JP3191911B2 - ガス配管漏洩検査装置 - Google Patents

ガス配管漏洩検査装置

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JP3191911B2
JP3191911B2 JP07256896A JP7256896A JP3191911B2 JP 3191911 B2 JP3191911 B2 JP 3191911B2 JP 07256896 A JP07256896 A JP 07256896A JP 7256896 A JP7256896 A JP 7256896A JP 3191911 B2 JP3191911 B2 JP 3191911B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガス配管漏洩検査装
置に係り、特に、大容量のガス配管の微少な漏れを使用
中のガスを遮断することなく検査できるガス配管漏洩検
査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置として、図15に示す
ようなものが知られている。同図において、ガス配管A
の途中に設けられたガス遮断弁などの遮断手段Bが、ガ
ス配管Aを通じて供給されるガス量が所定値以下になっ
たときガス配管Aを通じて供給されるガスを遮断する。
また、この遮断手段Bにより遮断されるガス配管Aと並
列のガスバイパス路Cの途中に設けられた流量検出手段
Dが、ガス配管Aを通じて供給されるガスの遮断後にガ
スバイパス路Cに流れるガス流量を計測する。
【0003】上記流量検出手段Dとしては、現在ガス計
量のために使用されている小型の膜式ガスメータが適用
され、その計量動作時の膜の往復動を回転動に変換する
機構により回転する回転軸にエンコーダ板を取り付け、
膜が1回往復する毎にエンコーダ板の回転に応じて回転
センサが例えば60個の流量パルスを発生するようにな
っている。流量検出手段Dが発生する流量パルスは漏洩
判定手段Eに入力され、漏洩判定手段Eは流量検出手段
Dから所定時間内に入力する流量パルスに基づいて遮断
手段Bの下流側に微少漏洩があるか否かの判定を行い、
ガス流量が微少漏洩ありを示す所定量以上のときに警報
手段Fに微少漏洩を警報させる。
【0004】上述のように、ガス使用量が所定値以下に
なったときにガス配管Aを通じて供給されるガスを遮断
手段Bが遮断して遮断手段Bと並列のガスバイパス路C
にガス流路を形成し、このガスバイパス路Cのガス流量
を監視することにより微少漏洩の有無を判断し、微少漏
洩ありのときは警報するようになっている。従って、、
大容量のガス配管でも、短い時間で検査を終了すること
ができ、その周囲温度に影響されることなく遮断手段B
の下流側のガス配管Aの漏洩検査を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、大容量のガス
配管には一般に、遮断手段Bの上流側において図示のよ
うにガス配管A′が分岐され、その先に他のガス消費機
器Gが接続されることが多い。このような構成の場合、
他の消費機器Gが運転されると、ガスの供給圧力が微少
ではあるが変動する。例えば、供給圧力3000mmH
2 Oに対して10〜20mmH2 O位の変動が生じる。
【0006】このような供給圧力の変動が生じると、遮
断手段Bの下流側にガスの使用や漏洩がなくても、流量
検出手段Dを構成している膜式ガスメータを通じて上流
から下流に、或いは下流から上流に微少なガスの流れが
発生し、この流れによって膜が動いて流量パルスが発生
されるようになる。このため、この圧力変動により発生
された流量パルスを漏洩判定手段Eが入力した場合に
は、これによって微少漏洩ありとの誤判定をする恐れが
あった。
【0007】よって本発明は、上述した従来の問題点に
鑑み、大容量のガス配管の微少な漏れの有無を、供給圧
力の変動などにより微少漏洩ありと誤判定することなく
検査できるようにしたガス配管漏洩検査装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成された請求項1に記載のガス配管漏洩検
査装置は、図1の基本構成図に示すように、ガス配管1
1の途中に設けられ前記ガス配管を通じてのガスの供給
を遮断する遮断手段13と、該遮断手段13によって遮
断された前記ガス配管と並列のガスバイパス路11aの
途中に設けられ前記遮断手段が前記ガス配管を遮断した
後に前記ガスバイパス路に流れるガス流量を計測する流
量検出手段100と、前記流量検出手段により計測した
ガス流量に基づいて微少漏洩の有無を検出する微少漏洩
検出手段28a−1とを備え、前記流量検出手段は、流
出ガスに応じた量のガスを流入し、これに伴って往復動
する隔膜を有する膜式ガスメータ15の前記隔膜の往復
動に応じてパルスを発生するパルス発生手段15a,1
5bと、該パルス発生手段が発生するパルスを計数する
計数手段PCとを有し、該計数手段により計数した値に
基づいてガス流量を計測するガス配管漏洩検査装置にお
いて、前記流量検出手段は、前記パルス発生手段が発生
するパルスを入力し、該入力したパルスの持続時間の長
短によってガス流によるパルスとそれ以外のパルスとを
識別し、ガス流以外によって発生したパルスを排除する
流量パルス識別手段28a−2を有し、該流量パルス識
別手段によって識別したパルスのみを前記計数手段に計
数させることを特徴としている。
【0009】以上の構成において、ガス配管11を遮断
手段13によって遮断したときガスバイパス路11aに
流れるガス流量に基づいて微少漏洩の有無を微少漏洩検
出手段28a−1によって検出するため、ガスバイパス
路のガス流量を計測する流量検出手段100が、流出ガ
スに応じた量のガスを流入し、これに伴って往復動する
隔膜を有する膜式ガスメータ15の前記隔膜の往復動に
応じてパルスを発生するパルス発生手段15a,15b
と、該パルス発生手段が発生するパルスを計数する計数
手段PCとを有する構成となっていて、供給圧力の変動
が生じると、膜式ガスメータを通じて上流から下流に、
或いは下流から上流に微少なガスの流れが発生し、この
流れによって膜が動いてパルス発生手段がパルスを発生
するようになる。しかし、流量パルス識別手段28a−
2が真のガス流によって発生されたパルスを識別し、ガ
ス流以外の圧力変動によって発生したパルスを排除し、
この識別したパルスのみを計数手段に計数させるように
なっている。従って、圧力変動により発生されたパルス
をも計数して求めたガス流量に基づいて微少漏洩ありと
の誤検出を行うことがなくなる。
【0010】
【0011】一般に、パルス発生手段15a,15b
が、膜式ガスメータ15に最大流量のガスが流れたとき
に発生する流量パルスの持続時間が最も短く、最大流量
以下の流量のときには長くなる。これに対し、圧力変動
によって膜式ガスメータ15に流れるガス流は、絶対量
は少ないが比較短い周期で上下方向に流れるため、この
流れによってパルス発生手段15a,15bが発生する
パルスの持続時間は、通常のガス流によるものに比べて
非常に短くなる。よって、流量パルス識別手段28a−
2が、パルスの持続時間の長短によってガス流によるパ
ルスとそれ以外のパルスとを識別することにより、ガス
流以外によって発生されるパルスの排除をより確実に行
うことができる。
【0012】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項3に記載のガス配管漏洩検査装置は、図1の
基本構成図に示すように、請求項2に記載のガス配管漏
洩検査装置において、前記流量パルス識別手段は、ガス
