JP3189219B2 - 電子部品の挿入方法及び装置 - Google Patents

電子部品の挿入方法及び装置

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JP3189219B2
JP3189219B2 JP22231193A JP22231193A JP3189219B2 JP 3189219 B2 JP3189219 B2 JP 3189219B2 JP 22231193 A JP22231193 A JP 22231193A JP 22231193 A JP22231193 A JP 22231193A JP 3189219 B2 JP3189219 B2 JP 3189219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リード付きの電子部品
を基板に挿入するための電子部品の挿入方法及び装置に
係り、とくに電子部品本体より同一方向に伸びた複数本
のリードを有する電子部品を高精度かつ高密度で基板上
に実装するための電子部品の挿入方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来一般的な電子部品の挿入方法は、プ
リント基板の挿入穴と挿入される電子部品のリード(リ
ード線又はリード端子等)を一致させるため、前記リー
ドをガイド又はチャックしてリード先端とプリント基板
穴位置とを一致させ挿入するものであった。このような
従来一般的な挿入方法の場合、電子部品本体の下方のリ
ードをガイド又はチャックするため、プリント基板に挿
入後それらのガイド部材又はチャック部材は電子部品本
体の平面最外寸法以上に逃がして後退する必要があり、
挿入スペースとしてどうしても電子部品本体の平面最外
寸法以上の十分なスペースが必要となり、例えば電子部
品同士が密接している場合には自動挿入が不可能であっ
た。
【0003】この点を考慮して、電子部品本体をチャッ
クで保持し、電子部品のリードを長さが異なるように切
断し、長さを異ならせたリードの軸中心位置とプリント
基板の挿入穴中心位置とを相対的に移動させて両位置を
一致させた状態として、リード先端を長い方、次いで短
い方の順に挿入していくことにより、高密度実装を図る
ようにした電子部品の挿入方法が提案されている(特公
昭62−55320号)。
【0004】また、ICのリード部分を保持する一対の
ガイド間にICを押送するプッシャを上下動可能に設
け、そのIC押圧面をICが基板に対して所定角度傾斜
した姿勢で押送されるようにし、ICのプリント基板へ
の挿入が小さい挿入力で行えるようにしたIC挿入ヘッ
ドが提案されている(実公平1−42399号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子部品の
リードを長さが異なるように切断して、長いリードから
プリント基板の挿入穴へ挿入していく方法は、異形電子
部品と呼ばれるある種の部品等のようにリードの長さが
予め短い寸法に切断されている場合や、リードを切断す
るときにリードの長さを揃えたい場合等には適用できな
い問題がある。
【0006】また、ICを基板に対して所定角度傾斜し
た姿勢で押送する構成は、ICのリード部分をガイドす
ることが前提となっているものであり、IC挿入後のガ
イド後退のための逃げスペースを確保する必要がある。
【0007】本発明は、上記の点に鑑み、複数本のリー
ドを有する電子部品の各リード先端位置の基板に対する
高さが相互に異なるようにチャック部で電子部品本体を
保持し、先端位置の高さの低いものから順次基板の挿入
穴に挿入するようにして、同じ長さのリードを多数有す
る電子部品の高密度挿入を実現可能とした電子部品の挿
入方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子部品の挿入方法は、複数本のリードを
有する電子部品を保持したチャック部を、基板に平行な
面内にあるΦ軸に垂直なΨ軸を中心として回転させる工
程と、前記Ψ軸が前記基板に垂直なZ軸に対し所定の鋭
角を成すように、前記Φ軸を中心として前記チャック部
を傾斜させる工程と、前記Z軸に平行なΘ軸を中心とし
て前記チャック部を回転させる工程と、前記各工程実行
後、前記複数本のリードのうち先端位置の低いリードか
ら前記基板の挿入穴に順次挿入する工程とを備えてい
る。
【0009】また、上記電子部品の挿入方法において、
