JP3187572U - 予備の内容物を貯留できる収容空間を設けたボトル容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】予備の収容空間を設けたボトル容器でありながらも、簡易に製造することができ、また、内容物の散逸や滞留を減少させ、効率的に使用することができるボトル容器を提供する。
【解決手段】内部に液体を収容可能なボトル本体11と、ボトル本体11の内容物を外部へ射出するポンプ12とを備えたボトル容器である。ボトル本体11には、底面の少なくとも一部を逆V字状に形成してなる仕切部14が設けられており、ボトル本体11の内部空間における少なくとも下方側は、仕切部14により水平方向に隣り合う2つ以上の収容空間に区分されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、容器内部に貯留した液体をポンプ等により射出して使用するボトル容器に関し、特に内容物の一部を予備用として貯留できる収容空間を設けたボトル容器に関する。
従前においても、容器内部に液状の石鹸類や消臭剤等を貯留しておき、ポンプやガンスプレー等により射出して使用するボトル容器は広く利用されている。
これらのボトル容器にあっては、不透明ボトルである場合や、透明ボトルであっても内容物が内壁に付着した場合等、内容物の残量を目視にて確認することが困難な場合がある。また、これらのボトル容器は、洗面台を始めとする各種の台や床面などに載せ置いて利用される事が多いことから、重量の変化を知る機会が乏しく、内容物の減少に気づかない場合も多い。加えて、目視や容器の重量等からは内容物の正確な残量を把握する事は困難であり、結局のところ、1回の使用に耐え得る分量が残っているか否かは、使ってみなければ分からないという実情がある。これらの事情の為に、内容物の残量が減少していることに気付かなかったり、減少している事を失念する等して補充を怠った場合には、内容物が必要な時に尽きてしまうことがあった。
そこで従来一般的には、内容物が尽きた場合に備えて、予備の内容物を用意しておき、内容物が尽きた際に適宜補充することも行われる。しかし、使用時の状況や内容物の性質等の事情によっては、直ちに補充することが困難であったり、不都合である場合がある。例えば、入浴中に液体石鹸が無くなった場合には、入浴者は予備の内容物を裸体のままで、保管場所まで取りに行かなければならず、また裸体のままで充填作業をしなければならない等、不都合があった。また、必ずしも予備の内容物があるとは限らず、予備の内容物を常備していない為に補充ができない場合もあった。
以上のような問題に鑑み、容器内部に内容物の一部を予備の内容物として保存しておき、補充が急遽必要となった際には、かかる予備の内容物を使用することができる容器も提案されている。例えば、特許文献1(特開2008−1425号公報)においては、液体洗剤等用ポンプボトルに収容された液体洗剤等が、通常使用で完全に消費されることなく、一定残量を確保することができる液体洗剤等用ポンプボトルに関するものとして、液体洗剤等が、通常使用で完全に消費されることなく一定残量を確保するための、予備スペースを設けた、液体洗剤等用ポンプボトルが提案されている。
特開2008−1425号公報
上述のとおり、従前においても、容器内部に複数の収容空間を形成し、一定量の内容物を予備として貯留しておき、内容物が無くなった際に臨時に使用することで、交換、詰替え用の内容物を準備する時間を確保することができる技術は提案されている。
しかしながら、従来提供されている液体洗剤等用ポンプボトルは、平常時に使用する内容物を貯留する収容空間と、予備の内容物を貯留する収容空間とを区分する為に、容器底面に壁状の仕切りを設けるものであった。そしてこの仕切りは、容器底面から立ち上がる壁状に形成されていた。この為、当該容器を製造する際には、壁状の仕切部材を容器の底面から立ち上るように形成しなければならず、合成樹脂のブロー成形等の手段により簡易に製造することが困難であるという問題があった。そこで本考案は、容器の底面部分の少なくとも一部を仕切部として形成することで、予備の収容空間を設けたボトル容器でありながらも、簡易に製造することができるボトル容器を提供する事を第1の課題とする。
