JP3190220B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像板の画素構成を超
える解像度を得ることができる撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像板の画素構成を超える解像度を得る
ための撮像装置としては、図9に示すように、2枚の撮
像板21,22を用いるものが従来から提案されている
(特公昭56−40546号公報)。この撮像装置は、
撮像光Lをハーフミラー23によって2分し、一方の撮
像光Lは一方の撮像板21の受光面に結像させ、他方の
撮像光Lはミラー24を介して他方の撮像板22の受光
面に結像させるようになっている。これらの撮像板2
1,22の受光面は、同一の画素構成を有し、同一倍率
で撮像光Lを結像させる。ただし、これらの受光面は、
撮像光Lが水平方向に0.5画素だけずれた位置に結像
されるように配置されている。また、撮像板21,22
は、駆動信号発生部25から送られて来る位相が180
度ずれた駆動信号φ1,φ2にそれぞれ同期して動作す
る。そして、これらの撮像板21,22から出力される
画像を合成信号処理部26で水平方向の1画素ごとに交
互に挿入することにより画像を合成する。
【0003】上記合成信号処理部26で合成された画像
は、水平方向の空間標本化間隔が1/2に狭まるので、
各撮像板21,22の本来の解像度に比べて2倍の水平
解像度を得ることができる。また、撮像光Lを垂直方向
に0.5画素だけずれた位置に結像させれば、垂直解像
度を2倍に向上させることができる。
【0004】撮像板の画素構成を超える解像度を得るた
めの他の撮像装置としては、図10に示すように、1枚
の撮像板31を時分割で用いるものも従来から提案され
ている(特開昭61−251380号公報)。この撮像
装置は、撮像光Lが光学系32を介して撮像板31の受
光面に結像する際に、結像位置変位部33の作用により
光学系32又は撮像板31が変化して結像位置を変位さ
せることができるようになっている。そして、制御部3
4がこの結像位置変位部33を制御する。即ち、この制
御部34の制御により結像位置が基準位置に設定される
と、撮像板31が1枚目の画像を撮像する。また、この
制御部34の制御により結像位置が基準位置から水平方
向に0.5画素ずれ、次に結像位置が基準位置から垂直
方向に0.5画素ずれ、最後に結像位置が基準位置から
水平方向と垂直方向にそれぞれ0.5画素ずれると、各
結像位置ごとに撮像板31が2枚目〜4枚目の各画像を
撮像する。このようにして撮像板31が撮像した4枚の
画像は、A/D変換部35に送られて順次ディジタル信
号に変換されて画像メモリ36に蓄積される。そして、
この画像メモリ36に蓄積された4枚の画像から各画素
を交互に出力することにより1枚の画像に合成する。
【0005】上記画像メモリ36から出力された合成画
像は、水平方向と垂直方向の空間標本化間隔がそれぞれ
1/2に狭まるので、撮像板31の本来の解像度に比べ
てそれぞれ2倍の水平解像度と垂直解像度を得ることが
できる。
【0006】撮像板の画素構成を超える解像度を得るた
めのさらに他の撮像装置としては、図11に示すよう
に、撮像板41に自然に加わる変動を利用するものも従
来から提案されている(特開平4−172778号公
報)。この撮像装置は、撮像板41で撮像した画像を順
次A/D変換部42に送ってディジタル信号に変換し画
像メモリ43に蓄積させる。そして、所定枚数(4枚以
上)の画像がこの画像メモリ43に蓄積されると、ここ
から1枚ずつ画像を選択し、それぞれ基準画像として補
間画像生成部44に送る。補間画像生成部44では、基
準画像が送られて来るたびに、この基準画像の各画素を
水平方向に0.5画素と垂直方向に0.5画素と水平方
向及び垂直方向に0.5画素ずつ変位させた3枚の補間
画像を生成し、それぞれ高相関画像検索部45に送る。
高相関画像検索部45では、補間画像が送られて来るた
びに、画像メモリ43に蓄積された基準画像以外の全て
の画像のうちでこの補間画像と最も相関度の高い画像を
検索する。このようにして補間画像生成部44に送られ
た1枚の基準画像と、この基準画像に基づいて高相関画
像検索部45で検索された3枚の画像は、合成部46に
送られる。そして、この合成部46において、基準画像
の各画素間に3枚の画像の各画素がそれぞれ内挿される
ことにより1枚の画像が合成される。
【0007】上記合成部46で合成される画像も、水平
方向と垂直方向の空間標本化間隔がそれぞれ1/2に狭
まるので、撮像板41の本来の解像度に比べてそれぞれ
2倍の水平解像度と垂直解像度を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図9に示し
た従来の撮像装置は、解像度を2倍にするために本来の
2倍の数の撮像板21,22が必要となり、光学系にハ
ーフミラー23なども必要となるため、装置が高価にな
ると共に小型軽量化も困難になるという問題があった。
【0009】また、図10に示した従来の撮像装置は、
結像位置変位部33が結像位置を正確に0.5画素ずつ
変位させなければ、合成した画像に歪みが生じることに
なるので、結像位置変位部33の機構を精度の高いもの
にする必要があり、装置が高価になるという問題があっ
た。また、この撮像装置では、1枚の撮像板31を時分
割で用いるために、合成する各画像を撮像する間に被写
体が動いたり手振れなどによって撮像装置が動いたりす
ると、これらの画像にずれが生じる。そして、この手振
れなどによる画像のずれが生じた場合にも、合成画像に
歪みが生じることになり、しかも、このずれが大きくな
ると、合成時に画素の順序が入れ替わるおそれもあり異
常な合成画像になるという問題もあった。
【0010】さらに、図11に示した従来の撮像装置
は、撮像板41に自然に加わる変動を利用するものであ
るため、所定枚数の画像の中から基準画像に対して水平
方向や垂直方向にそれぞれ0.5画素ずつずれた3枚の
画像が必ず得られるとは限らない。従って、このような
3枚の画像を高い確率で得ようとすると、画像メモリ4
3に蓄積する画像の枚数を増加しなければならず、この
画像メモリ43の大容量化により装置が高価になるとい
う問題があった。しかも、撮像装置が完全に固定されて
いる場合には、この画像メモリ43に蓄積する画像の枚
数を増加させても意味がなく、一般的な撮影の場合に
も、被写体が動いたり照明の照度変化などにより画像間
の相関度は時間の経過と共に低下するのが普通であるた
め、この画像メモリ43に蓄積する画像の枚数を多くす
るほどより相関度の高い画像が得られるという保証はな
い。そして、このように画像メモリ43に蓄積する画像
の枚数を多くすると、これらの画像を撮像する間に被写
体の一部が動く可能性も高くなり、このような画像を合
成すると、被写体が動いた部分で画素が入れ替わり異常
な合成画像になるという新たな問題も発生する。
【0011】また、図11に示した従来例では、撮像板
41で撮像した各画像についての相関度を検索してい
る。しかし、このような合成前の画像には、撮像板41
の各画素により空間標本化される際に生じる折り返し歪
みによるモアレなどが現れるので、相関度を正確に判定
することが困難になり、この相関度の誤検出によってか
えって解像度が低下する場合があるという問題も発生し
ていた。
【0012】ここで、合成前の画像に折り返し歪みが発
生する原因について説明する。一般的に、撮像装置は、
