンパクトに
一体化形成できたことにより、一般の４サイクルガソリ
ンエンジンへの取付けが可能となり実用化できる。 （２）エンジンバルブとスパークプラグを一体化させコ
ンパクトな大きさに形成できたことにより、燃焼室の設
計の自由度が上がり、熱効率を追究できる。 （３）従来技術に比べ、バルブ本体の口径が小さく、重
量も少ないため、動弁の際の負荷が少なく燃費効率が良
い。 （４）更に、本発明に係るスパークプラグ機能一体型エ
ンジンバルブを駆動させる動弁機構においては、バルブ
内部の中心電極への給電路をカムシャフト等に内蔵する
ことによって、点火用電気エネルギーの給電路を装置外
部に配設する必要がなく、点火機構と動弁機構が一体化
したコンパクトな動弁機構が提供可能となり、当該機構
周辺の設計の自由度があがる。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。 （１）エンジンバルブとスパークプラグをコンパクトに
一体化形成できたことにより、一般の４サイクルガソリ
ンエンジンへの取付けが可能となり実用化できる。 （２）エンジンバルブとスパークプラグを一体化させコ
ンパクトな大きさに形成できたことにより、燃焼室の設
計の自由度が上がり、熱効率を追究できる。 （３）従来技術に比べ、バルブ本体の口径が小さく、重
量も少ないため、動弁の際の負荷が少なく燃費効率が良
い。 （４）更に、本発明に係るスパークプラグ機能一体型エ
ンジンバルブを駆動させる動弁機構においては、バルブ
内部の中心電極への給電路をカムシャフト等に内蔵する
ことによって、点火用電気エネルギーの給電路を装置外
部に配設する必要がなく、点火機構と動弁機構が一体化
したコンパクトな動弁機構が提供可能となり、当該機構
周辺の設計の自由度があがる。
【図１】本発明の第１の実施例である導電材からなるス
パークプラグ機能一体型エンジンバルブの要部縦断面図
パークプラグ機能一体型エンジンバルブの要部縦断面図
【図２】同バルブのシリンダーヘッドへの組み込み断面
図
図
【図３】本発明の第２の実施例である絶縁材からなるス
パークプラグ機能一体型エンジンバルブの要部縦断面図
パークプラグ機能一体型エンジンバルブの要部縦断面図
【図４】同バルブのシリンダーヘッドへの組み込み断面
図
図
【図５】動弁機構の第１実施例の断面図
【図６】動弁機構の第２実施例の断面図
【図７】動弁機構の第３実施例の部分断面図
【図８】第一の従来例図
【図９】第２の従来例図
１（１ａ，１ｂ，１ｃ） エンジンバルブ本体 ２ バルブステム部 ３ 傘部 ４ シリンダー対向面 ５（５ａ，５ｂ，５ｃ，５ｄ） 絶縁材 ６（６ａ，６ｂ） 集電環 ７（７ａ，７ｂ，７ｃ） 第１の電極棒 ８（８ａ，８ｂ，８ｃ） 第２の電極部 １０ 集電環摺接用・点火用電気エネルギー供給電極
子 １１ 絶縁保持器 １３ イグニションコイルまたはデストリビューター
等の点火用電気エネルギー発生器又はその分配器 １８ 吸排気通路 １９（１９ａ，１９ｂ，１９ｃ，１９ｄ） 中心電極へ
の給電路 ２０ カムシャフト ２１（２１ａ，２１ｂ、２１ｃ） カム ２２ カム又はロッカーアーム用・点火用電気エネル
ギー供給電極子 ２３ 導電バネ ２７（２７ａ，２７ｂ，２７ｃ） ロッカーアーム電気
エネルギー供給固定接点 ２８ カム表面電気エネルギー供給可動接点 ２９（２９ａ，２９ｂ） ロッカーアーム ３０（３０ａ，３０ｂ） ロッカーアームの枢軸
子 １１ 絶縁保持器 １３ イグニションコイルまたはデストリビューター
等の点火用電気エネルギー発生器又はその分配器 １８ 吸排気通路 １９（１９ａ，１９ｂ，１９ｃ，１９ｄ） 中心電極へ
の給電路 ２０ カムシャフト ２１（２１ａ，２１ｂ、２１ｃ） カム ２２ カム又はロッカーアーム用・点火用電気エネル
ギー供給電極子 ２３ 導電バネ ２７（２７ａ，２７ｂ，２７ｃ） ロッカーアーム電気
エネルギー供給固定接点 ２８ カム表面電気エネルギー供給可動接点 ２９（２９ａ，２９ｂ） ロッカーアーム ３０（３０ａ，３０ｂ） ロッカーアームの枢軸
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F01L 3/20 F01L 3/02 F02P 13/00 303
Claims (5)
- 【請求項１】 シリンダーに開口する吸排気通路を閉止
する傘部がバルブステム部と一体に形成されたエンジン
バルブ本体に、スパークプラグ機能が一体化されたスパ
ークプラグ機能一体型エンジンバルブであって、 前記スパークプラグが、バルブ本体内に埋設され傘部の
シリンダー対向面に露出して中心電極を形成する第１の
電極棒と、前記バルブ本体と一体に形成されて、傘部の
シリンダー対向面からＬ字型に折れ曲がって露出し、前
記中心電極との間に火花ギャップを形成する接地電極を
構成する第２の電極部と、を備え、 前記エンジンバルブ本体は、前記第２の電極部の導電路
として機能する導電材で形成され、前記第１の電極棒と
エンジンバルブ本体との間には絶縁材が介装されたスパ
ークプラグ機能一体型のエンジンバルブと、エンジンの
駆動に連係して回転するカムシャフトと、このカムシャ
フトに固定一体化され、前記エンジンバルブのステム部
上端部に摺接するカムと、を備えた、前記カムの回転に
連係して前記エンジンバルブを開閉動作させる動弁機構
であって、 前記カムシャフトには、一端がイグニションコイルまた
はデストリビューターの点火用電気エネルギー発生器又
はその分配器に接続されるとともに、他端がカムシャフ
ト及びカム内を貫通してカム表面に露出し、バルブステ
ム上端部に露出する第１の電極棒と接触する給電路が設
けられたことを特徴とする動弁機構。 - 【請求項２】 前記給電路の第１電極棒との接点が、カ
ムに内設され、導電バネによりその先端がカム表面から
突出する方向に付勢保持された点火用電気エネルギー供
給電極子により構成されたことを特徴とする請求項１記
