JP3194002U - 累進多焦点レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくとも3つの高度数領域、少なくとも3つの低度数領域及び複数の漸進的変化領域を含む累進多焦点レンズを提供する。【解決手段】高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130は、いずれも扇形である。高度数領域と低度数領域は、累進多焦点レンズの円弧方向102に沿って交錯して設置される。各漸進的変化領域は、円弧方向に沿って、両側のそれぞれが高度数領域と低度数領域に接続される。高度数領域、低度数領域及び漸進的変化領域は、累進多焦点面を構成する。【選択図】図1

Description

本考案は累進多焦点レンズに関する。
レンズは、角膜や眼の中に着用され、屈折異常のある患者の視力を矯正するためのものである。乱視を有する近視又は遠視の患者にとって、着用するレンズは、同時に屈折異常と乱視を矯正する必要がある。しかしながら、乱視が方向性を有し、即ち乱視レンズが眼球に対して固定の軸方向を有するので、患者が着用している乱視レンズは、レンズの回転を防止するように、レンズを安定させる設計を有しなければならない。しかし、レンズを安定させる設計は、厚さの増加により酸素伝導性を低下させ、異物感を増加させ又は着用の快適性を低下させ、更に或いは長い時間がかかってレンズを安定させる可能性がある。更に、着用する際に乱視レンズの軸方向のずれが大きすぎることを発見すると、再配備しなければならない。メーカにとって、同じ度数に0〜180度の18個の軸方向を準備しなければならない可能性があり、巨大な生産、在庫、及び管理のストレスを引き起こす。これらの欠点は、すべてその不便を生じるところである。
一方、市場での老眼用レンズは、軸対称で度数が段階的に変化する非球面設計、又は近いものを見る又は遠いものを見る場合の度数が交替する同心円設計を多く採用する。このような設計は、瞳孔の大きさに対する依存性がとても大きい。瞳孔の大きさが環境光線の明暗、コントラストの高低又は年齢の増加に従って変わるので、調整力も年齢の増加に従って低下し、瞳孔の大きさを調整することにより近いものを見ることと遠いものを見ることとを転換することは、特に遠近度数の差異が大きい場合、困難になる。
本考案の一態様は、少なくとも3つの高度数領域、少なくとも3つの低度数領域及び複数の漸進的変化領域を含む累進多焦点レンズを提供する。高度数領域、低度数領域及び漸進的変化領域は、いずれも扇形である。高度数領域と低度数領域は、累進多焦点レンズの円弧方向に沿って交錯して設置される。各漸進的変化領域は、円弧方向に沿って、両側のそれぞれが高度数領域と低度数領域に接続される。高度数領域、低度数領域及び漸進的変化領域は、累進多焦点面を構成し、且つ累進多焦点面が以下の条件を満たす:
(ただし、rは累進多焦点面の半径座標であり、0≦r≦rであり、rは累進多焦点面の光学領域の半径であり、θは累進多焦点面の角度座標であり、0°≦θ≦360°であり、ZとZはいずれも基準面から累進多焦点面までの高さ座標であり、Rは累進多焦点面の曲率半径であり、pは高度数領域又は低度数領域の個数で、3以上の整数であり、qは1以上の実数であり、mとnはいずれも正整数であり、aは実数であり、sは整数で且つ1≦s≦pである)。
1つ又は複数の実施形態において、q=1である。
1つ又は複数の実施形態において、上記累進多焦点レンズは、累進多焦点面の円心に位置する円形領域を更に含む。高度数領域、低度数領域、漸進的変化領域及び円形領域は、共に累進多焦点面を構成する。累進多焦点面は、更に以下の条件を満たす:
(ただし、rは円形領域の半径であり、rは累進多焦点面の光学領域の半径であり、Rは円形領域の曲率半径であり、Rは高度数領域又は低度数領域の曲率半径であり、Z(r,θ)がZ(r,θ)はr=rとの接合する箇所において平滑形態で修飾又は接合される)。
本考案の別の態様は、少なくとも3つの高度数領域、少なくとも3つの低度数領域及び複数の漸進的変化領域を含む累進多焦点レンズを提供する。高度数領域、低度数領域及び漸進的変化領域は、いずれも扇形である。高度数領域と低度数領域は、累進多焦点レンズの円弧方向に沿って交錯して設置される。各漸進的変化領域は、円弧方向に沿って、両側のそれぞれが高度数領域と低度数領域に接続される。高度数領域、低度数領域及び漸進的変化領域は、累進多焦点面を構成し、且つ累進多焦点面が以下の条件を満たす:
(ただし、rは累進多焦点面の半径座標であり、0≦r≦rであり、rは累進多焦点面の光学領域の半径であり、θは累進多焦点面の角度座標であり、0°≦θ≦360°であり、ZとZはいずれも基準面から累進多焦点面までの高さ座標であり、Rは累進多焦点面の曲率半径であり、pは高度数領域又は低度数領域の個数で、3以上の整数であり、qは1以上の実数であり、mとnはいずれも正整数であり、aは実数であり、sは整数で且つ1≦s≦pである)。
1つ又は複数の実施形態において、q=1である。
1つ又は複数の実施形態において、上記累進多焦点レンズは、累進多焦点面の円心に位置する円形領域を更に含む。高度数領域、低度数領域、漸進的変化領域及び円形領域は共に累進多焦点面を構成する。累進多焦点面は、更に以下の条件を満たす:
(ただし、rは円形領域の半径であり、rは累進多焦点面の光学領域の半径であり、Rは円形領域の曲率半径であり、Rは高度数領域又は低度数領域の曲率半径であり、Z(r,θ)がZ(r,θ)はr=rとの接合する箇所において平滑形態で修飾又は接合される)。
本考案のまた1つの態様は、累進多焦点面と円環曲面を含む累進多焦点レンズを提供する。累進多焦点レンズは、少なくとも3つの高度数領域、少なくとも3つの低度数領域及び複数の漸進的変化領域を含む。高度数領域、低度数領域及び漸進的変化領域は、いずれも扇形である。高度数領域と低度数領域は、累進多焦点レンズの円弧方向に沿って交錯して設置される。各漸進的変化領域は、円弧方向に沿って、両側のそれぞれが高度数領域と低度数領域に接続される。高度数領域、低度数領域及び漸進的変化領域は、累進多焦点面を構成する。
