JP3190947B2 - 粘度調節装置 - Google Patents

粘度調節装置

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JP3190947B2
JP3190947B2 JP21271495A JP21271495A JP3190947B2 JP 3190947 B2 JP3190947 B2 JP 3190947B2 JP 21271495 A JP21271495 A JP 21271495A JP 21271495 A JP21271495 A JP 21271495A JP 3190947 B2 JP3190947 B2 JP 3190947B2
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慶太郎 鳴尾
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横山 勲央
株式会社ロボ電子研究所
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グラビア印刷等の
インキの粘度の調節に使用するに適した粘度調節装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】グラビア印刷では、印刷工程中にインキ
が外気に曝されるため、溶剤が揮発してインキの粘度が
上昇し、これが原因と見られる印刷汚れなどの不良が多
発するのみならず、生インキ使用量が増加することによ
るムダが生じていた。この種の不良の発生を防止するた
め、従来は熟練工のに頼った粘度管理を行っていた
が、作業が煩雑となり、しかも高精度の粘度管理を行う
ことができなかった。一方、このような作業者のに頼
らずに粘度管理を行うことを目的として、インキの粘度
をある種のパラメターとして検出し、その検出結果に基
づいて溶剤を補給する装置が開発されているが、従来の
装置はインキの粘度の数値管理に、検出データを複雑な
数表を使用して粘度に換算する必要があったため、煩雑
で作業ミスや故障が起こりやすく、結局人手に頼ること
が多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近、食品業界をはじ
めとする需要家側の高成長に伴って、商品の付加価値を
上げ、消費者の購買意欲を高めるため、包装資材の印刷
をきわめて高品質なものとするよう要求されるようにな
った。例えば、細線、細字、ハ−フト−ンを多用するな
ど、印刷の高品質化が急激に進行している。グラビア印
刷の版胴にしても、深度が7〜15ミクロンという過酷
な条件が要求されており、インキの粘度の厳格な管理が
必要となっている。
【0004】そこで、本発明は、精密なハ−ド部分とコ
ンピュ−タを用いるソフト部分とを組み合わせることに
より、インキのような流動体の粘度管理を高精度に行う
ことのできる自動式の粘度調節装置を提供することを課
題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような構成とした。すなわち、本発
明にかかる粘度調節装置は、印刷インキ等の流動体の流
路に配置され該流動体を流動させるダイヤフラムポンプ
と、該ダイヤフラムポンプの脈動数を検出する検出器
と、該検出器によって検出された単位時間当りの脈動数
から流動体の粘度を求める演算手段と、求められた粘度
を直接表示する表示手段と、前記脈動数に基づく粘度の
検出を所定の時間ごとに行うとともに、求められた粘度
が予め設定された粘度範囲から外れたときは希釈液供給
用のバルブを設定時間だけ開く信号を出力する制御装置
とを具備することを特徴としている。
【0006】本発明の粘度調節装置は、インキ等の流動
体の流路にエアで駆動されるダイヤフラムポンプを配置
し、このダイヤフラムポンプによって流動体を流動させ
つつその流動による脈動を検出する。ダイヤフラムポン
プの脈動は、流動体の粘度によって変化し、粘度が高い
ほど一定時間(単位時間)内での脈動数が少なく、粘度
が低くなるほどこの脈動数は多くなるので、この脈動数
から粘度を知ることができる。ダイヤフラムポンプの脈
動数は、例えば近接スイッチ等種々の検出器によって検
出することができるが、脈動によって生じるエア圧力の
変動を圧力スイッチで検出するのが高精度を維持するう
えで好ましい。
【0007】上記検出器によって検出された脈動数は、
演算手段に供給され、そこで流動体の粘度に換算され
る。このためには、予め対象とする流動体の粘度と脈動
数の関係を実験により求めておき、この関係式を用いて
実際の作業時に検出された脈動数から粘度を算出する。
求められた粘度は、表示手段に直接表示される。
【0008】一方、求められた粘度が設定粘度範囲から
外れた時、すなわち粘度が設定値よりも高くなった時
は、該粘度を設定範囲内に納めるよう信号が出力され
る。具体的には、流動体の濃度を希釈する希釈液を添加
する信号を出力する。これにより流動体に所定量の希釈
液が添加され、その粘度が低下する。以上の制御が所定
の時間ごとに繰り返し行われ、流動体の粘度が常に設定
範囲内に維持されるのである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面にあらわされた本発明
の実施の形態について具体的に説明する。図1は本発明
の粘度調節装置をあらわすもので、この粘度調節装置1
は、ハ−ド部2とコンピュ−タを含む制御部3とで構成
され、印刷用インキの全自動粘度コントロ−ルシステム
を構成している。
【0010】ハ−ド部2のケ−シング4内には、流動体
であるインキの流路となる配管5が設けられ、その中間
部にダイヤフラムポンプ10が介装されている。ダイヤ
フラムポンプ10は、エア圧で振動させられるダイヤフ
ラム10aを備え、このダイヤフラムの振動により流動
体を圧送するポンプであり、回転部がないので、その部
分の潤滑油を必要とせず、メインテナンスが簡単であ
る。
【0011】エア配管15のエア供給口15aから導入
された圧縮空気(エア)は、コック16、圧力調節器1