前記チャック部で保持した電子部品の複数本のリードの
位置測定を行い、各リードの基準位置に対する位置ずれ
を検出しておき、前記複数本のリードのうち先端位置の
低いリードから前記基板の挿入穴に順次挿入する工程を
実行する際に、各リードの前記位置ずれを補正しながら
前記基板の挿入穴に順次挿入するようにしてもよい。
【0010】本発明の電子部品の挿入装置は、基板に垂
直なZ軸方向に少なくとも移動自在なヘッド部と、該ヘ
ッド部に設けられていて複数本のリードを有する電子部
品を保持するチャック部とを備えており、さらに前記ヘ
ッド部が、前記チャック部を前記Z軸に平行なΘ軸を中
心として回転させる機構と、前記Θ軸の回転により前記
基板に平行な面内で回転するΦ軸を中心として前記チャ
ック部を傾斜させる機構と、前記Φ軸に垂直でかつ前記
Φ軸の回転に伴って傾斜し前記Z軸に対し所定の鋭角を
成すΨ軸を中心として前記チャック部を回転させる機構
とを具備するものである。
【0011】また、上記電子部品の挿入装置において、
チャック部で保持した電子部品の複数本のリードの位置
測定を行って各リードの基準位置に対する位置ずれを検
出するリード位置測定部をさらに備える構成としてもよ
い。
【0012】
【作用】本発明においては、複数本のリードを有する電
子部品(例えば、同一方向に多数のリードが伸びたラジ
アル型のIC、異形電子部品等)を保持したチャック部
を、基板に平行な面内にあるΦ軸に垂直なΨ軸を中心と
して回転させ、Ψ軸を含みΦ軸に垂直な平面に各リード
を投影したときに、投影されたリードの相互の間隔がな
るべく大きくなるようにする(投影されたリードの相互
間隔がなるべく大きくなるようにΨ軸回りの回転角ψを
設定する。)。なお、投影されたリードが重ならないこ
とが必要条件である。
【0013】次に、前記Ψ軸が前記基板に垂直なZ軸に
対し所定の鋭角を成すように、前記Φ軸を中心として前
記チャック部を傾斜させ、複数本のリードを有する電子
部品の各リード先端位置の高さが相互に異なるように設
定する。そして、基板に形成されている挿入穴の向きに
合わせて前記Z軸に平行なΘ軸を中心として前記チャッ
ク部を回転させた後、前記複数本のリードのうち先端位
置の低いリードから前記基板の挿入穴に順次挿入してい
く。この場合、チャック部は電子部品の本体を保持すれ
ばよいから、高密度実装が可能であり、先端位置の低い
リードから順次基板の挿入穴に差し込んでいくので、リ
ード本数が多い場合でも確実な挿入動作が可能である。
【0014】また、リード挿入に際しては、チャック部
で保持した電子部品の複数本のリードの位置測定を行っ
て各リードの基準位置に対する位置ずれを検出してお
き、各リードの位置ずれを補正しながら前記基板の挿入
穴に順次挿入するようにすれば、高精度の挿入を実現で
きる。
【0015】なお、実際上は、Ψ軸、Φ軸及びΘ軸方向
の回転駆動順序は任意であり、Ψ軸、Φ軸及びΘ軸方向
の回転駆動を同時に実行してもよい。
【0016】次に、図24及び図25を用いて本発明の
電子部品の挿入方法の原理説明を行う。図24の基板に
平行なXY直交座標系において、電子部品を保持するチ
ャック部の回転中心をO(0,0)とする。一般には電
子部品の本体の外形中心を回転中心Oに一致させ、同時
にリード(リード線、リード端子等)の配置パターンの
中心とするが、必ずしもこの位置に設定する必要はない
(但し、回転中心Oを電子部品本体の外形の中心にした
ほうがスペースが効率的に使用できる。)。
【0017】傾斜軸方向の設定(Ψ軸回りの回転動作)
は次のようにして行う。すなわち、回転中心Oを通り、
X軸との傾きがψの直線ιをとる。リードの中心位置を
1,P2,…,Pnとしたとき、このP1,P2,…,Pn
から直線ιに下ろした垂線の足をQ1,Q2,…,Qn
し、隣合ったQi,Qjとの距離をR1,R2,…,Rn-1
とする。このR1,R2,…,Rn-1のうち最小のものを
minとするとき、Rminが最大となるように(又は最大
に近付くように)ψの値を設定する。このときの直線ι
が傾斜軸の方向となる。例えば、図24のように、リー
ド位置をP1,P2,P3,P4(縦横の比3:2)とする
と、R1,R2,R3の最小値Rminを最大(この場合はR
1=R2=R3)にする直線ιはψ=53.1°で与えら
れる。この直線ιが、基板に平行な面内にあるΦ軸及び
これに直交するΨ軸を含む平面に垂直となるようにΨ軸