流によるパルスと識別したとき、その後最大流量時のパ
ルス周期に相当する時間内に発生されたパルスを無視す
ることを特徴としている。
【0013】一般に、パルス発生手段15a,15b
が、膜式ガスメータ15に最大流量のガスが流れたとき
に発生する流量パルスの周期が最も短く、最大流量以下
の流量のときには共に長くなる。これに対し、圧力変動
によって膜式ガスメータ15に流れるガス流は、絶対量
は少ないが比較短い周期で上下方向に流れるため、この
流れによってパルス発生手段15a,15bが発生する
パルスの周期は、通常のガス流によるものに比べて非常
に短くなる。よって、流量パルス識別手段28a−2が
ガス流によるパルスと識別したとき、その後一定時間内
に発生されるパルスは通常のガス流によるパルスでない
と無視することにより、全てのパルスの持続時間の長短
を判定することが必要なくなる。
【0014】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項3に記載のガス配管漏洩検査装置は、図1の
基本構成図に示すように、請求項1又は2に記載のガス
配管漏洩検査装置において、前記膜式ガスメータは、各
々がガス入口とガス出口を有する2つの部屋と、該2つ
の部屋を仕切る往復動自在の隔膜と、該隔膜の往復動に
応じて作動し前記部屋のガス入口及びガス出口の一方を
交互に塞ぎ、一方の部屋に流入したガスのガス圧によっ
て前記隔膜を他方の部屋側に移動させて他方の部屋内の
ガスを排出させる切換弁と、前記隔膜の往復動を回転動
に変換する往復−回転変換機構とを有し、前記パルス発
生手段が前記往復−回転変換機構によって得られる回転
動により駆動されパルスを発生することを特徴としてい
る。
【0015】上記構成において、膜式ガスメータが隔膜
と、切換弁と、往復−回転変換機構とを有し、往復−回
転機構によって得られる回転動により積算カウンタを駆
動してガスの積算使用量を表示する一般的なガスメータ
と同様の構造を有するので、往復−回転機構によって得
られる回転動により積算カウンタを駆動する代わりにパ
ルス発生手段を駆動させることによって既存のガスメー
タを流用することができる。
【0016】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項4に記載のガス配管漏洩検査装置は、図1の
基本構成図に示すように、請求項3に記載のガス配管漏
洩検査装置において、前記パルス発生手段が、前記往復
−回転変換機構によって得られる回転動により回転駆動
される回転軸に取り付けられたエンコーダ板15aと、
該エンコーダ板の回転に応じてパルスを出力する回転セ
ンサ15bとを有することを特徴としている。
【0017】上記構成において、パルス発生手段がエン
コーダ板15aと、回転センサ15bとを有し、エンコ
ーダ板が膜式ガスメータの往復−回転機構によって駆動
され、1回転当たりに多くのパルスを発生できるように
なっていて、ガス流によらない圧力変動によるパルスも
発生されやすくなっているのが、ガス流によらないパル
スを排除できるので、より微少なガス漏洩を誤りなく検
出することができる。
【0018】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項5に記載のガス配管漏洩検査装置は、図1の
基本構成図に示すように、請求項1〜4のいずれかに記
載のガス配管漏洩検査装置において、前記遮断手段が、
ガス配管の途中に設けられ手動操作により、予め設定し
た時刻に、或いは外部からの検査開始信号の入力によ
り、ガス配管を通じてのガスの供給を遮断させる電磁遮
断弁を有することを特徴としている。
【0019】上記構成において、ガス配管を遮断する遮
断手段が電磁遮断弁によって構成されているので、ガス
配管の途中に設けられ手動操作により、予め設定した時
刻に、或いは外部からの検査開始信号の入力により、必
要なときに遠隔からガスの供給を遮断して漏洩検査に入
ることができる。より、予め設定した時刻に、或いは外
部からの検査開始信号の入力により、必要なときに遠隔
からガスの供給を遮断して漏洩検査に入ることができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は集合住宅へのガス供給シス
テムに適用した本発明によるガス配管漏洩検査装置の一
実施の形態を示す図である。
【0021】同図において、集合住宅Hの各戸に設けら
れたガス元栓Cを経てガスメータMに至るガス配管11
の途中には、電気信号によって開閉される第1及び第2
の遮断弁12及び13が離間して取り付けられると共
に、第1及び第2の遮断弁12及び13の間に例えばオ
リフィスからなる圧損発生機構21が設けられている。
また、第1の遮断弁12及び圧損発生機構21間の圧力
と、圧損発生機構21及び第2の遮断弁13間の圧力と
は、これらの間に設けられた例えば半導体式圧力センサ
からなる第1及び第2の圧力センサ14a及び14bに
よりそれぞれ検知され、この検知圧力に応じた信号が発
生される。なお、圧力センサ14aは第1の遮断弁12
の2次側に、圧力センサ14bは第2の遮断弁13の1
次側にそれぞれ内蔵してもよい。
【0022】また、第2の遮断弁13には、入口が遮断
弁3の1次側に出口が2次側にそれぞれ連結されたガス
バイパス路としてのバイパスガス配管11aが並列に接
続され、このバイパスガス配管11aには小型膜式ガス
メータを適用して構成した微少流量センサ15が設けら
れている。この微少流量センサ15には第2の遮断弁1
3が開のときガスが流れず、第2の遮断弁13が閉した
ときのみガスが流れる。
【0023】上記第1及び第2の遮断弁12及び13、
圧力センサ14a、圧力センサ14b、微少流量センサ
15は一点破線のブロックで示すように流量検知ユニッ
ト17を構成し、信号線161 、162 、1631、16
32、164 をそれぞれ介して制御操作部18に接続され
ている。制御操作部18にはまた、漏洩検査を開始させ
るためのスタートスイッチ18a、警報表示をリセット
するためのリセットスイッチ18bの他に、「大漏れ表
示」、「微少漏洩表示」、「判定不能表示」、「微少漏
れ確認中表示」、「リトライ待ち表示」などの警報表示
を行うための警報ランプ18c1 〜18c5 が設けられ
ている。
【0024】制御操作部18はまた、自動通報装置20
及び図示しない電話交換局を更に介してガス会社の図示
しないセンタに接続されている。センタ側からは制御操
作部18内に設定される各種の設定データの他、任意時
点で漏洩検査を開始させる検査開始信号も伝送されてく
る。一方、異常の有り無しに応じて、制御操作部18側
からセンタへは自動通報装置20及び電話交換局を介し
て「大漏れ」、「微少漏洩」、「異常なし」の情報が伝
送される。なお、18fは制御操作部18、自動通報装
置20などの電源を得るためのAC100vコンセント
である。また、Gは他のガス消費機器であり、これは遮
断弁12の上流側において分岐されたガス配管11′の
先に接続されている。なお、自動通報装置20は制御操
作部18の一部分として内蔵することもできる。
【0025】上述のような微少漏洩を検出するためのガ
ス流量を検知する微少流量センサ15として使用される
小型膜式ガスメータは、一般に、各々がガス入口とガス
出口を有する2つの部屋と、該2つの部屋を仕切る往復
動自在の隔膜と、該隔膜の往復動に応じて作動し前記部
屋のガス入口及びガス出口の一方を交互に塞ぎ、一方の
部屋に流入したガスのガス圧によって前記隔膜を他方の
部屋側に移動させて他方の部屋内のガスを排出させる切
換弁と、前記隔膜の往復動を回転動に変換する往復−回
