JP3193318U - 折り畳み式バスケット - Google Patents

Abstract

【課題】買い物バスケットの改善により、折り畳めるという特徴を持たせ、携帯、使用しやすく、見た目も美しくする折り畳み式バスケットを提供する。【解決手段】折り畳み式バスケットは、本体３、枠、および１本のＵ字型の持ち手１を備えた折り畳み式バスケットにおいて、枠は１対のＵ字型枠を左右対称に配置し、それらの両端を持ち手１を挟んで持ち手１の両端部とヒンジ接合して折り畳み可能に形成するとともに、本体３は柔軟な布地で作成し、前記布地の最上部はＵ字型枠を通してから下向けに折り返して本体３と縫い付けて本体３の縁２とし、本体３の底部には平面上の底板を備えている。【選択図】図１

Description

本考案は、ショッピングモール、スーパーマーケット等での買い物に使用する折り畳み式バスケットに関する。

ショッピングモール、スーパーマーケット用の従来の買い物バスケットは樹脂製である。こうした買い物バスケットの欠点は体積を変えられないことで、使用者が外出時に空の買い物バスケットを携帯するとその体積の大きさのため不便さを感じ、特に携帯する買い物バスケットの数が多いとき、または買い物バスケットを大量にまとめて運ぶときなどはより顕著である。

本考案は上記従来技術の課題を解決するもので、買い物バスケットの改善により、折り畳めるという特徴を持たせ、携帯、使用しやすく、見た目も美しくする。

上記解題を解決するために、本考案に係る折り畳み式バスケットの第１の特徴は、本体、枠、および１本のＵ字型の持ち手を備えた折り畳み式バスケットにおいて、前記枠は１対のＵ字型枠を前記持ち手を挟んで左右対称に配置し、前記Ｕ字型枠の両端を前記持ち手の両端部とヒンジ接合して折り畳み可能に形成するとともに、前記本体は柔軟な布地で形成し、前記布地の最上部は前記Ｕ字型枠を通してから下向けに折り返して前記本体と縫い付けて当該本体の縁とし、当該本体の底部には平面上の底板を備えていることにある。

また、本考案に係る折り畳み式バスケットの第２の特徴は、前記第１の特徴における前記持ち手の両端部にヒンジ受けを設け、各ヒンジ受けの左右両端をそれぞれ前記Ｕ字型枠の一端と接合し、当該ヒンジ受けの下端にはヒンジ部品の動きを防ぐストッパーを設け、前記Ｕ字型枠が前記ヒンジ受けを介して上方にのみ折れ曲がるようにすることにある。

さらに、本考案に係る折り畳み式バスケットの第３の特徴は、前記第１又は第２の特徴における前記底板が小型ボード３枚からなり、当該各ボードを柔軟な布地でそれぞれ包み、前記本体の長手方向に並べることにある。

さらにまた、本考案に係る折り畳み式バスケットの第４の特徴は、前記第１から第３のいずれかの特徴における前記本体の外側四隅にそれぞれ上下に延伸するポケットを設け、対応する硬質ストリップを挿入することにより本体の剛性を手軽に増強できるようにすることにある。

本考案に係る折り畳み式バスケットによれば、ショッピング時には通常の買い物バスケットと同様に商品を入れて使用でき、折り畳む際はポケット内のストリップを抜いてから、本体を圧縮後に両方のＵ字型枠を上に折り曲げると、体積が四分の三以上も小さくなり、使用者の携帯および保管のいずれにも極めて便利である。また外観が優れるため工芸品にもできる。

図１は本考案の構造を示す正面図である。 図２は本考案の左側面図である。 図３は本考案の平面図である。 図４は本考案の底面図である。 図５は図１のＡ部の拡大断面図である。 図６は本考案におけるヒンジ受けの拡大正面図である。 図７はヒンジ受けの拡大平面図である。 図８はヒンジ受けの拡大左側面図である。 図９はＵ字型持ち手とＵ字型枠の折り畳み状態を示す拡大正面図である。 図１０は図１のＢ部の拡大断面図である。 図１１は本考案におけるストリップの拡大正面図である。 図１２は本考案におけるストリップの拡大右側面図である。 図１３は本考案の折り畳み後の状態を示す正面図である。 図１４は本考案の折り畳み後の状態を示す平面図である。

