JP3191753B2 - 画像符号化装置、画像復号化装置および画像符号化方法、画像復号化方法 - Google Patents

画像符号化装置、画像復号化装置および画像符号化方法、画像復号化方法

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JP3191753B2 JP33839697A JP33839697A JP3191753B2 JP 3191753 B2 JP3191753 B2 JP 3191753B2 JP 33839697 A JP33839697 A JP 33839697A JP 33839697 A JP33839697 A JP 33839697A JP 3191753 B2 JP3191753 B2 JP 3191753B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル画像を
符号化/復号化する画像符号化装置/画像復号化装置、
画像符号化方法/画像復号化方法およびそれをソフトウ
ェアによって実現するためのコンピュータプログラムが
記録された記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在インターレース構造を持つディジタ
ル画像を符号化/復号化する方法の標準勧告としてITU-
T H.262があり、NTSCなどのテレビジョン信号を効率よ
く符号化/復号化することができる。
【0003】また、ディジタル画像を符号化/復号化す
る際に、画素の輝度信号および色差信号値だけでなく、
物体の形状を表す形状情報信号も含めて符号化/復号化
を行なう方法がISO/IEC MPEG4の評価モデルとして採用
されている(ISO/IEC JTC/SC29/WG11 N1469 November 19
96)。
【0004】この方法では、形状情報によって示された
有意な画素についてのみ輝度信号および色差信号の符号
化/復号化を行なうことによって符号量の効果的な削減
を行なえるだけでなく、形状情報に従って画像の合成な
どが容易に行なえるという特徴がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記に示したMPEG4の
評価モデルでは1フレームが2つのフィールドによって
構成されているインターレース構造を持つ画像について
は考慮されていない。そのためインタレース構造をもつ
入力画像に対しては効率の良い符号化/復号化を行うこ
とができない。
【0006】また、H.262では輝度信号および色差信号
についてはインターレース構造を考慮した動き補償方法
や離散コサイン変換について考慮されているが、有意形
状を示す二値画像の符号化方法としてはダウンサンプリ
ング、アップサンプリング、画素値の変化位置の予測な
どといったH.262では考慮されていない特別な方法が使
用されているため、H.262で採用されているインターレ
ース構造に対応した符号化/復号化手段を単純に採用す
ることはできない。
【0007】本発明は、この様な画像符号化装置/画像
復号化装置において、入力画像を符号化/復号化する際
に、形状情報画像についてもブロック毎にフィールド単
位で符号化/復号化するかフレーム単位で符号化/復号
化するかを適応的に選択することによって符号化効率の
改善を行なうことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、1フレームが2つのフィールドによって構
成されたインタレース構造を持つ二値ディジタル画像を
入力として、前記画像を複数画素から構成される2次元
ブロックに分割しブロック毎に符号化を行なう画像符号
化装置において、符号化処理をフィールド単位で行なう
方法とフレーム単位で行なう方法をブロック毎に判定
し、モード情報を出力するモード判定手段と、前記モー
ド情報に従ってブロック毎にフィールド単位またはフレ
ーム単位で符号化を行なう符号化手段とから構成したも
のである。
【0009】また、上記画像符号化装置によって符号化
した画像符号化信号から1フレームが2つのフィールド
によって構成されたインタレース構造を持つ二値ディジ
タル画像を複数画素から構成された2次元ブロック毎に
復号化する画像復号化装置において、モード情報に従っ
てブロック毎にフィールド単位またはフレーム単位で復
号化処理を行なう復号化手段とから構成するようにした
ものである。
【0010】これにより、ブロック毎にフィールド単位
で符号化/復号化するかフレーム単位で符号化/復号化
するかを適応的に選択することによって高効率の画像符
号化装置/画像復号化装置を実現できる。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の実施の形態】 本発明の請求項1記載 の発明は、
二値ディジタル画像を符号化する際に、フィールド単位
ダウンサンプリング処理とフレーム単位ダウンサンプリ
ング処理のいずれか効率の良い方をブロック毎に判定す
ることによって、符号化効率の向上が図れるという作用
を有する。
【0014】請求項2に記載の発明は、二値ディジタル
画像を復号する際に、フィールド単位ダウンサンプリン
グ処理とフレーム単位ダウンサンプリング処理をモード
情報によってブロック毎に切替えることによって、正し
く復号化できるという作用を有する。
【0015】
【0016】
【0017】請求項3に記載の発明は、二値ディジタル
画像を符号化する際に、着目画素と画素値が変化する画
素との位置関係を符号化する画像符号化装置において、
画素値の変化点の検出をフィールド単位とフレーム単位
のいずれか効率の良い方をブロック毎に判定して行なう
ことによって、符号化効率の向上が達成できるという作
用を有する。
【0018】請求項4に記載の発明は、着目している画
素と画素値が変化する画素との位置関係から二値ディジ
タル画像を復号する画像復号化装置において、画素値が
変化する画素の位置の計算をフィールド単位で行なうか
フレーム単位で行なうかをモード情報によってブロック
毎に切替えることによって、正しく復号化できるという
作用を有する。
【0019】請求項5に記載の発明は、二値ディジタル
画像を符号化する際に、着目画素の画素値の確率分布を
周辺の画素の画素値の分布状態から決定し、その確率分
布に従って着目画素の画素値を符号化する画像符号化装
置において、確率分布を決定するための周辺画素値の分
布状態の調査をフィールド単位とフレーム単位のいずれ
か効率の良い方をブロック毎に判定して行うことによっ
て、符号化効率の向上が達成できるという作用を有す
る。
【0020】請求項6に記載の発明は、着目画素の画素
値の確率分布を周辺の画素の画素値の分布状態から決定
し、その確率分布に従って画素値を復号化する画像復号
化装置において、確率分布を決定するための周辺画素値
の分布状態の調査をフィールド単位で行うかフレーム単
位で行うかをモード情報によってブロック毎に切り替え
ることによって、正しく復号化できるという作用を有す
る。
【0021】請求項7に記載の発明は、着目画素の画素
値の確率分布を動き補償予測画像の画素値の分布状態か
ら決定し、その確率分布に従って着目画素の画素値を符
号化する画像符号化装置において、確率分布を決定する
ための動き補償予測画像の画素値の分布状態の調査をフ
ィールド単位とフレーム単位のいずれか効率の良い方を
ブロック毎に判定して行うことによって、符号化効率の
向上が達成できるという作用を有する。
【0022】請求項8に記載の発明は、着目画素の画素
値の確率分布を動き補償予測画像の画素値の分布状態か
ら決定し、その確率分布に従って画素値を復号化する画
像復号化装置において、確率分布を決定するための動き
補償予測画像の画素値の分布状態の調査をフィールド単
位で行うかフレーム単位で行うかをモード情報に従って
ブロック毎に切り替えることにより、正しく復号化でき
るという作用を有する。
【0023】請求項9に記載の発明は、二値ディジタル
画像および多値ディジタル画像をブロック毎に符号化す
る際に、二値ディジタル画像の符号化処理をフィールド
単位とフレーム単位のいずれかで行なうかの選択を、当
該ブロックの多値ディジタル画像のモード情報に従属し
て行なうことによって、二値ディジタル画像のモード情
報について特別な符号を用いる必要がなく符号化効率の
向上が達成できるという作用を有する。
【0024】請求項10に記載の発明は、画像符号化信
号から二値ディジタル画像および多値ディジタル画像を
ブロック毎に復号化する際に、二値ディジタル画像の符
号か処理をフィールド単位とフレーム単位のいずれかで
行なうかの判定を、当該ブロックの多値ディジタル画像
のモード情報に従属して行うことによって、二値ディジ
タル画像のモード情報について特別な符号を用いること
なく正しく復号化できるという作用を有する。
【0025】請求項11に記載の発明は、二値ディジタ
ル画像および多値ディジタル画像をブロック毎に符号化
する際に、フィールド単位符号化処理とフレーム単位符
号化処理のいずれかを二値ディジタル画像の符号化処理
として判定し、判定されたモード情報を当該ブロックの
多値ディジタル画像のモード情報の判定に反映させるこ
とにより、多値ディジタル画像のモード情報について特
別な符号を用いる必要がなく符号化効率の向上が達成で
きるという作用を有する。
【0026】請求項12に記載の発明は、画像符号化信
号から二値ディジタル画像および多値ディジタル画像を
ブロック毎に復号化する際に、二値ディジタル画像のモ
ード情報を、当該ブロックの多値ディジタル画像のモー
ド情報の選択に反映させることにより、多値ディジタル
画像のモード情報について特別な符号を用いることなく
正しく復号化できるという作用を有する。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図31を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
る画像符号化装置のブロック図である。同図において、
12は出力信号を切替える切替え手段、13はモード情
報及び符号化画像信号を多重化する多重化手段、16は
フレーム単位で符号化するフレーム符号化手段、17は
フィールド単位で符号化するフィールド符号化手段、6
1は画素値が変化する変化点をフィールド単位で検出す
るフィールド変化位置検出手段、62は画素値が変化す
る変化点をフレーム単位で検出するフレーム変化位置検
出手段、63は符号化済みの画素の変化点から変化点を
予測する変化位置予測手段、64は検出された変化位置
を保持するメモリ、65は検出された変化位置と予測さ
れた変化位置の差分を求める差分計算手段、66は差分
値を符号化する符号化手段、67はフィールド単位での
差分値に基づく符号化画像信号とフレーム単位での差分
値に基づく符号化画像信号を比較しフィールド単位かフ
レーム単位かのモード情報を判定するモード判定手段を
示す。
【0031】また、図4(a)は、8×8画素から構成
された符号化対象ブロックの例を示し、同図中の上参照