転変換機構とを有する。なお、ガス使用量を積算計量す
る通常の小型膜式ガスメータでは、前記往復−回転機構
によって得られる回転動により回転される回転軸を積算
カウンタに連結してガス使用量を積算カウンタの積算値
によって表示させるようになっている。
【0026】しかし、小型膜式ガスメータを微小流量セ
ンサ15として使用している本実施の形態では、往復−
回転機構によって得られる回転動により回転される図示
しない回転軸にはパルス発生手段としてのエンコーダが
連動される。エンコーダは、図3に示すように反射面1
5a1 と非反射面15a2 とを交互に形成したエンコー
ダ板15a(図には各8個となっているが、実際には各
60個形成される)と、このエンコーダ板15aと対向
して配置された発光素子15b1 と受光素子15b2
からなる光センサ15bとにより構成されている。
【0027】この微少流量センサ15は、エンコーダの
光センサ15bからの出力信号を処理して流量パルスを
出力する。微少流量センサ15が出力するパルスは、最
大流量Q1 のときの流量パルスの周期をT0 とすること
により、このパルスを入力する制御操作部18は、周期
0 よりも長い周期のパルスのときにはこれを流量パル
スと判定し、短い周期のパルスのときには圧力変動によ
る連続パルスと判定することができるので、この連続パ
ルスが入力されたときにはそのカウントを実施しないよ
うにすることができる。
【0028】例えばQ1 =100[l/h] とし、エンコー
ダが60パルス/回転、0.012 リットル/パルスとする
と、T0 =0.43秒、周波数f1 =2.3 Hzとなる。隔膜
の1往復で0.72リットルのガスを供給できる小型膜式ガ
スメータを使用することで、エンコーダ板15aを1回
転させることで60個のパルスを発生させ、1パルス当
り0.012 リットルの漏れ量を判別でき、従って1分間に
所定個K1 以下でかつ所定個K2 以上の微少流量パルス
をカウントしたときに微少漏れありとすることができ
る。
【0029】図4は本発明によるガス配管漏洩検査装置
の回路構成を示し、制御操作部18に内蔵され予め定め
られたプログラムにより動作するマイクロコンピュータ
からなる制御器28を有し、制御器28は上記プログラ
ムにより動作する中央処理装置(CPU)28a、上記
プログラムなどを格納したROM28b、各種のデータ
を格納するエリアやワークエリアを有するRAM28
c、実時間を計時する時計28dとを内蔵すると共に、
入力ポートI1 〜I6 、I31及び出力ポートO1
12、O31を有している。
【0030】制御器28は、その入力ポートI1 及びI
2 にA/D変換器14a1 及び14b1 を介して圧力セ
ンサ14a及び14bがそれぞれ接続されてA/D変換
された圧力信号が入力される。制御器28は、入力ポー
トI3 に微少流量センサ15がインタフェース回路15
1 を介して接続され、かつ出力ポートO31がインタフェ
ース回路151 に接続されて入力ポートI3 に流量パル
ス信号が入力される。A/D変換器14a1 及び14b
1 は出力ポートO1 及びO2 からのサンプリング信号に
よって圧力センサ14a及び14bからのアナログ信号
をデジタル信号に変換する。また、制御器28は、その
出力ポートO3 及びO4 にそれぞれ接続された第1及び
第2の遮断弁12及び13に対して遮断信号を出力す
る。
【0031】上記インタフェース回路151 は、プログ
ラムによって動作する制御器28のCPU28aと協働
し、微少流量センサ15が発生するパルス中の真にガス
流によって発生した流量パルスのみを識別し、ガス流以
外の圧力変動によって発生したパルスを排除する流量パ
ルス識別手段を構成し、その具体例を図5を参照して以
下説明する。
【0032】図5において、インタフェース回路151
はタイマ回路1511、NANDゲート回路1512及び時
定数回路1513を有する。タイマ回路1511は例えばワ
ンショットマルチバイブレータによって構成され、その
トリガ入力に、ガス流に応じた周期のパルスを出力する
微少流量センサ15の出力が接続され、そのリセット入
力に制御器28の出力ポートO31が接続されている。タ
イマ回路1511はそのトリガによって常時Hレベルにあ
る出力を一定時間T01(上記周期T0 よりも若干短い時
間)の間Lレベルとすることによって時間信号を出力す
る。タイマ回路1511の出力は、逆流阻止手段としての
ダイオードDを介してNANDゲート回路1512の一方
の入力に接続されている。このNANDゲート回路15
12の一方の入力にはまた、アースとの間にそれぞれ接続
された抵抗R及びコンデンサCによって構成された時定
数回路1513が接続され、他方の入力には微少流量セン
サ15の出力が直接接続されている。
【0033】以上の構成において、今、微少流量センサ
15がガス流による流量パルスとガス圧力の変動によっ
て発生するパルスとが混在した図6(a)に示すような
パルス列を出力したとする。微少流量センサ15からの
パルスによってトリガされていない時点においてはイン
タフェース回路151 のタイマ回路1511の出力は図6
(b)に示すようにHレベルにあるので、時定数回路1
13のコンデンサCはダイオードDを介して充電され、
NANDゲート回路1512の一方の入力はHレベルにあ
る。このような状態において、時点t1において流量パ
ルスが立ち上がると、NANDゲート回路1512の他方
の入力もHレベルになってNANDゲート回路151
出力が図6(c)に示すようにLレベルになる。また、
時点t1において流量パルスが立ち上がると、タイマ回
路1511がこの立ち上がりによってトリガされて、それ
までHレベルにあったタイマ回路1511の出力がLレベ
ルになる。タイマ回路1511がLレベルになると、それ
までタイマ回路1511の出力によってHレベルに充電さ
れていた時定数回路1513のコンデンサCが抵抗Rを介
して放電し始め、その充電電圧がCRによって決定され
る時定数で徐々に低下するようになる。
【0034】コンデンサCの充電電圧がNANDゲート
回路1512によってHレベルと認識できないレベルH0
以下に低下したときには、その時点t2において流量パ
ルスが立ち下がっていなくてもNANDゲート回路15
12の出力がHレベルになる。時点t2及びt1の間の時
間差Δtは最大流量のときに上記周期T0 で発生される
流量パルスの持続時間ΔTにほぼ等しくなるように設定
される。従って、流量パルスが入力されたときには、N
ANDゲート回路1512の出力は時間Δtの間Lレベル
を持続した後LからHレベルに立ち上がるようになる。
なお、タイマ回路1511は一度トリガされると、リセッ
トされない限り、その出力が上記一定時間T01の間Lレ
ベルに保たれるので、図6(a)に示されるようにこの
期間内の時点t3及びt4においてNANDゲート回路
1512の他方の入力にパルスが入力されても、その出力
はHレベルに保持される。
【0035】これに対し、図6(a)に示すように、時
点t5において、ガス流によらないガス圧力の変動によ
って発生するパルスと流量以外のパルスが立ち上がる
と、流量パルスの場合と同様に、NANDゲート回路1
12の他方の入力もHレベルになってNANDゲート回
路151 の出力が図6(c)に示すようにLレベルにな
ると共に、タイマ回路1511がこの立ち上がりによって
トリガされて、それまでHレベルにあったタイマ回路1
11の出力がLレベルになり、これに応じてそれまでタ
イマ回路1511の出力によってHレベルに充電されてい
たコンデンサCが放電し始めてその充電電圧が徐々に低
下するようになる。流量パルス以外のパルスの場合、そ
