JP3186252U - 止血テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便かつ容易に装着使用ができて、しかも、静脈を締め付けることの無い、血流の停滞が少ない使い捨て可能な血液透析用の止血テープを提供する。
【解決手段】剛性部材であって、裏面に押圧部4を凸設した押え板1と、非伸縮性テープ5と、非伸縮性テープ5を着脱自在に取付けるための取付け手段(粘着剤)とからなっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、人工透析の終了後、腕のシャント静脈に刺した2か所の穿刺孔からの出血を、腕の血流を停滞させることなく、簡便且つ容易に、そして身体に負担をかけず安全に抑えることができる止血テープに関する。
初期の止血帯もしくは止血帯具としては、穿刺傷部分にガーゼや脱脂綿を当て、その上から指により圧迫するか、もしくはガーゼ等の上に絆創膏を貼ってガーゼ等を固定し、その上から指により圧迫する圧迫止血手段や粘着テープにより圧迫止血手段が最も一般的である。
しかし、止血に長時間かかる、例えば、人工透析の場合、終了時、腕に刺した2ヶ所の針穴からの出血を止めるために、ガーゼ等の処理の上から通常は指で10分程度押さえつけ止血をする必要がある。2本の指で押さえつけるので、患者にとっては、苦痛な作業であり、長い時間であった。
この押さえつけて止血する指に代わる止血手段が種々提供されている。
例えば、指により圧迫する代わりに重石(500〜1000gの砂嚢)を載せて圧迫し、これを絆創膏で固定する絆創膏止血手段が公知である(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この方法では、重石の固定が必ずしも確実に行なわれないため、止血が十分に行なわれないという問題に加えて、絆創膏による患部の痒み、痛み、カブレといったトラブルが生じる場合があることは良く知られている。
また、絆創膏に代えて伸縮性止血帯を使用する伸縮性包帯止血手段が公知である(例えば、特許文献2参照)。しかしながら、この方法では伸縮性止血帯を、穿刺傷部分にガーゼ等を当てた上から巻きつけるため、面倒かつ煩雑であって本人自身では簡単にかつ容易に巻きつけられるものではなく、通常は看護士さんに止血帯を巻きつけてもらう面倒さがある。さらには、穿刺傷部分に対して、直角方向から押圧出来ないので、止血の効果が十分に達成できないばかりか、圧迫が十分でないこともあって熟練を要する。さらに伸縮性止血帯にコストがかかるといった問題がある。
こういった不具合を解決するために、圧迫止血ベルトによる手段が種々提案されている。例えば、非伸縮性又は低伸縮性の繊維、不織布あるいはフィルム等からなる帯体の所定位置に硬質ケースを取り付け、その内部に流体を充填することにより膨張可能なバルーンを収容し、該バルーンの圧迫によって止血をする圧迫止血ベルトにおいて、硬質ケースの外部に突出する外側端部に逆止弁を取付固定したもの、もしくは逆止弁を着脱可能に装着したもの(例えば、特許文献3参照)、さらには弁部を内部圧力によってシールする逆止弁を用いたもの(例えば、特許文献4参照)がそれぞれ公知である。また、前記の圧迫止血ベルトにおいて、構造が簡単で、逆止弁を必要とせず、専用のエアーチャックが不要であり、さらにチューブ接続部材をケース本体に取り外し可能にしたもの(例えば、特許文献5参照。)が公知である。これらの圧迫止血ベルトによると、バルーンの膨張を利用して圧迫するため、穿刺傷部分のみを圧迫できると共に、その圧迫力の調整が可能であるといった利点がある一方で、流体を充填する操作はあくまで熟練した医療従事者が行なわなければならず、患者自身で行なえるようなものではないので、その点からすると簡便性に欠けるという問題がある。
その他の穿刺傷用止血材としては、傷跡を残すことなく簡便且つ迅速に止血する目的で、硬質材又は弾性材からなる板状基材上の一部に加圧パッドを凸設し、該加圧パッドにより穿刺傷部分を圧迫止血するようにしたもの(例えば、特許文献6参照。)や、帯材上の一部に加圧パッドを凸設した穿刺傷用止血帯において、帯材及び加圧パッドは柔軟性を有し、該加圧パッドは内部に流体が封入されているもの(例えば、特許文献7参照。)が、提供されている。
しかしながら、板状基材やベルト材を肢体周りに巻いて締付け、穿刺傷部を膨張バルーンや加圧パッドにより圧迫して止血するような仕様の穿刺傷用止血材にあっては、肢体を全方向から締め付けるものである。そのため、静脈も締め付けることになり、静脈血流の停滞という影響が少なからず存在することが問題視されている。