1つ又は複数の実施形態において、累進多焦点面と円環曲面は、累進多焦点レンズの1つの主表面に位置する複合曲面に合成し、且つもう1つの面が球面又は非球面である。
1つ又は複数の実施形態において、累進多焦点面と円環曲面は、それぞれ累進多焦点レンズの対向する2つの主表面に位置する。
上記累進多焦点レンズは、同期視覚レンズに属し、高度数領域、低度数領域及び漸進的変化領域を透過して、異なる焦点距離の画像を同期に網膜に投射し、その後、視覚システム又は脳により鮮明な画像を選択し、且つぼやけた画像を排除して、ズーム効果を生成する。
本考案の第1実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。 図1の線分A−Aに沿う一実施形態を示す断面図である。 図1の線分A−Aに沿う別の一実施形態を示す断面図である。 図1の点Oから円弧方向に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。 本考案の第2実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。 図4の点Oから円弧方向に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。 本考案の第3実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。 図6の点Oから円弧方向に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。 本考案の第4実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。 図8の点Oから円弧方向に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。 本考案の第5実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。 それぞれ図10の点Oと点Cから円弧方向に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。 本考案の第6実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。 図12の点Oから円弧方向に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。 本考案の第7実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。 図14の点Oから円弧方向に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。 本考案の第8及び第9実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。 第8実施形態の図16の点Oから円弧方向に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。 第9実施形態の図16の累進多焦点面点Oから円弧方向に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。 第9実施形態の図16の円環曲面点O’から円弧方向に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。
以下、図面で本考案の複数の実施例を開示し、明らかに説明するために、多くの実際の細部を下記の叙述で合わせて説明する。しかしながら、理解すべきなのは、これらの実際の細部が、本考案を制限するためのものではない。つまり、本考案の一部の実施例においては、これらの実際の細部は、必要ないものである。また、図面を簡略化するために、ある従来慣用の構造及び素子は、図面において簡単で模式的に示される。
第1態様
図1は、本考案の第1実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。累進多焦点レンズは、少なくとも3つの高度数領域110、少なくとも3つの低度数領域120及び複数の漸進的変化領域130を含む。高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130は、いずれも扇形であり、且つ高度数領域110と低度数領域120が累進多焦点レンズの円弧方向102に沿って交錯して設置される。各漸進的変化領域130は、円弧方向102に沿って、両側のそれぞれが高度数領域110と低度数領域120に接続される。本実施形態の累進多焦点レンズは、同期視覚レンズに属し、即ち透過高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130が、異なる焦点距離の画像を同時に網膜に投射し、その後視覚システム又は脳により鮮明な画像を選択し、且つぼやけた画像を排除して、ズーム効果を生成する。上記累進多焦点レンズは、コンタクトレンズ又は眼内レンズであってよく、本考案はこれらに限定されたものではない。
具体的には、高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130は、いずれも累進多焦点レンズの同じ主表面に位置して、累進多焦点面を形成するが、もう1つの主表面は球面又は非球面である。この累進多焦点面は、以下の条件を満たす:
上記方程式は、円柱座標で表され、即ちrが累進多焦点面の半径座標を表し、θが累進多焦点面の角度座標を表し、異なる半径座標rと角度座標θを代入すると、上記方程式で累進多焦点面の各位置の高さ座標ZとZを取得することができ、ただし、Z(0,θ)とZ(0,θ)がいずれも累進多焦点面の円心又は頂点を表す。また、0≦r≦rであり、rは累進多焦点面の光学領域の半径であり、0°≦θ≦360°であり、Rが累進多焦点面の曲率半径であり、pが高度数領域又は低度数領域の個数で、3以上の整数であり、qが1以上の実数であり、mとnがいずれも正整数であり、aが実数であり、ただし、m、n及びaの値がいずれも異なる度数条件により計算し決定されることができ、sが整数で且つ1≦s≦pである。
実際には、qの数値は、患者の度数の需要に従って決められてよく、このような設計が視覚品質を改善し、或いは鮮明な画像の光量を増加することに寄与する。
次に高さ座標ZとZを更に説明する。図2Aを参照すると、図2Aは図1の線分A−Aに沿う一実施形態を示す断面図である。具体的に、累進多焦点レンズは、2つの対向する主表面104と106を有し、コンタクトレンズである場合、主表面106が角膜と接触する面であってよい。累進多焦点レンズは、光軸107を更に有し、主表面104と光軸107が1点に交差し、前記点を通過して主表面104と接する面が基準面108aと定義される。上記累進多焦点面は、主表面104に位置する場合、高さ座標ZとZがいずれも基準面108aから累進多焦点面までの高さであり、主表面106が球面又は非球面であってよい。同様に、主表面106と光軸107ももう1つの点に交差し、前記点を通過して主表面106と接する面がもう1つの基準面108bと定義される。上記累進多焦点面は、主表面106に位置する場合、高さ座標ZとZがいずれも基準面108bから累進多焦点面までの高さであり、主表面104が球面又は非球面であってよい。
注意すべきなのは、図2Aにおいては、累進多焦点レンズが凹レンズであるが、本考案はこれらに限定されたものではないことである。図2Bを参照すると、図2Bは、図1の線分A−Aに沿う別の一実施形態を示す断面図である。本実施形態において、累進多焦点レンズは、凸レンズであってよい。累進多焦点レンズの度数は、主表面104と106の曲率半径及び累進多焦点レンズの材質と厚さにより共に決定されてよい。
図1を再び参照すると、上記方程式は、累進多焦点面の高さの変化に従って扇形の高度数領域110、低度数領域120及び2つの間に介在している漸進的変化領域130を定義する。漸進的変化領域130、隣接する高度数領域110及び低度数領域120の間にいかなる境界もなくてよい。
本実施形態の累進多焦点レンズは、老眼及び乱視の患者の矯正に用いられてよい。老眼を矯正することを例として、高度数領域110が例えば遠いものを見る領域で、低度数領域120が例えば近いものを見る領域であり、漸進的変化領域130が高度数領域110と低度数領域120の間の度数変化を緩和するように用いられる。表1を参照すると、表1は、図1の累進多焦点レンズの2つの実施例による度数値であり、度数単位がD(Diopter,ジオプトリー)である。a組の度数値が近視老眼の矯正に用いられてよく、b組の度数値が遠視老眼の矯正に用いられてよい。1つ又は複数の実施例において、Δd=Δd=+0.1Dであるが、本考案はこれらに限定されたものではない。
次に図3と表2を共に参照すると、図3は、図1の点Oから円弧方向102に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図であり、表2は、図3の高さ座標Zを形成する方程式パラメータであり、ただし、点Oの半径座標r=4mmである。0°<θ<45°、90°<θ<135°、180°<θ<225°及び270°<θ<315°である場合、高さ座標Z=Zであり、45°<θ<90°、135°<θ<180°、225°<θ<270°及び315°<θ<360°である場合、高さ座標Z=Zである。図3に示すように、高さ座標Zは、角度座標θの増加に沿って起伏を呈する。次に図1を共に参照すると、異なる高さ座標Zは、異なる領域に対応し、例えば約0.835mmの領域が高度数領域110に対応してよく、約0.880mmの領域が低度数領域120に対応してよく、約0.835〜0.880mmの間にある領域が漸進的変化領域130に対応してよい。
図1を再び参照すると、本実施形態において、累進多焦点レンズが回転する場合、患者がやはり高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130を均一的に使用することができるため、累進多焦点レンズは、レンズを安定させる設計を必要とせず、従来のソフトタイプ乱視コンタクトレンズの、酸素透過性が低く、快適性が悪く及び軸方向の確認を必要とするという悩みを解決する。一方、瞳孔の大きさが環境光線の明暗、コントラストの高低又は年齢の増加に従って変わるが、本実施形態の累進多焦点レンズは、瞳孔が拡大または縮小する際、高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130の、瞳孔との重なり部分の面積がいずれも同じ比例で増加又は減少する。乱視患者にとって、球面レンズ領域と柱面レンズ領域の表現する視覚品質の一致を維持することができ、老眼の患者にとって、瞳孔の変化又は近いものを見ることと遠いものを見ることの変換により、視覚品質を妥協又は犠牲することがない。そのほか、レンズがずれる際、瞳孔はやはりすべての高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130を使用することができ、且つ眼軸とおおよそ釣り合い、このため、視覚品質に対する影響は大きくない。
次に図4を参照すると、図4は、本考案の第2実施形態の累進多焦点レンズを示す模式図である。第2実施形態と第1実施形態は、pの数値で異なる。本実施形態において、p=6である。本実施形態の累進多焦点レンズは、乱視及び老眼の患者の矯正に適用してよい。乱視を矯正することを例として、高度数領域110が乱視の目の屈折異常の矯正に用いられ、低度数領域120が乱視の目の乱視の矯正に用いられ、漸進的変化領域130が高度数領域110と低度数領域120の間に介在し、高度数領域110と低度数領域120の間の度数変化を緩和するように用いられる。1つ又は複数の実施例において、高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130の度数値として表1の数値を使用してもよいが、本考案はこれらに限定されたものではない。a組の度数値が近視乱視の矯正に用いられてよく、b組の度数値が遠視乱視の矯正に用いられてよい。