の持続時間ΔT1は流量パルスのΔTに比べて短く、充
電電圧がレベルH0 以下に低下する以前の時点t6にお
いて立ち下がってしまう。従って、NANDゲート回路
1512の出力は時間ΔT1の間Lレベルを持続した後L
からHレベルに立ち上がるようになる。
【0036】なお、NANDゲート回路1512の出力を
入力ポートI3 に入力する制御器28のCPU28a
は、入力ポートI3 がHからLレベルに立ち下がること
に応じて入力割込処理を開始し、流量パルスとそれ以外
のパルスとの判別を行うために上記時間Δtより小さく
ΔT1より大きな時間ΔT0(すなわち、Δt>ΔT0
>ΔT1)の計時を行う計時タイマT0を起動し、この
時間ΔT0を計時し終わる前に入力ポートI3 がLから
Hレベルに立ち上がると、出力ポートO31にリセット
信号を出力してタイマ回路1511をリセットさせること
で割込処理を終了するようになっている。従って、NA
NDゲート回路1512の出力が時間ΔT1の間しかLレ
ベルを持続しない上述の例の場合、時点t6の直後の時
点t7においてタイマ回路1511がリセットされてその
出力がHレベルにされる。このことによって時定数回路
1513のコンデンサCが瞬時に充電されて、NANDゲ
ート回路1512の一方の入力が図6(b)に示すように
Hレベルになる。これに対し、時間ΔT0を計時し終わ
る前に入力ポートI3 がLからHレベルに立ち上がらな
いときには、時間ΔT0を計時し終わった時点で微少流
量パルスカウンタPCの計数値をインクリメントするこ
とで割込処理を終了するようになっている。
【0037】以上説明したように、微少流量センサ15
からのパルスによってタイマ回路1511がトリガされる
と、その出力によってNANDゲート回路1512が直ち
に閉じられず、時定数回路1513の作用によって最も長
くても一定時間ΔT0後には閉じられるようになる。従
って、一定時間ΔT0が経過するまでの間にNANDゲ
ート回路1512の他方の入力に入力されるパルスは、N
ANDゲート回路15 12を通じて制御器28の入力ポー
トI3 に入力されるが、そのパルスに続いて一定時間T
01以内に入力されるパルスはNANDゲート回路1512
を通じて制御器28の入力ポートI3 に入力されること
が阻止される。一方、制御器28は、一般に流量パルス
の持続時間に比べて圧力変動などによって発生されるパ
ルスの持続時間が短いという点に着目し、NANDゲー
ト回路1512を通じてその入力ポートI3 に入力された
パルスの持続時間により流量パルスであるか又はそれ以
外のパルスであるかを判断し、持続時間が短く流量パル
ス以外のパルスであると判断したときには、その時点で
タイマ回路1511をリセットするようになっている。従
って、流量パルス以外のパルスの入力に続いて一定時間
01以内に流量パルスが発生したときには、この流量パ
ルスを入力することができるようになっている。
【0038】また、制御器28はその入力ポートI4
びI5 にスタートスイッチ18a及びリセットスイッチ
18bがそれぞれ接続されてこれらのスイッチの操作信
号が入力され、また入力ポートI6 に自動通報装置20
からの上述した大漏れ判定量、配管容積、ガス比重など
の設定データの他、任意時点で漏洩検査を開始させる検
査開始信号を受信する受信用インタフェース(I/F)
18fが接続されている。また、制御器28はその出力
ポートO5 〜O9 にそれぞれ接続された警報ランプ18
1 〜18c5 に警報信号を出力する。
【0039】更に、制御器28はその出力ポートO11
12に自動通報装置20を介してセンタへ「大漏れ」、
「微少漏洩」、「異常なし」の情報を送出するための大
漏れ接点出力18g、微少漏洩接点出力18h、異常な
し接点出力18iが接続されている。
【0040】以上の構成において、制御器28は、第1
及び第2の遮断弁12及び13と圧損発生機構21と間
の圧力センサ14a及び14bから信号線1631及び1
32を介して圧力信号を例えば1分の一定時間T毎に入
力し、この圧力信号により圧損発生機構21の上流側及
び下流側でそれぞれ測定した圧力PU 及びPL の差であ
る圧損(PU −PL )が予め定めた値H以上となったか
どうかを常時監視し、H以上となったときに大漏れが発
生していると判断する。
【0041】ここで、一般にオリフィスの圧損Hは、H
=d×〔Q/(K×D2 )〕2 で表され、Qは流量、d
は比重、Dは既知のオリフィスの直径、Kは既知の定数
である。そこで、Qとして大漏れ量、dとしてガス比重
を設定することにより、大漏れ時のオリフィスの圧損が
計算できる。
【0042】従って、制御器28のCPU28aは、
(スタートスイッチ18aのオン操作により、時計28
dの時刻により1日の予め定めた検査時刻において、或
いはセンタからの検査開始信号の受信に応じて)検査の
開始が指示されない通常状態において、例えば1分毎に
第1及び第2の圧力センサ14a及び14bによりそれ
ぞれ検知した圧力の差が所定値H以上であるかどうかを
判定し、所定値H以上になったことを判定すると大漏れ
が発生していると判断し、警報ランプ18cを点灯して
「大漏れ表示」を行うと共に、大漏れ接点出力18gを
オンさせ、かつ大量ガス漏れを停止させるため第1の遮
断弁12を弁閉してガス供給を遮断させる。
【0043】また、スタートスイッチ18aのオンによ
り、時計28dの時刻により1日の予め定めた検査時刻
(例えばガス使用量が少なくなる深夜の時刻)におい
て、或いはセンタからの検査開始信号の受信に応じて検
査の開始が指示されると、制御器28のCPU28aは
その時点から一定時間T3 毎に上述したと同様のことを
1日にS1 回判定して大漏れが発生しているかどうかを
判断する。大漏れが発生していると判断したときには、
操作部18の警報ランプ18c1 を点灯して「大漏れ表
示」を行わせると共に、大漏れ接点出力18gをオンさ
せ、かつ大量ガス漏れを停止させるため第1の遮断弁1
2を閉してガス供給を遮断させる。
【0044】上記圧力PU 及びPL の差である圧損(P
U −PL )が予め定めた値H以下のときには、次に圧損
(PU −PL )が予め定めた所定値H1 、例えば5mm
2O以上であるかどうかを判断し、この判断の結果、
圧損(PU −PL )が5mmH2 O以上であるときには
ガス使用中であると判断する。そして、圧損(PU −P
L )が5mmH2 O以下のときには微少ガス漏れ確認動
作に入り、警報ランプ18c4 を点灯して「微少漏れ確
認中表示」を行わせる共に、第2の遮断弁13を弁閉さ
せてガスを微少流量センサ15を構成する小型膜式ガス
メータを通じてのみ流すようにする。
【0045】その後、一定の微少漏れ計測時間T1 の間
微少流量パルスカウンタPCが微少流量パルスを計数
し、この一定時間T1 内における微少流量パルスカウン
タPCの計数値が予め定めた値K1 以上であるかどうか
によりガス使用中であるかどうかを再度判定し、この判
定によってガス使用中であるときには第2の遮断弁13
を弁開すると共に、1日のリトライ回数を計数するリト
ライカウンタCYC1をインクリメントし、このリトラ
イカウンタCYC1の計数値が予め定めた1日の検査回
数S1 以上になっているかどうかを判断する。一定値S
1 以上になっていないときには、警報ランプ18c5
点灯して「リトライ待ち表示」を行わせる。そして、予
め定めたリトライ待ち時間T3 の経過を待ち、時間が経
過したところで上述した圧力PU 及びPL の測定からの
動作を再度行う。
【0046】上記リトライカウンタCYC1の計数値が
予め定めた1日の検査回数S1 以上になっているときに
は、このカウンタCYC1の計数値をクリアしてから判
