JP3190491U - 集尿装置を備えたオムツ - Google Patents

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【課題】人体の排尿部位に対応する位置に集尿装置を取り付けるための開口が設けられ、尿液の漏れを防止することができる集尿装置を備えたオムツを提供する。【解決手段】オムツ2のウエスト部分を締めるとともに、集尿装置1の位置を調整するためのプルコード5をさらに備え、プルコード5は、オムツ2のウエスト部分および開口の周囲に設けられる。上記の構造を有する集尿装置1を備えたオムツ2を採用することで、患者は、オムツ2を着用し、かつ集尿装置1の位置を調整する時に、1本の長尺コードを締めることによって、簡単にオムツ2を腰部に締めるとともに、集尿装置1の位置を容易に調整して、集尿装置1を患者の排尿部位に完全に接触させ、尿液の漏れを防止することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、医療器械に関し、特に移動困難又はセルフケア能力が無い患者のための集尿装置を備えたオムツに関するものである。
従来、臨床上良く使われる医療用オムツは、人体の排尿部位に対応する位置に開口が形成される粘着フック式オムツであり、かつその開口に各種の集尿装置が取り付けられている。一番良く見られる集尿装置は、カテーテルであり、その使用および設置の方法が本分野の技術者にとっては周知のものであるため、ここではその説明を省略する。その他の集尿装置としては、パッドまたはオムツ式の集尿装置、密閉式の集尿装置などがある。これらの集尿装置は、大部分が小型装置であると共に、カテーテルによって外部の尿貯蔵装置に連通することができる。上記のオムツは、移動困難またはセルフケア能力が無い患者に適用できるとともに、集尿装置によって人体の排尿部位から排出された尿液を収集することができる。
しかしながら、上記集尿装置は、いずれも各種の使用上の欠点を有している。例えば、カテーテルは、長時間にわたる放置および身体の移動によって、分泌物が尿道に貯溜し易くなるため、体外の細菌がカテーテルから逆行して泌尿システムに侵入し、細菌感染を発生させることがある。カテーテルを適宜に挿入しないと、尿道粘膜の損傷、ひいては尿道の圧迫変形、表面組織の繊維化、尿道の縮窄を発生させるとともに、膀胱の収縮力の喪失、筋肉および神経の萎縮、機能の低下を発生させる恐れがある。
パッドまたはオムツ式の集尿装置および密閉式の集尿装置にも、類似する問題が存在している。これらの集尿装置は、尿道や膀胱を損傷することが無いが、いずれも会陰部および臀部の周囲の皮膚を赤くさせ、腫れ、痒み、痛み、そして湿疹、床擦れおよび異味を発生させる恐れがある。
上記の問題を解決するために、透気防水性材料によって製造される集尿装置を備える医療用オムツが提出されている。例えば、同じく本出願の出願人が提出した中国特許出願201210060000.1号では、例えば繊維フィルムによって製実施形態造される透気効果を有する集尿装置および当該集尿装置を備えた医療用オムツを使用することによって、上記の細菌感染、かゆみおよび痛みなどの問題を解決することが提出された。また、米国特許出願EP1136048A1号にも、上記と類似する構造を有する医療用オムツが提出されている。
しかしながら、当該医療用オムツには、集尿装置の実装が煩瑣である問題がある。例えば、中国特許出願201210060000.1号に開示された集尿装置は、主にベース、テーパー状のフィルムケーシングおよび接続部材を備える。医療用オムツを使用する前に、先ずは医療用オムツの内部からベースをオムツの開口に装着し、そして接続部材によってテーパー状のフィルムケーシングの大端部をオムツの開口の外部に実装し、最後にテーパー状のフィルムケーシングの小端部と導管とを接続させる。そのため、集尿装置の実装ステップは相対的に煩瑣である。
また、患者がオムツを腰部に容易に締めるために、オムツは通常、そのウエスト部位に粘着フックが設けられている。そのため、実際使用するときに、患者が集尿装置の位置が好適ではないと感じると、医療用オムツの粘着フックを開け無ければ集尿装置の位置を調整することができない。また、調整が完了した後、再び粘着フックを掛けてオムツを腰部に固定する必要がある。これにより、何度も調整してから粘着フックの強度が低下すると、オムツの使用にも影響が与えられる。
従って、着用が便利であるとともに、異なる人体構造に適応できるように集尿装置の位置を調整することができるオムツが求められる。
