JP3193867U - 足場吊りチェーン及びそれを用いた吊り足場 - Google Patents

足場吊りチェーン及びそれを用いた吊り足場 Download PDF

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【課題】足場吊りチェーンをループ吊りしていた箇所を、1本の足場吊りチェーンで1本吊り可能とすることで、吊り足場の施工作業の作業効率を格段に向上し得る足場吊りチェーン及びそれを用いた吊り足場を提供する。【解決手段】チェーン2と、該チェーン2の一端に設けた第1フック10と、該チェーン2の他端に設けた第2フック20とを備えた足場吊りチェーン1であって、足場吊りチェーン1の1本吊りでの許容荷重を430kg以上に設定した。【選択図】図1

Description

本考案は、1本吊りでの許容荷重を430kg以上に設定した足場吊りチェーン及びそれを用いた吊り足場に関する。
橋梁等の大きな構造物を塗装、補修等する場合における作業足場として、足場吊りチェーンにより構造物に対して足場を吊り下げ状態に支持させてなる、吊り足場が広く実施されている。
前記足場吊りチェーンとしては、チェーンと、該チェーンの一端に設けた第1フックと、該チェーンの他端に設けた第2フックとを備えたものが広く実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、足場の吊り方としては、ループ吊りと1本吊りが知られている。ループ吊りは、チェーンを構造物のH型鋼などからなる梁に巻き掛けるとともに、足場のパイプに巻き掛けて、チェーンの一端の第1フックをチェーンの他端側に係合させ、該梁と足場のパイプとにループ状にチェーンを巻き掛けて、足場を吊る方法である。また、一本吊りは、梁に固定したピース又は吊りチェーン用クランプに第1フックを係合させたり、チェーンの一端部を梁に巻き掛けて、梁から下側へ延びるチェーンの上部に第1フックを係合させたりして、チェーンの一端部を梁に固定し、足場のパイプにチェーンの他端側を巻き掛けて、梁とパイプ間に張設されるチェーンの下部に第2フックを係合させて、チェーンの他端部を梁に固定し、梁とパイプ間に1本のチェーン部分が配置されるように、足場を吊る方法である。
一方、足場吊りチェーンとしては、仮設工業会での認定を受けたものが一般に採用されている。仮設工業会では、破断強度17.64kN(1.8t)の2/3を保証荷重とみなし、この値を安全率5で除した値、即ち240kgを1本吊りでの許容荷重(以下、本発明では、仮設工業会で認定している許容荷重を認定許容荷重という)と定め、また1本吊りでの認定許容荷重の1.8倍、即ち430kgをループ吊りでの認定許容荷重と定めている。そして、5本の抜取試験での平均値の破断強度が17.64kN以上で、最小値が15.68kN以上を合格基準とし、これに合格したものを、1本吊りの認定許容荷重が240kgで、ループ吊りの認定許容荷重が430kgの足場吊りチェーンであると認定している。
実用新案登録第3024747号公報
ところで、足場吊りチェーンをループ吊りする場合において、梁に対してチェーンを巻き掛ける作業は、高所で且つ目視確認が困難な、大変煩雑で危険を伴う作業であることから、作業効率を高めるためには、梁に固定したピース又は吊りチェーン用クランプに第1フックを係合させる1本吊りの吊り方が好ましい。しかし、仮設工業会では、現在のところ、足場吊りチェーンを1本吊りする場合の認定許容荷重は240kgの1種類のみであり、ループ吊りに代えて、一本吊りを採用する場合には、必要な許容荷重を確保するため、2倍の本数の足場吊りチェーンを施工する必要があり、1本吊りの吊り方を採用した場合であっても、作業効率を十分に改善できないのが現状であった。
本考案の目的は、足場吊りチェーンをループ吊りしていた箇所を、1本の足場吊りチェーンで1本吊り可能とすることで、吊り足場の施工作業の作業効率を格段に向上し得る足場吊りチェーン及びそれを用いた吊り足場を提供することである。
本考案に係る足場吊りチェーンは、チェーンと、該チェーンの一端に設けた第1フックと、該チェーンの他端に設けた第2フックとを備えた足場吊りチェーンであって、前記足場吊りチェーンの1本吊りでの許容荷重を430kg以上に設定したものである。なお、本明細書において、単に「許容荷重」と称する場合には、仮設工業会と同様の算定方法、即ち足場吊りチェーンの破断強度の2/3を保証荷重とみなし、この値を安全率5で除した値を意味する。