撮像板の受光面で受光した受光像を各画素によって空間
標本化するので、この受光像の空間周波数の帯域を標本
化定理を考慮して予め制限しておく必要があり、このた
めに水晶ローパスフィルタのような光学フィルタを用い
ている。
【0013】そこで、まず、解像度を向上させない通常
の撮像装置の場合について説明する。図12は、図示左
側に撮像板の受光面における水平方向の位置に対する受
光像の輝度変化の波形図(空間領域)を示すと共に、図
示右側にこの輝度変化を空間周波数の周波数スペクトル
(周波数領域)として示している。また、この撮像板の
受光面における水平方向の画素間隔をPHとする。この
場合、周波数スペクトルに示すように、水晶ローパスフ
ィルタなどが予め受光像における空間周波数1/2PH
以上の周波数成分を除去しているので、この受光像を空
間周波数1/2PHの2倍の標本化周波数1/PH(標本
化間隔PH)で空間標本化しても、図13の周波数スペ
クトルに示すように、破線で示す折り返し成分Aは、空
間周波数1/2PH以下の領域には現れず、折り返し歪
み(エイリアシング[aliasing])は発生しない。なお、
このような画素による空間標本化の際には、この画素の
感光部にある程度の幅があるために、アパーチャ効果に
よる高域の減衰が発生する。
【0014】これに対して、画像の合成により水平方向
の解像度を2倍に向上させようとする場合には、図14
の周波数スペクトルに示すように、水晶ローパスフィル
タなどが受光像における空間周波数1/PH以上の周波
数成分のみを除去し、空間周波数1/2PH〜1/PHの
領域の信号成分を除去しない。なぜなら、水晶ローパス
フィルタなどが空間周波数1/2PH以上の周波数成分
を除去した受光像からは、標本化周波数を高めても標本
化間隔PH以上の解像度を得ることはできなくなるから
である。従って、空間周波数1/PH以上の周波数成分
のみを除去した受光像を標本化周波数1/PH(標本化
間隔PH)で空間標本化すると、図15の周波数スペク
トルに示すように、破線で示す折り返し成分Aが周波数
1/2PH以下の領域に現れ、ハッチング部分が折り返
し歪みANとなる。そして、この場合の実際の信号は、
実線部分にこのハッチング部分の折り返し歪みANを加
えたものとなる。また、受光像の結像位置を水平方向に
0.5画素(PH/2)ずらして空間標本化を行った場
合にも、図16の周波数スペクトルに示すように、ハッ
チング部分に折り返し歪みANが発生する。なお、これ
らの場合にも、空間標本化の際にアパーチャ効果による
高域の減衰が発生している。
【0015】ただし、図15と図16に示した空間標本
化された画像は、空間標本化の標本点が0.5画素(P
H/2)ずつずれているために、空間周波数2n/PH
(nは整数)を中心とする信号成分は同位相になるが、
空間周波数(2n+1)/PHを中心とする信号成分は
位相が180度ずれる。即ち、空間周波数0を中心とす
る本来の信号成分は同位相であるが、空間周波数1/P
Hを中心とする折り返し成分Aは、輝度の振幅が等しく
位相が180度ずれたものとなる。従って、図17に示
すように、これらの画像の各画素を交互に配置して標本
化周波数が2/PH(標本化間隔PH/2)となる画像を
合成すると、双方の折り返し成分Aが互いに相殺され
て、空間周波数1/PH以下の領域に折り返し歪みANが
現れない。なお、図17の空間周波数1/PH以上の領
域に示す折り返し成分Aは、空間周波数2/PHを中心
とする相殺されない信号成分である。
【0016】この結果、高解像度化を図るために水晶ロ
ーパスフィルタなどによって除去する周波数成分を高域
に限定すると、合成された画像については問題はない
が、合成前の各画像には、折り返し歪みANが生じモア
レなどが現れることになる。従って、このような合成前
の各画像について上記のように相関度の判定を行うと、
折り返し歪みANの影響によって判定が不正確になるお
それが生じる。
【0017】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、安価な撮像板を結像位置を変位させながら時分割で
用いて、被写体の動きや手振れなどによる影響を受ける
ことなく、しかも結像位置を高精度で変位させなくても
解像度の高い画像を得ることができる撮像装置を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、多
数の画素が水平方向にPH間隔及び垂直方向にPV間隔で
配列された受光面を有し、所定期間内に該受光面で受光
した受光像を1枚の画像として撮像する撮像板と、被写
体からの光を該撮像板の受光面に受光像として結像させ
る結像手段と、該結像手段が受光像を結像させる結像位
置を基準位置に対して水平方向にほぼPH×i/H(H
は1以上の所定の整数、iは0以上H未満の整数)及び
垂直方向にほぼPV×j/V(Vは1以上の所定の整
数、jは0以上V未満の整数)だけ変位させることがで
きる(ただし、i=j=0の場合を除く)結像位置変位
手段と、該撮像板がN(=H×V、ただしNは2以上の
整数)枚の画像を撮像する間において、該撮像板が1枚
の画像を撮像するたびに、該結像位置変位手段を制御し
て、次の画像の結像位置を前回までの結像位置とはiと
jの組み合わせが異なる位置に順次変位させる結像位置
変位制御手段と、実画素には存在しない画素を補間処理
により求める手段を有し、該撮像板が撮像したN枚の画
像のうちのいずれか1枚を基準画像とし、該基準画像を
除くN−1枚の各画像について、基準画像に対する変位
を、実画素および補間処理によって求められた画素を利
用して、動きベクトルとして検出する動きベクトル検出
手段と、該撮像板が撮像した基準画像を除くN−1枚の
各画像について、該動きベクトル検出手段が検出した該
画像の動きベクトル分と、基準画像に対する該画像の結
像位置の変位分との合成分だけ各画素を変位させ、N−
1枚の全ての画像の該変位された画素を基準画像の各画
素間に内挿して1枚の画像を合成する画像合成手段とを
備えたものであり、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0019】また、本発明の撮像装置は、多数の画素が
水平方向にPH間隔及び垂直方向にPV間隔で配列された
受光面を有し、所定期間内に該受光面で受光した受光像
を1枚の画像として撮像する撮像板と、被写体からの光
を該撮像板の受光面に受光像として結像させる結像手段
と、該結像手段が受光像を結像させる結像位置を基準位
置に対して水平方向にほぼPH×i/H(Hは1以上の
所定の整数、iは0以上H未満の整数)及び垂直方向に
ほぼPV×j/V(Vは1以上の所定の整数、jは0以
上V未満の整数)だけ変位させることができる(ただ
し、i=j=0の場合を除く)結像位置変位手段と、該
撮像板がN(=H×V、ただしNは2以上の整数)枚の
画像を撮像する間において、該撮像板が1枚の画像を撮
像するたびに、該結像位置変位手段を制御して、次の画
像の結像位置を前回までの結像位置とはiとjの組み合
わせが異なる位置に順次変位させる結像位置変位制御手
段と、実画素には存在しない画素を補間処理により求め
る手段を有し、該撮像板が撮像したN枚の画像のうちの
いずれか1枚を基準画像とし、該基準画像を除くN−1
枚の各画像について、該画像の各画素を水平方向及び/
又は垂直方向に信号処理により変位させた変位画像のう
ちで基準画像に対する相関度が最も高い変位画像の変位
を、実画素および補間処理によって求められた画素を利
用して、動きベクトルとして検出する動きベクトル検出
