JP3193186B2 - 直流連結制御装置および直流連結開放制御装置 - Google Patents

直流連結制御装置および直流連結開放制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、DC/DCコンバー
タのような直流電源装置の直流出力をパラレル接続する
システムにおいて、この直流出力を電源起動中、停止中
にかかわりなく連結、開放動作制御する直流連結開放制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2つのDC/DCコンバータの直
流出力を接続するような直流電源システムは、次の2つ
の方式のいずれかをとっていた。
【0003】1) パラレル接続しないシステム 図5に示すようなパラレル接続しない直流電源システム
では、交流出力の電源システムと同様に各DC/DCコ
ンバータ4,5の負荷側に負荷接触器2,3それぞれを
設け、また両DC/DCコンバータ4,5間に受給電接
触器1を設け、一方のDC/DCコンバータが停止した
ときにはそのコンバータ側の負荷接触器を開放し、受給
電接触器1を投入することによって、起動中の他方のD
C/DCコンバータより電源を供給するようにしてい
た。
【0004】ところがこのパラレル接続しない直流電源
システムの場合には、1つのDC/DCコンバータが停
止してから受給電動作が完了するまでの間は停電してし
まうために、直流電源システムの大きな利点である、パ
ラレル接続による電源システムの無停電化に対する冗長
性が失われてしまう問題点があった。
【0005】2) パラレル接続するシステム 図6に示すパラレル接続する直流電源システムでは、D
C/DCコンバータ4,5の内のいずれか1台が停止し
ても、残りのDC/DCコンバータからそのまま給電す
ることができるため、負荷側が停電することなく運転を
継続することができる利点がある。
【0006】しかしながら、従来のパラレル接続する直
流電源システムでは、DC/DCコンバータ4,5のよ
うな直流電源装置それぞれが負荷側に大容量の電解コン
デンサ6,7を備えているために、出力側に僅かな電圧
差がある場合(例えば、片側の電源装置が停止してお
り、他方の電源装置が起動している場合、あるいは片側
の電源装置の負荷容量が大きく、他方の電源装置の負荷
容量が小さい場合)、これらの直流電源装置を接続する
と電圧の高い電源装置側からそれが低い電源装置側に電
解コンデンサを充電する大電流が流れ、回路の接続部の
溶着や電解コンデンサの低寿命化を起こす恐れがあり、
これを避けるためには、パラレル接続する場合に接続し
ようとするすべての電源装置をひとまず停止させてから
接続操作を行なう必要があり、連結、開放を行なうとき
に負荷側への電源供給が停止してサービスが低下する問
題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
直流電源装置をパラレル接続しない直流電源システムの
場合には、1つの直流電源装置が停止してから受給電動
作が完了するまでの間は停電してしまうために、直流電
源システムの大きな利点である、パラレル接続による電
源システムの無停電化に対する冗長性が失われてしまう
問題点があった。
【0008】また従来のパラレル接続する直流電源シス
テムの場合には、直流電源装置それぞれが負荷側に大容
量の電解コンデンサを備えているために、出力側に僅か
な電圧差がある場合(例えば、片側の電源装置が停止し
ており、他方の電源装置が起動している場合、あるいは
片側の電源装置の負荷容量が大きく、他方の電源装置の
負荷容量が小さい場合)、これらの直流電源装置を接続
すると電圧の高い電源装置側からそれが低い電源装置側
に電解コンデンサを充電する大電流が流れ、回路の接続
部の溶着や電解コンデンサの低寿命化を起こす恐れがあ
り、これを避けるためには、直流電源装置を連結すると
きに連結しようとするすべての電源装置をひとまず停止
させてから接続操作を行なう必要があり、連結、開放を
行なうときに負荷側への電源供給が停止してサービスが
低下する問題点があった。
【0009】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、パラレル接続する直流電源システム
において、接続しようとするすべての直流電源装置を停
止させることなく連結操作、または連結、開放操作する
ことができる直流連結制御装置および直流連結開放制御
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の直流連
