JP3186874U - 水難救助用フィン - Google Patents

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Abstract

【課題】歩行時の滑りを抑制することができる水難救助用フィンを提供する。
【解決手段】水難救助用フィン100は、本体部10の底面に配設される弾性部材からなる第1の突起部2と、第1の突起部2に隣接して配設される剛性部材からなり、第1の突起部2と比較して突起の高さが低く、第1の突起部2の圧縮変形により、地面に接触することになる第2の突起部3と、を備える。
【選択図】図1

Description

本考案は、水難救助者(レスキュアー)の足に着用される水難救助用のフィン(足ひれ)に関する。
水難救助では、流れの速い水場、狭い岩場、滑り易い岩場、苔の生えたスロープ(傾斜面)、河原や海岸沿いの浅瀬、瓦礫がある場所等の危険な場所での救助作業が多く、救助者側にも危険が及ぶ場合がある。このため、水難救助用フィンは、より安全に救助作業ができることが求められ、例えば、水際での歩行や、テトラポッド(登録商標)の隙間などの狭い場所での救助作業を容易にするブレード(水かき)の短いものが市販されている。
しかし、市販の水難救助用フィンでは、岩場、スロープ、河原や海岸沿いの浅瀬等の滑り易い場所で、フィンを履いた状態で救助作業を行なう場合に、救助者が転倒して、要救助者や救助者自身が負傷する虞がある。このため、救助者は、滑り易い場所では、水難救助用フィンを脱いだり、靴に履き替えたりして、救助作業を行なわなければならず、救助作業が煩雑になっていた。
これに対し、従来の水泳用足ひれは、底の全体に多数の突起物を設けることで、岩場や珊瑚礁での歩行時に、突起物が衝撃を吸収し、足に痛みを感じることなく安全に歩行することができ、さらに、突起物が滑り止め効果を発揮するため、楽に歩行することができる(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のサンダル兼用遊泳推進具は、足嵌部上部の被部には網目状の構造を有する伸縮可能な装着調整部を設けると共に、足嵌部の後端にはストラップ部を突設し、該ストラップ部を複数箇所で係脱自在にして成る(例えば、特許文献2参照)。
また、一般的なフィンには、着用者の踵部分を押さえてフィンの脱落を防止するゴム性のベルト(フィンベルト)が着脱自在に取り付けられており、フィンベルトの劣化に応じてフィンベルトを取り替えることになる。
実開昭63−92658号公報 実開平01−155464号公報
しかしながら、従来の水泳用足ひれやフィンは、全体がゴム等の弾性を有する材料からなるため、先の尖った瓦礫等の鋭利な危険物を着用者が踏んでしまうと、危険物がフィンの底を突き破り、着用者の足に怪我をさせる虞がある。
また、従来のサンダル兼用遊泳推進具やフィンは、フィンベルトを取り付けるための金具等の部品が外側に突出しているため、この取付部品が漁綱や釣り糸又は瓦礫等の障害物に引っ掛かり、着用者を水中で拘束して、着用者の進行を妨げる虞がある。
この考案は、上述のような課題を解決するためになされたもので、歩行時の滑りを抑制することができ、鋭利な危険物がフィンの底を突き破ることを防止すると共に、障害物による着用者の拘束を回避することができる水難救助用フィンを提供することを目的とする。
この考案に係る水難救助用フィンにおいては、本体部の底面に配設される弾性部材からなる第1の突起部と、第1の突起部に隣接して配設される剛性部材からなり、第1の突起部と比較して突起の高さが低く、第1の突起部の圧縮変形により、地面に接触することになる第2の突起部と、を備えるものである。
また、この考案に係る水難救助用フィンにおいては、第2の突起部が、鋸歯状の接地面を有するものである。