本考案は、着用が便利であるとともに、異なる人体構造に適応できるように集尿装置の位置を調整することができるオムツを提供することを目的とする。
本考案に係る集尿装置を備えたオムツは、人体の排尿部位に対応する位置に集尿装置を取り付けるための開口が設けられる集尿装置を備えたオムツであって、オムツは、オムツのウエスト部分を締めるとともに、集尿装置の位置を調整するためのプルコードをさらに備え、プルコードは、オムツのウエスト部分および開口の周囲に設けられる。
本考案の1つの好適な実施形態では、プルコードは、1本の長尺コードまたは帯状物によって構成することができる。
具体的には、当該プルコードは、位置決め部材によってオムツの前半分および後半分の外面に位置決められるとともに、オムツの後側でリングを形成した後、オムツの下方からオムツの前側に延伸し、かつ開口の周囲に位置決められ、その後引き続き上方に向かって延伸してリングを通過した後、オムツの前側で互いに結ばれる。
また、位置決め部材は、少なくとも4つのフレキシブル位置決め部材であり、そのうちの少なくとも2つのフレキシブル位置決め部材がオムツの前半分の外面に設けられ、少なくとも2つのフレキシブル位置決め部材がオムツの後半分の外面に設けられ、かつオムツの前半分の外面に設けられる位置決め部材の位置とオムツの後半分の外面に設けられる位置決め部材の位置とは略対応することが好ましい。
本考案の1つの最適な実施形態では、位置決め部材は、バンドエイドとすることができる。
また、集尿装置は、ベースと、テーパー状のフィルムケーシングと、接続部材とを備え、ベースは、オムツの開口に装着され、テーパー状のフィルムケーシングは、接続部材によってベースに取り付けられる。
また、テーパー状のフィルムケーシングは、透気防水性材料によって構成されることが好ましい。
また、接続部材には、プルコードを位置決めするための位置決め構造が形成され、当該位置決め構造は、スルーホールが形成される少なくとも1つのラグ部、または接続部材の円周方向に沿って設けられるリング溝とすることができる。
上記の構造を有する集尿装置を備えたオムツを採用することで、患者は、オムツを着用し、かつ集尿装置の位置を調整する時に、1本の長尺コードを締めることによって、簡単にオムツを腰部に締めるとともに、集尿装置の位置を容易に調整して、集尿装置を患者の排尿部位に完全に接触させ、尿液の漏れを防止することができる。
本考案における集尿装置を備えたオムツの構造およびその使用方法をさらに説明するために、以下では、本考案について、図面および具体的な実施形態を参照しながら詳しく説明する。
本考案における集尿装置を備えたオムツ(男性用)の全体構造を示す正面図である。 図1および図2における丸1が示す位置の部分拡大図である。 図1および図2における丸2が示す位置の部分拡大図である。 図1および図2における丸3が示す位置の部分拡大図である。 図1における丸4が示す位置の部分拡大図である。 本考案における集尿装置を備えたオムツ(女性用)の全体構造を示す正面図である。 図2における丸4が示す位置の部分拡大図である。 本考案における集尿装置を備えたオムツの全体構造を示す背面図である。 集尿装置のベースが装着されていないオムツ(男性用)を示す正面図である。 集尿装置のベースが装着されていないオムツ(女性用)を示す正面図である。 集尿装置のベースが装着されていないオムツを示す背面図である。 男性用の集尿装置を前方から見た斜視図である。 男性用の集尿装置を後方から見た斜視図である。 男性用の集尿装置の側面図である。 男性用の集尿装置を接続部材によってオムツの開口にあるベースに実装したものを前方から見た図である。 男性用の集尿装置を接続部材によってオムツの開口にあるベースに実装したものを側方から見た図である。 図6bと略類似する図であり、その区別は、図6cにおいて、接続部材とベースとの実装方式を図示するために、接続部材とベースとの間で一定の距離を空けていることである。 女性用の集尿装置を前方から見た斜視図である。 女性用の集尿装置を後方から見た斜視図である。 女性用の集尿装置の側面図である。 女性用の集尿装置を接続部材によってオムツの開口にあるベースに実装したものを前方から見た図である。 女性用の集尿装置を接続部材によってオムツの開口にあるベースに実装したものを側方から見た図である。 図8bと略類似する図であり、その区別は、図8cにおいて、接続部材とベースとの実装方式を図示するために、接続部材とベースとの間で一定の距離をあけっていることである。