次に図5と表3を共に参照すると、図5は、図4の点Oから円弧方向102に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図であり、表3は、図5の高さ座標Zを形成する方程式パラメータであり、ただし、点Oの半径座標r=4mmである。0°<θ<30°、60°<θ<90°、…、240°<θ<270°及び300°<θ<330°である場合、高さ座標Z=Zであり、30°<θ<60°、90°<θ<120°、…、270°<θ<300°及び330°<θ<360°である場合、高さ座標Z=Zである。図5に示すように、高さ座標Zは、角度座標θの増加に沿って起伏を呈する。次に図4を共に参照すると、異なる高さ座標Zは、異なる領域に対応し、例えば約0.835mmの領域が高度数領域110に対応してよく、約0.880mmの領域が低度数領域120に対応してよく、約0.835〜0.880mmの間にある領域が漸進的変化領域130に対応してよい。本実施形態の他の詳しいものは第1実施形態と同じであるので、ここで重複する説明は省略する。
次に図6を参照すると、図6は、本考案の第3実施形態の累進多焦点レンズを示す模式図である。第3実施形態と第1実施形態は、qの数値で異なり、本実施形態において、q=1である。
本実施形態の累進多焦点レンズは、老眼及び乱視の患者の矯正に用いられてよく、高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130の度数値として表1の数値を使用してもよいが、本考案はこれらに限定されたものではない。次に図7と表4を共に参照すると、図7は、図6の点Oから円弧方向102に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図であり、表4は、図7の高さ座標Zを形成する方程式パラメータであり、点Oの半径座標r=4mmである。0°<θ<45°、90°<θ<135°、180°<θ<225°及び270°<θ<315°である場合、高さ座標Z=Zであり、45°<θ<90°、135°<θ<180°、225°<θ<270°及び315°<θ<360°である場合、高さ座標Z=Zである。図7に示すように、高さ座標Zは、角度座標θの増加に沿って起伏を呈する。次に図6を共に参照すると、異なる高さ座標Zは、異なる領域に対応し、例えば約0.835mmの領域が高度数領域110に対応してよく、約0.880mmの領域が低度数領域120に対応してよく、約0.835〜0.880mmの間にある領域が漸進的変化領域130に対応してよい。本実施形態の他の詳しいものは第1実施形態と同じであるので、ここで重複する説明は省略する。
次に図8を参照すると、図8は、本考案の第4実施形態の累進多焦点レンズを示す模式図である。第4実施形態と第2実施形態は、qの数値で異なり、本実施形態において、q=1である。
本実施形態の累進多焦点レンズは乱視及び老眼の患者の矯正に適用してよく、高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130の度数値として表1の数値を使用してもよいが、本考案はこれらに限定されたものではない。次に図9と表5を共に参照すると、図9は、図8の点Oから円弧方向102に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図であり、表5は、図9の高さ座標Zを形成する方程式パラメータであり、点Oの半径座標r=4mmである。0°<θ<30°、60°<θ<90°、…、240°<θ<270°及び300°<θ<330°である場合、高さ座標Z=Zであり、30°<θ<60°、90°<θ<120°、…、270°<θ<300°及び330°<θ<360°である場合、高さ座標Z=Zである。図9に示すように、高さ座標Zは、角度座標θの増加に沿って起伏を呈する。次に図8を共に参照すると、異なる高さ座標Zは、異なる領域に対応し、例えば約0.835mmの領域が高度数領域110に対応してよく、約0.880mmの領域が低度数領域120に対応してよく、約0.835〜0.880mmの間にある領域が漸進的変化領域130に対応してよい。本実施形態の他の詳しいものは第2実施形態と同じであるので、ここで重複する説明は省略する。
次に図10を参照すると、図10は、本考案の第5実施形態の累進多焦点レンズを示す模式図である。第5実施形態と第3実施形態は、円形領域140の存在で異なる。本実施形態において、累進多焦点レンズは、累進多焦点面の円心に位置する円形領域140を更に含む。高度数領域110、低度数領域120、漸進的変化領域130及び円形領域140は、共に累進多焦点面を構成する。
具体的に、累進多焦点面は、
ただし、rは円形領域の半径であり、rは累進多焦点面の光学領域の半径である。Rは円形領域の曲率半径であり、Rは高度数領域又は低度数領域の曲率半径である。Z(r,θ)がZ(r,θ)はr=rとの接合する箇所、即ち円形領域140と高度数領域110、低度数領域120、漸進的変化領域130の接合する箇所において、平滑形態で修飾又は接合される。
注意すべきなのは、円形領域140の度数が高度数領域110又は低度数領域120の度数と同じ(即ちR=R)であってよく、或いは高度数領域110又は低度数領域120の度数のいずれと異なってもよい(即ちR≠R)ことである。