一方で、簡便な止血用具としては、皮膚表面に位置させるパッドと着脱可能な結束バンドを備えたもの(特許文献8参照。)や、両端に掛止部を備えた透明版の裏面に止血パッドを設け、掛止部に着脱自在に嵌入するリングを介して伸縮性の取付けバンドを有する橈骨動脈に空けた穿刺孔用の止血用具(特許文献9参照。)や、複数の突出部を設けたバンド部と皮膚面を圧接する止血部を備えた止血具(特許文献10参照。)が提供されており、特に、特許文献9の止血用具は、橈骨動脈に空けた穿刺孔用ではあるが、腕表面と支持部材の間に空間Kが形成されているため、腕表面の橈骨動脈や静脈の血流を妨げることはないとしても、伸縮性の取付けバンドを用いているため、腕の両サイド及び下面側にあっては依然として締付けによる圧迫がある。また、特許文献10では、バンド部に複数の突出部を設けることにより血流の停滞を極力防止するというものである。
しかし、いまだ透析患者にとって真に満足できるような簡便で身体に優しい止血用具とはいえないものであり、さらに簡便で衛生面を重視した使い捨て可能な安価なものが切望されていた。
特開昭60−92746号公報 特開昭60−198139号公報 特開平7−47072号公報 特開平7−100142号公報 特開平7−178104号公報 特開平9−135838号公報 特開平11−244293号公報 特開平8−140990号公報 特開2000−166934号公報 特開2003−220066号公報
人工透析の際に、血管に透析針や輸血針などを長時間穿刺した後にできる穿刺傷部分からの出血を、苦痛無く、簡便且つ容易に、そして迅速且つ確実に抑えることができるということは、止血帯具としての根本的な要件であり、課題である。これに加えて、更なる課題として、静脈の血流への影響が少ない止血動作を行ない得るような止血帯であることが理想とされる。止血とは強く押さえれば良いのではなく、腕の静脈に刺した2か所の穿刺孔からの出血を押さえつつ静脈の血流を保つための適当な圧力で押さえる必要がある。従来の簡易タイプの止血ベルトは、腕を全方向から締め付けるため、止血にはより大きな押圧が必要となる。静脈も締め付けることになるため、静脈血流が停滞し、結果的に皮膚表面にうっ血や出血性トラブルといった異常が発生することになる。そのため、静脈を締め付けること無く、静脈の血流への影響が少ない止血帯が、期待され望まれていることに加えて、更なる簡便性と衛生面を重視した使い捨て可能な安価なものが切望されていた。
このような観点から、総合的な特性を持つ止血帯の創生が期待されている。
本考案は、上記課題を解決して、穿刺傷部分からの出血を、簡便且つ容易に、そして熟練した医療従事者ではない初心者であっても、特に患者自身により迅速且つ確実に抑えることができると共に、静脈を締め付けること無く、静脈血流の停滞といった影響が少ない身体に負担をかけず安全に止血ができる、即ち、穿刺傷部分の皮膚面に対して直角方向から押すという、いわゆる指で押すのと同じ機能を有するものとすることによる、具体的には、腕などの患部以外の部分に対する締め付けなどの押圧を軽減し、指圧幹部の押圧部からのみの押圧力により止血することを最も主要な特徴とする止血帯具の提供を目的とすると共に、本考案は、更なる簡便性と衛生面を重視し追及した究極の使い捨て可能な安価な止血テープの提供を目的とする。
上記の目的を達成する本考案の止血テープとは、一枚の押え板であって、下面中心位置に高さ1.05〜2.00cm、内径1.5〜2.5cm、外径2.0〜3.5cmの台形円錐状をした押圧部を凸設した長さが4〜9cmの透明な剛性板、即ち、腕部の長径(5〜10cm)より両側に約0.5〜1.5cmずつ短い剛性の板を、穿刺傷部分の皮膚面に折畳んだガーゼを載せ絆創膏で押えた上から、上記押圧部で押圧するようにして押さえつけた後、幅広の粘着性テープもしくは絆創膏を透明な剛性板の上から腕の周りに圧接して取り付け固着する。そうすると、剛性板が腕部の長径(5〜10cm)より両側に約0.5〜1.5cmずつ短く、しかも凸設した押圧部の高さが1.05〜2.00cmあることに加えて、粘着性テープもしくは絆創膏が非伸縮性であるため、腕と剛性板の間に空間が形成確保されて、腕の側面から押圧されることはなく、専ら剛性板の適度な弾力による押圧部からの押圧力を受けることを利用するものである。そのため、指の動作と同様、穿刺傷部分の皮膚面に対して直角方向から押すという、通常上からのみ止血動作を行なうものであり、静脈血流の停滞による悪影響を解消することができるものである。
本考案は、上記の課題を解決する為に、詳細に以下の手段を採ることを特徴とするものである。
本考案の第1の特徴点は、剛性部材であって、裏面に押圧部を凸設した押え板と、非伸縮性テープと、該非伸縮性テープを着脱自在に取付けるための取付け手段とからなっていることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第2の特徴点は、剛性部材が長方形状であり、押圧部が剛性部材の中央部分に一体成形により設けられていることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第3の特徴点は、押え板の表面に、ビードが設けられていることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第4の特徴点は、取付け手段が粘着剤及び/又は面ファスナーであることