JP3187404U - 中央で結ぶことができる袋 - Google Patents

Abstract

【課題】主とし自治体等で指定されるごみ収集用の袋や、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート、小売店等で買った品物を入れて手に提げて持ち帰る際に使用される袋に関して中央で結ぶことができる袋を提供する。
【解決手段】中央で結ぶことができる袋は、前側シート部１２及び後側シート部１３による袋部１１の上端の開口部１４の左右にリング状の持ち手部１５を設け、前側シート部１２及び後側シート部１３の上端の開口部１４の中央には上端の開口部１４が前後方向に開くのを防止する閉塞部１６を設けた袋本体１０において、前側シート部１２及び後側シート部１３の上端の開口部１４の中央に設けた閉塞部１６の概ね中央の位置に円形又は楕円形の形状の差し込み穴１７を設けたことを特徴とする。差し込み穴１７の形状を、果物の形状や建物の形状としても良い。
【選択図】図１

Description

本考案は主とし自治体等で指定されるごみ収集用の袋や、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート、小売店等で買った品物を入れて手に提げて持ち帰る際に使用される袋に関する。

従来の袋に関連した先行技術として、軟質合成樹脂製の袋体１の前側シート２及び後側シート３の上端開口部４左右幅方向中央部に、前記上端開口部４が前後方向へ開くのを防止する閉塞片５を夫々設け、且つ前記袋体１の前側シート２及び後側シート３の上端開口部４の左右両端部にリング状の手提部６を夫々設けると共に、前記各閉塞片５には、手提げ時に前記各手提部６を差込んで手に提げる差込孔７を夫々設けるように形成した手提袋（特許文献１）がある。

登録実用新案公報第３０５５０８４号

図６は特許文献１の手提袋の一実施例を示す正面図、図７は特許文献１の手提袋の他の実施例を示す正面図である。

図において、図６の特許文献１の手提袋の一実施例を示す正面図では手提部６を差し込む差込穴７は横向きに配置され、図７の特許文献１の手提袋の他の実施例を示す正面図では手提部６を差し込む差込穴７は縦向きに配置されており、特許文献１の段落番号［００１０］には「前記各差込孔７は、（特許文献１の）図１及び図２に示すように、閉塞片５に横向きに夫々設けたり、或いは（特許文献１の）図４及び図５に示すように、閉塞片５に縦向きに夫々設けたりしても良い。」と記載されているので、特許文献１の差込穴７の形状は横向き又は縦向きの「直線状の切り込み形状」による差込穴７であると推察できる。

したがって特許物件１の手提袋による差込穴７の形状は「直線状の切り込み形状」であるので、差込穴７を横向きに配置された手提袋では手提部６を差込穴７に差し込んで、差込穴７に上下方向の力が加われば差込穴７は横方向に破れやすく、差込穴７を縦向きに配置された手提袋では手提部６を差込穴７に差し込んで、差込穴７に横方向の力が加われば差込穴７は縦方向に破れやすいといった課題を有する。

本考案の中央で結ぶことができる袋は、前側シート部１２及び後側シート部１３による袋部１１の上端の開口部１４の左右にリング状の持ち手部１５を設け、前側シート部１２及び後側シート部１３の上端の開口部１４の中央には上端の開口部１４が前後方向に開くのを防止する閉塞部１６を設けた袋本体１０において、前側シート部１２及び後側シート部１３の上端の開口部１４の中央に設けた閉塞部１６の概ね中央の位置に円形又は楕円形の形状の差し込み穴１７を設けたことを特徴とする。

また、差し込み穴１７の形状を、果物の形状や建物の形状等、デザインされた穴の形状としたことを特徴とする。

本考案の中央で結ぶことができる袋は、差し込み穴１７の形状が円形又は楕円形であるので、袋本体１０の左右にある持ち手部１５を２ヶ所あるそれぞれの差し込み穴１７に差し込んで、左右の持ち手部１５を中央で結べば、１回の結び目だけで２ヶ所の閉塞部１６と左右の持ち手部１５を結んだことと同じ効果を有し、差し込み穴１７の形状は円形又は楕円形であるので差し込み部１７に縦方向又は横方向に力が加わっても差し込み穴１７は破れにくいといった効果を有するのである。

又、差し込み穴１７の形状は円形又は楕円形であるので、袋本体１０の全体デザインに良い印象を与えると共に、円形又は楕円形の差し込み穴１７は持ち手部１５を差し込み易いといった効果を有するのである。

