JP3189539B2 - 空気調和機の運転制御装置 - Google Patents

空気調和機の運転制御装置

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JP3189539B2
JP3189539B2 JP29080193A JP29080193A JP3189539B2 JP 3189539 B2 JP3189539 B2 JP 3189539B2 JP 29080193 A JP29080193 A JP 29080193A JP 29080193 A JP29080193 A JP 29080193A JP 3189539 B2 JP3189539 B2 JP 3189539B2
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内側ユニットに吸着
型熱分解触媒方式の脱臭部と、これに密着する、ヒータ
ー等により構成される加熱部とにより構成された脱臭装
置を備えた空気調和機において、脱臭部に吸着した臭気
成分を熱分解により浄化することにより脱臭性能を再生
回復させ、半永久的な脱臭性能を維持するための、加熱
部による加熱運転(以下、再生浄化運転と記載。)のた
めの運転制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機においては、例えば特
開平1−107825号公報で知られているような室内
側ユニットの空気吸入部にタバコ臭や、し尿臭といった
悪臭に対して消臭効果の高い脱臭剤を添着した粒状活性
炭を含有させたウレタンフォームから成るエアーフィル
ター等を取り付けることにより脱臭を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の脱臭装置では脱臭性能が時間の経過と共に低
下するため、数カ月毎に、脱臭剤を添着した粒状活性炭
を含有する新しいエアーフィルターを購入し交換する必
要があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の技術的手段は、空気調和機の室内側ユニット
内に、金属等の素材にゼオライト、アルミナ、シリカ、
貴金属、希土類酸化物等からなる脱臭触媒を塗布した脱
臭部と前記脱臭部と密着する、ヒーター等により構成さ
れる加熱部とを備えた吸着型熱分解触媒方式の脱臭装置
を備え、かつ、空気調和機の室内側ユニット内の送風用
電動機の累積運転時間を計測する時間計測手段と、予め
定められた一定時間を記憶する時間記憶手段と、前記時
間計測手段により計測された電動機累積運転時間と、前
記時間記憶手段により定めた一定時間とを比較する、時
間比較手段と、空気調和機の運転モードを判断する運転
モード判断手段と、前記運転モード判断手段の判断結果
と前記時間比較手段の判断結果を受けて前記加熱部電気
回路の開閉制御を行う加熱部運転制御手段とから成る運
転制御装置を備えたものである。
【0005】また、上記、運転制御内容に加え、空気調
和機運転電流上限値を複数個記憶可能な上限電流値記憶
手段と、空気調和機屋外側ユニットの運転電流値を検出
する運転電流検出手段と、上述の加熱部運転制御手段の
出力に応じ、前記上限電流値記憶手段に記憶された複数
個の電流上限値を切り換える上限電流値変更手段と、前
記運転電流検出手段により検出した運転電流値と、前記
上限電流値変更手段により選定された上限電流値とを比
較する、電流値比較手段とを備えたものである。
【0006】さらに、上記、運転制御内容に加え、空気
調和機の屋外側ユニット内の圧縮機の運転回転数を複数
個記憶可能な圧縮機運転回転数記憶手段と、上述の加熱
部運転制御手段の出力に応じ、前記圧縮機運転回転数記
憶手段に記憶された複数個の圧縮機運転回転数を切り換
える圧縮機運転回転数変更手段とを備えたものである。
【0007】さらに、上記、運転制御内容に加え、空気
調和機の室内側ユニット内の送風用電動機の運転回転数
を複数個記憶可能な送風用電動機運転回転数記憶手段
と、上述の加熱部運転制御手段の出力に応じ、前記送風
用電動機運転回転数記憶手段に記憶された複数個の送風
用電動機運転回転数を切り換える送風用電動機運転回転
数変更手段とを備えたものである。