定不能カウンタCYC2をインクリメントし、このカウ
ンタCYC2の計数値が予め定めた判定不能回数S2
上であるかどうか判断する。この判定不能回数が所定値
2 以上になっていないときにはそのまま動作を停止
し、所定値S2 以上になっているときには警報ランプ1
8c3 を点灯して「判定不能表示」を行わせると共に、
判定不能カウンタCYC2をクリアしてから動作を終了
する。
【0047】ガス使用中であると判定するほどに微少流
量パルスカウンタPCの計数値が大きくなっていないと
きには、入力ポートI3 にパルス入力があるかどうかを
更に監視し、パルス入力があるときには、このパルスを
流量パルスとして計数すべきかどうかを判断し、計数す
べきもののときには微少流量パルスカウンタPCの計数
値をインクリメントし、計数すべきでないときにはこれ
を無視する。
【0048】また、上記一定時間T1 が経過した時点で
の微少流量パルスカウンタPCの計数値が予め定めた値
2 (<K1 )以下であるかどうかにより誤差の範囲内
であるかどうかを判断し、以下でなく微少漏れありのと
きには微少漏れカウンタCNTの計数値をインクリメン
トし、この計数値が所定の微少漏れ検出回数S3 以上で
あるかどうかを判定し、計数値が微少漏れ検出回数S3
以上であるときには操作部18の警報ランプ18c2
点灯して「微少漏洩表示」を行わせる。その後判定不能
カウンタCYC2、微少漏れカウンタCNT、リトライ
カウンタCYC1の計数値をクリアしてから第2の遮断
弁13を弁開してから動作を停止する。なお、微少漏れ
カウンタCNTの計数値が微少漏れ検出回数S3 以上で
ないときにはリトライカウンタCYC1の計数値をクリ
アしてから第2の遮断弁13を弁開し動作を停止する。
【0049】更に、上記一定の微少漏れ計測時間T1
経過した時点での微少流量パルスカウンタPCの計数値
が予め定めた値K2 以下で誤差の範囲内であり、微少漏
れなしのときには、判定不能カウンタCYC2、微少漏
れカウンタCNT、リトライカウンタCYC1の計数値
をクリアし第2の遮断弁13を弁開してから動作を停止
する。
【0050】上記微少流量パルスカウンタPCが入力ポ
ートI3 にパルス入力があるとき、このパルスを流量パ
ルスとして計数すべきかどうかを判断することにより、
圧力変動によって微少流量センサ15が発生した可能性
のあるパルスをカウントし、このことによって誤って微
少漏れと判断する誤動作を防止することができるように
なる。
【0051】上述の検査は極力ガスを使用していない時
間帯を選んで行うが、万一使用している人がいても使用
中と判断して第2の遮断弁13を弁開しているので、誤
って火を消してしまうことがない。
【0052】以上概略説明した動作の詳細を、制御器2
8のCPU28aが予め定めたプログラムに従って行う
仕事を示す図7乃至図12のフローチャートを参照して
以下説明するが、その前に、RAM28cのワークエリ
アの構成を図13及び図14について説明する。
【0053】RAM28cのワークエリアには、図13
に示すように、圧力センサ14a及び14bの出力信号
によりセンサの異常を判定するための圧力値P1を格納
するP1データ格納エリア28c01、正常時のガス圧力
の所定値P2を格納するP2データ格納エリア28
02、正常ガス圧力の上下限を定めるために使用する所
定値PN を格納するPN データ格納エリア28c03、大
漏れ量からの計算値である大漏れ時の差圧Hを格納する
Hデータ格納エリア28c1 、ガス使用中を判定する際
の差圧H1 を格納するH1 データ格納エリア28c2
通常時の圧力計測周期Tを格納するTデータ格納エリア
28c3 、微少漏れ計測時間T1 を格納するT1 データ
格納エリア28c4 、微少漏れ検査の結果使用中のとき
に再度検査を再開するためのリトライ待ち時間T3 を格
納するT3 データ格納エリア28c5、ガス使用中を判
定するガス使用中のガス流量に相当するパルス数K1
格納するK1 データ格納エリア28c6 、誤差パルス数
2 を格納するK2 データ格納エリア28c7 、流量パ
ルスとそれ以外のパルスとを判別する際に使用する時間
ΔT0を格納するΔT0データ格納エリア28c8 、1
日の検査回数S1 を格納するS1 データ格納エリア28
9 、判定不能回数S2 を格納するS2 データ格納エリ
ア28c10、微少漏れ検出回数S3 を格納するS3 デー
タ格納エリア28c11が形成され、以上のエリアには予
め定められた定数が格納されている。
【0054】RAM28cのワークエリアにはまた、図
14に示すように、制御器28の入力ポートI3 が立ち
下がったときに開始される入力割込処理の実行するかど
うかを判断するための割込処理フラグFを構成するエリ
ア28c21、流量パルスとそれ以外のパルスとを判別す
る際の時間ΔT0を計時する計時タイマT0を構成する
エリア28c22、通常時の差圧検査周期時間Tを計時す
る周期タイマを構成するエリア28c23、微少流量パル
スの計数時間T1を計時する計数タイマT1を構成する
エリア28c24、再度検査を開始するまでの時間T3
計時するリトライタイマT3を構成するエリア28
26、微少流量パルスを計数する微少流量パルスカウン
タPCを構成するエリア28c27、微少漏れがないとき
再度検査を行った回数を計数するリトライカウンタCY
C1を構成するエリア28c28、判定不能回数を計数す
る判定不能カウンタCYC2を構成するエリア28
29、微少漏れ検出回数を計数する微少漏れ検出カウン
タCNTを構成するエリア28c30が形成され、以上の
エリア内のデータは随時書き換えられる。
【0055】制御器28のCPU28aは電源投入によ
り図7に示す通常動作を開始し、その最初のステップS
1において初期設定を行う。この初期設定においては、
ROM28bに予め格納されている各種のデータをRA
Mの所定のエリアに格納するなどの処理を行う。その後
ステップS2に進み、ここでエリア28c23に構成され
る周期タイマの計時時間によりエリア28c3 に格納し
た例えば1分の一定時間Tが経過するのを待つ。一定時
間Tが経過するとステップS3に進んで圧力センサ14
aからの圧力信号をA/D変換することによりオリフィ
スからなる圧損発生機構21の上流側の圧力PU を測定
する。その後ステップS4に進んで圧力PU がエリア2
8c01に格納した例えば500mmH2 Oの一定圧力P
1未満であるか否かを判定し、このステップS4の判定
がYESのときにはステップS5に進む。
【0056】ステップS5においては圧力センサ14a
の異常表示を行ってからステップS6に進んで第1の遮
断弁12を弁閉してその状態にロックし処理を終了す
る。ステップS5において行った異常表示及びステップ
S6において行った第1の遮断弁12のロック状態はリ
セットスイッチ18bがオン操作されるまで保持され、
この保持状態がリセットスイッチ18bのオン操作によ
って解除されると上記ステップS1からの動作が再開さ
れる。
【0057】上記ステップS4の判定がN0のときには
ステップS7に進み、圧力PU がエリア28c02及び2
8c03にそれぞれ格納した例えば3000mmH2 Oの
2データ及びPN データに基づく(P2−PN )〜
(P2+PN )の範囲内にあるか否かを判定する。この
ステップS7の判定がN0のときにはステップS8に進
んで異常表示を行い、その後ステップS9に進んで第1
の遮断弁12を弁閉してその状態にロックし処理を終了
する。ステップS8において行った異常表示及びステッ
プS9において行った第1の遮断弁12のロック状態は
リセットスイッチ18bがオン操作されるまで保持さ