画素はすでに符号化対象ブロック上隣ブロックの最下行
に属する符号化済みの画素、左参照画素はすでに符号化
対象ブロック左隣ブロックの最右列に属する符号化済み
の画素である。この符号化対象ブロックの画素I(x,
y)においてyが奇数の画素は第1フィールドに属し、
yが偶数の画素は第2フィールドに属する。
【0032】以上のように構成された画像符号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。まず、本発明の基
本的な考え方について説明する。図中に示されていない
ブロック分割手段によって複数の画素から構成された2
次元ブロックに分割された二値ディジタル画像は、図4
(a)に例示したブロック毎に入力画像信号141とし
て、フレーム符号化手段16とフィールド符号化手段1
7に入力し、それぞれ符号化処理を行う。モード判定手
段67によりフレーム符号化手段16とフィールド符号
化手段17からの符号化画像信号の符号量を比較して符
号量の少ない方の符号化画像信号を切り替え手段12に
より選択する。多重化手段13は、モード情報149と
符号化画像信号142を多重化によりビットストリーム
信号14として出力するものである。
【0033】これにより、動画像の動きに応じてフィー
ルド単位符号化処理とフレーム単位符号化処理のいずれ
か符号化効率の良い方を選択することにより符号符号化
効率の向上が図れるものである。
【0034】次に、符号化手段に画素値が変化する位置
に基づいて符号化する方法について説明する。図中に示
されていないブロック分割手段によって複数の画素から
構成された2次元ブロックに分割された二値ディジタル
画像は、図4(a)に例示したブロック毎に入力画像信
号141としてフィールド変化位置検出手段61および
フレーム変化位置検出手段62に入力される。
【0035】フィールド変化位置検出手段61では、入
力された信号についてすでに符号化済みの着目画素Aか
ら水平方向に画素をスキャンし、左隣の画素と異なる画
素値に変化する画素の位置を同じフィールド内で検出
し、フィールド変化位置145として出力する。すなわ
ち図4(a)の例では画素Bがフィールド変化位置とな
る。これは、フィールド単位の場合は、1ライン置きに
スキャンするためである。
【0036】フレーム変化位置検出手段62では、入力
された信号についてすでに符号化済みの着目画素Aから
水平方向に画素をスキャンし、左隣の画素と異なる画素
値に変化する画素の位置をフレーム内で検出し、フレー
ム変化位置146として出力する。すなわち図4(a)
の例では画素Cがフレーム変化位置となる。
【0037】変化位置予測手段63では、すでに符号化
済みの画素の画素値が変化する位置から次に画素値が変
化する位置を予測し、予測変化位置として出力する。図
4(a)の例では、すでに符号化済みの画素の中で画素
Aと同様に黒画素から白画素に変化する画素は同じフィ
ールド内では画素Dであり、フレーム内では画素Eであ
る。従って画素Dと画素Aのx座標の差は0であるから
フィールド予測変化位置は画素Bとなり、また画素Eと
画素Aのx座標の差は1であるから、画素Fがフレーム
予測変化位置となる。
【0038】差分計算手段65では、変化位置検出手段
で検出された変化位置と変化位置予測手段63で予測さ
れた変化位置との差分値を求める。図4(a)の例で
は、すなわちフィールド変化検出位置Bとフィールド変
化予測位置Bの差分値0がフィールド差分値147とし
て出力され、フレーム変化検出位置Cとフレーム変化予
測位置Fの差分値−3がフレーム差分値148として出
力される。
【0039】符号化手段66では、差分計算手段65で
計算された差分値を予め定められたハフマン符号テーブ
ルを用いて符号化する。モード判定手段67では、フィ
ールド単位で求められた符号化画像信号とフレーム単位
で求められた符号化画像信号の符号量を比較し、符号化
効率の良いモードを判定し、モード情報149として出
力する。切替え手段12では、モード情報149に従っ
てフィールド単位符号化画像信号またはフレーム単位符
号化画像信号のいずれかを選択し符号化画像信号142
として出力する。多重化手段13は、モード判定手段6
7からのモード情報149と切替え手段12で選択され
た符号化画像信号142を多重化し、ビットストリーム
信号14として出力する。
【0040】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を持つ二値ディジタル画像に対し
てその画像を画素値が変化する位置に基づいて符号化す
る際に、フィールド単位で画素値の変化位置を検出し符
号化する手法とフレーム単位で画素値の変化位置を検出
し符号化する手法のいずれか効率の良い方をモード判定
手段67によってブロック毎に判定し切替えることによ
って符号化効率の向上を達成することができる。
【0041】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2における画像復号化装置のブロック図である。同
図において、図1に示す実施の形態1と同一の手段およ
び信号については同じ番号を付し説明を省略する。
【0042】同図において、11は信号の出力先を切替
える切替え手段、15はビットストリーム信号14を逆
多重化によりモード情報149と符号化画像信号142
に分離する逆多重化手段、70は符号化画像信号から差
分値を復号化する復号化手段、71は差分値と画素値が
変化する画素の予測位置を加算し画素値が変化する位置
を求める差分値加算手段、72は画素値の変化位置から
フィールド単位で二値画像を復号化するフィールド二値
画像復号手段73は画素値の変化位置からフレーム単位
で二値画像を復号化するフレーム二値画像復号手段、1
51は差分値信号、152は画素値の変化位置、153
は復号化された二値ディジタル画像信号、154は画素
値の変化位置の予測位置を示す。
【0043】以上のように構成された画像復号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。逆多重化手段15
は、ビットストリーム信号14を逆多重化によりモード
情報149と符号化画像信号142に分離する。復号化
手段70では、符号化画像信号142から画素値変化す
る位置と変化する位置の予測位置との差分値を復号化
し、差分値151を出力する。
【0044】変化位置予測手段63では、すでに復号化
されている画素の画素値が変化する位置から次に画素値
が変化する位置を予測し、予測変化位置154を出力す
る。図4(b)に例示した復号化対象ブロックでは着目
画素Aと、画素Aと同じフィールドに属し同様に黒画素
から白画素に変化するすでに復号化済みの画素Cから画
素Aと画素Cのx座標の差0から予測変化位置画素Bが
得られ、図5に例示した復号化対象ブロックでは着目画
素Eと、画素Eと同様に黒画素から白画素に変化するす
でに復号化済みの画素Gから予測変化位置画素Fが得ら
れる。
【0045】差分値加算手段71では、差分値と予測変
化位置の和を求め画素値変化位置152を出力する。す
なわち差分値が−1の場合、図4(a)に例示したブロ
ックでは画素Dが画素値変化位置であり、図5に例示し
たブロックでは画素Hが画素値変化位置となる。
【0046】切替え手段11では、モード情報149に
従って画素値変化位置152をフィールド二値画像復号
化手段72またはフレーム二値画像復号化手段73のい
ずれかに入力する。
【0047】フィールド二値画像復号化手段72では、
着目画素位置と画素値変化位置の間の画素を順次左隣の
画素値と同じ画素値に設定し、二値ディジタル画像を復
号化し、図4(c)に示した復号化画像を得る。同様の
作業をフィールド1、フィールド2の順に左上の画素か
ら右下の画素へと行なうことによってブロック複号化画
像を得る。
【0048】フレーム二値画像復号化手段73では、フ
レーム構造のまま着目画素位置と画素値変化位置の間の
画素を順次左隣の画素値と同じ画素値に設定し、二値デ
ィジタル画像を復号化し図6に示した復号化画像を得
る。同様の作業を左上の画素から右下の画素へと行なう
ことによってブロック複号化画像を得る。
【0049】切替え手段12では、モード情報149に
従ってフィールド二値画像復号化手段72の出力または
フレーム二値画像復号化手段73の出力のいずれかを選
択し、二値ディジタル復号化画像信号153として出力
する。
【0050】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を持つ二値ディジタル画像の画素
値が変化する位置に基づいて符号化された符号化画像信
号に対して、モード情報149及び切替え手段11、1
2を用いることにより正しく復号化することができる。
【0051】なお、本実施の形態では出力先の切替え手
段11と入力元の切替え手段12を用いているが、切替
え手段11または切替え手段12のいずれか一方のみを
使用しても同一の効果を得ることができる。
【0052】また、図4、図5、図6では8×8画素の
ブロックを示したが任意のm×n画素から構成されたブ
ロックについて同様に実施することができる。
【0053】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3における画像復号化装置のブロック図である。同
図において、図1に示す実施の形態1、図2に示す実施
の形態2と同一の手段および信号については同じ番号を
付し説明を省略する。
【0054】同図において、76は画素値の変化する位
置から二値画像を復元する二値画像復号化手段、77は
フィールド構造のブロック画像をフレーム構造に並べ換
えるフィールド/フレーム並べ替え手段、157は復号
化された二値ブロック画像信号を示す。
【0055】以上のように構成された画像復号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。逆多重化手段15
は、ビットストリーム信号14を逆多重化によりモード
情報149と符号化画像信号142に分離する。復号化
手段70では、符号化画像信号142より差分値151
を復号化する。
【0056】変化位置予測手段63では、すでに復号化
済みの二値画像の画素値が変化する位置から次に画素値
が変化する位置を予測し、予測変化位置154を出力す
る。差分値加算手段71では、差分値151と予測変化
位置154の和を求め画素値変化位置152を出力す
る。
【0057】二値画像復号化手段76では、復号化済み
の着目画素と画素変化位置152の間の画素の画素値を
左隣の画素と同じ画素値に設定することにより二値画像
を復号化する。
【0058】切替え手段11では、モード情報149が
フィールドモードを示している場合画像をフィールド/
フレーム並べ換え手段77に入力し、モード情報149
がフレームモードを示している場合フィールド/フレー
ム並べ換え手段77をスキップする。
【0059】フィールド/フレーム並べ換え手段77で
は、図7(a)に示した2つのフィールドが連続する構