【0008】さらに、上記、運転制御内容に加え、空気
調和機の室内側ユニット内の風向羽根角度制御用電動機
の回転角度を複数個記憶可能な風向羽根角度記憶手段
と、上述の加熱部運転制御手段の出力に応じ、前記風向
羽根角度記憶手段に記憶された複数個の風向羽根角度を
切り換える風向羽根角度変更手段とを備えたものであ
る。
【0009】さらに、上記、運転制御内容に加え、空気
調和機の室内側ユニット内の加熱部の通電時間を複数個
記憶可能な加熱部通電時間記憶手段と、請求項1記載の
加熱部運転制御手段の出力に応じて前記加熱部通電時間
記憶手段に記憶された複数個の加熱部通電時間を切り換
える加熱部通電時間変更手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】上記、技術的手段による作用は、以下の通りで
ある。
【0011】本発明では、上記の構成により、空気調和
機の運転モードに応じて、一定時間間隔にて、再生浄化
運転を自動的に実施できるため、従来の脱臭装置のよう
な定期的な、新しい脱臭装置の購入と交換作業が不用と
なり、かつ極めて優れた脱臭性能を半永久的に使用者に
提供できるものである。
【0012】また本発明では、空気調和機の運転モード
に応じて、再生浄化運転中の電流値比較手段により設定
する上限電流値を、加熱部に発生する電流値分減じて設
定するため、空気調和機の屋外側ユニットに流れる運転
電流は、その分減じて制御されることになり、空気調和
機のコンセントプラグの電流容量を越えることなく、安
全な再生浄化運転制御を行うことができるものである。
【0013】さらに本発明では、再生浄化運転中、圧縮
機運転は停止させず、空気調和機の運転モードに応じた
最適な回転数で運転し続けるため、使用者の快適性を損
なうことがなく、また再生温度についても常にほぼ一定
の温度に安定させることができる。
【0014】さらに本発明では、再生浄化運転中、空気
調和機の運転モードに応じて、室内側ユニット内の送風
用電動機の運転回転数を低減することにより、再生浄化
運転に必要な熱分解温度(約300℃)まで急速に上昇
させることが可能となり、短時間に再生浄化運転を終了
させることができる。また、再生温度についても常にほ
ぼ一定の温度に安定させることができる。
【0015】さらに本発明では、空気調和機の運転モー
ドに応じて、室内側ユニットの吹出口に設けた風向制御
羽根の回転角度を制御することにより、再生浄化運転
中、吹き出す風が直接、使用者に当たることの防止がで
き、不快感を与えずに再生浄化運転を行うことができ
る。
【0016】さらに本発明では、空気調和機の運転モー
ドに応じて、空気調和機の室内側ユニット内の加熱部の
通電時間を制御することにより、再生浄化運転に必要な
熱分解温度(約300℃)を安定して確保することがで
き、また運転モードに応じた最短時間で再生浄化運転を
終了させることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1及び図2は、それぞれ脱
臭装置を具備する空気調和機室内機の斜視図及び横断面
図である。同図において、1は脱臭部であり、脱臭触媒
2と加熱部3を有している。また、4は吸入部、5は熱
交換器、6は送風用電動機である。また、図3は、本発
明の第1の実施例における空気調和機の概略ブロック図
である。図3において、11は送風用電動機運転開始か
らの運転累積時間を計測する時間計測手段、12は時間
計測手段11により計測された送風用電動機運転累積時
間の時間記憶手段、13は予め定められた一定時間t1
を記憶する時間記憶手段、14は前記時間記憶手段12
に記憶された送風用電動機運転累積時間と設定時間記憶
手段13に予め設定記憶された設定時間t1とを比較す
る時間比較手段、15は加熱部電気回路の開閉制御を行
う加熱部運転制御手段、16は空気調和機の運転モード
を判断する運転モード判断手段である。
【0018】上記構成において、以下その動作について
説明する。空気調和機において、運転が開始されると、
送風用電動機6の運転が開始され運転累積時間計測手段
11により計測された運転累積時間が、運転累積時間記
憶手段12に記憶される。前記記憶手段に記憶された運