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第5の特徴点は、取付け手段が少なくとも剛性部材の表面側で、押圧部を隔てた両端部分に設けられていることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第6の特徴点は、取付け手段が非伸縮性テープの自由端部分にも設けられていることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第7の特徴点は、取付け手段が非伸縮性テープの裏面全体に設けられていることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第8の特徴点は、取付け手段が裏面全体に設けられている非伸縮性テープが、粘着テープであることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第9の特徴点は、粘着テープの一端部に、非伸縮性の支えテープが固着され、支えテープの自由端は、粘着テープの他端部と着脱自在になっていることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第10の特徴点は、非伸縮性テープが、紙、布、プラスチック又は複合材料であることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第11の特徴点は、長方形状の剛性部材が、長手方向が4〜9cm、幅が2.0〜5.0cm、厚さが0.4〜2.5mmの弾性または可撓性の材料からなる透明な剛性板であることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第12の特徴点は、押圧部が、高さ1.05〜2.00cm、内径1.5〜3.0cm、外径2.0〜4.0cmの円錐状台形であることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第13の特徴点は、粘着剤には使用時に剥がすことができる剥離紙が取付けられていることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第14の特徴点は、非伸縮性テープは、長手方向が5〜25cm、幅が2.5〜5.5cm、厚さが0.05〜1.0mmの弾性または可撓性の帯状材料からなっていることを特徴とする止血テープ、にある。
本考案の第15の特徴点は、非伸縮性テープの内側に、吸湿性の素材が貼着されていることを特徴とする止血テープ、にある。
本願考案の止血テープは、指の動作と同様、押圧部から穿刺孔の上からのみの押圧力により止血動作を行なうものであるため、血管を締め付けること無く、静脈の血流への影響が極めて少ない簡便かつ携行可能な身体に負担をかけず安全に止血ができる止血テープである。そのため、重篤な患者さんがいる医療現場においても有用である。人工透析の穿刺傷部分からの出血を、苦痛無く、簡便且つ容易に、そして熟練した医療従事者ではない初心者であっても、さらには患者自身であっても迅速且つ確実に抑えることができる。また、本考案の止血テープは、構造がシンプルなため、製造にコストがかからず安価な為、衛生面を重視し追及した場合には、使い捨てにできるものである。
本考案の一実施態様である止血テープの押え板を示す斜視図である。図(a)は、本考案の一実施態様である形状は簡単だが必要な剛性を求めると、板厚が厚くなる押え板。図(b)は、本考案の他の実施態様である平面にビードを形成することで板厚を薄くでき、図(a)と同等の剛性を有することができた押え板。 本考案の一実施態様である止血テープの押え板の正面図(a)、側面図(b)、及び底面図(c)である。 本考案の一実施態様である止血テープであり、非伸縮性テープがその裏面全体に粘着剤が設けられている粘着テープである場合の全体を示す図であって、正面図(a)、及び側面図(b)である。 本考案の一実施態様である図3の止血テープにおける使用状態の違いを示す側面図(a)及び側面図(b)である。 本考案の他の実施態様であって、図3及び図4の(a)の止血テープにおいて、粘着テープの一端部には、支えテープが粘着固定され、他端部は、支えテープの自由端を着脱自在に取付けるようにした場合を示す正面図(a)、側面図(b)、及び使用状態図(c)。 本考案の他の実施態様であって、非伸縮性テープとして支えシートを用い、粘着剤により取付けた場合を示す上から正面図、側面図、及び使用状態図。 本考案の他の実施態様であって、非伸縮性テープとして支えシートを用い、テープ状の面ファスナーにより取付けた場合を示す上から正面図、側面図、及び使用状態図。 従来例の止血帯具である伸縮性ベルトを示す図。
次に、本考案の実施形態を、図面を参考にして詳細に説明をする。