結制御装置は、2つの直流電源装置間を連結、開放する
2極以上の第1の直流電磁接触器と、直流電源装置の一
方と第1の直流電磁接触器との間を連結、開放する第2
の直流電磁接触器と、第2の直流電磁接触器に並列に設
けられた、2つの直流電源装置それぞれの電解コンデン
サを充電するための充電抵抗と、第2の直流電磁接触器
の両側の電圧差を検知する電圧差検知器と、外部からの
2つの直流電源装置間の連結指令を受けて第1の直流電
磁接触器を投入し、その後、電圧差検知器が検知する電
圧差が所定値以下になったときに第2の直流電磁接触器
を投入する連結制御を行なう制御部とを備えたものであ
る。
【0011】請求項2の発明の直流連結開放制御装置
は、2つの直流電源装置間を連結、開放する2極以上の
第1の直流電磁接触器と、直流電源装置の一方と第1の
直流電磁接触器との間を連結、開放する第2の直流電磁
接触器と、第2の直流電磁接触器に並列に設けられた、
2つの直流電源装置それぞれの電解コンデンサを充電す
るための充電抵抗と、第2の直流電磁接触器の両側の電
圧差を検知する電圧差検知器と、外部からの2つの直流
電源装置間の連結指令を受けて第1の直流電磁接触器を
投入し、その後、電圧差検知器が検知する電圧差が所定
値以下になったときに第2の直流電磁接触器を投入する
連結制御と、外部からの2つの直流電源装置間の開放指
令を受けて第2の直流電磁接触器を開放し、その後、第
1の直流電磁接触器を開放する開放制御とを行なう制御
部を備えたものである。
【0012】請求項3の発明の直流連結制御装置は、2
つの直流電源装置間を連結、開放する2極以上の直流電
磁接触器と、直流電磁接触器を介して2つの直流電源装
置それぞれの電解コンデンサに流れる充電電流の断続制
御をなす充電用トランジスタと、充電用トランジスタに
流れる電流を検出する電流検出器と、外部からの2つの
直流電源装置間の連結指令を受けて直流電磁接触器を投
入し、その後、電流検出器の電流検出値を、それが一定
値以上にならないように監視しながら充電用トランジス
タのベース電流を徐々に上げて導通させる連結制御を行
なう制御部とを備えたものである。
【0013】請求項4の発明の直流連結開放制御装置
は、2つの直流電源装置間を連結、開放する2極以上の
直流電磁接触器と、直流電磁接触器を介して2つの直流
電源装置それぞれの電解コンデンサに流れる充電電流の
断続制御をなす充電用トランジスタと、充電用トランジ
スタに流れる電流を検出する電流検出器と、外部からの
2つの直流電源装置間の連結指令を受けて直流電磁接触
器を投入し、その後、電流検出器の電流検出値を、それ
が一定値以上にならないように監視しながら充電用トラ
ンジスタのベース電流を徐々に上げて導通させる連結制
御と、外部からの2つの直流電源装置間の開放指令を受
けて電流検出器の電流検出値を監視しながら、それが所
定値以下になるまで充電用トランジスタのベース電流を
徐々に下げてオフさせ、その後、直流電磁接触器を開放
する開放制御とを行なう制御部とを備えたものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明の直流連結制御装置では、2つ
の直流電源装置間を連結する場合、外部からの2つの直
流電源装置間の連結指令を受けて、制御部がまず第1の
直流電磁接触器を投入し、その後、電圧差検知器が検知
する電圧差が所定値以下になったときに第2の直流電磁
接触器を投入する連結制御を行なうことにより、第1の
直流電磁接触器が投入されたときにそれまで停止してい
た直流電源装置側の電解コンデンサに起動中の直流電源
装置から流れ込もうとする大電流を充電抵抗によって抑
制し、徐々に電流が停止中の直流電源装置側の電解コン
デンサに流れ込むように制御することができ、起動中の
直流電源装置を停止させることなく2つの直流電源装置
をパラレルに接続することができる。
【0015】請求項2の発明の直流連結開放制御装置で
は、2つの直流電源装置間を連結する場合、外部からの
2つの直流電源装置間の連結指令を受けて、制御部がま
ず第1の直流電磁接触器を投入し、その後、電圧差検知
器が検知する電圧差が所定値以下になったときに第2の
直流電磁接触器を投入する連結制御を行なうことによ
り、第1の直流電磁接触器が投入されたときにそれまで
停止していた直流電源装置側の電解コンデンサに起動中
の直流電源装置から流れ込もうとする大電流を充電抵抗
によって抑制し、徐々に電流が停止中の直流電源装置側
の電解コンデンサに流れ込むように制御することがで
き、小容量の直流電磁接触器であっても起動中の直流電