転累積時間が、設定運転累積時間記憶手段13により記
憶設定された設定運転累積時間t1(例えば12
[h])に達したか否かを運転累積時間比較手段14に
より行い、設定運転累積時間以上になれば、運転モード
判断手段16により判断される運転モードに応じて、加
熱部運転制御手段15により加熱部電気回路の開閉制御
を行う。以上により、空気調和機の運転が開始されてか
ら一定時間間隔にて運転モードに応じた加熱部運転制御
を行うことが可能となる。
【0019】上記内容は、運転モード(冷房・ドライ・
暖房)により室内側ユニット内の送風用電動機の運転回
転数が異なるため、脱臭部に吸着される臭いの飽和時間
も異なり、そのため運転モードにより再生浄化にいれる
タイミングを変える必要があるためである(例えば、暖
房運転時、再生浄化に入れる時間を約8時間とすると、
暖房運転に比べ送風用電動機の運転回転数の低い冷房運
転時は約12時間と言う具合いである。)。
【0020】次に本発明の第2の実施例を説明する。図
4は本発明の第2の実施例における空気調和機の概略ブ
ロック図である。図4において、21は空気調和機運転
電流上限値を複数個記憶可能な上限電流値記憶手段、2
2は実際の空気調和機運転電流値を検出する運転電流値
検出手段、23は請求項1記載の加熱部運転制御手段の
出力に応じて前記上限電流値記憶手段に記憶された複数
個の電流上限値を切り換える上限電流値変更手段、24
は前記運転電流検出手段により検出した運転電流値と前
記上限電流値変更手段により選定された上限電流値とを
比較する運転電流値比較手段である。
【0021】上記構成において、以下その動作について
説明する。空気調和機において運転が開始されると、請
求項1記載の加熱部運転制御手段15により空気調和機
の運転モードに応じた加熱部電気回路の開閉制御が行わ
れる。そして、加熱部電気回路が閉の場合、すなわち再
生浄化運転中の場合、運転モードに対応して上限電流値
記憶手段21に予め設定された上限電流値(例えば冷房
時I1=13.2A)は、加熱部に発生する電流値分減
ずるために前記上限電流値記憶手段21に記憶された複
数個の電流上限値(例えば冷房時I2=10.2A)に
上限電流値変更手段23によって切り換えられる。ま
た、運転電流値検出手段22により検出した空気調和機
における運転電流値は、運転電流値比較手段24によ
り、前記上限電流値変更手段で選定した上限電流値(例
えば冷房時I2=10.2A)と比較される。以上によ
り、空気調和機の運転モードに対応して再生浄化運転中
の上限電流値を加熱部に発生する電流値分減じて設定す
るため、空気調和機の室外側ユニットに流れる運転電流
は、その分減じられることになり、過熱部運転による再
生浄化運転中であっても空気調和機のコンセントプラグ
の電流容量を越えることなく、安全な再生浄化運転制御
を行うことが可能となる。
【0022】次に本発明の第3の実施例を説明する。図
5は本発明の第3の実施例における空気調和機の概略ブ
ロック図である。図5において、31は空気調和機の室
外側ユニット内の圧縮機の運転回転数を複数個記憶可能
な圧縮機運転回転数記憶手段、32は請求項1記載の加
熱部運転制御手段の出力に応じて前記圧縮機運転回転数
記憶手段に記憶された複数個の圧縮機運転回転数を切り
換える圧縮機運転回転数変更手段である。
【0023】上記構成において、以下その動作について
説明する。空気調和機において運転が開始されると、請
求項1記載の加熱部運転制御手段15により空気調和機
の運転モードに応じた加熱部電気回路の開閉制御が行わ
れる。そして、加熱部電気回路が閉の場合、すなわち再
生浄化運転中の場合、空気調和機の運転モードに対応し
て圧縮機運転回転数変更手段32により、圧縮機運転回
転数は圧縮機運転回転数記憶手段31に予め記憶された
複数個の圧縮機運転回転数(例えば冷房時N1=160
0rpm)に切り換えられる。以上により、再生浄化運
転中、圧縮機運転は停止させず、空気調和機の運転モー
ドに応じた最適な回転数で運転させるため、圧縮機停止
に伴う居住空間の快適性を損なうことがなく、また再生
温度についても常にほぼ一定の温度に安定させることが
できる(例えば、冷房・暖房運転では吹出温度が異なる