また、従来提供されている複数の収容空間を設けたボトル容器は、内部に少量しか残っていない場合等に、内容物が複数の収容空間各所に分散して、射出部材の吸い上げ口に集める事が困難であった。特にボトル内部を仕切る為の構造物の影響により容器の隅等に内容物の一部が滞留してしまい、内容物を効率的に使用することが困難となる問題があった。そこで本考案は、内容物を射出部材の吸い上げ口周辺へ集めることで、複数の収容空間を備えるボトル容器でありながらも、内容物を、効率的に使用することができるボトル容器を提供することを第2の課題とする。
即ち、本考案は前記課題の少なくとも何れかを解決すべく、内部に液体を収容可能なボトル本体と、、当該ボトル本体の内容物を、外部へ射出する射出部材とを備えたボトル容器であって、当該ボトル本体の内部空間には、底面又は側面を曲折させるか、又は上方が開口した小容器を当該内部空間内に保持することにより、上方に向かって開口し、且つ区画された1つ以上の予備収容空間が形成されているボトル容器を提供する。
前記ボトル本体は、内部に液体を貯留できる容器として形成することができ、その容積及び形状は、収容される内容物の量や用途、後述する予備収容空間の容積等の諸般の事情に応じて適宜決定することができる。なお、本考案にかかるボトル容器は、内容物の一部を予備収容空間に貯留しておき、内容物が無くなった際の利用に供するものである為、内容物の残量の減少が見過ごされやすい不透明ボトルにおいて特に有効である。また、内容物の残量が分かりにくい容器である場合に、特に効果を奏するものであることから、常には洗面台などの各種の台や床に載せ置いて使用されるボトル容器であることが望ましい。
前記ボトル本体に貯留される内容物は液状のものであればよく、液体のみならず、半流動体であってよい。例えば、ボディソープ等の液体石鹸、リンス等の浴用化粧品、化粧水等の液体化粧品、液体消臭芳香剤、醤油やドレッシング等の液体調味料、その他の液体製品を広く用いることができる。
そして前記ボトル本体の内部空間には、上方に向かって開口する区画された1つ以上の予備収容空間が形成される。かかる予備収容空間は、ボトル本体の底面又は側面を曲折させるか、又は上方が開口した小容器を当該内部空間内に保持することにより形成することができる。
当該予備収容空間がボトル本体の側面を曲折して形成する場合、ボトル本体の側面を外側に向かって袋状又は箱状に突出させた液溜まりとして形成することができ、またボトル本体の壁面を、内側(内部空間側)に向かって袋状又は箱状に突出するように曲折させた液溜まりとして形成することができる。
また当該予備収容空間は、ボトル本体における底面を曲折させた仕切部によって形成することもできる。即ち、前記ボトル本体の少なくとも下方側は、ボトル本体の底面を屈曲させて形成した底面から突起する仕切部により区分することができる。即ち、ボトル本体の内部空間は、平常時に使用する内容物を貯留しておく主収容空間と、主収容空間内の内容物が尽きた際に使用する内容物を貯留しておく予備収容空間として形成することができる。
前記主収容空間は、前記ボトル本体の内部空間のうち、前記予備収容空間以外の部分の一部又は全部として形成することができ、前記ボトル本体の形状や全体容積、貯留される内容物の量や用途等の諸般の事情に応じて適宜形成することができる。但し、前記主収容空間は、平常時に使用する内容物を貯留しておく収容空間である為、内容物の用途に応じて通常の使用に不都合が生じない程度の量の内容物を貯留できる容積として形成することが望ましい。