れ、この保持状態がリセットスイッチ18bオン操作に
よって解除されると上記ステップS1からの動作が再開
される。
【0058】上記ステップS7の判定がYESのときに
はステップS10に進み、圧力センサ14bからの圧力
信号をA/D変換することによりオリフィスからなる圧
損発生機構21の下流側の圧力PL を測定する。その後
ステップS11に進んで圧力PL が例えば500mmH
2 Oの一定圧力P1未満であるか否かを判定し、このス
テップS11の判定がYESのときにはステップS12
に進む。ステップS12においては圧力センサ14bの
異常表示を行ってからステップS13に進んで第1の遮
断弁12を弁閉してその状態にロックし処理を終了す
る。ステップS12において行った異常表示及びステッ
プS13において行った第1の遮断弁12のロック状態
はリセットスイッチ18bがオン操作されるまで保持さ
れ、この保持状態がリセットスイッチ18bのオン操作
によって解除されると上記ステップS1からの動作が再
開される。
【0059】上記ステップS11の判定がN0のときに
はステップS14に進み、ここで上記ステップS3で測
定した圧力PU と上記ステップS10で測定した圧力P
L との差圧、すなわち、圧損発生機構21において発生
している圧損がHデータ格納エリア28c1 に格納され
ている所定値H以上であるか否かを判定する。ステップ
S14の判定がYESのとき、すなわち、圧力PU と圧
力PL との差圧が所定値H以上に大きいときには、通常
のガス使用状態では流れない大量のガスが圧損発生機構
21を通じて流れ、下流側において大量のガス漏れが生
じていると判断して、ステップS15に進んで制御器2
8において大漏れ表示を行わせると共に大漏れ接点出力
をオンさせる。続いてステップS16に進み、ここで第
1の遮断弁12を弁閉してその状態にロックする。この
ことによってガス配管11を通じてのガス供給が遮断さ
れ、それ以上の大量のガス漏れが停止される。
【0060】なお、ステップS15において行った異常
表示及びステップS16において行った第1の遮断弁1
2のロック状態はリセットスイッチ18bがオン操作さ
れるまで保持され、この保持状態がリセットスイッチ1
8bのオン操作によって解除されると上記ステップS1
からの動作が再開される。また、ステップS14の判定
がΝOのときには上記ステップS2に戻って上述のステ
ップを繰り返す。
【0061】図7の上記ステップS2〜S14の処理を
繰り返している過程において、スタートスイッチ18a
のオンにより、又は予め設定してあるスタート時刻で、
或いはセンタ20からの検査開始信号の受信に応じて起
動が行われる。起動がかかると、図8のフローチャート
の動作が開始し、まずステップS21においてエリア2
8c28に構成されているリトライカウンタCYC1をク
リアし、次のステップS22において圧力センサ14a
からの圧力信号をA/D変換することにより圧力PU
測定する。その後ステップS23に進んで圧力PU が例
えば500mmH2 Oの一定圧力P1未満であるか否か
を判定し、このステップS23の判定がYESのときに
は図7の上記ステップS8に進む。
【0062】上記ステップS23の判定がN0のときに
はステップS24に進み、ここで圧力PU が(P2−P
N )〜(P2+PN )の範囲内にあるか否かを判定す
る。このステップS24の判定がN0のときには上記ス
テップS8に進む。上記ステップS24の判定がYES
のときにはステップS25に進み、圧力センサ14bか
らの圧力信号をA/D変換することによりオリフィスか
らなる圧損発生機構21の下流側の圧力PL を測定す
る。その後ステップS26に進んで圧力PU と圧力PL
との差圧、すなわち、圧損発生機構21において発生し
ている圧損がHデータ格納エリア28c1 に格納されて
いる所定値H以上であるか否かを判定し、この判定がY
ESのとき、すなわち、圧力PU と圧力PL との差圧が
所定値H以上に大きいときには、図7の上記ステップS
15に進んで制御器28において大漏れ表示を行わせる
と共に大漏れ接点出力をオンさせる。
【0063】上記ステップS26の判定がΝOのときに
はステップS27に進んで圧力PUと圧力PL との差圧
がH1 データ格納エリア28c2 に格納されている例え
ば5mmH2 Oの所定値H1 以上であるか否かを判定す
る。このステップS27の判定がΝOのとき、すなわ
ち、圧力PU と圧力PL との差圧が所定値H1 以上に大
きくないときには後述する図9のステップS31に進
み、ステップS27の判定がYESのとき、すなわち、
圧力PU と圧力PL との差圧が所定値H1 以上に大きい
ときには後述する図10のステップS41に進む。
【0064】図9の上記ステップS31においては、エ
リア28c27に構成されている微少流量パルスカウンタ
PCをクリアしてからステップS32に進んで制御器2
8において微少漏れ確認中表示を行わせると共にエリア
28c21に構成されている割込処理フラグFを1にす
る。続いてステップS33に進み、ここで第2の遮断弁
3を弁閉してバイパスガス配管11aに設けられた微少
流量センサ15にのみガスが流れるようにする。
【0065】その後ステップS34に進み、ここで微少
流量パルスの計数時間を計時するエリア28c24に構成
されている計数タイマT1がエリア28c4 に格納した
所定値T1 以上になったか否かを判定する。ステップS
34の判定がΝOのとき、すなわち、微少流量パルスの
計数時間T1 を越えていないときにはステップS35に
進んで微少流量パルスカウンタPCの計数値がガス使用
中判定パルス数であるエリア28c6 に格納した所定値
1 以上であるか否かを判定する。このステップS35
の判定がΝOのときには上記ステップS34に戻って計
数タイマT1が所定値T1 以上になったか否かを再度判
定する。ステップS34及びS35はこれらのいずれか
の判定がYESとなるまで継続される。今ステップS3
4の判定がYESになると、すなわち、微少流量パルス
の計数時間を計時する計数タイマT1が所定値T1 以上
になっているときにはステップS34aに進んで割込処
理フラグFを0にしてからステップS36に進む。
【0066】上記ステップS36においては、微少流量
パルスカウンタPCの計数値がエリア28c7 に格納さ
れた誤差パルス数K2 以下であるか否かを判定し、この
ステップS36の判定がYESのときには後述する図1
1のステップS54に進み、このステップS36の判定
がΝOのときには微少漏れありとして後述する図11の
ステップS51に進む。また、ステップS35の判定が
YESになると、すなわち、微少流量パルスカウンタP
Cの計数値が使用中判定パルス数である所定値K1 以上
であるときには、ガス使用中であると判断してステップ
S37に進んで第2の遮断弁13を開し、ガスの使用に
障害をきたさないようにしてから後述する図10のステ
ップS41に進む。
【0067】図10の上記ステップS41においてはエ
リア28c28に構成されているリトライカウンタCYC
1をインクリメントしてからステップS42に進む。ス
テップS42においてはリトライカウンタCYC1の値
がエリア28c9 に格納されている1日の検査回数S1
以上であるか否かを判定し、この判定がΝOのときには
ステップS43に進んで制御器28においてリトライ待
ち表示を行わせる。続いてステップS44に進み、ここ
でエリア28c26に構成されているリトライタイマT3
の値がエリア28cに格納されているリトライ待ち時間
3 以上になるのを待って図8の上記ステップS22に
戻り、上記ステップS22からの処理を繰り返す。