回りのチャック部の回転量を設定する。これは、以後の
Φ軸回りの回転(傾斜動作)が直線ιを含む平面内で行
われるようにするためである。なお、ψの値は、設定値
であるので、必ずしも最適値丁度である必要はなく、装
置構成上で都合のよい値を設定できる。
【0018】傾斜角度の設定(Φ軸回りの回転動作)は
次のようにして行う。すなわち、Ψ軸回りの回転量を設
定した後、Pi,Pjから直線ιに下ろした垂線の足Q
i,Qjの距離が最大となるとき、この値をRとする(図
24の場合RはQ2とQ3間の距離)。図25はΦ軸に垂
直で図24の直線ιを含む平面を示しており、前記Rが
図示され、このリードの基板側挿入穴に挿入する部分の
長さをhが示されている。電子部品を保持したチャック
部を基板に垂直なZ軸に対し角度φだけ傾けて挿入する
場合、最後の(先端が一番高い位置の)リードが挿入穴
に向かうまでチャック部を降下させたときに、一番最初
に挿入されたリードがまだ完全に挿入し終わらないこと
が、電子部品の傾きを一定に保つのに必要である。この
ことから、チャック部の傾き量(Φ軸回りの回転量)を
φとすると、φを最大となるようにしたときに h=Rtanφ の関係が成り立つ。また、チャック部の全降下量をzと
すると z=hcosφ となる。
【0019】上記Ψ軸回りの回転動作、及びΦ軸回りの
回転動作を実行したときの座標変換は以下のようにな
る。図25でチャック部の傾きの中心T(Φ軸回りの回
転中心)からリードの先端までの距離をHとすると、リ
ードの中心Oが傾きφによりO1に移動されたから、O1
の座標は O1=(Hsinφ・cosψ,Hsinφ・sinψ) となる。また、リードPn(xpn,ypn)の位置がPn1
へ移動したとすると、Pn1の座標は Pn1=(Hsinφ・cosψ+α,Hsinφ・sinψ+β) …(1) となる。このとき、α,βは傾きφのみによるPnの変
位量であり α=x'(1−cosφ)+xpn・cosφ β=y'(1−cosφ)+ypn・cosφ である。ここで、 x’=−(btanψ)/(1+tan2ψ) y’=b/(1+tan2ψ) b=ypn−xpn・tanψ なお、好ましいヘッド部のΨ,Φ軸回りの回転量は電子
部品の品種毎に予め記憶データとして保存しておき、チ
ャック部が保持している電子部品の品種に対応した記憶
データに基づいてΨ,Φ軸を制御する。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る電子部品の挿入方法及び
装置の実施例を図面に従って説明する。
【0021】図1は本発明に係る電子部品の挿入方法及
び装置の実施例の全体構成を示す。この図において、1
は装置基台であり、該基台1上に基板搬送部2、部品供
給部3、X−Y−Z駆動系としての3軸直交座標型ロボ
ット4及びリード位置測定部5が設置されている。ま
た、3軸直交座標型ロボット4によりチャック部20を
有するヘッド部40が駆動されるようになっている。
【0022】基板搬送部2は、電子部品が挿入されるプ
リント基板10を所定の基板停止位置まで搬送し、位置
決め固定する機能を有するものである。通常、基板搬送
部2の基板入側にローダー(図示せず)が、基板出側に
アンローダー(図示せず)がそれぞれ配置されており、
基板搬送部2は、ローダーより1枚ずつ供給されたプリ
ント基板10を、一対の基板支持フレーム11に沿って
設けられたコンベアベルト(図示せず)で所定の基板停
止位置まで搬送し、所定位置で図示しない固定手段(例
えば位置決めピン)によりプリント基板10を位置決め
固定する。また、電子部品の挿入が完了したプリント基
板を基板出側に搬送し、アンローダーに排出する。
【0023】部品供給部3は、各種の荷姿{例えば、ス
ティックマガジン(スティックマガジン内に電子部品を
収納して供給)、テーピング(電子部品を台紙テープ上
に配列して供給)、トレイ(電子部品をトレイ上に載置
して供給)等}の電子部品を後述のチャック部20が受
け取りに来る部品渡し位置Fに一定姿勢(一定方向)で
供給する機能をもつものである。本実施例では部品供給
部3の1例として図2にスティックマガジンを用いたも
のを例示する。
【0024】図2に示すように、部品供給部3は、ステ
ィックマガジン(角筒状マガジン)31を多段重ね状態
で保持するスティックホルダー32と、スティックホル
ダー32から押し出された電子部品30を所定の部品渡
し位置Fに導く部品ガイド33とを有している。部品ガ