この足場吊りチェーンは、1本吊りでの許容荷重が430kg以上に設定されて、仮設工業会において、1本吊りでの許容荷重が430kgに単品認証されたものなので、従来であればループ吊りでの認定許容荷重430kgの足場吊りチェーンを用いてループ吊りしていた箇所を、1本の足場吊りチェーンで1本吊りすることが可能となり、梁に対してチェーンを巻き掛ける必要がないので、足場吊りチェーンの施工性を向上できる。また、認定許容荷重が240kgの1本吊りの従来の足場吊りチェーンを用いて、ループ吊りの足場吊りチェーンを一本吊りに置き換える場合のように、足場吊りチェーンの本数を増やす必要もないので、吊り足場の施工に要する作業時間を大幅に短縮できる。
ここで、前記チェーンのリンクの線径を6.5mm〜8.0mmに設定することで、1本吊りでの許容荷重を430kg以上に設定できる。リンクの線径は、6.5mm未満の場合には、十分な強度を確保するため、強度剛性の高い金属材料を用いる必要があり、材料コストが高くなったり、加工性が低下するという問題があり、8.0mmを超えると、安価に入手可能な金属材料を採用できるが、足場吊りチェーンの重量が増大して、持ち運び性が低下したり、施工性が低下するという問題があるので、6.5mm以上8.0mm以下に設定することが好ましい。
第1フックを第2フックよりも大型に構成することも好ましい。この場合には、大型の第1フックを構造物側に配置することで、構造物に対する第1フックの組付性を向上できる。
本考案に係る吊り足場は、前記足場吊りチェーンを用いて足場を吊り下げてなる吊り足場であって、前記第1フックを構造体に固定した吊りピース又は吊りチェーン用クランプに引っ掛けて、前記足場吊りチェーンの一端部を構造体に固定し、前記第2フックを足場の吊リングに引っ掛けて固定するか、或いは足場のパイプにチェーンを巻き掛けて、該パイプから構造体側へ延びるチェーンの途中部に第2フックを引っ掛けて固定して、前記足場吊りチェーンの他端部を足場に固定したものである。
この吊り足場では、1本吊りでの許容荷重が430kg以上に設定された足場吊りチェーンであって、仮設工業会において、1本吊りでの許容荷重が430kgに単品認証された前記足場吊りチェーンを用いているので、従来であればループ吊りでの認定許容荷重430kgの足場吊りチェーンを用いてループ吊りしていた箇所を、1本の足場吊りチェーンで1本吊りすることが可能となり、梁に対してチェーンを巻き掛ける必要がないので、足場吊りチェーンの施工性を向上できる。また、認定許容荷重が240kgの1本吊りの従来の足場吊りチェーンを用いて、ループ吊りの足場吊りチェーンを一本吊りに置き換える場合のように、足場吊りチェーンの本数を増やす必要もないので、吊り足場の施工に要する作業時間を大幅に短縮できる。
本考案に係る足場吊りチェーン及びそれを用いた吊り足場によれば、1本吊りでの許容荷重が430kg以上に設定された足場吊りチェーンであって、仮設工業会において、1本吊りでの許容荷重が430kgに単品認証された足場吊りチェーンを用いているので、従来であればループ吊りでの認定許容荷重430kgの足場吊りチェーンを用いてループ吊りしていた箇所を、1本の足場吊りチェーンで1本吊りすることが可能となり、梁に対してチェーンを巻き掛ける必要がないので、足場吊りチェーンの施工性を向上できる。また、認定許容荷重が240kgの1本吊りの従来の足場吊りチェーンを用いて、ループ吊りの足場吊りチェーンを一本吊りに置き換える場合のように、足場吊りチェーンの本数を増やす必要もないので、吊り足場の施工に要する作業時間を大幅に短縮できる。
足場吊りチェーンの(a)は正面図、(b)は側面図 第1フックの外れ止め手段の分解斜視図 吊り足場の斜視図 吊り足場の正面図 梁に対する第1フックの取付構造の側面図
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、足場吊りチェーン1は、チェーン2と、該チェーン2の一端に設けた第1フック10と、該チェーン2の他端に設けた第2フック20とを備え、1本吊りでの許容荷重が430kg以上に設定されて、仮設工業会において、1本吊りでの許容荷重が430kgに単品認証されたものである。