図1〜図4に示された止血テープAは、本考案の一実施形態であって、取付け手段が非伸縮性テープの裏面全体に設けられている止血テープAの場合であり、例えば、粘着剤が非伸縮性テープの裏面全体に設けられている粘着テープ5を用いた止血テープである。該止血テープAは、一枚の剛性部材であって、その下面中心位置に押圧部4を凸設した押え板1と、該押圧部4を穿刺孔の上から押圧して着脱自在に腕に圧接して取付けられる非伸縮性の粘着テープ5から構成されている。
透析用の穿刺孔は、ガーゼ11と粘着テープ(絆創膏等)12で仮止め処置をし、その上から押圧部4により押圧して止血をする。押圧部4は、押え板1の腕に接する側の中央部に一体成形により設ける。押え板1は剛性部材であり、その形状としては、長方形状が最も簡単な形状であるが、楕円形状や円盤状でも良く、これに限らず剛性部材である押え板1が撓んでそのバネ力により押圧部4を真下に押し下げる押圧力Bを生じるような形状であれば任意の形状にすることができる。その押圧部4は、1.05〜2.50cmという高さがあるため、非伸縮性の粘着テープ5を腕に圧接固着すると、剛性部材である押え板1が撓んでそのバネ力により押圧部4を真下に押し下げる押圧力Bを生じると同時に、腕と押え板1との間には空間10が形成される。この空間10ができることにより、静脈血流を停滞させることが無く、鬱血しにくい。即ち、押圧部4は、指の代用品としての機能を持つものである。
図5に示された止血テープA'は、本考案の他の実施形態であって、図3及び図4(a)の止血テープにおいて、粘着テープ5の一端部に、例えば、肌と接触する表面側に吸水性素材9aが貼着されていても良い非伸縮性テープである支えテープ9が、粘着面Cにおいて粘着固定されており、粘着テープ5の他端部は、前記支えテープ9の自由端上に着脱自在に取付けることができるようにした止血テープである。図5に示された止血テープA'にあっては、粘着テープ5が腕に直接粘着することがない為、汗等々により粘着力の低下もなく、さらには肌にアレルギー等のトラブルを起こすこともない。
図4、図5のような配置で非伸縮性の粘着テープ5により止血テープA、A'を腕に圧接/固着することによって、上からガーゼ処理した穿刺孔部を押圧部4により押圧して止血する。非伸縮性の粘着テープ5の腕もしくは支えテープ9への固着位置により腕の穿刺孔部への押し具合を調整できる。非伸縮性の粘着テープ5は、図4(a)のように腕の自由な位置で繋止固着することができる。粘着テープ5の端部は折り返した状態であるいは剥離紙を一部付けた状態にすることによりタブとして使用することができる。また、図4(b)のように腕全体に粘着テープ5を巻きつけて、粘着テープ5同志を粘着した状態で使用することもできる。
図6に示された止血テープは、本考案の他の実施形態であって、例えば、図5の止血テープにおける支えテープ9を、非伸縮性テープとして用いて、押え板1の両端部に両面粘着テープ又は粘着剤といった取付け手段16を設けて、該取付け手段16の一方側に支えテープ9を粘着固定し、該取付け手段16の他方側には剥離紙17が付与されていて、使用時には剥離紙17を剥がすことにより、図6の使用状態にあるように、支えテープ9の自由端部側を手に掴んで腕に巻回して他方側の取付け手段16に粘着固定する。支えテープ9の他方側取付け手段16への固着位置により腕の穿刺孔部への押し具合を調整する。
図7に示された止血テープは、本考案の他の実施形態であって、例えば、図6の止血テープにおける支えテープ9を、非伸縮性テープとして用いて、押え板1の表面側の一端部に設ける取付け手段16として両面粘着テープ又は粘着剤を用い、該取付け手段16に支えテープ9を粘着固定する。押え板1の表面側の押圧部を隔てた他端部に設けた取付け手段16には面ファスナー18b(ループ面、又は雌雄同形の面ファスナー)を設ける。そして、支えテープ9の自由端側に設けた面ファスナー18a(フック面、又は雌雄同形の面ファスナー)を、図7の使用状態にあるように、支えテープ9の自由端部側に設けた面ファスナー18aを手に掴んで腕に巻回して他方側の面ファスナー18bに粘着固定する。支えテープ9の自由端部側に設けた面ファスナー18aの他方側取付け手段18bへの固着位置により腕の穿刺孔部への押し具合を調整する。
押え板1は剛性部材であって、着脱自在に腕に圧接して取付けられる非伸縮性の粘着テープ5により押圧部分を押圧して穿刺傷部の上から十分な圧迫力を加えるための支持板やバネ板としても機能するため、ある程度の強度を有する硬質材が用いられる。押え板1は、略長方形状をした透明、半透明又は着色された硬質または軟質材であれば特に制限無く用いることが出来る。例えば、具体的には、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等々といった硬質樹脂、アルミニウム、チタンといった金属、木材、紙、パルプ等々が挙げられる。なかでも、エンジニアリングプラスチックからなる硬質樹脂、例えば、ポリエチレンテレフタレート樹脂のようなポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂などのプラスチックが好ましく用いられる。特に、ポリエチレンテレフタレート樹脂が最も好ましい。該樹脂中に、抗菌剤、着色剤、香水、ラベンダー等の植物精油、芳香剤、安定剤といった薬剤を添加混合することができる。