源装置を停止させることなく2つの直流電源装置をパラ
レルに接続することができる。
【0016】また2つの直流電源装置間を開放する場
合、外部からの2つの直流電源装置間の開放指令を受け
て、制御部がまず第2の直流電磁接触器を開放し、その
後、第1の直流電磁接触器を開放する開放制御を行なう
ことにより、まず第2の直流電磁接触器の開放によって
充電抵抗を通して遮断電流が両直流電源装置間に流れ、
十分減流した後に第1の直流電磁接触器を開放するので
大きな遮断電流が開放時に流れることがなく、2つの直
流電源装置間に相互に電流が流れていた場合でも両直流
電源装置間を開放するときに流れる遮断電流が小さくな
り、小さな電流容量の直流電磁接触器であっても直流電
源装置を停止させることなく安全に開放することができ
る。
【0017】請求項3の発明の直流連結制御装置では、
2つの直流電源装置間を連結する場合、外部からの2つ
の直流電源装置間の連結指令を受けて、制御部が直流電
磁接触器を投入し、その後、電流検出器の電流検出値を
それが一定値以上にならないように監視しながら充電用
トランジスタのベース電流を徐々に上げて導通させる連
結制御を行なうことにより、直流電磁接触器が投入され
たときにそれまで停止していた直流電源装置側の電解コ
ンデンサに起動中の直流電源装置から流れ込もうとする
大電流を充電用トランジスタによって抑制し、徐々に電
流が停止中の直流電源装置側の電解コンデンサに流れ込
むように制御することができ、起動中の直流電源装置を
停止させることなく2つの直流電源装置をパラレルに接
続することができる。
【0018】請求項4の発明の直流連結開放制御装置で
は、2つの直流電源装置間を連結する場合、外部からの
2つの直流電源装置間の連結指令を受けて直流電磁接触
器を投入し、その後、電流検出器の電流検出値を、それ
が一定値以上にならないように監視しながら充電用トラ
ンジスタのベース電流を徐々に上げて導通させる連結制
御を行なうことにより、直流電磁接触器が投入されたと
きにそれまで停止していた直流電源装置側の電解コンデ
ンサに起動中の直流電源装置から流れ込もうとする大電
流を充電用トランジスタによって抑制し、徐々に電流が
停止中の直流電源装置側の電解コンデンサに流れ込むよ
うに制御することができ、小容量の直流電磁接触器であ
っても起動中の直流電源装置を停止させることなく2つ
の直流電源装置をパラレルに接続することができる。
【0019】また2つの直流電源装置間を開放する場
合、外部からの2つの直流電源装置間の開放指令を受け
て電流検出器の電流検出値を監視しながら、それが所定
値以下になるまで充電用トランジスタのベース電流を徐
々に下げて遮断し、その後、直流電磁接触器を開放する
開放制御を行なうことにより、まず充電用トランジスタ
を通して遮断電流を徐々に減流させ、十分減流した後に
直流電磁接触器を開放するので大きな遮断電流が開放時
に流れることがなく、2つの直流電源装置間に相互に電
流が流れていた場合でも両直流電源装置間を開放すると
きに流れる遮断電流が小さくなり、小さな電流容量の直
流電磁接触器であっても直流電源装置を停止させること
なく安全に開放することができる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。図1は請求項1の発明の直流連結制御装置の発明
と請求項2の直流連結開放制御装置の発明の共通する実
施例の回路図を示しており、直流電源装置としてDC/
DCコンバータ11,12間をパラレルに接続するため
に2極の連結開放用電磁接触器13と、1極の充電抵抗
短絡用電磁接触器14と、この充電抵抗短絡用電磁接触
器14に並列に設けられた充電抵抗15と、この充電抵
抗15の両端電圧を監視する電圧検知器16と、外部か
らの連結指令17を受けて連結開放用電磁接触器13を
投入し、その後、電圧差検知器16が検知する電圧差が
所定値以下になったときに充電抵抗短絡用電磁接触器1
4を投入する連結制御と、外部からの開放指令17を受
けてまず充電抵抗短絡用電磁接触器14を開放し、その
後、連結開放用電磁接触器13を開放する開放制御とを
行なう制御部18から構成されている。そして各DC/
DCコンバータ11,12それぞれには電解コンデンサ
19,20が設けられている。
【0021】上記構成の直流連結制御装置、また直流連
結開放制御装置の動作について説明 <<連結動作>>制御部18が外部から連結指令17を
受けると、まず連結開放用電磁接触器13を投入する。
このとき、例えばDC/DCコンバータ11が起動中
で、DC/DCコンバータ12が停止中の場合、起動中