また、この考案に係る水難救助用フィンにおいては、フットポケットを構成する内側面が、本体部の材料と比較して剛性の高い材料から形成されるものである。
さらに、この考案に係る水難救助用フィンにおいては、本体部が、両側面に凹部を備え、フィンベルトが、本体部の凹部に係合される凸部を両端の内側面に備えるものである。
また、この考案に係る水難救助用フィンにおいては、フィンベルトの凸部が、フィンベルトの内側面に立設される軸部と、当該軸部の先端に配設され、軸部の平面形状より幅広い係止部と、を備え、本体部の凹部が、フィンベルトの係止部の平面形状より大きい孔形状の挿入孔と、当該挿入孔に連通され、フィンベルトの係止部の平面形状より小さく軸部の平面形状より大きい孔形状の係止孔と、挿入孔及び係止孔の下層に当該挿入孔及び係止孔に連通され、フィンベルトの係止部の平面形状より大きい穴形状の連結穴と、を備えるものである。
この考案に係る水難救助用フィンにおいては、本体部の底面に配設される弾性部材からなる第1の突起部と、第1の突起部に隣接して配設される剛性部材からなり、第1の突起部と比較して突起の高さが低く、第1の突起部の圧縮変形により、地面に接触することになる第2の突起部と、を備えることにより、着地時に、第1の突起部が第2の突起部より先に地面に接触し、第1の突起部の弾性力により着地時の足裏への衝撃を吸収して地面との高さ調整を行ないつつ、第2の突起部が地面の凹凸に強固に係合し、歩行時の滑りを抑制することができる。
また、この考案に係る水難救助用フィンにおいては、第2の突起部が、鋸歯状の接地面を有することにより、第2の突起部の接地面の摩擦係数を増加し、第2の突起部の接地面及び地面間に生じる摩擦力を高めて、第2の突起部の接地面の滑りを抑制し、地面を確実に捉えることができる。
また、この考案に係る水難救助用フィンにおいては、フットポケットを構成する内側面が、本体部の材料と比較して剛性の高い材料から形成されることにより、鋭利な危険物が本体部の内側面(底面、側面、上面)を突き破ることを防止し、着用者の足の負傷を防止することができる。
さらに、この考案に係る水難救助用フィンにおいては、本体部が、両側面に凹部を備え、フィンベルトが、本体部の凹部に係合される凸部を両端の内側面に備えることにより、本体部にフィンベルトを取り付ける部材が外側に突出しておらず、障害物による着用者の拘束を回避することができる。
また、この考案に係る水難救助用フィンにおいては、フィンベルトの凸部が、フィンベルトの内側面に立設される軸部と、当該軸部の先端に配設され、軸部の平面形状より幅広い係止部と、を備え、本体部の凹部が、フィンベルトの係止部の平面形状より大きい孔形状の挿入孔と、当該挿入孔に連通され、フィンベルトの係止部の平面形状より小さく軸部の平面形状より大きい孔形状の係止孔と、挿入孔及び係止孔の下層に当該挿入孔及び係止孔に連通され、フィンベルトの係止部の平面形状より大きい穴形状の連結穴と、を備えることにより、本体部からフィンベルトの着脱を容易に行なうことができる。
(a)は第1の実施形態に係る水難救助用フィンの概略構成を示す平面図であり、(b)は図1(a)に示す水難救助用フィンの背面図である。 (a)は図1(a)に示すフィンベルトの平面図であり、(b)は図1(a)に示す留具の斜視図であり、(c)は図2(b)に示す留具に凸部(フィンベルト不図示)を係合させた状態を説明するための要部拡大図であり、(d)は図2(c)に示す留具及び凸部(フィンベルトを含む)の矢視A−A’線の断面図である。 図1(a)に示す水難救助用フィンの寸法の一例を示す平面図である。 (a)は図1(b)に示す第1の突起部の正面図、背面図、左側面図及び右側面図であり、(b)は図1(b)に示す第2の突起部の埋設前の平面図であり、(c)は図4(b)に示す第2の突起部の矢視B−B’線の断面図であり、(d)は第1の突起部及び第2の突起部の他の配置関係を説明するための平面図であり、(e)は第1の実施形態に係る水難救助用フィンの他の概略構成を示す背面図である。 (a)は第1の突起部の接地状態を説明するための説明図であり、(b)は第1の突起部及び第2の突起部の接地状態を説明するための説明図であり、(c)は図1(a)に示すリング部にカラビナを取り付けた状態を示す平面図である。