押え板1の大きさとしては、長さが4〜9cm、幅が2.0〜5.0cmの弾性または可撓性の材料からなる剛性板であり、厚さは0.4〜1.5mmの範囲で対応できる。厚さは一般的には、剛性部材である押え板の有する弾性力や可撓性、穿刺孔にかかる押圧、及び押圧部の高さを考慮して任意に決めるが、通常は0.5〜1.0mm程度の厚さで対応できる。また、図1(b)にあるように、ビード1aを設けることにより押え板1の厚さを薄くすることが可能である。幅は、約3.0〜4.0cmが好ましい。
押え板1の長さが、腕部の長径(5〜10cm)より両側に約0.5〜1.5cmずつ短くても、押え板1に凸設した押圧部4は高さが1.05〜2.00cmあり、粘着テープ5が非伸縮性である為、押え板1と皮膚表面との間には空間10が形成確保されて、腕部の穿刺孔部以外の部分を無用に押圧することはない。本考案では、押え板1は剛性部材であって略長方形状をしているため構造的にバネ性を有しており、非伸縮性の粘着テープ5で締め付け固着すると穿刺孔部だけを上からのみ押圧するので、指で押さえる動作と同じく血流の停滞を招くことがない。これに対して、ゴム製といった伸縮性バンドで締め付けると腕部の全体を締め付けて血流の停滞を招くことになる。
押え板1の腕と接する表面には押圧部4が設けられている。押圧部4は、穿刺傷部を上から圧迫する加圧パッドの機能を有するものであり、押え板1の中央部分に一体成形により直接に設けられている。押圧部4の形状は、略円柱状、円錐状台形、略角柱状等、穿刺傷部を有効かつ十分に圧迫できる形状であれば各種形状とすることができる。非伸縮性の粘着テープ5からの引っ張り力により穿刺傷部を上から十分な圧迫力で押さえられるように押え板1の平板部分は湾曲してバネ性を有することが求められ、かつ押圧部4の高さを必要な高さにすることにより十分なクッション性を有することが求められる。具体的には、押圧部4の高さは1.00〜2.00cm、好ましくは1.05〜1.5cmが好適に用いられる。押圧部4の大きさは、直径が約1.5〜3.0cm程度、最も好ましくは2.0cm程度である。その形状は、円柱形、楕円柱形、角柱形、などで任意の形体のものが使用できるが、通常は図に示すような円錐状台形が推奨される。円錐状台形の場合には、外径は2.0〜4.0cmが好ましく、さらに好ましくは2.5〜3.5cmである。円錐状台形の斜面部3には、一体成形により凹凸模様や種々の模様を設けることができる。押圧部4の材質は、押え板1と一体成形の為、押え板1の材質と同じ材料が好ましい。
また、押圧部4には、押圧部4のすべりやズレを防止する為に、滑り止め機能を備えた材料、例えば、布、軟質ゴム、樹脂発泡体のような柔軟な任意の材料からなる滑り止め材料を、例えば、押圧部4の全面を覆うように貼着することが推奨される。
非伸縮性の粘着テープ5は、非伸縮性の帯状基材であり、裏面に接着剤が塗布されている。押え板1の押圧部4を穿刺傷部の上から圧接押圧した状態で、この粘着テープ5を押え板1の表面長手方向に沿って貼り付け渡して腕方向に強く引っ張り、押え板1を湾曲させて腕周りに巻き付けて固着することにより、押圧部4に粘着テープ5からの押圧力を与えて、穿刺傷部の止血を行なうものである。その為、押圧力を生み出すための圧接締め付けが十分に行なえるような強度と腕周りに巻き付け腕上の任意の位置で繋止固着した際に剥がれないような粘着力が求められる。粘着テープ5の材質は、ナイロン、アクリル、レーヨン、ポリエステル等のプラスチック、アクリル系樹脂等を用いることができ、これらを不織布、繊維等に成形加工したもの、又は綿布、紙等であっても良い。粘着性テープ5は、手もしくはハサミといった手段により適切な長さに切断して用いることができる。その両端部分は折返したり、もしくは剥離紙を被せたりしてタブにすることにより、剥がしたり固着したりしながら押圧力を調製できる。
粘着テープ5としては、例えば、市販されている幅広の絆創膏を用いれば好適に機能するので、簡便且つ安価に止血できるが、粘着テープ5の裏面全体に亘って、剥離紙を適当な長さに分割した、例えば、両端部から5mmの位置及び/又は中心位置といった箇所で切断分割することによりその位置で個々に剥離可能なようにした剥離紙を取付けた粘着テープ5を用いても良い。粘着テープ5の長さは、腕の太さにもよるが、15〜30cmあれば足りるが、押え板1の湾曲によっても15分間程度剥がれない為の長さと幅が必要となる。用いる粘着テープ5の幅は、1.5〜4.0cmであり、好ましくは2.5〜3.0cmである。1.5cmより短くなると、腕に対する粘着領域が少なくなるため、粘着状態が十分でなくなり外れる危険性が生じる。4.0cmより太くしても、コストが高くなり不経済となる。厚さは、0.1〜0.2mmである。
粘着テープ5の固定端は、端部分を折返すだけで貼付け自在にできるし、端部分に剥離紙を介在させてプルタブのようにすることもできる。こうすることにより粘着テープ5の腕への貼付け剥離を自在とでき、腕の任意の位置で粘着繋止できるため押圧力の調整を容易にできる。