ため、加熱部の雰囲気温度も異なり、そのため再生浄化
時の圧縮機運転回転数を運転モードにて変えることによ
り、再生温度をほぼ一定に安定させることができるとと
もに、短時間に再生浄化運転を終了させることができ
る。)。
【0024】次に本発明の第4の実施例を説明する。図
6は本発明の第4の実施例における空気調和機の概略ブ
ロック図である。図6において、41は空気調和機の室
内側ユニット内の送風用電動機の運転回転数を複数個記
憶可能な送風用電動機運転回転数記憶手段、42は請求
項1記載の加熱部運転制御手段の出力に応じて前記送風
用電動機運転回転数記憶手段に記憶された複数個の送風
用電動機運転回転数を切り換える送風用電動機運転回転
数変更手段である。
【0025】上記構成において、以下その動作について
説明する。空気調和機において運転が開始されると、請
求項1記載の加熱部運転制御手段15により空気調和機
の運転モードに応じた加熱部電気回路の開閉制御が行わ
れる。そして、加熱部電気回路が閉の場合、すなわち再
生浄化運転中の場合、空気調和機の運転モードに対応し
て送風用電動機運転回転数変更手段42により、送風用
電動機運転回転数は送風用電動機運転回転数記憶手段4
1に予め記憶された複数個の送風用電動機運転回転数
(例えば冷房時n1=800rpm)に切り換えられ
る。以上により、再生浄化運転中、空気調和機の運転モ
ードに対応して室内側ユニット内の送風用電動機の運転
回転数を低減することにより、再生浄化運転に必要な過
熱部の熱分解温度(約300℃)まで急速に上昇させる
ことが可能となり、短時間に再生浄化運転を終了させる
ことが可能である(第3の実施例でも述べたように、例
えば冷房・暖房運転では吹出温度が異なるため、加熱部
の雰囲気温度も異なり、そのため再生浄化時、室内の送
風電動機の運転回転数を運転モードにて変えることによ
り、再生温度をほぼ一定に安定させることができるとと
もに、短時間に再生浄化運転を終了させることができ
る。)。
【0026】次に本発明の第5の実施例を説明する。図
7は本発明の第5の実施例における空気調和機の概略ブ
ロック図である。図7において、51は空気調和機の室
内側ユニット内の風向羽根角度制御用電動機の羽根角度
を複数個記憶可能な風向羽根角度記憶手段、52は請求
項1記載の加熱部運転制御手段の出力に応じて前記風向
羽根角度記憶手段に記憶された複数個の風向羽根角度を
切り換える風向羽根角度変更手段である。
【0027】上記構成において、以下その動作について
説明する。空気調和機において運転が開始されると、請
求項1記載の加熱部運転制御手段15により空気調和機
の運転モードに応じた加熱部電気回路の開閉制御が行わ
れる。そして、加熱部電気回路が閉の場合、すなわち再
生浄化運転中の場合、空気調和機の運転モードに対応し
て風向羽根角度変更手段52により、風向羽根角度記憶
手段51に予め記憶された複数個の風向羽根角度(例え
ば冷房時θ=20゜)に切り換えられる。以上により、
空気調和機の運転モードに対応して再生浄化運転中、室
内側ユニットの吹出口に設けた風向制御羽根の回転角度
を制御することにより、再生浄化運転中、吹き出す風が
直接、使用者に当たることを防止でき、不快感を与えず
に再生浄化運転を行うことが可能となる。
【0028】次に本発明の第6の実施例を説明する。図
8は本発明の第6の実施例における空気調和機の概略ブ
ロック図である。図8において、61は空気調和機の室
内側ユニット内の加熱部の通電時間を複数個記憶可能な
加熱部通電時間記憶手段、62は請求項1記載の加熱部
運転制御手段の出力に応じて前記加熱部通電時間記憶手
段に記憶された複数個の加熱部通電時間を切り換える加
熱部通電時間変更手段である。上記構成において、以下
その動作について説明する。空気調和機において運転が
開始されると、請求項1記載の加熱部運転制御手段15
により空気調和機の運転モードに応じた加熱部電気回路
の開閉制御が行われる。そして、加熱部電気回路が閉の
場合、すなわち再生浄化運転中の場合、空気調和機の運
転モードに対応して加熱部通電時間変更手段62によ
り、加熱部通電時間記憶手段61に予め記憶された複数
個の加熱部通電時間(例えば冷房時T=8分)に切り換