手段と、該撮像板が撮像した基準画像を除くN−1枚の
各画像について、該動きベクトル検出手段が検出した該
画像の動きベクトル分と、基準画像に対する該画像の結
像位置の変位分との合成分だけ各画素を変位させ、N−
1枚の全ての画像の該変位された画素を基準画像の各画
素間に内挿して1枚の画像を合成する画像合成手段とを
備えたものであり、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0020】さらに、好ましくは、本発明の撮像装置に
おいて、動きベクトル検出手段が、N−1枚の各画像に
ついて、所定の複数位置の画素を水平方向及び/又は垂
直方向に変位させて該変位された画素のみからなる変位
画像を生成するものであり、かつ、水平方向と垂直方向
の変位の組み合わせが異なる複数枚の変位画像の各画素
と、基準画像において対応する所定位置の各画素との差
を積算した値が最も小さい変位画像の変位を動きベクト
ルとして検出するものである。
【0021】さらに、好ましくは、本発明の撮像装置に
おいて、動きベクトル検出手段が、N−1枚の各画像に
ついて、それぞれ空間周波数における少なくとも高周波
成分を除去するフィルタを通してから動きベクトルを検
出するものである。
【0022】
【作用】本発明においては、撮像板が撮像するN枚の画
像は、結像位置が水平方向及び垂直方向にそれぞれ1画
素以内でほぼH及びV等分された位置に変位したものと
なる。結像位置変位手段は、光学系に配置された透過板
の屈折率又は屈折角度を変化させたり反射板の反射角度
を変化させて光軸をずらせることにより結像位置を変位
させる他、撮像板自体を水平方向及び/又は垂直方向に
平行移動させることにより結像位置を変位させるもので
あってもよい。撮像板は、N枚の画像を撮像することに
よりスチル画像を得ることができる。また、N枚の画像
を連続して繰り返し撮像することによりビデオ映像を得
ることができる。
【0023】動きベクトル検出手段は、基準画像を除く
N−1枚の各画像について、各画素を水平方向及び/又
は垂直方向に変位させた変位画像のうちで基準画像に対
する相関度が最も高い変位画像の変位を動きベクトルと
して検出する。なお、ここでいう変位画像には、実質的
に変位が行われないその画像自身を含むことができる。
基準画像と他のN−1枚の各画像は、もともと結像位置
が変位しているために、1画素未満の画像のずれが生じ
る。しかも、この画像のずれは、結像位置変位手段によ
る結像位置の変位が不正確であった場合には、実際の結
像位置と基準画像の結像位置とのずれとなる。また、N
−1枚の各画像は、基準画像に対して時間的に異なる期
間の受光像を撮像したものであるため、その間に被写体
が動いたり手振れなどにより撮像装置が動いた場合にも
画像にずれが生じる。この動きベクトル検出手段は、こ
れらの画像のずれに基づく動きベクトルを検出する。
【0024】各画素の変位が水平方向にPHの整数倍で
垂直方向にもPVの整数倍となる場合には、各実画素を
シフトするだけで変位を行うことができる。しかし、通
常は、変位が画素の整数倍となることはないので、各画
素を変位させるために補間処理を行う。この補間処理
は、原理的には、変位位置の画素を標本点に含むように
画素間に濃度0の画素を内挿してオーバーサンプリング
し、元の標本化周波数の1/2を遮断周波数とするロー
パスフィルタを通した後に変位位置の画素のみを残して
間引きをすることにより実現できる。しかし、このよう
な処理はオーバーサンプリングによる高速処理とローパ
スフィルタでの膨大な演算を必要とするので、一般的に
は周囲4箇所の画素に基づく線形補間や周囲16箇所の
画素に基づくキュービックコンボリューション[cubic c
onvolution]補間などを用いるのが適当である。また、
線形補間は、1次のラグランジュ型多項式補間に該当す
るものであり、これに代えて2次以上のラグランジュ型
多項式補間を用いてもよい。さらに、他の方式の補間処
理を用いることもできる。なお、画素の濃度とは、モノ
クロ画像の場合には各画素の輝度を意味し、カラー画像
の場合には、各画素のそれぞれの色の色調(階調)又は
各色を合成(モノクロ画像に変換)した輝度成分(Y信
号成分)などを意味する。
【0025】相関度は、例えば変位画像の各画素と基準
画素の各画素の濃度の差を積算した値によって求めるこ
とができ、この場合は積算値が最も小さい変位画像が最
も相関度が高くなる。ただし、基準画像の全画素につい
て各変位画像の各画素との差を計算すると計算量が膨大
なものとなるので、請求項3の発明では、所定の複数位
置の画素を代表点とし、これら代表点の画素についての
み計算を行う代表点マッチング法を採用している。な
お、基準画像と各画像の相関度は、相互相関関数によっ
て求めることも可能である。ただし、この場合には基準
画像と変位画像の各画素の濃度の積を積算することにな
るので、積算値が最も大きい場合が最も相関度が高くな
る。この相互相関関数によって計算を行う場合にも、変
位画像の変位の範囲を制限したり代表点のみの濃度の積
を積算するようにして計算量を減少させることができ
る。
【0026】動きベクトル検出手段は、上記相関度が最
も高い変位画像の変位を動きベクトルとして検出する。
この動きベクトルは、変位の方向をベクトルの方向で示
すと共に変位の距離をベクトルの絶対値で示すものであ
り、水平方向の変位成分をxとし垂直方向の変位成分を
yとするとベクトル(x,y)としてベクトル量(リス
ト又は配列)で表すことができる。なお、ここでいう変
位自体もベクトルである。
【0027】画像合成手段は、基準画像を除くN−1枚
の各画像について、まずその画像の動きベクトル分とそ
の画像の結像位置の変位分との合成分だけ各画素を変位
させる。この場合の各画素も上記と同様の補間処理によ
り変位させる。上記動きベクトル検出手段が検出した動
きベクトルは、被写体や撮像装置が動かなかった場合に
も、結像位置の変位による画像のずれを示すようにな
る。従って、この場合には、各画像の動きベクトル分と
結像位置の変位分とがベクトルの合成により相殺される
ので、その画像の各画素は元の位置のまま変位させる必
要がない。
【0028】これに対して、被写体や撮像装置が動いた
場合には、各画像の動きベクトル分から結像位置の変位
による部分のみが相殺されるので、ベクトルの合成によ
ってその画像における実際の動きベクトルを求めること
ができる。また、結像位置変位手段による結像位置の変
位が不正確であった場合には、これによる画像のずれが
予め設計値として与えられた結像位置の変位分によって
は完全に相殺されないため、被写体や撮像装置の動きと
同等に扱われることになる。即ち、その画像の実際の動
きベクトルには、このような結像位置の設計値とのずれ
の成分が含まれることになる。そして、N−1枚の各画
像について、この実際の動きベクトル分だけ各画素を変
位させれば、被写体や撮像装置の動きを除外し、結像位
置だけが設計値通りに変位した場合の画像を得ることが
できる。なお、結像位置変位手段による結像位置の変位
が正確であり、かつ、被写体や撮像装置が動かなかった
場合には、各画素について合成ベクトル(0,0)の変
位を行わせることになり、補間処理は不要となる。ま
た、その他の場合にも、変位が丁度画素間隔の整数倍で
あった場合には、実画素の位置をシフトさせるだけで、
実際の補間処理は不要となる。
【0029】画像合成手段は、N−1枚の各画像につい
て上記画素の変位を行うと、基準画像の各画素間にこれ