造になっているフィールド構造ブロックをライン毎に並
べ換えることによって、図7(b)に示す2つのフィー
ルドに属する画素がライン毎に交互に並ぶフレーム構造
に変換する。
【0060】切り換え手段12では、モード情報149
に従ってフィールド/フレーム並べ替え手段77の出力
またはフィールド/フレーム並べ替え手段77をスキッ
プしてきた信号のいずれかを選択して二値ディジタル復
号化画像信号153を出力する。
【0061】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を持つ二値ディジタル画像の画素
値が変化する位置に基づいて符号化された符号化画像信
号に対して、二値ディジタルブロック画像を復号化後に
モード情報149に従ってフィールド構造からフレーム
構造に並べ換え出力するか、そのまま出力するかを選択
することによって正しく二値ディジタル画像を復号化す
ることができる。
【0062】なお、本実施の形態では出力先切替え手段
11と入力元切替え手段12を用いているが、切替え手
段11または切替え手段12のいずれか一方のみを使用
しても同一の効果を得ることができる。
【0063】また、図7(a)、図7(b)では、8×
8画素のブロックを示したが任意のm×n画素から構成
されたブロックについて同様に実施することができる。
【0064】(実施の形態4)図8は、本発明の実施の
形態4における画像符号化装置のブロック図である。同
図において、図1に示す実施の形態1および図2に示す
実施の形態2と同一の手段および信号については同じ番
号を付し説明を省略する。同図において、31は二値デ
ィジタルブロック画像をフィールド単位でダウンサンプ
リングするフィールドダウンサンプル手段、32は二値
ディジタルブロック画像をフレーム単位でダウンサンプ
リングするフレームダウンサンプル手段、33はダウン
サンプリングされた画像を符号化する符号化手段、34
はモード情報を判定しモード情報を出力するモード判定
手段を示す。
【0065】以上のように構成された画像符号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。図中に示されてい
ないブロック分割手段によって複数の画素から構成され
た2次元ブロックに分割された二値ディジタル画像は、
ブロック毎に入力画像信号110としてモード判定手段
34および切替え手段11に入力される。
【0066】モード判定手段34では、分散値あるいは
ライン間の相関値などを用いてフィールド単位ダウンサ
ンプリング31で処理するかまたはフレーム単位ダウン
サンプリング32で処理するかのいずれかを判定し、モ
ード情報111として出力する。ライン間の相関を用い
たフィールド単位で処理するかフレーム単位で処理する
かのモード判定の例では、フィールド単位およびフレー
ム単位で隣接するライン毎に画素値の排他的論理和演算
を行い、不一致の画素値の数の少ない方を選択するよう
にしたものである。例えば、図10(a)に示すブロッ
クを判定する場合、図11に示すように、フレーム単位
で隣接ラインを判定する場合を図11(a)に示し、フ
ィールド単位で隣接ラインを判定する場合を図11
(b)に示すが、不一致画素には”1”で示すものと
し、各々の不一致画素の総和は”7”と”3”となりフ
ィールド単位でダウンサンプル処理を行った方が有利で
あることが判る。なお、図11の左の番号は、図10
(a)のライン番号を示している。
【0067】切替え手段11では、モード情報111に
従って入力ブロック画像信号110をフィールドダウン
サンプル手段31またはフレームダウンサンプル手段3
2へ入力する。
【0068】フィールドダウンサンプル手段31では、
入力されたブロック画像をフィールド毎にダウンサンプ
リングし、フィールドダウンサンプリング画像112と
して出力する。例えば、図10(a)に示す入力画像信
号を1/2とする場合は、2×2の画素を”1”の数
で”1”とするか”0”とするかを決定するもので、フ
ィールド単位でダウンサンプリングすると図10(c)
のようになる。フレームダウンサンプル手段31では、
入力されたブロック画像をフレーム構造のままダウンサ
ンプリングし、フレームダウンサンプリング画像113
として出力する。例えば、図10(a)に示す入力画像
信号を1/2とする場合は、2×2の画素を”1”の数
で”1”とするか”0”とするかを決定するもので、フ
レーム単位でダウンサンプリングすると図10(b)の
ようになる。
【0069】切替え手段12は、モード情報111に従
ってフィールドダウンサンプリング画像112またはフ
レームダウンサンプリング画像113のいずれかを選択
し符号化手段33に入力する。符号化手段33では、入
力された二値ブロック画像を符号化し、符号化画像信号
114を出力する。多重化手段13は、モード情報11
1と符号化手段33からの符号化画像信号114を多重
化し、ビットストリーム信号14を出力する。
【0070】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を持つ二値ディジタル画像に対し
てモード判定手段34によってフィールド単位でのダウ
ンサンプリングまたはフレーム単位でのダウンサンプリ
ングのいずれか効率の良い手法を選択することによって
符号化効率の向上を達成することができる。
【0071】なお、本実施の形態では出力先切替え手段
11と入力元切替え手段12を用いているが、切替え手
段11または切替え手段12のいずれか一方のみを使用
しても同一の効果を得ることができる。
【0072】(実施の形態5)図9は、本発明の実施の
形態5における画像復号化装置のブロック図である。同
図において、図1に示す実施の形態1、図2に示す実施
の形態2および図11に示す実施の形態4と同一の手段
および信号については同じ番号を付し説明を省略する。
同図において、36は画像符号化信号から二値ブロック
画像を復号化する復号化手段、37は二値ブロック画像
をフィールド単位でアップサンプリングするフィールド
アップサンプル手段、38は二値ブロック画像をフレー
ム単位でアップサンプリングするフレームアップサンプ
ル手段を示す。
【0073】以上のように構成された画像復号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。逆多重化手段15
は、ビットストリーム信号14を逆多重化によりモード
情報111と符号化画像信号114に分離する。復号化
手段36は、画像符号化信号114からブロック画像を
復号化し、二値ブロック復号化画像信号116を出力す
る。
【0074】切替え手段11は、モード情報111に従
って二値ブロック復号化画像信号116をフィールドア
ップサンプル手段37またはフレームアップサンプル手
段38のいずれかに入力する。
【0075】フィールドアップサンプル手段37では、
ブロック画像をフィールド毎にアップサンプリングし二
値ブロック復号化画像を出力する。
【0076】フレームアップサンプル手段38では、ブ
ロック画像をフレーム構造のままアップサンプリングし
二値ブロック復号化画像を出力する。
【0077】切替え手段12では、モード情報111に
従ってフィールドアップサンプル手段37の出力または
フレームアップサンプル手段38の出力のいずれかを選
択して二値ディジタル復号化画像信号117を出力す
る。
【0078】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を考慮したダウンサンプリングを
行なった符号化画像信号に対して、モード情報111、
切替え手段11および切替え手段12を用いることによ
って正しくンタレース構造を持つ二値ディジタル画像を
復号化することができる。
【0079】なお、本実施の形態では出力先切替え手段
11と入力元切替え手段12を用いているが、切替え手
段11または切替え手段12のいずれか一方のみを使用
しても同一の効果を得ることができる。
【0080】(実施の形態6)図12は、本発明の実施
の形態6における画像復号化装置のブロック図である。
同図において、図1に示す実施の形態1、図2に示す実
施の形態2および図11に示す実施の形態4と同一の手
段および信号については同じ番号を付し説明を省略す
る。同図において、47は符号化画像信号から二値ブロ
ック画像を復号化する復号化手段、47はブロック画像
をアップサンプリングするアップサンプル手段、48は
ブロック画像をフィールド構造からフレーム構造に並べ
換えるフィールド/フレーム並べ換え手段を示す。
【0081】以上のように構成された画像復号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。逆多重化手段15
は、ビットストリーム信号14を逆多重化によりモード
情報111と符号化画像信号114に分離する。復号化
手段46は、符号化画像信号114からブロック画像を
復号化し、二値ブロック復号化画像信号126を出力す
る。
【0082】アップサンプル手段47は、ブロック復号
化画像信号126のアップサンプルを行なう。
【0083】切替え手段11は、モード情報111がフ
ィールドモードを示している場合アップサンプルされた
画像をフィールド/フレーム並べ換え手段48に入力
し、モード情報111がフレームモードを示している場
合画像をフィールド/フレーム並べ換え手段48をスキ
ップする。
【0084】フィールド/フレーム並べ換え手段48で
は、図7(a)に示した2つのフィールドが各々連続す
る構造になっているフィールド構造ブロックをライン毎
に並べ換えることによって、図7(b)に示した2つの
フィールドに属する画素がライン毎に交互に並ぶフレー
ム構造に変換する。
【0085】切替え手段12は、モード情報111に従
ってフィールド/フレーム並べ換え手段48の出力また
はフィールド/フレーム並べ換え手段48をスキップし
てきた信号のいずれかを選択して二値ディジタル復号化
画像信号128を出力する。
【0086】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を考慮したダウンサンプリングを
行なった符号化画像信号に対して、モード情報111、
切替え手段11、切替え手段12およびフィールド/フ
レーム並べ換え手段48を用いることによって正しくン
タレース構造を持つ二値ディジタル画像を復号化するこ
とができる。
【0087】(実施の形態7)図13は、本発明の実施
の形態7における画像符号化装置のブロック図である。
同図において、図1に示す実施の形態1と同一の手段お
よび信号については同じ番号を付し説明を省略する。
【0088】同図において、51はフィールド/フレー
ムモードを判定しモード情報を出力するモード判定手
段、52は二値ディジタル画像を符号化する符号化手
段、53はフィールド単位で動き補償を行うフィールド
動き補償手段、54はフレーム単位で動き補償を行うフ
レーム動き補償手段、56は復号化された画像を保持す
るメモリ、57は符号化画像信号から二値ディジタル画
