JP3188661U - 軸力測定センサ及びこのセンサを用いた軸力測定センサ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】雌ねじ部材に対して雄ねじ部材を締め付けた際の雄ねじ部材の軸力を直接測定できる軸力測定センサ及びこのセンサを用いた軸力測定センサ装置を提供する。【解決手段】雄ねじ部材12の軸部が挿通される円筒部材2と、前記円筒部材に対して外方に突出すると共に、上下に所定の間隙をあけて設けられた、上側のフランジ3及び下側のフランジ4と、前記上側のフランジと下側のフランジとの間に配置され、荷重の変化を抵抗値の変化として検出する少なくとも1つの荷重センサ6と、前記上側のフランジの下面から下方に突出して、あるいは下側のフランジの上面から上方に突出して設けられた、前記荷重センサを押圧する押圧子5と、を備え、前記雄ねじ部材12が締め付け方向に回され、該雄ねじ部材の頭部が前記円筒部材2を圧縮し、上側のフランジ3が下方向に移動し、前記押圧子5が前記荷重センサ6を押圧する。【選択図】図2

Description

本考案は、軸力測定センサ及びこのセンサを用いた軸力測定センサ装置に関し、ボルト等の雄ねじ部材を雌ねじ部材に締め付けた際の雄ねじ部材の軸力を測定するために用いられる軸力測定センサ及び軸力測定センサ装置に関する。
ボルト等の雄ねじ部材を雌ねじ部材に締め付けた際、雄ねじ部材の軸力が弱いと振動等により緩みが発生し、一方、軸力が強すぎると雌ねじ部材(被締結部材)の破損、あるいは雄ねじ部材に塑性変形が生じ、緩みの原因になる。
そのため、一般的には、締め付けトルクによって雄ねじ部材の軸力を管理している。
例えば、特許文献1に示されるねじ締め装置にあっては、締め付けの強さをトルクセンサからのトルク信号を用いて検出することが行われている。
図16を用いて説明すると、ねじ締め装置50は、モータ52と減速機53からなる駆動ユニット51を備えている。
前記駆動ユニット51において、モータ52と減速機53とは同軸上に連結され、モータ52は減速機53とその先端から突出した低速出力軸54とを介して先端の六角レンチ部55を駆動する。また、前記低速出力軸54の捩れによる歪みを検出するトルクセンサ56が設けられている。また、このねじ締め装置50はロボットアーム60に保持されている。
このように構成されたねじ締め装置50に用いられるトルクセンサ56は、ボルトの締め付けの際、低速出力軸54の捩れによる歪み量を検出し、電気信号(トルク信号)として出力する。そして、出力されたトルク信号は、締め付けトルクの制御に用いられる。
特開平5−337753号公報
ところで、前記トルクセンサは、低速出力軸の捩れによる歪み量を検出するものであり、雄ねじ部材の軸力を直接測定するものではない。
即ち、従来のトルクセンサによる測定は締め付けトルクを測定するものであって、雄ねじ部材の首下(座面)の表面状態、雌ねじ部材(被締結部材)の表面状態によって、大きく影響を受け、高精度に雄ねじ部材の軸力を求めることができないとい技術的課題があった。
また、前記トルクセンサで高精度の測定を行うには、低速出力軸の径を小さくしなければならず、一方、前記低速出力軸の径を小さくすると、軸強度が低下し、大きな締め付けトルク(軸力)を測定できないという技術的課題があった。
更に、従来のトルクセンサは大きく、より小型化を望む社会的要求を満足させるものでなかった。
本考案者らは、上記技術的課題を解決するために、前記したようなトルクセンサを用いて、締付けトルクから雄ねじ部材の軸力を推定するのではなく、雄ねじ部材の軸力を直接測定するセンサについて鋭意研究し、本考案を完成するに至った。
本考案は、前記した点に着目してなされたものであり、雌ねじ部材に対して雄ねじ部材を締め付けた際の雄ねじ部材の軸力を直接測定できる軸力測定センサ及びこのセンサを用いた軸力測定センサ装置を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本考案に係る軸力測定センサは、雄ねじ部材の頭部と雌ねじ部材との間に配置され、前記雄ねじ部材が前記雌ねじ部材に螺入される際の前記雄ねじ部材の軸力を測定する軸力測定センサであって、前記雄ねじ部材の軸部が挿通される円筒部材と、前記円筒部材に対して外方に突出すると共に、上下に所定の間隙をあけて設けられた、上側のフランジ及び下側のフランジと、前記上側のフランジと下側のフランジとの間に配置され、荷重の変化を抵抗値の変化として検出する少なくとも1つの荷重センサと、前記上側のフランジの下面から下方に突出して、あるいは下側のフランジの上面から上方に突出して設けられた、前記荷重センサを押圧する押圧子と、を備え、前記雄ねじ部材が締め付け方向に回されることにより、該雄ねじ部材の頭部によって前記円筒部材が圧縮され、前記押圧子が前記荷重センサを押圧し、前記荷重センサに作用する前記押圧子からの荷重を測定することにより、前記雄ねじ部材の軸力を測定することに特徴を有する。
