JP3193078B2 - システム環境適応型輪郭補償方法 - Google Patents

システム環境適応型輪郭補償方法

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JP3193078B2
JP3193078B2 JP20468591A JP20468591A JP3193078B2 JP 3193078 B2 JP3193078 B2 JP 3193078B2 JP 20468591 A JP20468591 A JP 20468591A JP 20468591 A JP20468591 A JP 20468591A JP 3193078 B2 JP3193078 B2 JP 3193078B2
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俊宏 山中
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考志 川畑
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン画像等の
画像品質の向上のために画像のエッジ部分の強調を行な
う輪郭補償方に関し、特にシステム環境適応型の輪郭
補償方に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、処理画像の品質は、細部が十分
描写され、エッジ部が明瞭なものほど良い。前者は画像
処理システムの解像度で定まり、後者は輪郭部の鮮鋭さ
で定まる。特に、テレビジョン画像の品質は、輪郭部の
鮮鋭さによる影響が大きい。
【0003】鮮鋭さとは心理的概念であるが、処理,再
生画像に適切な量のエッジ強調形のひずみ(輪郭補償効
果量,エンハンサの効果量) を与える輪郭補償を行なっ
て、視覚のマッハ現象や明るさの対比現象を強調させ、
物理的に低いコントラストやエッジ部の立上り特性を視
覚的に改善,見やすいものにすることで、輪郭部の鮮鋭
さを得ることができる。
【0004】図6は従来の輪郭補償方式が適用された画
像処理システムを示すブロック図であり、この図6にお
いて、1は画像信号(入力信号)を復号化する画像復号
化部、2はこの画像復号化部1で得られた復号化データ
について一定の輪郭補償効果量に応じた画像エッジ部分
の強調を行なう輪郭補償部、3はこの輪郭補償部2で画
像のエッジ部分を強調された復号化データに基づいて画
像を表示する画像表示部(例えばTVモニタ) である。
【0005】このような構成により、伝送路等を介して
入力された画像信号は、画像復号化部1において復号化
され、その復号化データは、輪郭補償部2により一定の
輪郭補償効果量にて画像エッジ部分の強調を施された
後、画像表示部3にて表示される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の輪郭補償方式では、輪郭補償部2による画像
エッジ部分の強調が、常に一定の輪郭補償効果量にて行
なわれるため、画像処理システムのシステム環境パラメ
ータ(伝送レート,画素間引き率,量子化テーブル,量
子化階調,動画/静止画,画像表示部3の表示サイズな
ど) が変化した場合に良好に対応できず、このような場
合に画質が低下するという課題がある。例えば、伝送レ
ートが低い場合に輪郭補償効果が大きいと、量子化雑音
が強調されて画像が見づらくなる。
【0007】ところで、テレビ会議あるいはテレビ電話
への適用を主目的とした、動画像信号の高能率符号化方
式が1990年12月にCCITTで勧告化された
(H.261)。
【0008】その勧告においては、動き補償付きフレー
ム間/フレーム内適応予測とDCT(離散コサイン変
換)とを用いることが規定されているが、勧告化された
伝送レートの低い場合に、DCTによるブロック歪みが
目立ってしまうという課題があった。
【0009】画像符号化を行なう場合、1枚の画面にお
ける発生情報量は絵柄に大きく依存し、時間的に動きが
少なく平坦な部分が多い画像の情報量は少なく、動きが
激しく細かな部分を多く含む画像の情報量は多い。
【0010】これに対して、その情報を伝送する回線速
度は一定(例えば64kbps)であり、1秒間に伝送