イド33に接続する最下段のスティックマガジン31に
は多数の電子部品30が1列配置で収容されており、ド
ラム(図示せず)に巻回された長尺可撓性部材34を繰
り出しスティックマガジン31の一端から挿入して電子
部品30を押し出すことにより、電子部品30を部品渡
し位置Fに供給することができる。
【0025】X−Y−Z駆動系としての3軸直交座標型
ロボット4は、プリント基板10の搬送方向に平行なX
軸方向、これと直交しかつプリント基板に平行なY軸方
向、及びX−Y平面に垂直(プリント基板に垂直)なZ
軸方向にヘッド部40を駆動し、位置決めする機能を有
する。その3軸直交座標型ロボット4は、基台1上に設
置されたY軸駆動系42と、該Y軸駆動系42によりY
軸方向に駆動されるX軸駆動系41と、該X軸駆動系4
1によってX軸方向に駆動されるZ軸駆動系43とから
なり、Z軸駆動系43に取り付けられたヘッド部40は
当該Z軸駆動系43によりZ軸方向(上下方向)に駆動
されるようになっている。
【0026】図3乃至図7を用いて前記ヘッド部40及
び該ヘッド部40に取り付けられたチャック部20につ
いて説明する。ヘッド部40はチャック部20を3個の
回転中心軸(Ψ軸、Φ軸、Θ軸)回りに回転させて任意
の角度に位置決めすることができ、各軸回りの位置決め
のために3個(Ψ軸用、Φ軸用、Θ軸用)のサーボモー
タが設置されている。すなわち、ヘッド部40は、3軸
直交座標型ロボット4のZ軸駆動系43に取り付けられ
たヘッドフレーム50と、該ヘッドフレーム50上に設
置されたΘ軸用サーボモータ51と、該サーボモータ5
1で回転駆動されるΘ軸52と、該Θ軸52に連結固着
されたΘ軸回転体53と、該Θ軸回転体53に固定のΦ
軸54を回転中心とするΦ軸傾動体55と、該Φ軸傾動
体55に設置されたΦ軸用サーボモータ56及びΨ軸用
サーボモータ57と、該Ψ軸用サーボモータ57で回転
駆動されるΨ軸58とを備えている。また、チャック部
20はΨ軸58に連結固着されている。
【0027】前記Θ軸52はZ軸に平行であり、Θ軸5
2と一体となって回転するΘ軸回転体53の外周面には
その回りを一周する円環状突部60が形成され、該突部
60が前記ヘッドフレーム50に立設された軸体61で
回転自在に支持された溝付きローラー62の溝62Aに
係合し、これによりΘ軸回転体53がΘ軸を回転中心と
して回転するように支えられている。
【0028】前記Φ軸54は、前記Θ軸52と直交し、
Θ軸52の回転に伴いプリント基板10に平行な面内で
回転するものであり、Θ軸回転体53に固定されてい
る。そして、Φ軸傾動体55はΦ軸54で枢支され、Φ
軸傾動体55側に固定のΦ軸用サーボモータ56の回転
軸56AとΦ軸54とが継手63で連結されている。但
し、この場合、Φ軸54がΘ軸回転体53に対し固定で
あるため、Φ軸用サーボモータ56の作動によりΦ軸5
4を回転中心としてΦ軸傾動体55が回動する(Z軸に
対し鋭角を成すように傾斜する。)。Φ軸傾動体55の
有底筒状部分の底部内側にはΨ軸用サーボモータ57が
固定され、該サーボモータ57によって回動駆動される
Ψ軸58は前記Φ軸54に垂直であり、Φ軸傾動体55
が傾斜したときはZ軸に対し鋭角を成す。
【0029】前記チャック部20は、図5中仮想線で示
す電子部品30の本体30Aを挟持する挟持片(チャッ
ク片)21を一体化した一対のラック22と、該一対の
ラック22にかみ合うピニオン23と、該ピニオン23
の支持軸を兼ねた押し棒24とを有している。
【0030】各ラック22は、チャック部ブロック25
下部に対し横方向に摺動自在に配設されており、エアー
シリンダ26でそれぞれ駆動されるようになっている。
すなわち、エアーシリンダ26のエアー供給口27にエ
アーを供給したときは一対のラック22に一体となった
挟持片21が閉じ、エアー排気状態となるとラック22
端部とブロック25の内面間に配設された圧縮ばね28
により一対の挟持片21は開く。これらの一対の挟持片
21は互いに平行移動し、一対の挟持片21の対向面で
ある押圧面21AがΨ軸58に平行な状態を維持する。
従って、電子部品30の本体30Aのチャックされる面
に対して平行を保てるので、電子部品本体30Aの大き
さのばらつきによって保持(挟持)状態が変わることは
ない。また、電子部品30を保持した後に、電子部品3
0の位置がずれないようにするために、挟持片21の平
行移動は双方のチャック移動量が同じになり、電子部品