のDC/DCコンバータ11から充電抵抗15を通して
ピーク値が制限された充電電流が停止中のDC/DCコ
ンバータ12側に流れ、電解コンデンサ20が充電され
る(図2のフローチャートにおけるステップS1,S
2)。
【0022】制御部18は電圧検知器16によって両D
C/DCコンバータ11,12の電圧差を検知し、所定
値以下になったところで充電抵抗短絡用電磁接触器14
を投入する(ステップS4,S5)。
【0023】以上の動作によって、両DC/DCコンバ
ータ11,12が起動中、停止中いずれであっても関係
なしに、電解コンデンサ19あるいは20へ大きな充電
電流を流すことなく直流回路を連結することができるよ
うになる。
【0024】<<開放動作>>制御部18が外部から開
放指令17を受けると、まず充電抵抗短絡用電磁接触器
14を開放する。この結果、両DC/DCコンバータ1
1,12間で相互に電流が流れていた場合でも電流は充
電抵抗15に流れ、減流することになる(ステップS
6,S7)。
【0025】そこで制御部18は、電圧検知器16の検
知電圧を監視しながら、それが所定値以下にまで減流し
たと判断すれば連結開放用電磁接触器13を開放する
(ステップS8〜S10)。
【0026】こうして、制御部18によって開放制御す
ることによって、連結開放用電磁接触器13が開放され
るときには電流が十分小さくなっており、その遮断電流
も小さくなる。したがって、連結開放用電磁接触器13
は遮断電流容量が小さいものであっても安全に動作させ
ることができるようになり、装置全体の小型化が図れる
ことになる。
【0027】次に、請求項3の発明の直流連結制御装置
と請求項4の発明の直流連結開放制御装置の共通する実
施例について、図3に基づいて説明する。この図3の直
流連結制御装置および直流連結開放制御装置の実施例
で、図1の装置と共通する要素については同一の符号を
付して示してあるが、さらに充電抵抗短絡用電磁接触器
14に代えて充電用トランジスタ21が備えられ、電圧
検知器16に代えて電流検知器22が備えられている。
そして、制御部23は外部からの連結指令17を受けて
連結開放用電磁接触器13を投入し、その後、電流検出
器22の電流検出値を、それが一定値以上にならないよ
うに監視しながら充電用トランジスタ21のベース電流
を徐々に上げて導通させる連結制御と、外部からの開放
指令17を受けてまず電流検知器22の検知電流を見な
がら充電用トランジスタ21のベース電流を徐々に減じ
てオフさせ、この後、連結開放用電磁接触器13を開放
する開放制御とを行なう機能を備えている。
【0028】次に、上記構成の直流連結制御装置および
直流連結開放制御装置の動作について説明する。
【0029】<<連結動作>>制御部23が外部から連
結指令17を受けると、まず連結開放用電磁接触器13
を投入する。この投入の初期には充電用トランジスタ2
1はベース電流が与えられておらず、両DC/DCコン
バータ11,12間に電流が流れない(図4のフローチ
ャートにおけるステップS11,S12)。
【0030】しかしながら、制御部23の連結開放用電
磁接触器13の投入後、電流検知器22の検知電流が所
定値以上にならないように見守りながら、充電用トラン
ジスタ21のベース電流を徐々に上昇させ、最終的には
飽和電流を与えるようにする(ステップS13,S1
4)。
【0031】こうして、この実施例の場合にも、以上の
動作によって両DC/DCコンバータ11,12が起動
中、停止中いずれであっても関係なしに、電解コンデン
サ19あるいは20へ大きな充電電流を流すことなく直
流回路を連結することができるようになる。
【0032】<<開放動作>>制御部23が外部から開
放指令17を受けると、まず電流検知器22の検知電流
を見ながら充電用トランジスタ21のベース電流を徐々
に減じてオフさせ、両DC/DCコンバータ11,12
間で相互に電流が流れていた場合でもその電流を徐々に
減流して遮断する(ステップS15〜S17)。
【0033】この後、連結開放用電磁接触器13を開放
して開放動作を完了する(ステップS18)。
【0034】こうしてこの実施例の場合にも、制御部2
3によって開放制御することによって、連結開放用電磁
接触器13が開放されるときには電流が十分小さくなっ
ており、その遮断電流も小さくなる。したがって、連結
開放用電磁接触器13は遮断電流容量が小さいものであ
っても安全に動作させることができるようになり、装置
全体の小型化が図れることになる。
【0035】なおこの第2実施例の場合には、第1実施