像を復号化する復号化手段、58はフィールド単位で動
き推定を行うフィールド動き推定手段、59はフレーム
単位で動き推定を行うフレーム動き推定手段を示す。
【0089】以上のように構成された画像符号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。図中に示されてい
ないブロック分割手段によって、複数の画素から構成さ
れた2次元ブロックに分割された二値ディジタル画像
は、ブロック毎に入力画像信号131としてモード判定
手段51及び符号化手段52に入力される。
【0090】フィールド動き推定手段58では、入力画
像信号131および参照画像信号136からフィールド
毎に動き推定を行い、フィールド動きベクトル138を
出力する。フレーム動き推定手段59では、入力画像信
号131及び参照画像信号136からフレーム構造のま
ま動き推定を行い、フレーム動きベクトル139を出力
する。
【0091】図15に動き推定処理の概念図を示し以下
に説明する。メモリ56からの参照画像信号136であ
る参照画像ブロック210内を、入力画像信号131で
ある入力画像ブロック213をスキャンしながらブロッ
クマッチングを行い一番合致した検出ブロック212を
検出するもので、検出ブロック212と入力画像ブロッ
ク213との座標差である動きベクトル211を求め
る。ブロックマッチングは、対象が二値デジタル画像で
あるので、参照画像ブロック210内を順次スキャンし
て入力画像ブロック213の各画素値の例えば排他的論
理和演算により一致画素の総和が一番大きい位置を検出
ブロック212として検出するものである。
【0092】フィールド動き補償手段53では、参照画
像信号136およびフィールド動きベクトル138を用
いてフィールド毎に動き補償を行いフィールド予測画像
134を出力する。フレーム動き補償手段54では、参
照画像信号136およびフレーム動きベクトル139か
らフレーム構造のまま動き推定/動き補償を行いフレー
ム予測画像信号135を出力する。
【0093】モード判定手段51では、フィールド予測
画像信号134とフレーム予測画像信号135を比較
し、動き補償予測誤差がより少なくなるモードを判定
し、モード情報133として出力する。切替え手段12
(a)では、モード情報133に従ってフィールド予測
画像信号134またはフレーム予測画像信号135のい
ずれかを選択し、符号化手段52および復号化手段57
へ入力する。
【0094】符号化手段52では、予測画像信号および
モード情報133を用いて入力画像信号131を符号化
し、符号化画像信号132を出力する。多重化手段13
は、モード情報133、符号化画像信号132および動
きベクトル140を多重化し、ビットストリーム信号1
4を出力する。
【0095】復号化手段57では、符号化画像信号、予
測画像信号およびモード情報133を用いて二値ディジ
タル画像を復号化し、復号化画像信号137を出力す
る。メモリ56は、復号化画像信号137を保持し、参
照画像信号136を出力する。切替え手段12(b)で
は、モード情報133に従ってフィールド動きベクトル
138またはフレーム動きベクトル139のいずれかを
選択し動きベクトル信号140として出力する。
【0096】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を持つ二値ディジタル画像に対し
てモード判定手段51によってより動き補償予測誤差が
少なくなる動き補償手段を選択することによって符号化
効率の向上を達成することができる。
【0097】(実施の形態8)図14は、本発明の実施
の形態8における画像復号化装置のブロック図である。
同図において、図1に示す実施の形態1、図2に示す実
施の形態2および図14に示す実施の形態7と同一の手
段および信号については同じ番号を付し説明を省略す
る。
【0098】以上のように構成された画像復号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。逆多重化手段15
は、ビットストリーム信号14からモード情報133、
符号化画像信号132および動きベクトル140の各信
号を、それぞれ分離して出力する。参照画像信号136
は、切替え手段11(b)によりモード情報133に従
ってフィールド動き補償手段53またはフレーム動き補
償手段54のいずれかに入力される。動きベクトル信号
140は、切替え手段11(a)によりモード情報13
3に従ってフィールド動き補償手段53またはフレーム
動き補償手段54のいずれかに入力される。
【0099】フィールド動き補償手段53は、参照画像
信号136及び動きベクトル信号140を用いてフィー
ルド毎に動き補償を行い、フィールド予測画像信号13
4を出力する。フレーム動き補償手段54は、参照画像
信号136及び動きベクトル信号140を用いてフレー
ム構造のまま動き補償を行いフレーム予測画像信号13
5を出力する。
【0100】切替え手段12では、モード情報133に
従ってフィールド予測画像信号134またはフレーム予
測画像信号135のいずれかを選択し、復号化手段57
へ入力する。復号化手段57では、モード情報133お
よび予測画像信号を用いて符号化画像信号132を復号
化し、二値ディジタル復号化画像信号137を出力す
る。メモリ56は、復号化画像信号137を保持し参照
画像信号136を出力する。
【0101】上記により説明した本実施の形態8によれ
ば、インタレース構造を考慮した動き補償を行いその残
差を符号化した符号化画像信号に対して、モード情報1
33及び切り替え手段11(a)、11(b)、12を
用いることによって正しくインタレース構造を持つ二値
ディジタル画像を復号化することができる。
【0102】なお、本実施の形態では、出力先切替え手
段11(a)、11(b)と入力元切替え手段12を用
いているが、切替え手段11(a)、11(b)または
切替え手段12のいずれか一方のみを使用しても同一の
効果を得ることができる。
【0103】(実施の形態9)図16は、本発明の実施
の形態9における画像符号化装置のブロック図である。
同図において、図1に示す実施の形態1および図2に示
す実施の形態2と同一の手段および信号については同じ
番号を付し説明を省略する。
【0104】同図において、81はカラー画像信号から
フィールド単位で符号化するかフレーム単位で符号化す
るかをブロック毎に判定するモード判定手段、82はカ
ラーブロック画像をフィールド単位で符号化するカラー
画像フィールド符号化手段、83はカラーブロック画像
をフレーム単位で符号化するカラー画像フレーム符号化
手段、84は二値ブロック画像をフィールド単位で符号
化する二値画像フィールド符号化手段、85は二値ブロ
ック画像をフレーム単位で符号化する二値画像フレーム
符号化手段を示す。
【0105】以上のように構成された画像符号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。カラーディジタル
画像は、図中に示されていないブロック分割手段によっ
て複数の画素から構成された2次元ブロックに分割され
カラーブロック画像161としてモード判定手段81お
よび切替え手段11(a)に入力される。
【0106】モード判定手段81は、入力されたカラー
ブロック画像161から画素値の分散や相関などを用い
てフィールド単位符号化またはフレーム単位符号化のい
ずれかを選択し、モード情報163として出力する。
【0107】切替え手段11(a)は、モード情報16
3に従ってカラーブロック画像161をカラー画像フィ
ールド符号化手段82またはカラー画像フレーム符号化
手段83のいずれかに入力する。また、切替え手段11
(c)は、モード情報163に従ってモード情報163
をカラー画像フィールド符号化手段82またはカラー画
像フレーム符号化手段83のいずれかに入力する。
【0108】カラー画像フィールド符号化手段82で
は、まずモード情報163を符号化し、次にカラーブロ
ック画像信号161をフィールド毎に符号化し出力す
る。カラー画像フレーム符号化手段83では、まずモー
ド情報163を符号化し、次にカラーブロック画像信号
161をフレーム構造のまま符号化し出力する。切替え
手段12(a)では、モード情報163に従ってカラー
画像フィールド符号化手段82の出力またはカラー画像
フレーム符号化手段83の出力を選択し、符号化カラー
画像信号164として出力する。
【0109】切替え手段11(b)は、モード情報16
3に従って図中に示されていないブロック分割手段によ
って複数の画素から構成された2次元ブロックに分割さ
れた二値ブロック画像162を二値フィールド符号化手
段84または二値フレーム符号化手段85のいずれかに
入力する。
【0110】二値画像フィールド符号化手段84は、二
値ブロック画像164をフィールド毎に符号化し出力す
る。二値画像フレーム符号化手段85は、二値ブロック
画像162をフレーム構造のまま符号化し出力する。
【0111】切替え手段12(b)は、モード情報16
3に従って二値画像フィールド符号化手段84の出力ま
たは二値画像フレーム符号化手段85の出力を選択し符
号化二値画像信号165として出力する。多重化手段1
3は、符号化カラー画像信号164および符号化二値画
像信号165を多重化し、ビットストリーム信号14と
して出力する。
【0112】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を持つカラーディジタル画像信号
および二値ディジタル画像信号に対して、カラーディジ
タル画像のモード情報に従って二値ディジタル画像の符
号化を行うことにより、二値ディジタル画像のモード情
報を符号化する必要がなく符号化効率の向上が達成でき
る。
【0113】なお、本実施の形態では、出力先の切替え
手段11(a)、11(b)および11(c)と入力元
の切替え手段12(a)、12(b)を用いているが、
切替え手段11または切替え手段12のいずれか一方の
みを使用しても同一の効果を得ることができる。
【0114】(実施の形態10)図17は、本発明の実
施の形態10における画像復号化装置のブロック図であ
る。同図において、図1に示す実施の形態1、図2に示
す実施の形態2および図16に示す実施の形態9と同一
の手段および信号については同一の番号を付し説明を省
略する。同図において、88は符号化カラー画像信号1
64から符号化のモード情報163を復号化するモード
復号化判定手段、89は符号化カラー画像信号164か
らフィールド単位でカラーブロック画像を復号化するカ
ラー画像フィールド復号化手段、90は符号化カラー画
像信号164からフレーム構造のままカラーブロック画
像を復号化するカラー画像フレーム復号化手段、91は
符号化二値画像信号165からフィールド単位で二値ブ
ロック画像を復号化する二値画像フィールド復号化手
段、92は符号化二値画像信号165からフレーム単位
で二値ブロック画像を復号化する二値画像フレーム復号
化手段を示す。