できる情報量には限りがある。そのために、動きの激し
い画像が入力された場合などでブロック歪が顕著にノイ
ズとして表われてしまう。
【0011】さらに、画像符号化を行なう場合で、2チ
ャネル以上の入力画像の切替え機能あるいは入力画像の
解像度の切替え機能があると、次のような課題が生じ
る。
【0012】つまり、例えば、入力チャネルが切り替わ
った場合には、切替え前と後とでは画像内容に関連がな
いので(入力画像の不連続が発生するので)、多量の情
報量が明らかに発生してしまう。
【0013】また、解像度を2種類以上切り替える機能
がある場合についても同様のことがいえる。これらの場
合、多くの情報が必然的に発生し、DCTによるブロッ
ク歪が目立ってしまうのである。
【0014】本発明は、このような課題に鑑みなされた
もので、システム環境の変化に対応した輪郭補償の効果
を得られるようにして、画質の向上をはかったシステム
環境適応型輪郭補償方を提供することを目的としてい
る。
【0015】図1(a)は本発明の原理ブロック図で、
この図1において、1Aは画像信号(入力信号)を復号
化する画像復号化部、2Aは画像復号化部1Aで得られ
た復号化データについて輪郭補償効果量に応じた画像エ
ッジ部分の強調を行なう輪郭補償部、3は輪郭補償部2
Aで画像のエッジ部分を強調された復号化データに基づ
いて画像を表示する画像表示部、4は輪郭補償部2Aで
の輪郭補償効果量をシステム環境パラメータに応じて制
御する輪郭補償効果量制御部である。
【0016】図1(b)は本発明の他の態様を示す原理
ブロック図で、この図1(b)において、1Bは画像符
号化部で、この画像符号化部1Bは、輪郭補償部2Aに
より輪郭補償効果量に応じ画像エッジ部分を強調された
撮像部5からの画像信号を符号化して出力信号として出
するものであり、図1(a)に示したものと同様に、
輪郭補償部2Aでの輪郭補償効果量は、輪郭補償効果量
制御部4によりシステム環境パラメータに応じて制御さ
れるようになっている。
【0017】ここで、図1(a),(b)に示す本発明
の輪郭補償効果量制御部4におけるシステム環境パラメ
ータとしては、画素間引き率,入力画像の情報量,入力
画像の不連続性が使用される。
【0018】素間引き率を使用する場合、画素間引き
率が低いほど輪郭補償効果量を大きくして画像のエッジ
部分を強調する。
【0019】
【0020】さらに、入力画像の情報量を使用する場
合、伝送レート一定の基で入力画像の情報量が少ないほ
ど輪郭補償効果量を大きくして、画像のエッジ部分を強
調する。さらにまた、入力画像の不連続性を使用する場
合、入力画像の不連続性が検出されると、輪郭補償効果
量を小さくして、画像のエッジ部分の強調を弱める。
【0021】
【作用】上述の図1(a)に示す発明では、画像復号化
部1Aへ入力された画像信号は、この画像復号化部1A
において復号化され、その復号化データは、輪郭補償部
2Aにより輪郭補償効果量にて画像エッジ部分の強調を
施された後、画像表示部3にて表示される。
【0022】このとき、輪郭補償部2Aにおける輪郭補
償効果量は、各種システム環境パラメータとしての画素
間引き率,入力画像の情報量,入力画像の不連続性に応
じて適応的に制御され、そのようなパラメータにかかる
システム環境の変化に対応した輪郭補償の効果が得られ
る。
【0023】また、図1(b)に示す発明では、撮像部
5により得られた画像信号は、輪郭補償部2Aにより輪
郭補償効果量にて画像エッジ部分の強調を施された後、
画像符号化部1Bへ出力される。
【0024】このとき、輪郭補償部2Aにおける輪郭補
償効果量は、各種システム環境パラメータとしての画素
間引き率,入力画像の情報量,入力画像の不連続性に応
じて適応的に制御され、そのようなパラメータにかかる
システム環境の変化に対応した輪郭補償の効果が得られ
る。そして、輪郭補償部2Aで画像のエッジ部分を強調
された画像信号は、画像符号化部1Bにて符号化されて
出力される。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0026】(a)第1実施例の説明 図2は本発明の第1実施例を示すブロック図で、この図