チェーン2は、図1に示すように、金属線材を小判型の角丸長方形状に曲げ加工して、その両端を溶接してなるリンク2aを複数連設した周知の構成のもので、金属線材の線径Dを6.5mm〜8.0mmに設定し、1本吊りでの許容荷重が430kg以上となるようにチェーン2を構成する金属材料を選定したものである。リンク2aの線径Dは、6.5mm未満の場合には、十分な強度を確保するため、強度剛性の高い金属材料を用いる必要があり、材料コストが高くなったり、加工性が低下するという問題があり、8.0mmを超えると、安価に入手可能な金属材料を採用できるが、足場吊りチェーン1の重量が増大して、持ち運び性が低下したり、施工性が低下するという問題があるので、6.5mm以上8.0mm以下に設定することが好ましい。実施品では、線径Dを7.0mmに設定したものを採用した。
リンク2aの長径L1と短径L2とは、第2フック20のフック部11aを引っ掛け可能な寸法以上に設定されている。
(第1フック)
第1フック10は、フック本体11と、フック本体11のフック部11aに引っ掛けた、吊りピースや吊りリングやチェーン2のリンク2aなどからなる吊り部材3が、フック部11aから外れることを防止する外れ止め手段15とを備えている。
フック本体11は、倒立J字状のフック部11aと、フック部11aの基端部11bに設けた取付孔11cと、フック部11aの基端部11bからフック部11aの先端部11d側へ突出状に設けた突出部11eと、突出部11eの先端部に設けた枢支孔11fとを備え、略一様な板厚の金属板で構成されている。
フック部11aには吊り部材3を保持するための保持空間12が形成され、フック部11aの先端部11dと突出部11e間には、外部から保持空間12内へ吊り部材3を導入するための開口部13が形成されている。
フック本体11はチェーン2の一端部のリンク2aに連結されている。具体的には、チェーン2の一端部に配置されるリンク2aを製作するときに、金属線材をフック本体11の取付孔11cに挿通させて、該金属線材を小判型の角丸長方形に曲げ加工した後、該金属線材の両端部を溶接することで、チェーン2の一端部に連結されている。
フック本体11を構成する金属板の板厚t1は、足場吊りチェーン1を1本吊りしたときにおける許容荷重が430kg以上となるように、5.0〜7.0mmに設定されている。フック本体11を構成する金属板の板厚t1は、5.0mm未満の場合には、十分な強度を確保するため、強度剛性の高い金属材料を用いる必要があり、材料コストが高くなったり、加工性が低下するという問題があり、7.0mmを超えると、安価に入手可能な金属材料を採用できるが、足場吊りチェーン1の重量が増大して、持ち運び性が低下したり、施工性が低下するという問題があるので、5.0mm以上7.0mm以下に設定することが好ましい。実施品では、板厚t1を6mmに設定したものを用いた。
外れ止め手段15について説明すると、図1、図2に示すように、フック本体11の枢支孔11fには枢支ピン16が装着され、枢支ピン16の途中部には開口部13を開閉可能な止め金具17が、図1(b)に実線で示す閉鎖位置と図1(b)に仮想線で示す開放位置とにわたって回動自在に支持されている。枢支ピン16には止め金具17を閉鎖位置側へ常時付勢するコイルバネ18が支持され、図1(b)に示すように、止め金具17は、その先端部がフック部11aの先端部11dに保持空間12の内側から圧接されて、フック部11aの開口部13を閉鎖するように構成されている。
この外れ止め手段15では、フック部11aに対して吊り部材3を引っ掛けるときには、コイルバネ18の付勢力に抗して、吊り部材3により止め金具17を開放位置側へ押し操作することで、フック部11aの開口部13を開口させて、フック部11aに対して吊り部材3を引っ掛けることができる。一方、フック部11aに引っ掛けた吊り部材3をフック部11aから離脱させるときには、手で止め金具17を開放位置側へ操作した状態で、フック部11aから吊り部材3を離脱させることになる。また、フック部11aに引っ掛けた吊り部材3に対して外力が作用しても、止め金具17がコイルバネ18により閉鎖位置に保持されているので、吊り部材3がフック部11aから容易には離脱できないように構成されている。