本考案に係る軸力測定センサは、雄ねじ部材が締め付け方向に回されると、前記円筒部材に雄ねじ部材の頭部からの圧縮荷重が作用し、上側のフランジと下側フランジの間が狭まり(上側のフランジが下方向に移動し)、押圧子が荷重センサを押圧する。前記荷重センサに作用する前記押圧子からの荷重を測定することにより、前記雄ねじ部材の軸力を測定する。
このように、雄ねじ部材の軸力を直接測定するものであるため、例えば、雄ねじ部材の首下(座面)の表面状態、雌ねじ部材(被締結部材)の表面状態による影響を受けることなく、また高精度に雄ねじ部材の軸力を求めることができる。
更に、この軸力測定センサは、円筒部材と、前記円筒部材に対して外方に突出すると共に、上下に所定の間隙をあけて設けられた、上側のフランジ及び下側のフランジと、荷重センサで構成されるため、センサ自体を小型化することができ、社会的要求を満足させるものである。
尚、前記押圧子は、前記上側のフランジの下面から下方に突出して、あるいは下側のフランジの上面から上方に突出して設けられるが、特に、前記押圧子が前記上側のフランジの下面から下方に突出して設けられている場合には、下側のフランジの上面に荷重センサを安定して載置できるため、より好ましい。
ここで、前記円筒部材の上端が前記上側の前記フランジの上面より上方に突出し、前記円筒部材の上端が、雄ねじ部材の頭部と当接することが望ましい。
このように前記円筒部材の上端が、上側の前記フランジから上方に突出しているため、雌ねじ部材に対して雄ねじ部材が螺入される際、前記円筒部材の上端に雄ねじ部材の頭部下面が当接し、円筒部材に圧縮荷重が作用させることができる。
しかも、上側のフランジの上面に雄ねじ部材の頭部下面(座面)全面が当接しないため、雄ねじ部材の首下(座面)の表面状態による摩擦力の影響を極力抑制することができ、前記雄ねじ部材が締め付け方向に、より小さな力で回すことができる。
また、前記円筒部材の下端が前記下側の前記フランジの下面より下方に突出し、前記円筒部材の下端が、雌ねじ部材と当接することが望ましい。
このように構成されることにより、雌ねじ部材(被締結部材)の表面状態による摩擦力の影響を極力抑制することができ、前記雄ねじ部材が締め付け方向に、より小さな力で回すことができる。
また、前記円筒部材と、上側のフランジと、下側のフランジが夫々別部材として形成され、前記円筒部材と、上側のフランジと、下側のフランジを結合部材で連結することにより、一体に形成され、更に前記上側のフランジの上面に、リング状の上側当接部材が載置されることが望ましい。
尚、リング状の上側当接部材は、上側の前記フランジの上面より上方に突出した円筒部材の上端に相当するものであり、前記雄ねじ部材の頭部下面が当接し、圧縮荷重を受けるものである。
このように、円筒部材、上側のフランジ、下側のフランジを別部材として形成し、結合部材で一体化する場合の方が、円筒部材、上側のフランジ、下側のフランジを一つの部材として形成する場合に比べて、製作が容易であり、より小型化の軸力測定センサを得ることができる。
また、前記下側のフランジの下面に、リング状の下側当接部材が配置されることが望ましい。このように、下側のフランジの下面に、リング状の下側当接部材が配置されるため、雌ねじ部材(被締結部材)の表面状態による摩擦力の影響を極力抑制することができ、前記雄ねじ部材が締め付け方向に、より小さな力で回すことができる。
また、前記荷重センサは、金属製のケーシングに収容されていることが好ましい。
前記荷重センサは、前記押圧子から荷重を受けるため、例えば、合成樹脂のような材質で形成されている場合には、破損する虞がある。
この荷重センサを、金属製のケーシングに収容することにより、前記荷重センサは金属製のケーシングを介して、押圧子から荷重を受けるため、荷重センサの破損を抑制することができる。
また、前記ケーシングは、その上面に設けられた貫通孔と、前記貫通孔の内部に設けられた被押圧部と、前記貫通孔の内部であって、前記被押圧部の外側に前記被押圧部を囲って設けられたリング状部と、前記被押圧部とリング状部を連結する第1の連結部と、前記リング状部とケーシングの上面を連結する第2の連結部とを備えていることが望ましい。
このように、前記ケーシングが構成されているため、ケーシングが押圧子から受けた荷重を荷重センサに伝達することができ、高精度に雄ねじ部材の軸力を測定できる。
また、前記荷重センサは、第1の基板の表面に電極層が形成され、前記第1の基板とスペーサを介して配置された第2の基板に、前記電極層に対向して抵抗体層が形成され、前記第1の基板、第2の基板の少なくとも一方に加わる荷重の変化によって、電極層に対する抵抗体層の接触面積が変化し、前記接触面積変化に応じた抵抗値の変化を検出することによって、前記基板に加えられた荷重を感知することが望ましい。