例で用いていた充電抵抗15が省略でき、また充電抵抗
短絡用電磁接触器14に代えて無接点の充電用トランジ
スタ21が用いられるので、メンテナンスの軽減化が図
れるようになる。また、第1実施例の場合、充電抵抗1
5と充電抵抗短絡用電磁接触器14を使用しているの
で、両DC/DCコンバータ11,12の負荷の大きさ
が相違している場合、両DC/DCコンバータ11,1
2間に電圧差が僅かに生じ、充電抵抗15を短絡した瞬
間に少しの突入電流が電解コンデンサに対して流れ込む
ことがあるが、第2実施例の場合には、充電用トランジ
スタ21によって連結される両DC/DCコンバータ1
1,12のインピーダンスがリニアに小さくなるため、
電解コンデンサへの突入電流を完全に抑制することがで
きる。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明の直流連結制御装置によ
れば、2つの直流電源装置間を連結する場合、外部から
の2つの直流電源装置間の連結指令を受けて、制御部が
まず第1の直流電磁接触器を投入し、その後、電圧差検
知器が検知する電圧差が所定値以下になったときに第2
の直流電磁接触器を投入する連結制御を行なうようにし
ているので、第1の直流電磁接触器が投入されたときに
それまで停止していた直流電源装置側の電解コンデンサ
に起動中の直流電源装置から流れ込もうとする大電流を
充電抵抗によって抑制し、徐々に電流が停止中の直流電
源装置側の電解コンデンサに流れ込むように制御するこ
とができ、起動中の直流電源装置を停止させることなく
2つの直流電源装置をパラレルに接続することができ
る。
【0037】請求項2の発明の直流連結開放制御装置に
よれば、請求項1の発明に加えてさらに、2つの直流電
源装置間を開放する場合、外部からの2つの直流電源装
置間の開放指令を受けて、制御部がまず第2の直流電磁
接触器を開放し、その後、第1の直流電磁接触器を開放
する開放制御を行なうようにしているので、第2の直流
電磁接触器の開放によって充電抵抗を通して遮断電流が
両直流電源間に流れ、十分減流した後に第1の直流電磁
接触器を開放するので大きな遮断電流が開放時に流れる
ことがない。そして2つの直流電源装置間に相互に電流
が流れていた場合でも両直流電源装置間を開放するとき
に流れる遮断電流を小さくすることができ、小容量の直
流電磁接触器であっても起動中の直流電源装置を停止さ
せることなく2つの直流電源装置をパラレルに接続し、
また開放することができ、さらに小容量の直流電磁接触
器であっても直流電源装置を停止させることなく安全に
連結、開放することができ、装置全体の小型化が図れ
る。
【0038】請求項3の発明の直流連結制御装置によれ
ば、2つの直流電源装置間を連結する場合、外部からの
2つの直流電源装置間の連結指令を受けて、制御部が直
流電磁接触器を投入し、その後、電流検出器の電流検出
値をそれが一定値以上にならないように監視しながら充
電用トランジスタのベース電流を徐々に上げて導通させ
る連結制御を行なうようにしているので、直流電磁接触
器が投入されたときにそれまで停止していた直流電源装
置側の電解コンデンサに起動中の直流電源装置から流れ
込もうとする大電流を充電用トランジスタによって抑制
し、徐々に電流が停止中の直流電源装置側の電解コンデ
ンサに流れ込むように制御することができ、起動中の直
流電源装置を停止させることなく2つの直流電源装置を
パラレルに接続することができる。
【0039】請求項4の発明の直流連結開放制御装置に
よれば、請求項3の発明に加えてさらに、2つの直流電
源装置間を開放する場合、外部からの2つの直流電源装
置間の開放指令を受けて電流検出器の電流検出値を監視
しながら、それが所定値以下になるまで充電用トランジ
スタのベース電流を徐々に下げて遮断し、その後、直流
電磁接触器を開放する開放制御を行なうようにしている
ので、まず充電用トランジスタを通して遮断電流を徐々
に減流させ、十分減流した後に直流電磁接触器を開放す
るので大きな遮断電流が開放時に流れることがない。そ
して2つの直流電源装置間に相互に電流が流れていた場
合でも両直流電源装置間を開放するときに流れる遮断電
流を小さくすることができ、小容量の直流電磁接触器で
あっても起動中の直流電源装置を停止させることなく2
つの直流電源装置をパラレルに接続し、また開放するこ
とができ、さらに小さな電流容量の直流電磁接触器であ
っても直流電源装置を停止させることなく安全に連結、
開放することができ、装置全体の小型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1および2の発明の共通する実施例の回