(第2フック)
第2フック20は、フック本体21と、フック本体21のフック部21aに引っ掛けた、吊りリングや吊りフックやチェーン2のリンク2aなどからなる吊り部材4が、フック部21aから外れることを防止する外れ止め手段25とを備えている。なお、外れ止め手段25は、第1フック10の外れ止め手段15と同様の構成なので、同一部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
フック本体21は、J字状のフック部21aと、フック部21aの基端部21bに設けた取付孔21cと、フック部21aの基端部21bからフック部21aの先端部21d側へ突出状に設けた突出部21eと、突出部21eの先端部に設けた枢支孔21fとを備え、略一様な板厚の金属板で構成されている。
フック部21aには吊り部材4を保持するための保持空間22が形成され、フック部21aの先端部21dと突出部21e間には、外部から保持空間22内へ吊り部材4を導入するための開口部23が形成されている。
フック本体21はチェーン2の他端部のリンク2aに連結されている。具体的には、チェーン2の他端部に配置されるリンク2aを製作するときに、金属線材をフック本体21の取付孔21cに挿通させて、該金属線材を小判型の角丸長方形に曲げ加工した後、該金属線材の両端部を溶接することで、チェーン2の他端部に連結されている。
フック本体21を構成する金属板の板厚t2は、足場吊りチェーン1を1本吊りしたときにおける許容荷重が430kg以上となるように、5.0〜7.0mmに設定されている。フック本体11を構成する金属板の板厚t2は、5.0mm未満の場合には、十分な強度を確保するため、強度剛性の高い金属材料を用いる必要があり、材料コストが高くなったり、加工性が低下するという問題があり、7.0mmを超えると、安価に入手可能な金属材料を採用できるが、足場吊りチェーン1の重量が増大して、持ち運び性が低下したり、施工性が低下するという問題があるので、5.0mm以上7.0mm以下に設定することが好ましい。実施品では、板厚t2を6mmに設定したものを用いた。
なお、第1フック10及び第2フック20は、足場吊りチェーン1を1本吊りしたときにおける許容荷重が430kg以上となるように構成したものであれば、任意の形状及び構成のものを採用することができ、同一構成のものを採用することもできるし、図1に示すように、第1フック10を第2フック20よりも大型に構成することもできる。
次に、前記足場吊りチェーン1を用いた吊り足場30について、その施工方法について説明しながら説明する。
先ず、図3に示すように、橋梁などの構造体のH形鋼などからなる1対の梁31に、複数の吊りチェーン用クランプ40を相互に間隔をあけてそれぞれ固定し、該吊りチェーン用クランプ40のU字状の吊りリング43からなる吊り部材3に第1フック10をそれぞれ引っ掛けて、複数本の足場吊りチェーン1の上端部を2本の梁31にそれぞれ固定する。
ここで、吊りチェーン用クランプ40は、図5に示すように、側面視C字状の本体部材41と、本体部材41の一端部に固定した固定ボルト42と、本体部材41の他端部に回動自在に設けた吊り部材3としてのU字状の吊りリング43とを備えた周知の構成のもので、本体部材41を梁31の下側のフランジ部31aに嵌合させた状態で、固定ボルト42を締め付けて、固定ボルト42と本体部材41の他端部間にフランジ部31aを挟持して、梁31に着脱自在に固定可能となしたものである。ただし、吊りチェーン用クランプ40としては、他の構成のものを採用することも可能である。また、図5に示すように、梁31に対して吊り部材3として吊りピース44を予め溶接固定しておき、この吊りピース44に第1フック10を引っ掛けたり、梁31にチェーン2を巻き掛けて、梁31から下側へ延びるチェーン2の途中部のリンク2aからなる吊り部材3に第1フック10を引っ掛けたりして、足場吊りチェーン1の一端部を梁31に固定することも可能である。
次に、図3、図4に示すように、2本の梁31に固定した複数本の足場吊りチェーン1のチェーン2の下端近傍部のリンク2aに第2フック20を引っ掛けて、チェーン2にループ2bを形成し、2本の梁31における長さ方向の同じ位置に固定した1対の足場吊りチェーン1のループ2bに、横パイプ32の両端近傍部をそれぞれ挿通支持させて、2本の梁31間に複数本の横パイプ32を架設支持する。ただし、前記ループ2bは、梁31に固定する前の足場吊りチェーン1の下端部に予め形成することも可能である。