このような構成の荷重センサを用いることによって、大きな荷重を高精度に測定することができる。
本考案によれば、雌ねじ部材に対して雄ねじ部材を締め付けた際の雄ねじ部材の軸力を直接測定できる軸力測定センサ及びこのセンサを用いた軸力測定センサ装置を得ることができる。
図1は、本考案の第1の実施形態にかかる軸力測定センサが取り付けられた状態を示す斜視図である。 図2は、図1の断面図である。 図3は、本考案の第1の実施形態にかかる軸力測定センサの斜視図である。 図4は、図3の軸力測定センサのA−A矢視断面図である。 図5は、軸力測定センサが備える荷重センサの断面図である。 図6は、荷重センサの要部を拡大した断面図である。 図7は、荷重が作用した場合の荷重センサの動作を示す要部拡大断面図である。 図8は、図7の状態に続いて、荷重が作用した場合の荷重センサの動作を示す要部拡大断面図である。 図9は、荷重センサにおいて検出された抵抗値と荷重との相関を示すグラフである。 図10は、本考案の第2の実施形態にかかる軸力測定センサの分解斜視図である。 図11は、本考案の第2の実施形態にかかる軸力測定センサの平面図である。 図12は、図11のB−B断面図である。 図13は、図12の要部拡大断面図である。 図14は、第2の実施形態にかかる荷重センサの平面図である。 図15は、図14のC−C断面図である。 図16は、従来のトルクセンサを組み込んだねじ締め装置の構成を示す概略構成図である。
本考案にかかる軸力測定センサの第1の実施形態について、図1乃至図9に基づいて説明する。
本考案にかかる軸力測定センサ1は、図1乃至図3に示すように、前記雄ねじ部材12の軸部12aが軸方向に移動自在に挿通される円筒部材2と、この円筒部材2の外周面から外方に向かって円環状に突出し、軸方向に沿って上下に配置された一対のフランジ3、4と、上側の前記フランジ3、下側の前記フランジ4との間に配置される荷重センサ6とを有する。
このフランジ3、4は、円筒部材2の軸方向に対して直交方向にフランジ面が形成され、所定の間隙を空けて互いに平行に配置されている。また、前記円筒部材2の上端には、上側のフランジ3から上方に所定の長さ突出した突出部2aが形成されている。
尚、前記円筒部材2と前記フランジ3、4とは金属(例えばステンレス鋼)により一体に形成されている。
また、図2に示すように、上側のフランジ3の下面には、所定位置から下方に所定の長さ寸法突出する複数(本実施形態においては3箇所)の押圧子5が設けられている。
また、図4に示すように、前記一対のフランジ3,4の間の間隙には、周方向に等間隔に配置された複数(本実施形態では3つ)の平板状の前記荷重センサ6が設けられ、各荷重センサ6の略中央の上方に押圧子5が配置されている。
また、図4に示すように、各荷重センサ6の左右両側部には凹部6a、6aが設けられており、例えば下側フランジ4上において各荷重センサ6の左右両側にそれぞれ突起4aが設けられている。この突起4aを前記凹部6a、6aに係合させることにより、前記荷重センサ6はフランジ3,4間の間隙に位置決め、固定される。
また、各荷重センサ6からはセンサ外部の例えば制御部(図示せず)に電気信号を出力するためのリード線7がそれぞれ引き出されている。
ここで、前記雌ねじ部材11は、図2に示すように,中央に雌ねじ孔11aが形成されている。一方、雄ねじ部材12は、前記雌ねじ部材11の雌ねじ孔11aに対し螺入可能な軸部12aと、軸部12aより大径の頭部12bとを有している。
尚、図1、図2においては説明のために、雌ねじ部材11を雄ねじ部材12の頭部12bと略同径の小さい円板状の部材としたが、雌ねじ孔11aが形成されていればよく、雌ねじ部材11は、例えば、六角ナットや、より大面積の板部材等とすることもできる。
また、図2に示すように、前記円筒部材2に前記軸部12aが挿通された状態において、円筒部材2の内周面と軸部12aとは互いに係合することなく、前記円筒部材2及びフランジ3,4は、前記軸部12aに対して、前記軸部12aの軸方向に移動可能となされている。
この構成において、図2に示すように雌ねじ部材11に対して雄ねじ部材12が螺入されると、円筒部材2の上端(突出部2a)に雄ねじ部材12の頭部12b下面が当接し、円筒部材2の上端(突出部2a)に雄ねじ部材12の頭部12bから荷重が作用する。
即ち、前記円筒部材2に圧縮荷重が作用すると共に、雄ねじ部材12の軸部には引張荷重が作用する。このとき、上側のフランジの上面に雄ねじ部材の頭部下面(座面)が当接しないため、雄ねじ部材の首下(座面)の表面状態による摩擦力の影響を極力抑制することができ、前記雄ねじ部材が締め付け方向に、より小さな力で回すことができる。