路図。
【図2】上記実施例の動作を示すフローチャート。
【図3】請求項3および4の発明の共通する実施例の回
路図。
【図4】上記実施例の動作を示すフローチャート。
【図5】従来例の回路図。
【図6】他の従来例の回路図。
【符号の説明】
11,12 DC/DCコンバータ 13 連結開放用電磁接触器 14 充電抵抗短絡用電磁接触器 15 充電抵抗 16 電圧検知器 17 連結開放指令 18 制御部 19,20 電解コンデンサ 21 充電用トランジスタ 22 電流検知器 23 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 1/12 H02J 1/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの直流電源装置間を連結、開放する
    2極以上の第1の直流電磁接触器と、 前記直流電源装置の一方と前記第1の直流電磁接触器と
    の間を連結、開放する第2の直流電磁接触器と、 前記第2の直流電磁接触器に並列に設けられた、前記2
    つの直流電源装置それぞれの電解コンデンサを充電する
    ための充電抵抗と、 前記第2の直流電磁接触器の両側の電圧差を検知する電
    圧差検知器と、 外部からの前記2つの直流電源装置間の連結指令を受け
    て前記第1の直流電磁接触器を投入し、その後、前記電
    圧差検知器が検知する電圧差が所定値以下になったとき
    に前記第2の直流電磁接触器を投入する連結制御を行な
    う制御部とを備えて成る直流連結制御装置。
  2. 【請求項2】 2つの直流電源装置間を連結、開放する
    2極以上の第1の直流電磁接触器と、 前記直流電源装置の一方と前記第1の直流電磁接触器と
    の間を連結、開放する第2の直流電磁接触器と、 前記第2の直流電磁接触器に並列に設けられた、前記2
    つの直流電源装置それぞれの電解コンデンサを充電する
    ための充電抵抗と、 前記第2の直流電磁接触器の両側の電圧差を検知する電
    圧差検知器と、 外部からの前記2つの直流電源装置間の連結指令を受け
    て前記第1の直流電磁接触器を投入し、その後、前記電
    圧差検知器が検知する電圧差が所定値以下になったとき
    に前記第2の直流電磁接触器を投入する連結制御と、外
    部からの前記2つの直流電源装置間の開放指令を受けて
    前記第2の直流電磁接触器を開放し、その後、前記第1
    の直流電磁接触器を開放する開放制御とを行なう制御部
    を備えて成る直流連結開放制御装置。
  3. 【請求項3】 2つの直流電源装置間を連結、開放する
    2極以上の直流電磁接触器と、 前記直流電磁接触器を介して前記2つの直流電源装置そ
    れぞれの電解コンデンサに流れる充電電流の断続制御を
    なす充電用トランジスタと、 前記充電用トランジスタに流れる電流を検出する電流検
    出器と、 外部からの前記2つの直流電源装置間の連結指令を受け
    て前記直流電磁接触器を投入し、その後、前記電流検出
    器の電流検出値を、それが一定値以上にならないように
    監視しながら前記充電用トランジスタのベース電流を徐
    々に上げて導通させる連結制御を行なう制御部とを備え
    て成る直流連結制御装置。
  4. 【請求項4】 2つの直流電源装置間を連結、開放する
    2極以上の直流電磁接触器と、 前記直流電磁接触器を介して前記2つの直流電源装置そ
    れぞれの電解コンデンサに流れる充電電流の断続制御を
    なす充電用トランジスタと、 前記充電用トランジスタに流れる電流を検出する電流検
    出器と、 外部からの前記2つの直流電源装置間の連結指令を受け
    て前記直流電磁接触器を投入し、その後、前記電流検出
    器の電流検出値を、それが一定値以上にならないように
    監視しながら前記充電用トランジスタのベース電流を徐
    々に上げて導通させる連結制御と、外部からの前記2つ
    の直流電源装置間の開放指令を受けて前記電流検出器の
    電流検出値を監視しながら、それが所定値以下になるま
    で前記充電用トランジスタのベース電流を徐々に下げて
    オフさせ、その後、前記直流電磁接触器を開放する開放
    制御とを行なう制御部とを備えて成る直流連結開放制御
    装置。
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