JP3190614B2 - 清掃用シート - Google Patents
清掃用シートInfo
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Description
布を絡合させた業務用、家庭用の清掃用シート、更に詳
しくは、該不織布として、特定の繊維を主体とする不織
布状の繊維集合体を用いることにより、種々のダストを
捕集し得るようにした乾式清掃用シートに関するもの
で、該清掃用シートは、特に、清掃シート交換型の床拭
用清掃具及び清掃シート交換型のハンディタイプ清掃具
に効果的に用いられる。
人は、先に、繊維の絡合で形成された不織布を網状シー
トで補強し、清掃時における必要な強度と、綿ホコリ、
糸くず、髪の毛などの大きなダストから土ホコリなどの
微細なダストまで絡みとる繊維自由度とを共に満足させ
ることができ、清掃シート交換型床拭き用モップに用い
られて種々のダストを捕集できる清掃シートについて開
示した(特開平07−184815号公報参照)。
ングやクッションフロアーや畳などの床材上の綿ホコ
リ、髪の毛などのダストに対する捕集性は高いが、表面
の平滑性の高い、床材、化粧板及び樹脂コーティングさ
れた机や家具並びにプラスチック製品上のダストに対す
る捕集性能は不十分なものであった。
6724号公報には、0.8デニール未満である極細繊
維と0.8デニール以上の繊維が不規則に混在し、その
重量比が99/1〜1/99である交絡不織布からなる
清掃物品が開示されており、該公報には、該清掃物品に
よれば、油剤を使うことなく土ホコリなどの小さいゴミ
を捕集でき、かつ、清掃面との摩擦係数を上げずに髪の
毛や大きいゴミを絡みとることができる旨記載されてい
る。
記の2種の繊維のみから構成されているため、ダスト類
の捕集性能を維持しようとして低絡合にすると、充分な
強度が得られず、また、充分な強度を付与しようとする
と、絡合状態を密にせざるをえず充分な捕集性能を発揮
し難く、種々のダストを捕集し難いものである。
必要な強度とダスト類の捕集性能に必要な繊維自由度と
を共に満足させることのできる清掃用シート、更に具体
的には、一般の床材上のダストから、表面の平滑な机や
家具及びプラスチック製品上のダストまで、種々のダス
トを捕集することのできる清掃用シート、特に清掃シー
ト交換型の清掃具に効果的に使用される清掃用シートを
提供することにある。
した結果、網状シートと、繊度が特定値以下の極細繊維
を特定量含有する繊維ウエブとを積層し、これらを低エ
ネルギー条件の水流交絡(ウォーターニードリング)等
により絡合一体化したシートが上記目的を達成し得るこ
とを知見した。
で、網状シートの片面若しくは両面に、繊度0.9デニ
ール以下の極細繊維を50重量%以上含有する繊維ウエ
ブの繊維絡合で形成された不織布状の繊維集合体が、そ
の構成繊維間の絡合と共に該網状シートに対しても絡合
状態で一体化されたシートからなり、5N/30mm荷
重時の伸度が20%以下である清掃用シートを提供する
ものである。
記繊維集合体は、繊維状のダストを該繊維集合体の構成
繊維で絡み取り且つ絡み取ったダストを該構成繊維間に
保持し得る繊維自由度を有する低絡合状態である。
その好ましい実施形態について詳述する。図1は、本発
明の清掃用シートの一実施形態を示す拡大断面図、図2
は、図1に示す清掃用シートに用いられる網状シートの
拡大平面図である。
すように、図2に示す網状シート2の両面に、繊維ウエ
ブの繊維絡合で形成された不織布状の繊維集合体3,3
が、それらの構成繊維間の絡合と共に該網状シート2に
対しても絡合状態で一体化されたシートからなってい
る。
網状シート2は、図2に示すような格子状のネットから
なっている。該網状シート2の線径は好ましくは20μ
m〜500μm、更に好ましくは100μm〜200μ
mである。またその線間距離は好ましくは2mm〜30
mm、更に好ましくは4mm〜20mmである。
ポリオレフィン系、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン等、ポリエステル系、例えばポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等、ポ