【0115】以上のように構成された画像復号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。逆多重化手段15
は、ビットストリーム信号14より符号化カラー画像信
号164および符号化二値画像信号165を分離して出
力する。モード復号化判定手段88は、符号化カラー画
像信号164から符号化されたモード情報を分離し、符
号化カラー画像信号164を出力すると共に、分離され
たカラー画像のモード情報163を復号化する。
【0116】切替え手段11(a)は、モード情報16
3に従って符号化カラー画像信号164をカラー画像フ
ィールド復号化手段89またはカラー画像フレーム復号
化手段90のいずれかに入力する。
【0117】カラー画像フィールド復号化手段89は、
符号化カラー画像信号164からフィールド単位でカラ
ーブロック画像を復号化する。カラー画像フレーム復号
化手段90は、符号化カラー画像信号164からフレー
ム構造のままカラーブロック画像を復号化する。
【0118】切替え手段12(a)は、モード情報16
3に従ってカラー画像フィールド符号化手段89の出力
またはカラー画像フレーム符号化手段90の出力のいず
れかを選択し、復号化されたカラーブロック画像168
として出力する。
【0119】切替え手段11(b)では、カラー画像の
モード情報163に従って二値符号化画像信号165を
二値画像フィールド復号化手段91または二値画像フレ
ーム復号化手段92のいずれかに入力する。
【0120】二値画像フィールド復号化手段91では、
符号化二値画像信号165からフィールド単位で二値ブ
ロック画像を復号化する。二値画像フレーム復号化手段
92では、符号化二値画像信号165からフレーム構造
のまま二値ブロック画像を復号化する。
【0121】切替え手段12(b)では、モード情報1
63に従って二値画像フィールド復号化手段91の出力
または二値画像フレーム復号化手段92の出力のいずれ
かを選択し、復号化された二値ブロック画像169とし
て出力する。
【0122】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を持つカラーディジタル画像およ
び二値ディジタル画像の符号化画像信号に対して、カラ
ー画像、二値画像ともにモード復号化判定手段88で復
号化されたカラー画像のモード情報に従って復号化する
ことにより、二値画像のモード情報を用いることなく正
しく復号化することができる。
【0123】なお、本実施の形態では出力先切替え手段
11(a)、11(b)と入力元切替え手段12
(a)、12(b)を用いているが、切替え手段11ま
たは切替え手段12のいずれか一方のみを使用しても同
一の効果を得ることができる。
【0124】(実施の形態11)図18は、本発明の実
施の形態11における画像符号化装置のブロック図であ
る。同図において、図1に示す実施の形態1および図2
に示す実施の形態2と同一の手段および信号については
同じ番号を付し説明を省略する。同図において、93は
二値画像信号からフィールド単位で符号化するかフレー
ム単位で符号化するかをブロック毎に選択するモード判
定手段、94は二値ブロック画像をフィールド単位で符
号化する二値画像フィールド符号化手段、95は二値ブ
ロック画像をフレーム単位で符号化する二値画像フレー
ム符号化手段、96はカラーブロック画像をフィールド
単位で符号化するカラー画像フィールド符号化手段、9
7はカラーブロック画像をフレーム単位で符号化するカ
ラー画像フレーム符号化手段を示す。
【0125】以上のように構成された画像符号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。二値ディジタル入
力画像信号は、図中に示されていないブロック分割手段
によって複数の画素から構成された2次元ブロックに分
割され、二値ブロック画像162としてモード判定手段
93および切替え手段11(a)に入力される。
【0126】モード判定手段93は、入力された二値ブ
ロック画像162から画素値の分散や相関などを用いて
フィールド単位符号化処理またはフレーム単位符号化処
理のいずれかを判定し、モード情報170として出力す
る。
【0127】切替え手段11(a)は、モード情報17
0に従って二値ブロック画像162を二値画像フィール
ド符号化手段94または二値画像フレーム符号化手段9
5のいずれかに入力する。切替え手段11(c)は、モ
ード情報170に従ってモード情報を二値画像フィール
ド符号化手段94または二値画像フレーム符号化手段9
4のいずれかに入力する。
【0128】二値画像フィールド符号化手段94では、
まずモード情報170を符号化し、次に二値ブロック画
像162をフィールド毎に符号化し出力する。二値画像
フレーム符号化手段95では、まずモード情報170を
符号化し、次に二値ブロック画像162をフレーム構造
のまま符号化し出力する。
【0129】切替え手段12(a)では、モード情報1
70に従って二値画像フィールド符号化手段94の出力
または二値画像フレーム符号化手段95の出力を選択
し、符号化二値画像信号171として出力する。切替え
手段11(b)は、モード情報170に従って図中に示
されていないブロック分割手段によって、複数の画素か
ら構成された2次元ブロックに分割されたカラーブロッ
ク画像161をカラーフィールド符号化手段96または
カラーフレーム符号化手段97のいずれかに入力する。
【0130】カラー画像フィールド符号化手段96は、
カラーブロック画像161をフィールド毎に符号化し出
力する。カラー画像フレーム符号化手段97は、カラー
ブロック画像161をフレーム構造のまま符号化し出力
する。切替え手段12(b)は、モード情報170に従
ってカラー画像フィールド符号化手段96の出力または
カラー画像フレーム符号化手段97の出力を選択し符号
化カラー画像信号172として出力する。多重化手段1
3は、符号化二値画像信号171と符号化カラー画像信
号172を多重化し、ビットストリーム信号14を出力
する。
【0131】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を持つカラーディジタル画像信号
および二値ディジタル画像信号に対して、二値ディジタ
ル画像のモード情報に従ってカラーディジタル画像の符
号化を行うことによりカラーディジタル画像のモード情
報を符号化する必要がなく符号化効率の向上が達成でき
る。
【0132】なお、本実施の形態では出力先切替え手段
11(a)、11(b)および11(c)と入力元切替
え手段12(a)、12(b)を用いているが、切替え
手段11または切替え手段12のいずれか一方のみを使
用しても同一の効果を得ることができる。
【0133】(実施の形態12)図19は、本発明の実
施の形態12における画像復号化装置のブロック図であ
る。同図において、図1に示す実施の形態1、図2に示
す実施の形態2、図16に示す実施の形態9および図1
8に示す実施の形態11と同一の手段および信号につい
ては同一の番号を付し説明を省略する。同図において、
98は符号化二値画像信号からモード情報170を復号
化するモード復号化判定手段を示す。
【0134】以上のように構成された画像復号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。逆多重手段15
は、ビットストリーム信号14から符号化二値画像信号
171と符号化カラー画像信号172を分離し出力す
る。モード復号化判定手段98は、符号化二値画像信号
171から符号化二値画像信号と二値画像のモード情報
を分離し、符号化二値画像信号171を出力する共に二
値画像のモード情報170を復号化する。
【0135】切替え手段11(a)は、モード情報17
0に従って符号化二値画像信号171を二値画像フィー
ルド復号化手段91または二値画像フレーム復号化手段
92のいずれかに入力する。
【0136】二値画像フィールド復号化手段91は、符
号化二値画像信号171からフィールド単位で二値ブロ
ック画像を復号化する。二値画像フレーム復号化手段9
2は符号化二値画像信号171からフレーム構造のまま
二値ブロック画像を復号化する。
【0137】切替え手段12(a)は、モード情報17
0に従って二値画像フィールド符号化手段91の出力ま
たは二値画像フレーム符号化手段92の出力のいずれか
を選択し、復号化された二値ブロック画像169として
出力する。
【0138】切替え手段11(b)では、二値画像のモ
ード情報170に従って符号化カラー画像信号172を
カラー画像フィールド復号化手段89またはカラー画像
フレーム復号化手段90のいずれかに入力する。
【0139】カラー画像フィールド復号化手段89で
は、符号化カラー画像信号172からフィールド単位で
カラーブロック画像を復号化する。カラー画像フレーム
復号化手段90では、符号化カラー画像信号172から
フレーム構造のままカラーブロック画像を復号化する。
【0140】切替え手段12(b)では、モード情報1
70に従ってカラー画像フィールド復号化手段89の出
力または二値画像フレーム復号化手段92の出力のいず
れかを選択し、復号化されたカラーブロック画像168
として出力する。
【0141】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インタレース構造を持つカラーディジタル画像およ
び二値ディジタル画像の符号化画像信号に対して、カラ
ー画像、二値画像ともにモード復号化判定手段98で復
号化された二値画像のモード情報に従って復号化するこ
とにより、カラー画像のモード情報を用いることなく正
しく復号化することができる。
【0142】なお、本実施の形態では出力先切替え手段
11(a)、11(b)と入力元切替え手段12
(a)、12(b)を用いているが、切替え手段11ま
たは切替え手段12のいずれか一方のみを使用しても同
一の効果を得ることができる。
【0143】(実施の形態13)図20は本発明の実施
の形態13における画像符号化装置のブロック図であ
る。同図において図1に示す実施の形態1と同一の手段
および信号については同じ番号を付し説明を省略する。
【0144】同図において187はフィールド単位で着
目画素の周辺画素の画素値の分布状態を調べるフィール
ド画素値分布調査手段、188はフレーム単位で着目画
素の周辺画素の画素値の分布状態を調べるフレーム画素
値分布調査手段、189は周辺画素値の分布状態に応じ
て着目画素の画素値の確率を決定する確率分布決定手
段、190は決定した確率分布に応じて着目画素の画素
値を算術符号化する画素値符号化手段、191はフィー
ルド単位で符号化された符号化信号とフレーム単位で符
号化された符号化信号を比較しフィールド/フレームモ
ードを判定し、モード情報を出力するモード判定手段、
192は画素値を保持するメモリを示す。
【0145】以上のように構成された画像符号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。図中に示されてい