前記予備収容空間は、前記ボトル本体の内部空間のうち、前記主収容空間と区画され、上方が開放した空間として形成することができる。かかる予備収容空間を仕切り部によって内部空間の底面側に形成する場合、当該予備収容空間は、水平方向に隣り合っており、少なくとも通常使用において1回分の使用量以上の内容物を貯留できる容積の空間として形成することができる。前記予備収容空間の容積は、通常使用量の2回分〜5回分の内容物を貯留できる容積として形成することが望ましく、特に通常使用量の3回分〜4回分の内容物を貯留できる容積として形成することが望ましい。これは、内容物が入手できず補充が間に合わない場合や、内容物が尽きている事を失念して補充を怠った場合等であっても、前記予備収容空間内に複数回使用することができる量の内容物を貯留しておくことで、内容物が完全に尽きるまでの使用回数を多くできる為である。一方、あまりにも容積を大きくしてしまうと、主収容空間の容積が減じられる他、予備収容空間内の内容物の使用回数が増える事により、補充を失念する恐れがある為である。
なお、前記予備収容空間は複数箇所設けることも差し支えなく、例えば、仕切部を1か所以上で交差する壁面により形成することもできる。複数の予備収容空間は、例えば平面視でY字状、十字状に交差する仕切部によって前記ボトル本体の下方の空間を区分することで形成することができる。かかる構成よれば、予備収容空間容積を拡大し、より多くの内容物を収容することができる。また、当該仕切り部を円形に突起する壁面によって形成することもできる。
前記主収容空間に貯留される内容物が尽きた際には、前記予備収容空間に貯留される内容物が使用される。かかる予備収容空間内の内容物の使用は、当該予備収容空間が内部空間の底面側に区画されている場合には、例えば、前記射出部材のノズルを前記予備収容空間に差し替えたり、ボトル容器を傾けて前記予備収容空間内の内容物を前記主収容空間内に移動すること等により行うことができる。また、当該予備収容空間が容器本体の側面や内部空間内に存在する小容器内に形成されている場合には、ボトル容器を傾けて前記予備収容空間内の内容物を前記主収容空間内に移動すること等により行うことができる。
前記仕切部は、前記ボトル本体の内部空間を前記主収容空間と前記予備収容空間とに区分する形状として形成することができ、例えば、前記ボトル本体の底面の少なくとも一部を逆向き「V」字状に曲折して、当該底面を横断するように突起させて形成することができる。かかる仕切部は、逆向き「V」字状の他、凸状や壁状に形成することも差し支えない。本考案にかかるボトル容器は、前記ボトル本体の底面や側面を曲折させて前記仕切部として形成することにより、容器の内部に仕切部材を添設する等の工程が不要となる為、例えば合成樹脂のブロー成形等の手段により簡易に作成することができる。
前記仕切部を設ける位置は、前記ボトル本体の底面の形状、前記予備収容空間の容積等の諸般の事情に応じて適宜形成することができ、例えば、前記ボトル本体底面の中央を横断するように逆向き「V」字状の突起を形成することができる。前記予備収容空間に望まれる容積によっては、前記ボトル本体底面の中央ではなく、一方に片寄って形成することも差し支えない。
前記仕切部の高さは、前記予備収容空間の容積、ボトル容器の使用の態様等の諸般の事情に応じて適宜調整することができる。但し、前記仕切部の高さは、前記ボトル本体の高さの1/3以下、更に1/3〜1/10とすることが望ましく、特に前記ボトル本体の高さの1/5〜1/8とすることが望ましい。これは、前記仕切部が低すぎると、予備収容空間の容積が小さくなり、十分な量の内容物を貯留することができず、また容器が傾いたり転倒した際に、前記予備収容空間内の内容物が前記主収容空間に意図せず移動してしまうおそれがある為である。反対に前記仕切部が高すぎると、前記仕切部の高さに比例して拡大する前記予備収容空間の容積が過大になり、主収容空間の容積が小さくなるおそれがある為である。
前記ボトル本体に設けられる射出部材は、ボトル本体の内部空間に充填された液体を外部に噴射する為の物が使用され、例えば、ノズルを備えたポンプやガンスプレー等を使用することができる。ボトル本体を傾斜させることにより、予備収容空間内の内容物を主収容空間に移動させる場合、当該射出部材は、そのノズルの下端(吸い込み口)が内部空間の底面に位置するものが望ましい。また射出部材におけるノズルの下端(吸い込み口)を主収容空間と予備収容空間とで入れ替える場合、当該射出部材は、主収容空間に貯留される内容物と、前記予備収容空間に貯留される内容物とを使い分けて射出できるものを使用することができる。