載の動弁機構。 - 【請求項３】 エンジンの駆動に連係して回転するカム
シャフトと、前記カムシャフトに固定一体化されたカム
と、一端が前記カムに摺接し、かつ他端が前記エンジン
バルブ上端部に当接し、カムの回転に連係揺動するロッ
カーアームとを備え、このロッカーアームの揺動に連係
してエンジンバルブを開閉動作させる動弁機構であっ
て、 前記カムシャフトには、一端がイグニションコイルまた
はデストリビューターの点火用電気エネルギー発生器又
はその分配器に接続されるとともに、他端がカムシャフ
ト及びカム内を貫通してカム表面に露出し、点火用電気
エネルギー供給 可動接点を形成する第１の中心電極への
給電路が設けられ、前記ロッカーアームには、ロッカー
アーム内を貫通して、一端がカムとの摺接面に露出して
前記第１の給電路の可動接点と接触し、他端がバルブス
テム当接面に露出し、バルブステム上端部に露出する第
１の電極棒と接触する第２の中心電極への給電路が設け
られたことを特徴とする請求項１記載の動弁機構。 - 【請求項４】 前記第２の給電路の第１の電極棒との接
点又は／および前記第１の給電路との接点が、ロッカー
アーム内に配設され、導電バネにより先端がロッカーア
ーム表面から突出する方向に付勢保持された点火用電気
エネルギー供給電極子により構成されたことを特徴とす
る請求項３記載の動弁機構。 - 【請求項５】 エンジンの駆動に連係して回転するカム
シャフトと、前記カムシャフトに固定一体化されたカム
と、一端が前記カムに摺接し、かつ他端が請求項１記載
のエンジンバルブ上端部に当接し、カムの回転に連係揺
動するロッカーアームとを備え、このロッカーアームの
揺動に連係してエンジンバルブを開閉動作させる動弁機
構であって、前記ロッカーアームには、一端がロッカー
アームの枢軸を介してイグニションコイルまたはデスト
リビューターの点火用電気エネルギー発生器又はその分
配器に接続されるとともに、他端がロッカーアーム内を
貫通してバルブステム当接面に露出し、バルブステム上
端部に露出する第１の電極棒と接触する給電路が設けら
れたことを特徴とする請求項３記載の動弁機構。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11143896A JP3195234B2 (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 動弁機構 |
| KR10-1998-0706602A KR100386233B1 (ko) | 1996-05-02 | 1996-07-15 | 스파크플러그기능일체형엔진밸브및밸브작동기구 |
| EP96923087A EP0898058A4 (en) | 1996-05-02 | 1996-07-15 | ENGINE VALVE HAVING INCORPORATED SPARK PLUG FUNCTION AND VALVE MECHANISM |
| CN96180275A CN1078303C (zh) | 1996-05-02 | 1996-07-15 | 火花塞功能一体式发动机气门和气门传动机构 |
| PCT/JP1996/001965 WO1997042402A1 (fr) | 1996-05-02 | 1996-07-15 | Soupape moteur possedant une fonction incorporee de bougie d'allumage et mecanisme de soupape |
| US09/117,183 US6006711A (en) | 1996-05-02 | 1996-07-15 | Spark plug function incorporated engine valve and valve mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09296711A JPH09296711A (ja) | 1997-11-18 |
| JP3195234B2 true JP3195234B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=14561211
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11143896A Expired - Fee Related JP3195234B2 (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 動弁機構 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6006711A (ja) |
| EP (1) | EP0898058A4 (ja) |
| JP (1) | JP3195234B2 (ja) |
| KR (1) | KR100386233B1 (ja) |
| CN (1) | CN1078303C (ja) |
| WO (1) | WO1997042402A1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| US20050224033A1 (en) * | 2004-04-08 | 2005-10-13 | Linkenhoger Thomas E | O-spring automotive spark plug grounding system |
| GB2441541A (en) | 2006-09-08 | 2008-03-12 | Ford Global Tech Llc | Internal combustion engine intake or exhaust poppet valve combined with spark electrode |