(本考案の第1の実施形態)
水難救助用フィン100は、図1(a)に示すように、足を挿入するフットポケット10aを有する本体部10と、当該本体部10の爪先側に配設され、水をかくブレード20と、本体部10の踵側に配設され、フットポケット10aからの足の抜けを防止するフィンベルト30と、を備える。
また、本体部10は、両側面に凹部1を備え、フィンベルト30は、本体部10の凹部1に係合される凸部31を両端の内側面に備える。
なお、本実施形態に係るフィンベルト30の凸部31は、図1(a)及び図2(a)に示すように、フィンベルト30の内側面に立設される軸部31aと、当該軸部31aの先端に配設され、軸部31aの平面形状より幅広い係止部31bと、を備える。
特に、軸部31aは、直径10mmで高さ5mmの略円柱状であり、係止部31bは、直径20mmで厚み2mmの略円盤状であり、軸部31a及び係止部31bの中心軸を一致させているが、この形状及び寸法に限られるものではない。
また、本実施形態に係る本体部10の凹部1は、図2(b)、図2(c)及び図2(d)に示すように、本体部10に埋め込んで接着される留具11に穿設され、フィンベルト30の係止部31bの平面形状より大きい孔形状の挿入孔1aと、挿入孔1aに連通され、フィンベルト30の係止部31bの平面形状より小さく軸部31aの平面形状より大きい孔形状の係止孔1bと、挿入孔1a及び係止孔1bの下層に当該挿入孔1a及び係止孔1bに連通され、フィンベルト30の係止部31bの平面形状より大きい穴形状の連結穴1cと、を備える。
特に、本実施形態に係る留具11は、長さ110mm、幅30mm及び厚み8mmの板状体であり、凹部1(挿入孔1a、係止孔1b、連結穴1c)が穿設させているが、この形状及び寸法に限られるものではない。
また、挿入孔1aの直径は20mmであり、係止孔1bの直径は15mmであり、挿入孔1a及び係止孔1bの深さは一致しており、軸部31aの長さより浅い貫通孔であるが、この形状及び寸法に限られるものではない。
また、連結穴1cは、幅が係止部31bの直径より広く、深さが係止部31bの厚みより深い穴である。
これらの構成により、本実施形態に係る水難救助用フィン100は、図2(c)及び図2(d)に示すように、フィンベルト30の凸部31の係止部31bを本体部10の凹部1の挿入孔1aから挿入することができ、そして、凹部1の挿入孔1aから係止孔1bに凸部31をスライドさせることができ、さらに、凸部31の係止部31bを係止孔1bで係止させ、凹部1からの凸部31の脱落を防止することができる。
特に、本実施形態に係る水難救助用フィン100は、本体部10にフィンベルト30を取り付ける部品(本体部10の凹部1、フィンベルト30の凸部31)が外側に突出しておらず、漁綱や釣り糸又は瓦礫等の障害物に引っ掛かることなく、着用者(救助者)の水中での拘束から守ることができ、着用者(救助者)が安全に救助作業を行なうことができる。
また、水難救助用フィン100は、仮に、フィンベルト30の凸部31に障害物が引っ掛かったとしても、フィンベルト30の凸部31の挿入及びスライドの簡易な連結構造であるため、本体部10の凹部1から凸部31を素早く脱着することができる。
なお、水難救助用フィン100を着用して着用者(救助者)の踵にフィンベルト30を掛けた状態では、伸縮性を有するフィンベルト30の張力がフィンベルト30の両端間に生じる。このため、本体部10の凹部1は、水難救助用フィン100の爪先側に挿入孔1aを配置し、踵側に係止孔1bを配置して、挿入孔1a及び係止孔1bが連通されていることにより、フィンベルト30の凸部31(係止部31b)が踵側に引っ張られ、本体部10の係止孔1bに係合することになり、挿入孔1aからの凸部31の脱落を防止することができる。