本実施形態の累進多焦点レンズは、老眼の患者の矯正に用いられてよく、高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130の度数値として表1の数値を使用してよく、円形領域140の度数値が高度数領域110と同じであってよいが、本考案はこれらに限定されたものではない。次に図11と表6を共に参照すると、図11は、それぞれ図10の点Oと点Cから円弧方向102に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図であり、表6は、図11の高さ座標Zを形成する方程式パラメータであり、ただし、点Oの半径座標r=4mmであり、点Cの半径座標r=1.5mmである。0°<θ<45°、90°<θ<135°、180°<θ<225°及び270°<θ<315°である場合、高さ座標Z=Zであり、45°<θ<90°、135°<θ<180°、225°<θ<270°及び315°<θ<360°である場合、高さ座標Z=Zである。r<1.5mmである場合、高さ座標Zは、角度座標θの増加に沿って基準値に近くなり、図11に示すように、r≧1.5mmである場合、高さ座標Zは、角度座標θの増加に沿って起伏を呈する。次に図10を共に参照すると、r<1.5mmである場合、高さ座標Zは、円形領域140に対応し、r>1.5mmである場合、異なる高さ座標Zは、異なる領域に対応し、例えば約0.835mmの領域が高度数領域110に対応してよく、約0.880mmの領域が低度数領域120に対応してよく、約0.835〜0.880mmの間にある領域が漸進的変化領域130に対応してよい。
注意すべきなのは、上記実施例の累進多焦点レンズは老眼を矯正することを例とするが、他の実施形態において、本実施形態の累進多焦点レンズが乱視を矯正するように用いられてもよいことである。本実施形態の他の詳しいものは、第3実施形態と同じであるので、ここで重複する説明は省略する。
上記各実施形態において、pの数値が4又は6であるが、本考案はこれらに限定されたものではないことを理解すべきである。当業者は、実際の需要に応じて、pの数値を柔軟に設計すべきである。
第2態樣
図12は、本考案の第6実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。累進多焦点レンズは、少なくとも3つの高度数領域110、少なくとも3つの低度数領域120及び複数の漸進的変化領域130を含む。高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130は、いずれも扇形であり、且つ高度数領域110と低度数領域120が累進多焦点レンズの円弧方向102に沿って交錯して設置される。各漸進的変化領域130は、円弧方向102に沿って、両側のそれぞれが高度数領域110と低度数領域120に接続される。本実施形態の累進多焦点レンズは、同期視覚レンズに属し、即ち高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130を透過して、異なる焦点距離の画像を同期に網膜に投射し、その後、視覚システム又は脳により鮮明な画像を選択し、ぼやけた画像を排除して、ズーム効果を生成する。上記累進多焦点レンズは、コンタクトレンズ又は眼内レンズであってよいが、本考案はこれらに限定されたものではない。
具体的に、高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130は、いずれも累進多焦点レンズの同じ主表面に位置して、累進多焦点面を形成し、もう1つの主表面は球面又は非球面である。この累進多焦点面は、
であるという条件を満たす。
上記方程式は、円柱座標で表され、即ちrが累進多焦点面の半径座標を表し、θが累進多焦点面の角度座標を表し、異なる半径座標rと角度座標θを代入すると、上記方程式で累進多焦点面の各位置の高さ座標ZとZを取得することができ、ただし、Z(0,θ)とZ(0,θ)がいずれも累進多焦点面の円心又は頂点を表す。また、0≦r≦rであり、rが累進多焦点面の光学領域の半径であり、0°≦θ≦360°であり、Rが累進多焦点面の曲率半径であり、pが高度数領域又は低度数領域の個数で、3以上の整数であり、qが1以上の実数であり、mとnがいずれも正整数であり、aが実数であり、ただし、m、nとaの値がいずれも異なる度数条件により計算して決定されることができ、sが整数で且つ1≦s≦pである。
実際には、qの数値は、患者の度数の需要に応じて決められてよく、このような設計が視覚品質を改善し、或いは鮮明な画像の光量を増加することに寄与する。
次に高さ座標ZとZを更に説明する。具体的に、図12の累進多焦点レンズがA−A線分に沿う断面図は、図1の累進多焦点レンズがA−A線分に沿う断面図と同じであってよい。換言すれば、図12の累進多焦点レンズがA−A線分に沿う断面図は、図2A又は図2Bで表されてよい。本実施形態の累進多焦点レンズの断面の詳しいものは、図2A及び図2Bと同じであるため、ここで重複する説明は省略する。
上記方程式は、累進多焦点面の高さの変化に従って扇形の高度数領域110、低度数領域120及び2つの間に介在している漸進的変化領域130を定義する。漸進的変化領域130、隣接する高度数領域110及び低度数領域120の間にいかなる境界もなくてよい。
本実施形態の累進多焦点レンズは、老眼及び乱視の患者の矯正に用いられてよい。老眼を矯正することを例として、高度数領域110が例えば遠いものを見る領域で、低度数領域120が例えば近いものを見る領域であり、漸進的変化領域130が高度数領域110と低度数領域120の間の度数変化を緩和するように用いられる。表7を参照すると、表7は、図12の累進多焦点レンズの2つの実施例による度数値であり、度数単位がDである。a組の度数値が近視老眼の矯正に用いられてよく、b組の度数値が遠視老眼の矯正に用いられてよい。1つ又は複数の実施例において、Δd=Δd=+0.1Dであるが、本考案はこれらに限定されたものではない。