7、オイルカップ18、スピコン19等を経由してダイ
ヤフラムポンプ10に供給され、そこから制御部3に送
られたのち、エア吐出口15bから大気中に放出される
が、この間にダイヤフラムを振動させて、前記配管5内
のインキを矢印方向に流動させる。5aはインキの吸入
口、5bはその吐出口である。
【0012】ケ−シング4の上部には溶剤タンク20が
設置され、この中に希釈液であるインキ用溶剤Dが収容
されている。溶剤タンク20の底部には溶剤配管21が
溶剤コック23を介して接続されている。この溶剤配管
21の中間部には、耐圧防爆型電磁バルブ25が介装さ
れている。
【0013】制御部3にはCPU(パソコン)30が設
けられ、これに圧力センサである圧力スイッチ32が接
続されている。圧力スイッチ32は、前記エア配管15
に接触するように取りつけられており、エア配管(エア
ホ−ス)15内の圧力変動を検出してその検出信号をC
PUに入力する。
【0014】一方、CPU30には粘度範囲設定器3
4、溶剤バルブ開時間設定器35、メモリ36、検出サ
イクル設定器37等が接続され、溶剤の添加を開始する
粘度の限界設定、溶剤用電磁バルブ25を開く時間tの
設定、対象とするインキを流動させた場合の脈動数と実
際の粘度との関係(予備試験結果)の記憶、制御周期の
設定等を行うことができるようになっている。
【0015】また、CPU30には溶剤添加中を知らせ
る溶剤添加ブザ−40と、求めた粘度を表示するデジタ
ルカウンタ42が接続されている。図中、44は電源ス
イッチ、45は電源投入中を示すシグナルランプであ
る。
【0016】この粘度調節装置1は、図4に示すよう
に、印刷装置50にインキLを供給するシステム中に設
置される。印刷装置50にはインキタンク51のインキ
がポンプ53で循環供給される。一方、インキタンク5
1内のインキは、粘度調節装置1のダイヤフラムポンプ
10によって吸い上げられ、その時の単位時間内の脈動
数が圧力スイッチ32によって検出される。
【0017】この検出結果はCPU30に入力され、予
備実験結果に基づく関係式(メモリに記憶されている)
により、粘度に換算される。得られた粘度値(センチポ
アズ)はデジタルカウンタ42によって小数点以下1桁
まで表示される。
【0018】一方、粘度の管理限界(上限)が粘度範囲
設定器34によって設定されており、測定された粘度が
この範囲を越えると電磁バルブ25が設定時間tだけ開
かれる。このため、溶剤タンク内の溶剤がインキ中に添
加され、インキの濃度が薄められる結果、粘度が低下す
る。この溶剤添加中は、ブザ−40がこれを報知する。
なお、上記設定時間tは数秒ないし数十秒程度に設定す
るのが普通であるが、装置の大きさ、インキの種類等に
よって適当に設定すればよい。
【0019】また、粘度検出の周期すなわち制御サイク
ルは短い方が精度が高くなるが、通常は数秒ないし数十
秒程度で十分である。なお、この管理デ−タすなわち測
定粘度値と溶剤の添加時間(量)は、図示しないプリン
タにより連続的に記録紙に記録される。
【0020】以上の説明では、流動体の粘度をダイヤフ
ラムポンプの脈動で検出しているが、ダイヤフラムポン
プ以外のポンプを用いて循環させつつ流動体の粘度を検
出することができるものであれば、他の方法を採用する
こともできる。また、溶剤の添加量は、上記のようにバ
ルブを一定時間だけ開く方法で制御してもよく、粘度値
に応じてバルブ開度と開時間を制御するようにしてもよ
い。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる粘度調節装置は、インキ等の流動体の粘度を測
定しつつ、それが設定粘度値の限界に達したら希釈液を
添加して粘度を下げる操作を自動的に行うものであるか
ら、インキ等の粘度を高精度に管理することが可能とな
り、この種の流動体を用いる印刷物等の製品の品質を高
品質に維持することが可能となった。また、流動体の粘
度が直接表示されるので、品質管理上便利である。この
粘度調節装置を、化学産業、食品業界等各種産業分野に
おける流動体の粘度調節に使用することができることは
言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘度調節装置の1例を表す構成説明図
である。
【図2】その正面側から見た斜視図である。
【図3】その背面側から見た斜視図である。
【図4】その使用法の説明図である。
【符号の説明】
1 粘度調節装置 2 ハ−ド部 3 制御部 5 インキ配管 10 ダイヤフラムポンプ 15 エア配管 20 溶剤タンク 25 溶剤用電磁バルブ 30 CPU 32 圧力スイッチ(圧力検出器) 42 デジタルカウンタ(表示装置) 50 印刷装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷インキ等の流動体の流路に配置され
    該流動体を流動させるダイヤフラムポンプと、該ダイヤ
    フラムポンプの脈動数を検出する検出器と、該検出器に
    よって検出された単位時間当りの脈動数から流動体の粘
    度を求める演算手段と、求められた粘度を直接表示する
    表示手段と、前記脈動数に基づく粘度の検出を所定の時
    間ごとに行うとともに、求められた粘度が予め設定され
    た粘度範囲から外れたときは希釈液供給用のバルブを設
    定時間だけ開く信号を出力する制御装置とを具備するこ
    とを特徴とする粘度調節装置。
  2. 【請求項2】 脈動数を検出する検出器がダイヤフラム
    ポンプのエア圧力を検出する圧力スイッチで構成されて
    いる請求項1に記載の粘度調節装置。
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CN111727121B (zh) * 2018-02-22 2022-02-11 三菱重工机械***株式会社 粘度测定装置,印刷液供给装置,印刷液循环装置及印刷机以及印刷液粘度调整方法

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