リアミド系、例えばナイロン6、ナイロン66等、アク
リロニトリル系、ビニル系及びビニリデン系、例えばポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等、あるいはそれら
変成物、アロイ、これらの混合物等より適宜選定するこ
とができる。
状シートとしては、孔を多数有する有孔フィルムであっ
ても良く、一定の孔を有し、前記繊維集合体を形成する
繊維ウェブが絡合状態で一体化し得る担体であれば特に
限定されるものではない。例えば、ガーゼ状の織布のよ
うに織り目空間の比較的大きな目の粗い織布、あるいは
片面または両面に繊維ウエブを重ね合わせてそれらを絡
合状態で一体化し得る繊維空隙を有する不織布等も、上
記網状シートとして用いられる。
る上記繊維集合体3,3は、繊度0.9デニール以下の
極細繊維を50重量%以上含有する繊維ウエブの繊維絡
合で形成された不織布状のものである。該繊維集合体3
に用いられる該極細繊維の該繊維ウエブ(該繊維集合
体)中の含有量は、50重量%以上であれば良いが、好
ましくは70重量%以上、更に好ましくは90重量%以
上である。極細繊維が50重量%未満であると極細繊維
によるダストの捕集性能が低下してしまう。該極細繊維
の繊度は、好ましくは0.8デニール以下、更に好まし
くは0.5デニール以下であり、その繊維長は、好まし
くは20〜100mm、更に好ましくは30〜65mm
である。また、該極細繊維の繊維断面形状、捲縮率など
は、加工性、コストなどを総合的に勘案して決定され
る。
を網上シートの両面に絡合させてあるが、その片面に絡
合させたものでも良い。また、上記繊維ウエブ(繊維集
合体)を構成する上記極細繊維以外の繊維としては、繊
度1.0〜6.0デニール、繊維長20〜100mmの
ものを用いるのが好ましく、繊度1.0〜3.0デニー
ル、繊維長30〜65mmのものを用いるのが更に好ま
しい。
は、ポリエステル系、ポリアミド系などの熱可塑性繊
維、あるいはそれらの複合化繊維、アセテートなどの半
合成繊維、キュプラ、レーヨンなどの再生繊維、あるい
はコットンなどの天然繊維のいずれでもよく、それらの
混綿でもよい。また、不織布状の繊維集合体には表面物
性を向上させるため、ダスト類を吸着する油剤成分など
を適宜付与してもよい。ただし、この時付与する油剤量
は不織布状の繊維集合体から多量にしみだしたり、清掃
対象面に多量に移行しない量とすることが好ましい。上
記繊維集合体を0.9デニール以下の極細繊維を用いて
形成することにより、大きなダスト、特に髪の毛の絡み
付きを向上させることができる他、油剤成分など付与し
ても、それらはしみだし難く、清掃面に多量に移行し難
くなるため、油剤の付与量を増やすことができ、その結
果、ダスト類の吸着量を更に増やすことができる。
布状の繊維集合体の目付は、30〜100g/m2 が好
ましく、40〜70g/m2 が更に好ましい。この繊維
集合体の目付が30g/m2 を下回ると、清掃シートと
して使用の際、ダスト類がシートの裏側に抜け易くな
り、清掃時に手等が汚れるおそれがある。また、繊維集
合体の目付が100g/m2 を上回ると、所望の交絡係
数において、繊維と網状シートが充分に絡合せず、加工
性を悪化すると共に繊維が脱落し易い清掃用シートが得
られることになる。
布状の繊維集合体の密度は、0.015〜0.200g
/cm3 が好ましく、0.030〜0.100g/cm
3 が更に好ましい。この繊維集合体の密度が0.015
g/cm3 を下回ると、繊維間の絡合状態が低くなり過
ぎ、また、0.200g/cm3 を超えると繊維間の絡
合状態が高くなり過ぎ、繊維間の空隙も小さくなり過ぎ
る。
維集合体の構成繊維間の絡合の度合いが重要であり、こ
の度合いは、絡合処理時の繊維ウエブにかかる絡合エネ
ルギーによって決定づけられる。そして、この度合いを
所望の絡合状態、即ち、繊維集合体の目付及び密度をそ
れぞれ上記の範囲とするには、絡合を水流交絡(ウォー