次に図13と表8を共に参照すると、図13は、図12の点Oから円弧方向102に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図であり、表8は、図13の高さ座標Zを形成する方程式パラメータであり、ただし、点Oの半径座標r=4mmである。0°<θ<45°、90°<θ<135°、180°<θ<225°及び270°<θ<315°である場合、高さ座標Z=Zであり、45°<θ<90°、135°<θ<180°、225°<θ<270°及び315°<θ<360°である場合、高さ座標Z=Zである。図13に示すように、高さ座標Zは、角度座標θの増加に沿って起伏を呈する。次に図12を共に参照すると、異なる高さ座標Zは、異なる領域に対応し、例えば約0.835mmの領域が高度数領域110に対応してよく、約0.880mmの領域が低度数領域120に対応してよく、約0.835〜0.880mmの間にある領域が漸進的変化領域130に対応してよい。
図12を再び参照すると、本実施形態において、累進多焦点レンズが回転する場合、患者がやはり高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130を均一的に使用することができるため、累進多焦点レンズは、レンズを安定させる設計を必要とせず、従来のソフトタイプ乱視コンタクトレンズの酸素透過性が低く、快適性が悪く及び軸方向の確認を必要とするという悩みを解決する。一方、瞳孔の大きさが環境光線の明暗、コントラストの高低又は年齢の増加に従って変わるが、本実施形態の累進多焦点レンズは、瞳孔が拡大または縮小する際、高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130の、瞳孔との重なり部分の面積はいずれも同じ比例で増加又は減少する。乱視患者にとって、球面レンズ領域と柱面レンズ領域の表現する視覚品質が一致を維持することができ、老眼の患者にとって、瞳孔の変化又は近いものを見ることと遠いものを見ることの変換により、視覚品質を妥協又は犠牲することがない。そのほか、レンズがずれる際、瞳孔はやはりすべての高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130を使用することができ、且つ眼軸とおおよそ釣り合い、このため、視覚品質に対する影響は大きくない。
次に図14を参照すると、図14は、本考案の第7実施形態の累進多焦点レンズを示す模式図である。第7実施形態と第6実施形態はpの数値で異なる。本実施形態において、p=6である。本実施形態の累進多焦点レンズは、乱視及び老眼の患者の矯正に適用してよい。乱視を矯正することを例として、高度数領域110が乱視の目の屈折異常の矯正に用いられ、低度数領域120が乱視の目の乱視の矯正に用いられ、漸進的変化領域130が高度数領域110と低度数領域120の間に介在し、高度数領域110と低度数領域120の間の度数変化を緩和する。1つ又は複数の実施例において、高度数領域110、低度数領域120及び漸進的変化領域130の度数値として表7の数値を使用してもよいが、本考案はこれらに限定されたものではない。a組の度数値が近視乱視の矯正に用いられてよく、b組の度数値が遠視乱視の矯正に用いられてよい。
次に図15と表9を共に参照すると、図15は、図14の点Oから円弧方向102に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図であり、表9は、図15の高さ座標Zを形成する方程式パラメータであり、ただし、点Oの半径座標r=4mmである。0°<θ<30°、60°<θ<90°、…、240°<θ<270°及び300°<θ<330°である場合、高さ座標Z=Zであり、30°<θ<60°、90°<θ<120°、…、270°<θ<300°及び330°<θ<360°である場合、高さ座標Z=Zである。図15に示すように、高さ座標Zは角度座標θの増加に沿って起伏を呈する。次に図14を共に参照すると、異なる高さ座標Zは、異なる領域に対応し、例えば約0.835mmの領域が高度数領域110に対応してよく、約0.880mmの領域が低度数領域120に対応してよく、約0.835〜0.880mmの間にある領域が漸進的変化領域130に対応してよい。本実施形態の他の詳しいものは第6実施形態と同じであるので、ここで重複する説明は省略する。
1つ又は複数の実施形態において、q=1である。その模式図は、例えば図6又は図8に示すようなものであり、且つその度数値の実施例も例えば表7に示すようなものであるが、本考案がこれらに限定されたものではない。
1つ又は複数の実施形態において、累進多焦点レンズは、累進多焦点面の円心に位置する円形領域140(図10に示す)を更に含む。高度数領域110、低度数領域120、漸進的変化領域130及び円形領域140(いずれも図10に示す)は、共に累進多焦点面を構成する。
具体的に、累進多焦点面は、
ただし、rは円形領域の半径であり、rは累進多焦点面の光学領域の半径である。Rは円形領域の曲率半径であり、Rは高度数領域又は低度数領域の曲率半径である。Z(r,θ)とZ(r,θ)はr=rの接合する箇所、即ち円形領域140と高度数領域110、低度数領域120、漸進的変化領域130の接合する箇所において、平滑形態で修飾又は接合される。本実施形態の他の詳しいものは、第6実施形態と同じであるので、ここで重複する説明は省略する。
上記各実施形態において、pの数値は4又は6であるが、本考案はこれらに限定されたものではないことを理解すべきである。当業者は、実際の需要に応じて、pの数値を柔軟に設計すべきである。
第3態樣