【0068】上記ステップS42の判定がYESのと
き、すなわち、リトライカウンタCYC1の値がエリア
28c9 に格納されている1日の検査回数S1 以上であ
るときには、ステップS45に進んでリトライカウンタ
CYC1をクリアしてからステップS46に進んでエリ
ア28c29に構成されている判定不能カウンタCYC2
をインクリメントする。その後ステップS47に進んで
判定不能カウンタCYC2の値がエリア28c10に格納
されている判定不能回数S2 以上であるか否かを判定
し、このステップS47の判定がΝOのとき、すなわ
ち、判定不能カウンタCYC2の値が判定不能回数S2
以下のときには、には処理を終了する。また、ステップ
S47の判定がYESのときにはステップS48に進ん
で制御器28に判定不能表示を行わせ、次のステップS
49において判定不能カウンタCYC2をクリアしてか
ら処理を終了する。上記処理を終了した状態はリセット
スイッチ18bのオン操作によって解除され、解除され
ると図7の上記ステップS1からの動作が再開される。
【0069】図11の上記ステップS51においてはエ
リア28c30に構成されている微少漏れ検出カウンタC
NTをインクリメントしてからステップS52に進む。
ステップS52においては微少漏れ検出カウンタCNT
の値がエリア28c11に格納されている微少漏れ検出回
数S3 以上であるか否かを判定し、この判定がYESの
ときにはステップS53に進んで制御器28において微
少漏洩表示を行わせると共に、微少漏洩接点出力をオン
させる。そして、ステップS54に進んで判定不能カウ
ンタCYC2を、ステップS55に進んで微少漏れ検出
カウンタCNTを、そしてステップS56に進んでリト
ライカウンタCYC1をそれぞれクリアしてからステッ
プS57に進み、ここで第2の遮断弁13を弁開してか
ら処理を終了する。この終了状態はリセットスイッチ1
8bのオン操作によって解除され、解除されると図7の
上記ステップS1からの動作が再開される。
【0070】なお、上記ステップS52の判定がΝOの
とき、すなわち、微少漏れ検出カウンタCNTの値がエ
リア28c11に格納されている微少漏れ検出回数S3
上でないときにはステップS53〜S55を飛ばしてス
テップS56に進んでリトライカウンタCYC1をクリ
アしてからステップS57に進み、ここで第2の遮断弁
13を弁開してから処理を終了する。
【0071】図7〜図11のフローチャートの処理を行
っている過程で制御器28の入力ポートI3 が立ち下が
ると、CPU28aは図12のフローチャートの入力割
込処理を開始し、その最初のステップS61において割
込処理フラグFが1であるか否かを判定し、このステッ
プS61の判定がN0のときには何の処理も行わずに元
の処理の戻る。これに対し、ステップS61の判定がY
ESのときにはステップS62に進んでΔT0タイマを
起動してからステップS63に進み、ここでΔT0タイ
マの起動から時間ΔT0が経過したか否かを判定する。
ステップS63の判定がN0のときにはステップS64
に進んで入力ポートI3 がLからHレベルに変化したか
否かを判定し、このステップS64の判定がN0のとき
には上記ステップS63に戻る。ステップS63の判定
がYESのときにはステップS64に進んでリセット信
号を出力ポートO31に出力してから元の処理に戻る。出
力ポートOから出力されたリセット信号は、タイマ回路
1511をリセットさせる。なお、上記ステップS62の
判定がYESのときにはステップS65に進んで微少流
量パルスカウンタPCをインクリメントしてから元の処
理に戻る。
【0072】以上説明した実施の形態の説明から明らか
なように、図1の基本構成図に示した流量検出手段10
0は、膜式ガスメータ15の隔膜の往復動に応じてパル
スを発生するパルス発生手段としてのエンコーダと、計
数手段としての微少流量パルスカウンタPCと、図12
のフローチャートの所定の処理を行うCPU28aによ
り構成される流量パルス識別手段28a−2とにより構
成されている。また、微少漏洩検出手段28a−1は、
図9及び図11のフローチャートの所定の処理を行うC
PU28aにより構成されている。
【0073】そして、図7〜図12のフローチャートを
参照して説明したように、本実施の形態によれば、圧損
発生機構21において発生する圧損の大きさを一定時間
毎に監視し、所定値H以上に大きくなったきには下流側
に大漏れが発生しているとして自動的にガス配管11の
途中に設けた第1の遮断弁12を閉にロックしてガス配
管11を通じてのガス供給を遮断するので、大量ガス漏
れによって事故が生じることを防いでいる。
【0074】また、手動操作により、又はガス使用がな
いと予想される予め定めた一定時刻に、或いは電話回線
などの通信回線を通じての遠隔からの指令によって、微
少漏れ確認動作が開始され、圧損発生機構21において
発生する圧損の大きさによりガス使用中でないことを確
認した上で、第2の遮断弁13を閉して微少流量センサ
15にのみガスが流れるようにする。その後、微少流量
センサ15が発生するパルスを一定時間T1 の間にイン
タフェース回路151 を介して入力ポートI3に入力す
る。このとき、パルス微少流量センサ15からのパルス
がガス流に基づくものであるとき、その持続時間がそれ
以外の圧力変動によって発生されたものに比べて長いこ
とに着目して、入力ポートI3 に入力したパルスの持続
時間がガス流に基づくパルスと識別できる程度に長いと
きのみ、微少流量パルスカウンタPCによりその計数を
行い、そうでないときにはそのパルスの計数を行わない
ようにしている。また、ガス流によるパルスと識別した
ときには、最大流量のときのパルス周期に相当する時間
の間その後に続くパルスを阻止することによって、入力
ポートI3 に余計なパルスが入力されないようにして、
余計なパルスが入力されたときに行わなければならない
上記入力割り込み処理を省略している。
【0075】よって、この入力割込処理の省略を行わな
くてもよいときには、インタフェース回路151 を省略
し、微少流量センサ15が発生するパルスの全てを入力
ポートI3 に入力し、この入力したパルスの持続時間の
みでガス流によるパルスとそれ以外のパルスとを識別す
るようにしてもよく、この場合には、図12のフローチ
ャート中のステップS64は必要なくなる。
【0076】いずれの場合にも、圧力変動に伴って微少
流量センサ15にガスが流れて発生されるパルスが微少
流量パルスカウンタPCによって誤って計数され、その
誤った計数値によって微少漏れが生じていると誤判断さ
れることが防止される。
【0077】上述のように一度起動された微少漏れ確認
動作は、所定のリトライ回数S1 繰り返され、この間に
微少漏れを検出すると微少漏れ検出回数をインクリメン
トし、この回数が所定値S3 以上になったところで微少
漏洩表示によって警報を発するとともに、外部にその旨
の信号を出力する。また、ガス使用中のときには、ガス
使用に支障をきたさないように第2の遮断弁13を開
し、このことがリトライ回数S1 繰り返してもガス使用
中の状態が続く場合には、判定不能であると判断してそ
の回数を計数し、この計数が所定数S2 以上になると判
定不能であることを判定不能表示によって警報するよう
になっている。
【0078】また、微少流量パルスカウンタPCの計数
値が所定値K1 より小さく所定値K 2 より大きいとき、
すなわち、微少漏れの疑いがあると判定されたときにイ
ンクリメントされる微少漏れ検出カウンタCNTは、微
少流量パルスカウンタPCの計数値が所定値K2 より小
さくなって微少漏れなしと判定されたときにクリアされ