また、前記円筒部材2の下端に形成された、前記下側のフランジ4の下面は、雌ねじ部材11の上面に載置されているため、前記円筒部材2は前記圧縮荷重により変形(縮み変形)する。その結果、下側のフランジ4と上側のフランジ3の間の距離が狭まり(下側のフランジ4に対して上側のフランジ3が下方に移動し)、押圧子5によって、前記荷重センサ6が押圧され、荷重が前記荷重センサ6に作用する。
尚、前記円筒部材2の下端が前記下側の前記フランジ4の下面より下方に突出し、前記円筒部材2の下端が、雌ねじ部材11と当接することが望ましい。このように構成されることにより、雌ねじ部材11の表面状態による摩擦力の影響を極力抑制することができ、前記雄ねじ部材が締め付け方向に、より小さな力で回すことができる。
次に、図5乃至図8を用い、荷重センサ6の構成について説明をする。尚、本実施形態において、荷重センサ6は、電極層と抵抗体層との接触面積が変化することによる抵抗値の変化に基づいて荷重の大きさを検出するセンサを用いる。
図5に示すように、荷重センサ6は、第1の基板13と、第2の基板14と、第1の基板13及び第2の基板14が所定の間隔を隔てて対向するように両基板の周縁部に接合されたスペーサ15とを有している。
第1の基板13上には、所定の間隔を空けて対向する一対の電極層16A,16B(櫛形電極)が形成されている。
第1の基板13は、一対の電極層16A,16B(櫛形電極)が形成できる絶縁材料であれば材質は問わないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂,ポリエチレンナフタレート樹脂,ポリイミド樹脂、ガラスエポキシ樹脂等の絶縁性を有する合成樹脂のシートを用いることができる。また第1の基板13の厚さは特に限定されないが、第1の基板13が荷重により変形させる場合には、第1の基板13の厚さt1は、25μm〜250μm程度であることが望ましい。
また、前記一対の電極層16A,16Bは、銀あるいは銅により構成され、膜厚t5は、特に限定されないが、5μm〜40μmに形成されている。
また、第2の基板14は、ポリエチレンテレフタレート樹脂,ポリエチレンナフタレート樹脂,ポリイミド樹脂等の絶縁性を有する合成樹脂のシートによって形成される。この第2の基板14は荷重により変形可能とするため、その厚さt2が25μm〜250μmの合成樹脂シートが用いられる。厚さが25μm未満の場合には、小さな荷重によって容易に変形してしまい、好ましくない。また、厚さt2が250μmを超えると、変形し難く、好ましくない。
一方、図6に示すように、第2の基板14の表面には、絶縁性を有する樹脂に非導電性粒子17aを含有した凹凸層17が形成される。
ここでは、非導電性粒子17aとして二酸化ケイ素粒子を例にとって説明する。尚、非導電性粒子としては、前記二酸化ケイ素粒子に限定されるものではなく、アルミナ粒子等のセラミックス粒子、またウレタンビーズ等の合成樹脂粒子を好適に用いることができる。
前記凹凸層17は、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等の絶縁性を有する樹脂に、二酸化ケイ素の粒子17aを、1重量%〜20重量%含有されている。
そして、二酸化ケイ素の粒子17a間における凹凸層17の厚さは二酸化ケイ素の粒径よりも小さく形成され、この二酸化ケイ素粒子17aよって凹凸層17(凹凸層17の凸部)が形成される。
尚、非導電性粒子を含有した凹凸層17を形成する際、前記非導電性粒子上に前記絶縁性を有する樹脂膜が形成されなくても良いが、好ましくは樹脂膜が形成されているのがよい。
前記非導電性粒子の外形に突起等が存在する場合がある。そのため、前記非導電性粒子上に樹脂膜が形成されていない場合には、前記突起によって、樹脂膜(凹凸層17)の上面に形成される、後述する抵抗体層18に破損が生じ、非導電性粒子が露出する虞があるためである。即ち、前記非導電性粒子上に、抵抗体層を形成することができない虞が生じるためである。
そして更に、この凹凸層17の表面に抵抗体層18が形成されている。この抵抗体層18は、シリコン樹脂1重量%〜5重量%と、カーボン粉末が1重量%〜10重量%とを、少なくとも含有したフェノール樹脂から形成されると共に、前記抵抗体層の膜厚t4が5μm〜20μmに形成されている。
前記シリコン樹脂が1重量%未満の場合柔軟性がなく変形し難く好ましくない。また5重量%を超える場合には極めて容易に変形してしまい、広範な荷重検出範囲を得ることができないため、好ましくない。
前記抵抗体層18にシリコン樹脂が1重量%〜5重量%含有されているため、荷重が加えられた際、二酸化ケイ素粒子間の抵抗体層が容易に変形し、第2の基板14の変形に対する追従性が良く、電極層16A,16Bと徐々に接触させることができる。