図16は、本考案の第8実施形態による累進多焦点レンズを示す模式図である。本実施形態の累進多焦点レンズは、老眼と乱視の患者に適用してよい。累進多焦点レンズは、累進多焦点面と円環曲面を含み、少なくとも3つの高度数領域110a、110b、少なくとも3つの低度数領域120a、120b及び複数の漸進的変化領域130a、130b、130cを含む。高度数領域110a、110b、低度数領域120a、120b及び漸進的変化領域130a、130b、130cは、いずれも扇形であり、且つ高度数領域110a、110b及び低度数領域120a、120bが累進多焦点レンズの円弧方向102に沿って交錯して設置される。高度数領域110a、110b、低度数領域120a、120b及び漸進的変化領域130a、130b、130cは、累進多焦点面を構成する。各漸進的変化領域130a(又は130b、130c)は、円弧方向102のに沿って、両側のそれぞれが高度数領域110a(又は110b)と低度数領域120a(又は120b)に接続される。本実施形態の累進多焦点レンズは、同期視覚レンズに属し、即ち高度数領域110a、110b、低度数領域120a、120b及び漸進的変化領域130a、130b、130cを透過して、異なる焦点距離の画像を同期に網膜に投射し、その後、視覚システム又は脳により鮮明な画像を選択し、ぼやけた画像を排除して、ズーム効果を生成する。上記累進多焦点レンズは、コンタクトレンズ又は眼内レンズであってよいが、本考案はこれらに限定されたものではない。
一方、円環曲面は、2つの直交する軸160と170を有し、この2つの軸160と170の曲率は互いに異なる。軸160が屈折異常の矯正に用いられてよく、軸170が乱視の矯正に用いられてよい。
上記累進多焦点レンズは、累進多焦点面と円環曲面の高さの変化に従って扇形の高度数領域110a、110b、低度数領域120a、120b及び2つの間に介在している漸進的変化領域130a、130b、130cを定義する。漸進的変化領域130a(又は130b、130c)、隣接する高度数領域110a(又は110b)及び低度数領域120a(又は120b)の間にいかなる境界もなくてよい。
1つ又は複数の実施形態において、図16の累進多焦点レンズがA−A線分に沿う断面図は、図1の累進多焦点レンズがA−A線分に沿う断面図と同じであってよい。換言すれば、図16の累進多焦点レンズがA−A線分に沿う断面図は、図2A又は図2Bで表されてよい。図2Aを例として、本実施形態の累進多焦点レンズは、2つの対向する主表面104と106を有する。累進多焦点レンズがコンタクトレンズである場合、主表面106は、角膜と接触する面であってよい。累進多焦点レンズは、図2Aに示すように、凹レンズであってよく、図2Bに示すように、凸レンズであってもよい。累進多焦点レンズの度数は、主表面104と106の曲率半径及び累進多焦点レンズの材質と厚さで共に決定される。
1つ又は複数の実施形態において、累進多焦点面と円環曲面は、複合曲面に合成し、累進多焦点レンズの1つの主表面に位置し、且つもう1つの面が球面又は非球面である。言い換えれば、複合曲面は、累進多焦点面と円環曲面を重ね合わせてなる。例を挙げて、複合曲面が主表面104に位置してよく、主表面106が球面又は非球面であってよく、或いは、複合曲面が主表面106に位置してよく、主表面104が球面又は非球面であってよい。
次に表10を参照すると、表10は、図16の累進多焦点レンズの2つの実施例による度数値であり、ただし、度数単位がDである。a組の度数値が近視老眼と乱視の矯正に用いられてよく、b組の度数値が遠視老眼及び乱視の矯正に用いられてよい。1つ又は複数の実施例において、Δd=Δd=+0.1Dであるが、本考案はこれらに限定されたものではない。
次に図17を参照すると、累進多焦点面と円環曲面は、複合曲面に合成し、累進多焦点レンズの1つの主表面に位置し、且つもう1つの面が球面又は非球面である。図17は、複合曲面が図16の点Oから円弧方向102に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図である。図17に示すように、高さ座標Zは、角度座標θの増加に沿って起伏を呈し、且つ異なる高さ座標Zが異なる領域に対応する。ただし、高度数領域110aの中心がそれぞれ90°と270°に位置し、低度数領域120aの中心がそれぞれ0°と180°に位置し、高度数領域110bの中心がそれぞれ30°、150°、210°及び330°に位置し、低度数領域120bの中心がそれぞれ60°、120°、240°及び300°に位置し、漸進的変化領域130aの中心がそれぞれ75°、105°、255°及び285°に位置し、漸進的変化領域130bの中心はそれぞれ45°、135°、225°及び315°に位置し、漸進的変化領域130cの中心がそれぞれ15°、165°、195°及び345°に位置する。
1つ又は複数の実施形態において、累進多焦点面と円環曲面は、それぞれ累進多焦点レンズの対向する2つの主表面に位置してもよい。例を挙げて、累進多焦点面が主表面104(例えば図2Aと図2Bに示す)に位置してよく、円環曲面が主表面106(例えば図2Aと図2Bに示す)に位置して、或いは、累進多焦点面が主表面106に位置してよく、円環曲面が主表面104に位置する。
次に図18A及び図18Bを参照すると、累進多焦点面と円環曲面は、それぞれ累進多焦点レンズの対向する2つの主表面に位置する。図18Aは、図16の累進多焦点面が点Oから円弧方向102に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図であり、ただし、点Oの半径座標r=4mmである。図18Bは、図16の円環曲面が点O’から円弧方向102に沿う高さ座標Zの一実施例の曲線図であり、ただし、点O’の半径座標r=4mmである。図18Aに示すように、高さ座標Zは、累進多焦点面の表面高さの変化に対応して、角度座標θの増加に沿って起伏を呈する。一方、高さ座標Zは、円環曲面の表面高さの変化に対応して、角度座標θの増加に沿って起伏を呈し、且つ異なる高さ座標Zが異なる高さ座標Zを合わせて異なる領域に対応する。
