JP3192041U - 焼き二枚貝支持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な大きさの二枚貝を水平状態に安定して保持し、二枚貝の上側の殻が開く角度を規制して、二枚貝の汁を確実に下側の殻に滴下させる焼き二枚貝支持具の提供。
【解決手段】金属バーベキュープレート1に平面扇形状の複数個の二枚貝凹陥槽が、扇形の頂点が互い違いに逆向きとなるよう配置されて成り、二枚貝凹陥槽が傾斜面11を備え、傾斜面11は、二枚貝を水平状態で載置する面であって、二枚貝の下側の殻の弧形面に合わせて上方へ凹に湾曲すると共に、扇形の頂点に向かって次第に深くなり、傾斜面11の周縁から起立する起立壁は、垂直方向に対して僅かに外側へ傾斜し、起立壁において扇形の頂点部分に、二枚貝の尖端を当接する端部支持点12が設けられ、端部支持点の上方に、二枚貝の上側の殻の開度を規制する上殻当接点13が設けられている
【選択図】図8

Description

本考案は、焼き二枚貝のバランスを維持し、二枚貝が熱を受けて上側の殻が開いたとき、上側の殻の開く角度が大きすぎないように保持し、二枚貝の汁が下側の殻の中に滴下するようにした、焼き二枚貝支持具に関する。
人々の生活水準の向上に伴い、各種の娯楽も絶えず変化し、現代人の生活ニーズを満たしている。特に祝祭日や野外活動は、家族団らんにぴったりのときである。中でもバーベキューをして食事を楽しむことはとても人気が高い。
現在のバーベキュー器具を見ると、ほとんどが金属材質の網状平板をバーベキュー装置の上に置き、肉類などの食品をその上に置いて焼き、火が通った後食べることができるようになっているが、二枚貝のような食品の場合は火が通った後にトング等を用いて挟むと、二枚貝がバランスを失って汁が外部にあふれ出てしまい、おいしさが大きく損なわれてしまう。
本考案が解決しようとする課題は、上述の問題を解決し、様々な大きさの二枚貝を水平状態に安定して保持し、二枚貝の上側の殻が開く角度を規制して、二枚貝の汁を確実に下側の殻に滴下させる焼き二枚貝支持具を提供することにある。
本考案の焼き二枚貝支持具は、金属バーベキュープレートに平面扇形状の複数個の二枚貝凹陥槽が、扇形の頂点が互い違いに逆向きとなるよう配置されて成り、各二枚貝凹陥槽がいずれも傾斜面を備え、前記傾斜面は、二枚貝を水平状態で載置する面であって、二枚貝の下側の殻の弧形面に合わせて上方へ凹に湾曲すると共に、扇形の頂点に向かって次第に深くなるよう形成され、前記傾斜面の周縁から起立する起立壁は、垂直方向に対して僅かに外側へ傾斜しており、前記起立壁において扇形の頂点部分に、二枚貝の尖端を当接する端部支持点が設けられ、前記起立壁において扇形の頂点部分の上端部に、二枚貝の上側の殻の開く角度を規制する上殻当接点が設けられる。
前記起立壁において扇形の頂点部分は、下端より上端が1〜2mm外側に位置するよう傾斜していることがある。
本考案によれば、二枚貝凹陥槽の傾斜面が様々な大きさの二枚貝の下側の殻の弧形に合い、下側の殻の一部または全部の形状にぴったりと合って、内部に二枚貝を配置すると水平に保たれると共に、二枚貝の尖端を起立壁において扇形の頂点部分に設けた端部支持点に当接すると、端部支持点によって二枚貝が支持されて水平かつ安定した不動の状態に維持され、二枚貝凹陥槽の起立壁が垂直より僅かに外側に傾斜しているため、尖端を端部支持点に当てた二枚貝の上側の殻は一定角度まで開くが、上殻当接点に当たって開く角度が大きくなりすぎないように規制され、二枚貝の汁が下側の殻の中に確実に滴下する。
本考案の実施例を示す焼き二枚貝支持具の斜視図である。 本考案の実施例に係る平面図である。 本考案の実施例を示す焼き二枚貝支持具の断面図である。 本考案の実施例を示す焼き二枚貝支持具の二枚貝加熱前における断面図である。 本考案の実施例を示す焼き二枚貝支持具の二枚貝加熱途中における断面図である。 図5の要部拡大図である。 本考案の実施例を示す焼き二枚貝支持具の使用状態における斜視図である。 本考案の実施例を示す焼き二枚貝支持具の二枚貝加熱終了時における断面図である。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本考案の焼き二枚貝支持具は、金属バーベキュープレート1に平面扇形状の複数個の二枚貝凹陥槽が、扇形の頂点が互い違いに逆向きとなるよう配置されて成る。