2において、1は画像信号の復号化および符号化を行な
う画像復号化・符号化部、2Aは画像復号化・符号化部
1で得られた復号化データもしくはTVカメラ(撮像
部)5Aにより得られた画像データについて輪郭補償効
果量に応じた画像エッジ部分の強調を行なう輪郭補償部
である。
【0027】また、3Aは輪郭補償部2Aで画像のエッ
ジ部分を強調された復号化データに基づいて画像を表示
するTVモニタ(画像表示部)、4は輪郭補償部2Aで
の輪郭補償効果量をシステム環境パラメータ(画像復号
化・符号化部1からの制御情報,TVモニタAからの表
示サイズ情報,TVカメラ5Aからの制御情報) に応じ
て適応的に制御する輪郭補償効果量制御部である。
【0028】ここで、輪郭補償効果量制御部4で用いら
れるシステム環境パラメータとしては、例えば、次の
(1)〜(8)のようなものが使用される。 (1)伝送レート (2)画素間引き率(サブサンプル;例えば、解像度の
低いQCIFは間引き率が大となり、解像度の高いCI
Fは間引き率が小となる) (3)画像復号化・符号化部1において復号化・符号化
するときの密度としての量子化テーブル(密度;粗の場
合には情報量小、密の場合には情報量大) (4)量子化階調(A/Dのビット精度) (5)動画/静止画 (6)TVモニタ3Aの表示サイズ (7)入力画像の情報量(入力画像の動きの激しさ) (8)入力画像の不連続性(2チャネル以上の入力画像
の切替え機能あるいは入力画像の解像度の切替え機能を
有している場合にその切替えを行ったときに生じるも
の)
【0029】実際にシステム環境パラメータとして使用
するものについては、各パラメータに応じた輪郭補償の
効果量を、例えば、数段階に分けて予め定めておく。具
体的には、各システム環境パラメータごとに、下記
(i)〜(viii)に示すような傾向に従って輪郭補償効果
量を設定している。
【0030】(i)伝送レートの場合、伝送レートが高
いほど輪郭補償効果量を大きくして、画像のエッジ部分
を強調する。
【0031】(ii)画素間引き率の場合、画素間引き率
が低いほど輪郭補償効果量を大きくし、画像のエッジ部
分を強調する。
【0032】(iii)量子化テーブルの場合、量子化テー
ブルが密であるほど輪郭補償効果量を大きくし、画像の
エッジ部分を強調する。
【0033】(iv)量子化階調の場合、量子化階調が多
いほど輪郭補償効果量を大きくして、画像のエッジ部分
を強調する。
【0034】(v)動画または静止画のいずれであるか
を使用する場合、静止画である場合は、輪郭補償効果量
を大きくし、画像のエッジ部分を強調し、動画である場
合は、輪郭補償効果量を小さくし、画像のエッジ部分の
強調を弱める。
【0035】(vi)TVモニタ3Aの表示サイズの場
合、その表示サイズが小さいほど輪郭補償効果量を大き
くし、画像のエッジ部分を強調する。
【0036】(vii)入力画像の情報量の場合、伝送レー
ト一定の基で(画像復号化・符号化部1のもつ各伝送レ
ートに対応して)、入力画像の情報量が少ないほど輪郭
補償効果量を大きくし、画像のエッジ部分を強調する。
【0037】(viii)入力画像の不連続性の場合、入力画
像の不連続性が検出されると、輪郭補償効果量を最小に
し、画像のエッジ部分をできるだけ弱める。
【0038】上述の構成により、復号化時には、画像復
号化・符号化部1にて受信した画像信号(入力信号)
は、この画像復号化・符号化部1において復号化された
後、その復号化データは、輪郭補償部2Aにより所定の
輪郭補償効果量にて画像エッジ部分の強調を施されてか
ら、TVモニタ3Aにて表示される。
【0039】また、符号化時には、撮像部5により得ら
れた画像信号は、輪郭補償部2Aにより所定の輪郭補償
効果量にて画像エッジ部分の強調を施された後、画像復
号化・符号化部1へ出力され、この画像復号化・符号化
部1にて符号化されて出力信号として出力される。
【0040】このとき、本実施例では、輪郭補償部2A
における輪郭補償効果量が、前述した各種システム環境
パラメータの変化に応じて前述の(i)〜(viii)の通
り、輪郭補償効果量制御部4により適応的に制御され、
システム環境の変化に対応した輪郭補償の効果が得られ
るようになっている。