らの変位された画素を内挿することにより1枚の画像を
合成する。従って、この合成画像は、画素数がN(=H
×V)倍されるので、水平方向の空間標本化間隔がPH
/Hとなり、垂直方向の空間標本化間隔がPV/Vとな
る。
【0030】この結果、本発明によれば、結像位置をず
らしてN枚の画像を撮像することにより、水平方向の解
像度をH倍とし垂直方向の解像度をV倍とした1枚の画
像を得ることができる。しかも、これらN枚の画像を撮
像する間に被写体が動いたり手振れなどにより撮像装置
が動いた場合にも、これらの動きによる画像のずれを補
正して高解像度の画像を得ることができる。また、結像
位置変位手段による結像位置の変位が不正確であった場
合にも、これによる画像のずれが被写体などの動きと同
様に補正される。
【0031】なお、例えば被写体が変位画像の変位範囲
を超えるような動きを行うなどにより、動きベクトル検
出手段が十分に相関度の高い変位画像を得られなかった
場合には、その画像について画像合成手段が画像の合成
を行わないように処理することもできる。また、ビデオ
映像の場合、N枚の画像から1枚の合成画像のみを生成
するのでは、1フィールド期間内にN枚の画像の撮像を
行う必要がある。しかし、N枚の各画像を順次基準画像
として定めそれぞれの基準画像ごとに画像の合成を行え
ば、時間方向に並んだN枚の高解像度の合成画像を得る
ことができるので、N枚の各画像をそれぞれ1フィール
ド期間ごとに撮像することが可能となる。
【0032】請求項2の発明は、基準画像を定めずに各
画像をそれぞれ対として、これら対の画像間の相対的な
動きベクトルを検出すると共に、これら対の画像同士を
順次合成することにより1枚の画像を得るようにした場
合を示す。ただし、この場合には、1枚の画像をルート
とした木構造状に各画像の対を定める必要があり、しか
も、各画素を変位させて合成した画像についてさらに各
画素を変位させる処理を繰り返す必要があるので、請求
項1の場合に比べ計算処理が増加する。また、相対的な
動きベクトルと相対的な結像位置の変位とをルートの画
像まで全てベクトルの合成を行った上で画像の合成をす
る場合には、実質的に請求項1と同じ構成となる。
【0033】上記のように複数の画像を合成して水平方
向と垂直方向の解像度を高める場合には、各画像の受光
時にも、受光像に水平方向が空間周波数1/2PH以
上、垂直方向が空間周波数1/2PV以上の高周波数成
分を含ませておく必要がある。しかし、このような高周
波数成分を含む受光像を標本化周波数1/PH及び1/
PVで空間標本化すると折り返し歪みが現れ、これに基
づいて動きベクトルを検出すると、この折り返し歪みの
影響により正確な検出が困難になる。ただし、この折り
返し歪みは、水平方向の空間周波数1/PHと垂直方向
の空間周波数1/PVを中心とした折り返し成分による
ものであるため、高域ほどレベルが増大するのが一般的
である。そこで、請求項4の発明に示すように、N−1
枚の各画像について、それぞれ高周波成分を除去するフ
ィルタを通してから動きベクトルを検出すれば、このよ
うな折り返し歪みによる影響を少なくすることができ
る。なお、ここでフィルタが除去する高周波成分とは、
標本化周波数1/PH及び1/PVの画像に対するもので
あるため、空間周波数1/2PH及び1/2PV以下であ
ってこれらに近い周波数領域を示す。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0035】図1〜図8は本発明の一実施例を示すもの
であって、図1は撮像装置の構成を示すブロック図、図
2は撮像板の画素構成と受光像との関係を示す平面図、
図3は4枚の画像の各画素の位置関係を示す平面図、図
4は動きベクトル検出部の構成を示すブロック図、図5
は受光像の波形図と周波数スペクトルを示す図、図6は
空間標本化され更にディジタルフィルタから出力された
画像の波形図と周波数スペクトルを示す図、図7は動き
ベクトルを検出する際の画素の線形補間処理を説明する
ための図、図8は画像を合成する際の画素の内挿処理を
説明するための図である。
【0036】本実施例は、結像位置を0.5画素(PH
/2,PV/2)ずつずらして撮像した4枚の画像に基
づいて合成を行う撮像装置について説明する(H=2、
V=2、N=H×V=4)。この撮像装置は、図1に示
すように、被写体Sからの撮像光Lがレンズ1、水晶ロ
ーパスフィルタ2及び透明屈折板3を介して撮像板4に
照射されるようになっている。レンズ1は、撮像光Lを
撮像板4の受光面に結像させるための光学系である。水
晶ローパスフィルタ2は、この撮像光Lの空間周波数に
おける高周波成分のみを阻止する光学系であり、ここで
は水平方向の空間周波数1/PHと垂直方向の空間周波
数1/PVを遮断周波数として、これ以上の高周波成分
を除去するようになっている。また、元来、レンズ1の
MTF(Modulation transfer function)や撮像板4の
アパーチャ効果などによって受光像の空間周波数成分は
広域になるほど減衰している。したがって、遮断周波数
以上の高周波成分が撮像に対して問題にならないぐらい
十分減衰している場合は水晶ローパスフィルタ2を省く
こともできる。透明屈折板3は、ある程度の厚さと屈折
率を有する透明な板状の光学系であり、撮像板4の受光
面における水平方向と垂直方向に対して傾斜するように
揺動可能に支持されている。撮像板4は、図2に示すよ
うに、多数の画素4aが水平方向にPH間隔及び垂直方
向にPV間隔で配列された受光面を有するCCD撮像素
子や他の固体撮像素子である。従って、これらの画素4
aは、受光像を水平方向に標本化周波数1/PH及び垂
直方向に標本化周波数1/PVで空間標本化することに
なる。そして、水晶ローパスフィルタ2の遮断周波数
は、これらの標本化周波数の1/2ではなく、これらの
標本化周波数に一致する。なお、各画素4aの感光部
は、水平方向に幅dH(0<dH≦PH)及び垂直方向に
幅dV(0<dV≦PV)で開口しているために、これら
の開口幅によって空間サンプリングの際にアパーチャ効
果による高域の減衰が生じる。
【0037】図1に示すように、上記透明屈折板3は、
アクチュエータ5によって揺動されるようになってい
る。即ち、例えば透明屈折板3の一部とアクチュエータ
5とがボイスコイルモータやソレノイドを構成し、この
アクチュエータ5への通電状態に応じて透明屈折板3の
傾斜角度を変化させることができるようになっている。
また、このアクチュエータ5を圧電素子で構成し、電圧
印加時に生じる歪みによる動きを直接透明屈折板3に伝
えたり、その他の機械構成による動きを透明屈折板3に
伝えることにより傾斜角度を変化させるようにしてもよ
い。このようにして透明屈折板3の傾斜角度が変化する
と、この傾斜角度に応じて撮像光Lが屈折し、撮像板4
の受光面に結像する受光像の結像位置にずれが生じる。
そして、アクチュエータ5は、この透明屈折板3の傾斜
角度を変化させることにより、図2に示すように、基準
位置に結像される基準受光像K00に対して、水平方向に
0.5画素(PH/2)ずれた受光像K10と、垂直方向
に0.5画素(PV/2)ずれた受光像K01と、水平方
向及び垂直方向に0.5画素(PH/2、PV/2)ずつ
ずれた受光像K11とをそれぞれ結像させるようになって
いる。
【0038】図1に示すように、上記アクチュエータ5
と撮像板4は、制御部6からの制御信号によって制御さ
れるようになっている。即ち、まず基準位置に基準受光
像K00が結像されると、撮像板4がこれを受光して基準