ないブロック分割手段によって複数の画素から構成され
た2次元ブロックに分割された二値ディジタル画像18
0は、まずメモリ192に入力され画素値が保持され
る。
【0146】フィールド画素値分布調査手段187およ
びフレーム画素値分布調査手段188は、符号化対象画
素の周辺の画素値をメモリ192から読み出し画素値の
分布状態を決定する。図22および図23は8×8画素
に分割されたブロックを示し、画素位置Aの画素が符号
化対象画素である。また黒くハッチングされた画素は符
号化済みの画素を示す。フィールド画素値分布調査手段
187では、図22に示した画素位置B、C、Dの画素
値を符号化対象画素Aの周辺画素値として出力する。ま
た、フレーム画素値分布調査手段188では、図23に
示した画素位置B、C、Dの画素値を符号化対象画素A
の周辺画素値として出力する。
【0147】確率分布決定手段189では、フィールド
画素値分布調査手段187およびフレーム画素値分布調
査手段188で決定した周辺画素値の分布状態より、符
号化対象画素の画素値の確率分布を決定する。すなわ
ち、(B,C,D)が(黒,白,黒)であった場合、図
24の確率分布表より符号化対象画素Aが黒である確率
は0.75、白である確率は0.25とするものであ
る。
【0148】画素値符号化手段190では、確率分布決
定手段189によって決定した確率分布に基づいて画素
値を算術符号化し、符号化画像信号を出力する。算術符
号は、シンボル系列(符号化すべきデータ系列)の発生
確率に応じて[0、1)の区間に分割していき、符号語
を算術演算により逐次的に構成し、最終的に得られた区
間内の位置を示す2進小数値をその系列の符号とするも
のである。ここで、[0、1)という記号は、0以上1
未満の区間または領域であることを示している。
【0149】図30に算術符号の概念図を示し説明す
る。確率分布決定手段189で求められた対象画素の周
辺画素値B、C、Dから図24の確率分布表に基づい
て、数値直線上の領域を設定していく。(表1)にその
手順を示すが、シンボル系列S=11100・・・・を
符号化した場合、周辺画素B、C、Dから対象画素の”
1”となる発生確率と”0”となる発生確率は、図24
の確率分布表から0.95と0.05である。図30に
示すとP0とP1で表現でき、対象画素が”1”の場合
はP0側の領域が選択される。
【0150】
【表1】
【0151】次に、2番目の対象画素については、1番
目のA1の領域に対して、発生確率に基づいて領域を分
割し、対象画素の画素値に応じて領域を選択していくも
のでA11の領域が選択される。以後、前対象画素の選
択した領域に対して、同様に発生確率に基づいて領域を
分割し、対象画素によりどちらかの領域を選択するもの
で、最終画素の領域の位置を示す2進小数値をその系列
の符号とするものである。
【0152】モード判定手段191では、フィールド単
位で画素値の分布状態を調査した確率分布に基づいて得
られた符号化画像信号と、フレーム単位で画素値の分布
状態を調査した確率分布に基づいて選られた符号化画像
信号とを1ブロック毎に比較し、符号長の短い方を選択
するフィールド/フレームモードを判定し、モード情報
185として出力する。
【0153】切替え手段12では、モード情報185に
従ってフィールド単位符号化画像信号またはフレーム単
位符号化画像信号のいずれかを選択し符号化画像信号1
86として出力する。多重化手段13は、モード情報1
85および符号化画像信号186を多重化し、ビットス
トリーム信号14として出力する。
【0154】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インターレース構造を持つ二値ディジタル画像を、
周辺画素値の分布状態に応じて符号化対象画素の画素値
の確率分布を決定し算術符号化するする際に、フィール
ド単位で確率分布を決定する手法とフレーム単位で確率
分布を決定する手法のいずれか効率の良い方をモード判
定手段191によってブロック毎に判定し切替えること
によって符号化効率の向上を達成することができる。
【0155】なお、本実施の形態では図22,23では
8×8画素のブロックを示したが任意のm×n画素から
構成されたブロックについて同様に実施することができ
る。
【0156】また、図22、23、24では符号化対象
画素の周辺画素としてB、C、Dの3画素を用いたが、
さらに多くの画素を用いることも可能である。
【0157】(実施の形態14)図21は、本発明の実
施の形態14における画像復号化装置のブロック図であ
る。同図において、図1に示す実施の形態1、図2に示
す実施の形態2、および図20に示す実施の形態13と
同一の手段および信号については同じ番号を付し説明を
省略する。
【0158】同図において194は確率分布の応じて復
号化対象画像を算術復号化する画素値復号化手段、19
3は復号化された二値ディジタル画像信号を示す。
【0159】以上のように構成された画像復号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。逆多重化手段15
は、ビットストリーム信号14からモード情報185と
符号化画像信号186とを分離し出力する。切替え手段
11では、モード情報185に従ってメモリ192内に
保持されている既に復号化済みの画素の画素値データを
フィールド画素値分布調査手段187またはフレーム画
素値分布調査手段188に入力する。
【0160】フィールド画素値分布調査手段187で
は、図22に例示した復号化対象ブロックにおいて、画
素位置Aが復号化対象画素であるとすると、黒くハッチ
ングされた画素は既に復号化済みであり、画素位置B、
C、Dの画素値を復号化対象画素Aの周辺画素値として
出力し、また、フレーム画素値分布調査手段188で
は、図23に例示した復号化対象ブロックにおいて、同
様に復号化対象画素Aの周辺の周辺画素値として画素位
置B、C、Dの画素値を出力する。
【0161】切替え手段12では、モード情報185に
従ってフィールド単位での画素値の分布状態、または、
フレーム単位での画素値の分布状態のいずれかを確率分
布決定手段189に入力する。
【0162】確率分布決定手段189では、フィールド
画素値分布調査手段187またはフレーム画素値分布調
査手段188で決定した周辺画素値の分布状態より、符
号化対象画素の画素値の確率分布を決定する。すなわ
ち、(B,C,D)が(黒,白,黒)であった場合、図
24の確率分布表により復号化対象画素Aが黒である確
率は0.75、白である確率は0.25となる。
【0163】画素値復号化手段194では、確率分布決
定手段189によって決定した確率分布に基づいて画素
値を算術復号化により復号化し、復号化画像信号193
として出力する。また出力された復号化画像信号はメモ
リ192に入力され保持される。算術符号の復号化は、
対象画素Aの周辺画素から図24の確率分布表で決定さ
れる確率分布に基づいて領域を分割して、符号化された
領域の位置がどちら側に存在しているかにより、対象画
素の値を決定するものである。
【0164】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、二値ディジタル画像の画素値を算術符号を用いて復
号化する画像復号化装置において、復号化対象画素の画
素値の確率分布を、復号化対象画素の周辺画素の画素値
の分布状態に応じて決定する際に、モード情報185お
よび切替え手段11、12を用いることによって、イン
ターレース構造を持つ画像においても正しく復号化する
ことができる。
【0165】なお、本実施の形態では出力先切替え手段
11と入力元切替え手段12を用いているが、切替え手
段11または切替え手段12のいずれか一方のみを使用
しても同一の効果を得ることができる。
【0166】また、図22、図23では8×8画素のブ
ロックを示したが任意のm×n画素から構成されたブロ
ックについて同様に実施することができる。
【0167】さらに、図22、図23、図24では符号
化対象画素の周辺画素としてB、C、Dの3画素を用い
たがさらに多くの画素を用いることも可能である。
【0168】(実施の形態15)図25は、本発明の実
施の形態15における画像符号化装置のブロック図であ
る。同図において図1に示す実施の形態1、図13に示
す実施の形態および図20に示す実施の形態13と同一
の手段および信号については同じ番号を付し説明を省略
する。
【0169】同図において、51はフィールド/フレー
ムモードを判定しモード情報を出力するモード判定手
段、52は二値ディジタル画像を符号化する符号化手
段、53はフィールド単位で動き補償を行うフィールド
動き補償手段、54はフレーム単位で動き補償を行うフ
レーム動き補償手段、56は復号化された画像を保持す
るメモリ、57は符号化画像信号から二値ディジタル画
像を復号化する復号化手段、58はフィールド単位で動
き推定を行うフィールド動き推定手段、59はフレーム
単位で動き推定を行うフレーム動き推定手段、201は
フィールド単位で動き補償予測画像において符号化対象
画素と同じ位置およびその周辺の画素の画素値の分布状
態を調査するフィールド画素値分布調査手段、202は
フレーム単位で動き補償予測画像において符号化対象画
素と同じ位置およびその周辺の画素の画素値の分布状態
を調査するフレーム画素値分布調査手段、200は動き
補償予測画像信号、203は符号化画像信号を示す。
【0170】以上のように構成された画像符号化装置に
ついて、以下にその動作を説明する。まず、最初に動き
推定・動き報償処理について説明する。図中に示されて
いないブロック分割手段によって、複数の画素から構成
された2次元ブロックに分割された二値ディジタル画像
は、ブロック毎に入力画像信号131としてフィールド
動き推定手段58およびフレーム動き推定手段59に入
力される。
【0171】フィールド動き推定手段58では、入力画
像信号131および参照画像信号136からフィールド
毎に動き推定を行い、フィールド動きベクトル138を
出力する。フレーム動き推定手段59では、入力画像信
号131および参照画像信号136からフレーム構造の
まま動き推定を行い、フレーム動きベクトル139を出
力する。
【0172】フィールド動き補償手段53では、参照画
像信号136およびフィールド動きベクトル138を用
いてフィールド毎に動き補償を行いフィールド予測画像
134を出力する。フレーム動き補償手段54では、参
照画像信号136およびフレーム動きベクトル139か
らフレーム構造のまま動き推定/動き補償を行いフレー
ム予測画像信号135を出力する。
【0173】モード判定手段51では、フィールド予測
画像信号134とフレーム予測画像信号135を比較
し、動き補償予測誤差がより少なくなるモードを判定
し、モード情報133として出力する。
【0174】画素値復号化手段194では、モード情報
185によって選択された動き補償予測画像信号200
をフレーム画素値分布調査手段202またはフィールド
画素値分布調査手段201で画素値分布状態を調査し、