また、カーボン粉末が1重量%未満の場合には抵抗値が大きくなり過ぎ、10重量%を超える場合には、抵抗値が小さくなり過ぎ好ましくない。
また、前記二酸化ケイ素粒子17a間における凹凸層17及び抵抗体層18の厚さの総和が、凹凸層17に含有される二酸化ケイ素の粒径よりも小さく設定されている。
そのため、図6に示す初期状態から、図7に示すように荷重Pが作用すると、まず最初に、二酸化ケイ素粒子17a部分の抵抗体層18が電極層16A,16Bに接触する。尚、図6、7においてXは接触領域、Sは空間部(非接触領域)である。
このとき、加わる荷重Pの増加に比例して、二酸化ケイ素粒子17a部分(凸部)の抵抗体層18が電極層16A,16Bに接触することによって、一対の電極層16A,16B(櫛形電極)と抵抗体層18との接触面積が増加する。
即ち、加わる荷重Pの増加に比例して、一対の電極層16A,16B(櫛形電極)と抵抗体層18との間の抵抗値が変化する。しかも、加わる荷重Pの増加に対して、電極層16A,16B(櫛形電極)と抵抗体層18との接触面積が増加する割合が大きいため、小さな荷重変化であっても抵抗値は大きく変化する。
そして更に、所定の大きさ以上の荷重Pが加えられると、図8に示すように二酸化ケイ素粒子17a間の抵抗体層18が電極層16と徐々に接触し、接触領域Xが更に拡大する。
このとき、二酸化ケイ素粒子17a部分の抵抗体層18が既に一対の電極層16A,16Bと接触しているため、荷重変化に対する抵抗値の変化は小さいが、二酸化ケイ素粒子17a間の抵抗体層18を電極層16に徐々に接触させることにより、荷重変化率に対する抵抗値の変化率(ΔR/ΔP)をより大きくすることができ、大きな荷重まで検出でき、広範な荷重検出範囲を得ることができる。
また、リード線7を介して検出される抵抗値は、荷重センサ6によって検出された抵抗値を荷重に変換する抵抗値・荷重変換部(図示せず)において、例えば、図9に示すような抵抗値と荷重(荷重)との相関関係を用いて荷重(例えば、トン)に変換される。
この抵抗値と荷重(荷重)との相関関係については、例えば、前記軸力測定センサ1に対して油圧プレス機等により荷重を加え、荷重の変化に対してリード線7から出力される抵抗値を測定する実験を予め行うことで求めることができる。
即ち、雄ねじ部材12の軸力の測定は、予め、抵抗値と荷重(荷重)との相関関係を求め、これをコンピュータの記憶手段等に記憶し、荷重センサ6によって検出された抵抗値をコンピュータの抵抗値・荷重変換部(演算処理装置)を介して荷重に変換することによってなされる。
このように構成された軸力測定センサ1を取り付け、雄ねじ部材12の頭部12bを、スパナ(図示せず)等を用いて締め付け方向に回すと、図2に示すように前記頭部12bの下面に軸力測定センサ1の円筒部材2上端の突出部2aが当接する。
更に、雄ねじ部材12の頭部を締め付け方向に回すと、前記円筒部材2は圧縮されると共に、前記圧縮に伴い上側のフランジ3が下方向に移動する。この上側のフランジ3の移動により、前記フランジ3の下面に設けられた押圧子の先端が、荷重センサ6を下方に押圧して変位を与える。
前記荷重センサ6の上面に荷重が与えられると、図7、図8に示したように二酸化ケイ素粒子17a間の抵抗体層18が電極層16と徐々に接触し、接触領域が増大して、変化した抵抗値がリード線7を介して抵抗値・荷重変換部で検出される。
一方、前記抵抗値・荷重変換部においては、予め求めた図9に示すような抵抗値と荷重との相関関係が記憶された記憶部から当該抵抗値に対応する荷重値を呼び出し、前記検出した抵抗値を荷重値に変換し、例えばコンピュータの表示画面等に表示する。
この荷重は、前記円筒部材2に作用する圧縮荷重であるが、この圧縮荷重の反力として、雄ねじ部材12の軸部には前記圧縮荷重と同じ大きさの引張荷重(軸力)が作用しているため、前記荷重値が雄ねじ部材12に作用している軸力とすることができる。
以上のように、前記雄ねじ部材12を、雌ねじ部材11に対して締め付け方向に所定回数、回転させ、そのときの荷重センサ6の抵抗値出力から雄ねじ部材12の軸力を直接求めることができる。
即ち、従来のトルクセンサによる測定のように締め付けトルクを測定するものでないため、雄ねじ部材の首下(座面)の表面状態、雌ねじ部材(被締結部材)の表面状態の影響は少なく、雄ねじ部材の軸力を高精度に求めることができる。
また、上記したように、軸力測定センサ1は、前記雄ねじ部材12の頭部12bと略同一径に形成することができ、軸力測定センサ1の小型化を図ることができる。
尚、上記第1の実施形態にあっては、加わる荷重Pの増加に比例して、電極と抵抗体層18との接触面積が増加すれば良く、必ずしも、一対の電極層16A,16B(櫛形電極)とする必要はない。
