JP3195031U - 両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具 - Google Patents

Abstract

【課題】スリッパの厚みの調整が容易で、足、腰等の負担が少なくなり、福祉の向上にも寄与できる両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具を提供する。【解決手段】スリッパ５の裏に、プラスチック素材とパッドを貼り合わせた厚さ５ｍｍの部材を３層あるいは５層、短い方の脚に履く方に両面テープで貼り付け、両脚がそろうようにし、必要でない層をはがしていく。はがしやすくするため、第１層２はスリッパ５の足底部と略同形に、第２層３は第１層２より５ｍｍほど、第３層４は第２層３より５ｍｍほど長くする。【選択図】図１

Description

本考案は、左右の脚の長さが異なる人に適しており、スリッパ本体の下部に装着するパッドの厚みを容易に調整することが可能なスリッパ用の補助具に関する。

スリッパは、汚れの防止や保温等の役目をするが、室内歩行時にも重要な役割を果たす。通常のスリッパでは、左右の足底部の厚みは、同一である。一方、種々の理由により、疾患を持ち、左右の脚の長さが異なる人があり、このような人が通常のスリッパを着用した場合、歩行に大きな負担が伴う。
左右の脚の長さが異なる人に対する靴として、特開２００４−１２９８１５号公報に開示された技術があるが、この発明は屋外で使用することを前提としており、室内用のスリッパ等に適用することは、考えられていない。

特開２００４−１２９８１５号公報

外出用の靴には、両脚の長さが違う人用にもいろいろ工夫されたものが出回っている。そういう靴は自然に近い姿勢で歩けるよう、体の負担を少なくするのに役立っている。ところが室内に入った場合、本来の姿に戻ってしまい、歩行には足、腰等に負担がかかり不自由な歩行になってしまう。

スリッパ、室内履き等の足底部の裏にクッション性シート（パッド）を貼り、脚の長さに合わせて調整し両脚の長さをそろえるもので、
第１の考案は、室内履きの足底部の裏に接着する、前記足底部と略同形、または、長手方法の長さが長い両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具である。
第２の考案は、第１の考案の両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具が、複数の層よりなる両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具である。
第３の考案は、第１、または、第２の考案において、複数の層よりなる両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具が、足底部の裏より離れるにしたがって長さが長くなる両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具である。

本考案の両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具が用いられれば、スリッパの厚みの調整が容易である。この両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具を用いることにより、足、腰等の負担が少なくなり、福祉の向上にも寄与できる。

本考案品をスリッパに付けた状態を示す一例である。（横から見た図） 本考案品の構成を示した図である。（横から見た図） 本考案品の構成を示した図である。（底から見た図）

スリッパ５、室内履き、または、サンダル等の裏に、プラスチック素材６とパッド７を貼り合わせた厚さ5ｍｍの部材を3層あるいは5層を短い方の脚に履く方に両面テープで貼り付け、両脚がそろうように、必要でない層をはがしていく。なお、第１層、第２層、及び第３層は両面テープで止められているが、もちろんこれに限るものではない。
はがしやすくするため、第１層はスリッパ底と略同形に、第２層は第１層より5ｍｍほど、第２層は第２層より5ｍｍほど長くした。ただし、この長さの差は、この例に限定するものでないことはもちろんである。
なお、予め必要とする厚さを測定して、必要な枚数を接着する方法も本考案の範囲である。さらに、使用している内に厚さが減少し、その補正のために、新たな層を追加することも、本考案の範囲である。

本発明は、履物産業の新たな需要開拓に有効である。

１ 本考案の全体図
２ 本考案の第１層
３ 本考案の第２層
４ 本考案の第３層
５ スリッパ
６ プラスティック素材
７ パッド

Claims (3)

1. 室内履きの足底部の裏に接着する、前記足底部と略同形、または、長手方法の長さが長い両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具。
2. 両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具が複数の層よりなる請求項１に記載の両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具。
3. 複数の層よりなる両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具が、足底部の裏より離れるにしたがって長さが長くなる請求項１または２に記載の両脚の長さをそろえるための室内履き用補助具。
   

Images