確率分布決定手段189によって決定した確率分布に基
づいて画素値を算術復号化により復号化し、復号化画像
信号204として出力する。また出力された復号化画像
信号はメモリ204に入力され保持される。切替え手段
12(c)は、フィールド動き推定手段58からの動き
ベクトル138またはフレーム動き推定手段59からの
動きベクトル139のどちらかをモード情報133に従
って出力する。
【0175】次に、確率分布に基づいて算術符号化する
符号化処理について説明する。切替え手段12(a)で
は、モード情報133に従ってフィールド予測画像信号
134またはフレーム予測画像信号135のいずれかを
選択し、動き補償予測されて得られた動き補償予測画像
はフィールド画素値分布調査手段201、およびフレー
ム画素値分布調査手段202に入力される。
【0176】フィールド画素値分布調査手段201およ
びフレーム画素値分布調査手段202では、動き補償予
測画像信号200における符号化対象画素と同じ位置お
よびその周辺の画素の画素値を調査する。図27および
図28は8×8画素に分割されたブロックを示し、図2
7(a)および図28(a)は動き補償予測されたブロ
ック、図27(b)および図28(b)は符号化対象ブ
ロックを示す。
【0177】フィールド画素値分布調査手段201で
は、符号化対象画素が図27(b)に示される画素Aで
あるとすると、動き補償予測ブロック内で画素Aと同じ
位置にある図27(a)の画素Bおよびフィールド単位
でその周辺画素となるCおよびDの画素値を符号化対象
画素Aの周辺画素値の分布状態として出力する。
【0178】フレーム画素値分布調査手段202では、
符号化対象画素が図28(b)に示される画素Aである
とすると、動き補償予測ブロック内で画素Aと同じ位置
にある図28(a)の画素Bおよびフレーム単位でその
周辺画素となるCおよびDの画素値を符号化対象画素A
の周辺画素値の分布状態として出力する。
【0179】確率分布決定手段189では、フィールド
画素値分布調査手段201およびフレーム画素値分布調
査手段202で決定した周辺画素値の分布状態より、符
号化対象画素の画素値の確率分布を決定する。すなわ
ち、(B,C,D)が(黒,白、黒)であった場合、図
29に示す確率分布表より符号化対象画素Aの画素値が
黒である確率は0.75、白である確率は0.25とな
る。
【0180】画素値符号化手段190では、確率分布決
定手段189によって決定した確率分布に基づいて画素
値を算出符号化し、符号化画像信号を出力する。
【0181】モード判定手段191では、フィールド単
位で画素値の分布状態を調査した確率分布に基づいて得
られた符号化画像信号と、フレーム単位で画素値の分布
状態を調査した確率分布に基づいて選られた符号化画像
信号とを一ブロック毎に比較し、符号長の短い方を判定
することによってフィールド/フレームモードを決定
し、モード情報185として出力する。
【0182】切替え手段12(b)では、モード情報1
85に従ってフィールド単位符号化画像信号またはフレ
ーム単位符号化画像信号のいずれかを選択し符号化画像
信号203として出力する。
【0183】多重化手段13は、モード情報133、1
85、動きベクトル信号140および符号化画像信号2
03を多重化して、ビットストリーム信号14を出力す
る。
【0184】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、インターレース構造を持つ二値ディジタル画像を、
動き補償予測画像の画素値の分布状態に応じて符号化対
象画素の画素値の確率分布を決定し算術符号化するする
際に、フィールド単位で確率分布を決定する手法とフレ
ーム単位で確率分布を決定する手法のいずれか効率の良
い方をモード判定手段191によってブロック毎に判定
し切替えることによって符号化効率の向上を達成するこ
とができる。
【0185】なお、本実施の形態では図27,28では
8×8画素のブロックを示したが任意のm×n画素から
構成されたブロックについて同様に実施することができ
る。
【0186】また、図27、28、29では動き補償予
測画像の画素値の分布状態を調べる対象画素として画素
位置B、C、Dの3画素を用いたがさらに多くの画素を
用いることも可能である。
【0187】(実施の形態16)図26は、本発明の実
施の形態16における画像復号化装置のブロック図であ
る。同図において、図1に示す実施の形態1、図2に示
す実施の形態2、図20に示す実施の形態13、図21
に示す実施の形態14、および図25に示す実施の形態
15と同一の手段および信号については同じ番号を付し
説明を省略する。
【0188】同図において204は復号化された二値デ
ィジタル画像信号を示す。以上のように構成された画像
復号化装置について、以下にその動作を説明する。逆多
重化手段15は、ビットストリーム信号14からモード
情報133、185、動きベクトル信号140および符
号化画像信号203を分離して出力する。動きベクトル
信号140は、切替え手段11によりモード情報133
に従ってフィールド動き補償手段53またはフレーム動
き補償手段54のいずれかに入力される。
【0189】フィールド動き補償手段53は、参照画像
信号136及び動きベクトル信号140を用いてフィー
ルド毎に動き補償を行い、フィールド予測画像信号13
4を出力する。フレーム動き補償手段54は、参照画像
信号136及び動きベクトル信号140を用いてフレー
ム構造のまま動き補償を行いフレーム予測画像信号13
5を出力する。
【0190】フィールド画素値分布調査手段201で
は、図27(b)に例示した8×8画素からなる復号化
対象ブロックにおいて画素Aが復号化対象画素であると
すると、図27(a)に例示した動き補償予測ブロック
において画素Aと同じ位置の画素B、およびフィールド
単位で画素Bの周辺画素である画素CおよびDの画素値
を復号化対象画素Aの周辺画素値として出力し、また、
フレーム画素値分布調査手段202では図28(b)に
例示した8×8画素からなる復号化対象ブロックにおい
て画素Aが復号化対象画素であるとすると、図28
(a)に例示した動き補償予測ブロックにおいて画素A
と同じ位置の画素B、およびフレーム単位で画素Bの周
辺画素である画素CおよびDの画素値を復号化対象画素
Aの周辺画素値として出力する。
【0191】切替え手段12では、モード情報185に
従ってフィールド単位での画素値の分布状態、またはフ
レーム単位での画素値の分布状態のいずれかを確率分布
決定手段189に入力する。
【0192】確率分布決定手段189では、フィールド
画素値分布調査手段201またはフレーム画素値分布調
査手段202で決定した周辺画素値の分布状態より、符
号化対象画素の画素値の確率分布を決定する。すなわ
ち、(B,C,D)が(黒,白,黒)であった場合、図
29に示す確率分布表により符号化対象画素Aが黒であ
る確率は0.75、白である確率は0.25となる。
【0193】画素値復号化手段194では、確率分布決
定手段189によって決定した確率分布に基づいて画素
値を算術復号化により復号化し、復号化画像信号204
として出力すると共にメモり56に入力する。
【0194】上記により説明した本実施の形態によれ
ば、二値ディジタル画像の画素値を算術復号化を用いて
復号化する画像復号化装置において、復号化対象画素の
画素値の確率分布を、動き補償予測画像の画素値の分布
状態に応じて決定する際に、モード情報185および切
替え手段11,12を用いることによって、インターレ
ース構造を持つ画像においても正しく復号化することが
できる。
【0195】なお、本実施の形態では出力先切替え手段
11と入力元切替え手段12を用いているが、切替え手
段11または切替え手段12のいずれか一方のみを使用
しても同一の効果を得ることができる。
【0196】また、図27,28では8×8画素のブロ
ックを示したが任意のm×n画素から構成されたブロッ
クについて同様に実施することができる。
【0197】さらに、図27、28、29では符号化対
象画素の周辺画素としてB、C、Dの3画素を用いたが
さらに多くの画素を用いることも可能である。
【0198】(実施の形態17)本発明は、実施の形態
1から16に示した構成をプログラムによってソフト的
に実現し、これをフロッピーディスク等の記録媒体に記
録して移送することにより、独立した他のコンピュータ
システムで容易に実施することができる。図31に、記
録媒体の例としてフロッピーディスクを示す。
【0199】なお、この実施の形態においては、記録媒
体としてフロッピーディスクを示したが、ICカードや
CD−ROM、磁気テープ等プログラムを記録できるも
のであれば、同様に実施することができる。
【0200】
【発明の効果】以上のように、本発明の効果としては、
インタレース構造を持つディジタル画像をブロック分割
しブロック毎に符号化/復号化する画像符号化装置/画
像復号化装置において、ブロック毎にフィールド構造ま
たはフレーム構造を考慮し符号化効率の良いモードを選
択することにより符号化効率の顕著な改善効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像符号化装置
のブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における画像復号化装置
のブロック図
【図3】本発明の実施の形態3における画像復号化装置
のブロック図
【図4】(a)画素値の変化位置及び変化予測位置を示
す図 (b)フィールドモード復号化の画素値の変化位置及び
変化予測位置を示す図 (c)フィールドモード復号化ブロックを示す図
【図5】フレームモード復号化の画素値の変化位置及び
変化予測位置を示す図
【図6】フレームモード復号化ブロックを示す図
【図7】(a)フィールド構造のディジタル画像ブロッ
クを示す図 (b)フレーム構造のディジタル画像ブロックを示す図
【図8】本発明の実施の形態4における画像符号化装置
のブロック図
【図9】本発明の実施の形態5における画像復号化装置
のブロック図
【図10】アップサンプリングの処理例を示す図
【図11】ライン間の相関の処理れを示す図
【図12】本発明の実施の形態6における画像符号化装
置のブロック図
【図13】本発明の実施の形態7における画像復号化装
置のブロック図
【図14】本発明の実施の形態8における画像復号化装
置のブロック図
【図15】動き推定の概念図を示す図
【図16】本発明の実施の形態9における画像符号化装
置のブロック図
【図17】本発明の実施の形態10における画像復号化
装置のブロック図
【図18】本発明の実施の形態11における画像符号化
装置のブロック図
【図19】本発明の実施の形態12における画像復号化
装置のブロック図
【図20】本発明の実施の形態13における画像符号化
装置のブロック図
【図21】本発明の実施の形態14における画像復号化
装置のブロック図
【図22】フィールドモード符号化/復号化ブロックを
示す図
【図23】フレームモード符号化/復号化ブロックを示