粘着テープ5の接着力は肌の状態の影響を受ける為、発汗し易い人や、粘着テープに対して敏感な人やアレルギーを起こす人は、粘着テープを直接肌に粘着繋止する代わりに、図5〜図7にあるように、支えテープ9を使用又は介在使用することが推奨される。この支えテープ9の材質は、プラスチック材料、ゴム材料、紙材料、あるいはこれらの複合材料などが任意に使用でき、腕を粘着剤から保護する役割を果たす。プラスチック材料、ゴム材料等を用いる場合には、肌と接する内側に吸水性材料、例えば、汗等を吸収する紙等を貼付けるとより好適な使い心地の良いものにできる。支えテープ9は、帯状のプラスチックテープが好ましく、その長さは約15〜30cm、厚さは約0.2〜2mm、幅は2〜5cm程度であれば有利に対応できる。使用に際しては予め必要な長さに切断して用いる。これを使用すると、押え板1の湾曲部と皮膚表面との間に空間10が形成されるのをより確実にし、これにより腕の両側面は非伸縮性テープを用いているため押圧されることはなく、押え板1に設けられた押圧部4によってのみ腕の真上からの押圧力Bを受けることとなって、指で押さえて止血するのと同じ効能を果たす。
次に、上記した本考案の一実施態様である止血テープAを用いて人工透析における穿刺から透析後に於ける止血までの手順、工程について説明する。
1)人工透析のための穿刺工程:静脈の血管にプラスチックのチューブ製の針を刺す。下腕と上腕に各1本ずつ刺して血液を透析器のモジュールを通して循環させる。
2)4時間の透析後に、穿刺孔をガーゼとテープにより仮止血する工程:透析は週3回、一回4時間が標準である。透析後に、刺した針を抜いた2箇所の穿刺孔はガーゼとテープで仮止処置して、さらに穿刺孔からの出血を止める為に、上から指で押えて一時的に止血する。それ以降は通常、指で約10〜15分間押える。片手の指で2箇所の針穴を押えるのは大変に苦痛を伴うものである。
3)本考案に係る止血テープによる止血:押え板1の表面側(押圧部4を有する側は裏面)に長手方向に沿って図3(a)のように粘着性テープ5を貼付けた止血テープAの状態において、押え板1の押圧部4をガーゼとテープの上から穿刺孔に押し当て、その状態で粘着テープ5の一方の端部である折返し部分8(又は剥離紙7を有する部分)を持って押え板1の平たい部分が湾曲する程度に強く引っ張り腕に巻付けて固着する。次いで、残った粘着性テープ5の他端部である折返し部分8(又は剥離紙7を有する部分)を持って、同様に、押え板1の平たい部分が湾曲する程度に強く引っ張り腕の逆方向に巻付けて仮固着する。次いで、押圧部4から真下への押圧力Bが十分であるか否か確認して、押圧力Bが不十分である場合には、粘着テープ5の一方の(及び/又は他の)端部である折返し部分8(又は剥離紙7を有する部分)を持って剥離し、再度粘着テープ5の腕における固着位置をより遠くにすることにより、押え板1の湾曲撓みによるバネ力を調整する。他の端部も同様に行って、バネ力が強力で適切な状態に調整できたら、粘着テープ5の両端部をしっかりと繋止固着する。押え板1は腕の長径(5〜10cm)より両側にそれぞれ約0.5〜1.5cmずつ短くても、湾曲した押え板1と粘着テープ5と腕に囲まれた部分には空間10が形成される為、腕の押圧部4による押圧部分以外の腕周りを締め付けることはない。圧接部分は腕の押圧部4のみであるため、長方形状の押え板1の長手方向に貼付け渡した粘着テープ5により生じる押え板1の湾曲撓みによるバネ力は、長方形状の押え板1の中央部に設けられた押圧部4を通して真下への押圧力Bとなる。即ち、穿刺孔の真上へ押圧力Bが掛かる状態となり、指で押圧するのと同じ機能を果たす。この状態を指で押圧するのと同じ約10〜15分間持続させる。
なお、静脈の適正な締め付け力は、穿刺孔の上流と下流の血流音を看護士が聴診器で確認することができるので
押圧力の調整は看護士に任せることが良い。
4)止血後、止血テープの取外し:血が止まったら、粘着テープ5の折返し部分8(又は剥離紙7を有する部分)を持って固着を解除して、止血テープを腕から取外す。腕の2箇所に止血テープを着用する場合にあっても、同様な手順、工程で適宜実施できる。
5)また、図5にあるように、粘着テープ5の一端部が支えテープ9と粘着面Cを介して粘着接合しているような止血テープA'を使用する場合にあっても、腕に粘着テープ5の他端部を直接巻き付け固着する代わりに、支えテープ9の自由端を腕に巻付けて、巻付けた支えテープ9上に粘着テープ5の他端部を繋止固着すればよく、押圧力Bの調整も上記3)と全く同様に実施でき、止血ができる。
6)さらに、図6、図7にあるように、粘着テープ5の代わりに非伸縮性テープである支えテープ9を用いた止血テープを使用する場合にあっても、同じ要領に基づいて実施でき、止血ができる。
次に、本考案を実施するに於ける、最も典型的な実施形態を、図面を参考にして示す。