例えば、上記第1の実施形態にあっては、一対の電極層16A,16Bからリード線7を引き出し、電極層16A,16Bの抵抗値変化を測定したが、前記一対の電極層16A,16Bを一つの電極層とし、前記一つの電極層と抵抗体層からリード線7を引き出し、一つの電極層と抵抗体層の間の抵抗値変化を測定しても良い。
また、上記第1の実施形態にあっては、円筒部材の上端が前記上側の前記フランジの上面より上方に突出した場合について説明したが、前記円筒部材の下端も前記下側の前記フランジの下面より下方に突出し、前記円筒部材の下端が、雌ねじ部材と当接するように構成するのが好ましい。
このように構成されることにより、雌ねじ部材(被締結部材)の表面状態による摩擦力の影響を抑制でき、前記雄ねじ部材が締め付け方向に、より小さな力で回すことができる。
次に、本考案にかかる軸力測定センサの第2の実施形態について、図10乃至図15に基づいて説明する。
この第2の実施形態にあっては、円筒部材2、前記円筒部材2の上端の突出部2a、前記フランジ3、4が別々の部材として形成されている点が第1の実施形態と異なる。
また、荷重センサ6がケーシング内に収容され(以下、ケーシングを有する荷重センサに符号30を付する)、このケーシングの上面に変位可能な被押圧部が形成されている点が第1の実施形態と異なる。
尚、第1の実施形態と同一あるいは相当する部材は、同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この第2の実施形態にかかる軸力測定センサ20は、図10乃至図13に示すように、前記雄ねじ部材12の軸部12aが軸方向に移動自在に挿通される円筒部材21と、この円筒部材21の上下面に配置され、円筒部材21の外周面より外方に円環状に突出する上下一対のフランジ22、23と、上側のフランジ22の上面に配置される上側当接部材24と、下側のフランジ23の下面に配置される下側当接部材25と、上側のフランジ22と下側のフランジ23との間に形成される隙間に配置される荷重センサ6(30)とを有する。
前記円筒部材21、前記上側、下側のフランジ22、23、前記上側当接部材24、前記下側当接部材25は、それぞれ金属(例えばステンレス鋼)により、別々の部材として形成される。
前記円筒部材21の中心部には、前記雄ねじ部材12の軸部12aが挿通する貫通孔21Aが形成されている。また前記円筒部材21には、等間隔で4つの貫通孔21a、21b、21c、21dが形成されている。
また、上側フランジ22には、前記雄ねじ部材12の軸部12aが挿通する貫通孔22Aが形成されている。また上側フランジ22の内周側には、等間隔で4つの貫通孔22a、22b、22c、22dが形成されている。
また、下側フランジ23には、前記雄ねじ部材12の軸部12aが挿通する貫通孔23Aが形成されている。また下側フランジ23の内周側には、等間隔で4つの貫通孔23a、23b、23c、23dが形成されている。
そして、前記上側フランジ22、円筒部材21、下側フランジ23を重ね合わせ、前記貫通孔21a〜21d、貫通孔22a〜22d、貫通孔23a〜23dに、結合ピン26a,26b,26c,26dを圧入することにより、前記上側フランジ22、円筒部材21、下側フランジ23を一体化させる。
また上側フランジ22の外周側には、2つの貫通孔が1組として、等間隔に3組の貫通孔が形成されている。即ち、上側フランジ22の外周側には、貫通孔22e,22gと、貫通孔22h,22jと、貫通孔22k,22mが形成されている。
また、前記貫通孔22e,22gの間、貫通孔22h,22jの間、貫通孔22k,22mの間には、ネジ穴22f、22i,22lが形成されている。
また、下側フランジ23の外周側には、2つの貫通孔が1組として、等間隔に3組の貫通孔が形成されている。即ち、下側フランジ23の外周側には、貫通孔23e,23fと、貫通孔23g,23hと、貫通孔23i,23jが形成されている。
そして、前記貫通孔22e、22g、貫通孔22h、22j、貫通孔22k、22m、貫通孔23e,23f,貫通孔23g,23h,貫通孔23i,23jに位置決めピン27a,27b,27c,27d、27e,27fが圧入、植設されることにより、荷重センサ30が位置決め、固定される。
具体的には、前記荷重センサ30の凹部31e、31eが、この位置決めピン27a,27b,27c,27d、27e,27fに係合することにより、前記荷重センサ30は位置決め、固定される(図14参照)。
また、前記ネジ穴22f、22i,22lには、上側フランジ22の上面側から押圧子28a,28b,28cが螺合し、前記押圧子28a,28b,28cの先端が上側フランジ22の下面側から突出し、前記荷重センサ30に当接するように形成されている。