ターニードリング)により行うことが好ましい。水流交
絡(ウォーターニードリング)によれば、繊維の種類、
繊維ウエブの目付、ウォータージェットノズルの本数及
び水圧、ラインスピード等の条件によって繊維ウエブに
かかる絡合エネルギーをコントロールすることができる
ので、本発明の清掃用シートにおける構成繊維間の絡合
を所望の低い絡合状態とすることができる。
0mm荷重時の伸度が20%以下である。また、その破
断強度が5N/30mm以上、交絡係数が0.1〜5N
・m/gであることが好ましい。ここで、上記破断強度
は、本発明の清掃用シートに引張荷重をかけた際に該清
掃用シートが切れ始めるときの荷重値(引張強度測定時
の第1ピーク値)であり、上記伸度はこの荷重値を5N
/30mmとしたときの清掃用シートの伸び率を示す。
状態を表す尺度であり、清掃用シートの不織布状の繊維
集合体における、その繊維配向に対する垂直方向の応力
−ひずみ曲線の初期勾配で表され、その値が小さいほど
繊維間の絡合が弱いといえる。このとき、応力は、引張
荷重値をつかみ幅(引張強度測定時の試験片幅)及び不
織布状の繊維集合体の目付で割った値を示し、ひずみは
伸度を示す。
と、清拭操作中に清掃用シートが破れることがあり、ま
た清掃用シートの伸度は低いことが好ましく、5N/3
0mm荷重時の伸度が20%を超えると、清拭操作中に
清掃用シートに歪み、よれ等が生じて使い勝手が悪くな
り易い。これらの問題点は、清掃用シートを、実開平2
−119152号公報等に記載の清掃シート交換型の清
掃具に取付けて清拭作業を行う場合に顕著となる。
方向の応力−ひずみ曲線の初期勾配で表される交絡係数
を本発明の清掃用シートのように5N・m/g以下にし
ようとすると、繊維集合体のみでは上記破断強度及び伸
度の値を達成するのが困難であり、かかる値を達成する
ためには本発明のように、網状シートと繊維集合体を絡
合一体化することが重要である。また、本発明の清掃用
シートは、同程度の低い絡合状態では、繊維集合体のみ
から成る絡合シートに比べて繊維集合体が網状シートと
絡合一体化されていることと、それにより、伸度が低く
保たれていることから繊維の脱落が著しく抑制される状
態にある。
ると、繊維間及び繊維と網状シートが充分に絡合せず、
繊維が脱落し易い不織布が得られることになる。また、
上記交絡係数が5N・m/gを超えると、絡合が強すぎ
るため繊維自由度は充分とはいえず、ダスト類に繊維が
絡みにくくなり、ダスト類の捕集性能が低下する。上述
した本発明の好ましい実施形態においては、上記繊維集
合体は、繊維状のダストを該繊維集合体の構成繊維で絡
み取り且つ絡み取ったダストを該構成繊維間に保持し得
る繊維自由度を有する低絡合状態である。
上記繊維集合体に対して0.1〜40重量%付与されて
いることが好ましく、0.5〜30重量%が特に好まし
い。付与された油剤量が0.1重量%未満であると、油
剤成分付与によるダスト類の吸着量の向上は充分とはい
えず、40重量%超であると、油剤成分が繊維集合体か
らしみ出し、清掃対象面に多量に移行したり、手に付着
してベタツキを感じることがある。上記油剤成分として
は、鉱物油、合成油、シリコーン油及び界面活性剤の
内、少なくとも1種類以上を含むことが好ましい。上記
鉱物油としては、パラフィン系炭化水素、ナフテン系炭
化水素、芳香族炭化水素等が挙げられる。また、上記合
成油としては、アルキルベンゼン油、ポリオレフィン
油、ポリグリコール油等が用いられ、該シリコーン油と
しては鎖状ジメチルポリシロキサン、環状ジメチルポリ
シロキサン、メチルハイドロジエンポリシロキサンまた
は各種変成シリコーン等が挙げられる。上記界面活性剤
としては、非イオン系、陽イオン系、陰イオン系、両性
系の各種界面活性剤が挙げられ、繊維集合体に用いられ
る繊維の種類や併用する他の油剤成分の種類に応じて適
宜用いられる。上記油剤成分の粘度は、20゜Cで5〜
1500mPa・sが好ましく、40〜1300mPa
・sが特に好ましい。該粘度が5mPa・sより低い
と、清掃中に油剤成分がしみ出しやすく、1500mP
a・sより高いと、油剤成分のダスト類への浸透性が低