本体30Aの大きさがある程度異なっても電子部品保持
位置中心が必ず固定されるように、ラック22及びピニ
オン23を使用した自動調芯構造となっている。
【0031】なお、電子部品30のリード30Bは本体
30Aが一対の挟持片21で挟持されたときに挟持片2
1の押圧面21Aに平行で、Ψ軸58にも平行である。
【0032】また、押し棒24は、ピニオン23の回転
中心となるブロック25に対し昇降自在(Ψ軸58の延
長線上を昇降自在)に取り付けられており、押し棒24
の上部は、ブロック25に埋設されたエアーシリンダ3
6のピストン38を成している。従って、エアーシリン
ダ36のエアー供給口37にエアーを供給したときは押
し棒24が下降し、エアー排気状態となると押し棒上部
のピストン38とブロック25間に配設された圧縮ばね
39により押し棒24は上昇位置に戻る。
【0033】図5乃至図7では図示を省略したが、図3
及び図4に示すように前記チャック部20のチャック部
ブロック25上には連結部70が一体化されており、該
連結部70が前記Ψ軸58に連結固定されている。ま
た、ブロック25上に立設された軸体71で溝付きロー
ラー72が回転自在に支持されており、該溝付きローラ
ー72の溝72AはΦ軸傾動体55の下部外周面にそれ
を一周するように形成された円環状突部80に係合し、
これによりチャック部ブロック25がΨ軸58を回転中
心として回転するように支えている。
【0034】図8はリード位置測定部5の構成を示す。
このリード位置測定部5は、半導体レーザ光線を発生す
る半導体レーザ90と、半導体レーザ90から照射され
た半導体レーザ光線を反射して周期的に走査するための
ポリゴンミラー91と、ポリゴンミラー91からの反射
光線を平行光線とするためのコリメータレンズ92と、
コリメータレンズ92から出射されたレーザ光線を受光
素子93に向けて収束する集光レンズ94と、ポリゴン
ミラー91の走査周期を検出する同期用受光素子95
と、ポリゴンミラー91を回転駆動するモータ96と、
前記受光素子93,95からの信号を受ける演算処理器
97とを備えている。
【0035】前記ポリゴンミラー91は、光学的に平坦
に磨かれた反射面を複数面持つ、金属またはガラス製の
多面反射鏡であって、各反射面は正多角柱の各面に配置
されている。受光素子93,95は光の明暗に応じた出
力信号を出すものである。また、モータ96は演算処理
器97からのクロックパルスに同期してポリゴンミラー
91をその中心軸(正多角柱の中心軸)を回転中心とし
て高速回転させるものである。
【0036】このリード位置測定部5において、半導体
レーザ光線は、演算処理器97の発生するクロックパル
スに同期して高速回転しているポリゴンミラー91で反
射され、コリメータレンズ92により平行光線となって
電子部品30のリード30Bを高速で走査し、集光レン
ズ94で受光素子93に集められる。受光素子93は、
レーザ光線がリード30Bで遮られることによる光の明
暗に応じた出力信号を発生して演算処理器97に出力す
る。演算処理器97では、リード30Bで遮られて影と
なっている時間(タイミング)と、前記クロックパルス
に同期した前記同期用受光素子95の同期信号とを比較
し、両者の時間のずれを長さに換算し、リード30Bの
位置を演算(測定)する。
【0037】次に上記実施例の全体的な動作説明を行
う。
【0038】図1のように、プリント基板10が基板搬
送部2で所定の基板停止位置に位置決め、固定された
後、3軸直交座標型ロボット4によりヘッド部40は部
品供給部3の部品渡し位置F上に移動され、ヘッド部4
0に設けられたチャック部20が有する挟持片(チャッ
ク片)21は閉じて図5のように電子部品30の本体3
0Aの外形を挟持する。
【0039】チャック部20で保持された電子部品30
は、3軸直交座標型ロボット4によりリード位置測定部
5に移送され、所定のリード測定位置で停止される。こ
のとき、チャック部20のΦ軸54回りの回転角は零で
かつΨ軸58回りの回転角も零で、Θ軸52とΨ軸58
とが同一直線上に位置しており、チャック部20で保持
された電子部品30の高さは、リード先端がリード位置
測定部5によるレーザ光線の走査面を横切る位置となっ
ている(リード位置測定時、リード先端の高さは揃って
いる。)。電子部品30のリード30Bの位置を平面の
座標系で認識するには、最低2方向から位置を測定する
必要がある。このため、電子部品毎に予め決められた記