以下、本考案における集尿装置を備えたオムツの好適な実施形態およびその使用方法について、図面を参照しながら説明する。
図1および図2は、いずれも本考案における集尿装置1を備えたオムツ2を示しており、そのうち、集尿装置1は既にオムツ2の前下方にある開口6(図4aおよび図4bを参照)に取り付けられている。このようのオムツは、例えば、全身不随で長時間にわたって寝たきりになった患者や、手術で短時間に寝たきりになった患者などのような寝たきり患者だけでなく、産婦などの一時的な使用者にも適用することができる。
集尿装置1は、主にベース10と、テーパー状のフィルムケーシング11と、接続部材12とを備え、そのうち、ベース10は、オムツ2の前下方にある開口6に装着され、テーパー状のフィルムケーシング11と接続部材12は、使用の際にベース10に取り付けられ、それらの具体的な構造については、後ほど図5〜図8を参照しながら詳しく説明する。また、図面に示すように、テーパー状のフィルムケーシング11は、尿液の流れ方向に沿って後側大端部および前側小端部を有する。テーパー状のフィルムケーシング11は、その後側大端部が接続部材12によって、すでに開口6に装着されたベース10に実装または粘着されるとともに、その前側小端部が、例えばカテーテル3などのような導管構造によって各種の尿貯蔵装置4に連通して、患者から排出される尿液を尿貯蔵装置4に収集させる。
また、図面に示すように、フィルムケーシング11の後側大端部は、オムツ2の前下方にある開口6に対応する形状を有している。図1および図2において、上記形状は、男性患者および女性患者の排尿部位の形状とそれぞれ対応するようになっている。
オムツ2には、1本のプルコード5が取り付けられている。図1〜図3に示すように、このプルコード5は、1本の長尺コードによって構成されることが好ましい。本実施形態では、長尺コードは、人体に直接接触しないため、ポリエステル繊維などのような材料によって製造することができる。勿論、純綿またはそのほかの生体適合性材料によって長尺コードを製造することもできる。これらの材料についての変形は、本技術分野の一般技術者にとっては容易に理解できるものである。また、長尺コードは、一般的に白色の材料によって製造される。勿論、その他の色の材料によって長尺コードを製造することもできる。
プルコード5は、その両端に結び目を形成してオムツ2の前下方にある開口6の周囲およびオムツ2のウエスト部分に設けられ、オムツ2を患者の腰部に締めることができるとともに、異なる患者のそれぞれの要求に対応できるように、集尿装置1の位置を容易に調整することができる。
具体的には、プルコード5は、先ずは少なくとも2つのフレキシブル位置決め部材(図3を参照)によってオムツ2の後半分の外面に位置決められる。本実施形態では、このフレキシブル位置決め部材は、本分野で幅広く使用されているバンドエイドによって構成される。プルコード5は、その両端がバンドエイドの中間位置における非粘性部を通過するとともに、バンドエイドの両端における粘性部によってオムツ2の後半分の外面に位置決められる(図1cを参照)。バンドエイドは、その使用方法が簡単で便利なうえ、価格も安いため、位置決め部材の最適な実施形態となる。患者がフレキシブル位置決め部材の位置を調整しようとすると、既にオムツの外面に貼り付けられたバンドエイドの非粘性部を剪断し、かつオムツの外面における適宜な位置に1枚のバンドエイドを別途貼り付けて、プルコード5の位置決め位置を調整することができる。勿論、本分野の公知のほかのフレキシブル位置決め部材によってプルコード5を位置決めすることもでき、これらのフレキシブル位置決め部材も本願の保護範囲に含まれるべきである。
プルコード5をフレキシブル位置決め部材によってオムツ2の後半分の外面に位置決めさせた後、プルコード5のフレキシブル位置決め部材を通過した部分にそれぞれ1つの大きなリングを形成して、プルコード5の両端を再びフレキシブル位置決め部材を通過させ、かつオムツ2の後下方からオムツ2の前下方に延伸させる。プルコード5で大きなリングを形成することにより、リングがフレキシブル位置決め部材から抜け、プルコードが元の位置決め位置から離れることを防止できる一方、オムツの前半分に延伸したプルコード5の両端をそのリングを通過させ、1本の長尺コードだけでオムツ2を患者の腰部に締める目的を実現することができる。