上記実施形態の累進多焦点レンズは、老眼と乱視患者に適用してよく、単一のレンズで、同時に老眼と乱視を矯正する目的を達成することができる。また、瞳孔の大きさが環境光線の明暗、コントラストの高低又は年齢の増長に従って変わるが、累進多焦点レンズは、瞳孔が拡大または縮小する際、高度数領域110a、110b、低度数領域120a、120b及び漸進的変化領域130a、130b、130cの、瞳孔との重なり部分の面積がいずれも同じ比例で増加又は減少する。乱視の矯正について、球面レンズ領域と柱面レンズ領域の表現する視覚品質が一致を維持することができ、老眼の矯正について、近いものを見ることと遠いものを見ることの変換により、視覚品質を妥協又は犠牲することがない。
本考案の実施形態を前述の通りに開示したが、これは、本考案を限定するものではなく、当業者なら誰でも、本考案の精神と範囲から逸脱しない限り、多様の変更や修正を加えることができ、したがって、本考案の保護範囲は、実用新案登録請求の範囲で指定した内容を基準とする
102:円弧方向
104、106:主表面
107:光軸
108a、108b:基準面
110、110a、110b:高度数領域
120、120a、120b:低度数領域
130、130a、130b、130c:漸進的変化領域
140:円形領域
160、170:軸
A−A、B−B:断面線
O、O’、C:点

Claims (9)

  1. 少なくとも3つの高度数領域、少なくとも3つの低度数領域及び複数の漸進的変化領域を含み、前記高度数領域と前記低度数領域がいずれも扇形であり、前記高度数領域と前記低度数領域が前記累進多焦点レンズの1つの円弧方向に沿って交錯して設置され、前記漸進的変化領域がいずれも扇形であり、各前記漸進的変化領域が前記円弧方向に沿って、両側のそれぞれが前記高度数領域と前記低度数領域に接続され、前記高度数領域、前記低度数領域及び前記漸進的変化領域が累進多焦点面を構成し、且つ前記累進多焦点面が、以下の条件を満たす累進多焦点レンズ:
    (ただし、rは前記累進多焦点面の半径座標であり、0≦r≦rであり、rは前記累進多焦点面の光学領域の半径であり、θは前記累進多焦点面の角度座標であり、0°≦θ≦360°であり、ZとZはいずれも1つの基準面から前記累進多焦点面までの高さ座標であり、Rは前記累進多焦点面の曲率半径であり、pは前記高度数領域又は前記低度数領域の個数で、3以上の整数であり、qは1以上の実数であり、mとnはいずれも正整数であり、aは実数であり、sは整数で且つ1≦s≦pである)。
  2. q=1であることを特徴とする請求項1に記載の累進多焦点レンズ。
  3. 前記累進多焦点面の円心に位置する円形領域を更に含み、前記高度数領域、前記低度数領域、前記漸進的変化領域及び前記円形領域が共に前記累進多焦点面を構成し、
    前記累進多焦点面が、更に以下の条件を満たすことを特徴とする請求項1に記載の累進多焦点レンズ:
    (ただし、rは前記円形領域の半径であり、rは前記累進多焦点面の光学領域の半径であり、Rは前記円形領域の曲率半径であり、Rは前記高度数領域又は前記低度数領域の曲率半径であり、Z(r,θ)とZ(r,θ)はr=rの接合する箇所において平滑形態で修飾又は接合される)。
  4. 少なくとも3つの高度数領域、少なくとも3つの低度数領域及び複数の漸進的変化領域を含み、前記高度数領域と前記低度数領域がいずれも扇形であり、前記高度数領域と前記低度数領域が前記累進多焦点レンズの1つの円弧方向に沿って交錯して設置され、前記漸進的変化領域がいずれも扇形であり、各前記漸進的変化領域が前記円弧方向に沿って、両側のそれぞれが前記高度数領域と前記低度数領域に接続され、前記高度数領域、前記低度数領域及び前記漸進的変化領域が累進多焦点面を構成し、且つ前記累進多焦点面が、以下の条件を満たす累進多焦点レンズ:
    (ただし、rは前記累進多焦点面の半径座標であり、0≦r≦rであり、rは前記累進多焦点面の光学領域の半径であり、θは前記累進多焦点面の角度座標であり、0°≦θ≦360°であり、ZとZはいずれも1つの基準面から前記累進多焦点面までの高さ座標であり、Rは前記累進多焦点面の曲率半径であり、pは前記高度数領域又は前記低度数領域の個数で、3以上の整数であり、qは1以上の実数であり、mとnはいずれも正整数であり、aは実数であり、sは整数で且つ1≦s≦pである)。
  5. q=1であることを特徴とする請求項4に記載の累進多焦点レンズ。
  6. 前記累進多焦点面の円心に位置する円形領域を更に含み、前記高度数領域、前記低度数領域、前記漸進的変化領域及び前記円形領域が共に前記累進多焦点面を構成し、
    前記累進多焦点面が、更に以下の条件を満たすことを特徴とする請求項4に記載の累進多焦点レンズ:
    (ただし、rは前記円形領域の半径であり、rは前記累進多焦点面の光学領域の半径であり、Rは前記円形領域の曲率半径であり、Rは前記高度数領域又は前記低度数領域の曲率半径であり、Z(r,θ)とZ(r,θ)はr=rの接合する箇所において平滑形態で修飾又は接合される)。
  7. 累進多焦点面及び円環曲面を含み、
    少なくとも3つの高度数領域、少なくとも3つの低度数領域及び複数の漸進的変化領域を更に含み、前記高度数領域と前記低度数領域がいずれも扇形であり、前記高度数領域と前記低度数領域が前記累進多焦点レンズの1つの円弧方向に沿って交錯して設置され、前記漸進的変化領域がいずれも扇形であり、各前記漸進的変化領域が前記円弧方向に沿って、両側のそれぞれが前記高度数領域と前記低度数領域に接続され、前記高度数領域、前記低度数領域及び前記漸進的変化領域が前記累進多焦点面を構成する累進多焦点レンズ。
  8. 前記累進多焦点面と前記円環曲面は前記累進多焦点レンズの1つの主表面に位置する複合曲面に合成し、且つもう1つの面が球面又は非球面であることを特徴とする請求項7に記載の累進多焦点レンズ。
  9. 前記累進多焦点面と前記円環曲面は、それぞれ前記累進多焦点レンズの対向する2つの主表面に位置することを特徴とする請求項7に記載の累進多焦点レンズ。
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