憶データにより、Θ軸用サーボモータ51でチャック部
20をΘ軸を中心として2方向に回転し(回転角は既知
量)、異なる方向でリード位置測定を実行する。なお、
チャック部20が保持している電子部品30の品種は挿
入プログラムによって既知となっている。この結果、各
方向毎にリード位置が認識され、その後、リード位置測
定部5の演算処理器97の演算処理により各リードのX
Y直交座標系における、XY座標に変換される。電子部
品30の測定方向は、リードによるレーザ光線の影が重
ならないように設定されるので、電子部品30のリード
の配置パターンにより異なる。また、その2方向は必ず
しも直交している必要はないし、同様の配置パターンで
もリードのピッチ(配列間隔)によっても角度が異な
る。
【0040】図9乃至図11において代表的なリードの
配置パターンによる測定方向の例を図示する。
【0041】図9はコネクタ等のリード30B−1が1
列の電子部品30−1の場合であり、図中Sはリード3
0B−1でレーザ光線が遮られた影を示す。図9(A)
は第1の方向での測定、同図(B)は第2の方向での測
定を示す。
【0042】図10はリレー等のリード30B−2が2
列の電子部品30−2の場合であり、図中Sはリード3
0B−2でレーザ光線が遮られた影を示す。図10
(A)は第1の方向での測定、同図(B)は第2の方向
での測定を示す。
【0043】図11は可変抵抗器等のリード30B−3
が3本(三角配置)の電子部品30−3の場合であり、
図中Sはリード30B−3でレーザ光線が遮られた影を
示す。図11(A)は第1の方向での測定、同図(B)
は第2の方向での測定を示す。
【0044】上記のようなリード位置測定部5での各リ
ードの測定結果は、チャック部20が保持している電子
部品の品種に対応して予め記憶された基準位置(当該品
種においてリードが本来あるべき位置)と比較してリー
ドの位置ずれを検出する。このリードの位置ずれは、X
軸方向及びY軸方向についてそれぞれ演算処理器97に
よって算出される。
【0045】前記リード位置測定部5における各リード
の位置ずれ検出後、3軸直交座標型ロボット4で電子部
品30を保持したヘッド部40はプリント基板10上方
に移動される。そして、プリント基板10の挿入穴に対
する電子部品30のリード30Bの挿入動作が図12乃
至図21のようにして行われる。図12の平面図及び図
13の側面図はヘッド部40のΨ軸回りの回転量が零、
Φ軸回りの回転量も零でΨ軸とΘ軸とが同一直線上(Z
軸方向)にある場合のチャック部20の姿勢であり、こ
の姿勢で部品供給部3の部品渡し位置Fから電子部品3
0を保持し、取り出す。また、リード位置測定部5のリ
ード位置測定後のチャック部20の姿勢も図12及び図
13の通りと考えてよい。
【0046】図12及び図13の姿勢から、チャック部
20が保持した電子部品30の品種に応じて予め記憶し
たデータの傾き方向(Ψ軸回りの回転)及び傾き角度
(Φ軸回りの回転)に当該チャック部20の姿勢を設定
する。すなわち、Ψ軸に関しては図3及び図4のヘッド
部40のΨ軸58をΨ軸サーボモータ57で回転駆動
し、図14の平面図及び図15の側面図のように回転中
心をOとしてチャック部20を例えば40°回転させ
る。これは、図24の原理説明の所で述べたように、Ψ
軸を含みΦ軸に垂直な平面に各リードを投影したとき
に、投影されたリードの相互の間隔がなるべく大きくな
るようにする(投影されたリードの相互間隔がなるべく
大きくなるようにΨ軸回りの回転角を設定する)ためで
ある。
【0047】Φ軸に関してはヘッド部40のΦ軸54を
回転中心としてΦ軸サーボモータ56でΦ軸傾動体55
を回転(傾斜)させる。すなわち、図16の平面図の傾
斜軸の方向を示す直線ιを含む平面内で図17の側面図
のT(Φ軸)を中心として例えば10°回転させる。こ
れは、各リード先端のプリント基板10に対する高さ位
置が異なるようにするためである。但し、最後の(先端
が一番高い位置の)リードが挿入穴に向かうまでチャッ
ク部20を降下させたときに、一番最初に挿入されたリ
ードがまだ完全に挿入し終わらないようにする必要があ
る。
【0048】電子部品30の挿入方向(この例の場合、
反時計方向に90°)に合わせて、Ψ軸、Φ軸回りの回
転によってずれたリードの方向の補正を計算し、Θ軸5
2の回転角度を決め、図18(上方よりみた斜視図)に
示すようにΘ軸用サーボモータ51よりこの場合50.