次に、図3、図4に示すように、複数本の横パイプ32にわたってその上側に2本の縦パイプ33を間隔をあけて設置して、図示外のパイプクランプにより横パイプ32に固定し、その後2本の縦パイプ33の両端部を支持させて、2本の縦パイプ33上に足場板34を架設支持して吊り足場30を施工することになる。
この足場吊りチェーン1及びそれを用いた吊り足場30によれば、仮設工業会において、1本吊りでの許容荷重が430kgに単品認証された足場吊りチェーン1を用いているので、従来であればループ吊りでの認定許容荷重430kgの足場吊りチェーンを用いてループ吊りしていた箇所を、1本の足場吊りチェーン1で1本吊りすることが可能となり、梁31に対してチェーン2を巻き掛ける必要がないので、足場吊りチェーン1の施工性を向上できる。また、認定許容荷重が240kgの1本吊りの従来の足場吊りチェーンを用いて、ループ吊りの足場吊りチェーンを一本吊りに置き換える場合のように、足場吊りチェーンの本数を増やす必要もないので、吊り足場30の施工に要する作業時間を大幅に短縮できる。
なお、この足場吊りチェーン1は、例えばセーフティSKパネル(アルインコ株式会社製)などの足場パネルを用いた吊り足場に対しても適用可能である。この場合には、梁31に固定した吊りチェーン用クランプ40や吊りピース44などの吊り部材3に、前記と同様に第1フック10を引っ掛けて、足場吊りチェーン1の上端部を係合させた後、足場パネルのフレーム材にチェーン2の下端部を巻き掛けて、該フレーム材と梁31間のチェーン2の途中部に第2フック20を引っ掛けたり、足場パネルの倒立U字状の吊りフックに第2フックを引っ掛けたりして、足場吊りチェーン1の下端部に足場パネルを吊り下げることになる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を任意に組み合わせたり変更したりし得ることは勿論である。
1 足場吊りチェーン
2 チェーン
2a リンク
2b ループ
3 吊り部材
4 吊り部材
10 第1フック
11 フック本体
11a フック部
11b 基端部
11c 取付孔
11d 先端部
11e 突出部
11f 枢支孔
12 保持空間
13 開口部
15 外れ止め手段
16 枢支ピン
17 止め金具
18 コイルバネ
20 第2フック
21 フック本体
21a フック部
21b 基端部
21c 取付孔
21d 先端部
21e 突出部
21f 枢支孔
22 保持空間
23 開口部
25 外れ止め手段
30 吊り足場
31 梁
31a フランジ部
32 横パイプ
33 縦パイプ
34 足場板
40 チェーン用クランプ
41 本体部材
42 固定ボルト
43 吊りリング
44 吊りピース

Claims (4)

  1. チェーンと、該チェーンの一端に設けた第1フックと、該チェーンの他端に設けた第2フックとを備えた足場吊りチェーンであって、
    前記足場吊りチェーンの1本吊りでの許容荷重を430kg以上に設定した、
    ことを特徴とする足場吊りチェーン。
  2. 前記チェーンのリンクの線径を6.5mm〜8.0mmに設定した請求項1記載の足場吊りチェーン。
  3. 第1フックを第2フックよりも大型に構成した請求項1又は2記載の足場吊りチェーン。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の足場吊りチェーンを用いて足場を吊り下げてなる吊り足場であって、
    前記第1フックを構造体に固定した吊りピース又は吊りチェーン用クランプに引っ掛けて、前記足場吊りチェーンの一端部を構造体に固定し、
    前記第2フックを足場の吊リングに引っ掛けて固定するか、或いは足場のパイプにチェーンを巻き掛けて、該パイプから構造体側へ延びるチェーンの途中部に第2フックを引っ掛けて固定して、前記足場吊りチェーンの他端部を足場に固定した、
    ことを特徴とする吊り足場。
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