えられる。以上により、空気調和機の運転モードに対応
して再生浄化運転中室内側ユニットに設けた加熱部の加
熱通電時間を制御することにより、再生浄化運転に必要
な熱分解温度(約300℃)を安定して確保することが
でき、また運転モードに応じた最短時間で再生浄化運転
を終了させることができる。
【0029】
【発明の効果】上記、実施例でも明らかなように、本発
明は、空気調和機の運転モードに応じて、一定時間間隔
にて、再生浄化運転を自動的に実施できるため、従来の
脱臭装置のような定期的な、新しい脱臭装置の購入と交
換作業が不用となり、かつ極めて優れた脱臭性能を半永
久的に使用者に提供できるものである。
【0030】また本発明では、空気調和機の運転モード
に応じて、再生浄化運転中の電流値比較手段により設定
する上限電流値を、加熱部に発生する電流値分減じて設
定するため、空気調和機の屋外側ユニットに流れる運転
電流は、その分減じられることになり、空気調和機のコ
ンセントプラグの電流容量を越えることなく、安全な再
生浄化運転制御を行うことができるものである。
【0031】さらに本発明では、再生浄化運転中、圧縮
機運転は停止させず、空気調和機の運転モードに応じた
最適な回転数で運転し続けるため、圧縮機停止に伴う居
住空間の快適性の悪化を防止することができ、また再生
温度についても常にほぼ一定の温度に安定させることが
できる。
【0032】さらに本発明では、再生浄化運転中、空気
調和機の運転モードに応じて、室内側ユニット内の送風
用電動機の運転回転数を低減することにより、再生浄化
運転に必要な熱分解温度(約300℃)まで急速に上昇
させることが可能となり、短時間に再生浄化運転を終了
させることができる。また、再生温度についても常にほ
ぼ一定の温度に安定させることができる。
【0033】さらに本発明では、空気調和機の運転モー
ドに応じて、室内側ユニットの吹出口に設けた風向制御
羽根の回転角度を制御することにより、再生浄化運転
中、吹き出す風が直接、使用者に当たることを防止で
き、不快感を与えずに再生浄化運転を行うことができ
る。
【0034】さらに本発明では、空気調和機の運転モー
ドに応じて、空気調和機の室内側ユニット内の加熱部の
通電時間を制御することにより、再生浄化運転に必要な
熱分解温度(約300℃)を安定して確保することがで
き、また運転モードに応じた最短時間で再生浄化運転を
終了させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における空気調和機室内機の
一部切欠斜視図
【図2】本発明の実施例における空気調和機室内ユニッ
ト構成の断面図
【図3】本発明の第1の実施例における空気調和機の運
転制御装置の概略ブロック図
【図4】本発明の第2の実施例における空気調和機の運
転制御装置の概略ブロック図
【図5】本発明の第3の実施例における空気調和機の運
転制御装置の概略ブロック図
【図6】本発明の第4の実施例における空気調和機の運
転制御装置の概略ブロック図
【図7】本発明の第5の実施例における空気調和機の運
転制御装置の概略ブロック図
【図8】本発明の第6の実施例における空気調和機の運
転制御装置の概略ブロック図
【符号の説明】
1 脱臭部 2 脱臭触媒 3 加熱部 4 吸入部 5 熱交換器 6 送風機 7 ケーシング 8 脱臭装置 11 送風用電動機運転開始からの運転累積時間計測手
段 12 送風用電動機運転開始からの運転累積時間記憶手
段 13 設定累積時間記憶手段 14 運転累積時間比較手段 15 加熱部運転制御手段 16 運転モード判断手段 21 上限電流値記憶手段 22 空気調和機運転電流値検出手段 23 上限電流値変更手段 24 空気調和機運転電流値比較手段 31 圧縮機運転回転数記憶手段 32 圧縮機運転回転数変更手段 41 送風用電動機運転回転数記憶手段 42 送風用電動機運転回転数変更手段 51 風向羽根角度記憶手段 52 風向羽根角度変更手段 61 加熱部通電時間記憶手段 62 加熱部通電時間変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下河 直樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 