43°回転させる。
【0049】その後、図19の説明図及び図20の側面
図(図19のA矢視図)に示すように、電子部品30の
4本のリード30Bをリード先端の高さ位置の低いL
1,L2,L3,L4の順にプリント基板10の対応す
る挿入穴H1,H2,H3,H4に、各リード毎に位置
補正を行いながら挿入していく。この位置補正は、前記
(1)式の座標変換後のリード位置に対しリード位置測
定部5による基準位置からのリード位置ずれによる補正
を加えて実行する。そして、リードL4を挿入穴H4に
挿入した後、図21(図19のA矢視図)のように押し
棒24を下降させることで電子部品30をプリント基板
10に平行になるように押し込んで挿入が完了する。
【0050】なお、プリント基板の挿入穴位置は、電子
部品に対応した記憶データとなっているが、必要に応じ
て実際の挿入穴位置の測定を行い、記憶データとのずれ
量を検出し、該ずれ量に対する補正をさらに加えて各リ
ードの挿入穴への挿入を実行してもよい。
【0051】図22及び図23は他のリード位置測定部
の構成例であり、1本のビーム光を放射するビーム光源
100、ビーム光を受ける受光素子101、ヘッド40
の位置を検出するエンコーダ102、及びビーム光が電
子部品30のリード30Bで遮られることによる光の明
暗に応じた前記受光素子101の出力信号と前記エンコ
ーダ102のヘッド部の位置信号とを受ける演算処理器
103を備えている。
【0052】このリード位置測定部では、まず図22の
ように電子部品30の品種により予め決められた記憶デ
ータによって、チャック部20のΘ軸回りの回転動作に
より電子部品30の姿勢を第1の回転方向に設定し、そ
れからリード30Bが1本のビーム光を遮光するように
ヘッド部40を特定方向(例えばX軸方向)に直線的に
移動させる。次いで、図23のように電子部品30の姿
勢を第2の回転方向に設定し、同様にヘッド部40を例
えば反対方向に直線的に移動させる。そして、ヘッド部
40が往復動する際にビーム光がリード30Bで遮られ
て影となっている時間(タイミング)と、前記エンコー
ダ102からのヘッド部40の位置信号とからリード3
0Bの位置を演算(測定)する。
【0053】なお、上記実施例では、Ψ軸回りの回転動
作、Φ軸回りの回転動作、Θ軸回りの回転動作の順に説
明したが、回転動作の順序は任意でよく、各軸を同時に
動作させてもよい。
【0054】また、上記実施例では部品供給部3は、電
子部品のリードの切断が不要の構成の例であるが、電子
部品のテーピングによって電子部品の供給を行う部品供
給部の場合には、チャック部が部品供給部より電子部品
を受け取るとき又は受け取った後に各リードを等しい長
さに切断すればよい。
【0055】また、ヘッド部はX−Y−Zの3軸方向に
移動できる場合で説明したが、ヘッド部はZ軸方向のみ
に移動可能とし、プリント基板をX−YテーブルでX−
Y軸方向に移動させ、位置決めできるようにする構成も
可能である。
【0056】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子部品
の挿入方法及び装置によれば、複数本のリードを有する
電子部品を保持したチャック部を、基板に平行な面内に
あるΦ軸に垂直なΨ軸を中心として回転させ、Ψ軸を含
みΦ軸に垂直な平面に各リードを投影したときに、投影
されたリードの相互の間隔がなるべく大きくなるように
し(投影されたリードの相互間隔がなるべく大きくなる
ようにΨ軸回りの回転角ψを設定し)、前記Ψ軸が前記
基板に垂直なZ軸に対し所定の鋭角を成すように、前記
Φ軸を中心として前記チャック部を傾斜させ、複数本の
リードを有する電子部品の各リード先端位置の高さが相
互に異なるように設定してから、前記複数本のリードの
うち先端位置の低いリードから前記基板の挿入穴に順次
挿入していくことが可能となり、先端位置の低いリード
から順次基板の挿入穴に差し込んでいくので、リードを
段違いに切断する等の特別の装置を必要とせず、リード
本数が多い場合でも確実な挿入動作が可能である。従っ
て、リードの形状が短く定まっている電子部品の挿入も
可能である。
【0058】また、チャック部は電子部品の本体を保持
すればよいから、高密度実装が可能である。
【0059】さらに、リード挿入に際し、チャック部で
保持した電子部品の複数本のリードの位置測定を行って
各リードの基準位置に対する位置ずれを検出しておき、
各リードの位置ずれを補正しながら前記基板の挿入穴に
順次挿入するようにすれば、高精度の挿入を実現でき、
リード位置が不安定でリードのガイドを要した電子部品
であっても電子部品本体を保持してリードの挿入が可能
になり、リードのガイドが不要となり、デッドスペース
が削減され、高密度挿入が可能となる。また、リードの
曲がり矯正等の手段も必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子部品の挿入方法及び装置の実
施例を示す斜視図である。
【図2】実施例における部品供給部の側断面図である。
【図3】実施例におけるヘッド部及びチャック部の正断
面図である。
【図4】同側断面図である。
【図5】チャック部の正面図である。
【図6】同側断面図である。
【図7】同底面図である。
【図8】実施例におけるリード位置測定部のブロック図
である。
【図9】リードが1列配置の電子部品のリード位置測定
を示す説明図である。
【図10】リードが2列配置の電子部品のリード位置測
定を示す説明図である。
【図11】リードが3本で三角配置の電子部品のリード
位置測定を示す説明図である。
【図12】電子部品を挟持したチャック部であって、