二枚貝凹陥槽は、図2に示すように、大型二枚貝凹陥槽1aとしても、中型二枚貝凹陥槽1bとしても、小型二枚貝凹陥槽1cとしても用いることができる。各二枚貝凹陥槽はいずれも傾斜面11を備え、また、図5に示すように、各二枚貝凹陥槽には、端部支持点12と上殻当接点13がそれぞれ設けられる。
図3に示すように、傾斜面11は、各種大きさの二枚貝を水平に載置する面であって、二枚貝の下側の殻の弧形面に合うよう上方へ凹に湾曲すると共に、扇形の頂点に向かって次第に深くなるよう形成されている。このような統一された傾斜面11は、二枚貝の外形との相似度が高いため、大きさの異なる二枚貝の下側の殻の弧形に合い、下側の殻の一部または全部の形状にぴったりと合って、図4に示すように、内部に二枚貝を配置すると二枚貝が水平の状態に保たれる。
図3及び図6に示すように、傾斜面11の周縁から起立する起立壁は、垂直方向に対して僅かに径方向外側へ傾斜している。起立壁において扇形の頂点部分は、下端より上端が1〜2mm外側に位置するよう傾斜しており、この頂点部分に二枚貝の尖端(上側の殻と下側の殻との枢着部)を当接する端部支持点12が設けられる。また、起立壁において扇形の頂点部分の上端部に上殻当接点13が設けられる。
二枚貝を、扇形の物品と見立てた場合、傾斜面11が扇形の底部に安定性を提供しており、さらに端部支持点12によって支持されて二枚貝が水平かつ安定した不動の状態に維持される。このため、二枚貝凹陥槽内に二枚貝を設置するときは、図5及び図6に示すように、二枚貝を最底部まで入れて、二枚貝の尖端を二枚貝凹陥槽の端部支持点12に当接させることで、二枚貝を水平に保つことができる。
二枚貝凹陥槽を小型二枚貝凹陥槽1cとして適用する場合、比較的小さい二枚貝を二枚貝凹陥槽内に配置して、二枚貝の尖端を二枚貝凹陥槽の端部支持点12に当てる。二枚貝凹陥槽の起立壁は垂直よりも僅かに外側へ傾斜しているので、下側の殻を固定すると共に、起立壁と上側の殻との間に1〜2mmの空隙が保持され、二枚貝が熱を受けた時、上側の殻が開くことができる。また、上側の殻が開いたとき、上殻当接点13が上側の殻に当たり、上側の殻の開く角度が大きくなりすぎないように規制し、二枚貝の汁が下側の殻の中に滴下するように構成されている。
さらに図7、図8に示すように、本考案の焼き二枚貝支持具で同時に複数の二枚貝に加熱すると、これら二枚貝の上側の殻が45°±10°の角度まで開き、二枚貝の汁が沸騰した後、トングで上側の殻を挟んでバランスを保ちながら二枚貝を取り、食卓上に置いて冷却させ、完全な二枚貝の汁と肉を食すことができる。
以上は、本考案の実施例の説明であって、本考案の権利範囲を限定するものではなく、数値の変更や同等の機能を有する部材への置き換えはいずれも本考案の権利範囲に含まれる。
1 バーベキュープレート
1a 大型二枚貝凹陥槽
1b 中型二枚貝凹陥槽
1c 小型二枚貝凹陥槽
11 傾斜面
12 端部支持点
13 上殻当接点

Claims (2)

  1. 焼き二枚貝支持具であって、金属バーベキュープレートに平面扇形状の複数個の二枚貝凹陥槽が、扇形の頂点が互い違いに逆向きとなるよう配置されて成り、各二枚貝凹陥槽がいずれも傾斜面を備え、前記傾斜面は、二枚貝を水平状態で載置する面であって、二枚貝の下側の殻の弧形面に合わせて上方へ凹に湾曲すると共に、扇形の頂点に向かって次第に深くなるよう形成され、前記傾斜面の周縁から起立する起立壁は、垂直方向に対して僅かに外側へ傾斜しており、前記起立壁において扇形の頂点部分に、二枚貝の尖端を当接する端部支持点が設けられ、前記起立壁において扇形の頂点部分の上端部に、二枚貝の上側の殻の開く角度を規制する上殻当接点が設けられていることを特徴とした、焼き二枚貝支持具。
  2. 前記起立壁において扇形の頂点部分は、下端より上端が1〜2mm外側に位置するよう傾斜していることを特徴とする、請求項1に記載の焼き二枚貝支持具。
JP2014002446U 2014-05-13 焼き二枚貝支持具 Expired - Lifetime JP3192041U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019042473A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 景松 唐 二枚貝用加熱調理器

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