オムツ2の後下方からオムツ2の前下方に延伸したプルコード5は、オムツ2の開口6に装着されるベース10の周囲に位置決めされる。例えば、ベース10の周辺に設けられるフレキシブル位置決め部材によってプルコード5を位置決めすることができる。または、集尿装置1の接続部材12に位置決め構造を設けることによって、プルコード5を位置決めすることもできる(図1dおよび図2aを参照)。このような位置決め構造については、後ほど詳しく説明する。
プルコード5は、ベース10の周囲に位置決めされた後継続して上方に向かって延伸し、かつ少なくとも2つのフレキシブル位置決め部材によってオムツ2の前半分の外面に位置決められてからオムツ2の両側へ延伸し、先ほどオムツ2の後側に形成された大きなリングを通過することによって、オムツ2を患者の腰部に締める(図1aを参照)。オムツ2の前半分の外面に設けられるフレキシブル位置決め部材の位置とオムツ2の後半分の外面に設けられるフレキシブル位置決め部材の位置とは、略対応するようになっている。勿論、異なる患者のそれぞれの要求に対応できるように、実際の状況に応じて各々のフレキシブル位置決め部材の位置を専門に設計するようにしても良い。
最後に、プルコード5は、先ほどオムツ2の後側に形成された大きなリングを通過した後、再びオムツ2の中間位置へ延伸し、かつここで結び目を形成する(図1bを参照)。このように、このようなオムツを使用する患者は、1本の長尺コードによって、オムツ2を患者の腰部に便宜に締めるとともに、長尺コードを締めるときに発生した内側に向かう押圧力によって集尿装置1の位置を容易に調整及び位置決めでき、集尿装置を患者の排尿部位に密着接触させ、尿液の漏れを防止することができる。
男女患者の生理的な構造が異なるため、本考案における集尿装置を備えたオムツは、特に女性患者に適用することができる。
図4aおよび図4bは、それぞれ集尿装置1のベース10が装着されていないオムツを示す正面図であり、そのうち、図4aに示すオムツは男性患者用のものであり、図4bに示すオムツは女性患者用のものである。図4cは、集尿装置1のベース10が取り付けられていないオムツを示す背面図である。
オムツ2は、医療用材料だけでなく、市販される紙おむつまたは綿おむつによって構成されてもよい。従来のオムツは、使用中に大便と小便とを同時に収集することができる。小便の回数が多い場合、大便が無くてもオムツを交換しなければならない。これに対して、本願のオムツ2は、テーパー状のフィルムケーシング11と接続して使用し、小便がテーパー状のフィルムケーシング11の前側小端部から導出されるため、オムツ2の品質に影響を与えることがない。そのため、オムツ2は、大便が無ければずっと使用することができる。
図4aおよび図4bに示すオムツ2の両側に粘着フックを備えるが、上記のプルコード5が配置されるため、これらの粘着フックは、オムツ2に対してオプション部品に過ぎなく、必需な構成部品ではないことは、本技術分野の一般技術者にとっては容易に理解できるものである。
以下、男性用の集尿装置の具体的な構造について、図5a〜図5cに示す集尿装置1を例として説明する。
図5aに示すように、集尿装置1の本体は、基本的にテーパー状となっていると共に、後側大端部から前側小端部に向かうにしたがって小さくなる断面積を有するテーパー状のフィルムケーシング11である。テーパー状のフィルムケーシング11の前側小端部は、カテーテル継ぎ口13の後端に形成されるカテーテルリング溝(図中において未図示)によって、カテーテル継ぎ口13に密封接続される。または、テーパー状のフィルムケーシング11の前側小端部は、嵌入または粘着剤によってカテーテル継ぎ口13に密封接続されるようにしても良く、これらの密封接続方式は、本技術分野の一般技術者に周知されているものであり、かついずれも本願の保護範囲に含まれるべきである。また、カテーテル継ぎ口13の外側には、カテーテル3を接続するための防滑面が設けられるようにしても良い。
テーパー状のフィルムケーシング11の後側大端部は、接続部材12によってオムツ2に装着されるベース10に密封接続される。同様に、本技術分野の一般技術者は、各種の密封手段(例えば、リング溝、嵌入または粘着など)によってテーパー状のフィルムケーシング11とベース10との間の密封接続を実現することができる。これらの手段は、本技術分野の一般技術者に周知されているものである。