画像I00を出力し、次に受光像K10が結像されると画像
I10を出力し、さらに受光像K01が結像されると画像I
01を出力し、最後に受光像K11が結像されると画像I11
を出力するように制御される。そして、被写体Sが動か
ず、かつ、撮像装置も手振れなどによる動きがなく、し
かも、各受光像K00〜K11が正確な位置に結像されたと
すると、これらの受光像K00〜K11を基準に4枚の画像
I00〜I11を重ね合わせたときの各画素位置は、図3に
示すように0.5画素間隔で交互に配置されることにな
り、これらを合成すれば水平方向と垂直方向の標本化周
波数がそれぞれ2倍になることが分かる。ここで、円形
は基準画像I00の画素位置を示し、四角形は画素I10の
画素位置を示し、菱形は画素I01の画素位置を示し、三
角形は画素I11の画素位置を示している。
【0039】なお、このような結像位置変位手段として
は、本実施例のような透明屈折板3とアクチュエータ5
を用いる他に、例えば反射ミラーの傾斜角度を変化させ
たり、複屈折板と偏光板とを組み合わせることにより光
軸をずらせるようにすることもできる。また、撮像板4
自身を平行移動させることにより結像位置をずらせるよ
うにしてもよい。
【0040】上記撮像板4から出力された画像は、図1
に示すように、A/D変換部7を介して画像メモリ8に
送られるようになっている。A/D変換部7は、撮像板
4によって空間標本化された画像の輝度データを画素ご
とに量子化してディジタル信号に変換する。また、画像
メモリ8は、このA/D変換部7でディジタル信号に変
換された4枚の画像I00〜I11を蓄積する。そして、こ
の画像メモリ8に蓄積された4枚の画像I00〜I11は、
動きベクトル検出部9と合成部10に送られるようにな
っている。
【0041】動きベクトル検出部9は、基準画像I00に
対する他の画像I10〜I11の動きベクトルを検出する。
また、合成部10は、この動きベクトル検出部9で検出
された動きベクトルに基づいて4枚の画像I00〜I11を
合成する。そして、この合成部10で合成された画像
は、出力端子11から外部に出力され、ディジタルVT
Rなどに記録されたり、D/A変換されてディスプレイ
に表示されることになる。なお、上記制御部6は、これ
らA/D変換部7、画像メモリ8及び動きベクトル検出
部9にも図示しない制御信号を出力し、各部が同期して
動作するように制御している。
【0042】上記動きベクトル検出部9の動作を説明す
る。この動きベクトル検出部9は、基準画像I00を除く
3枚の各画像I10〜I11について、この画像I10〜I11
の各画素を水平方向や垂直方向に適宜変位させた変位画
像を複数作成し、これらの変位画像のうちで基準画像I
00との相関度が最も高い変位画像の変位を動きベクトル
として検出するものである。ここで、各画像I00〜I11
は、水平方向にNH個、垂直方向にNV個の画素を有する
ものとする。また、iとjを0又は1の値とし、画素I
ij(x,y)により画像Iijにおける座標(x,y)上
の画素の輝度を表すものとする。この際、xは1≦x≦
NHの範囲の整数とし、yは1≦y≦NVの範囲の整数と
するので、画素Iij(x,y)は標本点上の実画素とな
る。i=j=0を除く画像Iijの各画素をそれぞれベク
トル(p,q)だけ変位させた変位画像Iijと基準画像
I00との相関Rij(p,q)は、例えば(数1)によっ
て計算できる。
【0043】
【数1】
【0044】しかし、このように全ての画素についての
輝度の差を積算したのでは、計算量が膨大なものとな
る。そこで、本実施例の動きベクトル検出部9では、各
画像Iijから100個の実画素Iij(xk,yk)を代表
点として選択し(kは1≦k≦100の整数)、(数
2)に示す代表点マッチング法により相関Rij(p,
q)を計算する。
【0045】
【数2】
【0046】このようにして、基準画像I00に対する各
画像Iijについて、所定範囲の全てのp,qの組み合わ
せごとに相関Rij(p,q)を求め、これらのうちで最
小となるものを調べる。そして、この最小の相関Rij
(p,q)を得たベクトル(p,q)をそれぞれ動きベ
クトルVij(VXij,VYij)とすると、画像Iijは、各
画素が動きベトクルVij(VXij,VYij)だけ変位した
ときに基準画像I00との相関度が最も高いものとなる。
従って、動きベクトル検出部9は、基準画像I00を除く
3枚の各画像I10〜I11について、それぞれこの動きベ
トクルVij(VXij,VYij)を検出する。例えば、被写
体Sが動かず、かつ、撮像装置も手振れなどによる動き
がなく、しかも、結像位置が正確に変位していたとする
と、各画像I10〜I11の動きベクトルV10〜V11は、そ
れぞれV10(−0.5,0)、V01(0,−0.5)、
V11(−0.5,−0.5)となり、結像位置の変位分
のみの値となる。
【0047】なお、上記代表点マッチング法における代
表点の数は100に限定されるものではない。この代表
点を多くすれば、(数1)の演算に近づき画像のS/N
比(信号対雑音比)の影響も受け難くなるので、検出精
度を高めることができる。しかし、計算量はこれに比例
して多くなるので、これらの比較の上で適当な値を選択
する必要がある。また、上記相関度は、相互相関関数に
よって求めることも可能である。
【0048】上記動きベクトル検出部9の具体的な構成
例を図4に基づいて説明する。画像メモリ8からの各画
像I00〜I11は、ディジタルフィルタ9aを介してセレ
クタ9bに送られるようなっている。ディジタルフィル
タ9aは、相関度の検出精度を向上させるために設けら
れた帯域通過フィルタである。即ち、各画像I00〜I11
の低域を除去することにより、フリッカやシェーディン
グの影響を排除することができる。また、高域を除去す
ることにより、ノイズの影響を減少させることができ
る。さらに、この高域を除去することにより、折り返し
歪みの影響も減少させることができる。即ち、このよう
な合成前の画像I00〜I11には、折り返し歪みが発生し
ている。しかし、この折り返し歪みは、一般に高域側ほ
ど振幅が大きくなるので、このディジタルフィルタ9a
によって高域を除去することにより、折り返し歪みの影
響も低減し、モアレなどにより相関度の検出精度が低下
するのを防止することができる。
【0049】上記ディジタルフィルタ9aに入力する画
像I00〜I11の波形図と周波数スペクトルを図5に示
す。ただし、ここでは水平方向についてのみ示す。これ
らの画像I00〜I11は、水晶ローパスフィルタ2が空間
周波数1/2PH〜1/PHの領域の信号成分を除去しな
い受光像K00〜K11について標本化周波数1/PHで空
間標本化を行ったものなので、この標本化周波数1/P
Hを中心とする折り返し成分Aが空間周波数1/2PH以
下の領域に現れ折り返し歪みANを生じている。しか
し、ディジタルフィルタ9aから出力される画像I00〜
I11は、図6に示すように、低域が除去されることによ
り輝度が0付近の値となると共に、高域が除去されるこ
とにより、この折り返し歪みANの振幅が減少される。
従って、このような画像I00〜I11に基づいて相関度を
計算すれば精度の高い検出を行うことが可能となる。
【0050】上記ディジタルフィルタ9aを通った各画
像I00〜I11は、図4に示すように、セレクタ9bで代
表点メモリ9cと補間処理部9dとに振り分けられる。
即ち、基準画像I00は、このセレクタ9bを通って代表
点メモリ9cに送られ、他の3枚の画像I10〜I11は、