【0041】前記項目(i)〜(viii)の傾向に応じて輪
郭補償効果量を強とした場合には、図3(a) に示すよ
うな入力信号は、輪郭補償部2Aにより、図3(b) に
示すように、幅Hの間における傾斜を急峻として、エッ
ジ部分を強調される一方、前記項目(i)〜(viii)の傾
向に応じて輪郭補償効果量を弱とした場合には、図3
(a) に示すような入力信号は、図3(c) に示すよう
に、緩やかな傾斜の信号として輪郭補償部2Aから出力
される。
【0042】つまり、輪郭補償の効果量を調整すること
により、効果量小の場合、画像はぼけ、効果量大にする
に従い画像はくっきり見えるようになる。
【0043】このような輪郭補償の原理を利用し、さら
には、人間の視覚特性上動きの激しい場合は画像がぼけ
ていても余り気にならないという点を利用し、本実施例
では、例えば、前記項目(7),(vii)の場合、伝送レー
ト一定の基で画像復号化・符号化部1もしくはTVカメ
ラ5Aから発生する情報量を監視し、その動きの激しさ
に対応して、数段階に分けて設定された輪郭補償効果量
を適応的に切り換えることで、DCTによるブロック歪
みノイズが軽減され、画質が大幅に向上することにな
る。
【0044】このように、本実施例の方式によれば、輪
郭補償部2Aにおける輪郭補償効果量は、輪郭補償効果
量制御部4により、各種システム環境パラメータに応じ
て適応的に制御され、システム環境の変化に対応した輪
郭補償の効果を有効に活用し、画質の大幅な向上を実現
できる。
【0045】なお、上述した実施例では、画像データを
復号化する場合および符号化する場合のいずれの場合に
も本発明の方式を適用した場合について説明したが、い
ずれか一方の場合のみに本発明の方式を適用してもよ
い。
【0046】(b)第2実施例の説明 次に、特に前記項目(8),(viii) の場合、つまり、入
力画像の不連続性をシステム環境パラメータとする場合
について、具体的な装置の構成例を図4および図5によ
り説明する。
【0047】図4は本発明の第2実施例を示すブロック
図、図5(a),(b)はいずれも入力画像の不連続性
を検出するための検出回路の例を示すブロック図であ
る。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一部分を
示しているので、その説明は省略する。
【0048】図4において、5−1〜5−nはそれぞれ
画像信号を得るためのTVカメラ(撮像部)で、本実施
例ではn台そなえられnチャネルの画像信号が得られる
ようになっている。
【0049】また、6はnチャネルの画像信号のうち符
号化するものを選択し切り替えるとともに解像度の切替
え指示を出力するためのチャネル・解像度切替え操作
部、7はチャネル・解像度切替え操作部7からの指示に
応じてTVカメラ5−1〜5−nの画像信号のいずれか
1つを選択して出力するチャネル切替え部である。
【0050】また、8はチャネル・解像度切替え操作部
7からの指示に応じて選択された画像信号の解像度を切
り替える解像度切替え部、9は画像復号化・符号化部1
への入力画像の不連続性つまりチャネル切替え部7もし
くは解像度切替え部8による切替え動作を検出するため
の検出回路である。
【0051】そして、検出回路9としては、図5(a)
もしくは図5(b)に示すようなものが用いられる。
【0052】図5(a)に示す検出回路9は、2つのフ
リップフロップ(FF)10,11と排他的論理和回路
(EOR)12とから構成されている。
【0053】フリップフロップ10,11は、フレーム
パルス(フレームごとに1つ出力される垂直フレームパ
ルスを用いる)が入力されるごとにラッチ動作を行なう
ものであって、フリップフロップ10は、最新のチャネ
ル切替え信号(もしくは解像度切替え信号)をラッチす
るとともに、フリップフロップ11は、フリップフロッ
プ10からの出力つまり前記のチャネル切替え信号(も
しくは解像度切替え信号)をラッチするものである。
【0054】また、排他的論理和回路12は、フリップ
フロップ10からの出力と、フリップフロップ11から
の出力との排他的論理和をとることにより、前回の信号
と今回の信号とが異なる場合、つまりチャネル切替え信
号(もしくは解像度切替え信号)に変化が生じた場合