十倉 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 長野 昌利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 正原 定巳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−280763(JP,A) 特開 昭53−129439(JP,A) 特開 平5−99473(JP,A) 実開 昭56−45734(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 B01D 53/86 F24F 1/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属等の素材にゼオライト、アルミナ、シ
    リカ、貴金属、希土類酸化物等からなる脱臭触媒を塗布
    した脱臭部と前記脱臭部と密着する、ヒーター等により
    構成される加熱部を備えた吸着型熱分解触媒方式の脱臭
    装置を備えた空気調和機において、空気調和機の室内側
    ユニット内の送風用電動機の累積運転時間を計測する時
    間計測手段と、予め定められた一定時間を記憶する時間
    記憶手段と、前記時間計測手段により計測された電動機
    累積運転時間と、前記時間記憶手段により定めた一定時
    間とを比較する、時間比較手段と、空気調和機の運転モ
    ードを判断する運転モード判断手段と、前記運転モード
    判断手段の判断結果と前記時間比較手段の判断結果を受
    けて前記加熱部電気回路の開閉制御を行う加熱部運転制
    御手段とを備えた空気調和機の運転制御装置。
  2. 【請求項2】空気調和機の運転電流上限値を複数個記憶
    可能な上限電流値記憶手段と、実際の空気調和機運転電
    流値を検出する運転電流検出手段と請求項1記載の加熱
    部運転制御手段の出力に応じ、前記上限電流値記憶手段
    に記憶された複数個の電流上限値を切り換える上限電流
    値変更手段と、前記運転電流検出手段により検出した運
    転電流値と、前記上限電流値変更手段により選定された
    上限電流値とを比較する、電流値比較手段とを備えた請
    求項1記載の空気調和機の運転制御装置。
  3. 【請求項3】空気調和機の屋外側ユニット内の圧縮機の
    運転回転数を複数個記憶可能な圧縮機運転回転数記憶手
    段と、請求項1記載の加熱部運転制御手段の出力に応じ
    て前記圧縮機運転回転数記憶手段に記憶された複数個の
    圧縮機運転回転数を切り換える圧縮機運転回転数変更手
    段とを備えた請求項2記載の空気調和機の運転制御装
    置。
  4. 【請求項4】空気調和機の室内側ユニット内の送風用電
    動機の運転回転数を複数個記憶可能な送風用電動機運転
    回転数記憶手段と、請求項1記載の加熱部運転制御手段
    の出力に応じて前記送風用電動機運転回転数記憶手段に
    記憶された複数個の送風用電動機運転回転数を切り換え
    る送風用電動機運転回転数変更手段とを備えた請求項3
    記載の空気調和機の運転制御装置。
  5. 【請求項5】空気調和機の室内側ユニット内の風向羽根
    角度制御用電動機の回転角度を複数個記憶可能な風向羽
    根角度記憶手段と、請求項1記載の加熱部運転制御手段
    の出力に応じて前記風向羽根角度記憶手段に記憶された
    複数個の風向羽根角度を切り換える風向羽根角度変更手
    段とを備えた請求項4記載の空気調和機の運転制御装
    置。
  6. 【請求項6】空気調和機の室内側ユニット内の加熱部の
    通電時間を複数個記憶可能な加熱部通電時間記憶手段
    と、請求項1記載の加熱部運転制御手段の出力に応じて
    前記加熱部通電時間記憶手段に記憶された複数個の加熱
    部通電時間を切り換える加熱部通電時間変更手段とを備
    えた請求項5記載の空気調和機の運転制御装置。
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