このセレクタ9bを通って補間処理部9dに送られる。
代表点メモリ9cは、基準画像I00のうちから100個
の画素I00(xk,yk)を代表点として選択し蓄積す
る。また、補間処理部9dは、各画像I10〜I11につい
て、それぞれ代表点となる100個の画素Iij(xk,
yk)をベクトル(p,q)だけ変位させて画素Iij
(xk+p,yk+q)に変換する。このベクトル(p,
q)は、所定範囲内のpとqの全ての組み合わせが順次
補間処理部9dに入力されるようになっている。また、
画像メモリ8は、このベクトル(p,q)が切り替わる
たびにまず画像I10を繰り返し送り、このpとqの全て
の組み合わせが完了すると、次の画像I01及び最後の画
像I11を順次同様に繰り返し送るようになっている。
【0051】ここで、本実施例における動きベクトル
は、発明者のこれまでの実験により、±0.05画素以
下の検出精度を必要とすることが分かっている。従っ
て、上記ベクトル(p,q)は0.05画素のピッチと
なり、画素Iij(xk+p,yk+q)は、xk+pやyk
+qの値が小数点以下の数を含むために、実画素には存
在しない画素となる。そこで、この補間処理部9dで
は、補間処理によって画素Iij(xk+p,yk+q)を
予測し変位を行わせる。この補間処理は、原理的には、
画素Iij(xk+p,yk+q)を標本点に含むように実
画素の間に輝度0の画素を内挿してオーバーサンプリン
グし、水平方向の空間周波数1/2PH及び垂直方向の
空間周波数1/2PVを遮断周波数とするローパスフィ
ルタを通した後に画素Iij(xk+p,yk+q)のみを
残して間引き処理を行うディジタル−ディジタル変換に
よって実現できる。しかし、このような処理はオーバー
サンプリングによる高速処理とローパスフィルタでの膨
大な演算を必要とするので、本実施例の補間処理部9d
では、線形補間又はキュービックコンボリューション補
間を用いる。
【0052】線形補間は、画素Iijの周囲4箇所の画素
に基づいて、これらの間の画素を補間する方法である。
図7に示すように、画素間の水平方向と垂直方向の距離
をそれぞれ1とし、実画素Iij(x,y)に対してベク
トル(RX,RY)だけ変位した画素Iij(x+RX,y
+RY)を補間する場合、周囲4箇所の実画素Iij
(x,y)〜Iij(x+1,y+1)に基づいて(数
3)の計算を行うことにより画素Iij(x+RX,y+
RY)の輝度を予測することができる。
【0053】
【数3】
【0054】なお、この線形補間は、1次のラグランジ
ュ型多項式補間に該当する。従って、水平方向及び垂直
方向に隣接するn+1画素ずつの画素に基づくn次のラ
グランジュ型多項式補間において、2次以上のものを用
いて補間処理を行ってもよい。
【0055】キュービックコンボリューションは、周囲
16箇所の画素に基づいて3次式により補間を行う方法
であり、上記オーバーサンプリングと間引き処理による
ディジタル−ディジタル変換の処理を簡易化したものと
考えることができる。また、この補間処理部9dでは、
他の補間方式を用いることも可能である。これらの補間
方式については、「電子通信学会論文誌,pp.1617-1623,
Vol.J69-D,No.11,Nov.(1986)」や「IEEE Transactions
on Medical Imaging,pp.31-39,Vol.MI-2,No.1,Mar.(198
3)」などに詳しい説明がある。
【0056】上記補間処理部9dで代表点となる100
個の画素Iij(xk+p,yk+q)の補間が行われる
と、これらの画素Iij(xk+p,yk+q)が順次減算
器9eに送られる。また、この減算器9eには、代表点
メモリ9cから基準画像I00の代表点となる100個の
画素I00(xk,yk)が順次送られて来る。そして、こ
れらの各画素Iij(xk+p,yk+q)と各画素Iij
(xk,yk)の輝度の差が計算されて絶対値回路9fを
介しその絶対値が加算器9gに送られる。加算器9g
は、相関メモリ9hから読み出した積算値にこの輝度の
差の絶対値を加算して、この計算結果を再び積算値とし
て保持する。また、この相関メモリ9hの積算値は、補
間処理部9dに入力されるベクトル(p,q)が切り替
わるたびに0クリアされる。従って、この相関メモリ9
hは、各ベクトル(p,q)ごとに100個の画素Iij
(xk+p,yk+q)と100個の画素I00(xk,y
k)との輝度の差を積算する上記(数2)の演算を行っ
て、そのベクトル(p,q)における相関Rij(p,
q)を求めることになる。そして、積算が完了した各相
関Rij(p,q)の値は、最小検出部9iに送られる。
この最小検出部9iでは、相関メモリ9hから送られて
来る相関Rij(p,q)のうちで最小のものとそのベク
トル(p,q)だけを保持し、補間処理部9dに送られ
て来る画像I10〜I11が切り替わるたびにこれらを外部
に出力する。
【0057】この結果、動きベクトル検出部9は、3枚
の各画像I10〜I11についてそれぞれの相関Rij(p,
q)が最小となる場合のベクトル(p,q)を得て、動
きベクトルV10〜V11として出力する。なお、この動き
ベクトル検出部9は、最小となる相関Rij(p,q)の
値が所定値よりも大きかった場合には、動きベクトルV
10〜V11に代えて十分な相関度が得られなかったとする
エラー値を出力することもできる。
【0058】上記合成部10の動作を説明する。この合
成部10は、画像メモリ8から送られて来る4枚の画像
I00〜I11を動きベクトル検出部9から送られて来る動
きベクトルV01〜V11に基づいて合成して画像Iを得る
ようになっている。即ち、4枚の画像I00〜I11の各画
素を(数4)〜(数7)に基づいて座標変換することに
より画像Iの各画素を求める。
【0059】
【数4】
【0060】
【数5】
【0061】
【数6】
【0062】
【数7】
【0063】この(数4)から明らかなように、画像I
00の各画素I00(x,y)は、座標変換を行うことなく
そのまま画像Iの各画素I(x,y)に割り当てられ
る。しかし、画像I10の各画素I10(x,y)は、(数
5)に示すように、動きベクトルV10(VX10,VY10)
に基づいて画素I10(x+VX10+0.5,y+VY10)
に座標変換し、これを画像Iの各画素I(x+0.5,
y)に割り当てる。そして、この場合、動きベクトルが
V10(−0.5,0)とならない限り、即ち被写体Sの
動きや手振れなどが生じたときには、画素I10(x+V
X10+0.5,y+VY10)が画像I10上の実画素に一致
しないので、動きベクトル検出部9の補間処理部9dと
同様の補間処理によって画素の変位を行う必要がある。
また、画像I01,I11の各画素についても同様である。
【0064】ここで、画像I10における各実画素I10
(x,y)を画像Iの各画素I(x+0.5,y)に座
標変換する場合の処理を詳細に説明する。図8は、画像
Iを示したものである。基準画像I00はこの画像Iに一
致するので、この基準画像I00上の各画素I00(x,
y)は図8の各画素I(x,y)に対応する。また、被
写体Sの動きや手振れなどがない場合には、画像I10上
(図8上ではない)の各画素I10(x,y)が図8の画
素I(x+0.5,y)に対応する。即ち、この場合に
は、動きベクトルV10(VX,VY)がV10(−0.5,
0)となるので、これを(数5)に代入すれば、各画素
I10(x,y)がそのまま画像Iの各画素I(x+0.