さらには、差し込み穴１７の形状を、地域の特産品である果物の形状や、観光名所の建物の形状等、デザインされた形状とすることで、いろいろなデザインが可能となる効果を有すると共に、その袋が使用される地域の特産物や有名な観光名所の建物等を宣伝できるといった効果を有するのである。

中央で結ぶことができる袋の正面図 中央で結ぶことができる袋の上面図 お城の形状の差し込み穴を有する袋の図 りんごの形状の差し込み穴を有する袋の図 いちごの形状の差し込み穴を有する袋の図 手提袋の一実施例を示す正面図 手提袋の他の実施例を示す正面図

以下、本考案の中央で結ぶことができる袋について、図面を参照して詳細に説明する。

図１は中央で結ぶことができる袋の正面図、図２は中央で結ぶことができる袋の上面図であり、袋は市町村におけるごみ等の収集で指定されるごみ袋や、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、デパート、小売店等で買った品物を入れて持ち帰るための軟質合成樹脂製の袋である。

本考案の中央で結ぶことができる袋の構成は、前側シート部１２及び後側シート部１３により袋部１１を構成し、袋部１１の上端にはごみや品物を入れる開口部１４を有し、開口部１４の左右にはごみや品物を入れた袋本体１０を持つためのリング状に構成された持ち手部１５を設け、前側シート部１２及び後側シート部１３の上端の開口部１４の中央には、上端の開口部１４が前後方向に開くのを防止するための閉塞部１６を設けた袋本体１０において、前側シート部１２及び後側シート部１３の上端の開口部１４の中央に設けた閉塞部１６の概ね中央の位置に円形又は楕円形の形状の差し込み穴１７を設けたことを特徴とする。

また、［図３］はお城の形状の差し込み穴を有する袋の図、［図４］はりんごの形状の差し込み穴を有する袋の図、［図５］はいちごの形状の差し込み穴を有する袋の図であり、差し込み穴１７の形状を、地域の名産である果物の形状や、観光名所の建物の形状等、デザインされた穴の形状としたことを特徴とする。

本考案の中央で結ぶことができる袋の使用方法は、袋本体１０の上端の開口部１４よりごみや品物を入れた後に、開口部１４の左右にあるリング状の持ち手部１５の一方を２枚の閉塞部１６の一方の差し込み穴１７に差し込み、他方の持ち手部１５をもう一方の差し込み穴１７に差し込んだ後に一方の持ち手部１５と他方の持ち手部１５を結べば良いのである。

２枚の閉塞部１６と開口部１４の左右にある持ち手部１５を１回の結び目で同時に上端の開口部１４の概中央で結ぶことにより、２枚の閉塞部１６を結んだ後に２ヶ所の持ち手部１５を結んだことと同様の作用となり、従来では２回の結び目が必要であったところが、１回の結び目で可能となるのである。

差し込み穴１７の形状は円形又は楕円形であるので、差し込み部１７に縦方向又は横方向に力が加わっても差し込み穴１７や破れにくく、差し込み穴１７の形状は円形又は楕円形であるので、袋本体１０の全体デザインに良い印象を与えると共に、円形又は楕円形の差し込み穴１７は持ち手部１５を差し込み易いのである。

さらには、差し込み穴１７の形状を、地域の特産品である果物の形状や、観光名所の建物の形状等、デザインされた形状とすることで、いろいろなデザインが可能となり、その袋が使用される地域の特産物や有名な観光名所の建物等を宣伝できるのである。

１：袋
２：前側シート
３：後側シート
４：上端開口部
５：閉塞片
６：手提部
７：差込穴
１０：袋本体
１１：袋部
１２：前側シート部
１３：後側シート部
１４：上端の開口部
１５：持ち手部
１６：閉塞部
１７：差し込み穴

Claims (2)

1. 前側シート部１２及び後側シート部１３による袋部１１の上端の開口部１４の左右にリング状の持ち手部１５を設け、前側シート部１２及び後側シート部１３の上端の開口部１４の中央には上端の開口部１４が前後方向に開くのを防止する閉塞部１６を設けた袋本体１０において、前側シート部１２及び後側シート部１３の上端の開口部１４の中央に設けた閉塞部１６の概ね中央の位置に円形又は楕円形の形状の差し込み穴１７を設けたことを特徴とする中央で結ぶことができる袋。
2. 差し込み穴１７の形状を、果物の形状や建物の形状等、デザインされた穴の形状としたことを特徴とする請求項１記載の中央で結ぶことができる袋。

Images