るようになっているので、微少流量パルスカウンタPC
の計数値が所定値K1より小さく所定値K2 より大きい
状態がS3 回連続して発生しない限り微少漏洩表示が行
われないので、この点からも誤動作が防止される。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、真
のガス流によって発生されたパルスを識別し、ガス流以
外の圧力変動によって発生したパルスを排除し、この識
別したパルスのみを計数手段に計数させるようになって
いるので、圧力変動により発生されたパルスをも計数し
て求めたガス流量に基づいて微少漏洩ありとの誤検出を
行うことがなくなり、信頼性の高い微少ガス漏れ検出が
できる。
【0080】また、パルスの持続時間の長短によってガ
ス流によるパルスとそれ以外のパルスとを識別すること
により、ガス流以外によって発生されるパルスの排除を
より確実に行うことができ、特に圧力変動によって発生
するパルスを排除して信頼性の高い微少ガス漏れ検出が
できる。
【0081】さらに、ガス流によるパルスと識別したと
き、その後一定時間内に発生されるパルスは通常のガス
流によるパルスでないと無視することにより、全てのパ
ルスの持続時間の長短を判定することを必要なくしてい
るので、パルス持続時間によりパルスを識別するために
必要な処理が軽減される。
【0082】さらにまた、、往復−回転機構によって得
られる回転動により積算カウンタを駆動する代わりにパ
ルス発生手段を駆動させることによって既存のガスメー
タを流用することができるので、安価な装置が得られ
る。
【0083】また、パルスの識別能力と計測できるガス
流量の分解能を高めているので、より微少なガス漏洩を
誤りなく検出することができる。
【0084】更に、電磁遮断弁を、ガス配管の途中に設
けられ手動操作により、予め設定した時刻に、或いは外
部からの検査開始信号の入力により、必要なときに遠隔
から遮断操作し、ガス配管を遮断して漏洩検査に入るこ
とができるので、微少ガス漏れ検査の作業性を向上でき
るようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガス配管漏洩検査装置の基本構成
を示すブロック図である。
【図2】集合住宅へのガス供給システムに適用した本発
明によるガス配管漏洩検査装置の一実施の形態を示す図
である。
【図3】図2中の微少流量センサの一例を示す図であ
る。
【図4】本発明によるガス配管漏洩検査装置の回路構成
を示す図である。
【図5】図4中の一部分の具体例を示す回路図である。
【図6】図5中の回路の各部の状態を示すタイミングチ
ャート図である。
【図7】図4中のCPUが行う処理を示すフローチャー
トの一部分を示す図である。
【図8】図4中のCPUが行う処理を示すフローチャー
トの他の一部分を示す図である。
【図9】図4中のCPUが行う処理を示すフローチャー
トの更に他の一部分を示す図である。
【図10】図4中のCPUが行う処理を示すフローチャ
ートの別の一部分を示す図である。
【図11】図4中のCPUが行う処理を示すフローチャ
ートの更に他の一部分を示す図である。
【図12】図4中のCPUが行う処理を示すフローチャ
ートの別の一部分を示す図である。
【図13】図3中のRAM内のワークエリアの一部を示
す図である。
【図14】図3中のRAM内のワークエリアの他の一部
を示す図である。
【図15】従来の装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
11 ガス配管 11a ガスバイパス路 13 遮断手段 15 膜式ガスメータ 15a,15b パルス発生手段 15a エンコーダ板 15b 回転センサ PC 計数手段 28a−1 微少漏洩検出手段 28a−2 流量パルス識別手段 100 流量検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山浦 路明 静岡県天竜市二俣町南鹿島23 矢崎計器 株式会社内 審査官 本郷 徹 (56)参考文献 特開 平7−57169(JP,A) 特開 平6−118096(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 3/00 G01F 1/00 G01F 3/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス配管の途中に設けられ前記ガス配管
    を通じてのガスの供給を遮断する遮断手段と、該遮断手
    段によって遮断された前記ガス配管と並列のガスバイパ
    ス路の途中に設けられ前記遮断手段が前記ガス配管を遮
    断した後に前記ガスバイパス路に流れるガス流量を計測
    する流量検出手段と、前記流量検出手段により計測した
    ガス流量に基づいて微少漏洩の有無を検出する微少漏洩
    検出手段とを備え、前記流量検出手段は、流出ガスに応
    じた量のガスを流入し、これに伴って往復動する隔膜を
    有する膜式ガスメータの前記隔膜の往復動に応じてパル
    スを発生するパルス発生手段と、該パルス発生手段が発
    生するパルスを計数する計数手段とを有し、該計数手段
    により計数した値に基づいてガス流量を計測するガス配
    管漏洩検査装置において、 前記流量検出手段は、前記パルス発生手段が発生するパ
    ルスを入力し、該入力したパルスの持続時間の長短によ
    ってガス流によるパルスとそれ以外のパルスとを識別
    し、ガス流以外によって発生したパルスを排除する流量
    パルス識別手段を有し、該流量パルス識別手段によって
    識別したパルスのみを前記計数手段に計数させることを
    特徴とするガス配管漏洩検査装置。
  2. 【請求項2】 前記流量パルス識別手段は、ガス流によ
    るパルスと識別したとき、その後最大流量時のパルス周
    期に相当する時間内に発生されたパルスを無視すること
    を特徴とする請求項1に記載のガス配管漏洩検査装置。
  3. 【請求項3】 前記膜式ガスメータは、各々がガス入口
    とガス出口を有する2つの部屋と、該2つの部屋を仕切
    る往復動自在の隔膜と、該隔膜の往復動に応じて作動し
    前記部屋のガス入口及びガス出口の一方を交互に塞ぎ、
    一方の部屋に流入したガスのガス圧によって前記隔膜を
    他方の部屋側に移動させて他方の部屋内のガスを排出さ
    せる切換弁と、前記隔膜の往復動を回転動に変換する往
    復−回転変換機構とを有し、 前記パルス発生手段が前記往復−回転変換機構によって
    得られる回転動により駆動されパルスを発生する ことを
    特徴とする請求項1又は2に記載のガス配管漏洩検査装
    置。
  4. 【請求項4】 前記パルス発生手段が、前記往復−回転
    変換機構によって得られる回転動により回転駆動される
    回転軸に取り付けられたエンコーダ板と、該エンコーダ
    板の回転に応じてパルスを出力する回転センサとを有す
    ことを特徴とする請求項3に記載のガス配管漏洩検査
    装置。
  5. 【請求項5】 前記遮断手段が、ガス配管の途中に設け
    られ手動操作により、予め設定した時刻に、或いは外部
    からの検査開始信号の入力により、ガス配管を通じての
    ガスの供給を遮断させる電磁遮断弁を有することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載のガス配管漏洩検
    査装置。
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