5,y)に割り当てられることが分かる。そして、この
場合には、各画素I10(x,y)が実画素であるため、
補間処理の必要もない。
【0065】しかし、図8では、画像I00の撮像から画
像I10の撮像までに要した時間に手振れなどにより画像
がベクトルVm(RX,RY)だけ移動した場合を例示し
ている。このため、画像I10における画素I10(x,
y)の位置は、図8では、画像I00の座標で表すと水平
方向に0.5−RX、垂直方向に−RYだけ変位した座標
I10(x+0.5−RX,y−RY)として表される。
【0066】上記画素I10(x,y)の動きベクトルを
検出すると、水平方向に−0.5+RX、垂直方向にRY
だけ変位させた画素が画像I00の画素I00(x,y)に
対して最も相関が高くなるので、動きベクトルV10(V
X10,VY10)はV10(−0.5+RX,RY)となる。ま
た、求める画素I(x+0.5,y)は、この画素I00
(x,y)からベクトル(0.5,0)だけ変位したも
のであるため、動きベクトルV10(VX10,VY10)=V
10(−0.5+RX,RY)とこのベクトル(0.5,
0)とを合成してベクトル(VX10+0.5,VY10)=
(RX,RY)を得ることにより、画像の移動を示すベク
トルVm(RX,RY)を動きベクトルV10(VX10,VY
10)で表したベクトルVm(VX10+0.5,VY10)を
得ることができる。そして、図8の画素I10(x,y)
に対してベクトルVmだけ変位した画素I(x+0.
5,y)は、画像I10上においては、画素I10(x,
y)に対する画素I10(x+RX,y+RY)で表すこと
ができ、これを画素I10(x+VX10+0.5,y+VY
10)と書き換えることができる。従って、画像I10の各
画素I10(x,y)に対して(数5)の座標変換を行え
ば、画像Iの各画素I(x+0.5,y)を求め得るこ
とが分かる。
【0067】また、上記画像I10上の各画素I10(x+
VX10+0.5,y+VY10)は、画素I10(x+RX,
y+RY)におけるRXの値をVX10+0.5としRYの値
をVY10とすることにより、周囲4箇所の実画素I10
(x,y)〜I10(x+1,y+1)に基づいて(数
3)の補間処理を行うことにより求めることができる。
【0068】また、被写体Sの動きや手振れがなくて
も、透明屈折板3の傾斜角度が不正確なために結像位置
にずれが生じ、画像I10上の各画素I10(x,y)が図
8の画素I(x+0.5,y)に正確に対応しなかった
場合には、動きベクトルV10(VX,VY)も丁度V10
(−0.5,0)とはならない。しかし、この場合に
は、このような結像位置の誤差を動きベクトルに吸収し
て検出することができるので、上記補間処理によって自
動的に補正することができる。
【0069】従って、合成部10によって合成される画
像Iは、基準画像I00の各画素を3枚の画像I10〜I11
に基づいて水平方向と垂直方向にそれぞれ2倍に増加さ
せたものとなり、水平方向及び垂直方向の解像度をそれ
ぞれ2倍に向上させることができる。なお、この合成部
10は、上記動きベクトル検出部9が十分な相関度が得
られなかったとするエラー値を出力した場合には、その
エラーとなった画像10〜I11に基づく合成を行わず、例
えば基準画像I00の画素に基づく補間処理により画素を
補間するように処理すればよい。ただし、この場合に
は、エラーとなった画像10〜I11に基づく解像度の向上
は望めない。
【0070】以上説明したように、本実施例の撮像装置
は、撮像板4に対する結像位置を水平方向と垂直方向に
0.5画素分ずつずらして得た4枚の画像I00〜I11を
合成することにより、水平方向及び垂直方向に2倍の解
像度を有する合成画像Iを得ることができる。しかも、
この際に各画像I00〜I11間の動きベクトルV10〜V11
を検出して、それぞれの3枚の画像I10〜I11をこの動
きベクトルV10〜V11に応じて合成するので、被写体S
が動いた場合や手振れなどが生じた場合にも、このずれ
を補正することができる。また、結像位置が不正確であ
った場合にも、この動きベクトルV10〜V11によって同
時に補正できる。
【0071】さらに、動きベクトル検出部9での動きベ
クトルV10〜V11の検出においては、各画像I00〜I11
に現れる折り返し歪みANの大部分をディジタルフィル
タ9aにより除去することができるので、モアレなどに
より検出精度が低下するのを防止できる。
【0072】なお、本実施例では、結像位置を水平方向
に2分割(H=2)及び垂直方向に2分割(V=2)す
る場合を示したが、さらに多数に分割することもでき
る。また、ここでV=1とした場合には、水平解像度の
みを向上させ、H=1とした場合には、垂直解像度のみ
を向上させることになる。
【0073】また、本実施例は、モノクロ画像を撮像す
る場合について説明したが、カラー画像を撮像するカラ
ー撮像装置についても同様に適用できる。カラー撮像装
置としては、1枚の撮像板の前に色フィルタアレイを設
けた単板方式や、撮像光を色分解プリズムなどでRGB
の3色に分解して3枚の撮像板にそれぞれ結像させる3
板方式などがある。この場合、上記説明では各画素の値
をスカラー量の輝度として取り扱ったが、これを例えば
RGB3色のそれぞれの色調からなるベクトル量として
取り扱えば同様に処理することができる。ただし、動き
ベクトル検出部9で動きベクトルを検出する場合には、
カラー画像をモノクロ画像(Y信号)に変換してから検
出すれば、回路規模や演算処理を簡易化することができ
る。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、撮像板に
より時分割で撮像した互いに結像位置の異なる複数枚の
画像を合成することにより解像度の高い画像を得るの
で、安価な撮像板を用いることができる。しかも、複数
枚の画像を撮像する間に被写体が動いたり手振れなどに
より撮像装置が動いた場合にも、動きベクトルを検出す
ることによりこれを補正して画像を合成することができ
る。また、各画像の結像位置の変位が不正確であった場
合にも同様に補正することができるので、結像位置を変
位させるために高精度な機構を設ける必要がない。
【0075】さらに、合成前の画像に生じる折り返し歪
みをフィルタによって減衰させてから動きベクトルの検
出を行えば、相関度を正確に判断することができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すものであって、撮像装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示すものであって、撮像板
の画素構成と受光像との関係を示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例を示すものであって、4枚の
画像の各画素の位置関係を示す平面図である。
【図4】本発明の一実施例を示すものであって、動きベ
クトル検出部の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例を示すものであって、受光像
の波形図と周波数スペクトルを示す図である。
【図6】本発明の一実施例を示すものであって、図5の
受光像を空間標本化した更にディジタルフィルタから出
力された画像の波形図と周波数スペクトルを示す図であ
る。
【図7】本発明の一実施例を示すものであって、動きベ
クトルを検出する際の画素の線形補間処理を説明するた
めの図である。
【図8】本発明の一実施例を示すものであって、画像を
合成する際の画素の内挿処理を説明するための図であ
る。