くなりダスト類の吸着量が低下することがある。
状ネット(線間距離8mm、線径0.2mm)を用い、
該網状シートの上下に、ポリエステル繊維(繊度0.8
デニール、繊維長38mm)を常法のカードで目付48
g/m2 の繊維ウエブとなるように積層した後、低エネ
ルギー条件でウォーターニードリング処理を施し、繊維
ウエブの繊維絡合で形成された不織布状の繊維集合体
が、その構成繊維間の絡合と共に該網状シートに対して
も絡合状態で一体化されたシート(厚さ0.9mm、破
断強度18N/30mm、5N/30mm荷重時の伸度
5%、繊維集合体密度0.053g/cm3 、交絡係数
0.72Nm/g)を得た。更に、得られたシートに、
該シートの繊維集合体に対して5重量%の流動パラフィ
ン(粘度130mPa・s)をグラビア塗工にて付与
し、清掃用シートを得た(表1参照)。
ピレンの格子状ネット(線間距離8mm、線径0.2m
m)を用い、該網状シートの上下にポリエステル繊維
(繊度0.8デニール、繊維長38mm)70%とポリ
エステル繊維(繊度1.5デニール、繊維長51mm)
30%とを十分に混綿し、常法のカードで目付48g/
m2 の繊維ウエブとなるように積層した後、実施例1と
同じ低エネルギー条件でウォーターニードリング処理を
施し、繊維ウエブの繊維絡合で形成された不織布状の繊
維集合体が、その構成繊維間の絡合と共に該網状シート
に対しても絡合状態で一体化されたシート(厚さ0.9
mm、破断強度18N/30mm、5N/30mm荷重
時の伸度5%、繊維集合体密度0.053g/cm3 、
交絡係数0.68Nm/g)を得た。更に、得られたシ
ートに、該シートの繊維集合体に対して5重量%の流動
パラフィン(粘度130mPa・s)をグラビア塗工に
て上記シートに付与し、清掃用シートを得た(表1参
照)。
ピレンの格子状ネット(線間距離8mm、線径0.2m
m)を用い、該網状シートの上下に、ポリエステル繊維
(繊度1.5デニール、繊維長51mm)を常法のカー
ドで目付48g/m2 の繊維ウエブとなるように積層し
た後、低エネルギー条件(実施例1よりやや高い)でウ
ォーターニードリング処理を施し、厚さ0.8mm、破
断強度18N/30mm、5N/30mm荷重時の伸度
5%、繊維集合体密度0.060g/cm3 、交絡係数
0.70Nm/gのシート(比較例1)を得た(表1参
照)。 〔比較例2〕上記比較例1のシートに、更に上記繊維集
合体に対して5重量%の流動パラフィン(粘度130m
Pa・s)を、グラビア塗工にて付与し、シート(比較
例2)を得た(表1参照)。
密度〕の通りであり、上記交絡係数は、下記の測定方法
で測定された値である。 〔繊維集合体密度〕繊維集合体密度は、繊維集合体目付
を繊維集合体厚みで除した値である。この時、繊維集合
体の厚みは、絡合一体化されたシートから網状シート部
分を除いた厚みであるが、網状シートに図2のような格
子状のネットを用いた場合には厚みとして絡合一体化さ
れたシートの厚みを用いる。また、厚み測定には、Peac
ockUpright Dial Gaugeを用い、荷重0.68N/25
cm2 (圧力272Pa)で測定を行った。
の繊維集合体(網状シート部は抜き取る)において、繊
維配向と垂直方向に幅15mmのサンプルを切り出した
後、このサンプルを引張試験機によって50mmのチャ
ック間距離で把持し、繊維配向と垂直方向に30mm/
minの速度で引っ張り、シートの伸びに対する引張荷
重値を測定する。そして、引張荷重値F〔N〕をサンプ
ル幅〔m〕と不織布状の繊維集合体の目付けW〔g/m
2 〕で割った値を応力S〔Nm/g〕として応力−ひず
み(伸度)曲線を求める。 応力S〔Nm/g〕=(F/0.015)/W 繊維の絡合のみからなる不織布状の繊維集合体は、この
応力−ひずみ曲線の初期に直線関係が成り立ち、この直
線の傾きを交絡係数E〔Nm/g〕として求める。例え
ば、図3に示す応力−ひずみ曲線において、比例限界を
Pとし、このPにおける応力をSP ひずみをγP とする
と、交絡係数はE=SP /γP で示される。(Sp =
0.60Nm/g、γp =86%であるとき、E=0.