に、出力を立ち上げて、入力画像の不連続性が生じた旨
を、切替え検出信号として輪郭補償効果量制御部4へ出
力するものである。
【0055】一方、図5(b)に示す検出回路9は、チ
ャネル切替え信号の変化を検出するための2つのフリッ
プフロップ13,14および排他的論理和回路15と、
解像度切替え信号の変化を検出するための2つのフリッ
プフロップ16,17および排他的論理和回路18と、
排他的論理和回路15,18からの出力の論理和をとる
論理和回路(OR)19とから構成されている。
【0056】フリップフロップ13,14および排他的
論理和回路15による回路と、フリップフロップ16,
17および排他的論理和回路18による回路とは、いず
れも図5(a)により前述した回路と全く同様の動作を
行なって、各信号の変化(画像の不連続性)を検出する
ようになっているので、その詳細な説明は省略する。
【0057】チャネル切替え信号および解像度切替え信
号のいずれか一方もしくは両方に変化が生じると、排他
的論理和回路15,18の出力が立ち上がり、これに伴
って論理和回路19の出力も立ち上がり、入力画像の不
連続性が生じた旨が、切替え検出信号として輪郭補償効
果量制御部4へ出力されるようになっている。
【0058】検出回路9からの切替え検出信号を受けた
輪郭補償効果量制御部4は、輪郭補償効果量を最小に
し、画像のエッジ部分をできるだけ弱める。
【0059】これにより、チャネル切替え機能・解像度
切替え機能を有する装置の切替え直後における多量情報
発生によるノイズが軽減され画質を向上することができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のシステム
環境適応型輪郭補償方によれば、輪郭補償効果量を
ステム環境パラメータとしての画素間引き率,入力画
像の情報量,入力画像の不連続性に応じて適応的に制御
するように構成したので、そのようなパラメータにかか
システム環境の変化に対応した輪郭補償効果が得ら
れ、表示画質や伝送すべき画像データの画質が大幅に向
上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)はいずれも本発明の原理ブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図3】(a) 〜(c) は輪郭補償効果量に応じた波形
変化の例を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図5】(a),(b)はいずれも入力画像の不連続性
を検出するための検出回路の例を示すブロック図であ
る。
【図6】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像復号化・符号化部 1A 画像復号化部 1B 画像符号化部 2A 輪郭補償部 3 画像表示部 3A TVモニタ(画像表示部) 4 輪郭補償効果量制御部 5 撮像部 5A,5−1〜5−n TVカメラ(撮像部) 6 チャネル・解像度切替え操作部 7 チャネル切替え部 8 解像度切替え部 9 検出回路 10,11 フリップフロップ 12 排他的論理和回路 13,14 フリップフロップ 15 排他的論理和回路 16,17 フリップフロップ 18 排他的論理和回路 19 論理和回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 照井 雄一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 山中 俊宏 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 力丸 健児 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目22番 8号 富士通九州ディジタル・テクノロ ジ株式会社内 (72)発明者 川畑 考志 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−96877(JP,A) 特開 平1−318477(JP,A) 特開 昭61−251379(JP,A) 特開 平2−119470(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217 H04N 7/00 - 7/173