以下、図を参照して、本考案の実施形態を説明する。

図に示すとおり、本考案に係る折り畳み式バスケットは、本体３、縁２および縁２上のＵ字型の持ち手１から大略構成され、縁２には左右対称な一対の折り畳めるＵ字型枠２−１を含み、各Ｕ字型枠の両端はそれぞれ図のように持ち手１の両端とヒンジ接合し、持ち手１の両端にヒンジ受け１−１を設け、各ヒンジ受け１−１の左右両端はそれぞれＵ字型枠２−１の一端と持ち手１を挟んで接合し、ヒンジ受け１−１の下端にはヒンジ部品の動きを防ぐストッパー１−１−１を設け(図６)、２つのＵ字型枠をこのストッパーで止まらせることによって、水平な位置にバスケット口枠を保持させ、２つのＵ字型枠２−１も接合部を中心に上へ折れ曲がり持ち手１に沿うことで、(図９のとおり)持ち手１を挟んだ状態で折り畳み状態にできる。

本体３は柔軟な布地(一般的にはファインキャンバス地)で作成し、柔軟な布地の上辺はＵ字型枠２−１を通してから下向けに折り返してミシン線３−３で本体３と縫い付け固定し(図１０)、折り畳んだバスケットの輪郭線とし、本体３の底部は平面状の底板５を備え、バスケットの底を平らに保つ。底板５には板状のプラスチック、ボール紙等を選定できるが、本考案ではボール紙が望ましい。

底板５は小型ボード三枚を含み、各ボードは柔軟な布地でそれぞれ包み、本体の長手方向に並べる。三枚をつなげたボードを採用すると、折り畳み後の状態がより平らで丈夫になり、造形が美しくなる(図１３、図１４)。

本体３の外側四隅にはそれぞれ上下に延伸するポケット３−２を設け、対応する硬質ストリップ６を挿入することにより本体の剛性を手軽に増強できるようにする。硬質ストリップ６は一般にプラスチックで作成し、その断面をアーチ型(図１２)とすることにより、剛性を増強できる。

また、持ち手１には把持部１−２を設ける。把持部１−２の形状は必要に応じて定めることができ、材料はプラスチック、金属、織物等を用いる。本体３の底にはクッション３−５を若干数(図では合計６つ)設ける。

１ Ｕ字型持ち手
１−１ ヒンジ受け
１−１−１ ストッパー
１−２ 把持部
２ 縁
２−１ Ｕ字型枠
３ 本体
３−２ ポケット
３−３ ミシン線
３−５ クッション
５ 底板
６ 硬質ストリップ

Claims (4)

1. 本体、枠、および１本のＵ字型の持ち手を備えた折り畳み式バスケットにおいて、前記枠は１対のＵ字型枠を前記持ち手を挟んで左右対称に配置し、前記Ｕ字型枠の両端を前記持ち手の両端部とヒンジ接合して折り畳み可能に形成するとともに、前記本体は柔軟な布地で形成し、前記布地の最上部は前記Ｕ字型枠を通してから下向けに折り返して前記本体と縫い付けて当該本体の縁とし、当該本体の底部には平面上の底板を備えている、
   ことを特徴とする折り畳みバスケット。
2. 前記持ち手の両端部にはヒンジ受けを設け、各ヒンジ受けの左右両端をそれぞれ前記Ｕ字型枠の一端と接合し、当該ヒンジ受けの下端にはヒンジ部品の動きを防ぐストッパーを設け、前記Ｕ字型枠が前記ヒンジ受けを介して上方にのみ折れ曲がるようにする、
   ことを特徴とした請求項１に記載の折り畳み式バスケット。
3. 前記底板は小型ボード３枚からなり、当該各ボードを柔軟な布地でそれぞれ包み、前記本体の長手方向に並べる、
   ことを特徴とした請求項１又は２に記載の折り畳み式バスケット。
4. 前記本体の外側四隅にはそれぞれ上下に延伸するポケットを設け、対応する硬質ストリップを挿入することにより本体の剛性を手軽に増強できるようにする、
   ことを特徴とした請求項１から３までのいずれか１項に記載の折り畳み式バスケット。
   

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