60/0.86=0.70Nm/gとなる) ただし、このOPは厳密には直線にはならないこともあ
るので、その際には直線に近似する必要がある。
記〔測定方法〕1〜3に従って測定し、下記〔評価方
法〕により評価した。 〔測定方法〕 (1) 清拭対象面A〜C30cm×30cm上に10
cmの髪の毛(約100μm径の直毛)を5本散布す
る。 (2) 7cm×14cmの大きさの面を持つクッショ
ン材にシートを装着し、散布した髪の毛の上に1.96
Nの荷重、30cmのストローク幅で5往復清拭する。 (3) シートに十分に絡み付いた髪の毛の本数を捕集
数とする(但し、静電気などで付着した髪の毛は除
く)。 〔評価方法〕捕集した髪の毛を取り除き、1〜3の操作
を10回繰り返し、散布した髪の毛に対する捕集数より
捕集率を算出し、評価を行う。 ◎:全く問題のない捕集性 ○:ほぼ問題のない捕集性 △:十分とはいえない捕集性 ×:ほとんど捕集しない
下記〔測定方法〕4〜6に従って測定し、下記〔評価方
法〕により評価した。 〔測定方法〕 (4) 清掃対象面C30cm×30cmに、JIS試
験用ダスト7種を0.1g均一に散布する。 (5) 7cm×14cmの大きさを持つクッション材
にシートを装着し、散布した土ホコリを1.96Nの荷
重で清掃する。 (6) シートに捕集されかつ保持されているダスト量
を測定する。 〔評価方法〕新しいシートを用いて4〜6の操作を5回
繰り返し、散布した量に対する捕集、保持量より捕集率
を算出し、評価を行う。 ◎:全く問題のない捕集性 ○:ほぼ問題のない捕集性 △:十分とはいえない捕集性 ×:ほとんど捕集しない
の清掃用シートによれば、何れの清拭対象面A〜C上の
髪の毛に対しても捕集性が優れているのに対し、比較例
1及び2のシートによると、平滑な表面(B、C)上の
髪の毛に対しては捕集性が悪いことが判る。また、実施
例1及び2の清掃用シートによれば、該表面C上の土ホ
コリに対しても捕集性が良いのに対し、比較例1のシー
トによると該捕集性も悪いことが判る。尚、実施例1及
び2、比較例1及び2のいずれのシートも繊維脱落を生
じなかった(繊維脱落性:○)。
における必要な強度とダスト類の捕集性能に必要な繊維
自由度とを共に満足させることができる。更に具体的に
は、一般の床材上のダストから、表面の平滑な机や家具
及びプラスチック製品上のダストまで、種々のダストを
捕集することができ、特に清掃シート交換型の清掃具に
効果的に使用される。
を示す拡大断面図である。
る網状シートの拡大平面図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 網状シートの片面若しくは両面に、繊度
0.9デニール以下の極細繊維を50重量%以上含有す
る繊維ウエブの繊維絡合で形成された不織布状の繊維集
合体が、その構成繊維間の絡合と共に該網状シートに対
しても絡合状態で一体化されたシートからなり、 5N/30mm荷重時の伸度が20%以下である 清掃用
シート。 - 【請求項2】 破断強度が5N/30mm以上である請
求項1記載の清掃用シート。 - 【請求項3】 上記繊維集合体に対して油剤成分が0.
1〜40重量%付与されている請求項1記載の清掃用シ
ート。 - 【請求項4】 上記繊維集合体は、繊維状のダストを該
繊維集合体の構成繊維で絡み取り且つ絡み取ったダスト
を該構成繊維間に保持し得る繊維自由度を有する低絡合
状態である請求項1記載の清掃用シート。
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1998
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