テーパー状のフィルムケーシング11は、集尿バッグとして柔軟な透気防水性材料(例えば、繊維フィルム)によって製造することができ、導尿可能であるととともに尿液が漏れないという効果を達成できる一方、透気できるため清潔・快適という効果を達成できる。上記の透気防水性材料の価格が安いため、テーパー状のフィルムケーシング11は必要に応じて随時に交換することができる。上記の透気防水性材料については、本願の出願人が以前提出した中国特許出願201210060000.1号に公開された内容を参照することができ、本願は、その全文を参考として援用する。
ベース10、接続部材12およびカテーテル継ぎ口13は、いずれも極めて柔軟であるとともに磁気吸着能力を有する医療用シリカゲルによって製造することができる。このように、排尿部位がこれらの部品に接触しても、如何なる不快感が発生することがない。また、医療用シリカゲルは密封性能に優れるため、尿液の漏れを最大限に防止することができる。
接続部材12のベースに対向する側とは反対側の表面には、少なくとも1つのラグ部12aが形成され、かつ各々のラグ部12aにプルコードを通過させるためのスルーホールが形成される。図5aに示す実施形態では、テーパー状のフィルムケーシング11の後側大端部の周りに合計で4つのラグ部12aが形成されている。勿論、実際の状況に応じてラグ部12aの数量を変更することができ、これは本技術分野の一般技術者にとっては容易に理解できるものである。これらのラグ部12aは、上記のプルコード5を位置決めするための位置決め構造である。このように、プルコード5をテーパー状のフィルムケーシング11の後側大端部の円周方向に沿ってこれらのラグ部12aを通過させることができ、患者がプルコード5を締める時に、オムツ2を患者の腰部に締めるとともに、集尿装置1の位置を容易に調整することができ、集尿装置1の実装過程を簡素化させることができる。
また、位置決め構造としては、ラグ部およびスルーホールのみに限定されるものではない。本技術分野の一般技術者は、本分野の公知の範囲内にその他の類型の位置決め構造を設計することもできる。例えば、接続部材12の円周方向に沿ってリング溝を設けて、プルコードをこのリング溝を通過させるようにしても良い。これらの位置決め構造は、いずれも本考案の保護範囲内に含まれるべきである。
図7〜図8に示すように、女性用の集尿装置は、上記の男性用の集尿装置1と略類似する構造を有するが、男性と女性の生理的構造が異なるため、オムツ2に装着されるベース10およびこのベース10に接続されるテーパー状のフィルムケーシング11の後側大端部の形状に相応的に変化が発生するという点は、実質的な異なりである。これに対応して、オムツ2における開口6の位置にも相応的な変化が発生する。本考案の図7および図8において、説明を簡単化させるために、同一の図面符号で実質的に同様な構成部品を示している。特別な説明がない限り、集尿装置を備えた男性用オムツの各項の構造特徴は、集尿装置を備えた女性用オムツにも適用することができる。
図7および図8に示す集尿装置は、図5および図6に示す集尿装置と比べて、そのベース10の底辺の形状が異なっており、この底辺は、女性の排尿部位の周囲の人体表面に密着接触するために、女性の排尿部位に対応して空間上の曲面に形成されている。この底辺に外返しとなるスカート状部、および/または底辺のスカート状部を2つの接触面に分割させるためのリング状凹溝が設けることがより好ましい。この2つの接触面は、リング状凹溝により分割されるため、人体の活動に伴って独立に変形して人体の表面に密着接触することができ、接触を更に緊密にさせて、密封性能を向上させ、漏れ防止効果をより良くさせる。
以上、本考案に係る集尿装置を備えた医療用オムツの構造および使用方法について、好適な実施形態を結合しながら説明したが、本技術分野の一般技術者は、上記の例示は説明のためのものに過ぎなく、本考案に対する制限ではないと理解すべきである。例えば、患者が着用した時の美観度を向上させるために、プルコード5をオムツ2の内部に装着し、または、ベルトなどのような帯状物によってプルコード5を構成するようにしても良い。そのため、本出願の実用新案登録請求の範囲の実質的な精神を逸脱しない範囲内に、本考案に対して修正および変形を行うことが可能である。これらの修正および変形は、いずれも本出願の実用新案登録請求の範囲の保護範囲内に含まれるべきである。
1…集尿装置、2…オムツ、3…カテーテル、4…尿貯蔵装置、5…プルコード、6…開口、10…ベース、11…フィルムケーシング、12…接続部材、12a…ラグ部、13…カテーテル継ぎ口
本考案の1つの最適な実施形態では、位置決め部材は、バンドエイド(登録商標)、すなわちガーゼ付き絆創膏とすることができる。