また、水難救助用フィン100は、図5(c)に示すように、本体部10の踵側に配設され、カラビナ41等を取付可能にするリング部40を、必要に応じて備えてもよい。このリング部40は、水難救助用フィン100の非着用時に、着用者(救助者)の腰(ウエイトベルト)にカラビナ41を係止させ、水難救助用フィン100を釣支して持ち運ぶために有用である。なお、水難救助用フィン100は、ブレード20が短く軽量であるため、着用者(救助者)のウエイトベルトにカラビナ41を引っ掛けても、邪魔にならず、何処にでも持ち運びが可能である。
また、本体部10、ブレード20、フィンベルト30及びリング部40は、ゴム製であり、本体部10、ブレード20及びリング部40は、一体成型される。
また、フットポケット10aを構成する内側面は、着用者(救助者)の足に接する面(底面、側面、上面)となり、本体部10の材料と比較して剛性の高い材料から形成される。
なお、本実施形態に係るフットポケット10aを構成する内側面は、アラミド繊維(例えば、ケブラー(登録商標))を含む強化材料から形成されている。このため、水難救助用フィン100は、瓦礫等の危険物や障害物が多い所等の危険な場所での救助作業時に、鋭利な危険物が本体部10の内側面(底面、側面、上面)で遮断され、鋭利な危険物のフットポケット10a内への侵入を防止し、本体部10を貫通して着用者(救助者)の足を負傷させる等の危険から着用者(救助者)の身を守ることができるという作用効果を奏する。
特に、フットポケット10aを構成する底面は、微細な凹凸が生じるアラミド繊維を使用することにより、摩擦係数が増加され、着用者(救助者)の足裏及び底面間に生じる摩擦力を高めて、滑り止めの作用効果を奏する。
なお、本実施形態に係るフットポケット10aを構成する内側面は、ゴム製の本体部10と別部材とし、剛性の高い材料(アラミド繊維等を含む強化材料)を本体部10に接合して形成されてもよいし、本体部10と一体として、本体部10全体を剛性の高い材料(アラミド繊維等を含む強化材料)で形成されてもよい。
ここで、本実施形態に係る水難救助用フィン100の具体的な寸法について図3を用いて説明するが、水難救助用フィン100は以下の寸法に限られるものではない。
本実施形態に係るリング部40は、図3に示すように、断面形状が直径5mmの真円であり、本体部10との取付幅を50mmとし、本体部10からの突出量を30mmとして配設されている。
また、本実施形態に係る水難救助用フィン100は、図3に示すように、長さ方向において、リング部40を含む全長が380mm〜410mmであり、リング部40を除く全長が350mm〜380mmであり、本体部10の全長が250mm〜290mmであり、フットポケット10aの挿入口の寸法が30mmであり、フットポケット10aの挿入口及びリング部40間の寸法が70mmであり、ブレード20の先端及び本体部10の先端間(ブレード20の長さ)の寸法が60mm〜100mmであり、本体部10の爪先部分の寸法が40mmである。
また、本実施形態に係る水難救助用フィン100は、図3に示すように、幅方向において、ブレード20の幅が180mm〜200mmであり、フットポケット10aの挿入口の幅が100mm〜120mmであり、本体部10におけるリング部40の取付部分の幅が80mmである。
なお、水中における瓦礫やテトラポッド(登録商標)等の狭い場所への侵入は、ブレードの長い既存の足ひれ(フィン)では、着用者(救助者)が体を反転させるなどの動作において、着用者(救助者)が拘束状態に陥る場合がある。このため、本実施形態に係る水難救助用フィン100は、ブレード20の長さを短くすることにより、着用者(救助者)が拘束状態に陥ることを防止し(ショートフィンの効果)、水中の狭隘空間での要救助者の確保と引き出しとを容易に行なうことができ、スクーバ潜水時に有効に活用することができる。
