JP3192678U - ヘルメット - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘルメットの外形を安全性を損なわずに小さく小型軽量にするための、高性能衝撃吸収ライナと軽量で安価な衝撃吸収ライナとを組み合わせて、使用したヘルメットを提供する。
【解決手段】高性能衝撃吸収ライナ23を衝撃吸収ライナ22の内側に貼り付け、衝撃を吸収する。衝撃吸収ライナ22はヘルメット使用時に事故などで発泡スチロールが変形しエネルギーを吸収する。高性能衝撃吸収ライナ23は比重が1.4程度あるため、ヘルメット全体の重量をなるべく軽くする意味で薄く使用する。従来のスチロールの良さである軽量である点と高性能衝撃吸収ウレタン材との複合効果で従来の衝撃吸収ライナだけの場合よりヘルメットの外形を小さくできる。
【選択図】図2
【解決手段】高性能衝撃吸収ライナ23を衝撃吸収ライナ22の内側に貼り付け、衝撃を吸収する。衝撃吸収ライナ22はヘルメット使用時に事故などで発泡スチロールが変形しエネルギーを吸収する。高性能衝撃吸収ライナ23は比重が1.4程度あるため、ヘルメット全体の重量をなるべく軽くする意味で薄く使用する。従来のスチロールの良さである軽量である点と高性能衝撃吸収ウレタン材との複合効果で従来の衝撃吸収ライナだけの場合よりヘルメットの外形を小さくできる。
【選択図】図2
Description
本考案は、高い衝撃吸収性を持ちながら、従来より小型化したヘルメットに関するものである。
自動二輪車あるいは自動車などを運転する際に着用されるヘルメットは、事故等のときに、装着者の頭部を保護出来る様に、規格に定められた強度を持っている。一般的に用いられるヘルメットは、主な部分(明細書において「シェル」という)はABS合成樹脂やガラス繊維強化プラスチックなどで構成されている。
図1は、頭部及び側頭部のみを保護する形状でオープンフェース型と呼ばれているヘルメット10の側断面図である。このヘルメット10はシェル11と衝撃吸収ライナ12からなり、衝撃吸収ライナ12は発泡スチロールが使用されている。
2007年オートバイ用ヘルメットの安全規格JIST8133が厳しくなり、ヘルメットの衝撃吸収の為に使用されている衝撃吸収ライナ12は厚くなっている。そのためヘルメット10の外形が大きくなり、デザイン性に犠牲が出てきた。
ヘルメットは一般的に装着感の上から軽量で比較的小型のものが好まれる。ヘルメットの左右幅が広いものより、左右幅の狭いものの方が外観上及び空力上からも好ましい。ところが、ヘルメットの外側を形成する前記シェルは、金型を用いて成型され、その金型の設計及び製造にコストを要するために多品種を揃えることは実際は困難であり、また、所定の強度が要求されるヘルメットでは、軽量化とスリム化を計るために、従来のシェルや衝撃吸収ライナ12をそのまま薄くして軽量化とスリム化を図ろうすると、強度が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題点を解決しようとするもので、必要な強度を保ちながら、従来に比べて軽量化とスリム化が可能なヘルメットを提供することができる。
衝撃吸収ライナ12の体積を減少させ、ヘルメット外形を小型軽量にし、デザイン性が良いヘルメットを製造する方法の提供を課題とする。
衝撃吸収ライナ12の体積を減少させ、ヘルメット外形を小型軽量にし、デザイン性が良いヘルメットを製造する方法の提供を課題とする。
請求項1の発明はヘルメット20のシェル21の内面に衝撃吸収発泡スチロールライナ22を設けたヘルメット20において、衝撃吸収ライナ22は頭部保護効果は高いが、その組成物による硬度の高さから個人間の頭部形状の違いに適合していく柔軟性はほとんどない。このため人によってはヘルメット内部形状が合わず頭部に痛みを感じたり、快適に装着できない。本考案はヘルメットを快適に装着する方法を提供することを課題とする。
発泡スチロールは熱伝導率が低いため、ヘルメットの内部では熱の移動が少なく、保温された状態となり、快適性が損なわれる。本考案はヘルメット内部の温度上昇を防ぎ快適に使用できる方法を提供することを課題とする。
高性能衝撃吸収ライナ23を衝撃吸収ライナ22の内側に貼り付け、衝撃を吸収する。衝撃吸収ライナ22はヘルメット使用時に事故などで発泡スチロールが変形しエネルギーを吸収する。高性能衝撃吸材は比重が1.4程度あるため、非常に重く、数ミリ程度で使用し、従来の発泡スチロールの良さである軽量である点と高性能衝撃吸収ウレタン材との複合効果で従来の衝撃吸収ライナ12だけの場合よりヘルメットの外形を小さくできる。
高性能衝撃吸材としては、アルファゲル(登録商標:株式会社タイカ)、NPゲル(登録商標:株式会社タイカ)、ソルボセイン(登録商標:三進興産株式会社)、ハイパーゲル(登録商標:エクシールコーポレーション)等が挙げられる。
高性能衝撃吸収ライナ23は柔らかく肌あたりが良いため、高性能衝撃吸収ライナ23を衝撃吸収ライナ22の内側に貼りつけることにより、頭部の当たり心地を改善する。
熱伝導率が衝撃吸収ライナ22の10倍程度ある高性能衝撃吸収ライナ23を衝撃吸収ライナ22の内側に貼りつけることにより、内部の熱をヘルメット外周へ逃がし、ヘルメットの快適性を改善する。
ヘルメットの外形は、薄型の高性能衝撃吸収ライナ23と衝撃吸収ライナ22を合わせて使用したことで小型・軽量のヘルメットになる。
衝撃吸収インナー22はその組成物による硬度の高さから個人間の頭部形状の違いに適合していく柔軟性はほとんどない。そこでソフトな肌触りの高性能衝撃吸収ウレタンインナ23を内側に貼りつけることにより、ヘルメットのかぶり心地を向上させる。
高性能衝撃吸ライナ23は発泡スチロールの10倍の熱伝導率があるため内部の熱エネルギーを外部に早く逃がすことができる。そこでヘルメットの内部の温度上昇が抑えられ、快適なかぶり心地となる。
衝撃吸収性能が高く小型の本考案のヘルメットは、野球、ラグビーなどの頭部の保護が必要なヘルメットに応用可能である。
(10)ヘルメット
(11)シェル
(12)衝撃吸収ライナ
(20)ヘルメット
(21)シェル
(22)衝撃吸収ライナ
(23)高性能衝撃吸収ライナー
(11)シェル
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(22)衝撃吸収ライナ
(23)高性能衝撃吸収ライナー
Claims (1)
- 合成樹脂製のシェルの内面に衝撃吸収用ライナを設けたヘルメットにおいて、前記衝撃吸収用ライナはインナーライナとアウターライナとからなる。インナーライナを高性能衝撃吸収ポリウレタンとし、アウターライナを薄型にし、シェルの大きさを小型にしたことを特徴とするヘルメット。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3192678U true JP3192678U (ja) | 2014-08-28 |
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