尚、結合ピン26a,26b,26c,26d、位置決めピン27a,27b,27c,27d,27e,27fは、上側フランジ22の上面、下側フランジ23の下面から突出しないように設けられている。同様に、押圧子28a,28b,28cが上側フランジ22の上面から突出しないように設けられる。
また、上側当接部材24はリング状に形成され、その中心部には、前記雄ねじ部材12の軸部12aが挿通する貫通孔24Aが形成されている。そして、上側当接部材24は上側のフランジ22の上面に配置される。そのため、上側当接部材24の上面24aは、雄ねじ部材12の頭部12bの下面と当接し、雄ねじ部材12からの荷重を受ける。
また、下側当接部材25はリング状に形成され、その中心部には、前記雄ねじ部材12の軸部12aが挿通する貫通孔25Aが形成されている。そして、下側当接部材25は下側のフランジ22の下面に配置される。また、この下側当接部材25は、雌ねじ部材(被締結部材)上に載置される。
尚、上側当接部材24及び下側当接部材25は、雄ねじ部材12の頭部12bの下面、雌ねじ部材(被締結部材)上面と当接するため、雄ねじ部材12の頭部12bの下面の表面状態による摩擦力、雌ねじ部材11の表面状態による摩擦力の影響を極力抑制するため、その幅は小さい方が好ましい。
一方、上側当接部材24及び下側当接部材25の外径が、円筒部材21の外径よりも小さい場合には、円筒部材の上面に均一に荷重が作用しないため、好ましくない。したがって、上側当接部材24及び下側当接部材25は、円筒部材の外径、内径と同一の径を有するリング状の部材に形成するのが好ましい。
また、前記したように、上側のフランジ22と下側のフランジ23との間に形成される隙間に配置される荷重センサ30は、第1の実施形態に示された荷重センサ6が金属製のケーシング31に収容されている点において、第1の実施形態と異なる。
この第1の実施形態の荷重センサ6における第1の基板13と第2の基板14を合成樹脂基板で形成した場合には、繰り返し押圧子が作用することにより破損する虞がある。この第2の実施形態では、荷重センサ6を金属製のケーシング31に収容することによって、荷重センサの破損を防止するものである。
図14に示すように、前記金属製のケーシング31の上面31Aには、円形の貫通孔31A1が形成され、その貫通孔31A1の内部に円形状の被押圧部31aが設けられている。また、前記貫通孔31A1の内部であって前記円形状の被押圧部31aの外側に、前記被押圧部31aを囲ってリング状部31bが設けられ、被押圧部31aとリング状部31bは第1の連結部31c、31cによって、連結されている。
また、前記リング状部31bは、金属製のケーシング31の上面31Aは、第2の連結部31d、31dによって、連結されている。
また、前記金属製のケーシング31の側部には凹部31e、31eが設けられており、この凹部31e、31e内に荷重センサ6の左右両側部に設けられた凹部6a、6aが収容される。前記凹部6a、6aが凹部31e、31e内に収容されることにより、荷重センサ6は、金属製のケーシング31に位置決め、固定される。
このように、円形状の被押圧部31aは、第1の連結部31c、31c、第2の連結部31d、31dによって、金属製のケーシング31の上面部31eと連結されているため、金属製のケーシング31の上面31Aに対して、可動し、変位する。
即ち、押圧子28a,28b,28cによって前記被押圧部31aが押圧されると、被押圧部31aが変位し、第2の基板14を押圧する。その結果、電極層16と抵抗体層18との接触面積が変化し、抵抗値の変化を検出し、第1の実施形態と同様にして、荷重の大きさを測定することができる。
また、この荷重は、前記円筒部材2に作用する圧縮荷重であるが、この圧縮荷重の反力として、雄ねじ部材12の軸部には前記圧縮荷重と同じ大きさの引張荷重(軸力)が作用している。したがって、前記検出した抵抗値から求められた荷重を、雄ねじ部材12の軸力とすることができる。
尚、前記第1,2実施形態においては、荷重センサ6は、一対の電極層16A、16Bと抵抗体層18との接触面積が変化することによる抵抗値の変化に基づいて荷重の大きさを検出する構成としたが、本考案に係る軸力測定センサにあっては、その構成に限定されるものではなく、上方からの荷重の大きさを検出できる構成であれば、その他構成の荷重センサを適用することができる。
また、前記1,2実施の形態にあっては、一対のフランジ3,4間に3つの荷重センサ6(30)を配置するものとしたが、本考案に係る軸力測定センサにあっては、その構成に限定されるものではなく、少なくとも1つの荷重センサを備えるものであればよい。
尚、複数の荷重センサ6(30)を有することによって、荷重センサ6(30)の出力にばらつきがある場合でも、複数の荷重センサ6(30)からの出力の平均値を用いることで、ばらつきを小さくすることができる。また、複数の荷重センサ6(30)のうち、例えば1つが破損により、その出力値が他のセンサの出力値と大きく異なる場合には、差分値の閾値を設けておくことで、破損したセンサの出力のみを除外するように制御することも可能である。