水難救助用フィン100は、図1(b)及び図4に示すように、本体部10の底面に配設される弾性部材(例えば、ゴム材)からなる第1の突起部2と、第1の突起部2に隣接して配設される剛性部材(例えば、ステンレス材)からなり、第1の突起部2と比較して突起の高さが低く、第1の突起部2の圧縮変形により、地面に接触することになる第2の突起部3と、を備える。
このように、水難救助用フィン100は、第1の突起部2及び第2の突起部3を備えることにより、図5(a)に示すように、着地時に、第1の突起部2が第2の突起部3より先に地面に接触し、図5(b)に示すように、第1の突起部2の弾性力により着地時の足裏への衝撃を吸収してクッションの役割を果しつつ、第2の突起部3が地面の凹凸に強固に係合し、歩行時の滑りを抑制することができるという作用効果を奏する。
また、水難救助用フィン100は、着地時における第1の突起部2の圧縮変形により、第1の突起部2及び地面間の接触面積を増加させ、第1の突起部2及び地面間に生じる摩擦力により、滑り止め効果を発揮することができる。
なお、本実施形態に係る第1の突起部2は、図1(b)及び図4(a)に示すように、直径5mmで高さ7mmの略半回転楕円体であるが、この寸法及び形状に限られるものではなく、例えば、略円錐又は略角錐等の略錐状や略円柱又は略角柱等の略柱状の形状であってもよい。
また、本実施形態に係る第2の突起部3は、図1(b)に示すように、平面視で略V字状(略逆V字状)の形状であるが、この形状に限られるものではなく、例えば、平面視において、略直線状、略ハの字状又は略U字状等の形状であってもよい。
特に、本実施形態に係る第2の突起部3は、鋭部の先端(先細り部分)におけるなす角が約60度であり、鋭部の先端の方向が水難救助用フィン100の爪先側に向いている略逆V字状突起と、鋭部の先端の方向が水難救助用フィン100の踵側に向いている略V字状突起と、が混在していることにより、水難救助用フィン100の前方及び後方への滑りを抑制し、地面に対する水難救助用フィン100の把持力を高めることができるという作用効果を奏する。
また、本実施形態に係る第2の突起部3は、図4(b)及び図4(c)に示すように、鋸歯状の接地面を有することにより、歩行時に地面を確実に捉えることができ、水難救助用フィン100の前後左右への滑りを抑制することができるという作用効果を奏する。
なお、本実施形態に係る第2の突起部3は、図4(b)及び図4(c)に示すように、本体部10の底面に表れる鋸歯部分3aと本体部10に埋設される羽部分3bとから構成され、例えば、鋸歯部分3aは、高さが5mmであり、長さが15mmである。
このように、第1の突起部2は、第2の突起部3よりも2mmほど高く、着地時の第1の突起部2の圧縮変形により、第1の突起部2及び第2の突起部3による滑り止め効果を向上することができる。
なお、本実施形態に係る第1の突起部2及び第2の突起部3は、図1(b)に示すように、隣り合う突起間を約5mm間隔で本体部10の底面に配設しているが、この配置に限られるものではなく、例えば、図4(d)及び図4(e)に示すように、平面視において、第2の突起部3の略V字部分の内側に第1の突起部2を配置してもよい。
以上のように、本実施形態に係る水難救助用フィン100は、本体部10の爪先側に配設されるブレード20を備えることにより、着用者(救助者)の泳ぎの補助として、素足の推力で要救助者(溺者)に接近するよりも早く要救助者に接近することができ(フィン効果)、着用者(救助者)が要救助者を確保した後の水面キャリング(運搬)を行なうにあたり、素足で泳ぐよりも大きな推力を得ることができる。