図1(a)に示されている本考案の押え板1は、長さが7.8cm、幅3.5cm、厚さ1.0mmのポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」と略すこともある。)樹脂板からなり、この剛性部材の裏面、即ち、肌に接する側の中心部には図2にあるように、内径2.0cm、外径3.0cm、高さ1.05cmの円錐状台形をした凸部が一体形成されており、表面側では凹部2となっている。一体形成された凸部は、押圧部4、斜面部3からなる円錐状台形になっている。
また、図1(b)に示されている本考案の他の実施形態である押え板1は、押え板1の表面側に高さ0.5mmのビード1aを四辺に形成することにより、押え板1の長さと幅は同じであるが、厚さを0.5mmのポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」と略すこともある。)樹脂板としたものである。ビード1aを形成することにより、板厚を薄くでき、図(a)と同等の剛性を有することができる。ビード形成は四辺にかぎらず、図(a)と同等の剛性を有することができる限り、二辺に形成するのみでも構わない。
次に、長さ20cm、幅2.5cm、厚さ0.1mmの粘着テープ5(この粘着テープ5は、例えば、剥離紙付きのもので使用時に剥がして用いるようなものでもよく、もしくは巻かれている絆創膏を使用時に切って用いても良い。)を用意し、この押え板1の表面側に図3の(a)、(b)にあるように貼付け、その両端は折返して折返し部8を作成したり、剥離紙7を介在させてプルタブのようにしたりして、粘着テープ5の端部を手で容易に掴めるようにする。この止血テープAを用いて、上記した人工透析後における止血を行う手順、工程における3)のとおりに行って、図4の(a)又は(b)にあるような止血テープAの使用状態となす。
また、他の実施形態として支えテープ9を用いる止血テープA'の場合を説明する。
支えテープ9としては、長さ30cm、幅2.5cm、厚さ0.2mmのPET樹脂テープを用い、腕周りの大きさに応じて最も適切な長さに適宜切断して用いる。この支えテープ9の肌と接する面には、汗を吸収する例えば紙のような吸水性シート9aを貼り付けたものが好適である。この支えテープ9の一端を、図5(a)にみるように、粘着テープ5の一端を折返して折返し部8を作成している部分から中心方向に適当な長さ、例えば約2cm程度、にわたって接着面Cを設けて接続することにより止血テープA'となす。この止血テープA'を用いて、上記した人工透析後における止血を行う手順、工程における5)のとおりに行って、図5(c)にみるような止血テープA'の使用状態となす。
また、別の実施形態として非伸縮性テープとして支えテープ9を用いる止血テープの場合を説明する。
図6にあるように、支えテープ9としては、長さ25cm、幅2.5cm、厚さ0.2mmのPET樹脂テープを用いる。この支えテープ9の肌と接する面には、汗を吸収する例えば紙のような吸水性シート9aを貼り付けるのが好適である。図6にある止血テープを用いて、上記した人工透析後における止血を行う手順、工程における3)と同じ要領に基づいて、6)のとおりに行って、図6にみるような止血テープの使用状態となすことにより、止血を行う。
図7に示されている止血テープも、図6の場合と全く同様の要領で使用して、図7にみるような止血テープの使用状態となすことにより、止血を行う。
図3〜7に示された止血テープは、腕などの患部以外の部分に対する締め付けなどの押圧を軽減し、専ら穿刺孔部分側の垂直方向と、穿刺孔部には影響しない反対側の皮膚面を支点とする、専ら二方向の直線方向からの押圧により止血できる構造であり、穿刺孔部に近接する腕の側面部への押圧は、軽減または無圧とすることができるので、血流を阻害することは無く、身体に優しい止血効果が達成される。また、止血時間は、指による押圧に要する従来と略同じ10分程度であり、止血に対する身体の負担や不安感を払拭できる。
そして、止血後、取外した止血テープのうち、図3〜図5にある止血テープAまたはA'は、そのまま廃棄しても良く、粘着テープ5を取除いて押え板1(及び支えシート9)のみにして保管し、次回の止血に使用しても良い。図6にある止血テープは、両面粘着テープであるため、その粘着寿命の限度内で繰返して使用可能である。図7にある止血テープは、面ファスナー、例えば、マジックテープ(登録商標)といった取付け手段であるため、略継続して使用可能である。
本考案を実施例を挙げて説明をしたが、本考案はこの態様に限定されるものではない。

透析用の止血テープの従来例との比較
従来の一般的な透析用の止血帯具は、全体が伸縮性のゴムからなる止血ベルト(図8を参照。)であるため、腕全体を締め付けるものです。締め付け過ぎると穿刺孔から出血することもあり、また、腕の血流を停滞させて、体に負荷を与えることになり特に高齢の患者にとっては望ましいものではない。