本考案にかかるボトル容器は、ポンプやガンスプレーの吸い込みノズルを収容空間相互間で差し替えて内容物の使い分けをすることもできる為、挿入する位置等を適宜調節できるノズルを備えた射出部材を利用することが望ましい。当該吸い込みノズルの長さは、内容物を無駄なく使い切る為に、底面に接する長さとすることが望ましい。また、底面に吸い込み口が接触しても吸引できるように、切り欠き等の吸い込み口を少なくとも1箇所設けることが望ましい。
本考案にかかるボトル容器は、更に、前記射出部材の吸い込み口周辺に内容物を集めやすくする為に内容物集合部を設けることもできる。当該内容物集合部は、例えば、前記ボトル本体の底面、特に主収容空間又は予備収容空間を底面に向かって窄めた先窄み形状に形成することで、内容物が射出部材の周辺へ流れ込むようにすることができる。
以上のように構成される本考案にかかるボトル容器は、通常の使用においては前記主収容空間に貯留される内容物を使用し、主収容空間から内容物が無くなった際には予備収容空間に貯留される内容物を使用することで、内容物が完全に尽きるまでの時間的猶予を確保し、内容物を補充する際の困難や不都合を緩和ないし解消することができるボトル容器とすることができる。
特に、各種の台や床面に設置して使用されるボトル容器の場合、手に持って使用される可能性は低く、よって重さにより内容物の量を認識するのは困難である。そして内容物が無くなった事を知るのは、ポンプなどの射出部材の操作により、内容物が出てこなくなった時、即ちボトル容器内の内容物が空になった時である。この場合、本考案にかかるボトル容器では、射出部材から内容物が出てこなくなった場合でも、予備収容空間内に内容物を溜めおいていることから、この予備収容空間内に内容物を使用して、内容物を補充するまでの1回又は数回の使用を可能にすることができる。
また、本考案にかかるボトル容器は、前記ボトル本体の底面又は壁面を曲折させて仕切部として形成した場合には、ボトル容器の内部に壁状の仕切部材を設置する等の工程が不要となる為、予備の収容空間を設けたボトル容器でありながらも、例えば合成樹脂のブロー成形等の手段により簡易に作成することができる。
更に、本考案にかかるボトル容器は、内容物を前記射出部材周辺へ集中させることにより、複数の収容空間を設けたボトル容器でありながらも、内容物の散逸や滞留を減少させ、効率的に使用することができるボトル容器とすることができる。
第1の実施形態を示す(A)平面図、(B)要部B−B断面図 第1の実施形態の使用状態を示す参考断面図 第1の実施形態の使用状態を示す参考断面図 第2の実施形態を示す(A)平面図、(B)要部B−B断面図 第3の実施形態を示す(A)正面図、(B)側面図、(C)要部C−C断面図 第4の実施形態を示す(A)要部縦断面図、(B)使用状態を示す要部縦断面図 第5の実施形態を示す(A)要部分解断面図、(B)要部断面図、(C)小容器の部分透視斜視図
以下、本実施の形態にかかるボトル容器を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、第1の実施形態にかかるボトル容器を示す(A)平面図、(B)要部B−B断面図である。本実施の形態にかかるボトル容器は、ボトル本体11に貯留された内容物をポンプ12により射出して使用するポンプ容器として構成した。図示しないが、ポンプ12はガンスプレー等の他の射出部材に代えても差し支えない。ボトル本体11の底面には、逆向き「V」字状に縦断して突出する仕切部14を形成しており、ボトル本体11の収容空間の下方側には、当該仕切部14によって予備収容空間22を形成した。仕切部14の高さは、ボトル本体11の高さの1/9として形成しており、予備収容空間22内の内容物が意図せず移動しないよう配慮しながらも、予備収容空間22の容積が過大にならない高さとして形成した。