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を復号化して得られた復号化デ
    ータに基づいて画像を画像表示部に表示する際に、該復
    号化データについて、輪郭補償効果量に応じた画像エッ
    ジ部分の強調を行なう輪郭補償方法であって、 輪郭補償効果量をシステム環境パラメータに応じて制
    し、 その際、該システム環境パラメータとして、画素間引き
    率が使用され、該画素間引き率が低いほど該輪郭補償効
    果量を大きくして、画像のエッジ部分を強調 することを
    特徴とする、システム環境適応型輪郭補償方
  2. 【請求項2】 画像信号を復号化して得られた復号化デ
    ータに基づいて画像を画像表示部に表示する際に、該復
    号化データについて、輪郭補償効果量に応じた画像エッ
    ジ部分の強調を行なう輪郭補償方法であって、 該輪郭補償効果量をシステム環境パラメータに応じて制
    御し、 その際、該システム環境パラメータとして、入力画像の
    情報量が使用され、伝送レート一定の基で該入力画像の
    情報量が少ないほど該輪郭補償効果量を大きくして、画
    像のエッジ部分を強調することを特徴とする、システム
    環境適応型輪郭補償方法。
  3. 【請求項3】 画像信号を復号化して得られた復号化デ
    ータに基づいて画像を画像表示部に表示する際に、該復
    号化データについて、輪郭補償効果量に応じた画像エッ
    ジ部分の強調を行なう輪郭補償方法であって、 該輪郭補償効果量をシステム環境パラメータに応じて制
    御し、 その際、該システム環境パラメータとして、入力画像の
    不連続性が使用され、該入力画像の不連続性が検出され
    た場合は、該輪郭補償効果量を小さくして、画像のエッ
    ジ部分の強調を弱めることを特徴とする、システム環境
    適応型輪郭補償方法。
  4. 【請求項4】 撮像部により得られた画像信号を符号化
    する際に、該画像信号について、輪郭補償効果量に応じ
    た画像エッジ部分の強調を行なう輪郭補償方法であっ
    て、 該輪郭補償効果量をシステム環境パラメータに応じて制
    御し、 その際、該システム環境パラメータとして、画素間引き
    率が使用され、該画素 間引き率が低いほど該輪郭補償効
    果量を大きくして、画像のエッジ部分を強調することを
    特徴とする、システム環境適応型輪郭補償方法。
  5. 【請求項5】 撮像部により得られた画像信号を符号化
    する際に、該画像信号について、輪郭補償効果量に応じ
    た画像エッジ部分の強調を行なう輪郭補償方法であっ
    て、 該輪郭補償効果量をシステム環境パラメータに応じて制
    御し、 その際、該システム環境パラメータとして、入力画像の
    情報量が使用され、伝送レート一定の基で該入力画像の
    情報量が少ないほど該輪郭補償効果量を大きくして、画
    像のエッジ部分を強調することを特徴とする、システム
    環境適応型輪郭補償方法。
  6. 【請求項6】 撮像部により得られた画像信号を符号化
    する際に、該画像信号について、輪郭補償効果量に応じ
    た画像エッジ部分の強調を行なう輪郭補償方法であっ
    て、 該輪郭補償効果量をシステム環境パラメータに応じて制
    御し、 その際、該システム環境パラメータとして、入力画像の
    不連続性が使用され、該入力画像の不連続性が検出され
    た場合は、該輪郭補償効果量を小さくして、画像のエッ
    ジ部分の強調を弱めることを特徴とする、システム環境
    適応型輪郭補償方法。
JP20468591A 1990-09-20 1991-07-19 システム環境適応型輪郭補償方法 Expired - Fee Related JP3193078B2 (ja)

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