本考案の止血テープは、穿刺孔の上から押圧して止血をするという押圧部からのみの押圧力により止血するものであるから、腕を必要以上に締め付けることがないため、体にとって優しく使い勝手の良いものである。そのため、医療分野においては、高齢者から子供に至るまで、簡便かつ容易に装着使用でき、また、血液透析における静脈の穿刺孔からの止血といった透析用のみならず、怪我や傷の止血といった一般的な止血等にいたるまで広く利用できるものである。加えて安価に製造できるため、清潔性を極端に重視する人は言うに及ばず、普通の人であっても抵抗感無く、使い捨てにできる。
A、A'…… 止血テープ
B…… 押圧力
C…… 粘着面
1…… 押え板(剛性部材)
1a…… ビード
2…… 凹部
3…… 斜面部
4…… 押圧部
5…… 非伸縮性の粘着テープ
6…… 腕
7…… 剥離紙
8…… 折返し部
9…… 非伸縮性の支えテープ
9a…… 吸水性シート
10…… 空間
11…… ガーゼ
12…… 絆創膏
13…… 取付け面(ループ面ファスナー)
14…… 取付け面(フック面ファスナー)
15…… 伸縮性ベルト
16…… 両面粘着テープ、接着剤
17…… 剥離紙
18a…… 面ファスナー(フック面、雌雄同形ファスナー等)
18b…… 面ファスナー(ループ面、雌雄同形ファスナー等)

Claims (15)

  1. 剛性部材であって、裏面に押圧部を凸設した押え板と、非伸縮性テープと、該非伸縮性テープを着脱自在に取付けるための取付け手段とからなっていることを特徴とする止血テープ。
  2. 剛性部材が長方形状であり、押圧部が剛性部材の中央部分に一体成形により設けられていることを特徴とする請求項1に記載の止血テープ。
  3. 押え板の表面に、ビードが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の止血テープ。
  4. 取付け手段が粘着剤及び/又は面ファスナーであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の止血テープ。
  5. 取付け手段が剛性部材の表面側で、押圧部を隔てた両端部分に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の止血テープ。
  6. 取付け手段が非伸縮性テープの内側自由端部分にも設けられていることを特徴とする請求項5に記載の止血テープ。
  7. 取付け手段が非伸縮性テープの裏面全体に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の止血テープ。
  8. 取付け手段が裏面全体に設けられている非伸縮性テープが、粘着テープであることを特徴とする請求項7に記載の止血テープ。
  9. 粘着テープの一端部に、非伸縮性の支えテープが固着され、支えテープの自由端は、粘着テープの他端部と着脱自在になっていることを特徴とする請求項8に記載の止血テープ。
  10. 非伸縮性テープが、紙、布、プラスチック又は複合材料であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の止血テープ。
  11. 長方形状の剛性部材が、長手方向が4〜9cm、幅が2.0〜5.0cm、厚さが0.4〜2.5mmの弾性または可撓性の材料からなる透明な剛性板であることを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の止血テープ。
  12. 押圧部が、高さ1.05〜2.00cm、内径1.5〜3.0cm、外径2.0〜4.0cmの円錐状台形であることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の止血テープ。
  13. 粘着剤には使用時に剥がすことができる剥離紙が取付けられていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の止血テープ。
  14. 非伸縮性テープは、長手方向が5〜30cm、幅が2.5〜5.5cm、厚さが0.05〜1.0mmの弾性または可撓性の帯状材料からなっていることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の止血テープ。
  15. 非伸縮性テープの内側に、吸水性の素材が貼着されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の止血テープ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101883231B1 (ko) * 2017-03-28 2018-07-30 울산대학교 산학협력단 가압 장치
WO2019221201A1 (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 テルモ株式会社 圧迫デバイス及び圧迫方法
CN113855388A (zh) * 2021-10-27 2021-12-31 中国人民解放军空军军医大学 一种冷敷加压抗感染战救眼罩

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