す図
【図24】画素値の確率分布表の一例を示す図
【図25】本発明の実施の形態15における画像符号化
装置のブロック図
【図26】本発明の実施の形態16における画像復号化
装置のブロック図
【図27】フィールドモード動き補償予測ブロックおよ
び符号化/復号化ブロックを示す図
【図28】フレームモード動き補償予測ブロックおよび
符号化/復号化ブロックを示す図
【図29】画素値の確率分布表の一例を示す図
【図30】算術符号の概念図を示す図
【図31】本発明の実施の形態17におけるコンピュー
タの記録媒体の一例を示す図
【符号の説明】
11 出力先切替え手段 12 入力元切替え手段 13 多重化手段 15 逆多重化手段 34、51、67、81、93、191 モード判定手
段 32 フレームダウンサンプル手段 33、52 符号化手段 36、46、57 復号化手段 37 フィールドアップサンプル手段 38 フレームアップサンプル手段 47 アップサンプル手段 48、77 フィールド/フレーム並べ換え手段 53 フィールド動き補償手段 54 フレーム動き補償手段 56、64、192 メモリ 58 フィールド動き推定手段 59 フレーム動き推定手段 61 フィールド画素値変化位置検出手段 62 フレーム画素値変化位置検出手段 63 画素値変化位置予測手段 65 差分値計算手段 66 差分値符号化手段 70 差分値復号化手段 71 差分値加算手段 72、91 二値画像フィールド復号化手段 73、92 二値画像フレーム復号化手段76 二値画像復号化手段 82、96 カラー画像フィールド符号化手段 83、97 カラー画像フレーム符号化手段 84、94 二値画像フィールド符号化手段 85、95 二値画像フレーム符号化手段 88、98 モード復号化手段 89 カラー画像フィールド復号化手段 90 カラー画像フレーム復号化手段 187、201 フィールド単位画素値分布調査手段 188、202 フレーム単位画素値分布調査手段 189 確率分布決定手段 190 画素値符号化手段 194 画素値復号化手段

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二値ディジタル画像を複数画素から構成
    される2次元ブロックに分割し、ブロック毎に符号化を
    行なう画像符号化装置において、フィールド単位でダウ
    ンサンプリングを行なうかフレーム単位でダウンサンプ
    リングを行なうかをブロック毎に判定し、モード情報を
    出力するモード判定手段と、前記モード情報に従ってブ
    ロック毎にフィールド単位またはフレーム単位でダウン
    サンプリングを行なうダウンサンプリング手段と、前記
    モード情報に従ってブロック毎にフィールド単位または
    フレーム単位で符号化を行なう符号化手段とを具備する
    画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像符号化装置によって
    符号化した画像符号化信号から二値ディジタル画像に復
    号化する画像復号化装置において、モード情報に従って
    ブロック毎にフィールド単位またはフレーム単位で復号
    化処理を行なう復号化手段と、モード情報に従ってフィ
    ールド単位でアップサンプリングを行なうかフレーム単
    位でアップサンプリングを行なうかをブロック毎に選択
    し、フィールド単位またはフレーム単位でアップサンプ
    リングを行なうアップサンプリング手段を具備する画像
    復号化装置。
  3. 【請求項3】 二値ディジタル画像を複数画素から構成
    される2次元ブロックに分割し、ブロック毎に符号化を
    行なう画像符号化装置において、画素値の変化する位置
    の検出をフィールド単位で行なうかフレーム単位で行な
    うかをブロック毎に判定し、モード情報を出力するモー
    ド判定手段と、前記モード情報に従って画素値の変化点
    を検出する変化点検出手段と、前記モード情報に従って
    符号化済みの画素の画素値の変化位置から前記ディジタ
    ル画像の画素値の変化位置を予測する予測手段と、前記
    変化点検出手段によって検出された変化点の位置と前記
    予測手段によって予測された変化点予測位置の差分値を
    符号化する差分符号化手段とを具備する画像符号化装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像符号化装置によって
    符号化した画像符号化信号から二値ディジタル画像に復
    号化する画像復号化装置において、モード情報に従って
    ブロック毎にフィールド単位またはフレーム単位で復号
    化処理を行なう復号化手段と、画素値の変化点と変化点
    の予測位置の差分値を復号化する差分復号化手段と、モ
    ード情報に従ってブロック毎に復号化済みの画素の画素
    値の変化点から画素値の変化点の予測位置を予測する予
    測手段と、モード情報に従って前記差分復号化手段によ
    って復号化された差分値と前記予測手段によって予測さ
    れた予測位置を加算する加算手段とを具備し、前記加算
    手段の出力を画素値の変化位置とする画像復号化装置。
  5. 【請求項5】 二値ディジタル画像を複数画素から構成
    される2次元ブロックに分割し、ブロック毎に符号化を
    行なう画像符号化装置において、着目画素の周辺の符号
    化済み画素の画素値の分布状態の調査をフィールド単位
    で行うかフレーム単位で行うかをブロック毎に判定しモ
    ード情報を出力するモード判定手段と、前記モード情報
    に従って着目画素の画素値の確率分布を周辺の符号化済
    み画素の画素値の分布状態から決定する確率分布決定手
    段と、前記確率分布決定手段によって決定した確率分布
    に従って着目画素の画素値を符号化する画素値符号化手
    段とを具備する画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像符号化装置によって
    符号化した画像符号化信号から二値ディジタル画像に復
    号化する画像復号化装置において、既に復号化済みの周
    辺画素の画素値の分布状態の調査をモード情報に従って
    ブロック毎にフィールド単位またはフレーム単位で行い
    着目画素の画素値の確率分布を決定する確率分布決定手
    段と、前記確率分布決定手段によって決定した確率分布
    に従って着目画素の画素値を復号化する画素値復号化手
    段を具備する画像復号化装置。
  7. 【請求項7】 二値ディジタル画像を複数画素から構成
    される2次元ブロックに分割し、ブロック毎に符号化を
    行なう画像符号化装置において、符号化済みの参照画像
    をもとに動き補償を行うことによって得られる動き補償
    予測画像の画素値の分布状態の調査をフィールド単位で
    行うかフレーム単位で行うかをブロック毎に判定し、モ
    ード情報を出力するモード判定手段と、前記モード情報
    に従って着目画素の画素値の確率分布を動き補償予測画
    像の画素値の分布状態から決定する確率分布決定手段
    と、前記確率分布決定手段で決定した確率分布に従って
    着目画素の画素値を符号化する画素値符号化手段とを
    備する画像符号化装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の画像符号化装置によって
    符号化した画像符号化信号から二値ディジタル画像に復
    号化する画像復号化装置において、既に復号化済みの参
    照画像をもとに動き補償を行うことによって得られる動
    き補償予測画像の画素値の分布状態の調査をブロック毎
    にモード情報に従ってブロック毎にフィールド単位また
    はフレーム単位で行い着目画素の画素値の確率分布を決
    定する確率分布決定手段と、前記確率分布決定手段によ
    って決定した確率分布に従って着目画素の画素値を復号
    化する画素値復号化手段とを具備する画像復号化装置。
  9. 【請求項9】 ディジタルカラー画像および前記カラー
    画像の有意形状を示す二値ディジタル画像をブロック毎
    に符号化する画像符号化装置において、ディジタルカラ
    ー画像の符号化処理をフィールド単位で行なうかフレー
    ム単位で行なうかブロック毎に判定し、モード情報を出
    力するモード判定手段と、前記モード情報に従って当該
    ブロックの二値ディジタル画像の符号化処理をフィール
    ド単位でまたはフレーム単位で行なう二値ディジタル画
    像符号化手段とを具備する画像符号化装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の画像符号化装置によっ
    て符号化した画像符号化信号からディジタルカラー画像
    および前記カラー画像の有意形状を示す二値ディジタル
    画像を復号化する画像復号化装置において、二値ディジ
    タル画像の復号化処理をディジタルカラー画像の当該ブ
    ロックのモード情報に応じてフィールド単位またはフレ
    ーム単位で行なう二値ディジタル画像復号化手段を具備
    する画像復号化装置。
  11. 【請求項11】 ディジタルカラー画像および前記カラ
    ー画像の有意形状を示す二値ディジタル画像ブロック毎
    に符号化する画像符号化装置において、二値ディジタル
    画像の符号化処理をフィールド単位で行なうかフレーム
    単位で行なうかをブロック毎に判定し、モード情報を出
    力するモード判定手段と、前記モード情報に従ってディ
    ジタルカラー画像の当該ブロックの符号化処理をフィー
    ルド単位またはフレーム単位で行なう二値ディジタル画
    像符号化手段と、前記モード情報に従って多値ディジタ
    ル画像の当該ブロックの符号化処理をフィールド単位ま
    たはフレーム単位で行なうディジタルカラー画像符号化
    手段とを具備する画像符号化装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の画像符号化装置によ
    って符号化した画像符号化信号からディジタルカラー画
    像および前記カラー画像の有意形状を示す二値ディジタ
    ル画像を復号化する画像復号化装置において、モード情
    報に従って二値ディジタル画像の復号化をブロック毎に
    フィールド単位またはフレーム単位で行なう二値ディジ
    タル画像復号化手段と、当該ブロックのディジタルカラ
    ー画像の復号化を前記モード情報に従ってフィールド単
    位またはフレーム単位で行なうディジタルカラー画像復
    号化手段とを具備する画像復号化装置。
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