| DE502007005404D1 (de) * | 2007-01-02 | 2010-12-02 | Ford Global Tech Llc | Zylinderkopf für eine Brennkraftmaschine und Verfahren zur Ausbildung eines derartigen Zylinderkopfes |
| DE102016201401B4 (de) * | 2016-01-29 | 2021-04-29 | Ford Global Technologies, Llc | Verbrennungskraftmaschine mit Zündkerze sowie Verfahren zum Betreiben einer Verbrennungskraftmaschine |
| WO2019027867A1 (en) * | 2017-08-01 | 2019-02-07 | Eaton Intelligent Power Limited | CULBUTOR MOTION DETECTION FOR FEEDBACK AND DIAGNOSTIC CONTROL |
| CN107701258B (zh) * | 2017-09-30 | 2019-06-25 | 中国北方发动机研究所(天津) | 一种发动机高效进气机构 |
| CN112012868A (zh) * | 2020-08-07 | 2020-12-01 | 中国北方发动机研究所(天津) | 一种用于内燃机的高紧凑可控快速燃烧*** |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB108087A (en) * | 1916-11-07 | 1917-07-26 | John Mathieson Brewster | Improvements in Tappet-valves and Valve Gear for Internal Combustion Engines. |
| US3071123A (en) * | 1960-09-15 | 1963-01-01 | Carl F Gromme | Internal combustion engine |
| US3982506A (en) | 1975-04-28 | 1976-09-28 | Holtrop John W | Stratified charge internal combustion engine |
| JPS60118331A (ja) * | 1983-12-01 | 1985-06-25 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 二重管熱交換器の製造方法 |
| JPS60118331U (ja) * | 1984-01-19 | 1985-08-10 | ▲つち▼田 正志 | スパ−ク・プラグが一体のバルブ |
| GB2155102B (en) * | 1984-02-29 | 1987-12-09 | James Domenic Krajancich | I.c. engine intake and exhaust valve gear |
| DE3600240A1 (de) * | 1986-01-07 | 1986-11-06 | Josef 6968 Walldürn Mandel | Zentral-einlassventil |
| JPH065011B2 (ja) * | 1987-08-08 | 1994-01-19 | 国登 田熊 | ガソリン機関のシリンダ−機構 |
| JPS6456917A (en) * | 1987-08-08 | 1989-03-03 | Kunito Taguma | Cylinder mechanism for gasoline engine |
| JP2524603B2 (ja) * | 1987-09-28 | 1996-08-14 | アンリツ株式会社 | 公衆電話機の硬貨ホッパ装置 |
| JPH0185470U (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-06 | ||
| DE3812988A1 (de) * | 1988-04-19 | 1989-11-02 | Michael Dipl Ing Heinemann | Verbrennungskraftmaschine |
| US5000135A (en) * | 1990-08-08 | 1991-03-19 | Kunito Taguma | Gasoline engine with single overhead camshaft having duel exhaust cams per cylinder wherein each exhaust cam has duel lobes |
| JPH0727373Y2 (ja) * | 1991-02-01 | 1995-06-21 | 田熊 国登 | ガソリンエンジンのシリンダー機構 |
| JPH0625521A (ja) * | 1991-09-20 | 1994-02-01 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 耐薬品性の優れたポリカーボネート樹脂組成物 |
| AU683482B2 (en) * | 1993-07-06 | 1997-11-13 | Caterpillar Inc. | Spark plug with automatically adjustable gap |
| BE1008026A3 (nl) * | 1994-01-14 | 1995-12-12 | Advies Bemiddelings En Service | Verbrandingsmotor. |
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