具体的には、プルコード5は、先ずは少なくとも2つのフレキシブル位置決め部材(図3を参照)によってオムツ2の後半分の外面に位置決められる。本実施形態では、このフレキシブル位置決め部材は、本分野で幅広く使用されているバンドエイド(登録商標)、すなわちガーゼ付き絆創膏によって構成される。プルコード5は、その両端がガーゼ付き絆創膏の中間位置における非粘性部を通過するとともに、ガーゼ付き絆創膏の両端における粘性部によってオムツ2の後半分の外面に位置決められる(図1cを参照)。ガーゼ付き絆創膏は、その使用方法が簡単で便利なうえ、価格も安いため、位置決め部材の最適な実施形態となる。患者がフレキシブル位置決め部材の位置を調整しようとすると、既にオムツの外面に貼り付けられたガーゼ付き絆創膏の非粘性部を剪断し、かつオムツの外面における適宜な位置に1枚のガーゼ付き絆創膏を別途貼り付けて、プルコード5の位置決め位置を調整することができる。勿論、本分野の公知のほかのフレキシブル位置決め部材によってプルコード5を位置決めすることもでき、これらのフレキシブル位置決め部材も本願の保護範囲に含まれるべきである。

Claims (10)

  1. 人体の排尿部位に対応する位置に集尿装置(1)を取り付けるための開口(6)が設けられる集尿装置(1)を備えたオムツ(2)であって、
    前記オムツ(2)は、前記オムツ(2)のウエスト部分を締めるとともに、前記集尿装置(1)の位置を調整するためのプルコード(5)を更に備え、
    前記プルコード(5)は、前記オムツ(2)のウエスト部分および前記開口(6)の周囲に設けられることを特徴とする集尿装置(1)を備えたオムツ(2)。
  2. 前記プルコード(5)は、1本の長尺コードまたは帯状物によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の集尿装置(1)を備えたオムツ(2)。
  3. 前記プルコード(5)は、位置決め部材によって前記オムツ(2)の前半分および後半分の外面に位置決められるとともに、前記オムツ(2)の後側でリングを形成した後、前記オムツ(2)の下方から前記オムツ(2)の前側に延伸し、かつ前記開口(6)の周囲に位置決められ、その後引き続き上方に向かって延伸して前記リングを通過した後、前記オムツ(2)の前側で互いに結ばれることを特徴とする請求項2に記載の集尿装置(1)を備えたオムツ(2)。
  4. 前記位置決め部材は、少なくとも4つのフレキシブル位置決め部材であり、そのうちの少なくとも2つのフレキシブル位置決め部材が前記オムツ(2)の前半分の外面に設けられ、少なくとも2つのフレキシブル位置決め部材が前記オムツ(2)の後半分の外面に設けられることを特徴とする請求項3に記載の集尿装置(1)を備えたオムツ(2)。
  5. 前記オムツ(2)の前半分の外面に設けられる位置決め部材の位置と、前記オムツ(2)の後半分の外面に設けられる位置決め部材の位置とは略対応するようになっていることを特徴とする請求項4に記載の集尿装置(1)を備えたオムツ(2)。
  6. 前記位置決め部材は、バンドエイドであることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の集尿装置(1)を備えたオムツ(2)。
  7. 前記集尿装置(1)は、ベース(10)と、テーパー状のフィルムケーシング(11)と、接続部材(12)と、を備え、
    前記ベース(10)は、前記オムツ(2)の開口(6)に装着され、
    前記テーパー状のフィルムケーシング(11)は、前記接続部材(12)によって前記ベース(10)に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の集尿装置(1)を備えたオムツ(2)。
  8. 前記テーパー状のフィルムケーシング(11)は、透気防水性材料によって構成されることを特徴とする請求項7に記載の集尿装置(1)を備えたオムツ(2)。
  9. 前記接続部材(12)には、前記プルコード(5)を位置決めするための位置決め構造が形成されることを特徴とする請求項7に記載の集尿装置(1)を備えたオムツ(2)。
  10. 前記位置決め構造は、スルーホールが形成される少なくとも1つのラグ部(12a)、または前記接続部材(12)の円周方向に沿って設けられるリング溝であることを特徴とする請求項9に記載の集尿装置(1)を備えたオムツ(2)。
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