【図9】第1の従来例を示すものであって、撮像装置の
構成を示すブロック図である。
【図10】第2の従来例を示すものであって、撮像装置
の構成を示すブロック図である。
【図11】第3の従来例を示すものであって、撮像装置
の構成を示すブロック図である。
【図12】通常の撮像装置における受光像の波形図と周
波数スペクトルを示す図である。
【図13】図12の受光像を空間標本化した画像の波形
図と周波数スペクトルを示す図である。
【図14】水平解像度を2倍にする撮像装置における受
光像の波形図と周波数スペクトルを示す図である。
【図15】図14の受光像を空間標本化した画像の波形
図と周波数スペクトルを示す図である。
【図16】図14の受光像を0.5画素ずらして空間標
本化した画像の波形図と周波数スペクトルを示す図であ
る。
【図17】図15と図16の画像を合成した画像の波形
図と周波数スペクトルを示す図である。
【符号の説明】
3 透明屈折板 4 撮像板 4a 画素 5 アクチュエータ 6 制御部 9 動きベクトル検出部 9a ディジタルフィルタ 10 合成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−251380(JP,A) 特開 平4−341076(JP,A) 特開 平2−31573(JP,A) 特開 平5−137048(JP,A) 特開 平5−75914(JP,A) 特開 平4−326680(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/222 - 5/257 H04N 5/335

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の画素が水平方向にPH間隔及び垂
    直方向にPV間隔で配列された受光面を有し、所定期間
    内に該受光面で受光した受光像を1枚の画像として撮像
    する撮像板と、 被写体からの光を該撮像板の受光面に受光像として結像
    させる結像手段と、 該結像手段が受光像を結像させる結像位置を基準位置に
    対して水平方向にほぼPH×i/H(Hは1以上の所定
    の整数、iは0以上H未満の整数)及び垂直方向にほぼ
    PV×j/V(Vは1以上の所定の整数、jは0以上V
    未満の整数)だけ変位させることができる(ただし、i
    =j=0の場合を除く)結像位置変位手段と、 該撮像板がN(=H×V、ただしNは2以上の整数)枚
    の画像を撮像する間において、該撮像板が1枚の画像を
    撮像するたびに、該結像位置変位手段を制御して、次の
    画像の結像位置を前回までの結像位置とはiとjの組み
    合わせが異なる位置に順次変位させる結像位置変位制御
    手段と、 実画素には存在しない画素を補間処理により求める手段
    を有し、該撮像板が撮像したN枚の画像のうちのいずれ
    か1枚を基準画像とし、該基準画像を除くN−1枚の各
    画像について、基準画像に対する変位を、実画素および
    補間処理によって求められた画素を利用して、動きベク
    トルとして検出する動きベクトル検出手段と、 該撮像板が撮像した基準画像を除くN−1枚の各画像に
    ついて、該動きベクトル検出手段が検出した該画像の動
    きベクトル分と、基準画像に対する該画像の結像位置の
    変位分との合成分だけ各画素を変位させ、N−1枚の全
    ての画像の該変位された画素を基準画像の各画素間に内
    挿して1枚の画像を合成する画像合成手段とを備えた撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 多数の画素が水平方向にPH間隔及び垂
    直方向にPV間隔で配列された受光面を有し、所定期間
    内に該受光面で受光した受光像を1枚の画像として撮像
    する撮像板と、 被写体からの光を該撮像板の受光面に受光像として結像
    させる結像手段と、該結像手段が受光像を結像させる結
    像位置を基準位置に対して水平方向にほぼPH×i/H
    (Hは1以上の所定の整数、iは0以上H未満の整数)
    及び垂直方向にほぼPV×j/V(Vは1以上の所定の
    整数、jは0以上V未満の整数)だけ変位させることが
    できる(ただし、i=j=0の場合を除く)結像位置変
    位手段と、 該撮像板がN(=H×V、ただしNは2以上の整数)枚
    の画像を撮像する間において、該撮像板が1枚の画像を
    撮像するたびに、該結像位置変位手段を制御して、次の
    画像の結像位置を前回までの結像位置とはiとjの組み
    合わせが異なる位置に順次変位させる結像位置変位制御
    手段と、 実画素には存在しない画素を補間処理により求める手段
    を有し、該撮像板が撮像したN枚の画像のうちのいずれ
    か1枚を基準画像とし、該基準画像を除くN−1枚の各
    画像について、該画像の各画素を水平方向及び/又は垂
    直方向に信号処理により変位させた変位画像のうちで基
    準画像に対する相関度が最も高い変位画像の変位を、実
    画素および補間処理によって求められた画素を利用し
    て、動きベクトルとして検出する動きベクトル検出手段
    と、 該撮像板が撮像した基準画像を除くN−1枚の各画像に
    ついて、該動きベクトル検出手段が検出した該画像の動
    きベクトル分と、基準画像に対する該画像の結像位置の
    変位分との合成分だけ各画素を変位させ、N−1枚の全
    ての画像の該変位された画素を基準画像の各画素間に内
    挿して1枚の画像を合成する画像合成手段とを備えた撮
    像装置。
  3. 【請求項3】 前記動きベクトル検出手段が、前記撮像
    板が撮像したN枚の画像の各対について、一方の画像の
    各画素を水平方向及び/又は垂直方向にそれぞれ変位さ
    せた変位画像のうちで他方の画像に対する相関度が最も
    高い変位画像の変位を示す動きベクトルを検出するもの
    であり、前記画像合成手段が、該撮像板が撮像したN枚
    の画像の各対について、該動きベクトル検出手段が検出
    した他方の画像から一方の画像への動きベクトル分と、
    該他方の画像に対する一方の画像の結像位置の変位分と
    の合成分だけ一方の画像の各画素を変位させ、該一方の
    画像の変位された画素を他方の画像の各画素間に内挿し
    て合成する処理を繰り返し、最終的に1枚の画像を合成
    する請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記動きベクトル検出手段が、N−1枚
    の各画像について、 所定の複数位置の画素を水平方向及び/又は垂直方向に
    変位させて該変位された画素のみからなる変位画像を生
    成するものであり、かつ、水平方向と垂直方向の変位の
    組み合わせが異なる複数枚の変位画像の各画素と、基準
    画像において対応する所定位置の各画素との差を積算し
    た値が最も小さい変位画像の変位を動きベクトルとして
    検出する請求項1または2記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記動きベクトル検出手段が、N−1枚
    の各画像について、それぞれ空間周波数における少なく
    とも高周波成分を除去するフィルタを通してから動きベ
    クトルを検出する請求項1〜4のうちいずれかに記載の
    撮像装置。
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