また、本実施形態に係る水難救助用フィン100は、本体部10の底面に配設される第1の突起部2及び第2の突起部3を備えることにより、着用者(救助者)の足の保護として、滑り易い岩場やスロープでの滑りを抑制し、着用者(救助者)の転倒を防止することができる。
また、本実施形態に係る水難救助用フィン100は、フットポケット10aを構成する内側面がアラミド繊維等を含む強化材料から形成されていることにより、突起物から着用者(救助者)の足を保護することができる。
このため、本実施形態に係る水難救助用フィン100は、歩行時にも滑らず、危険物を踏んでも負傷する虞がないので、水際や危険な場所(滑り易い岩場、苔の生えたスロープ、河原や海岸沿いの浅瀬、瓦礫がある場所等)での作業を伴う水難救助に適するものである。
すなわち、救助者は、水難救助用フィン100を脱着することなく(水面や陸上でも水難救助用フィン100を脱いだり安全な靴に履き替えたりする必要がなく)、水中歩行が可能であり、水中、水面及び陸上での移行が円滑である。
また、救助者は、陸上捜索において、水難救助用フィン100を履いたまま行動することができ、要救助者(溺者)の発見時に、水難救助用フィン100の着用動作がなく、要救助者に瞬時に接近し、要救助者の水面確保に移行することができる。
また、救助者は、要救助者を水中で確保して陸上まで搬送した場合に、水難救助用フィン100の脱着の動作がなくなることにより、陸上での要救助者の蘇生確立や緊急隊員への要救助者の引渡しを素早く行なうことができる。
1 凹部
1a 挿入孔
1b 係止孔
1c 連結穴
2 第1の突起部
3 第2の突起部
3a 鋸歯部分
3b 羽部分
10 本体部
10a フットポケット
11 留具
20 ブレード
30 フィンベルト
31 凸部
31a 軸部
31b 係止部
40 リング部
100 水難救助用フィン

Claims (5)

  1. 足を挿入するフットポケットを有する本体部と、当該本体部の爪先側に配設され、水をかくブレードと、前記本体部の踵側に配設され、前記フットポケットからの足の抜けを防止するフィンベルトと、を備える水難救助用フィンにおいて、
    前記本体部の底面に配設される弾性部材からなる第1の突起部と、
    前記第1の突起部に隣接して配設される剛性部材からなり、前記第1の突起部と比較して突起の高さが低く、前記第1の突起部の圧縮変形により、地面に接触することになる第2の突起部と、
    を備えることを特徴とする水難救助用フィン。
  2. 前記請求項1に記載の水難救助用フィンにおいて、
    前記第2の突起部が、鋸歯状の接地面を有することを特徴とする水難救助用フィン。
  3. 前記請求項1又は2に記載の水難救助用フィンにおいて、
    前記フットポケットを構成する内側面が、前記本体部の材料と比較して剛性の高い材料から形成されることを特徴とする水難救助用フィン。
  4. 前記請求項1乃至3のいずれかに記載の水難救助用フィンにおいて、
    前記本体部が、両側面に凹部を備え、
    前記フィンベルトが、前記本体部の凹部に係合される凸部を両端の内側面に備えることを特徴とする水難救助用フィン。
  5. 前記請求項4に記載の水難救助用フィンにおいて、
    前記フィンベルトの凸部が、前記フィンベルトの内側面に立設される軸部と、当該軸部の先端に配設され、前記軸部の平面形状より幅広い係止部と、を備え、
    前記本体部の凹部が、前記フィンベルトの係止部の平面形状より大きい孔形状の挿入孔と、当該挿入孔に連通され、前記フィンベルトの係止部の平面形状より小さく前記軸部の平面形状より大きい孔形状の係止孔と、前記挿入孔及び係止孔の下層に当該挿入孔及び係止孔に連通され、前記フィンベルトの係止部の平面形状より大きい穴形状の連結穴と、を備えることを特徴とする水難救助用フィン。
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