ψ,φ,Θ軸回りの回転動作を行う前の平面図である。
【図13】同側面図である。
【図14】電子部品を挟持したチャック部であって、Ψ
軸回りの回転動作後の平面図である。
【図15】同側面図である。
【図16】電子部品を挟持したチャック部であって、Φ
軸回りの回転動作後の平面図である。
【図17】同側面図である。
【図18】電子部品を挟持したチャック部であって、Θ
軸回りの回転動作後の平面図である。
【図19】電子部品のリードを基板側挿入穴に挿入する
順序を示す説明図である。
【図20】電子部品のリードを基板側挿入穴に挿入する
動作を示す側断面図である。
【図21】電子部品のリードの基板側挿入穴への挿入完
了状態を示す側断面図である。
【図22】他のリード位置測定部の構成例であって、電
子部品を第1の回転方向に設定した状態のブロック図で
ある。
【図23】他のリード位置測定部の構成例であって、電
子部品を第2の回転方向に設定した状態のブロック図で
ある。
【図24】本発明において傾き方向(Ψ軸回りの回転
角)の設定を示す説明図である。
【図25】本発明において傾き角度(Φ軸回りの回転
角)の設定を示す説明図である。
【符号の説明】
1 基台 2 基板搬送部 3 部品供給部 4 3軸直交座標型ロボット 5 リード位置測定部 10 プリント基板 20 チャック部 21 挟持片 22 ラック 23 ピニオン 24 押し棒 30 電子部品 30A 本体 30B リード 40 ヘッド部 50 ヘッドフレーム 51 Θ軸サーボモータ 52 Θ軸 53 Θ軸回転体 54 Φ軸 55 Φ軸傾動体 56 Φ軸用サーボモータ 57 Ψ軸用サーボモータ 58 Ψ軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 13/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のリードを有する電子部品を保持
    したチャック部を、基板に平行な面内にあるΦ軸に垂直
    なΨ軸を中心として回転させる工程と、 前記Ψ軸が前記基板に垂直なZ軸に対し所定の鋭角を成
    すように、前記Φ軸を中心として前記チャック部を回転
    させる工程と、 前記Z軸に平行なΘ軸を中心として前記チャック部を回
    転させる工程と、 前記各工程実行後、前記複数本のリードのうち先端位置
    の低いリードから前記基板の挿入穴に順次挿入する工程
    とを備えることを特徴とする電子部品の挿入方法。
  2. 【請求項2】 チャック部で保持した電子部品の複数本
    のリードの位置測定を行い、各リードの基準位置に対す
    る位置ずれを検出する工程と、 前記電子部品を保持した前記チャック部を、基板に平行
    な面内にあるΦ軸に垂直なΨ軸を中心として回転させる
    工程と、 前記Ψ軸が前記基板に垂直なZ軸に対し所定の鋭角を成
    すように、前記Φ軸を中心として前記チャック部を回転
    させる工程と、 前記Z軸に平行なΘ軸を中心として前記チャック部を回
    転させる工程と、 前記各工程実行後、前記複数本のリードのうち先端位置
    の低いリードから前記位置ずれを補正しながら前記基板
    の挿入穴に順次挿入する工程とを備えることを特徴とす
    る電子部品の挿入方法。
  3. 【請求項3】 基板に垂直なZ軸方向に少なくとも移動
    自在なヘッド部と、該ヘッド部に設けられていて複数本
    のリードを有する電子部品を保持するチャック部とを備
    え、 前記ヘッド部が、前記チャック部を前記Z軸に平行なΘ
    軸を中心として回転させる機構と、前記Θ軸を中心とし
    た回転により前記基板に平行な面内で回転するΦ軸を中
    心として前記チャック部を回転させる機構と、前記Φ軸
    に垂直でかつ前記Φ軸を中心とした回転に伴って傾斜し
    前記Z軸に対し所定の鋭角を成すΨ軸を中心として前記
    チャック部を回転させる機構とを具備することを特徴と
    する電子部品の挿入装置。
  4. 【請求項4】 基板に垂直なZ軸方向に少なくとも移動
    自在なヘッド部と、該ヘッド部に設けられていて複数本
    のリードを有する電子部品を保持するチャック部と、該
    チャック部で保持した電子部品の複数本のリードの位置
    測定を行って各リードの基準位置に対する位置ずれを検
    出するリード位置測定部とを備え、 前記ヘッド部が、前記チャック部を前記Z軸に平行なΘ
    軸を中心として回転させる機構と、前記Θ軸を中心とし
    た回転により前記基板に平行な面内で回転するΦ軸を中
    心として前記チャック部を傾斜させる機構と、前記Φ軸
    に垂直でかつ前記Φ軸を中心とした回転に伴って傾斜し
    前記Z軸に対し所定の鋭角を成すΨ軸を中心として前記
    チャック部を回転させる機構とを具備することを特徴と
    する電子部品の挿入装置。
  5. 【請求項5】 前記チャック部には、前記電子部品の本
    体を挟持する挟持片を一体化した一対のラックと、該一
    対のラックにかみ合うピニオンとが設けられており、対
    をなす前記挟持片の移動方向を相互に反対としかつ移動
    量を等しく設定してなる請求項3又は4記載の電子部品
    の挿入装置。
  6. 【請求項6】 前記電子部品を押し下げる押し棒が前記
    ピニオンの支持軸を兼用している請求項5記載の電子部
    品の挿入装置。
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