また、前記1,2実施の形態にあっては、押圧子を上側のフランジの下面に突出するように設けたが、これに限らず、押圧子を下側のフランジの上面に突出するように設けても良い。
1 軸力測定センサ
2 円筒部材
2a 突出部
3 (上側の)フランジ
4 (下側の)フランジ
5 押圧子
6 荷重センサ
7 リード線
11 雌ねじ部材
11a 雌ねじ孔
12 雄ねじ部材
12a 軸部
12b 頭部
13 第1の基板
14 第2の基板
15 スペーサ
16A 電極
16B 電極
17 凹凸層
17a 二酸化ケイ素粒子
18 抵抗体層
20 軸力測定センサ
21 円筒部材
22 (上側の)フランジ
23 (下側の)フランジ
24 上側当接部材
25 下側の当接部材
26a〜26d 結合ピン
28a〜28c 押圧子
30 金属ケーシング内に収容された荷重センサ
31 金属ケーシング
31a 被押圧部

Claims (9)

  1. 雄ねじ部材の頭部と雌ねじ部材との間に配置され、前記雄ねじ部材が前記雌ねじ部材に螺入される際の前記雄ねじ部材の軸力を測定する軸力測定センサであって、
    前記雄ねじ部材の軸部が挿通される円筒部材と、
    前記円筒部材に対して外方に突出すると共に、上下に所定の間隙をあけて設けられた、上側のフランジ及び下側のフランジと、
    前記上側のフランジと下側のフランジとの間に配置され、荷重の変化を抵抗値の変化として検出する少なくとも1つの荷重センサと、
    前記上側のフランジの下面から下方に突出して、あるいは下側のフランジの上面から上方に突出して設けられた、前記荷重センサを押圧する押圧子と、
    を備え、
    前記雄ねじ部材が締め付け方向に回されることにより、該雄ねじ部材の頭部によって前記円筒部材が圧縮され、前記押圧子が前記荷重センサを押圧し、前記荷重センサに作用する前記押圧子からの荷重を測定することにより、前記雄ねじ部材の軸力を測定することを特徴とする軸力測定センサ。
  2. 前記円筒部材の上端が前記上側の前記フランジの上面より上方に突出し、前記円筒部材の上端が、雄ねじ部材の頭部と当接することを特徴とする請求項1に記載された軸力測定センサ。
  3. 前記円筒部材の下端が前記下側の前記フランジの下面より下方に突出し、前記円筒部材の下端が、雌ねじ部材と当接することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された軸力測定センサ。
  4. 前記円筒部材と、上側のフランジと、下側のフランジが夫々別部材として形成され、前記円筒部材と、上側のフランジと、下側のフランジを結合部材で連結することにより、一体に形成され、
    前記上側のフランジの上面に、リング状の上側当接部材が載置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された軸力測定センサ。
  5. 前記下側のフランジの下面に、リング状の下側当接部材が配置されることを特徴とする請求項4に記載された軸力測定センサ。
  6. 前記荷重センサは、金属製のケーシングに収容されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された軸力測定センサ。
  7. 前記ケーシングは、その上面に設けられた貫通孔と、前記貫通孔の内部に設けられた被押圧部と、前記貫通孔の内部であって、前記被押圧部の外側に前記被押圧部を囲って設けられたリング状部と、前記被押圧部とリング状部を連結する第1の連結部と、前記リング状部とケーシングの上面を連結する第2の連結部とを備えていることを特徴とする請求項6に記載された軸力測定センサ。
  8. 前記荷重センサは、
    第1の基板の表面に電極層が形成され、前記第1の基板とスペーサを介して配置された第2の基板に、前記電極層に対向して抵抗体層が形成され、前記第1の基板、第2の基板の少なくとも一方に加わる荷重の変化によって、電極層に対する抵抗体層の接触面積が変化し、前記接触面積変化に応じた抵抗値変化を検出することによって、前記基板に加えられた荷重を感知することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載された軸力測定センサ。
  9. 前記請求項1乃至請求項8のいずれかに記載された軸力測定センサを備え、
    更に、前記荷重センサによって検出された抵抗値を荷重に変換する抵抗値・荷重変換部を備えたことを特徴とする軸力測定センサ装置。
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