主収容空間21は、ボトル本体11の内部空間のうち、予備収容空間22以外の収容空間である。ここで、ボトル本体の下方に仕切部14によって区画された領域中、何れが予備収容空間22になり、また主収容空間21になるかは、ポンプ12における吸引ノズル13の下端の吸引口が何れに存在するかにより変わる。即ち、当初、ポンプ12を設置した時に、吸引ノズル13の吸引口が存在する領域が主収容空間21となり、当該吸引ノズル13の吸引口が存在しない領域が予備収容空間22となる。
本実施の形態にかかるボトル容器は、一般的なボトル容器と同様にポンプ12をボトル容器11へ挿入する挿入口(図示せず)から内容物を充填することができ、ボトル本体11に内容物を充填した際に、内容物の一部が自然に予備収容空間22に貯留される。通常の使用においては、主収容空間21内の内容物が吸引ノズル13により吸引されて使用され、主収容空間21内の内容物が尽きた際には予備収容空間22に貯留された内容物が使用される。予備収容空間22内の内容物は、例えば図2に示すように、吸引ノズル13を予備収容空間22へ差し替えることで使用することができる。但し、射出部材を羅着によりボトル本体に取り付ける場合など、射出部材の組み付け構造次第では、吸引ノズルを意図した位置へ挿入することが困難な場合もある。そこでかかる場合には図3に示すように、容器を傾けて予備収容空間22内の内容物を主収容空間21へ移動して使用することができる。
以上のように構成される実施の形態にかかるボトル容器は、平常時においては主収容空間21に貯留される内容物を使用し、主収容空間21から内容物が無くなった際には予備収容空間22に貯留された内容物を使用することで、内容物が完全に尽きるまでの使用回数を1回又は複数回確保し、内容物の補充に関する困難や不都合を緩和ないし解消することができるボトル容器とすることができる。また、本実施の形態にかかるボトル容器は、ボトル本体の底面を曲折させて仕切部14を形成していることから、容器の内部に壁状の仕切部材を設置する等の工程が不要となり、予備の収容空間を設けたボトル容器でありながらも、ブロー成型などの簡易な手法により製造することができる。
図4は、第2の実施形態にかかるボトル容器を示す(A)平面図(B)要部B−B断面図である。本実施の形態にかかるボトル容器は、第1の実施例の構成に加え、更にボトル本体11の底面側を底面に向かって窄めた形状に形成して、内容物集合部31を設けた。内容物集合部31へ流入した内容物は、窄める事により傾斜した斜面を流れ落ちて、吸引ノズル13の周辺へ集まるので、複数の収容空間を設けたボトル容器であっても、内容物の散逸や滞留を減少させ、内容物の使用効率を高めることができる。本実施の形態においても、予備収容空間22内の内容物は、第1の実施形態と同様に吸引ノズル13を差し替えたり、容器を傾けて内容物を移動することにより使用することができる。
図5は、第3の実施形態にかかるボトル容器を示す(A)正面図(B)側面図(C)要部C−C断面図である。本実施の形態にかかるボトル容器は、ボトル本体11の底面を逆向き「V」字状に曲折させて形成した仕切部14を、平面視で十字状に形成することで、予備収容空間22を4箇所形成した。これにより、1箇所の予備収容空間22の全体容積を拡大させることができ、主収容空間内の内容物が無くなった後の使用回数を増やすことができる。
図6は第4の実施の形態にかかるボトル容器を示す(A)要部縦断面図、(B)使用状態を示す要部縦断面図である。この実施の形態にかかるボトル容器は、ボトル本体の側面の一部を外側に膨出させて液溜まり31を形成し、当該液溜まり31を予備収容空間としている。かかる形状の予備収容空間(液溜まり31)は、少なくともボトル本体の側面に開口すると共に、液状の内容物を貯留できるように、下方に垂れ下がった領域部分を具備しており、この垂れ下がった領域部分が予備収容空間(液溜まり)となる。
そしてボトル容器の内部空間内に充填された内容物が無くなった場合には、図6(B)に示す様に、当該ボトル容器を、液溜まりが形成された側とは反対側に傾け、当該液溜まり内の内容物(予備の内容物)を主収容空間内に移動させる。これにより、当該液溜まり内に貯留された分だけ、1回又は数回使用することができる。
なお、この第4の実施の形態に関連して、ボトル本体の側壁を内部空間側に突出させて曲折し、曲折させた部分と側壁との間の隙間を予備収容空間とすることもできる。
図7は第5の実施の形態にかかるボトル容器を示す、(A)分解要部縦断面図、(B)腰部断面図、(C)小容器を示す部分透視斜視図である。この実施の形態にかかるボトル容器は、内部空間内に小容器を配設し、この小容器内の空間を予備収容空間とした例を示している。
即ち、図7(A)に示す様に、有底筒体形状に形成した小容器41を、ポンプ12における吸引ノズル13に保持し、これをボトル本体11の内部空間内に挿入する。このため当該小容器41は、ボトル本体11の開口を貫通できる大きさに形成するか、或いは可撓性を有し任意に変形可能な柔らかい材料で形成する必要がある。その結果、ポンプ12における吸引ノズル13をボトル容器本体11内に挿入することにより、図7(B)に示す様に、当該小容器41はボトル容器本体11の内部空間内に存在することになり、当該小容器41内を予備収容空間42として使用することができる。なお、この小容器41は、本実施の形態ではポンプ12における吸引ノズル13に取り付けるべく、その底面には吸引ノズル13を刺し通す貫通孔43が設けられている。よって、この吸引ノズル13は当該貫通孔43に吸引ノズル13を内嵌することにより、取着されている。
なお、この小容器41は、吸引ノズル13に限らず、ボトル本体の内部空間における任意の場所に設置することができる。但し当該小容器の開口は、上方に向かって開口することが望ましい。また、市販されているボトル容器、特に吸引ノズル13を有するポンプ12を備えたボトル容器に対して、当該小容器を設置することにより、この実施の形態にかかるボトル容器と同様の効果を得ることができる。
そして、この実施の形態にかかるボトル容器において、主収容空間内の内容物を使い果たした際には、当該ボトル容器を傾けるか或いは上下反転させることにより、当該小容器41内に貯留された内容物(予備の内容物)を主収容空間に移動させ、更に1回又は複数回の使用を可能ならしめることができる。
なお、本考案にかかるボトル容器は、上記の実施形態に何ら限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない限りにおいて、適宜変更することができる。
11 ボトル本体
12 ポンプ
13 ノズル
14 仕切部
21 主収容空間
22 予備収容空間
31 内容物集合部

Claims (6)

  1. 内部に液体を収容可能なボトル本体と、、
    当該ボトル本体の内容物を、外部へ射出する射出部材とを備えたボトル容器であって、
    当該ボトル本体の内部空間には、底面又は側面を曲折させるか、又は上方が開口した小容器を当該内部空間内に保持することにより、上方に向かって開口し、且つ区画された1つ以上の予備収容空間が形成されていることを特徴とする、ボトル容器。
  2. 前記予備収容空間は、当該ボトル本体の底面を、逆向き「V」字状に屈曲させて横断するように形成した仕切部によって区画されている、請求項1に記載のボトル容器。
  3. 前記仕切部は、少なくとも1か所以上で交差する壁状に形成されており、
    当該仕切部により複数の予備収容空間が区画されている事を特徴とする、請求項2に記載のボトル容器。
  4. 更に、前記ボトル本体の下方側に仕切られた予備収容空間の少なくとも何れかの底面には、内容物が集まる凹みとして形成された内容物集合部を設けた事を特徴とする、請求項2又は3に記載のボトル容器。
  5. 前記予備収容空間は、ボトル本体の側面を外側に突出させた液溜まりとして形成するか、又はボトル本体の壁面を内側に曲折させた液溜まりとして形成している、請求項1に記載のボトル容器。
  6. 前記予備収容空間は、ボトル本体の内部空間に保持された前記小容器内に区画されており、当該小容器は、ボトル本体の上部開口から吊り下げられるか、内壁面又は底面に取着されるか、又は射出部材の内、ボトル本体の内部空間に存在する部分に取着される、請求項1に記載のボトル容器
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